JP3656236B2 - 発光ダイオード及び発光ダイオードランプ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード、特にOA機器関係の読み取り用光源やイレース用光源に用いる発光ダイオードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の発光ダイオードランプについて図面を参照して説明する。
図12は従来の発光ダイオードランプの概略正面図、図13は図12に示す発光ダイオードランプのA−A矢視方向概略断面図、図14は図12に示す発光ダイオードランプのB−B矢視方向概略断面図である。
【0003】
従来の発光ダイオードランプ7は、図12乃至図14に示すように、発光面を同じ方向に向けて一列に配列された複数の発光素子71と、複数の発光素子71の各々に対応するように設けられた、発光素子71に電力を供給する複数の一対のリード72a,72bと、光透過性材料73と、複数の発光素子71の配列方向を中心軸とする柱面状の反射面74と、複数の発光素子71の背面側に設けられた放射面75と、を有する。各発光素子71は、対応するリード72a上に導電性接着剤(不図示)を介して載置されている。また、各発光素子71は、ワイヤ(不図示)により、対応するリード72bと電気的に接続されている。複数の一対のリード72a,72bは、図12に示すように、光透過性材料73の両側面方向へ交互に引き出されている。複数の発光素子71と、複数の一対のリード72a,72bの先端部とは、光透過性材料73により一体的に封止されている。反射面74及び放射面75は光透過性材料73の表面に形成されている。
【0004】
上記構成の従来の発光ダイオードランプ7は、複数の発光素子71が発した光の略全光束を柱面状の反射面74で反射して放射面75から前方に放射する。
上記構成の従来の発光ダイオードランプ7によれば、光の放射方向は、柱面状の反射面74によって制御されるので、発光素子が発した光をスポット状(ここでは、細い線幅の線状)に集光したときに、集光効率を高めることができる。したがって、高い照射光量密度を得ることができる。尚、発光素子の発光面側に設けられたレンズ面で光の放射方向を制御する所謂レンズ型発光ダイオードランプでも、発光素子が発した光をスポット状に集光することができるが、集光効率が低く、したがって高い照射光量密度を得ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の従来の発光ダイオードランプ7では、一列に配列された複数の発光素子71から発せられる熱により、各発光素子71の発光出力が低下したり、寿命が短くなったりするという問題がある。また、上記構成の従来の発光ダイオードランプ7では、反射面74で反射した光の一部が複数のリード72a,72bで遮られて、照射光量密度にムラが生じるという問題がある。このため、上記構成の従来の発光ダイオードランプ7を例えばOA機器関係の読み取り用光源に用いることは困難であった。
【0006】
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、放熱性がよくて発光出力の低下がなく、且つ寿命特性が良好な発光ダイオード及び発光ダイオードランプを提供することを目的とするものである。
また、本発明は照射光量密度のムラが少ない発光ダイオード及び線状光源として最適な発光ダイオードランプを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明の発光ダイオードは、発光素子と、前記発光素子に電力を供給するリードと、前記リードの一部と前記発光素子とを封止するとともに、前記発光素子の発光面に対向する側に前記発光素子が発した光を反射する反射面が形成され、且つ前記発光素子の背面側に前記反射面で反射された光を外部に放射する放射面が形成された光透過性材料とを具備し、前記光透過性材料は前記リードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成され、前記光透過性材料の薄肉状に形成された部分に当接するようにして放熱板が取着されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の発明の発光ダイオードは、請求項1記載の発明において、前記リードの引き出し方向が一方向であることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の発明の発光ダイオードランプは、一列に配列された複数の発光素子と、前記発光素子に電力を供給する複数のリードと、前記リードの一部と前記発光素子とを封止するとともに、前記発光素子の発光面に対向する側に前記発光素子が発した光を反射する柱面状の反射面が形成され、且つ前記発光素子の背面側に前記反射面で反射された光を外部に放射する放射面が形成された光透過性材料とを具備し、前記光透過性材料は前記リードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成され、前記光透過性材料の薄肉状に形成された部分に当接するようにして放熱板が取着され、且つ前記リードの引き出し方向が一方向であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載の発明の発光ダイオードランプは、請求項3記載の発明において、前記リードの下面側である反射面側の光透過性材料が薄肉状に形成され、且つ前記反射面と前記薄肉状に形成された部分との間の段差部が鏡面状に形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5記載の発明の発光ダイオードは、正面から見たときに略半分近くが切り欠かれた形状の凹面状の反射面と、発光面が前記凹面状の反射面に対向するように配置された発光素子と、前記発光素子が先端部に載置された、前記凹面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出されたリードと、前記発光素子の背面側に配置された放射面と、前記発光素子と前記リードの先端部とを封止するとともに、前記凹面状の反射面と前記放射面との間に充填された光透過性材料と、前記引き出されたリードに電気的絶縁部材を介して取着された放熱板と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6記載の発明の発光ダイオードは、請求項5記載の発明において、前記リードの下面側である反射面側の光透過性材料が薄肉状に形成され、且つ前記反射面と前記薄肉状に形成された部分との間の段差部が鏡面状に形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7記載の発明の発光ダイオードランプは、正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状の柱面状の反射面と、発光面が前記柱面状の反射面に対向するように配置された複数の発光素子と、前記発光素子が先端部に載置された、前記柱面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出された複数のリードと、前記発光素子の背面側に配置された放射面と、前記発光素子と前記リードの先端部とを封止するとともに、前記柱面状の反射面と前記放射面との間に充填された光透過性材料と、前記引き出されたリードに電気的絶縁部材を介して取着された放熱板と、を具備することを特徴とするものである。
【0014】
請求項8記載の発明の発光ダイオードランプは、請求項7記載の発明において、前記光透過性材料は、前記リードが引き出されている側の側面が鏡面状に形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】
