JP3297926B2 - チューナ - Google Patents

チューナ

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JP3297926B2
JP3297926B2 JP24499591A JP24499591A JP3297926B2 JP 3297926 B2 JP3297926 B2 JP 3297926B2 JP 24499591 A JP24499591 A JP 24499591A JP 24499591 A JP24499591 A JP 24499591A JP 3297926 B2 JP3297926 B2 JP 3297926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューナに関し、特に
衛星放送を受信するチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送としては、現在、放送衛星(Br
oadcasting Satellite) を利用した、例えばBS3チャ
ンネル(日本衛星放送)、BS7チャンネル(NHK)
及びBS11チャンネル(NHK)の放送(以下BS放
送という)が行われており、また、近い将来には、通信
衛星(Communication Satellite )を利用して、映像や
音楽等を放送(以下CS放送という)することが計画さ
れている。
【0003】そして、BS放送番組を観たり、CS放送
の音楽番組を聞くためには、専用の受信システムが必要
である。例えば、BS放送を受信するための基本的な衛
星放送受信システムは、衛星放送アンテナ(以下BSア
ンテナという)、BSコンバータ、BSチューナから構
成される。BSアンテナは、衛星からの微弱な電波を効
率良く集めてBSコンバータに供給するものであり、民
生用としては所謂パラボラアンテナが広く用いられてい
る。BSコンバータは、BSアンテナで受信した12G
Hz帯の信号を増幅し、1GHz帯の信号に周波数変換する
ものである。また、BSチューナは、周波数変換された
信号から所望チャンネルの信号を選択(選局)し、選局
したチャンネルの信号に、所謂AGC(Automatic Gain
Contorol )、IF増幅、FM復調、ディエンファシ
ス、エネルギー拡散除去等の信号処理を施して、映像信
号と音声信号を出力するようになっている。そして、こ
のようにして得られるBSチューナからの映像信号と音
声信号をテレビジョン受像機等に供給することにより、
BS放送番組を観ることができるようになっている。ま
た、BSチューナを内蔵したテレビジョン受像機も供給
されている。
【0004】具体的には、例えばBS放送では、1チャ
ンネルの周波数帯域が、例えば27MHzとされ、映像信
号とPCM(Pulse Code Modulation )された複数の音
声信号(以下PCM音声信号という)を周波数分割多重
した後にFM変調する方式が採用されている。すなわ
ち、PCM音声信号は、所謂副搬送波をPSK変調して
伝送され、ダイナミックレンジ及び伝送帯域幅は地上放
送に比して広く、A、B2つのモードの伝送帯域幅を選
択できるようになっている。このAモードは、音声信号
の帯域幅を15kHzとする4チャンネルからなり、その
うちの2チャンネル(モノラルでは2チャンネル、ステ
レオでは1チャンネル)を映像信号の内容に対応した音
声信号(以下テレビ音声信号という)の伝送に使い、残
りの2チャンネルを映像信号の内容に対応しない別の内
容の音声信号(以下独立音声信号という)の伝送に使う
ようになっている。また、Bモードは、2チャンネルの
みの構成とし、その代わりに音声信号の帯域幅をAモー
ドよりも広く20kHzとし、より広帯域の音声信号を伝
送できるようになっている。したがって、BS放送番組
を、例えば観たり、録画するときは、上述したBSチュ
ーナでチャンネルの設定を行うと共に、テレビ音声と独
立音声の切換選択の設定を行うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のBS
チューナやBSチューナを内蔵したテレビジョン受像機
では、録画している際に、誤ってチャンネルの切換操作
を行い、意図しないチャンネルの放送番組を録画してし
まうのを防止するために、チャンネルの切換操作を行っ
てもチャンネルが切り換わらないようにするチャンネル
固定モードがある。しかし、このような従来の装置のチ
ャンネル固定モードは、テレビ音声と独立音声の切換は
固定とはならなかった。したがって、例えばチャンネル
固定モードにして録画を行いるときに、誤ってテレビ音
声と独立音声の切換操作を行うと、テレビ音声と独立音
声とが切り換わり、意図しない音声が録音され、すなわ
ち録画を失敗することが多々あった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、例えばBSチューナやBSチューナを内
蔵したテレビジョン受像機において、チャンネルを固定
にして録画を行う際に、テレビ音声と独立音声の切換を
禁止することができ、誤操作に対する録画の保護を行う
