JP3654793B2 - ソフトウエア開発コストの見積支援システム及び記録媒体及びソフトウエア開発コストの見積支援方法 - Google Patents

ソフトウエア開発コストの見積支援システム及び記録媒体及びソフトウエア開発コストの見積支援方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、仕様書に基づいて、ソフトウエア機能量により工程数を算出する見積支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウエアを開発するときには、顧客から提示された要求仕様に基づいて仕様書を作成し、この仕様書を基にして自己の開発能力に応じた工程数を見積もり、これにより納期や受注額等の開発コストを決定する。ここで、工程数の見積を得る方法として主なものに、LOC法(Lines of Code 法)と、ソフトウエア機能量法(FP法;Function Point法)とがある。尚、以下の説明では、見積もられた工程数を「見積工程数」と表して、実際の工程数と区別する。
【0003】
LOC法は、生産KL数(プログラムの行数)を概算して、見積工程数に変換する方法であり、FP法は、プログラムの行数やドキュメントの枚数を用いることなく、ファイルのレコード数や入出力の数を機能の数(FP数;Function Point数)として概算し、このFP数を見積工程数に変換する方法である。グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を利用したプログラムの仕様書からは、直ちに生産KL数を概算できないので、LOC法はGUI設計に適していない。一方、ファイルのレコード数や入出力の数としてのFP数はGUIを利用したプログラムの仕様書から概算することができるため、近年ではGUI設計に適したFP法が注目されている。
【0004】
以下、具体的にFP法を用いてソフトウエア開発の見積工程数を算出する過程について説明する。FP数は、仕様書に示されたファイルの数、各表示画面ごとの表示アイテムの数、印刷のための帳票項目数等に応じて決められる一定の数値である。例えば各処理ごとに利用される入力ファイル、出力ファイル、入出力ファイル、入力用表示アイテム、出力用表示アイテム、入出力用表示アイテム、メニュー表示アイテム、帳票の8種類に分類された各機能の項目(以下、「機能項目」という)の数とそれぞれに対する処理の難易度を表にまとめたものを仕様書に基づいて作成し、当該数の多少と処理の難易度から、複雑度を評価し、各機能項目の種別(「入力ファイル」等)ごとに各評価(「単純」等)に応じて予め決められた数値(FP数換算値)を各ファイル数、表示アイテム数、帳票数等の各項目数に乗じ、さらに累積加算したものをFP数とする。ここで、機能項目の数は、例えば入力ファイルで読み出されるデータの数に相当する。
【0005】
具体的には、各機能項目の数を「少ない」、「普通」、「多い」の3段階で評価し、同様に処理の難易度も「易」、「普通」、「難」の3段階で評価する。複雑度は、機能項目数の多少及び処理の難易度に対する複雑度を表したテーブル(複雑度マトリクス)を図11(a)のように予め定めておき、この複雑度マトリクスを参照して、「単純」、「普通」、「複雑」の3段階で評価する。FP数換算値も同様に、図11(b)に示すテーブル(FP数算出テーブル)のように予め定めておく。図11は、ソフトウエア機能量を算出するためのテーブルの一例を表す説明図である。
【0006】
次に、従来の見積支援システムについて説明する。図12は、従来の見積支援システムの構成ブロック図であり、図13は、従来の見積支援システムにおける入力項目を表す説明図である。図12に示すように、従来の見積支援システムは、入力装置1と、図11に示した複雑度マトリクス及びFP数算出テーブルを具備する制御装置2と、表示装置3と、要因データベース4から主に構成されている。また、制御装置2は、FP数算出部5と、見積工程数算出部6とを含む。要因データベース4は、開発に使用するツールを表す情報(要因情報)ごとに過去の特定の開発プロジェクトでのFP数とそれに対応する実際の工程数とを組にして、実績情報として格納している。
【0007】
制御装置2は、入力装置1から例えば、入力ファイル、出力ファイル、入出力ファイル、入力表示アイテム、出力表示アイテム、入出力表示アイテム、メニュー表示アイテム、帳票の各々について、図13に示すようにその機能項目の数の多少及び処理の難易度の入力を受ける。具体的に、図13では、処理ごとに、例えば「画面」の処理では、画面1〜画面7の処理が行われ、画面1の処理では項目数が「普通」で、処理の難易度が「普通」であるメニュー表示アイテムが表示されることを表している。
【0008】
