JP3341289B2 - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP3341289B2
JP3341289B2 JP25858291A JP25858291A JP3341289B2 JP 3341289 B2 JP3341289 B2 JP 3341289B2 JP 25858291 A JP25858291 A JP 25858291A JP 25858291 A JP25858291 A JP 25858291A JP 3341289 B2 JP3341289 B2 JP 3341289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
関し、特にピクチャ・イン・ピクチャの設定、録画等の
操作内容の表示設定、衛星放送アンテナの受信レベルの
表示設定、音量の設定等の複数の設定項目を、画像を表
示するブラウン管に表示可能なテレビジョン受像機に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機は、例えば、
画面全体を所謂親画面とし、その一部を子画面とし、こ
の子画面に他のチャンネルの画像を表示する所謂ピクチ
ャ・イン・ピクチャ機能や所望番組の録画を予約する機
能等を備え、また、例えば衛星放送を受信する衛星放送
チューナを内蔵するようになり、高機能化している。
【0003】このような高機能化された、すなわち複数
の機能を有するテレビジョン受像機では、それらの機能
を利用者が充分かつ簡単に利用できるように、各種機能
に対する操作内容、操作手順、受信状態等(以下メニュ
ーという)を、必要に応じて例えば子画面に表示し、操
作性の向上、すなわち所謂マン・マシーン・インターフ
ェイスの向上が図られている。
【0004】例えば、利用者がメニュー表示の操作を行
うと、先ずテレビジョン受像機が具備している複数の機
能に対する設定項目が子画面に表示される。そして、こ
れらの設定項目と同時に表示される所謂カーソルを移動
させて、複数の設定項目のうち1つを例えば所謂リモコ
ンを用いて選択すると、その選択された設定項目に対す
る新たな設定項目、例えば操作内容や操作手順等が表示
される。次に、その新たに表示された操作内容や操作手
順に従って、例えば録画の予約を行うときは、録画開始
時刻、録画終了時刻、チャンネル番号等を設定(入力)
するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のメニ
ュー表示は、テレビジョン受像機内に設けられたメモリ
に、メニュー用の画像データを予め記憶しておき、この
画像データを読み出して子画面に表示するようになって
いる。したがって、具備する機能が少ないときは、予め
準備する画像データの種類は少なくて済むが、近年のよ
うに機能が増えると、各機能にそれぞれ対応した画像デ
ータを準備しなけらばならず、メモリの容量が増えると
いう問題があった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、種々の機能が追加されて高機能化し、こ
れらの機能に対するメニューを表示する際に、複数の機
能に対してメニューが共用でき、メモリの容量を従来の
装置に比して小さくすることができる映像表示装置の提
供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、少なくともメニューデータを記憶するた
めのメモリと、前記メモリからメニューデータを読み出
し、読み出されたメニューデータを修正することによ
り、メニュー表示信号を生成するメニュー表示信号生成
手段と、画像信号と前記メニュー表示信号を受信し、前
記画像信号及び前記メニュー表示信号を重畳処理したビ
デオ信号を生成するビデオ処理手段と、前記ビデオ処理
手段によって生成された前記ビデオ信号を表示するため
の表示手段と、前記メニュー中の設定項目を選択し、対
応する制御信号を発生するためのユーザ操作手段とを有
し、前記メニュー表示信号生成手段は、前記メニューデ
ータ中の設定項目のうち、前記ユーザ操作手段によって
選択が禁止されている設定項目の表示形式を変更するこ
とにより、前記メニュー表示信号を生成することを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明では、メニューデータ中の設定項目のう
ち、ユーザ操作手段によって選択が禁止されている設定
項目の表示形式を変更することにより、メニュー表示信
号を生成している。さらに、本発明では、ビデオ信号と
メニュー表示信号とを重畳して表示する。さらにまた本
発明では、メモリに記憶されたメニューデータに修正を
加えて、ユーザ操作手段によって選択が禁止されている
設定項目の表示形式を変更したメニュー表示信号を生成
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。この実施例は、所謂衛星放送チューナ(以
下BSチューナという)を内蔵したテレビジョン受信機
に、本発明を適用したものである。図1は、このテレビ
ジョン受信機の回路構成を示すブロック図である。
【0010】このテレビジョン受像機は、所謂VHFや
UHF信号から所望のチャンネルの信号を選局して所謂
NTSC方式に準拠したカラーテレビ信号及び音声信号
を再生する地上放送受信部と、放送衛星(Broadcasting
Satellite) を利用した衛星放送(以下BS放送とい
う)あるいは通信衛星(Communication Satellite )を
利用した衛星放送(以下CS放送という)から所望のチ
ャンネルの信号を選局してNTSC方式に準拠したカラ
ーテレビ信号及び音声信号を再生する衛星放送受信部
と、上記地上放送受信部、衛星放送受信部及び後述する
外部デコーダ部からの各カラーレビ信号と各音声信号を
切り換え選択して、画面に表示すると共にスピーカから
音を出す出力部と、上記地上放送受信部〜出力部を制御
する制御部とから構成される。
【0011】上記地上放送受信部には、図1に示すよう
に、例えば所謂八木・宇田アンテナからなるアンテナ1
1が接続され、この地上放送受信部は、上記アンテナ1
1からのVHFやUHF信号から所望のチャンネルの信
号を選択(選局)し、選局されたチャンネルの信号に増
幅、検波等の信号処理を施して、カラーテレビ信号及び
音声信号を再生し、これらのカラーテレビ信号及び音声
信号を上記出力部に供給するVHF/UHFチューナ1
2から構成される。
【0012】そして、この地上放送受信部は、アンテナ
11からのVHFやUHF信号から所望のチャンネルの
信号を選局し、この選局されたチャンネルのカラーテレ
ビ信号及び音声信号を再生して出力部に供給するように
なっている。
【0013】上記衛星放送受信部には、上述の図1に示
すように、例えば所謂パラボラアンテナからなるBSア
ンテナ21で受信した、例えばBS放送の12GHz帯の
信号を増幅し、1GHz帯の信号に周波数変換するBSコ
ンバータ22が接続され、この衛星放送受信部は、上記
BSコンバータ22からの周波数変換された信号から所
望のチャンネルの信号を選局し、選局したチャンネルの
信号に、例えば所謂AGC(Automatic Gain Contorol
)、IF増幅、FM復調、ディエンファシス、エネル
ギー拡散除去等の信号処理を施して、映像信号と所謂P
SK(Phase Shift Keying)変調及びPCM(Pulse Co
de Modulation )された音声信号(以下PCM音声信号
という)を再生し、これらの信号を上記外部デコーダ部
等に供給するBSチューナ23と、該BSチューナ23
からの映像信号をNTSC方式に準拠したカラーテレビ
信号に変換するビデオ処理回路24と、上記BSチュー
ナ23からのPSK変調されたPCM音声信号を復調し
て、例えばBS放送における所謂Aモードでは4チャン
ネル分のPCM音声信号を、Bモードでは2チャンネル
分のPCM音声信号を再生し、再生される複数チャンネ
ルのPCM音声信号から少なくとも1つを選択して出力
すると共に、PCM音声信号等のスクランブル状態を検
出するPSK復調器25と、該PSK復調器25からの
PCM音声信号をアナログ信号に変換して、上記出力部
に供給するディジタル/アナログ(以下D/Aという)
変換器26と、上記BSチューナ23の出力の例えば8
MHz帯のレベルに基づいて上記BSアンテナ21の受信