ことができるチューナの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、1つの映像信号と複数の音声信号を多
重して1チャンネルの信号とする衛星放送の受信信号を
選局する選局手段と、該選局手段で選局されたチャンネ
ルの信号から映像信号と複数の音声信号を分離する共
に、分離された複数の音声信号から少なくとも1つの音
声信号を選択し、該音声信号と上記映像信号を出力する
信号処理手段と、上記選局手段のチャンネル選局及び上
記信号処理手段の音声信号選択を制御するとともに、1
つの映像信号と複数の音声信号を多重したチャンネルが
指定されたチャンネル固定モードの設定を受け付けて上
記選局手段のチャンネル選局を固定に制御する際には、
上記信号処理手段の音声信号選択をも固定に制御する制
御手段と、上記チャンネル選局の固定と上記音声信号選
択の固定が制御されていることを示す表示手段とを有す
ること特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係るチューナでは、選局手段のチャン
ネル選局及び信号処理手段の音声信号選択を制御する制
御手段により、1つの映像信号と複数の音声信号を多重
したチャンネルが指定されたチャンネル固定モードの設
定を受け付けて上記選局手段のチャンネル選局を固定に
制御する際には、上記信号処理手段の音声信号選択をも
固定に制御する。そして、上記チャンネル選局の固定と
上記音声信号選択の固定が制御されていることを表示手
段により示す。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るチューナの一実施例を図
面を参照しながら説明する。この実施例は、所謂衛星放
送チューナ(以下BSチューナという)を内蔵したテレ
ビジョン受像機に、本発明を適用したものであり、図1
は、このテレビジョン受像機の回路構成を示すブロック
図である。
【0010】このテレビジョン受像機は、所謂VHFや
UHF信号から所望のチャンネルの信号を選局して所謂
NTSC方式に準拠したカラーテレビ信号及び音声信号
を再生する地上放送受信部と、放送衛星(Broadcasting
Satellite) を利用した衛星放送(以下BS放送とい
う)あるいは通信衛星(Communication Satellite )を
利用した衛星放送(以下CS放送という)から所望のチ
ャンネルの信号を選局してNTSC方式に準拠したカラ
ーテレビ信号及び音声信号を再生する衛星放送受信部
と、上記地上放送受信部、衛星放送受信部及び後述する
外部デコーダ部からのカラーレビ信号及び音声信号を切
り換え選択して、画面に表示すると共にスピーカから音
を出す出力部と、上記地上放送受信部〜出力部を制御す
る制御部とから構成される。
【0011】上記地上放送受信部には、図1に示すよう
に、例えば所謂八木・宇田アンテナからなるアンテナ1
1が接続され、この地上放送受信部は、上記アンテナ1
1からのVHFやUHF信号から所望のチャンネルの信
号を選択(選局)し、選局されたチャンネルの信号に増
幅、検波等の信号処理を施して、カラーテレビ信号及び
音声信号を再生し、これらのカラーテレビ信号及び音声
信号を上記出力部に供給するVHF/UHFチューナ1
2から構成される。
【0012】そして、この地上放送受信部は、アンテナ
11からのVHFやUHF信号から所望のチャンネルの
信号を選局し、この選局されたチャンネルのカラーテレ
ビ信号及び音声信号を再生して出力部に供給するように
なっている。
【0013】上記衛星放送受信部には、上述の図1に示
すように、例えば所謂パラボラアンテナからなるBSア
ンテナ21で受信した、例えばBS放送の12GHz帯の
信号を増幅し、1GHz帯の信号に周波数変換するBSコ
ンバータ22が接続され、この衛星放送受信部は、上記
BSコンバータ22からの周波数変換された信号から所
望のチャンネルの信号を選局し、選局したチャンネルの
信号に、例えば所謂AGC(Automatic Gain Contorol
)、IF増幅、FM復調、ディエンファシス、エネル
ギー拡散除去等の信号処理を施して、映像信号と所謂P
SK(Phase Shift Keying)変調及びPCM(Pulse Co
de Modulation )された音声信号(以下PCM音声信号
という)を再生し、これらの信号を上記外部デコーダ部
等に供給するBSチューナ23と、該BSチューナ23
からの映像信号をNTSC方式に準拠したカラーテレビ
信号に変換するビデオ処理回路24と、上記BSチュー
ナ23からのPSK変調されたPCM音声信号を復調し
て、例えばBS放送における所謂Aモードでは4チャン
ネル分のPCM音声信号を、Bモードでは2チャンネル
分のPCM音声信号を再生し、再生される複数チャンネ
ルのPCM音声信号から少なくとも1つを選択して出力
すると共に、PCM音声信号等のスクランブル状態を検
出するPSK復調器25と、該PSK復調器25からの
PCM音声信号をアナログ信号に変換して、上記出力部
に供給するディジタル/アナログ(以下D/Aという)
変換器26と、上記BSチューナ23の出力の例えば8
MHz帯のレベルに基づいて上記BSアンテナ21の受信
レベルを検出し、この受信レベルを上記制御部に供給す