制御装置2は、各処理ごとに、複雑度マトリクスに基づいて、項目数及び処理の難易度から複雑度を「単純」、「普通」、「複雑」の3段階で評価する。例えば画面1の処理では、項目数が「普通」、処理の難易度が「普通」であるから、図11(a)に示した複雑度マトリクスより、複雑度が「普通」であると評価される。また、この制御部2のFP数算出部5は、複雑度ごとの各機能項目の数をカウントする。具体的に図13においては、複雑度が「単純」である入力ファイル(FI)の数は「2」とカウントされる。制御装置2のFP数算出部5は、このようにしてカウントした数値に、FP数算出テーブルに設定されている、対応するFP数換算値を乗算し、さらにそれらの和を演算する。具体的には、複雑度に応じて、単純な入力ファイルの数が「2」、普通の入力ファイルの数が「5」、複雑な入力ファイルの数が「4」であるときには、図11(b)のFP数算出テーブルに示すように、単純な入力ファイルに対するFP数換算値が「3」、普通の入力ファイルに対するFP数換算値が「5」、複雑な入力ファイルに対するFP数換算値が「8」であるから、2×3+5×5+4×8=63が、入力ファイルについてのFP数の小計として演算される。以下同様に8種類の各機能項目について、FP数の小計が算出され、これら小計の総和として全体のFP数を得る。さらに、この制御装置2の見積工程数算出部6は、入力装置1から開発に使用するツール(「C言語」、「Java言語」等)の種類を表す情報を要因情報として受けて、当該ツールを使用したときに、過去の実績としてどれだけの工程数が必要であったかを表す実績情報を要因データベース4から検索し、検索された実績情報に基づいて、予め設定された数式により、FP数を見積工程数に変換して表示装置3に表示出力する。
【0009】
ここで、変換により得られた見積工程数が多すぎて、例えば受注額が要求されたものより大きくなってしまうときには、受注額を抑えるために、減らすことのできる機能項目を作業者が目で見て選び、仕様書を書き換え、改めて機能項目数の入力から繰り返す。
【0010】
尚、FP法を用いた見積装置の一例として、ツール及び開発担当者の情報に応じた過去の実績を元に、見積を算出する技術が特開平9−198441号公報、「見積装置及び見積方法」に開示されている。また、進捗状況に応じて見積を再計算する技術が特開平8−202773号公報、「ソフトウエアプロジェクト進行管理装置」に開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の見積支援システムでは、FP数を見積工程数に変換する見積工程数算出部が、種類の限られた要因情報のみを利用しているので、具体的な事情に応じて見積工程数を算出し、見積の精度を高めることができないという問題点があった。
【0012】
また、上記従来の見積支援システムでは、FP数を見積工程数に変換する数式が理論的に想定され、予め定められているので、実績情報の入力をしていても、当該数式のパラメータが変わるだけで実績情報に応じた柔軟な近似を行っていないので、見積の精度を高めることができないという問題点があった。
【0013】
さらに、上記従来の見積支援システムでは、仕様を再構成する場合には、作業者が仕様情報を目で見て、減らす項目を選んで仕様書をもう一度作成し、再度の入力をする必要があって、効率よく見積を得ることができないという問題点があった。
【0014】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、高い精度の見積を効率よく得ることができる見積支援システム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいては、ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、仕様情報の入力を受けて、当該仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出部と、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出部とを具備するソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいて、前記要因データベースに同一の要因情報に対応づけられて格納されている、少なくとも一組の実績情報に基づいて生成された、ソフトウエア機能量に対する見積工程数を表す関係近似式を当該要因情報に対応づけて格納する関係近似式データベースを含み、前記見積工程数算出部が、見積作成時にソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件に合致する前記要因情報に対応づけられた関係近似式を前記関係近似式データベースから検索し、当該関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴としたものである。
【0016】
また、この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいては、ソフトウエアの完成時に、要因情報と、ソフトウエア機能量と、実際の工程数との入力を受けて、前記入力されたソフトウエア機能量と実際の工程数とを組として、前記要因情報に対応づけて前記要因データベースに格納するとともに、当該入力された要因情報と一致する要因情報を前記要因データベースから検索し、対応して格納している実績情報から関係近似式を生成して、前記入力された要因情報に対応づけて、前記関係近似式データベースに格納するデータベース更新部を含むことを特徴としたものである。
【0017】
また、この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいては、データベース更新部が、指示により前記関係近似式データベースから特定の要因情報に該当する関係近似式を検索し、当該検索された関係近似式をプロットして表示出力するとともに、当該プロットした関係近似式を修正する指示の入力を受けて、前記プロットした関係近似式を修正して、前記関係近似式データベースに上書きして格納することを特徴としたものである。
【0018】
