JP2001020368A - ポンプ場流入ゲートの自動制御装置 - Google Patents

ポンプ場流入ゲートの自動制御装置

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JP2001020368A
JP2001020368A JP11196980A JP19698099A JP2001020368A JP 2001020368 A JP2001020368 A JP 2001020368A JP 11196980 A JP11196980 A JP 11196980A JP 19698099 A JP19698099 A JP 19698099A JP 2001020368 A JP2001020368 A JP 2001020368A
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gate
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inflow gate
station
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JP11196980A
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English (en)
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Kazuhiko Ueda
田 一 彦 植
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入ゲートを、ポンプ場の運転効率にとって
好適な態様で自動制御できるようなポンプ場流入ゲート
の自動制御装置を提供すること。 【解決手段】 本発明のポンプ場流入ゲートの自動制御
装置10は、雨水のポンプ場1への流下量を計測する流
下量計測部11を備える。流下量計測部11によって計
測された流下量と、ポンプ場1の排水能力とが、比較部
12によって比較される。ゲート制御手段13は、比較
部12による比較結果に基づいて、流入ゲート2の開度
を自動的に調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水のポンプ場へ
の流入量を調節する流入ゲートを制御する装置に係り、
とりわけ、流入ゲートをポンプ場の運転効率にとって好
適な態様で自動的に制御するポンプ場流入ゲートの自動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】雨水ポンプ場の流入ゲートは、通常全開
の状態に維持され、雨水は次々とポンプ場に流入する。
ポンプ場に流入する雨水は、ポンプ場のポンプによっ
て、河川等へ排水される。
【0003】従来、ポンプの排水能力を上回る量の雨水
がポンプ場に流入する場合、ポンプ場の操作員が、手動
制御によって流入ゲートを閉めてその開度を調節し、ポ
ンプ場が水没してポンプ場の機能が回復不能なまでに失
われることを回避している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】降雨現象は自然現象で
あるから、ポンプ場に流入する雨水の流入ピークも昼夜
を問わずに生じる。従って、ポンプ場の操作員は、昼夜
を問わずにポンプ場への雨水流入量を監視していなけれ
ばならない。
【0005】また、流入ゲートの開度の調節は、雨水の
流入状態に応じてなされるが、その判断は各操作員に委
ねられるため、制御にバラツキが生じ得る。また、操作
員にとっても、常に正確な判断能力を求められること
は、負担が大きい。
【0006】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、流入ゲートを、ポンプ場の運転効率にと
って好適な態様で自動制御できるようなポンプ場流入ゲ
ートの自動制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、雨水のポンプ
場への流下量を計測する流下量計測部と、流下量計測部
によって計測された流下量と、ポンプ場の排水能力とを
比較する比較部と、比較部による比較結果に基づいて、
流入ゲートの開度を自動的に調節するゲート制御手段
と、を備えたことを特徴とするポンプ場流入ゲートの自
動制御装置である。
【0008】本発明によれば、ゲート制御手段が、流下
量計測部によって計測された流下量とポンプ場の排水能
力との比較結果に基づいて、流入ゲートの開度を自動的
に調節するため、ポンプ場の運転効率にとって好適な態
様の自動制御が実現され得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施の形態による
ポンプ場流入ゲートの自動制御装置を示す構成概略図で
ある。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の
ポンプ場流入ゲートの自動制御装置10は、雨水のポン
プ場1への流下量を計測する流下量計測部11を備えて
いる。
【0011】流下量計測部11は、計測時から所定時間
tだけ先に設定される想定時における、ポンプ場1への
流下量Q(t)を計測するようになっている。通常、計
測時と想定時との間の時間差tは数十分であるが、基本
的に任意の時間差が適用可能である。
【0012】本実施の形態の流下量計測部11は、ポン
プ場1に接続される各管渠3に設けられた管渠水位計1
1aと、レーダ雨量計11bと、地上雨量計11cとを
有している。各管渠水位計11aとレーダ雨量計11b
と地上雨量計11cとは、流下量予測演算部11dに接
続されている。流下量予測演算部11dは、管渠水位計
11a、レーダ雨量計11b及び地上雨量計11cの各
出力値に基づいて、ポンプ場1への流下量Q(t)を計
測(予測演算)するようになっている。
【0013】流下量予測演算部11dによる計測(演
算)方法については、例えば、特開平7−191152
号公報、特開平8−50181号公報、特開平7−47
350号公報、特開平9−190227号公報、特開平
9−198145号公報などに開示されたものが採用さ
れ得る。各公報の内容は、ここで引用されることによっ
て、本明細書中に盛り込まれる。
【0014】また、本実施の形態の流下量計測部11
は、所定の時間間隔Δtで雨水のポンプ場1への流下量
Q(t)、Q(t+Δt)…を計測するようになってい
る。計測開始時において、計測時から想定時までの間の
流下量Q(0)、Q(Δt)〜Q(t)の値は、例えば
適宜の補完プログラムによって導出される。
【0015】流下量計測部11には、流下量計測部11
によって計測された流下量Q(t)と、ポンプ場の排水