るレベル検出回路27と、上記BSチューナ23の出力
を上記外部デコーダ部に供給するための外部出力端子2
8a、28b、28cと、上記外部デコーダ部からの所
謂MUSE信号におけるキードAFCパルスを上記BS
チューナ23に供給するための外部入力端子28dとか
ら構成される。
【0014】そして、BSアンテナ21は、BS衛星あ
るいはCS衛星からの微弱な電波を効率良く集めてBS
コンバータ22に供給し、BSコンバータ22は、1G
Hz帯の信号に周波数変換してBSチューナ23に供給す
る。そして、この衛星放送受信部は、所望のチャンネ
ル、例えばBS3チャンネル(日本衛星放送)、BS7
チャンネル(NHK)、BS11チャンネル(NH
K)、CS放送の所望のチャンネルの信号を選局し、選
局したチャンネルの信号を、該信号が例えばMUSE信
号あるいはスクランブルされた信号のときは、外部出力
端子28a〜28cを介して外部デコーダ部に供給する
ようになっている。一方、それ以外の信号のときは、N
TSC方式に準拠したカラーテレビ信号に変換して出力
部に供給すると共に、音声がAモードのときは、再生さ
れる4チャンネルのうちの映像信号の内容に対応した2
チャンネル(モノラルでは2チャンネル、ステレオでは
1チャンネル)の音声信号(以下テレビ音声信号とい
う)と映像信号の内容に対応しない2チャンネルの音声
信号(以下独立音声信号という)を切り換え選択して、
Bモードのときは映像信号の内容に対応した2チャンネ
ル(モノラルでは2チャンネル、ステレオでは1チャン
ネル)のテレビ音声信号を、出力部に供給するようにな
っている。
【0015】一方、このテレビジョン受像機には、例え
ば、BS放送が所謂ハイビジョン放送番組や有料放送番
組のとき、すなわちMUSE信号やスクランブルされた
信号が受信されるとき、上記BSチューナ23からの信
号をNTSC方式に準拠し、スクランブルされていない
カラーテレビ信号及びスクランブルされていない音声信
号に変換する外部デコーダ部が接続されるようになって
おり、この外部デコーダ部は、上述の図1に示すよう
に、上記BSチューナ23から上記外部出力端子28c
を介して供給されるMUSE信号をデコードしてハイビ
ジョン映像信号を再生した後、NTSCに準拠したカラ
ーテレビ信号に変換すると共に、所謂垂直帰線期間に時
分割多重されて受信される所謂準瞬時圧縮差分PCM音
声信号(DPCM Audio Near-instaneous Compressing and
Expanding)をデコートして音声信号を再生し、これら
のカラーテレビ信号及び音声信号を上記出力部に供給す
るMUSEダウンコンバータ51と、上記BSチューナ
23から上記外部出力端子28bを介して供給されるス
クランブルされた映像信号をディスクランブルしてカラ
ーテレビ信号を再生すると共に、映像信号に周波数分割
多重されて受信されるPSK変調及びスクランブルされ
たPCM音声信号を復調した後、このスクランブルされ
たPCM音声信号をディスクランブル及びデコードして
テレビ音声信号と独立音声信号を再生し、これらのカラ
ーテレビ信号及び音声信号を上記出力部に供給するJS
Bデコーダ52と、上記BSチューナ23から上記外部
出力端子28aを介して供給されるPSK変調及びスク
ランブルされたPCM音声信号を復調した後、このスク
ランブルされたPCM音声信号をディスクランブル及び
デコードして音声信号を再生し、この音声信号を上記出
力部に供給するCSデコーダ53とから構成される。
【0016】そして、この外部デコーダ部は、衛星放送
が、例えばハイビジョン放送番組や有料放送番組のと
き、すなわち受信される信号がMUSE信号やスクラン
ブルされた信号のとき、BSチューナ23からの信号
を、NTSC方式に準拠し、スクランブルされていない
カラーテレビ信号及びスクランブルされていないテレビ
音声信号と独立音声信号に変換し、すなわちデコード
し、これらのデコードされたカラーテレビ信号と音声信
号を上記出力部に供給するようになっている。
【0017】上記出力部は、上述の図1に示すように、
上記外部デコーダ部と接続される外部入力端子31a、
31b、31c、31d、31e、31fと、上記VH
F/UHFチューナ12、BSチューナ23、MUSE
ダウンコンバータ51及びJSBデコーダ52からの各
カラーテレビ信号を切り換え選択すると共に、上記VH
F/UHFチューナ12、D/A変換器26、MUSE
ダウンコンバータ51、JSBデコーダ52及びCSデ
コーダ53からの各音声信号を切り換え選択するAVス
イッチ32と、所謂映像増幅回路、色信号再生回路等か
らなり、上記AVスイッチ32で選択されたカラーテレ
ビ信号を所謂RGB信号に変換するビデオプロセス回路
33と、所謂ピクチャ・イン・ピクチャ(以下P in Pと
いう)の処理を行うP in P回路34と、該P in P回路3
4からのRGB信号と上記制御部からの例えば操作内容
等を表示するためのRGB信号をスイッチングして上記
ビデオプロセス回路33に供給するRGBスイッチ35
と、上記ビデオプロセス回路33からのRGB信号に基
づいて、画像を表示するブラウン管36と、上記AVス
イッチ32で選択された音声信号に、例えば音質調整等
