JP3655422B2 - 池の流水制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流量が不特定である河川(用水路等も含む)から取水し、池(堀等も含む)を循環し再び河川に還元するシステムに関し、特に河川流量と池水位のデータから取水量の制御と、還元するポンプの台数制御とを自動的に行い池水位を安定させると共に池の水質向上を図る自動制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図20は従来の池の流水制御システムを示す構成図であり、流量が不特定である河川(用水路等を含む)3から取水し、池(堀等を含む)4を循環して再び河川3に還元するシステムである。ここで、河川3からの取水は取水路50に設置された取水ゲート1を介して行われ、当該取水路50には取水流量を計測する取水流量計2が設置されている。設定流量制御装置10は、人の設定による目標取水流量TQ1と取水流量計2により計測される計測流量RQ1とを入力し、取水ゲート1に対してゲート開閉指令信号を発するものであり、取水流量が目標取水流量TQ1に等しくなるように取水ゲート1を開閉制御する役割を果す。一方、池4には池の水位を計測する水位計5が設置され、池4から河川3への流水還元は複数台のポンプ6(P1),7(P2),8(P3),9(P4),…の台数制御により行われる。ポンプ運転台数制御回路11は水位計5により計測された計測水位RH1に基づき起動するポンプの運転台数を決定し、起動該当ポンプ6,7,8,9,…に対して運転指令を発する。
【0003】
次に、上記システムの流水制御動作について説明する。河川3からの取水は、まず人が予め設定流量制御装置10に対し目標取水流量TQ1を設定することにより行われ、設定流量制御装置10は、上記設定した目標取水流量TQ1と取水流量計2により計測された計測流量RQ1とを比較し、取水流量が目標取水流量TQ1に等しくなるように取水ゲート1を開閉制御する。すなわち、目標取水流量TQ1に比べ計測流量RQ1が一定幅以上大きい場合にはゲートの閉指令を一定時間出力し、逆の場合にはゲートの開指令を一定時間出力して制御する。
【0004】
一方、池4から河川3への流水の還元は、池の水位レベルRH1のデータに基づきポンプのON−OFF制御により行われる。すなわち、ポンプ運転台数制御回路11にて、各ポンプのONおよびOFF条件を池水位のレベルで設定を行っておき、池の水位RH1の変化によりポンプの運転台数の制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の流水制御方式では、河川流量の変化にかかわらず取水及び還元制御を行っていたので、河川流量が変化しても取水量は一定であり、必要以上の取水や余剰水の発生を余儀なくされていた。
【0006】
また、取水及び還元制御を独立して行っていたので、取水量と還元量のバランスが取れず池水位が大きく変動すると共に、還元流量も脈動してしまう。
【0007】
さらに、降雨などにより取水以上に流入があり池水位が上昇すると、河川の取水可能量以上に河川に還元してしまい、河川からの越流など二次災害が生じていた。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、例えば河川流量と池水位のデータに基づき、取水ゲートからの取水量制御と還元するポンプの台数制御とを一元的に管理することにより、池水位、及び取水・還元流量を安定させると共に、河川からの越流など二次災害を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、河川から取水ゲートを介して池に貯水し、更に池から還元ポンプを介して河川に循環還元する流水制御システムにおいて、河川流量から取水可能量を求め、この取水可能量に基づき取水ゲートからの目標取水量と上記還元ポンプによる還元流量を算出し、取水ゲートの開閉及び還元ポンプの駆動を制御するものであり、池水位を安定させると共に池の水質向上を図る。
【0010】
請求項2の発明は、池水位の偏差によりポンプの還元流量を補正し、還元ポンプの駆動制御を行うものである。
【0011】
請求項3の発明は、池水位の偏差により取水ゲートからの目標取水量を補正し、取水ゲートの開閉制御を行うものである。
【0012】
請求項4の発明は、河川通水容量(能力)以上にポンプで河川へ還元される状態になった場合、ポンプの還元流量を補正して還元ポンプの駆動制御を行うことものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明に係る池の流水制御システムを示す全体施設平面図である。この流水制御システムは、流量が不特定である河川(用水路等を含む)3から取水し、池(堀等を含む)4を循環して再び河川(用水路等)3に還元するようになっている。河川3からの取水は取水路50に設置された取水ゲート1を介して行われ、当該取水路50には取水流量を計測する取水流量計2が設置されている。一方、池4には池の水位を計測する水位計5が設置され、池4から河川3への流水還元は複数台のポンプ6(P1),7(P2),8(P3),9(P4),…の台数制御により行われている。なお、本発明の流量表示において、Q0は取水前の河川流量、Q1は取水ゲートを介しての取水流量、Q2は河川最低必要流量、Q3は池から河川への還元流量、Q5は河川最大通水流量を表わし、符号のR付きは計測値、T付きは目標値、F付きは固定値を示すこととする。
【0014】
実施の形態1.