リードの上面側が薄肉状となるように形成されているとは、リード近傍の上面の光透過性材料だけを部分的に薄肉状とすることから、リードが引き出されている側のほぼ全体、すなわち発光ダイオードを正面から見たときに略半分近くが薄肉状となるように形成することまでを含む意味である。また、リードの上面側の光透過性材料が薄肉状となるように形成するには、一旦反射面を形成した後に、光透過性材料を薄肉状となるように形成してもよいし、モールド形成する際に薄肉状となるように形成してもよい。薄肉状となるように形成した部分には、反射面を形成してもよいし、形成しなくてもよい。
【0016】
「リードの下面側が薄肉状となるように形成されている」についても、上記と同様である。
反射面とは、その断面形状が放物線状或いは楕円状等の凹面状に形成されていることをいい、凹面状の反射面や柱面状の反射面を含むものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第一実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図、図2は図1に示す発光ダイオードランプのC−C矢視方向概略断面図、図3は図1に示す発光ダイオードランプのD−D矢視方向概略断面図である。
【0018】
第一実施形態の発光ダイオードランプ1は、図1乃至図3に示すように、発光面を同じ方向に向けて一列に配列された複数の発光素子11と、複数の発光素子11の各々に対応するように設けられた、発光素子11に電力を供給する複数の一対のリード12a,12bと、光透過性材料13と、複数の発光素子11の配列方向を中心軸とする柱面状の反射面14と、複数の発光素子11の背面側に設けられた放射面15と、例えば厚みが3mm程度のヒートシンク等の放熱板16と、を備えている。
【0019】
各発光素子11は、対応するリード12a上に導電性接着剤(不図示)を介して載置されている。また、各発光素子11は、ワイヤ(不図示)により、対応するリード12bと電気的に接続されている。複数の一対のリード12a,12bは、図1に示すように、光透過性材料13の同一の側面方向(図1では右側方向)に引き出されている。複数の発光素子11と、複数の一対のリード12a,12bの一部とは、光透過性材料13により一体的に封止されている。反射面14及び放射面15は光透過性材料13の表面に形成されている。また、光透過性材料13には、図2に示すように、放射面15のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、薄肉部13aが形成されている。この薄肉部13aの肉厚(光透過性材料13の表面とリード12a,12bの上面との間の厚み)は、約0.1〜0.2mmである。放熱板16は、薄肉部13a上に取り付けられている。尚、放熱板16の形状は、図1及び図2に示すものに限定されない。
【0020】
上記構成の発光ダイオード1は、複数の発光素子11が発した光を柱面状の反射面14で反射して放射面15から前方に放射する。
本発明の第一実施形態によれば、光の放射方向は、柱面状の反射面14によって制御されるので、発光素子が発した光をスポット状(ここでは、細い線幅の線状)に集光したときに、集光効率を高くすることができる。したがって、高い照射光量密度を得ることができる。尚、発光素子の発光面側に設けられたレンズ面で光の放射方向を制御するレンズ型発光ダイオードランプでも、発光素子が発した光をスポット状に集光できるが、集光効率が低く高い照射光量密度を得ることができない。
【0021】
また、本発明の第一実施形態によれば、放射面15のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、光透過性材料13の薄肉部13aを形成し、この薄肉部13a上に放熱板16を取り付けたことにより、放熱板16を熱源となる発光素子11及び発光素子11の熱が伝わるリード12a,12bに近接させることができる。これにより、発光素子11が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子11の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子11の寿命を延ばすことができる。光透過性材料13は、絶縁材料なので、放熱板16が導電材料であっても、リード12a,12bが電気的に短絡する等の問題は生じない。
【0022】
さらに、本発明の第一実施形態によれば、複数の一対のリード12a,12bを一方向(図1の右側方向)に引き出すと共に、放射面15のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、そこに放熱板16を取り付けたことにより、光透過性材料13のリード12a,12bが引き出されている側からは、光が外部に放射されない。このため、照射光量密度にムラが生じるのを防止することができ、これにより、例えばOA機器関係の読み取り用光源にも用いることができる。また、照射光量密度に影響を与えることなくリード12a,12bの幅を広くすることができ、これにより、リード12a,12bの熱伝導性の改善を図ることができる。
【0023】
次に、本発明の第二実施形態について図面を参照して説明する。
図4は本発明の第二実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図、図5は図4に示す発光ダイオードランプのE−E矢視方向概略断面図である。尚、図4に示す発光ダイオードランプのF−F矢視方向概略断面図は、図3に示す第一実施形態の概略断面図と同様であるので省略する。また、第二実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号又は対応する符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0024】
第二実施形態である発光ダイオードランプ2が第一実施形態のものと異なる点は、図4及び図5に示すように、放熱板16を光透過性材料13の反射面14側に取り付けたことである。光透過性材料13には、図5に示すように、反射面14のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、薄肉部13bが形成されており、この薄肉部13b上に放熱板16が取り付けられている。
【0025】
上記構成の発光ダイオードランプ2は、複数の発光素子11が発した光を柱面状の反射面14で反射して放射面15から前方に放射する。
本発明の第二実施形態によれば、反射面14のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、光透過性材料13の薄肉部13bを形成し、この薄肉部13b上に放熱板16を取り付けたことにより、放熱板16を熱源となる発光素子11及び発光素子11の熱が伝わるリード12a,12bに近接させることができる。これにより、発光素子11が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子11の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子11の寿命を延ばすことができる。
【0026】
また、本発明の第二実施形態によれば、複数の一対のリード12a,12bを一方向(図1の右側方向)に引き出すと共に、反射面14のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、そこに放熱板16を取り付けたことにより、光透過性材料13のリード12a,12bが引き出されている側からは、光が外部に放射されない。このため、照射光量密度にムラが生じるのを防止することができる。その他の効果は、第一実施形態のものと同様である。
【0027】