レベルを検出し、この受信レベルを上記制御部に供給す
るレベル検出回路27と、上記BSチューナ23の出力
を上記外部デコーダ部に供給するための外部出力端子2
8a、28b、28cと、上記外部デコーダ部からの所
謂MUSE信号におけるキードAFCパルスを上記BS
チューナ23に供給するための外部入力端子28dとか
ら構成される。
【0014】そして、BSアンテナ21は、BS衛星あ
るいはCS衛星からの微弱な電波を効率良く集めてBS
コンバータ22に供給し、BSコンバータ22は、1G
Hz帯の信号に周波数変換してBSチューナ23に供給す
る。そして、この衛星放送受信部は、所望のチャンネ
ル、例えばBS3チャンネル(日本衛星放送)、BS7
チャンネル(NHK)、BS11チャンネル(NH
K)、CS放送の所望のチャンネルの信号を選局し、選
局したチャンネルの信号を、該信号が例えばMUSE信
号あるいはスクランブルされた信号のときは、外部出力
端子28a〜28cを介して外部デコーダ部に供給する
ようになっている。一方、それ以外の信号のときは、N
TSC方式に準拠したカラーテレビ信号に変換して出力
部に供給すると共に、音声がAモードのときは、再生さ
れる4チャンネルのうちの映像信号の内容に対応した2
チャンネル(モノラルでは2チャンネル、ステレオでは
1チャンネル)の音声信号(以下テレビ音声信号とい
う)と映像信号の内容に対応しない2チャンネルの音声
信号(以下独立音声信号という)を切り換え選択して、
Bモードのときは映像信号の内容に対応した2チャンネ
ル(モノラルでは2チャンネル、ステレオでは1チャン
ネル)のテレビ音声信号を、出力部に供給するようにな
っている。
【0015】一方、このテレビジョン受像機には、例え
ば、BS放送が所謂ハイビジョン放送番組や有料放送番
組のとき、すなわちMUSE信号やスクランブルされた
信号が受信されるとき、上記BSチューナ23からの信
号をNTSC方式に準拠し、スクランブルされていない
カラーテレビ信号及びスクランブルされていない音声信
号に変換する外部デコーダ部が接続されるようになって
おり、この外部デコーダ部は、上述の図1に示すよう
に、上記BSチューナ23から上記外部出力端子28c
を介して供給されるMUSE信号をデコードしてハイビ
ジョン映像信号を再生した後、NTSCに準拠したカラ
ーテレビ信号に変換すると共に、所謂垂直帰線期間に時
分割多重されて受信される所謂準瞬時圧縮差分PCM音
声信号(DPCM Audio Near-instaneous Compressing and
Expanding)をデコートして音声信号を再生し、これら
のカラーテレビ信号及び音声信号を上記出力部に供給す
るMUSEダウンコンバータ51と、上記BSチューナ
23から上記外部出力端子28bを介して供給されるス
クランブルされた映像信号をディスクランブルしてカラ
ーテレビ信号を再生すると共に、映像信号に周波数分割
多重されて受信されるPSK変調及びスクランブルされ
たPCM音声信号を復調した後、このスクランブルされ
たPCM音声信号をディスクランブル及びデコードして
テレビ音声信号と独立音声信号を再生し、これらのカラ
ーテレビ信号及び音声信号を上記出力部に供給するJS
Bデコーダ52と、上記BSチューナ23から上記外部
出力端子28aを介して供給されるPSK変調及びスク
ランブルされたPCM音声信号を復調した後、このスク
ランブルされたPCM音声信号をディスクランブル及び
デコードして音声信号を再生し、この音声信号を上記出
力部に供給するCSデコーダ53とから構成される。
【0016】そして、この外部デコーダ部は、衛星放送
が、例えばハイビジョン放送番組や有料放送番組のと
き、すなわち受信される信号がMUSE信号やスクラン
ブルされた信号のとき、BSチューナ23からの信号
を、NTSC方式に準拠し、スクランブルされていない
カラーテレビ信号及びスクランブルされていないテレビ
音声信号と独立音声信号に変換し、すなわちデコード
し、これらのデコードされたカラーテレビ信号と音声信
号を上記出力部に供給するようになっている。
【0017】上記出力部は、上述の図1に示すように、
上記外部デコーダ部が接続される外部入力端子31a、
31b、31c、31d、31e、31fと、上記VH
F/UHFチューナ12、ビデオ処理回路24、MUS
Eダウンコンバータ51及びJSBデコーダ52等から
の各カラーテレビ信号を切り換え選択すると共に、上記
VHF/UHFチューナ12、D/A変換器26、MU
SEダウンコンバータ51、JSBデコーダ52及びC
Sデコーダ53等からの各音声信号を切り換え選択する
AVスイッチ32と、所謂映像増幅回路、色信号再生回
路等からなり、上記AVスイッチ32で選択されたカラ
ーテレビ信号を所謂RGB信号に変換するビデオプロセ
ス回路33と、所謂ピクチャ・イン・ピクチャ(以下P
in Pという)の処理を行うP in P回路34と、該P in P
回路34からのRGB信号と上記制御部からの例えばこ
のテレビジョン受像機が具備する複数の機能に対する設
定項目を表示するためのRGB信号をスイッチングして
上記ビデオプロセス回路33に供給するRGBスイッチ
35と、上記ビデオプロセス回路33からのRGB信号
に基づいて、画像を表示するブラウン管36と、上記A
Vスイッチ32で選択された音声信号に、例えば音質調
整等の信号処理を施すオーディオプロセス回路37と、
該オーディオプロセス回路37からの音声信号に基づい
て、音を出すスピーカ38と、例えば外部に接続された
ビデオテープレコーダ(以下VTRという)70で録画
を行うために、上記AVスイッチ32で選択されたカラ
ーテレビ信号及び音声信号を上記VTR70にそれぞれ
供給するための外部出力端子31g、31hと、上記V
TR70で再生される画像を観るために、該VTR70
からのカラーテレビ信号及び音声信号をそれぞれ上記A
Vスイッチ32に供給するための外部入力端子31i、
31jとから構成される。
【0018】さらに、上記AVスイッチ32は、上述の
図1に示すように、上記MUSEダウンコンバータ5
1、JSBデコーダ52及びVTR70からそれぞれ上
記外部入力端子31a、31b、31iを介して供給さ
れる各カラーテレビ信号及び上記VHF/UHFチュー
ナ12、ビデオ処理回路24からの各カラーテレビ信号
を切り換え選択して上記ビデオプロセス回路33に供給
する切換スイッチ32aと、上記MUSEダウンコンバ
ータ51、JSBデコーダ52及びVTR70からそれ
ぞれ上記外部入力端子31a、31b、31iを介して
供給される各カラーテレビ信号及び上記VHF/UHF
チューナ12、ビデオ処理回路24からの各カラーテレ
ビ信号を切り換え選択して上記P in P回路34に供給す
る切換スイッチ32bと、上記MUSEダウンコンバー
タ51、JSBデコーダ52、CSデコーダ53及びV
TR70からそれぞれ外部入力端子31c〜31f、3
1jを介して供給される各音声信号及び上記VHF/U
HFチューナ12、D/A変換器26からの各音声信号
を切り換え選択して上記オーディオプロセス回路37に
供給する切換スイッチ32cとから構成される。
【0019】そして、この出力部は、例えば、制御部の
制御のもとに、選局されたチャンネルの映像信号と音声
信号がスクランブルされていないときは、ビデオ処理回
路24からのカラーテレビ信号に基づいた画像をブラウ
ン管36に表示すると共に、D/A変換器26からのテ
レビ音声信号あるいは独立音声信号に基づいた音声をス
ピーカ38から出力し(以下内部モードといい、さらに
テレビ音声を出力するときをテレビ音声モードといい、
独立音声を出力するときを独立音声モードという)、一
方、選局されたチャンネルの映像信号と音声信号がスク
ランブルされているときは、例えばJSBデコーダ52
でディスクランブルされて得られるカラーテレビ信号に
基づいた画像をブラウン管36に表示すると共に、ディ
スクランブルされたテレビ音声信号あるいは独立音声信
号に基づいた音声をスピーカ38から出力する(以下外
部モードという)ようになっている。また、例えば録画
を行うために、AVスイッチ32で選択されたカラーテ
レビ信号と音声信号をそれぞれ外部出力端子31g、3
1hを介してVTR70に供給するようになっている。
また、必要に応じて、P in Pの表示や、例えばBS放送
受信、録画予約等の各種機能に対する操作内容や操作手
順である設定項目(以下メニューという)を表示するよ