能力Aとを比較する比較部12が接続されている。本実
施の形態の比較部12は、流下量計測部11によって所
定の時間間隔Δtで計測された各流下量Q(t)、Q
(t+Δt)…と、ポンプ場の排水能力Aとを比較する
ようになっている。
【0016】ポンプ場1の排水能力Aは、例えば、ポン
プ場1の稼動ポンプ6の台数Nと、各稼動ポンプ6の最
大排水量P (i=1,…,N)とにより、
【数1】 で表せる。P =Pであれば、
【数2】 となる。
【0017】本実施の形態における排水能力Aは、比較
部12に接続された排水能力演算部15において、ポン
プ場1の状態に応じて、式(1)または式(2)によっ
て求められる。もっとも、予め計算された値を、比較部
12内に記憶しておくことも可能である。なお、ポンプ
場1の状態には、吐出弁7の開度も影響し得る。
【0018】比較部12には、比較部12による比較結
果に基づいて、流入ゲート2の開度を自動的に調節する
ゲート制御手段13が接続されている。本実施の形態の
ゲート制御手段13は、比較部12による各比較結果に
基づいて、流入ゲート2の開度を所定の時間間隔Δt毎
に自動的に調節するようになっている。
【0019】ゲート制御手段13は、流下量計測部11
によって計測された流下量Q(t)、Q(t+Δt)…
がポンプ場の排水能力Aを上回っている場合に、ポンプ
場1に入る流入量R(t)、R(t+Δt)…がポンプ
場1の排水能力Aの範囲内となるような所定時間Δt毎
の流入ゲート2の開度を演算する開度演算部13aを有
している。開度演算部13aは、所与のデータテーブル
やプログラムのみによって流入ゲート2の開度を求めて
もよいし、実際のポンプ場1の雨水流入量を検出する種
々の公知の機構と共に用いられてもよい。
【0020】そして、本実施の形態のゲート制御手段1
3は、流下量計測部11によって計測された流下量Q
(t)、Q(t+Δt)…がポンプ場1の排水能力Aを
上回っている場合、開度演算部13aによる演算結果に
基づいて流入ゲート2の開度を小さくするようになって
いる。一方、流下量計測部11によって計測された流下
量Q(t)、Q(t+Δt)…がポンプ場1の排水能力
Aを上回っていない場合、流入ゲート2の開度を全開と
するようになっている。
【0021】本実施の形態によれば、流下量計測部11
によって計測された流下量Q(t)、Q(t+Δt)…
がポンプ場1の排水能力Aを上回っている場合、流入ゲ
ート2の開度はゲート制御手段13によって自動的に小
さくなる。一方、流下量計測部11によって計測された
流下量Q(t)、Q(t+Δt)…がポンプ場1の排水
能力Aを上回っていない場合、流入ゲート2の開度は自
動的に全開となる。従って、流入ゲート2を、ポンプ場
1の運転効率にとって最適な態様で自動的に制御するこ
とができ、操作員のポンプ場の監視負担及び流入ゲート
制御のための判断負担が、解消される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流入ゲートを、ポンプ場の運転効率にとって好適な態様
で自動制御できる。従って、操作員のポンプ場の監視負
担及び流入ゲート制御のための判断負担が、解消され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるポンプ場流入
ゲートの自動制御装置を示す構成概略図。
【符号の説明】
1 ポンプ場 2 流入ゲート 3 管渠 6 ポンプ 7 吐出弁 10 ポンプ場流入ゲートの自動制御装置 11 流下量計測部 11a 管渠水位計 11b レーダ雨量計 11c 地上雨量計 11d 流下量予測演算部 12 比較部 13 ゲート制御手段 13a 開度演算部 15 排水能力演算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雨水のポンプ場への流下量を計測する流下
    量計測部と、 流下量計測部によって計測された流下量と、ポンプ場の
    排水能力とを比較する比較部と、 比較部による比較結果に基づいて、流入ゲートの開度を
    自動的に調節するゲート制御手段と、を備えたことを特
    徴とするポンプ場流入ゲートの自動制御装置。
  2. 【請求項2】流下量計測部は、所定の時間間隔で雨水の
    ポンプ場への流下量を計測するようになっており、 比較部は、流下量計測部によって所定の時間間隔で計測
    された各流下量と、ポンプ場の排水能力とをそれぞれ比
    較するようになっており、 ゲート制御手段は、比較部による各比較結果に基づい
    て、流入ゲートの開度を所定の時間間隔毎に自動的に調
    節するようになっていることを特徴とする請求項1に記
    載のポンプ場流入ゲートの自動制御装置。
  3. 【請求項3】ゲート制御手段は、比較部による比較結果
    に基づいて、流下量計測部によって計測された流下量が
    ポンプ場の排水能力を上回っている場合、ポンプ場に入
    る流入量がポンプ場の排水能力の範囲内となるように流
    入ゲートの開度を小さくし、流下量計測部によって計測
    された流下量がポンプ場の排水能力を上回っていない場
    合、流入ゲートの開度を全開とするようになっているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ場流入
    ゲートの自動制御装置。
  4. 【請求項4】ゲート制御手段は、流下量計測部によって
    計測された流下量がポンプ場の排水能力を上回っている
    場合に、ポンプ場に入る流入量がポンプ場の排水能力の
    範囲内となるような流入ゲートの開度を演算する開度演
    算部を有していることを特徴とする請求項3に記載のポ
    ンプ場流入ゲートの自動制御装置。
JP11196980A 1999-07-12 1999-07-12 ポンプ場流入ゲートの自動制御装置 Withdrawn JP2001020368A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057187A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 雨水排水ポンプシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057187A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 雨水排水ポンプシステム
JP4690970B2 (ja) * 2006-08-30 2011-06-01 株式会社東芝 雨水排水ポンプシステム

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Effective date: 20061003