JP2023166194A - ブラシ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気音増大を抑制することができるブラシ装置を提供する。【解決手段】ブラシ装置10は、整流子87に接触するブラシ30と、ブラシ30を収容しているブラシホルダ20と、ブラシ30を整流子87に向けて付勢しているスプリング50と、ブラシ30をブラシホルダ20に押し付けている押付部材60とを備える。ブラシホルダ20は、ブラシ30の周方向一方側の第1側面36に接触している第1側壁部22と、ブラシ30の周方向他方側の第2側面37との間に周方向クリアランス70を隔てて配置された第2側壁部23とを有する。押付部材60は、ブラシ30を第1側壁部22に押し付けることで当該ブラシ30を理想位置に配置している。【選択図】図3

Description

本発明は、ブラシ装置に関する。
従来、整流子に接触するブラシと、ブラシを収容するブラシホルダと、ブラシを整流子に向けて付勢するスプリングとを備えるブラシ装置が知られている。特許文献1に開示されたブラシは、コイルスプリング当接面からコイルスプリングの内側に向けて突出する先窄まりの係合突起部を有する。
特開2016-19380号公報
特許文献1では、ブラシとブラシホルダとの間のクリアランス、および給電線の剛性の影響によりブラシがブラシホルダ内で周方向の一方へ偏ることが考慮されていない。上記のようにブラシが偏ると、ブラシの周方向の片側だけが整流子に接触する片当たり状態となり、整流時の整流区間が短くなって磁気音が大きくなる問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、磁気音増大を抑制することができるブラシ装置を提供することである。
本発明のブラシ装置は、整流子(87)に接触するブラシ(30)と、ブラシを収容しているブラシホルダ(20)と、ブラシを整流子に向けて付勢しているスプリング(50)と、ブラシをブラシホルダに押し付けている押付部材(60)とを備える。整流子の回転軸心(O)まわりの方向を周方向とする。ブラシの周方向中央を通る仮想的な面をブラシ中央面(S)とする。ブラシ中央面が回転軸心を通るように配置されたブラシの位置を理想位置とする。
ブラシホルダは、ブラシの周方向一方側の第1側面(36)に接触している第1側壁部(22)と、ブラシの周方向他方側の第2側面(37)との間に周方向クリアランスを隔てて配置された第2側壁部(23)とを有する。押付部材は、ブラシを第1側壁部に押し付けることで当該ブラシを理想位置に配置している。
このようにブラシを理想位置に配置して整流子に接触させることで、ブラシの片当たり状態を抑制することができる。そのためブラシの整流子への当たり方を安定させ、磁気音増大を抑制することができる。
第1実施形態のブラシ装置が適用されたモータの縦断面図。 図1のII-II線断面図。 図2のIII部のブラシホルダ、ブラシおよび押圧部材の拡大図。 図3のVI-VI線断面図。 図3のV-V線断面図。 第2実施形態のブラシ装置の断面図であって、第1実施形態における図2に対応する図。
以下、ブラシ装置の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態のブラシ装置が適用された、電動パワーステアリング装置に用いられるモータについて説明する。図1~図2に示すように、モータ80は有底筒状のモータヨーク81を備える。モータヨーク81の内壁面には、2対の永久磁石82が固定されている。モータヨーク81の開放端には、モータハウジング83が固定されている。
モータヨーク81内には、アーマチャ84が設けられている。アーマチャ84は、回転軸85、アーマチャコア86、および整流子87を有する。回転軸85は、モータヨーク81と同軸上に配置されている。回転軸85の一端部は、軸受88を介してモータヨーク81の底部により回転自在に支持されている。回転軸85の他端部は、軸受89を介してモータハウジング83により回転自在に支持されている。