うになっている。
【0020】上記制御部は、上述の図1に示すように、
例えばこのテレビジョン受像機の前面に設けられた操作
部(図示せず)や後述する遠隔操作指令装置(以下リモ
コンという)60からの制御信号、上記PSK復調器2
5からのPCM音声信号等のスクランブル状態、レベル
検出回路27から受信レベル及びビデオプロセス回路3
3からのカラーテレビ信号の有無等に基づいて、上記地
上放送受信部〜出力部を制御するシステムコントローラ
41と、例えば不揮発性メモリからなり、制御内容等の
プログラムや設定された設定値を記憶するメモリ42
と、上記システムコントローラ41からのデータに基づ
いて上記BSチューナ23の選局等を制御するBSマイ
クロコンピュータ(以下BSマイコンという)43と、
上記システムコントローラ41からのデータをアナログ
信号に変換し、例えば音量調節用のボリューム(図示せ
ず)等を制御するD/A変換器44と、上記システムコ
ントローラ41からのデータに基づいて、メニュー表示
を制御する表示マイコン45と、上記システムコントロ
ーラ41からのデータに基づいて、上記ブラウン管36
の偏向を制御するD−CONV46と、上記リモコン6
0からの例えば赤外線等の無線によって送信される制御
信号を受信して上記システムコントローラ41に供給す
る受信回路47とから構成される。なお、上記システム
コントローラ41と、ビデオプロセス回路33、P in P
回路34、オーディオプロセス回路37及びメモリ42
〜D−CONV46間は所謂I2Cバスで互いに接続され
ている。
【0021】また、上記リモコン60には、利用者が操
作する操作部が上面に設けられており、この操作部は、
例えば図2に示すように、上記ブラウン管36の画面全
体をP in Pにおける所謂親画面とし、その一部を子画面
とし、この子画面にテレビジョン受像機が有する機能に
対するメニューを表示させる操作を行うメニュースイッ
チ61と、上記メニューと同時に子画面に表示され、メ
ニューの1つを選択するための所謂カーソルをそれぞれ
左右、あるいはそれぞれ上下に移動させる操作を行うカ
ーソルスイッチ62、63と、上記カーソルで指示され
ている設定項目を選択する操作を行う決定スイッチ64
と、電源のオン/オフを操作する電源スイッチ65と、
このテレビジョン受像機に供給するカラーテレビ信号等
の供給源(以下ソースという)を選択するための入力切
換スイッチ66、67、68と、チャンネルの切換をす
る数字キースイッチ69とから構成される。
【0022】そして、この制御部は、例えば、利用者が
リモコン60を用いて行った操作に従って、例えばチャ
ンネルをBS7チャンネルに設定したときは、衛星放送
のBS7チャンネルを選局し、ビデオ処理回路24から
のカラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択して、画
像をブラウン管36に表示すると共に、D/A変換器2
6からの音声信号をAVスイッチ32で選択し、例えば
Aモードのときはテレビ音声あるいは独立音声を、Bモ
ードのときはテレビ音声をスピーカ38から出力する内
部モードの制御を行うようになっている。
【0023】また、例えば、チャンネルをBS3チャン
ネルに設定したときは、BS3チャンネルの例えばPC
M音声信号のスクランブル状態を判断し、スクランブル
が施されている(有料放送番組)ときは、BSチューナ
23からの映像信号をJSBデコーダ52に一旦送り、
JSBデコーダ52でデコード、すなわちディスクラン
ブルされたカラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択
して、画像をブラウン管36に表示すると共に、JSB
デコーダ52でディスクランブルされて得られるテレビ
音声信号と独立音声信号のうちの1つをAVスイッチ3
2で選択して、音声をスピーカ38から出力する外部モ
ードの制御を行うようになっている。一方、スクランブ
ルが施されていない(無料放送番組)ときは、ビデオ処
理回路24からのカラーテレビ信号をAVスイッチ32
で選択して、画像をブラウン管36に表示すると共に、
D/A変換器26からの音声信号をAVスイッチ32で
選択し、すなわちAモードのときはテレビ音声あるいは
独立音声を、Bモードのときはテレビ音声をスピーカ3
8から出力する内部モードの制御を行うようになってい
る。なお、これらの内部モードと外部モードの各モード
において、独立音声信号を選択する独立音声モードで
は、利用者が、消費電力を低減させる等の目的で、必要
に応じて消画モードの設定を行うと、BSコンバータ2
2、BSチューナ23、PSK復調器25、D/A変換
器26、オーディオプロセス回路37等の音声系の回路
及びシステムコントローラ41への電源供給を通電状態
とし、その他の例えば画像表示を行うビデオプロセス回
路33等への電源供給を停止状態にする制御を行うよう
になっている。
【0024】また、例えば、利用者がBS3チャンネル
の有料放送番組を、録音する音声をテレビ音声(テレビ
音声モード)として、録画すると共に、録画をしている
際に、誤ってチャンネルを切り換える操作を行って、意
図するチャンネルの録画を失敗するのを防止するため
に、チャンネル切換を禁止するチャンネル固定モードの
設定を行うと、この制御部は、衛星放送のBS3チャン
ネルを選局して、このチャンネルのカラーテレビ信号と
テレビ音声信号をそれぞれ外部出力端子31g、31h
を介してVTR70に供給すると共に、利用者が例えば
リモコン60を用いてチャンネル切換やテレビ音声信号
と独立音声信号の切換(以下音声切換という)の操作を
行っても、チャンネル及び音声が切り換わらない(固定
される)ようにBSチューナ23、AVスイッチ32等
を制御するようになっている。
【0025】また、利用者が必要に応じてメニュー表示
の操作を行うと、この制御部は、例えばBS放送の録画
手順をメニュー形式で子画面内に表示するように表示マ
イコン45等を制御するようになっている。また、利用
者が必要に応じてP in Pの操作を行うと、この制御部
は、例えばBS放送番組を親画面に、地上放送番組を子
画面に表示するようにAVスイッチ32、P in P回路3
4等を制御するようになっている。
【0026】具体的には、例えば、利用者が地上放送に
おける所望のチャンネルの番組を観るために、リモコン
60の数字キースイッチ69を用いてチャンネル番号を
設定すると、システムコントローラ41は、リモコン6
0からのチャンネル番号を示す制御信号を受信し、設定
されたチャンネルの信号を選局するようにVHF/UH
Fチューナ12を制御すると共に、VHF/UHFチュ
ーナ12からのカラーテレビ信号及び音声信号を選択す
るように切換スイッチ32a、32cを制御する。そし
て、選択されたカラーテレビ信号がビデオプロセス回路
33に供給され、音声信号がオーディオプロセス回路3
7に供給される。
【0027】ビデオプロセス回路33は、切換スイッチ
32aからのカラーテレビ信号をRGB信号に変換して
ブラウン管36に供給し、オーディオプロセス回路37
は、切換スイッチ32cからの音声信号に音質調整等の
信号処理を施してスピーカ38に供給する。この結果、
利用者は地上放送における所望のチャンネルの番組を観
ることができる。
【0028】また、このとき、利用者に操作内容、例え
ば設定したチャンネル番号の確認が行えるように、シス
テムコントローラ41は、表示マイコン45にチャンネ
ル番号を示すデータをI2Cバスを介して供給する。表示
マイコン45は、このデータに基づいて、例えば画面の
右上隅にチャンネル番号を表示するためのRGB信号を
RGBスイッチ35を介してビデオプロセス回路33に
供給する。そして、ビデオプロセス回路33は、上述の
ように切換スイッチ32aからのカラーテレビ信号をR
GB信号に変換すると共に、このRGB信号にRGBス
イッチ35からのRGB信号を、所謂スーパーインポー
ズするために多重する。この結果、地上放送番組の画像
にチャンネル番号がスーパーインポーズされて表示され
る。
【0029】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
る所望のチャンネルの番組を観るために、リモコン60
を用いて例えばBS11チャンネルを設定すると、シス
テムコントローラ41は、リモコン60からのチャンネ