の信号処理を施すオーディオプロセス回路37と、該オ
ーディオプロセス回路37からの音声信号に基づいて、
音を出すスピーカ38と、例えば外部に接続されたビデ
オテープレコーダ(以下VTRという)60で録画を行
うために、上記AVスイッチ32で選択されたカラーテ
レビ信号及び音声信号を上記VTR60にそれぞれ供給
するための外部出力端子31g、31hとから構成され
る。
【0018】さらに、上記AVスイッチ32は、上述の
図1に示すように、上記MUSEダウンコンバータ5
1、JSBデコーダ52からそれぞれ上記外部入力端子
31a、31bを介して供給される各カラーテレビ信号
及び上記VHF/UHFチューナ12、ビデオ処理回路
24からの各カラーテレビ信号を切り換え選択して上記
ビデオプロセス回路33に供給する切換スイッチ32a
と、上記MUSEダウンコンバータ51、JSBデコー
ダ52からそれぞれ上記外部入力端子31a、31bを
介して供給される各カラーテレビ信号及び上記VHF/
UHFチューナ12、ビデオ処理回路24からの各カラ
ーテレビ信号を切り換え選択して上記P inP回路34に
供給する切換スイッチ32bと、上記MUSEダウンコ
ンバータ51、JSBデコーダ52、CSデコーダ53
からそれぞれ外部入力端子31c〜31fを介して供給
される各音声信号及び上記VHF/UHFチューナ1
2、D/A変換器26からの各音声信号を切り換え選択
して上記オーディオプロセス回路37に供給する切換ス
イッチ32cとから構成される。
【0019】そして、この出力部は、制御部の制御のも
とに、選局されたチャンネルの画像をブラウン管36に
表示すると共に、選局されたチャンネルのテレビ音声あ
るいは独立音声をスピーカ38から出力するようになっ
ている。また、例えば録画を行うために、AVスイッチ
32で選択されたカラーテレビ信号と音声信号をそれぞ
れ外部出力端子31g、31hを介してVTR60に供
給するようになっている。また、必要に応じて、P in P
の表示や、例えば受信レベル等のテレビジョン受像機の
状態表示、録画手順等の操作内容(以下メニューとい
う)の表示を行うようになっている。
【0020】上記制御部は、上述の図1に示すように、
例えばこのテレビジョン受像機の前面に設けられた操作
部や所謂リモコン(図示せず)からの制御信号、上記P
SK復調器25からのPCM音声信号等のスクランブル
状態、レベル検出回路27から受信レベル及びビデオプ
ロセス回路33からのカラーテレビ信号の有無等に基づ
いて、上記地上放送受信部〜出力部を制御するシステム
コントローラ41と、例えば不揮発性メモリからなり、
制御内容等のプログラムが記憶されているメモリ42
と、上記システムコントローラ41からのデータに基づ
いて上記BSチューナ23の選局等を制御するBSマイ
クロコンピュータ(以下BSマイコンという)43と、
上記システムコントローラ41からのデータをアナログ
信号に変換し、例えば音量調節用のボリューム(図示せ
ず)等を制御するD/A変換器44と、上記システムコ
ントローラ41からのデータに基づいて、メニュー表示
を制御する表示マイコン45と、上記システムコントロ
ーラ41からのデータに基づいて、上記ブラウン管36
の偏向を制御するD−CONV46とから構成される。
なお、上記システムコントローラ41と、ビデオプロセ
ス回路33、P in P回路34、オーディオプロセス回路
37及びメモリ42〜D−CONV46間は所謂I2Cバ
スで互いに接続されている。
【0021】そして、この制御部は、例えば、利用者が
リモコンを用いて行った操作に従って、例えばチャンネ
ルをBS7チャンネルに設定したときは、衛星放送のB
S7チャンネルを選局し、ビデオ処理回路24からのカ
ラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択して、画像を
ブラウン管36に表示すると共に、D/A変換器26か
らの音声信号をAVスイッチ32で選択し、選択された
例えばAモードのときはテレビ音声あるいは独立音声
を、Bモードのときはテレビ音声をスピーカ38から出
力する制御を行うようになっている。
【0022】また、例えば、チャンネルをBS3チャン
ネルに設定したときは、BS3チャンネルの例えばPC
M音声信号のスクランブル状態を判断し、スクランブル
が施されている(有料放送番組)ときは、BSチューナ
23からの映像信号をJSBデコーダ52に一旦送り、
JSBデコーダ52でデコード、すなわちディスクラン
ブルされたカラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択
して、画像をブラウン管36に表示すると共に、JSB
デコーダ52でデコードされて得られるテレビ音声信号
と独立音声信号のうちの1つをAVスイッチ32で選択
して、音声をスピーカ38から出力する制御を行うよう
になっている。一方、スクランブルが施されていない
(無料放送番組)ときは、ビデオ処理回路24からのカ
ラーテレビ信号をAVスイッチ32で選択して、画像を
ブラウン管36に表示すると共に、D/A変換器26あ
るいはJSBデコーダ52からの音声信号をAVスイッ
チ32で選択し、すなわちAモードのときはテレビ音声