また、この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいては、ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、入力された仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出部と、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出部とを具備するソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいて、前記要因データベースが要因情報として複数の開発上の条件を格納し、前記見積工程数算出部が、ソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件が前記要因情報に示す条件に一致する実績情報を前記要因データベースから検索し、少なくとも一組の実績情報の組を取得する実績情報検索手段と、取得された実績情報の組に基づいて、関係近似式を生成する近似式手段と、を含み、前記生成された関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴としたものである。
【0019】
また、この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいては、入力された仕様情報が一致する機能項目を列挙して表示出力する共通化支援部を備えたことを特徴としたものである。
【0020】
また、この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいては、前記共通化支援部が、列挙して表示出力した機能項目のうち、削除する機能項目の指定を、前記入力部から受けて、当該項目を削除し、新たな仕様情報として前記ソフトウエア機能量算出部に出力することを特徴としたものである。
【0021】
さらに、この発明に係るソフトウエア開発コストの見積支援プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体においては、ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、仕様情報の入力を受けて、当該仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出ステップと、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出ステップとを具備するソフトウエア開発コストの見積支援プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記要因データベースに同一の要因情報に対応づけられて格納されている、少なくとも一組の実績情報に基づいて生成された、ソフトウエア機能量に対する見積工程数を表す関係近似式を当該要因情報に対応づけて格納する関係近似式データベースを含み、前記見積工程数算出ステップが、見積作成時にソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件に合致する前記要因情報に対応づけられた関係近似式を前記要因データベースから検索し、当該関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
実施の形態1.
図1は、本発明の好ましい実施の形態1に係る見積支援システムの構成ブロック図である。本発明の好ましい実施の形態1に係る見積支援システムは、図1に示すように、入力装置7と、図11に示した複雑度マトリクス及びFP数算出テーブルを具備する制御装置8と、表示装置9と、要因データベース14と関係近似式データベース15とを具備するデータベース10とから主に構成されている。また、制御装置8は、本発明のソフトウエア機能量算出部としてのFP数算出部11と、見積工程数算出部12と、共通化支援部13を含む。
【0024】
要因データベース14は、図2(a)に示すように、複数の条件を含む要因情報としての要因フラグ(A)ごとに、過去の開発実績におけるFP数と、工程数とを組とした実績情報(B)とを格納しており、関係近似式データベース15は、図2(b)に示すように、要因情報としての要因フラグ(C)ごとに、対応する実績情報から予め算出された関係近似式(D)を格納している。ここで、FP数は、本発明のソフトウエア機能量に相当する。また、工程数は「工数」として記載している。図2は、本発明の実施の形態1のデータベース10の内容を表す説明図である。尚、図2(b)では、要因情報ごとに関係近似式のID番号に相当するものを格納するようにしているが、関係近似式のパラメータそのものを格納するようにしておいても構わない。
【0025】
また、要因情報の複数の条件としては、開発に用いる言語(「C言語」、「Java言語」等)及びそのバージョン情報等のほかに、例えば、開発ソフトウエアの利用分野に関する情報と、その開発経験、業務知識、ソフトウエアの規模等がある。要因情報の条件は必ずしもすべて指定する必要はなく、選択的に条件を組み合わせて指定してもよい。このように多種の条件を任意に組み合わせて、要因情報として用いているのは、見積の精度を高めるためである。尚、検索を容易にするためには、要因情報の各条件を1ビットの要因フラグとして表現することが好ましい。関係近似式は、実績情報に基づいて、内挿・外挿を行って得られる数式である。ここで、内挿・外挿の方法としては、公知の方法を用いる。