ル番号を示す制御信号を受信し、BS11チャンネルの
信号を選局するようにBSチューナ23を制御すると共
に、例えばPSK復調器25からのPCM音声信号の同
期外れ及びレベル検出回路27からの受信レベル等に基
づいて、現在の番組がNTSCに準拠した通常放送番組
かハイビジョン放送番組かを検出する。そして、通常放
送番組のときは、内部モードの制御、すなわちビデオ処
理回路24からのカラーテレビ信号を選択すると共に、
D/A変換器26からのテレビ音声信号あるいは独立音
声信号を選択するようにAVスイッチ32を制御する。
一方、ハイビジョン放送番組のときは、外部モードの制
御、すなわちMUSEダウンコンバータ51からのカラ
ーテレビ信号及び音声信号を選択するようにAVスイッ
チ32を制御する。
【0030】すなわち、通常放送番組の音声信号は、P
CM音声信号に変換されると共に、PSK変調されて映
像信号に周波数分割多重されており、ハイビジョン放送
番組の音声信号は、準瞬時圧縮差分PCM音声信号に変
換されると共に、垂直帰線期間に時分割多重されてお
り、システムコントローラ41は、例えば、良好な受信
状態、すなわちレベル検出回路27で検出された受信レ
ベルが大きく、PSK復調器25でPCM音声信号の同
期が入っているときは通常放送番組と判断し、一方、受
信レベルが大きく、同期が外れているときはハイビジョ
ン放送番組と判断する。そして、通常放送番組のとき
は、ビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号を選択
すると共に、D/A変換器26からのテレビ音声信号あ
るいは独立音声信号を選択するように切換スイッチ32
a、32cを制御する。一方、ハイビジョン放送番組の
ときは、MUSEダウンコンバータ51からのカラーテ
レビ信号及び音声信号を選択するように切換スイッチ3
2a、32cを制御する。なお、通常放送番組かハイビ
ジョン放送番組からの判別は、MUSEダウンコンバー
タ51から外部入力端子28dを介してBSチューナ2
3に供給されるキードAFCパルスの有無に基づいて行
ってもよい。
【0031】そして、選択されたカラーテレビ信号がビ
デオプロセス回路33に供給され、音声信号がオーディ
オプロセス回路37に供給される。この結果、利用者
は、BS放送番組の種類(通常放送番組/ハイビジョン
放送番組)に関わらず、所望のチャンネルに設定するだ
けで、通常放送番組あるいはハイビジョン放送番組を観
ることができる。
【0032】すなわち、現在、ハイビジョン放送番組
は、時間帯を異ならして通常放送番組と同一チャンネル
で行われており、例えばキードAFCパルスの有無、あ
るいは受信レベルとPCM音声信号の同期はずれ等に基
づいて、現在受信している放送番組が、通常放送番組か
ハイビジョン放送番組かを判断し、通常放送番組のとき
はビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号及びD/
A変換器26からの音声信号を選択し、ハイビジョン放
送番組のときは、外部に接続されたMUSEダウンコン
バータ51でデコードされて得られるカラーテレビ信号
と音声信号を自動的に選択するように制御することによ
り、利用者は、BS放送番組の種類に関わらず、BSチ
ューナ23のチャンネルを所望のチャンネルに設定する
簡単な操作で、通常放送番組あるいはハイビジョン放送
番組を観ることができる。
【0033】また、利用者が必要に応じて、例えば、上
述のようにしてBS放送番組を観ているときに、地上放
送番組の画像を子画面に表示するための操作をリモコン
60を用いて行うと、システムコントローラ41は、リ
モコン60からのこのP in P操作に対応した制御信号を
受信し、地上放送における設定されたチャンネルの信号
を選局するようにVHF/UHFチューナ12を制御す
ると共に、このVHF/UHFチューナ12からのカラ
ーテレビ信号を選択するように切換スイッチ32bを制
御する。そして、選択されたカラーテレビ信号はP in P
回路34に供給される。P in P回路34は、カラーテレ
ビ信号をRGB信号に変換し、このRGB信号を子画面
用の信号としてRGBスイッチ35を介してビデオプロ
セス回路33に供給する。この結果、利用者は、例えば
BS放送番組を親画面とし、地上放送番組を子画面とし
て観ることができる。
【0034】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
る所望のチャンネルの番組を観るために、あるいは所望
のチャンネルの独立音声の番組を聞くために、リモコン
60を用いて例えばBS3チャンネルを設定すると、シ
ステムコントローラ41は、リモコン60からのチャン
ネル番号を示す制御信号を受信し、BS3チャンネルの
信号を選局するようにBSチューナ23を制御すると共
に、PSK復調器25からの例えばPCM音声信号のス
クランブル状態等に基づいて、現在の番組がスクランブ
ルされていない無料放送番組かスクランブルされている
有料放送番組かを検出する。そして、番組が無料放送番
組として放送されているときは、内部モードの制御、す
なわちビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号を選
択すると共に、D/A変換器26からのテレビ音声信号
を選択するようにAVスイッチ32を制御する。一方、
番組が有料放送番組として放送されているときは、外部
モードの制御、すなわちJSBデコーダ52からのカラ
ーテレビ信号及びテレビ音声信号を選択するようにAV
スイッチ32を制御する。また、独立音声として放送さ
れている音楽番組等を聞くときは、さらに、テレビ音声
信号のスクランブル状態に基づいて、テレビ音声信号が
スクランブルされているときは、外部モードの制御、す
なわちJSBデコーダ52からのディスクランブルされ
たカラーテレビ信号及び独立音声信号を選択するように
AVスイッチ32を制御し、テレビ音声信号がスクラン
ブルされていないときは、内部モードの制御、すなわち
ビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号及びD/A
変換器26からの独立音声信号を選択するようにAVス
イッチ32を制御する。そして、AVスイッチ32で選
択されたカラーテレビ信号がビデオプロセス回路33に
供給され、音声信号がオーディオプロセス回路37に供
給される。
【0035】すなわち、無料放送番組の音声信号は、上
述したように、PCM音声信号に変換されると共に、P
SK変調されて映像信号に周波数分割多重されており、
有料放送番組の音声信号は、PCM音声信号に変換され
た後、スクランブルされると共に、PSK変調されて映
像信号に周波数分割多重されており、システムコントロ
ーラ41は、例えば、PSK復調器25で検出されるP
CM音声信号のスクランブル状態を示す所謂レンジビッ
トの8ビット目に基づいて、有料放送番組か無料放送番
組かを判断する。ところで、有料放送番組と無料放送番
組の組合せは、テレビ音声信号(映像信号に一致する)
がノンスクランブル状態とスクランブル状態があり、こ
れらに独立音声信号のノンスクランブル状態とスクラン
ブル状態が組み合わされた4つの組合せが存在するの
で、テレビ音声を選択するテレビ音声モードのときは、
テレビ音声信号のスクランブル状態に基づいて、ノンス
クランブル状態のときは、自動的に内部モードになるよ
うに制御し、スクランブル状態のときは、自動的に外部
モードになるように制御する。この結果、利用者は、内
部モードと外部モードの切換設定をすることなく、スク
ランブルされて放送される有料放送番組とスクランブル
されずに放送される無料放送番組を観ることができる。
【0036】一方、独立音声を選択する独立音声モード
のときは、独立音声信号のスクランブル状態及びテレビ
音声信号のスクランブル状態に基づいて、独立音声信号
がスクランブル状態のときは、自動的に外部モードにな
るように制御し、独立音声信号がノンスクランブル状態
のときは、テレビ音声信号がスクランブル状態であれ
ば、外部モードになるように制御し、テレビ音声信号が
ノンスクランブル状態であれば、内部モードになるよう
に制御する。この結果、利用者は、内部モードと外部モ
ードの切換設定をすることなく、スクランブルが施され
て(有料放送して)独立音声信号によって放送される例
えば音楽番組等を聞くことができ、また、スクランブル