あるいは独立音声を、Bモードのときはテレビ音声をス
ピーカ38から出力する制御を行うようになっている。
【0023】また、例えば、利用者がBS7チャンネル
の放送番組を、録音する音声をテレビ音声として、録画
すると共に、録画をしている際に、誤ってチャンネルを
切り換える操作を行って、意図するチャンネルの録画を
失敗するのを防止するために、チャンネル切換を禁止す
るチャンネル固定モードの設定を行うと、この制御部
は、衛星放送のBS7チャンネルを選局して、このチャ
ンネルのカラーテレビ信号とテレビ音声信号をそれぞれ
外部出力端子31g、31hを介してVTR60に供給
すると共に、利用者が例えばリモコンを用いてチャンネ
ル切換やテレビ音声信号と独立音声信号の切換(以下音
声切換という)の操作を行っても、チャンネル及び音声
が切り換わらない(固定される)ようにBSチューナ2
3、AVスイッチ32等を制御するようになっている。
【0024】また、例えば、利用者がBS3チャンネル
の有料放送番組を、録音する音声をテレビ音声信号とし
て、録画すると共に、チャンネル固定モードを設定する
と、この制御部は、BSチューナ23からの映像信号を
JSBデコーダ52に一旦送り、JSBデコーダ52で
デコードされたカラーテレビ信号をAVスイッチ32で
選択して、このカラーテレビ信号を外部出力端子31g
を介してVTR60に供給し、JSBデコーダ52でデ
コードされて得られるテレビ音声信号と独立音声信号か
らテレビ音声信号をAVスイッチ32で選択して、この
テレビ音声信号を外部出力端子31hを介してVTR6
0に供給すると共に、チャンネル切換と音声切換が固定
されるようにBSチューナ23、AVスイッチ32等を
制御するようになっている。
【0025】また、利用者が必要に応じてメニュー表示
の操作を行うと、この制御部は、例えばBS放送の録画
手順をメニュー形式で子画面内に表示するように表示マ
イコン45を制御するようになっている。また、利用者
が必要に応じてP in Pの操作を行うと、この制御部は、
例えばBS放送番組を所謂親画面とし、地上放送番組を
所謂子画面とするようにAVスイッチ32及びP in P回
路34を制御するようになっている。
【0026】具体的には、例えば、利用者が地上放送に
おける所望のチャンネルの番組を観るために、リモコン
を用いてチャンネル番号を設定すると、システムコント
ローラ41は、リモコンからのチャンネル番号を示す制
御信号を受信し、設定されたチャンネルの信号を選局す
るようにVHF/UHFチューナ12を制御すると共
に、VHF/UHFチューナ12からのカラーテレビ信
号及び音声信号を選択するように切換スイッチ32a、
32cを制御する。そして、選択されたカラーテレビ信
号がビデオプロセス回路33に供給され、音声信号がオ
ーディオプロセス回路37に供給される。
【0027】ビデオプロセス回路33は、切換スイッチ
32aからのカラーテレビ信号をRGB信号に変換して
ブラウン管36に供給し、オーディオプロセス回路37
は、切換スイッチ32cからの音声信号に音質調整等の
信号処理を施してスピーカ38に供給する。この結果、
利用者は地上放送における所望のチャンネルの番組を観
ることができる。
【0028】また、このとき、利用者に操作内容、例え
ば設定したチャンネル番号の確認が行えるように、シス
テムコントローラ41は、表示マイコン45にチャンネ
ル番号を示すデータをI2Cバスを介して供給する。表示
マイコン45は、このデータに基づいて、例えば画面の
右上隅にチャンネル番号を表示するためのRGB信号を
RGBスイッチ35を介してビデオプロセス回路33に
供給する。そして、ビデオプロセス回路33は、上述の
ように切換スイッチ32aからのカラーテレビ信号をR
GB信号に変換すると共に、このRGB信号にRGBス
イッチ35からのRGB信号を、所謂スーパーインポー
ズするために多重する。この結果、地上放送番組の画像
にチャンネル番号がスーパーインポーズされて表示され
る。
【0029】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
る所望のチャンネルの番組を観るために、リモコンを用
いて例えばBS11チャンネルを設定すると、システム
コントローラ41は、リモコンからのチャンネル番号を
示す制御信号を受信し、BS11チャンネルの信号を選
局するようにBSチューナ23を制御すると共に、例え
ばPSK復調器25からのPCM音声信号の同期外れ及
びレベル検出回路27からの受信レベル等に基づいて、
現在の番組がNTSCに準拠した通常放送番組かハイビ
ジョン放送番組かを検出する。そして、通常放送番組の
ときは、ビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号を
選択すると共に、D/A変換器26からのテレビ音声信
号あるいは独立音声信号を選択するようにAVスイッチ
32を制御する。一方、ハイビジョン放送番組のとき
は、MUSEダウンコンバータ51からのカラーテレビ
信号及び音声信号を選択するようにAVスイッチ32を
制御する。
【0030】すなわち、通常放送番組の音声信号は、P