図2はこの発明の実施の形態1による池の流水制御システムを示す構成図であり、図3は実施の形態1による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【0015】
実施の形態1によるシステム(図2)は、設定流量制御回路10と目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13を備えている。設定流量制御回路10は、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13から発せられる目標取水流量TQ1の指令を受け、この目標取水流量TQ1と取水流量計2からの計測流量RQ1とを比較して取水ゲート1を開閉制御する回路である。目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13は、開渠式河川流量計12等により計測された河川流量RQ0と、河川最低必要流量FQ2の値に基づき、河川から池に取水するための目標取水流量TQ1と、池から河川へ還元するためのポンプ運転台数nとを算出し、該当ポンプn台に対して起動指令を発すると共に、設定流量制御回路10へ目標取水流量TQ1の指令を行う回路である。
【0016】
次に、実施の形態1の動作を図3のフローチャート図について説明する。目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13は、まずS101において、河川流量RQ0を開渠式河川流量計12や水位信号からの流量換算などにより計測する。次にS102により、河川最低必要流量FQ2の設定を行う。この河川最低必要流量FQ2は当該河川の生態系等を考慮して設定される値である。次にS103により、取水可能量Q1を、Q1=〔河川流量RQ0−河川最低必要流量FQ2〕の式により求める。次にS104により、上記取水可能量Q1から取水可能量を越えない流量のポンプ運転台数nを求める。即ち、取水可能量Q1をポンプ1台の揚水量QPで割ってその小数点を切り捨てることにより算出する。次にS105により、取水流量=ポンプ還元量となる目標取水流量TQ1を求める。この場合、TQ1=〔n×ポンプ1台の揚水量QP〕となる。そして、S106により、該当ポンプn台に対して起動指令を発すると共に、設定流量制御回路10へ目標取水流量TQ1の指令を行う。
【0017】
設定流量制御回路10は、目標取水流量TQ1の指令を受け、取水流量計2からの計測流量RQ1と目標取水流量TQ1とを比較し、目標取水流量TQ1に比べ計測流量RQ1が一定幅以上大きい場合にはゲートの閉指令を出力して取水ゲート1を閉じ、逆の場合ゲートの開指令を出力して取水ゲート1を開かせる。
【0018】
次にS107において、設定時間が経過したか否かを判断する。設定時間が経過していなければ、上記ポンプ、ゲート制御指令を継続し、ポンプn台の駆動による流水還元と取水ゲート1の制御を続行する。設定時間が経過すれば、上述のポンプ、ゲート制御指令を一旦終了してS108に進む。S108では、当該システムの自動制御を終了するか否かの判断を行い、自動制御を継続するならばS101に戻り、上記のフローを繰り返す。
【0019】
以上のように実施の形態1によれば、河川流量RQ0から河川最低必要流量FQ2を考慮して取水可能量Q1を算出し、取水ゲートの目標取水量TQ1及び還元ポンプ6,7,8,9,…の運転台数を決定して取水流量及び還元流量を自動的に制御するようにしたので、池水位の安定が可能になると共に、取水・還元流量の安定化を図るこことができる。
【0020】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による池の流水制御システムを示す構成図、図5は実施の形態2による池の流水制御方法を示すフローチャート図、図6は池水位によるポンプ運転台数の補正動作を説明するための図である。
【0021】
実施の形態2によるシステム(図4)は、図2のシステムに加え池水位によるポンプ運転台数補正回路14を備えている。このポンプ運転台数補正回路14は、池の水位計5により計測された計測水位RH0の信号を入力し、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13により算出されたポンプ運転台数を補正する回路である。
【0022】
次に、実施の形態2の動作を図5のフローチャートに基づいて説明する。まず、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13は、実施の形態1のフローと同様に、S201により河川流量RQ0を計測し、S202により河川最低必要流量FQ2の設定を行う。そしてS203により取水可能量Q1をQ1=〔河川流量RQ0−河川最低必要流量FQ2〕の式により求める。次にS204により取水可能量Q1を越えない流量のポンプ運転台数nを求める。次にS205により、取水流量=ポンプ還元量となる目標取水流量TQ1を求め、該当ポンプn台の起動指令信号をポンプ運転台数補正回路14に発する。