が施されず(無料放送として)独立音声信号によって放
送される音楽番組等を、映像信号のスクランブル状態に
依存せずに映像を正常に表示した状態で、聞くことがで
きる。なお、このとき、映像信号がスクランブルされて
いないとき、及び映像信号がスクランブルされているが
消画モードのときは、自動的に内部モードとなり、JS
Bデコーダ52等の装置を経由することなく、余分な音
質の劣化を防止することができる。また、有料放送番組
か無料放送番組からの判別は、映像信号のスクランブル
状態を示すPCM音声信号の所謂制御ビットの12ビッ
ト目に基づいて行ってもよい。
【0037】つぎに、例えば、利用者がCS放送におけ
る所望のチャンネルの音楽番組等を聞くために、リモコ
ン60を用いて例えばCS放送のチャンネルを設定する
と、システムコントローラ41は、リモコン60からの
チャンネル番号を示す制御信号を受信し、設定されたチ
ャンネルの信号を選局するようにBSチューナ23を制
御すると共に、例えばPSK復調器25からのPCM音
声信号のスクランブル状態等に基づいて、現在の音楽番
組等がスクランブルされていない無料放送番組かスクラ
ンブルされている有料放送番組かを検出する。そして、
無料放送番組のときは、D/A変換器26からの音声信
号を選択するようにAVスイッチ32を制御する。一
方、有料放送番組のときは、CSデコーダ53からの音
声信号を選択するようにAVスイッチ32を制御する。
【0038】すなわち、無料放送番組の音声信号は、上
述したように、PCM音声信号に変換されると共に、P
SK変調されて周波数分割多重されており、有料放送番
組の音声信号は、PCM音声信号に変換された後、スク
ランブルされると共に、PSK変調されて周波数分割多
重されており、システムコントローラ41は、例えば、
PSK復調器25で検出されるPCM信号のスクランブ
ル状態を示す所謂レンジビットの8ビット目に基づい
て、有料放送番組か無料放送番組かを判断し、無料放送
番組のときは、D/A変換器26からの音声信号を選択
するように切換スイッチ32cを制御する。一方、有料
放送番組のときは、CSデコーダ53からの音声信号を
選択するように切換スイッチ32cを制御する。
【0039】そして、選択された音声信号がオーディオ
プロセス回路37に供給される。この結果、利用者は、
放送番組の種類(無料/有料)に関わらず、所望のチャ
ンネルに設定するだけで、無料放送番組の音楽あるいは
有料放送番組の音楽を聞くことができる。
【0040】なお、このテレビジョン受像機では、上述
した内部モードと外部モードの切換を自動的に行う機能
に加えて、例えばリモコン60を用いて手動でも切換可
能となっている。
【0041】以上のように、このテレビジョン受像機
は、P in P機能、BS放送受信機能、録画におけるチャ
ンネル固定機能等、種々の機能を有し、利用者がこれら
の機能を充分かつ簡単に活用できるように、各機能に対
す設定項目であるメニューを表示し、利用者が、これら
のメニューを見ながら、例えばリモコン60のカーソル
スイッチ62、63と決定スイッチ64を用いて各種の
設定操作を簡単に行うことができるようになっている。
【0042】具体的には、利用者がリモコン60のメニ
ュースイッチ61を押すと、システムコントローラ41
は、受信回路47を介して供給されるリモコン60から
の具備している各機能に対する設定項目(以下メインメ
ニューという)を表示させる制御信号を受信し、表示マ
イコン45にメインメニュー表示のためのデータ、例え
ばメモリ42に予め記憶されているメインメニューを表
示するための所謂キャラクタをI2Cバスを介して供給す
る。
【0043】表示マイコン45は、このデータに基づい
て、例えば図3bに示すように、ブラウン管36の親画
面36aの一部である子画面36bにメインメニューを
表示する制御を行う。例えば図4に示すように、P in P
における子画面の各種パラメータを設定する項目(以下
子画面項目という)36b1 と、画質及び音質を設定す
る項目(以下画質及び音質項目という)36b2 と、B
S放送における音声切換等を設定する項目(以下BS設
定項目という)36b3 と、録画予約等を設定する項目
(以下タイマ項目という)36b4 と、所謂二重音声の
切換等の各種機能に対するパラメータを設定する項目
(以下各種設定項目という)36b5 とを設定項目とす
るメインメニューを、カーソル36b0 と共に表示する
制御を行う。
【0044】すなわち、表示マイコン45は、カーソル
36b0 〜各種設定項目36b5 等を表示するためのR
GB信号をRGBスイッチ35を介してビデオプロセス
回路33に供給する。そして、ビデオプロセス回路33
は、上述のようにAVスイッチ32の切換スイッチ32
aからのカラーテレビ信号をRGB信号に変換すると共
に、このRGB信号とRGBスイッチ35からのRGB
信号を時間的にスイッチングし、切換スイッチ32aか
らのカラーテレビ信号に基づいた画像を上述の図3bに
示す親画面36aに表示し、RGBスイッチ35からの
RGB信号に基づいた画像を子画面36bに表示する。
【0045】そして、利用者は、上述のようにして表示
されたメインメニューを見ながら、リモコン60のカー
ソルスイッチ62、63を押して、カーソル36b0
所望の設定項目の位置に移動させる。そして、決定スイ
ッチ64を押すことにより、カーソル36b0 が位置す
る設定項目が選択され、選択された設定項目に対する新
たなメニューが表示される。なお、このカーソル36b
0 の移動、選択された設定項目に対する新たなメニュー
の表示等の制御も、上述と同様に、システムコントロー
ラ41がリモコン60からの制御信号に基づいて、メモ
リ42から新たなメニュー用のデータを読み出して表示
マイコン45に送り、表示マイコン45がそのデータに
基づいて子画面36bの表示を制御することにより行わ
れる。
【0046】ここで、上述した各設定項目にそれぞれ対
応する新たなメニューの一具体例について説明する。メ
インメニューにおいて子画面項目36b1 を選択する
と、例えば図3cに示すように、親画面36aの下方左
右に2つの子画面36b、子画面36cが同時に表示さ
れる。この子画面36cには、例えばビデオ処理回路2
4やVTR70等からのカラーテレビ信号の1つがAV
スイッチ32の切換スイッチ32bで選択され、選択さ
れたカラーテレビ信号に基づいた画像が表示される。一
方、子画面36bには、例えば図5aに示すように、子
画面36cを消すと共に、子画面36bの表示をメイン
メニューに戻す設定を行う項目(以下子画面消項目とい
う)36b11と、子画面36cに画像を表示するための
カラーテレビ信号の供給源(ソース)を設定する項目
(以下入力切換項目という)36b12と、該ソースのチ
ャンネルを設定する項目(以下チャンネル項目という)
36b13と、子画面36cに表示されている画像に対す
る音声が所謂イヤーホンから出力されており、この音声
の音量を調整する項目(以下音量項目という)36b14
と、親画面36aの画像と子画面36cの画像の入替え
を操作する項目(以下親子入替項目という)36b
15と、親画面36a上での子画面36cの位置を設定す
る項目(以下位置項目という)36b16と、子画面36
cの大きさを設定する項目(以下画面サイズ項目とい
う)36b17とを設定項目とする子画面メニューが、カ
ーソル36b10と共に表示される。この結果、利用者
は、メインメニューにおいて子画面項目36b1 を選択
し、子画面36bの表示が子画面メニューに切り換わる
と同時に、例えば前回の設定状態における画像が子画面
36cに表示され、この子画面36cに表示された画像
を確認しながら、子画面36cに対するチャンネル設定
等の新たな設定を行うことができる。すなわち、従来の
装置に比して、子画面36cの画像が表示されるまでの
時間を短縮することができ、操作性の向上を図ることが
できる。
【0047】そして、利用者は、子画面36bに表示さ
れた子画面メニューを見ながら、上述のメインメニュー
のときと同様に、リモコン60のカーソルスイッチ6
2、63及び決定スイッチ64を用いて所望の設定項目
を選択する。例えば、親子入替項目36b15を選択する
と、システムコントローラ41は、決定スイッチ64を
押す前に親画面36aと子画面36cにそれぞれに表示
されていた画像を入れ替えるように、AVスイッチ32
を制御すると共に、このときの設定状態、例えば子画面