尚、本発明の第二実施形態において、薄肉部13bの側面、すなわち、反射面14と薄肉部13bとの間に形成される段差部13cに、第二の反射面を形成するようにしてもよい。これにより、発光素子11から発せられ、段差部13cに到達した光を反射して、反射面14を介して外部に放射することができるので、発光ダイオードランプの光量を増加させることができる。
【0028】
更に、第一実施形態を示す図2及び第二実施形態を示す図5では、放熱板16は、発光素子が載置されているリードの先端部の近傍を除く位置まで形成したものとして説明したが、放熱板16は、リードの先端部近傍位置まで形成してもよい。
次に、本発明の第三実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図6は本発明の第三実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図、図7は図6に示す発光ダイオードランプのG−G矢視方向概略断面図である。尚、図6に示す発光ダイオードランプのH−H矢視方向概略断面図は、図3に示す第一実施形態の概略断面図と同様であるので省略する。また、第三実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号又は対応する符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0030】
第三実施形態である発光ダイオードランプ3が第一実施形態のものと異なる点は、図6及び図7に示すように、光透過性材料13のリード12a,12bが引き出されている側を切り取るようにして、リード12a,12bの先端部を光透過性材料13で封止し、複数の一対のリード12a,12bの露出部に絶縁部材17を介して放熱板16を取り付けたことである。柱面状の反射面14及び放射面15は、正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状となっている。また、発光素子11は、その発光面が柱面状の反射面14の頂部に対向するように配置されている。尚、図6及び図7に示す例では、反射面14側に放熱板16を取り付けているが、放射面15側に放熱板16を取り付けるようにしてもよい。また、リード12a,12bと放熱板16との間に絶縁部材17を介在させる代わりに、リード12a,12b又は放熱板16の表面に絶縁加工を施してもよい。
【0031】
上記構成の発光ダイオードランプ3は、複数の発光素子11が発した光を柱面状の反射面14で反射した後に放射面15から前方に放射する。
本発明の第三実施形態によれば、柱面状の反射面14を正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状とし、リード12a,12bの先端部を光透過性材料13で封止して、複数の一対のリード12a,12bの露出部に絶縁部材17を介して放熱板16を取り付けたことにより、放熱板16を熱源となる発光素子11及び発光素子11の熱が伝わるリード12a,12bに近接させることができる。これにより、発光素子11が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子11の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子11の寿命を延ばすことができる。
【0032】
また、本発明の第三実施形態によれば、柱面状の反射面14を正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状とし、リード12a,12bを反射面14の切り欠かれた方向から引き出したことにより、反射面14で反射した光をリード12a,12bで遮られることなく外部に放射することができる。これにより、照射光量密度にムラが生じるのを防止することができる。その他の効果は、第一実施形態のものと同様である。
【0033】
尚、本発明の第三実施形態において、光透過性材料13を切り取るようにした部分の段差部13dに、第二の反射面を形成するようにしてもよい。これにより、発光素子11から発せられ、段差部13dに到達した光を反射して、反射面14を介して外部に放射することができるので、発光ダイオードランプの光量を増加させることができる。また、図7では、発光素子が光透過性材料13により埋められている必要があるので、放熱板16は、発光素子が載置されているリードの先端部の近傍を除く位置にとどめる必要がある。
【0034】
次に、本発明の第四実施形態について図面を参照して説明する。
図8は本発明の第四実施形態である発光ダイオードの概略正面図、図9は図4に示す発光ダイオードのJ−J矢視方向概略断面図である。
第四実施形態の発光ダイオード4は、図8乃び図9に示すように、発光素子41と、発光素子41に電力を供給する一対のリード42a,42bと、光透過性材料43と、発光素子41の中心を通る直線であって発光素子41の発光面に垂直な線を中心軸とする軸対称の凹面状の反射面44と、発光素子41の背面側に設けられた放射面45と、例えば厚みが3mm程度のヒートシンク等の放熱板46と、を備えている。
【0035】
発光素子41は、リード42a上に導電性接着剤(不図示)を介して載置され、ワイヤ(不図示)によりリード42bと電気的に接続されている。リード42a,42bは、図8に示すように、光透過性材料43の側面へ向けて同一方向(図8の下側方向)に引き出されている。発光素子11と、リード42a,42bの一部とは、光透過性材料43により一体的に封止されている。反射面44及び放射面45は光透過性材料43の表面に形成されている。また、光透過性材料43には、図9に示すように、放射面45のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにして、薄肉部43aが形成されており、この薄肉部43a上に放熱板46が取り付けられている。尚、放熱板46の形状は、図8及び図9に示すものに限定されない。
【0036】
上記構成の発光ダイオード4は、発光素子41が発した光の略全光束を軸対称の反射面44で反射して放射面45から前方に放射する。
本発明の第四実施形態によれば、光の放射方向は、軸対称の反射面44によって制御されるので、発光素子が発した光をスポット状(ここでは、小さい円状)に集光したときに、集光効率を高くすることができる。したがって、高い照射光量密度を得ることができる。
【0037】
また、本発明の第四実施形態によれば、放射面45のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにして、光透過性材料43の薄肉部43aを形成し、この薄肉部43a上に放熱板46を取り付けたことにより、放熱板46を熱源となる発光素子41及び発光素子41の熱が伝わるリード42a,42bに近接させることができる。これにより、発光素子41が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子41の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子41の寿命を延ばすことができる。本実施形態は、リモコン等に用いる赤外光の発光ダイオード等、消費電力の大きいものに最適である。
【0038】
さらに、本発明の第四実施形態によれば、リード42a,42bを一方向に引き出すと共に、放射面45のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにして、そこに放熱板46を取り付けたことにより、光透過性材料43のリード42a,42bが引き出されている側からは、光が外部に放射されない。このため、リード42a,42bによる照射光量密度のムラを防止することができる。また、照射光量密度に影響を与えることなくリード42a,42bの幅を広くすることができ、これにより、リード42a,42bの熱伝導性の改善を図ることができる。
【0039】
