JP3657129B2 - 被覆アーク溶接棒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁等の維持管理の遂行が困難な構造物で、特に海岸近郊など塩害環境下で使用され、耐食性及び機械的性能が優れていることが要求される用途に好適の被覆アーク溶接棒に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、山間部及び海岸地帯等のように、塩水又は融雪塩が飛来する塩分腐食環境下にある道路橋等の橋梁構造物の溶接部は、耐食性向上のため、従来から塗装されて用いられている。しかし、この塗装塗膜は必ず経時劣化するため、耐食性維持のために、一定周期で塗装しなおす維持管理の必要性がある。
【0003】
一方、近時、これらの橋梁には、従来の多数桁橋梁に代わり、2主桁橋梁に代表されるような主桁の数が少ない少数主桁橋梁が多く用いられるようになっている。この少数主桁橋梁は、多数桁橋梁に比して、使用鋼材量(鋼重)及び橋材片数が削減可能で、施工性も良く、環境保護及び工期の短縮の点で利点を有する。そして、このような少数主桁橋梁には、橋梁設置後の維持管理の負荷及びコストの最小化と、橋梁自体の高寿命化が強く求められている。従って、このような少数主桁橋の構造材に使用される溶材には、前記塩分腐食環境下であっても、耐食性が優れた溶材が強く求められている。
【0004】
従来、耐候性鋼用被覆アーク溶接棒(JIS Z3214)としては、Cu:0.30乃至0.70質量%、Cr:0.45乃至0.75質量%及びNi:0.05乃至0.70質量%を溶着金属中に含有するものが提示されているが、これらは、前記微量元素の作用によって、表面に生成するさびが、高い耐食性を有する緻密な「安定さび層」となる自己防食機能を有している。そして、このような性質により、前記橋梁等のように、これまで種々の構造物のメンテナンスフリーの構造材として、基本的に無塗装で使用されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記塩分腐食環境下では、塩分の影響により、前記「安定さび層」が形成されにくくなる。そして、この「安定さび層」が形成されなくなると、耐食性は著しく低下してしまう。これは、前記塩分の多い腐食環境下では、腐食に伴って、さび皮膜中のpHが特に低下することに起因している。即ち、通常、腐食がわずかでも始まると、先ず、Fe→Fe2++2e-の反応が生じ、これに続くFe2++2H2O→Fe(OH)2+2H+なる反応により、鋼表面のpHが低下し、さび皮膜及びさび皮膜と溶接金属との界面のpHも低下する。そして、これらのpHが一旦低下すると、電気的中性を保つためにさび皮膜中の塩素イオンの輸率が増大し、塩素イオンの濃縮がさび皮膜と溶接金属との界面で生じる。この結果、この界面部分に塩酸雰囲気が形成され、溶接金属の腐食を促進する。また、これと同時に、さび皮膜中のpHの低下によって、鉄イオンの溶解度が大きくなり、防食機構の要である前記「安定さび層」の形成を阻害する現象も生じ、腐食加速状況が形成される。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、少数主桁橋等の構造材として使用可能な耐食性を有すると共に、機械的性能が優れた被覆アーク溶接棒を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る被覆アーク溶接棒は、塩害環境下用鋼板を溶接する際に使用され、鋼心線外周に被覆剤を塗布してなる被覆アーク溶接棒において、被覆アーク溶接棒全質量に対する質量%として、被覆剤中及び鋼心線中の総量で、C:0.005乃至0.20質量%、P:0.04質量%以下、Cu:0.05乃至1.0質量%、Ni:0.05乃至7.0質量%、Ti:0.10乃至5.0質量%(TiO2(Ti換算)を含む)を含有し、Cr:0.10質量%以下、S:0.04質量%以下に規制したことを特徴とする。
【0008】
本発明者等は、前記従来の耐候性鋼用被覆アーク溶接棒が、特に、前記少数主桁橋等の構造材に求められているレベル、即ち、無塗装で使用可能な裸耐候性のレベルまでに、溶接部の耐食性を改善できない理由を追求した。その結果、これらの耐候性鋼用被覆アーク溶接棒に含まれるCrが腐食因子として作用していることを知見した。
【0009】
Crを0.10質量%を超えて含有する場合、溶接金属のミクロな表面欠陥部において腐食がわずかでも始まると、化学平衡的に鉄原子に伴いCr原子も微量溶解し、この微量溶解するCrイオンが、Clイオンの作用も加わり、前記溶接金属のミクロな表面欠陥部内におけるpHの低下の原因となる。また、このCrイオンが、欠陥内での凝縮水分の酸化性を促進し、腐食を誘発する作用がある。
【0010】