36cに表示されている画像のチャンネル番号等をメモ
リ42に記憶する。この結果、親画面36aと子画面3
6cの画像が入れ替わる。
【0048】さらに、このとき、利用者が、操作内容、
すなわち親画面36aと子画面36cの画像の入替え操
作を行ったことを確認できるように、システムコントロ
ーラ41は、例えば図5bに示すように、選択した設定
項目以外の設定項目、すなわち親子入替項目36b15
外の設定項目の表示を約半分程度に暗くする(以下ハー
フ・トーンという)ためのデータをI2Cバスを介して表
示マイコン45に供給する。表示マイコン45は、この
データに基づいて、RGBスイッチ35を介してビデオ
プロセス回路33に供給する親子入替項目36b15以外
の設定項目に対するRGB信号のレベルを減少させる制
御を行う。
【0049】具体的には、例えば図6に示すように、表
示マイコン45のR信号出力端には、直流バイアス用の
抵抗81R 、82R と、出力インピーダンス用の抵抗8
R 、84R と、出力レベルを変化させるための抵抗8
R とからなり、R信号のレベルを可変とする回路が接
続されている。すなわち、上記抵抗81R 、82Rは電
源とアース間に直列接続されている。また、上記抵抗8
R 、84R は、表示マイコン45のR信号出力端と出
力端子86R間に直列接続されると共に、これらの抵抗
83R 、84R が互いに接続された接続点が、上記抵抗
83R 、84R が互いに接続された接続点となるように
接続されている。また、上記抵抗85R は、表示マイコ
ン45のI信号出力端と上記出力端子86R 間に接続さ
れている。そして、ハーフ・トーンの表示を行うとき
は、表示マイコン45は、例えば、通常レベルが「1」
あるいはハイインピーダンスであるI信号のレベルを、
例えば「0」とする。これにより、出力端子86R を介
してRGBスイッチ35に供給されるR信号のレベルを
減少させるようになっている。
【0050】また、表示BSマイコン43のB信号とG
信号の各出力端にも、上述のR信号と同様にそれぞれ、
直流バイアス用の抵抗81G 、82G と、出力インピー
ダンス用の抵抗83G 、84G と、出力レベルを変化さ
せるための抵抗85G とからなり、B信号のレベルを可
変とする回路、直流バイアス用の抵抗81B 、82
B と、出力インピーダンス用の抵抗83B 、84B と、
出力レベルを変化させるための抵抗85B とからなり、
G信号のレベルを可変とする回路が接続され、ハーフ・
トーンの表示を行うときに、出力端子86R 、86B
介してRGBスイッチ35に供給されるR信号及びB信
号のレベルを減少させるようになっている。したがっ
て、表示マイコン45は、例えば親子入替項目36b15
の表示を行うタイミングに対してI信号のレベルを
「1」に制御し、それ以外の設定項目の表示を行うタイ
ミングに対して「0」に制御することにより、親子入替
項目36b15以外の設定項目に対するRGB信号のレベ
ルを減少させる。
【0051】このようにして、レベルが制御されたRG
B信号がビデオプロセス回路33に供給される。この結
果、例えば上述したように、親子入替項目36b15以外
の設定項目の表示がハーフ・トーンとなり、利用者は、
選択した設定項目の確認を行うことができる。
【0052】ところで、例えば、この子画面メニューに
おいて、入力切換項目36b12で子画面36cに画像を
表示するためのソースをVTR70に設定すると、VT
R70の再生ではチャンネルがないので、子画面36c
のチャンネル切換を行うことはできなくなる。そこで、
例えば図5cに示すように、入力切換項目36b12でソ
ースをVTR70に設定した後は、チャンネル項目36
13の表示をハーフ・トーンにして、利用者にこの設定
項目は選択ができないことを通知する。すなわち、現在
の設定状態で選択することができない禁止項目の表示を
ハーフ・トーンにすることにより、利用者に操作できな
い理由を通知することができる。換言すると、例えばチ
ャンネル項目36b13がない子画面メニューに対応した
画面データを予めメモリ42に記憶しておき、ソースを
VTR70に設定したときは、この画像データに基づい
た画像を子画面36bに表示することも考えられるが、
上述のように禁止項目の表示をハーフ・トーンにするこ
とにより、この新たな画面データを記憶する必要がな
く、すなわち1つの画面データを複数の状態で共用する
ことができ、メモリ42の容量を少なくすることができ
る。
【0053】ここで、上述したメインメニュー表示から
子画面メニュー表示への移行、あるいは子画面メニュー
表示からメインメニュー表示への移行(戻り)の具体的
な制御について説明する。
【0054】例えば図7のフローチャートに示すよう
に、システムコントローラ41は、ステップST1にお
いて、子画面36bに子画面メニューが表示されている
かを判断し、該当しないとき、すなわちメインメニュー
が表示されているときはステップST2に進み、該当す
るときはステップST5に進む。
【0055】ステップST2において、システムコント
ローラ41は、メインメニューで子画面項目36b1
選択されたかを判断し、該当するときはステップST3
に進み、該当しないときはステップST1に戻る。すな
わち、ステップST1〜ステップST2のループにおい
て、メインメニューから子画面項目36b1 が選択され
るまで待機する。
【0056】ステップST3において、システムコント
ローラ41は、子画面36bに子画面メニューを表示す
るように表示マイコン45を制御し、ステップST4に
進む。
【0057】ステップST4において、システムコント
ローラ41は、VTR70やVHF/UHFチューナ1
2等からの各カラーテレビ信号のうちの1つを、前回の
子画面表示の操作を行ったときの設定状態で選択し、選
択されたカラーテレビ信号をP in P回路34に供給する
ようにAVスイッチ32を制御し、ステップST1に戻
る。すなわち、メインメニューにおいて子画面項目36
1 が選択されると、子画面36bに子画面メニューが
表示されると共に、子画面36cに画像が表示される。
【0058】一方、ステップST5において、システム
コントローラ41は、子画面メニューにおいて子画面消
項目36b11が選択されたかを判断し、該当するときは
ステップST6に進み、該当しないときはステップST
1に戻る。
【0059】ステップST6において、システムコント
ローラ41は、子画面36cを消去するようにP in P回
路34を制御し、ステップST7に進む。
【0060】ステップST7において、システムコント
ローラ41は、子画面36bに表示されている子画面メ
ニューをメインメニューの表示に切り替えてステップS
T1に戻る。すなわち、子画面メニューを表示している
ときに、子画面消項目36b11が選択されると、システ
ムコントローラ41は、子画面36cを消すと共に、子
画面36bの表示をメインメニューの表示に切り替える
ようにP in P回路34等を制御する。
【0061】このようにして、メインメニューと子画面
メニューの入替え制御が行われる。
【0062】つぎに、メインメニューにおける他の設定
項目について説明する。メインメニューにおいてBS設
定項目36b3 を選択すると、子画面36bには、例え
ば図8aに示すように、メインメニューに戻る設定を行
う項目(以下戻り項目という)36b31と、テレビ音声
信号と独立音声信号の切換選択を設定する項目(以下音
声選択項目という)36b32と、例えば録画時に誤って
チャンネルを切り換えることにより録画を失敗するのを
防止するために、チャンネルを固定に設定する項目(以
下チャンネル固定項目という)36b33と、現在観てい
る画像に対応するカラーテレビ信号及び音声信号を、V
TR70に出力する設定を行う項目(以下BSカンタン
録画音量項目という)36b34と、例えば独立音声を聞
いているときや、録画を行っているときに、画像を消去
する設定を行う項目(以下消画項目という)36b
35と、BSアンテナ21の受信レベルを表示する設定を
行う項目(以下アンテナレベル項目という)36b
36と、例えば上述したMUSEダウンコンバータ51、
JSBデコーダ52等からの各カラーテレビ信号を自動
的にあるいは手動により切換選択する操作を行う項目
(以下デコーダ入力切換項目という)36b37とを設定
項目とするBS設定メニューが、カーソル36b30と共
に表示される。
