JP3656380B2 - モータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、整流子を備えたモータに関し、詳しくは、整流子及びブラシを保護するとともに雑音を防止し、且つ、そのための構成がモータの回転において抵抗になるのを抑制しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示すように、整流子1を備えたモータにあっては、ロータ9側の整流子1のセグメント5が固定側のブラシ10に摺接して回転して、電流の方向が切り換わる際に、隣接するセグメント5,5間にアークが発生し、アークを吸収する素子がない場合には、ブラシ10及びセグメント5が電気的に磨耗し、モータの寿命を短くし、又、アークにより電波障害をおこし、種々の機器にノイズを与えるという問題があった。図2において、13はモータ端子、14は回転軸、15は軸受、16はロータ鉄心、17はマグネット、18はケース、19はロータコイル、20、21は軸受台、22はブッシュである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、アークの発生を抑えて整流子及びブラシを保護するとともに雑音を防止し、且つ、そのための構成がモータの回転において抵抗にならないようにしようとするモータを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、回転軸14の周方向に複数配置した整流子1のセグメント5を折曲げて端子2を形成すると共に端子2から隣接する端子2に向けて弧状の保持体3を各々延出し、各保持体3を回転軸14廻りの円周軌跡上に沿って配置して隣接する保持体3に雑音防止部材4を電気的・機械的に保持して成ることを特徴とするものである。
(作用)
請求項1においては、端子2a,2b,2cから延出した保持体3,3間に設けた雑音防止部材4によって、端子2a,2b,2c間にアークが生じるのを抑制し、雑音防止をおこなうことができながら、各端子2a,2b,2cからは隣接の端子2b,2cに向けて弧状に保持体3,3が延出され、端子2a,2b,2c及び保持体3…が略同一面上に配置することが可能となり、このように、端子2a,2b,2c及び保持体3…を同一平面上に配置することで、ロータの回転を阻害することがなく、且つ、雑音防止部材4をチップコンデンサ4aのような薄型のものを使用する場合には、同様に、ロータの回転を阻害することを軽減できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
図1(a)は整流子1の断面図、同図(b)は正面図である。モータの全体構成は図3の従来例と基本的に同一なので、全体図面及び説明は省略する。モータの回転軸14に挿通されて固定される絶縁基台23にセグメント5,5,5を固定リング6とともに保持している。セグメント5には各端子2a,2b,2cが折曲げられて形成され、各端子2a,2b,2cは回転軸14の軸芯とは直交する同一面上に配置されている。各端子2a,2b,2cには、隣接する端子2b,2c側に向けて弧状の保持体3,3を各々延出している。保持体3は端子2a,2b,2cに一連に且つ上記同一面上に配置されている。つまり、端子2a,2b,2c及び保持体3…は回転軸14の軸芯とは直交する同一面上に配置されていて、回転軸14の回転を阻害することがないようにしている。
【0006】
隣接する端子2a,2bの保持体3,3間に雑音防止部材4としてのチップコンデンサ4aを半田24にて接続して電気的・機械的に保持している。本実施の形態においては、端子2a,2b,2cから延出した保持体3,3間に設けた雑音防止部材4によって、端子2a,2b,2c間にアークが生じるのを抑制し、雑音防止をおこなうことができるのであり、且つ、各端子2a,2b,2c及び保持体3…は回転軸14の軸芯とは直交する同一面上に配置していて、ロータの回転を阻害することがないものである。しかも、雑音防止部材4をチップコンデンサ4aのような薄型のものを使用しているから、同様に、ロータの回転を阻害することを軽減できるのである。
【0007】
【発明の効果】
請求項1においては、回転軸の周方向に複数配置した整流子のセグメントを折曲げて端子を形成すると共に端子から隣接する端子に向けて弧状の保持体を各々延出し、各保持体を回転軸廻りの円周軌跡上に沿って配置して隣接する保持体に雑音防止部材を電気的・機械的に保持しているから、端子から延出した保持体間に設けた雑音防止部材によって、端子間にアークが生じるのを抑制し、雑音防止をおこなうことができながら、各端子からは隣接の端子に向けて弧状に保持体が延出され、端子及び保持体が略同一面上に配置することが可能となり、このように、端子及び保持体を同一平面上に配置することで、ロータの回転を阻害することがなく、且つ、雑音防止部材をチップコンデンサのような薄型のものを使用する場合には、同様に、ロータの回転を阻害することを軽減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示し、(a)は整流子の断面図、(b)は正面図である。
【図2】従来例を示すモータの一部断面した側面図である。
【図3】従来例を示し、(a)は整流子の断面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 整流子
2a 端子
2b 端子
2c 端子
3 保持体
4 雑音防止部材
5 セグメント
6 固定リング
Claims (1)
- 回転軸の周方向に複数配置した整流子のセグメントを折曲げて端子を形成すると共に端子から隣接する端子に向けて弧状の保持体を各々延設し、各保持体を回転軸廻りの円周軌跡上に沿って配置して隣接する保持体に雑音防止部材を電気的・機械的に保持して成ることを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32363297A JP3656380B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32363297A JP3656380B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164525A JPH11164525A (ja) | 1999-06-18 |
JP3656380B2 true JP3656380B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=18156901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32363297A Expired - Fee Related JP3656380B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3656380B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5759917B2 (ja) * | 2012-02-28 | 2015-08-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブラシ付きモータ |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP32363297A patent/JP3656380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11164525A (ja) | 1999-06-18 |
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