尚、本発明の第四実施形態では、放熱板46を放射面45側に取り付けたものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図4及び図5に示す第二実施形態と同じように、反射面44のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにし、そこに放熱板46を取り付けてもよい。また、図6及び図7に示す第三実施形態と同じように、反射面44を正面から見たときに略半分近くが切り欠かれた形状とし、露出したリード42a,42bに放熱板46を取り付けるようにしてもよい。
【0040】
また、第四実施形態では、二つのリード42a,42bを一方向(図8の下方向)に引き出したものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、二つのリード42a,42bのうちの一方は、図8の上方向に引き出すようにしてもよい。
さらに、第四実施形態である発光ダイオードの左右両端部(図8のK部)をカットしたものを複数個用い、これ等の発光ダイオードを互いにカットした部分が接するように一列に配列して、線状光源として用いてもよい。
【0041】
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の各実施形態では、放熱板を取り付けたものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。放熱板を取り付けない場合であっても、発光素子及びリード近傍の光透過性材料の肉厚を薄くすることにより、発光素子が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子の寿命を延ばすことができる。
【0042】
また、薄肉部は、光透過性材料の放射面側及び/又は反射面側において、リードが引き出されている側の全面に形成する必要はない。たとえば、図10及び図11に示す発光ダイオード4aのように、光透過性材料43の放射面45側において、リード42a,42bの上方に位置する部分にのみ薄肉部43bを形成するようにしてもよい。また、図10及び図11において、薄肉部43bを形成する代わりに、光透過性材料43の反射面44側において、リード42a,42bの下方に位置する部分にのみ薄肉部を形成するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、前記の構成によって、光透過性材料のリードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成し、且つ薄肉状の部分に放熱板を取着したことにより、発光素子が発する熱を十分に放熱することができ、これにより、熱によって発光素子の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子の寿命を延ばすことができる発光ダイオードを提供することができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、前記の構成によって、光透過性材料のリードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成し、且つ薄肉状の部分に放熱板を取着したことにより、発光素子が発する熱を十分に放熱することができ、これにより、熱によって発光素子の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子の寿命を延ばすことができる発光ダイオードランプを提供することができる。
【0045】
請求項5記載の発明によれば、前記の構成によって、リードを凹面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出したことにより、リードが引き出されている側からは、光が外部に放射されないので、請求項1記載の発明の効果に加えて、照射光量密度のムラを防止することができる発光ダイオードを提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、前記の構成によって、複数のリードを柱面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出したことにより、複数のリードが引き出されている側からは、光が外部に放射されないので、請求項3記載の発明の効果に加えて、照射光量密度のムラを防止することができる発光ダイオードランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図2】図1に示す発光ダイオードランプのC−C矢視方向概略断面図である。
【図3】図1に示す発光ダイオードランプのD−D矢視方向概略断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図5】図4に示す発光ダイオードランプのE−E矢視方向概略断面図である。
【図6】本発明の第三実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図7】図6に示す発光ダイオードランプのG−G矢視方向概略断面図である。
【図8】本発明の第四実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図9】図8に示す発光ダイオードランプのJ−J矢視方向概略断面図である。
【図10】本発明の第四実施形態の変形例である発光ダイオードの概略正面図である。
【図11】図10に示す発光ダイオードのL−L矢視方向概略断面図である。
【図12】従来の発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図13】図12に示す発光ダイオードランプのA−A矢視方向概略断面図である。
【図14】図12に示す発光ダイオードランプのB−B矢視方向概略断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 発光ダイオードランプ
4,4a 発光ダイオード
11,41 発光素子
12a,12b,42a,42b リード
13,43 光透過性材料
13a,13b,43a,43b 薄肉部
13c,13d 段差部
14,44 反射面
15,45 放射面
16,46 放熱板
17 絶縁部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード、特にOA機器関係の読み取り用光源やイレース用光源に用いる発光ダイオードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の発光ダイオードランプについて図面を参照して説明する。
図12は従来の発光ダイオードランプの概略正面図、図13は図12に示す発光ダイオードランプのA−A矢視方向概略断面図、図14は図12に示す発光ダイオードランプのB−B矢視方向概略断面図である。
【0003】
従来の発光ダイオードランプ7は、図12乃至図14に示すように、発光面を同じ方向に向けて一列に配列された複数の発光素子71と、複数の発光素子71の各々に対応するように設けられた、発光素子71に電力を供給する複数の一対のリード72a,72bと、光透過性材料73と、複数の発光素子71の配列方向を中心軸とする柱面状の反射面74と、複数の発光素子71の背面側に設けられた放射面75と、を有する。各発光素子71は、対応するリード72a上に導電性接着剤(不図示)を介して載置されている。また、各発光素子71は、ワイヤ(不図示)により、対応するリード72bと電気的に接続されている。複数の一対のリード72a,72bは、図12に示すように、光透過性材料73の両側面方向へ交互に引き出されている。複数の発光素子71と、複数の一対のリード72a,72bの先端部とは、光透過性材料73により一体的に封止されている。反射面74及び放射面75は光透過性材料73の表面に形成されている。
【0004】