アーマチャコア86および整流子87は、回転軸85に固定されている。アーマチャコア86は、複数のティース91を有する。ティース91のまわりには、導電性の巻線からなる図示しないアーマチャコイルが形成されている。整流子87は、同心状に配置された複数の整流子片92を有する。各整流子片92間は、電気的に絶縁された状態となっている。整流子片92には、対応するアーマチャコイルが電気的に接続されている。
整流子87の外側には、2対のブラシ装置10が設けられている。ブラシ装置10のブラシホルダ20は、軸方向を厚み方向とする円板状のベース部材93と一体に形成されている。ベース部材93は、モータハウジング83に固定されている。
(ブラシ装置)
次に、ブラシ装置10について説明する。以下、単に軸方向、径方向、周方向と記載した場合、特に断りのない限り、整流子87の軸方向、径方向、周方向であるものとする。
図2~図5に示すように、ブラシ装置10は、整流子87に対して径方向外側に配置されている。ブラシ装置10は、電気絶縁性を有する材料からなるブラシホルダ20と、ブラシホルダ20内に設けられたブラシ30およびスプリング50とを備える。
ブラシホルダ20は、ベース部材93の一部からなる底壁部21と、底壁部21から軸方向一方に突出する第1側壁部22および第2側壁部23と、第1側壁部22および第2側壁部23の突出方向の先端を繋ぐ頂壁部24とを有する。第1側壁部22および第2側壁部23は、径方向に沿って互いに平行に配置されている。ブラシホルダ20の径方向外側の端部には、キャップ25が取付けられている。ブラシホルダ20は、底壁部21、第1側壁部22、第2側壁部23および頂壁部24により囲まれた矩形筒状の空間内にブラシ30およびスプリング50を収容している。
ブラシ30は、整流子87に接触するように配置されている。スプリング50は、コイルスプリングであり、圧縮された状態でブラシホルダ20内に設けられ、ブラシ30を整流子87に向けて付勢している。
ブラシ30は、略矩形ボックス状となっている。ブラシ30の径方向内側の端面は、整流子87に当接する整流子当接面31となっている。整流子当接面31は、先端面32と、先端面32に対して傾斜する傾斜面33とを有して構成されている。先端面32と傾斜面33との境目には、段部34が形成されている。ブラシ30の径方向外側の端面は、スプリング50に当接するスプリング当接面35となっている。第1実施形態では、スプリング当接面35と先端面32とが互いに平行に延在している。
ブラシ30の周方向の両端面は、周方向において第1側壁部22または第2側壁部23と対向する第1側面36および第2側面37となっている。第1側面36と第2側面37とは互いに平行に延在している。ブラシ30の軸方向の両端面は、軸方向において頂壁部24または底壁部21と対向する頂面38および底面39となっている。頂面38と底面39とは互いに平行に延在している。
第1側壁部22と第2側壁部23との間の間隙は、第1側面36と第2側面37との距離よりもわずかに大きくなっている。また、頂壁部24と底壁部21との間の間隙は、頂面38と底面39との距離よりもわずかに大きくなっている。これによりブラシ30をブラシホルダ20内に組付け可能とすると共に、ブラシ30をブラシホルダ20内で径方向にスムーズに移動可能とすることができる。
ここで、ブラシ30の周方向中央を通る仮想的な面をブラシ中央面Sとする。また、ブラシ中央面Sが整流子87の回転軸心Oを通るように配置されたブラシの位置を理想位置とする。ブラシ装置10は、ブラシ30が理想位置に位置するように当該ブラシをブラシホルダ20に押し付けている押付部材60をさらに備える。
第1側壁部22は、ブラシ30の第1側面36に面接触している。第2側壁部23は、ブラシ30の第2側面37との間に周方向クリアランス70を隔てて配置されている。押付部材60は、ブラシ30を第1側壁部22に押し付けることで当該ブラシ30を理想位置に配置している。
押付部材60は、導電性を有する材料からなり、ブラシ30を電源に接続する給電線を兼ねる。第1実施形態では、押付部材60は、周方向において隣り合う2つのブラシ装置10のうち一方のブラシ30から他方のブラシ30まで周方向に延びるように設けられた押付部61と、押付部61の中央に接続する端子部62とを有する。押付部61は、第2側壁部23の通孔26を通じてブラシホルダ20内からブラシホルダ20外まで延びている。