【0063】そして、利用者が、上述の子画面メニュー
のときと同様に、子画面36bに表示されたBS設定メ
ニューを見ながら、リモコン60のカーソルスイッチ6
2、63及び決定スイッチ64を用いて所望の設定項目
を選択する。例えば、音声選択項目b32にカーソル36
30を移動して、決定スイッチ64を押すと、表示マイ
コン45は、選択された音声選択項目b32以外の設定項
目の表示がハーフ・トーンとなるように制御し、システ
ムコントローラ41は、スピーカ38からの音声をテレ
ビ音声から独立音声に切り換えるように、あるいはその
逆の切換を行うようにPSK復調器25等を制御する。
この結果、テレビ音声と独立音声が切り換わる。
【0064】ところで、このBS設定メニューにおける
禁止項目としては、現在観ている番組が地上放送番組あ
るいはBモードの番組として放送されているときの音声
選択項目36b32、BS放送以外のときのアンテナレベ
ル項目36b36及びデコーダ入力切換項目36b37があ
る。そして、表示マイコン45は、例えばBモードの放
送番組ときは、例えば図8bに示すように、音声切換項
目36b32の表示がハーフ・トーンとなるように制御す
る。
【0065】つぎに、メインメニューにおいてタイマ項
目36b4 を選択すると、子画面36bには、例えば図
9aに示すように、メインメニューに戻る設定を行う項
目(以下戻り項目という)36b41と、所定時間経過後
に電源が切れる設定を行う項目(以下スリープ項目とい
う)36b42と、BS放送番組の録画予約における例え
ば録画開始時刻等の各種パラメータを設定する項目(以
下BS録画予約設定項目という)36b43と、該BS録
画予約設定項目36b43で設定された録画予約の実行を
設定する項目(以下BS録画予約項目という)36b44
と、例えば地上放送番組の録画予約における各種パラメ
ータを設定する項目(以下番組予約設定項目という)3
6b45と、該番組予約設定項目36b45で設定された録
画予約の実行を操作する項目(以下番組予約項目とい
う)36b46と、時刻を設定する項目(以下時刻設定項
目という)36b47と、画面に時刻を表示する設定を行
う項目(以下時刻表示項目という)36b48とを設定項
目とするタイマメニューが、カーソル36b40と共に表
示される。
【0066】そして、利用者が、上述の子画面メニュー
のときと同様に、子画面36bに表示されたタイマメニ
ューを見ながら、リモコン60のカーソルスイッチ6
2、63及び決定スイッチ64を用いて所望の設定項目
を選択する。例えば、スリープ項目36b42にカーソル
36b40を移動して、決定スイッチ64を押すと、表示
マイコン45は、選択されたスリープ項目36b42以外
の設定項目の表示がハーフ・トーンとなるように制御
し、システムコントローラ41は、時間の計測を開始
し、所定時間経過後に電源を切る制御を行う。
【0067】ところで、このタイマメニューにおける禁
止項目としては、BS録画予約設定項目36b44に対す
る録画開始時間、チャンネル番号等の各種パラメータを
設定(入力)していないときのBS録画予約項目36b
44、番組予約設定項目36b45に対する各種パラメータ
を入力していないときの番組予約項目36b46がある。
そして、例えば番組予約設定項目36b45に対する各種
パラメータを入力していないときは、表示マイコン45
は、例えば図9bに示すように、番組予約項目36b46
の表示がハーフ・トーンとなるように制御する。
【0068】つぎに、メインメニューにおいて各種設定
項目36b5 を選択すると、子画面36bには、各種設
定1メニューあるいは各種設定2メニューが、例えば交
互に表示される。この各種設定1メニューは、例えば図
10aに示すように、メインメニューに戻る設定を行う
項目(以下戻り項目という)36b51と、例えば上述し
たチャンネル番号のスーパーインポーズによる画面表示
の入/切を設定する項目(以下画面表示項目という)3
6b52と、所謂二重音声放送における主音と副音の切換
を設定する項目(以下二重音声項目という)36b
53と、所謂S映像信号を入力する設定を行う項目(以下
S映像項目という)36b54と、所謂ビデオラベルの設
定を行う項目(以下ビデオラベル項目という)36b55
と、所謂オートビデオの設定を行う項目(以下オートビ
デオ項目という)36b56と、放送番組がステレオにな
ったとき、自動的にステレオモードとなる設定を行う項
目(以下オートステレオ項目という)36b57とを設定
項目とし、カーソル36b50と共に表示される。
【0069】そして、利用者が、上述の子画面メニュー
のときと同様に、子画面36bに表示された各種設定1
メニューを見ながら、リモコン60のカーソルスイッチ
62、63及び決定スイッチ64を用いて所望の設定項
目を選択する。例えば、二重音声項目36b53にカーソ
ル36b50を移動して、決定スイッチ64を押すと、表
示マイコン45は、選択された二重音声項目36b53
外の設定項目の表示がハーフ・トーンとなるように制御
し、システムコントローラ41は、設定された主音ある
いは副音がスピーカ38から出力されるように、オーデ
ィオプロセス回路37等を制御する。
【0070】ところで、この各種設定1メニューにおけ
る禁止項目としては、ビデオ入力あるいは二重音声放送
以外のときの二重音声項目36b53、内蔵されたVHF
/UHFチューナ12からの音声信号に基づいた音声を
スピーカ38から出力するテレビモードのときのS映像
項目36b54、ステレオ放送以外のときのオートステレ
オ項目36b57がある。そして、例えばVTR70から
のカラーテレビ信号を入力しているときは、表示マイコ
ン45は、例えば図10bに示すように、二重音声項目
36b53の表示がハーフ・トーンとなるように制御す
る。
【0071】一方、各種設定2メニューは、例えば図1
1aに示すように、メインメニューに戻る設定を行う項
目(以下戻り項目という)36b61と、例えばダイレク
ト選局等の選局の方法を設定する項目(以下選局項目と
いう)36b62と、チャンネルの設定を行う項目(以下
チャンネル設定項目という)36b63と、チャンネル表
示の書換えを行う項目(以下チャンネル表示書換項目と
いう)36b64と、所謂CATV(Cable Television)
を入力する設定を行う項目(以下CATV項目という)
36b65と、スピーカ38からの音声の出力を停止する
設定を行う項目(以下スピーカ項目という)36b
66と、リモコン60を操作したときの確認音の入/切を
設定する項目(以下リモコン音項目という)36b67
を設定項目とし、カーソル36b60と共に表示される。
【0072】そして、利用者が、上述の子画面メニュー
のときと同様に、子画面36bに表示された各種設定2
メニューを見ながら、リモコン60のカーソルスイッチ
62、63及び決定スイッチ64を用いて所望の設定項
目を選択する。例えば、リモコン音項目36b67にカー
ソル36b60を移動して、決定スイッチ64を押して例
えば「切」に設定すると、表示マイコン45は、選択さ
れたリモコン音項目36b67以外の設定項目の表示がハ
ーフ・トーンとなるように制御し、システムコントロー
ラ41は、スピーカ38から操作確認音が出ないように
オーディオプロセス回路37等を制御する。
【0073】ところで、この各種設定2メニューにおけ
る禁止項目としては、ビデオ入力のときのチャンネル設
定項目36b63、チャンネル表示書換項目36b64、B
S放送受信あるいはビデオ入力のときのCATV項目3
6b65がある。そして、例えばVTR70からのカラー
テレビ信号を入力しているときは、表示マイコン45
は、例えば図11bに示すように、チャンネル設定項目
36b63〜CATV項目36b65の表示がハーフ・トー
ンとなるように制御する。
【0074】かくして、このテレビジョン受像機では、
各種機能を充分かつ簡単に使いこなせるように、具備し
ている機能に対する設定項目をメニュー方式によって表
示すると共に、選択した設定項目以外の設定項目の表示
をハーフ・トーンにすることにより、確認を容易し、ま
た、使用状態によっては、表示されている設定項目のう
ちに選択できない禁止項目があり、この禁止項目の表示
をハーフ・トーンにすることにより、メニューの種類を
少なくし得、メモリ42の容量を小さくできるようにし
ているが、さらに、例えば使用条件によっては、動作モ