上記構成の従来の発光ダイオードランプ7は、複数の発光素子71が発した光の略全光束を柱面状の反射面74で反射して放射面75から前方に放射する。
上記構成の従来の発光ダイオードランプ7によれば、光の放射方向は、柱面状の反射面74によって制御されるので、発光素子が発した光をスポット状(ここでは、細い線幅の線状)に集光したときに、集光効率を高めることができる。したがって、高い照射光量密度を得ることができる。尚、発光素子の発光面側に設けられたレンズ面で光の放射方向を制御する所謂レンズ型発光ダイオードランプでも、発光素子が発した光をスポット状に集光することができるが、集光効率が低く、したがって高い照射光量密度を得ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の従来の発光ダイオードランプ7では、一列に配列された複数の発光素子71から発せられる熱により、各発光素子71の発光出力が低下したり、寿命が短くなったりするという問題がある。また、上記構成の従来の発光ダイオードランプ7では、反射面74で反射した光の一部が複数のリード72a,72bで遮られて、照射光量密度にムラが生じるという問題がある。このため、上記構成の従来の発光ダイオードランプ7を例えばOA機器関係の読み取り用光源に用いることは困難であった。
【0006】
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、放熱性がよくて発光出力の低下がなく、且つ寿命特性が良好な発光ダイオード及び発光ダイオードランプを提供することを目的とするものである。
また、本発明は照射光量密度のムラが少ない発光ダイオード及び線状光源として最適な発光ダイオードランプを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明の発光ダイオードは、発光素子と、前記発光素子に電力を供給するリードと、前記リードの一部と前記発光素子とを封止するとともに、前記発光素子の発光面に対向する側に前記発光素子が発した光を反射する反射面が形成され、且つ前記発光素子の背面側に前記反射面で反射された光を外部に放射する放射面が形成された光透過性材料とを具備し、前記光透過性材料は前記リードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成され、前記光透過性材料の薄肉状に形成された部分に当接するようにして放熱板が取着されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の発明の発光ダイオードは、請求項1記載の発明において、前記リードの引き出し方向が一方向であることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の発明の発光ダイオードランプは、一列に配列された複数の発光素子と、前記発光素子に電力を供給する複数のリードと、前記リードの一部と前記発光素子とを封止するとともに、前記発光素子の発光面に対向する側に前記発光素子が発した光を反射する柱面状の反射面が形成され、且つ前記発光素子の背面側に前記反射面で反射された光を外部に放射する放射面が形成された光透過性材料とを具備し、前記光透過性材料は前記リードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成され、前記光透過性材料の薄肉状に形成された部分に当接するようにして放熱板が取着され、且つ前記リードの引き出し方向が一方向であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載の発明の発光ダイオードランプは、請求項3記載の発明において、前記リードの下面側である反射面側の光透過性材料が薄肉状に形成され、且つ前記反射面と前記薄肉状に形成された部分との間の段差部が鏡面状に形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5記載の発明の発光ダイオードは、正面から見たときに略半分近くが切り欠かれた形状の凹面状の反射面と、発光面が前記凹面状の反射面に対向するように配置された発光素子と、前記発光素子が先端部に載置された、前記凹面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出されたリードと、前記発光素子の背面側に配置された放射面と、前記発光素子と前記リードの先端部とを封止するとともに、前記凹面状の反射面と前記放射面との間に充填された光透過性材料と、前記引き出されたリードに電気的絶縁部材を介して取着された放熱板と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6記載の発明の発光ダイオードは、請求項5記載の発明において、前記リードの下面側である反射面側の光透過性材料が薄肉状に形成され、且つ前記反射面と前記薄肉状に形成された部分との間の段差部が鏡面状に形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7記載の発明の発光ダイオードランプは、正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状の柱面状の反射面と、発光面が前記柱面状の反射面に対向するように配置された複数の発光素子と、前記発光素子が先端部に載置された、前記柱面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出された複数のリードと、前記発光素子の背面側に配置された放射面と、前記発光素子と前記リードの先端部とを封止するとともに、前記柱面状の反射面と前記放射面との間に充填された光透過性材料と、前記引き出されたリードに電気的絶縁部材を介して取着された放熱板と、を具備することを特徴とするものである。
【0014】
請求項8記載の発明の発光ダイオードランプは、請求項7記載の発明において、前記光透過性材料は、前記リードが引き出されている側の側面が鏡面状に形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】
リードの上面側が薄肉状となるように形成されているとは、リード近傍の上面の光透過性材料だけを部分的に薄肉状とすることから、リードが引き出されている側のほぼ全体、すなわち発光ダイオードを正面から見たときに略半分近くが薄肉状となるように形成することまでを含む意味である。また、リードの上面側の光透過性材料が薄肉状となるように形成するには、一旦反射面を形成した後に、光透過性材料を薄肉状となるように形成してもよいし、モールド形成する際に薄肉状となるように形成してもよい。薄肉状となるように形成した部分には、反射面を形成してもよいし、形成しなくてもよい。
【0016】
「リードの下面側が薄肉状となるように形成されている」についても、上記と同様である。
反射面とは、その断面形状が放物線状或いは楕円状等の凹面状に形成されていることをいい、凹面状の反射面や柱面状の反射面を含むものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第一実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図、図2は図1に示す発光ダイオードランプのC−C矢視方向概略断面図、図3は図1に示す発光ダイオードランプのD−D矢視方向概略断面図である。
【0018】
第一実施形態の発光ダイオードランプ1は、図1乃至図3に示すように、発光面を同じ方向に向けて一列に配列された複数の発光素子11と、複数の発光素子11の各々に対応するように設けられた、発光素子11に電力を供給する複数の一対のリード12a,12bと、光透過性材料13と、複数の発光素子11の配列方向を中心軸とする柱面状の反射面14と、複数の発光素子11の背面側に設けられた放射面15と、例えば厚みが3mm程度のヒートシンク等の放熱板16と、を備えている。
【0019】