CM音声信号に変換されると共に、PSK変調されて映
像信号に周波数分割多重されており、ハイビジョン放送
番組の音声信号は、準瞬時圧縮差分PCM音声信号に変
換されると共に、垂直帰線期間に時分割多重されてお
り、システムコントローラ41は、例えば、良好な受信
状態、すなわちレベル検出回路27で検出された受信レ
ベルが大きく、PSK復調器25でPCM音声信号の同
期が入っているときは通常放送番組と判断し、一方、受
信レベルが大きく、同期が外れているときはハイビジョ
ン放送番組と判断する。そして、通常放送番組のとき
は、ビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号を選択
すると共に、D/A変換器26からのテレビ音声信号あ
るいは独立音声信号を選択するように切換スイッチ32
a、32cを制御する。一方、ハイビジョン放送番組の
ときは、MUSEダウンコンバータ51からのカラーテ
レビ信号及び音声信号を選択するように切換スイッチ3
2a、32cを制御する。なお、通常放送番組かハイビ
ジョン放送番組からの判別は、MUSEダウンコンバー
タ51から外部入力端子28dを介してBSチューナ2
3に供給されるキードAFCパルスの有無に基づいて行
ってもよい。
【0031】そして、選択されたカラーテレビ信号がビ
デオプロセス回路33に供給され、音声信号がオーディ
オプロセス回路37に供給される。この結果、利用者
は、BS放送番組の種類(通常放送番組/ハイビジョン
放送番組)に関わらず、所望のチャンネルに設定するだ
けで、通常放送番組あるいはハイビジョン放送番組を自
動的に観ることができる。
【0032】すなわち、現在、ハイビジョン放送番組
は、時間帯を異ならして通常放送番組と同一チャンネル
で行われており、例えばキードAFCパルスの有無、あ
るいは受信レベルとPCM音声信号の同期はずれ等に基
づいて、現在受信している放送番組が、通常放送番組か
ハイビジョン放送番組かを判断し、通常放送番組のとき
はビデオ処理回路24からのカラーテレビ信号及びD/
A変換器26からの音声信号を選択し、ハイビジョン放
送番組のときは、外部に接続されたMUSEダウンコン
バータ51でデコードされて得られるカラーテレビ信号
と音声信号を自動的に選択するように制御することによ
り、利用者は、BS放送番組の種類に関わらず、BSチ
ューナ23のチャンネルを所望のチャンネルに設定する
簡単な操作で、通常放送番組あるいはハイビジョン放送
番組を観ることができる。
【0033】また、利用者が必要に応じて、例えば、上
述のようにしてBS放送番組を観ているときに、地上放
送番組の画像を子画面に表示するための操作をリモコン
を用いて行うと、システムコントローラ41は、リモコ
ンからのこのPin P操作に対応した制御信号を受信し、
地上放送における設定されたチャンネルの信号を選局す
るようにVHF/UHFチューナ12を制御すると共
に、このVHF/UHFチューナ12からのカラーテレ
ビ信号を選択するように切換スイッチ32bを制御す
る。そして、選択されたカラーテレビ信号はP inP回路
34に供給される。P in P回路34は、カラーテレビ信
号をRGB信号に変換し、このRGB信号を子画面の信
号としてRGBスイッチ35を介してビデオプロセス回
路33に供給する。この結果、利用者は、例えばBS放
送番組を親画面とし、地上放送番組を子画面として観る
ことができる。
【0034】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
る所望のチャンネルの番組を観るために、リモコンを用
いて例えばBS3チャンネルを設定すると、システムコ
ントローラ41は、リモコンからのチャンネル番号を示
す制御信号を受信し、BS3チャンネルの信号を選局す
るようにBSチューナ23を制御すると共に、PSK復
調器25からの例えばPCM音声信号のスクランブル状
態等に基づいて、現在の番組がスクランブルされていな
い無料放送番組かスクランブルされている有料放送番組
かを検出する。そして、無料放送番組のときは、ビデオ
処理回路24からのカラーテレビ信号を選択すると共
に、D/A変換器26からのテレビ音声信号あるいは独
立音声信号を選択するようにAVスイッチ32を制御す
る。一方、有料放送番組のときは、JSBデコーダ52
からのカラーテレビ信号を選択し、JSBデコーダ52
からそれぞれ供給されるテレビ音声信号と独立音声信号
のうちの1つを選択するようにAVスイッチ32を制御
する。
【0035】すなわち、無料放送番組の音声信号は、上
述したように、PCM音声信号に変換されると共に、P
SK変調されて映像信号に周波数分割多重されており、
有料放送番組の音声信号は、PCM音声信号に変換され
た後、スクランブルされると共に、PSK変調されて映
像信号に周波数分割多重されており、システムコントロ
ーラ41は、例えば、PSK復調器25で検出されるP
CM音声信号のスクランブル状態を示す所謂レンジビッ
トの8ビット目に基づいて、有料放送番組か無料放送番
組かを判断する。そして、無料放送番組のときは、ビデ
オ処理回路24からのカラーテレビ信号を選択すると共
に、D/A変換器26からのテレビ音声信号あるいは独