【0023】
池水位によるポンプ運転台数補正回路14は、S206により池水位計5を用いて池水位RH0を計測する。そして、S207において池水位RH0が連続して既定値(ΔH)以上上昇しているかを判断し、連続して上昇している場合には、S220へ進みポンプの運転台数を1台増加させる。また、S208により池水位RH0が連続して既定値(ΔH)以上下降しているかを判断し、連続して下降した場合には、S230に進みポンプの運転台数を1台減少させる。なお、池水位RH0が既定値ΔH上がり次に既定値ΔH下がるを繰り返している場合には、ポンプの運転台数の増減は行わないものとする。
【0024】
次に、S209において、池水位によるポンプ運転台数補正回路14から補正された該当ポンプに向けて起動指令信号が発せられると共に、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13から設定流量制御回路10へ目標取水流量TQ1の指令が行われる。
【0025】
図6は実施の形態2の池水位によるポンプ運転台数の補正の具体的な様子を示したものであり、いまポンプ運転台数がn台で現水位H00の状態(図5のpの状態)を考える。池水位が現水位H00から連続して規定値ΔH、すなわち2ΔH上がった場合、ポンプ運転台数を1台増やしてn+1台とする。ここで、池水位が規定値ΔH上がって次に規定値ΔH下がった場合はポンプ運転台数はn台のままである。逆に、池水位が現水位H00から連続して規定値ΔH、すなわち2ΔH下がってはじめて、ポンプ運転台数を1台減らしてn−1台とする。
【0026】
以上のように実施の形態2によれば、池水位4の偏差によりポンプ6,7,8,9,…の運転台数を補正することにより、池における蒸発・漏水による水位低下や計測誤差の影響を除くことができる。
【0027】
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による池の流水制御システムを示す構成図、図8,図9は実施の形態3による池の流水制御方法を示すフローチャート図、図10は池水位による目標取水量の補正動作を説明するための図である。
【0028】
実施の形態3によるシステム(図7)は、図4のシステムに加え池水位による目標取水量補正回路15を備えている。この目標取水量補正回路15は、池の水位計5により計測された計測水位RH0に基づいて、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13により算出された目標取水量TQ1を補正する回路であり、この補正値TQ10の信号は設定流量制御回路10に送られる。なお、図7において、H0は池の目標水位(通常水位)、HWLは上限水位(許容上限水位)、HHWLは非常上限水位(危険水位)を表わしている。
【0029】
次に、実施の形態3の動作を図8及び図9のフローチャートに基づいて説明する。まず、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13は、図3のS101〜S105により説明したと同様に、S301〜S305の処理を行い、ポンプ運転台数nを求めるとともに、目標取水流量TQ1を求める。次に、池水位によるポンプ運転台数補正回路14は、実施の形態2で説明したように、S306により池水位RH0を計測して、S307において池水位RH0が連続して既定値(ΔH)以上上昇した場合には、S320でポンプの運転台数を1台増加させ、逆にS308により池水位RH0が連続して既定値(ΔH)以上下降した場合には、S330でポンプの運転台数を1台減少させる。
【0030】
本実施の形態においては上述の制御に加え、池水位による目標取水量補正回路15が以下のフローを実行する。ずなわち、S309により水位計5により計測した池水位RH0が許容上限水位(HWL)以上か否か、ポンプの運転台数がN台(全運転台数)か否かを判断し、池水位RH0が許容上限水位(HWL)以上でありかつポンプが全て運転している場合にはS310に進む。S310では、池水位RH0が連続して既定値(ΔH)以上上昇しているかを判断し、連続して上昇している場合には、S340へ進み目標取水流量TQ1をポンプ1台の揚水量分QPだけ減少させる。次に、S311により池水位RH0が連続して既定値(ΔH)以上下降しているかを判断し、連続して下降した場合には、S350に進み目標取水流量TQ1をポンプ1台の揚水量分QPだけ増加させる。なお、池水位RH0が既定値ΔH上がり次に既定値ΔH下がるを繰り返している場合には、目標取水流量の増減は行わないものとする。
【0031】
その後、S312において、ポンプ運転台数補正回路14から補正された該当ポンプに向けて起動指令信号が発せられると共に、目標取水量補正回路15から設定流量制御回路10へ補正された目標取水流量TQ10の指令が行われる。