各発光素子11は、対応するリード12a上に導電性接着剤(不図示)を介して載置されている。また、各発光素子11は、ワイヤ(不図示)により、対応するリード12bと電気的に接続されている。複数の一対のリード12a,12bは、図1に示すように、光透過性材料13の同一の側面方向(図1では右側方向)に引き出されている。複数の発光素子11と、複数の一対のリード12a,12bの一部とは、光透過性材料13により一体的に封止されている。反射面14及び放射面15は光透過性材料13の表面に形成されている。また、光透過性材料13には、図2に示すように、放射面15のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、薄肉部13aが形成されている。この薄肉部13aの肉厚(光透過性材料13の表面とリード12a,12bの上面との間の厚み)は、約0.1〜0.2mmである。放熱板16は、薄肉部13a上に取り付けられている。尚、放熱板16の形状は、図1及び図2に示すものに限定されない。
【0020】
上記構成の発光ダイオード1は、複数の発光素子11が発した光を柱面状の反射面14で反射して放射面15から前方に放射する。
本発明の第一実施形態によれば、光の放射方向は、柱面状の反射面14によって制御されるので、発光素子が発した光をスポット状(ここでは、細い線幅の線状)に集光したときに、集光効率を高くすることができる。したがって、高い照射光量密度を得ることができる。尚、発光素子の発光面側に設けられたレンズ面で光の放射方向を制御するレンズ型発光ダイオードランプでも、発光素子が発した光をスポット状に集光できるが、集光効率が低く高い照射光量密度を得ることができない。
【0021】
また、本発明の第一実施形態によれば、放射面15のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、光透過性材料13の薄肉部13aを形成し、この薄肉部13a上に放熱板16を取り付けたことにより、放熱板16を熱源となる発光素子11及び発光素子11の熱が伝わるリード12a,12bに近接させることができる。これにより、発光素子11が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子11の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子11の寿命を延ばすことができる。光透過性材料13は、絶縁材料なので、放熱板16が導電材料であっても、リード12a,12bが電気的に短絡する等の問題は生じない。
【0022】
さらに、本発明の第一実施形態によれば、複数の一対のリード12a,12bを一方向(図1の右側方向)に引き出すと共に、放射面15のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、そこに放熱板16を取り付けたことにより、光透過性材料13のリード12a,12bが引き出されている側からは、光が外部に放射されない。このため、照射光量密度にムラが生じるのを防止することができ、これにより、例えばOA機器関係の読み取り用光源にも用いることができる。また、照射光量密度に影響を与えることなくリード12a,12bの幅を広くすることができ、これにより、リード12a,12bの熱伝導性の改善を図ることができる。
【0023】
次に、本発明の第二実施形態について図面を参照して説明する。
図4は本発明の第二実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図、図5は図4に示す発光ダイオードランプのE−E矢視方向概略断面図である。尚、図4に示す発光ダイオードランプのF−F矢視方向概略断面図は、図3に示す第一実施形態の概略断面図と同様であるので省略する。また、第二実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号又は対応する符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0024】
第二実施形態である発光ダイオードランプ2が第一実施形態のものと異なる点は、図4及び図5に示すように、放熱板16を光透過性材料13の反射面14側に取り付けたことである。光透過性材料13には、図5に示すように、反射面14のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、薄肉部13bが形成されており、この薄肉部13b上に放熱板16が取り付けられている。
【0025】
上記構成の発光ダイオードランプ2は、複数の発光素子11が発した光を柱面状の反射面14で反射して放射面15から前方に放射する。
本発明の第二実施形態によれば、反射面14のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、光透過性材料13の薄肉部13bを形成し、この薄肉部13b上に放熱板16を取り付けたことにより、放熱板16を熱源となる発光素子11及び発光素子11の熱が伝わるリード12a,12bに近接させることができる。これにより、発光素子11が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子11の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子11の寿命を延ばすことができる。
【0026】
また、本発明の第二実施形態によれば、複数の一対のリード12a,12bを一方向(図1の右側方向)に引き出すと共に、反射面14のリード12a,12bが引き出されている側を削り取るようにして、そこに放熱板16を取り付けたことにより、光透過性材料13のリード12a,12bが引き出されている側からは、光が外部に放射されない。このため、照射光量密度にムラが生じるのを防止することができる。その他の効果は、第一実施形態のものと同様である。
【0027】
尚、本発明の第二実施形態において、薄肉部13bの側面、すなわち、反射面14と薄肉部13bとの間に形成される段差部13cに、第二の反射面を形成するようにしてもよい。これにより、発光素子11から発せられ、段差部13cに到達した光を反射して、反射面14を介して外部に放射することができるので、発光ダイオードランプの光量を増加させることができる。
【0028】
更に、第一実施形態を示す図2及び第二実施形態を示す図5では、放熱板16は、発光素子が載置されているリードの先端部の近傍を除く位置まで形成したものとして説明したが、放熱板16は、リードの先端部近傍位置まで形成してもよい。
次に、本発明の第三実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図6は本発明の第三実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図、図7は図6に示す発光ダイオードランプのG−G矢視方向概略断面図である。尚、図6に示す発光ダイオードランプのH−H矢視方向概略断面図は、図3に示す第一実施形態の概略断面図と同様であるので省略する。また、第三実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号又は対応する符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0030】
第三実施形態である発光ダイオードランプ3が第一実施形態のものと異なる点は、図6及び図7に示すように、光透過性材料13のリード12a,12bが引き出されている側を切り取るようにして、リード12a,12bの先端部を光透過性材料13で封止し、複数の一対のリード12a,12bの露出部に絶縁部材17を介して放熱板16を取り付けたことである。柱面状の反射面14及び放射面15は、正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状となっている。また、発光素子11は、その発光面が柱面状の反射面14の頂部に対向するように配置されている。尚、図6及び図7に示す例では、反射面14側に放熱板16を取り付けているが、放射面15側に放熱板16を取り付けるようにしてもよい。また、リード12a,12bと放熱板16との間に絶縁部材17を介在させる代わりに、リード12a,12b又は放熱板16の表面に絶縁加工を施してもよい。