ードの変更を行うと、過去にした設定項目の値が後発的
に禁止項目となることがあり、これに対処できるように
している。
【0075】具体的には、例えばリモコン60のメニュ
ーキー61を押して、上述の図4に示すメインメニュー
を表示させた後、カーソルスイッチ62、63及び決定
スイッチ64を用いて各種設定項目36b5 を選択し
て、上述の図10aに示す各種設定1メニューを表示さ
せる。つぎに、各種設定1メニューにおいて二重音声項
目36b53を選択して、出力音声を例えば主音に設定す
ると、二重音声項目36b53以外の設定項目がハーフ・
トーンになり、スピーカ38からは主音声が出力され
る。そして、このように設定された状態において、例え
ばリモコン60のビデオ入力キー66を押して、このテ
レビジョン受像機に入力されるカラーテレビ信号のソー
スをVTR70に設定すると、すなわち動作モードをビ
デオ入力モードにすると、このビデオ入力モードでは二
重音声がなく、この二重音声項目36b53は、後発的に
禁止項目となる。
【0076】そこで、このテレビジョン受像機では、子
画面項目36b1 の表示を、二重音声項目36b53を選
択する前の状態に、すなわち各種設定1メニューが表示
された状態に戻すと共に、二重音声項目36b53の表示
をハーフ・トーンにして、選択が禁止されていることを
利用者に通知するようにする。この結果、VTR70か
らのカラーテレビ信号を入力して、このカラーテレビ信
号に基づいた画像を表示しているときは、すなわちVT
R70で再生を行っているときは、二重音声項目36b
53の設定(操作)が禁止され、従来の装置のように、V
TRからの再生画像を観ている間に、間違って二重音声
の切換を操作し、例えば上述したメモリ42に記憶され
ている二重音声の切換設定値が変わることを防止でき
る。
【0077】以上のように、この実施例のテレビジョン
受像機は、このテレビジョン受像機が具備する、例えば
P in P機能、BS放送受信機能、録画におけるチャンネ
ル固定機能等の複数の機能に対する設定項目を、画像を
表示する親画面36aの一部の子画面36bに表示し、
リモコン60を用いて表示されている複数の設定項目の
うちの1つを選択して、選択された設定項目に応じた制
御を行う際に、例えば上述の図5aに示す子画面メニュ
ーにおいて、子画面用のカラーテレビ信号の供給源(ソ
ース)をVTR70に設定した後は、例えば上述の図5
cに示すように、現在の設定状態で選択することができ
ない禁止項目であるチャンネル項目36b13の表示をハ
ーフ・トーンにすることにより、利用者にチャンネルが
設定できない理由を通知することができる。換言する
と、例えばチャンネル項目36b13がない子画面メニュ
ーに対応した画面データを予めメモリ42に記憶してお
き、ソースをVTR70に設定したときは、この画像デ
ータに基づいた画像を子画面36bに表示することも考
えられるが、上述のように禁止項目の表示をハーフ・ト
ーンにすることにより、この新たな画面データを記憶す
る必要がなく、すなわち1つの画面データを複数の状態
で共用することができ、メモリ42の容量を少なくする
ことができる。
【0078】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
では、メニューデータ中の設定項目のうち、ユーザ操作
手段によって選択が禁止されている設定項目の表示形式
を変更することにより、メニュー表示信号を生成してい
る。そのため、本発明では、選択を禁止されている設定
項目が存在するときには、その設定項目を選択できない
旨を利用者に通知することができる。それとともに、選
択を禁止されている項目を含まないメニュー画面を記憶
しておく必要がなく、すなわち1つのメニュー画面を複
数の状態で共用することができ、メモリの容量を少なく
することができる。さらに、本発明では、ビデオ信号と
メニュー表示信号とを重畳して表示する。従って、例え
ば、本発明では、ユーザがビデオ信号の内容を視覚的に
認識しながら、メニュー操作をすることができる。さら
にまた本発明では、メモリに記憶されたメニューデータ
に修正を加えて、ユーザ操作手段によって選択が禁止さ
れている設定項目の表示形式を変更したメニュー表示信
号を生成する。従って、本発明では、メモリの容量の削
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビジョン受像機の回路構
成を示すブロック図である。
【図2】上記テレビジョン受像機を構成するリモコンの
操作部の構成を模式的に示す平面図である。
【図3】上記テレビジョン受像機の画像表示例を示す図
である。
【図4】メインメニューの一具体例を示す図である。
【図5】子画面メニューの一具体例を示す図である。
【図6】設定項目をハーフ・トーンに制御する回路の具
体的な回路構成を示すブロック図である。
【図7】子画面の表示の制御を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】BS設定メニューの一具体例を示す図である。
【図9】タイマメニューの一具体例を示す図である。
【図10】各種設定1メニューの一具体例を示す図であ
る。
【図11】各種設定1メニューの一具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】
33・・・ビデオプロセス回路 34・・・P in P回路 36・・・ブラウン管 41・・・システムコントローラ 42・・・メモリ 45・・・表示マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−24777(JP,A) 特開 平3−63751(JP,A) 特開 昭62−254233(JP,A) 特開 平2−135516(JP,A) 特開 平4−227528(JP,A) 特開 昭62−21379(JP,A) 特開 平3−178278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 - 5/45 H04N 5/265 - 5/28 H04N 5/66 H04N 9/74 G09G 5/00 - 5/40 G06F 3/14 - 3/153

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともメニューデータを記憶するた
    めのメモリと、 前記メモリからメニューデータを読み出し、読み出され
    たメニューデータを修正することにより、メニュー表示
    信号を生成するメニュー表示信号生成手段と、 画像信号と前記メニュー表示信号を受信し、前記画像信
    号及び前記メニュー表示信号を重畳処理したビデオ信号
    を生成するビデオ処理手段と、 前記ビデオ処理手段によって生成された前記ビデオ信号
    を表示するための表示手段と、 前記メニュー中の設定項目を選択し、対応する制御信号
    を発生するためのユーザ操作手段とを有し、 前記メニュー表示信号生成手段は、前記メニューデータ
    中の設定項目のうち、前記ユーザ操作手段によって選択
    が禁止されている設定項目の表示形式を変更することに
    より、前記メニュー表示信号を生成することを特徴とす
    る映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記メニュー表示信号生成手段は、前記
    メニューデータ中の設定項目のうち、前記ユーザ操作手
    段によって選択が禁止されている設定項目をハーフトー
    ン表示することを特徴とする請求項1記載の映像表示装
    置。
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JP3813661B2 (ja) * 1995-05-29 2006-08-23 松下電器産業株式会社 メニュー表示装置
TW200910318A (en) * 2007-08-24 2009-03-01 Coretronic Corp A method of video content display control and a display and a computer readable medium with embedded OSD which the method disclosed

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