従って、本発明においては、Crの含有量を0.10質量%以下にする。そして、Crに代わる前記「安定さび層」の形成促進元素としてTiを選択した。Tiは、Crのような前記pHの低下の原因とならずに、前記「安定さび層」の形成促進効果があるという特異な性質を有する。本発明におけるTiの添加目的は、前述のとおり緻密な「安定さび層」の形成であり、この点がCrの低減と共に本発明の特徴の一つである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の被覆アーク溶接棒の成分添加理由及び組成限定理由について説明する。
【0012】
C:0.005乃至0.20質量%
Cは溶接金属の強度を確保するために添加する元素である。C含有量が0.005質量%未満では溶接金属のC量が低くなりすぎるため強度が確保しにくくなるばかりでなく、溶接中のシールド効果が不足することによって、溶接金属中のN量が増大し衝撃性能が劣化する。また、C含有量が0.20質量%を超えると溶接金属中のC量が高くなりすぎるため強度が高くなり過ぎ、耐割れ性も急激に劣化する。従って、Cは0.005乃至0.20質量%とする。
【0013】
P:0.04質量%以下
Pは安定さび層を生成し、耐食性を向上させる元素であるが、本発明ではTi等の含有により、安定さび層の生成を達成できるため、過度の含有は必要ない。逆に、Pの過度の添加は靭性劣化及び耐割性劣化を招くため、Pは0.04質量%以下とする。
【0014】
S:0.04質量%以下
Sは腐食の起点となるFeS及びMnSを生成し、耐食性の劣化を招く。また、耐割れ性も劣化する。Niを過剰に含有した場合、NiSは溶接金属の粒界に析出し、延性及び靭性劣化を招く。このため、Sは0.04質量%以下とする。
【0015】
Cu:0.05乃至1.0質量%
Cuは電気化学的に鉄より貴な元素であり、安定さび層の生成を促進し、耐食性を向上させる効果を有する。Cuが0.05質量%未満では、これらの効果が得られない。Cuが1.0質量%を超えると、それ以上添加してもその添加量に見合う効果は得られず、逆に脆化と耐割性劣化を引き起こす。このため、Cuは0.05乃至1.0質量%とする。
【0016】
Ni:0.05乃至7.0質量%
NiはCuと同様に耐食性向上効果を有する。Niが0.05質量%未満では、これらの効果が得られない。逆に、Ni含有量が7.0質量%超では、それ以上の効果は得られず、逆に強度が過大となるため、耐割れ性劣化及び延性劣化が生じる。このため、Ni含有量は0.05乃至7.0質量%とする。
【0017】
Cr:0.10質量%以下
Crはミクロな表面欠陥部内におけるpHの低下原因となり、欠陥内での凝縮水分の酸化性を促進し、腐食を誘発する作用を有するため、耐食性を劣化させる元素である。このため、Crは0.10質量%以下とする。
【0018】
Ti:0.10乃至5.0質量%(TiO 2 (Ti換算)を含む)
TiはCrに代わる安定さび層の生成促進元素である。TiはCrのように前記pHの低下の原因となるような耐食性への悪影響もなく、更に結晶粒微細化による生成さびの微細化及び靭性向上の効果を有する。Tiが0.10質量%未満では、これらの効果が得られない。一方、Tiが5.0質量%超では、それ以上の効果も得られず、経済的でない。
【0019】
本発明の被覆アーク溶接棒は、上記の各成分に加えて、通常の被覆アーク溶接棒に含まれるスラグ生成剤、脱酸剤及び弗化物等を含有することができる。
【0020】
本発明の被覆アーク溶接棒における鋼心線の材質、被覆率、心線径の条件は適宜選択すればよく、制限されるものではない。
【0021】
【実施例】
次に、本発明の範囲に入る実施例と、本発明の範囲から外れる比較例とについてその特性を比較し、本発明の効果を実証した結果について説明する。被覆アーク溶接棒全質量に対する質量%として、被覆剤中及び鋼心線中の総量が、下記表1に示す組成の被覆アーク溶接棒(直径4.0mm)を作製し、試験に供した。試験は3種類で、使用した鋼板は以下のとおりである。
【0022】
鋼板の板厚:20mm
鋼板の化学成分:C:0.09質量%、Si:0.22質量%、Mn:0.95質量%、P:0.014質量%、S:0.006質量%、Cu:0.48質量%、Ni:0.78質量%、Cr:0.02質量%、Ti:0.04質量%
【0023】
(1)耐食性試験
鋼板に50°のV溝(深さ15mm)からなる開先を形成し、この開先を表1に示す被覆アーク溶接棒により下記条件にて溶接した。
【0024】
溶接姿勢:下向
溶接電流:180A,交流(AC)
溶接電圧:24V
溶接入熱:18乃至26kJ/cm
予熱・パス間温度:100℃
【0025】
得られた溶接金属の表面下1mmから厚さ10mmの試験片を採取して、週1回の塩水散布を含む1年間の大気暴露試験を行ない、その長期耐久性を評価した。その結果を下記表2に示す。