【0031】
上記構成の発光ダイオードランプ3は、複数の発光素子11が発した光を柱面状の反射面14で反射した後に放射面15から前方に放射する。
本発明の第三実施形態によれば、柱面状の反射面14を正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状とし、リード12a,12bの先端部を光透過性材料13で封止して、複数の一対のリード12a,12bの露出部に絶縁部材17を介して放熱板16を取り付けたことにより、放熱板16を熱源となる発光素子11及び発光素子11の熱が伝わるリード12a,12bに近接させることができる。これにより、発光素子11が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子11の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子11の寿命を延ばすことができる。
【0032】
また、本発明の第三実施形態によれば、柱面状の反射面14を正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状とし、リード12a,12bを反射面14の切り欠かれた方向から引き出したことにより、反射面14で反射した光をリード12a,12bで遮られることなく外部に放射することができる。これにより、照射光量密度にムラが生じるのを防止することができる。その他の効果は、第一実施形態のものと同様である。
【0033】
尚、本発明の第三実施形態において、光透過性材料13を切り取るようにした部分の段差部13dに、第二の反射面を形成するようにしてもよい。これにより、発光素子11から発せられ、段差部13dに到達した光を反射して、反射面14を介して外部に放射することができるので、発光ダイオードランプの光量を増加させることができる。また、図7では、発光素子が光透過性材料13により埋められている必要があるので、放熱板16は、発光素子が載置されているリードの先端部の近傍を除く位置にとどめる必要がある。
【0034】
次に、本発明の第四実施形態について図面を参照して説明する。
図8は本発明の第四実施形態である発光ダイオードの概略正面図、図9は図4に示す発光ダイオードのJ−J矢視方向概略断面図である。
第四実施形態の発光ダイオード4は、図8乃び図9に示すように、発光素子41と、発光素子41に電力を供給する一対のリード42a,42bと、光透過性材料43と、発光素子41の中心を通る直線であって発光素子41の発光面に垂直な線を中心軸とする軸対称の凹面状の反射面44と、発光素子41の背面側に設けられた放射面45と、例えば厚みが3mm程度のヒートシンク等の放熱板46と、を備えている。
【0035】
発光素子41は、リード42a上に導電性接着剤(不図示)を介して載置され、ワイヤ(不図示)によりリード42bと電気的に接続されている。リード42a,42bは、図8に示すように、光透過性材料43の側面へ向けて同一方向(図8の下側方向)に引き出されている。発光素子11と、リード42a,42bの一部とは、光透過性材料43により一体的に封止されている。反射面44及び放射面45は光透過性材料43の表面に形成されている。また、光透過性材料43には、図9に示すように、放射面45のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにして、薄肉部43aが形成されており、この薄肉部43a上に放熱板46が取り付けられている。尚、放熱板46の形状は、図8及び図9に示すものに限定されない。
【0036】
上記構成の発光ダイオード4は、発光素子41が発した光の略全光束を軸対称の反射面44で反射して放射面45から前方に放射する。
本発明の第四実施形態によれば、光の放射方向は、軸対称の反射面44によって制御されるので、発光素子が発した光をスポット状(ここでは、小さい円状)に集光したときに、集光効率を高くすることができる。したがって、高い照射光量密度を得ることができる。
【0037】
また、本発明の第四実施形態によれば、放射面45のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにして、光透過性材料43の薄肉部43aを形成し、この薄肉部43a上に放熱板46を取り付けたことにより、放熱板46を熱源となる発光素子41及び発光素子41の熱が伝わるリード42a,42bに近接させることができる。これにより、発光素子41が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子41の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子41の寿命を延ばすことができる。本実施形態は、リモコン等に用いる赤外光の発光ダイオード等、消費電力の大きいものに最適である。
【0038】
さらに、本発明の第四実施形態によれば、リード42a,42bを一方向に引き出すと共に、放射面45のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにして、そこに放熱板46を取り付けたことにより、光透過性材料43のリード42a,42bが引き出されている側からは、光が外部に放射されない。このため、リード42a,42bによる照射光量密度のムラを防止することができる。また、照射光量密度に影響を与えることなくリード42a,42bの幅を広くすることができ、これにより、リード42a,42bの熱伝導性の改善を図ることができる。
【0039】
尚、本発明の第四実施形態では、放熱板46を放射面45側に取り付けたものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図4及び図5に示す第二実施形態と同じように、反射面44のリード42a,42bが引き出されている側を削り取るようにし、そこに放熱板46を取り付けてもよい。また、図6及び図7に示す第三実施形態と同じように、反射面44を正面から見たときに略半分近くが切り欠かれた形状とし、露出したリード42a,42bに放熱板46を取り付けるようにしてもよい。
【0040】
また、第四実施形態では、二つのリード42a,42bを一方向(図8の下方向)に引き出したものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、二つのリード42a,42bのうちの一方は、図8の上方向に引き出すようにしてもよい。
さらに、第四実施形態である発光ダイオードの左右両端部(図8のK部)をカットしたものを複数個用い、これ等の発光ダイオードを互いにカットした部分が接するように一列に配列して、線状光源として用いてもよい。
【0041】
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の各実施形態では、放熱板を取り付けたものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。放熱板を取り付けない場合であっても、発光素子及びリード近傍の光透過性材料の肉厚を薄くすることにより、発光素子が発する熱を十分に放熱して、熱により発光素子の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子の寿命を延ばすことができる。
【0042】