【0032】
図10は実施の形態3の池水位による目標取水流量の補正の具体的な様子を示したものであり、いまポンプ運転台数がN台(全運転台数)で池水位が許容上限水位(HWL)を越えている場合に、池水位が連続して規定値ΔH、すなわち2ΔH上がった場合、目標取水流量をポンプ1台分の揚水量QPだけ減らす。ここで、池水位が規定値ΔH上がって次に規定値ΔH下がった場合は目標取水流量は補正しない。逆に、池水位が連続して規定値ΔH、すなわち2ΔH下がった場合は、目標取水流量をポンプ1台分の揚水量QPだけ増加する。このように、池の水位が危険水位(HHWL)を越えないように制御する。
【0033】
以上のように実施の形態3によれば、池水位が許容上限水位HWLを越え、さらに還元ポンプが全て運転している場合に、池水位の偏差により取水ゲート1からの目標取水量を補正するようにしたので、降雨時の池からのオーバーフローを防ぐことができる。
【0034】
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4による池の流水制御システムを示す構成図、図12,図13は実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【0035】
実施の形態4によるシステム(図11)は、図4のシステムに加え河川通水容量に基づくポンプ運転台数補正回路16を備えている。このポンプ運転台数補正回路16は、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13及び池水位によるポンプ運転台数補正回路14により算出されたポンプ運転台数を、河川通水容量(河川最大通水流量)に基づいて補正する回路である。
【0036】
次に、実施の形態4の動作を図12及び図13のフローチャートに基づいて説明する。まず、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13は、図3のS101〜S105により説明したと同様に、S401〜S405の処理を行い、ポンプ運転台数nを求めるとともに、目標取水流量TQ1を求める。次に、池水位によるポンプ運転台数補正回路14は、S406〜S408、S420、S430により池水位RH0の変位に基づき、ポンプの運転台数nを補正する。
【0037】
本実施の形態においては上述の制御に加え、河川通水容量に基づくポンプ運転台数補正回路16が以下のフローを実行する。まず、S409により河川還元可能量Q30を算出する。ここで、河川からの越流が生じない範囲で河川通水可能量FQ5は予めシステム管理者等により設定され、かつ河川通水可能量FQ5=河川還元可能量Q30−河川流量RQ0+取水流量Q1となるので、河川還元可能量Q30は、下記の式により求められる。
Q30=河川通水可能量FQ5−河川流量RQ0+取水流量Q1
次に、S410によりポンプ還元流量(n×QP)が上述の河川還元可能量Q30より大きいか否かを判断し、ポンプ還元流量が河川還元可能量を越える場合(n×QP>Q30)はS440に進みポンプ運転台数を1台減らしてn−1台とする。S411では、逆にポンプを1台増加させた場合のポンプ還元流量〔(n+1)×QP〕と河川還元可能量Q30とを比較し、ポンプを1台増加させても河川還元可能量を越えない場合にはS450に進みポンプ運転台数を1台増やしてn+1台とする。
【0038】
その後、S412において、ポンプ運転台数補正回路16から補正された台数の該当ポンプに向けて起動指令信号が発せられると共に、目標取水量およびポンプ運転台数制御回路13から設定流量制御回路10へ目標取水流量TQ1の指令が発信される。
【0039】
以上のように実施の形態4によれば、河川通水容量(能力)以上にポンプで河川へ還元される状態になった場合に、ポンプ運転台数補正回路16により補正することにより、河川からの越流を防止した流水制御が可能となる。
【0040】
なお、河川通水容量に基づくポンプ運転台数補正回路16を備えるシステムとして、以下の態様も存在する。図14の池の流水制御システムは、図2のシステム(実施の形態1)に河川通水容量に基づくポンプ運転台数補正回路16を加えたものであり、図15及び図16はこのシステムの動作フローチャートである。また、図17のシステムは、図7のシステム(実施の形態3)に河川通水容量に基づくポンプ運転台数補正回路16を加えたものであり、図18及び図19はこのシステムのフローチャートである。上記のシステムの構成及び動作は上述の実施の形態で説明したと同様である。
【0041】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0042】
請求項1の発明によれば、河川流量から取水ゲートの目標取水量と還元ポンプの運転台数とを算出し、自動的に制御を行うことにより、池水位を安定させると共に取水・還元流量を安定できる。