【0026】
表2における1年間の大気暴露試験条件は、実際の塩分腐食環境下に合わせて週1回の5体積%塩水の散布を行い、供試材は南向き、水平に対し30°の傾斜で設置した。この大気暴露試験後、溶接金属の平均板厚減少量を測定し、0.9mm以下を良好とした。
【0027】
(2)耐割れ性試験
JIS Z3157に示すU型スリット割れ試験を実施した。溶接はACで180Amp,24Vで、予熱は実施していない。その他の条件はJIS Z3157のとおりである。そして、72時間放置後、断面割れを観察し割れの発生したものを不良、割れが認められなかったものを良好と評価した。
【0028】
(3)全溶着金属の機械的性能
JIS Z3214に規定された全溶着金属の機械的性能を調査した。溶接は交流で180A,24Vで行ない、その他の条件はJIS Z3214のとおりである。そして、引張強度が490乃至640N/mm2、伸びが23%以上、衝撃値が0℃で47J以上の場合を良好と評価し、それ以外を不良とした。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
この表2に示すように、本発明の実施例は、いずれも耐食性、耐割れ性及び機械的性能の全てが優れていた。これに対し、比較例の場合は、これらの特性のいずれかが劣るものであった。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は特に塩分腐食環境下の少数主桁橋梁等の構造物において使用可能な優れた耐食性を有するとともに、良好な機械的性能及び溶接作業性を兼備した被覆アーク溶接棒を提供することができる。従って、本発明は、この耐食性が優れた構造物の溶接施工を初めて可能にし、またその需要を大幅に拡大するものであり、工業的な価値は大きい。
Claims (1)
- 塩害環境下用鋼板を溶接する際に使用され、鋼心線外周に被覆剤を塗布してなる被覆アーク溶接棒において、被覆アーク溶接棒全質量に対する質量%として、被覆剤中及び鋼心線中の総量で、
C:0.005乃至0.20質量%
P:0.04質量%以下
Cu:0.05乃至1.0質量%
Ni:0.05乃至7.0質量%
Ti:0.10乃至5.0質量%(TiO2(Ti換算)を含む)
を含有し、Cr:0.10質量%以下、S:0.04質量%以下に規制したことを特徴とする被覆アーク溶接棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27911898A JP3657129B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 被覆アーク溶接棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27911898A JP3657129B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 被覆アーク溶接棒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000107888A JP2000107888A (ja) | 2000-04-18 |
JP3657129B2 true JP3657129B2 (ja) | 2005-06-08 |
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Family Applications (1)
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JP27911898A Expired - Lifetime JP3657129B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 被覆アーク溶接棒 |
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Country | Link |
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CN106216884A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-12-14 | 安徽飞弧焊业股份有限公司 | 一种结构稳定无镀铜涂层焊丝 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP27911898A patent/JP3657129B2/ja not_active Expired - Lifetime
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