第2側壁部23と周方向に対向するブラシ30の第2側面37には、径方向へ延びる係合溝41が形成されている。押付部材60は、係合溝41の底部に接触するブラシ接触部63を有する。ブラシ接触部63は凸曲面に形成されている。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、ブラシホルダ20は、ブラシ30の周方向一方側の第1側面36に接触している第1側壁部22と、ブラシ30の周方向他方側の第2側面37との間に周方向クリアランス70を隔てて配置された第2側壁部23とを有する。押付部材60は、ブラシ30を第1側壁部22に押し付けることで当該ブラシ30を理想位置に配置している。このようにブラシ30を理想位置に配置して整流子87に接触させることで、ブラシ30の片当たり状態を抑制することができる。そのためブラシ30の整流子87への当たり方を安定させて整流区間を十分に確保し、磁気音増大を抑制することができる。
第1実施形態では、押付部材60は、導電性を有する材料からなり、ブラシ30を電源に接続する給電線を兼ねる。そのため従来の給電線に代えて押付部材60を設けることで、部品点数増加を防ぐことができる。また、給電線の剛性に起因したブラシ30の整流子87への接触位置ずれを抑制することができる。
第1実施形態では、第2側面37には、径方向へ延びる係合溝41が形成されている。押付部材60は、係合溝41の底部に接触するブラシ接触部63を有する。ブラシ接触部63は凸曲面に形成されている。そのためブラシ30が磨耗してもブラシ接触部63が係合溝41内を径方向へスムーズに相対移動することで、ブラシ30の径方向内側への移動を妨げることなく、ブラシ30の第1側壁部22への押し付けを継続することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図6に示すように押付部61からなる例えば樹脂製などの押付部材60を端子部62とは別に設けてもよい。押付部材60がブラシ30を第1側壁部22に押し付けてブラシ30を理想位置に配置することで、第1実施形態と同等の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、1つのブラシ装置ごとに1つの押付部材が設けられてもよい。他の実施形態では、押付部材は、円弧状の形に限らず、例えばコイル状または板バネ状などの他の形であってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10 ブラシ装置、20 ブラシホルダ、22 第1側壁部、23 第2側壁部、
30 ブラシ、36 第1側面、37 第2側面、50 スプリング、60 押付部材、
87 整流子、O 回転軸心、S ブラシ中央面。

Claims (3)

  1. 整流子(87)に接触するブラシ(30)と、
    前記ブラシを収容しているブラシホルダ(20)と、
    前記ブラシを前記整流子に向けて付勢しているスプリング(50)と、
    前記ブラシを前記ブラシホルダに押し付けている押付部材(60)と、
    を備え、
    前記整流子の回転軸心(O)まわりの方向を周方向とし、前記ブラシの周方向中央を通る仮想的な面をブラシ中央面(S)とし、前記ブラシ中央面が前記回転軸心を通るように配置された前記ブラシの位置を理想位置とすると、
    前記ブラシホルダは、前記ブラシの周方向一方側の第1側面(36)に接触している第1側壁部(22)と、前記ブラシの周方向他方側の第2側面(37)との間に周方向クリアランス(70)を隔てて配置された前記第2側壁部(23)とを有し、
    前記押付部材は、前記ブラシを前記第1側壁部に押し付けることで当該ブラシを前記理想位置に配置している、ブラシ装置。
  2. 前記押付部材は、導電性を有する材料からなり、前記ブラシを電源に接続する給電線を兼ねる、請求項1に記載のブラシ装置。
  3. 前記回転軸心に直交する方向を径方向とすると、
    前記第2側面には、径方向へ延びる係合溝(41)が形成され、
    前記押付部材は、凸曲面に形成されて前記係合溝の底部に接触するブラシ接触部(63)を有する、請求項1または2に記載のブラシ装置。
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