【0043】
更に請求項2の発明によれば、池水位の偏差によりポンプの運転台数を補正することにより、蒸発・漏水による水位低下や計測誤差の影響を除くことができる。
【0044】
また請求項3の発明によれば、池水位が上限許容水位HWLを越え、さらに還元ポンプが全て運転している場合に、池水位の偏差により取水ゲートからの目標取水量を補正することにより、降雨時に池からのオーバーフローを防ぐことができる。
【0045】
また請求項4の発明によれば、河川通水容量(能力)以上にポンプで河川へ還元される状態になった場合に、ポンプの運転台数制御を補正することにより、河川からの越流を防止した制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る池の流水制御システムを示す全体施設平面図である。
【図2】 実施の形態1による池の流水制御システムを示す構成図である。
【図3】 実施の形態1による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図4】 実施の形態2による池の流水制御システムを示す構成図である。
【図5】 実施の形態2による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図6】 実施の形態2によるポンプ運転台数の補正動作を説明するための図である。
【図7】 実施の形態3による池の流水制御システムを示す構成図である。
【図8】 実施の形態3による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図9】 実施の形態3による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図10】 実施の形態3による目標取水量の補正動作を説明するための図である。
【図11】 実施の形態4による池の流水制御システムを示す構成図である。
【図12】 実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図13】 実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図14】 実施の形態4による池の流水制御システムを示す構成図である。
【図15】 実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図16】 実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図17】 実施の形態4による池の流水制御システムを示す構成図である。
【図18】 実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図19】 実施の形態4による池の流水制御方法を示すフローチャート図である。
【図20】 従来の池の流水制御システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1 取水ゲート、2 取水流量計、3 河川、4 池、5 池水位計、6,7,8,9 ポンプ、10 設定流量制御装置、11 ポンプ運転台数制御回路、12 河川流量計、13 目標取水量およびポンプ運転台数制御回路、14 池水位によるポンプ運転台数補正回路、15 池水位による目標取水量補正回路、16 河川通水容量からのポンプ運転台数補正回路、Q0 河川流量、Q1 取水流量、Q2 河川最低必要流量、Q3 還元流量、Q5 河川最大通水流量、H0 池水位、n ポンプ運転台数、QP ポンプ1台の揚水量、R付き 計測値、T付き 目標値、F付き 固定値。

Claims (4)

  1. 河川から取水ゲートを介して池に貯水し、更に池から還元ポンプを介して河川に循環還元する流水制御システムにおいて、河川流量から取水可能量を求め、この取水可能量に基づき取水ゲートからの目標取水量と上記還元ポンプによる還元流量を算出し、取水ゲートの開閉及び還元ポンプの駆動を制御することを特徴とする池の流水制御システム。
  2. 池水位の偏差によりポンプの還元流量を補正し、還元ポンプの駆動制御を行うことを特徴とする請求項1記載の池の流水制御システム。
  3. 池水位の偏差により取水ゲートからの目標取水量を補正し、取水ゲートの開閉制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の池の流水制御システム。
  4. 河川通水容量に基づきポンプの還元流量を補正し、還元ポンプの駆動制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の池の流水制御システム。
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