立音声信号を選択するように切換スイッチ32a、32
cを制御する。一方、有料放送番組のときは、JSBデ
コーダ52からのカラーテレビ信号を選択するように切
換スイッチ32aを制御すると共に、JSBデコーダ5
2からそれぞれ供給されるテレビ音声信号と独立音声信
号のうちの1つを選択するように切換スイッチ32cを
制御する。なお、有料放送番組か無料放送番組からの判
別は、映像信号のスクランブル状態を示すPCM音声信
号の所謂制御ビットの12ビット目に基づいて行っても
よい。
【0036】そして、選択されたカラーテレビ信号がビ
デオプロセス回路33に供給され、音声信号がオーディ
オプロセス回路37に供給される。この結果、利用者
は、放送番組の種類(スクランブルの有無)に関わら
ず、所望のチャンネルに設定するだけで、無料放送番組
あるいは有料放送番組を観ることができる。
【0037】つぎに、例えば、利用者がCS放送におけ
る所望のチャンネルの音楽を聞くために、リモコンを用
いて例えばCS放送のチャンネルを設定すると、システ
ムコントローラ41は、リモコンからのチャンネル番号
を示す制御信号を受信し、設定されたチャンネルの信号
を選局するようにBSチューナ23を制御すると共に、
例えばPSK復調器25からのPCM音声信号のスクラ
ンブル状態等に基づいて、現在の音楽番組がスクランブ
ルされていない無料放送番組かスクランブルされている
有料放送番組かを検出する。そして、無料放送番組のと
きは、D/A変換器26からの音声信号を選択するよう
にAVスイッチ32を制御する。一方、有料放送番組の
ときは、CSデコーダ53からの音声信号を選択するよ
うにAVスイッチ32を制御する。
【0038】すなわち、無料放送番組の音声信号は、上
述したように、PCM音声信号に変換されると共に、P
SK変調されて周波数分割多重されており、有料放送番
組の音声信号は、PCM音声信号に変換された後、スク
ランブルされると共に、PSK変調されて周波数分割多
重されており、システムコントローラ41は、例えば、
PSK復調器25で検出されるPCM音声信号のスクラ
ンブル状態を示す所謂レンジビットの8ビット目に基づ
いて、有料放送番組か無料放送番組かを判断し、無料放
送番組のときは、D/A変換器26からの音声信号を選
択するように切換スイッチ32cを制御する。一方、有
料放送番組のときは、CSデコーダ53からの音声信号
を選択するように切換スイッチ32cを制御する。
【0039】そして、選択された音声信号がオーディオ
プロセス回路37に供給される。この結果、利用者は、
放送番組の種類(無料/有料)に関わらず、所望のチャ
ンネルに設定するだけで、無料放送番組の音楽あるいは
有料放送番組の音楽を聞くことができる。なお、このと
き、消費電力を低減させるために、ビデオプロセス回路
33等の画像の表示を行う回路に供給する電力を停止す
るようにしてもよい。
【0040】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
るBS11チャンネルの通常放送番組を、録音する音声
をテレビ音声としてVTR60で録画するために、リモ
コンを用いてチャンネルをBS11チャンネルに、音声
切換をテレビ音声に設定すると共に、録画の保護を行う
ためにチャンネル固定モードの設定を行うと、システム
コントローラ41は、リモコンからのチャンネル番号を
示す制御信号、音声切換を示す制御信号及びチャンネル
固定モードを示す制御信号を受信し、BS11チャンネ
ルの信号を選局するようにBSチューナ23を制御し、
テレビ音声のPCM音声信号を出力するようにPSK復
調器25を制御し、ビデオ処理回路24からのカラーテ
レビ信号とD/A変換器26からのテレビ音声信号を選
択するように切換スイッチ32a、32cを制御する。
また、このとき、システムコントローラ41は、利用者
が、誤ってチャンネル切換や音声切換の操作を行って
も、チャンネルや音声が切り換わらないようにBSチュ
ーナ23、PSK復調器25及びAVスイッチ32を制
御する。
【0041】そして、切換スイッチ32aで選択された
カラーテレビ信号とPSK復調器25及び切換スイッチ
32cで選択されたテレビ音声信号は、それぞれ外部出
力端子31g、31hを介してVTR60に供給され
る。この結果、BS11チャンネルの通常放送番組が、
録音する音声信号をテレビ音声信号としてVTR60の
磁気テープ(図示せず)に記録される。ところで、この
具体例では、上述のようにチャンネル固定モードに設定
すると、チャンネル切換の固定(禁止)に加えて音声切
換も禁止しているので、利用者が、誤って音声切換の操
作を行っても、音声は切り換わることがなく、誤操作等
に対する録画の保護を行うことができる。
【0042】また、このとき、利用者に、チャンネル固
定モードに設定されていて、音声切換が行えないことを
確認させるために、システムコントローラ41は、表示
マイコン45にチャンネル固定モードに設定されている
ことを示すデータをI2Cバスを介して供給する。表示マ
イコン45は、このデータに基づいて、例えば画面の右
上隅に例えば「チャンネル固定」と表示するためのRG
B信号をRGBスイッチ35を介してビデオプロセス回