また、薄肉部は、光透過性材料の放射面側及び/又は反射面側において、リードが引き出されている側の全面に形成する必要はない。たとえば、図10及び図11に示す発光ダイオード4aのように、光透過性材料43の放射面45側において、リード42a,42bの上方に位置する部分にのみ薄肉部43bを形成するようにしてもよい。また、図10及び図11において、薄肉部43bを形成する代わりに、光透過性材料43の反射面44側において、リード42a,42bの下方に位置する部分にのみ薄肉部を形成するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、前記の構成によって、光透過性材料のリードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成し、且つ薄肉状の部分に放熱板を取着したことにより、発光素子が発する熱を十分に放熱することができ、これにより、熱によって発光素子の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子の寿命を延ばすことができる発光ダイオードを提供することができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、前記の構成によって、光透過性材料のリードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成し、且つ薄肉状の部分に放熱板を取着したことにより、発光素子が発する熱を十分に放熱することができ、これにより、熱によって発光素子の発光出力が低下するのを防止することができ、また発光素子の寿命を延ばすことができる発光ダイオードランプを提供することができる。
【0045】
請求項5記載の発明によれば、前記の構成によって、リードを凹面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出したことにより、リードが引き出されている側からは、光が外部に放射されないので、請求項1記載の発明の効果に加えて、照射光量密度のムラを防止することができる発光ダイオードを提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、前記の構成によって、複数のリードを柱面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出したことにより、複数のリードが引き出されている側からは、光が外部に放射されないので、請求項3記載の発明の効果に加えて、照射光量密度のムラを防止することができる発光ダイオードランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図2】図1に示す発光ダイオードランプのC−C矢視方向概略断面図である。
【図3】図1に示す発光ダイオードランプのD−D矢視方向概略断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図5】図4に示す発光ダイオードランプのE−E矢視方向概略断面図である。
【図6】本発明の第三実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図7】図6に示す発光ダイオードランプのG−G矢視方向概略断面図である。
【図8】本発明の第四実施形態である発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図9】図8に示す発光ダイオードランプのJ−J矢視方向概略断面図である。
【図10】本発明の第四実施形態の変形例である発光ダイオードの概略正面図である。
【図11】図10に示す発光ダイオードのL−L矢視方向概略断面図である。
【図12】従来の発光ダイオードランプの概略正面図である。
【図13】図12に示す発光ダイオードランプのA−A矢視方向概略断面図である。
【図14】図12に示す発光ダイオードランプのB−B矢視方向概略断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 発光ダイオードランプ
4,4a 発光ダイオード
11,41 発光素子
12a,12b,42a,42b リード
13,43 光透過性材料
13a,13b,43a,43b 薄肉部
13c,13d 段差部
14,44 反射面
15,45 放射面
16,46 放熱板
17 絶縁部材
Claims (8)
- 発光素子と、
前記発光素子に電力を供給するリードと、
前記リードの一部と前記発光素子とを封止するとともに、前記発光素子の発光面に対向する側に前記発光素子が発した光を反射する反射面が形成され、且つ前記発光素子の背面側に前記反射面で反射された光を外部に放射する放射面が形成された光透過性材料とを具備し、
前記光透過性材料は前記リードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成され、
前記光透過性材料の薄肉状に形成された部分に当接するようにして放熱板が取着されていることを特徴とする発光ダイオード。 - 前記リードの引き出し方向が一方向であることを特徴とする請求項1記載の発光ダイオード。
- 一列に配列された複数の発光素子と、前記発光素子に電力を供給する複数のリードと、前記リードの一部と前記発光素子とを封止するとともに、前記発光素子の発光面に対向する側に前記発光素子が発した光を反射する柱面状の反射面が形成され、且つ前記発光素子の背面側に前記反射面で反射された光を外部に放射する放射面が形成された光透過性材料とを具備し、前記光透過性材料は前記リードの上面側である放射面側及び下面側である反射面側のうちの少なくとも一方が薄肉状となるように形成され、前記光透過性材料の薄肉状に形成された部分に当接するようにして放熱板が取着され、且つ前記リードの引き出し方向が一方向であることを特徴とする発光ダイオードランプ。
- 前記リードの下面側である反射面側の光透過性材料が薄肉状に形成され、且つ前記反射面と前記薄肉状に形成された部分との間の段差部が鏡面状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の発光ダイオードランプ。
- 正面から見たときに略半分近くが切り欠かれた形状の凹面状の反射面と、発光面が前記凹面状の反射面に対向するように配置された発光素子と、前記発光素子が先端部に載置された、前記凹面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出されたリードと、前記発光素子の背面側に配置された放射面と、前記発光素子と前記リードの先端部とを封止するとともに、前記凹面状の反射面と前記放射面との間に充填された光透過性材料と、前記引き出されたリードに電気的絶縁部材を介して取着された放熱板と、を具備することを特徴とする発光ダイオード。
- 前記リードの下面側である反射面側の光透過性材料が薄肉状に形成され、且つ前記反射面と前記薄肉状に形成された部分との間の段差部が鏡面状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の発光ダイオード。
- 正面から見たときに長手方向の中心軸に沿って略半分近くが切り欠かれた形状の柱面状の反射面と、発光面が前記柱面状の反射面に対向するように配置された複数の発光素子と、前記発光素子が先端部に載置された、前記柱面状の反射面の切り欠かれた方向に引き出された複数のリードと、前記発光素子の背面側に配置された放射面と、前記発光素子と前記リードの先端部とを封止するとともに、前記柱面状の反射面と前記放射面との間に充填された光透過性材料と、前記引き出されたリードに電気的絶縁部材を介して取着された放熱板と、を具備することを特徴とする発光ダイオードランプ。
- 前記光透過性材料は、前記リードが引き出されている側の側面が鏡面状に形成されていることを特徴とする請求項7記載の発光ダイオードランプ。
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