路33に供給する。そして、ビデオプロセス回路33
は、上述のように切換スイッチ32aからのカラーテレ
ビ信号をRGB信号に変換すると共に、このRGB信号
にRGBスイッチ35からのRGB信号を、所謂スーパ
ーインポーズするために多重する。この結果、利用者
は、音声切換の操作を行っても、音声が切り換わらない
理由を知ることができる。
【0043】つぎに、例えば、利用者がBS放送におけ
るBS3チャンネルの有料放送番組を、音声をテレビ音
声としてVTR60で録画するために、リモコンを用い
てチャンネルをBS3チャンネルに、音声切換をテレビ
音声に設定すると共に、録画の保護を行うためにチャン
ネル固定モードの設定を行うと、システムコントローラ
41は、リモコンからのチャンネル番号を示す制御信
号、音声切換を示す制御信号及びチャンネル固定モード
を示す制御信号を受信し、BS3チャンネルの信号を選
局するようにBSチューナ23を制御し、JSBデコー
ダ52でディスクランブラされたカラーテレビ信号を選
択し、JSBデコーダ52でディスクランブラされたテ
レビ音声信号を選択するように切換スイッチ32a、3
2cを制御する。また、このとき、システムコントロー
ラ41は、利用者が、誤ってチャンネル切換操作や音声
切換操作を行っても、チャンネルや音声が切り換わらな
いようにBSチューナ23及びAVスイッチ32を制御
する。
【0044】そして、切換スイッチ32aで選択された
カラーテレビ信号と切換スイッチ32cで選択されたテ
レビ音声信号はそれぞれ外部出力端子31g、31hを
介してVTR60に供給される。この結果、BS3チャ
ンネルの有料放送番組が、録音する音声信号をテレビ音
声信号としてVTR60の磁気テープに記録される。と
ころで、この具体例では、上述のようにチャンネル固定
モードに設定すると、チャンネル切換の禁止に加えて音
声切換も禁止しているので、利用者が、誤って音声切換
の操作を行っても、音声は切り換わることがなく、誤操
作等に対する録画の保護を行うことができる。なお、録
音する音声を独立音声とするときは、JSBデコーダ5
2から外部入力端子31eを介して供給される独立音声
信号を選択するように切換スイッチ32cを制御すれば
よい。
【0045】以上のように、この実施例のテレビジョン
受像機では、1つの映像信号と、テレビ音声信号と独立
音声信号の2つの音声信号(モノラルでは4チャンネ
ル、ステレオでは2チャンネル)を多重して1チャンネ
ルの信号とする衛星放送を、所望の音声と共に録画する
際に、チャンネル固定モードに設定すると、BSチュー
ナ23のチャンネル切換を禁止(固定と)すると共に、
PSK復調器25及びAVスイッチ32の切換を禁止す
ることにより、誤って録画の途中でチャンネル切換や音
声切換の操作を行っても、チャンネル及び音声が切り換
わることなく、録画の保護を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、選局手
段で1つの映像信号と複数の音声信号を多重して1チャ
ンネルの信号とする衛星放送の受信信号を選局し、選局
されたチャンネルの信号から映像信号と複数の音声信号
を分離する共に、分離された複数の音声信号から少なく
とも1つの音声信号を選択し、これらの音声信号と映像
信号を、チャンネルを固定にして例えばVTRで録画を
行う際に、音声信号選択を固定に制御することにより、
誤って録画の途中でチャンネル切換や音声切換の操作を
行っても、チャンネル及び音声が切り換わることなく、
録画の保護を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビジョン受像機の回路構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
23・・・BSチューナ 25・・・PSK復調器 32・・・AVスイッチ 41・・・システムコントローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04N 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの映像信号と複数の音声信号を多重
    して1チャンネルの信号とする衛星放送の受信信号を選
    局する選局手段と、 該選局手段で選局されたチャンネルの信号から映像信号
    と複数の音声信号を分離する共に、分離された複数の音
    声信号から少なくとも1つの音声信号を選択し、該音声
    信号と上記映像信号を出力する信号処理手段と、 上記選局手段のチャンネル選局及び上記信号処理手段の
    音声信号選択を制御するとともに、1つの映像信号と複
    数の音声信号を多重したチャンネルが指定されたチャン
    ネル固定モードの設定を受け付けて上記選局手段のチャ
    ンネル選局を固定に制御する際には、上記信号処理手段
    の音声信号選択をも固定に制御する制御手段と、 上記チャンネル選局の固定と上記音声信号選択の固定が
    制御されていることを示す表示手段とを有すること特徴
    とするチューナ。
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