【0026】
以下、見積作成時と、ソフトウエアの開発終了時の各々について、本発明の実施の形態1の動作を説明する。まず、見積生成時の動作について説明する。
【0027】
制御装置8は、見積工程数を算出する処理として、図3に示すような処理を行う。図3は、制御装置8の見積工程数を算出する処理を表すフローチャート図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係る見積支援システムへの入力項目を表す説明図である。図3に示すように、制御装置8は、入力装置7から処理名と、各処理における機能項目として、例えば、図4に示すような一覧表の状態で、入力ファイル、出力ファイル、入出力ファイル、入力表示アイテム、出力表示アイテム、入出力表示アイテム、メニュー表示アイテム、帳票の各々の機能項目の名称と、当該機能項目の数の多少及び処理の難易度の入力を受ける(S1)。以下、この入力項目を「調査票」と呼ぶことにする。具体的に、図4では、処理ごとに、例えば「画面」の処理では、機能項目の名称として「書式情報画面」〜「画面7」の処理が行われ、書式情報画面の処理では項目数が「普通」で、処理の難易度が「普通」であるメニュー表示アイテムが表示されることを表している。
【0028】
制御装置8は、複雑度マトリクスに基づいて、調査票の記載から各機能項目の複雑度を「単純」、「普通」、「複雑」の3段階で評価する(S2)。例えば「書式情報画面」の処理では、項目数が「普通」、処理の難易度が「普通」であるから、図11(a)に示した複雑度マトリクスより、複雑度が「普通」であると評価される。また、この制御装置8のFP数算出部11は、複雑度ごとの各機能項目の数をカウントする(S3)。具体的に図3においては、複雑度が「単純」である入力ファイル(FI)の数は「2」とカウントされる。制御装置8のFP数算出部11は、このようにしてカウントした数値に、FP数算出テーブルに設定されている、対応するFP数換算値を乗算し、さらにそれらの和を演算して、総FP数を算出する(S4)。具体的には、複雑度に応じて、単純な入力ファイルの数が「2」、普通の入力ファイルの数が「5」、複雑な入力ファイルの数が「4」であるときには、図11(b)のFP数算出テーブルに示すように、単純な入力ファイルに対するFP数換算値が「3」、普通の入力ファイルに対するFP数換算値が「5」、複雑な入力ファイルに対するFP数換算値が「8」であるから、2×3+5×5+4×8=63が、入力ファイルについてのFP数の小計として演算される。以下同様に8種類の各機能項目について、FP数の小計が算出され、これら小計の総和として総FP数を得る。制御装置8の見積工程数算出部12は、入力装置7から開発に使用するツール(「C言語」、「Java言語」等)の種類を表す情報と、開発経験の有無、業務知識の有無、規模の大小等を表す情報とを要因情報として受けて、当該要因情報に対応する関係近似式を関係近似式データベース15から検索し(S5)、当該関係近似式に全体のFP数を当てはめて見積工程数を算出して(S6)、処理を終了する。
【0029】
処理S6において算出された見積工程数が多すぎて、例えば受注額が要求されたものより大きくなってしまうときには、利用者は、制御装置8の共通化支援部13を起動する。制御装置8の共通化支援部13は、図5に示すような処理を行う。図5は、共通化支援部13の共通化支援の処理を表すフローチャート図である。共通化支援部13は、調査票として入力された機能項目の各々について、同一の名称の、或いは同一の種類(例えば「入力ファイル」等)の機能項目があるかを検索し(S11)、そのような複数の機能項目があれば(Yesならば)、図6に示すような共通化候補テーブルに追加して(S12)、処理S13に移行する。また、処理S11において、そのような機能項目が検索されなければ(Noならば)、すべての機能項目についての検索が終了したか否かを調べ(S13)、検索が終了していれば(Yesならば)、処理S14に移行し、終了していなければ(Noならば)、処理S11に戻って処理を続ける。図6は、共通化候補テーブルの一例を表す説明図である。
【0030】
共通化支援部13は、検索が終了して、共通化候補テーブルの生成が完了すると、当該共通化候補テーブルを表示装置9に表示出力する(S14)。この共通化支援部13は、また、利用者からの指示を待機し(S15)、入力された指示が処理S14で表示した機能項目の一部を削除する指定であるか否かを調べ(S16)、削除する指示であると(Yesであると)、共通化候補テーブルから指示された機能項目を削除して(S17)、さらに処理S15に戻って指示を待機する。また、処理S16において削除する指示でないと(Noであると)、指示が終了の指示であるか否かを調べ(S18)、終了の指示でなければ(Noであれば)、処理S15に戻って指示を待機し、終了の指示であれば(Yesであれば)、共通化候補テーブルに従って、調査票を再作成し(S19)、処理終了する。そして、制御装置8が、図3に示した見積の処理を行って、再構築した調査票を基に、もう一度FP数を算出し、さらに見積工程数を算出する。
【0031】
次に、本実施の形態のソフトウエア開発終了時の処理について説明する。図7は、本実施の形態のソフトウエア開発終了時の処理を表すフローチャート図である。
【0032】
ソフトウエアの開発が終了すると、制御装置8は、入力装置7から当該開発の終了したソフトウエアの開発上の条件としての要因情報と、実際のFP数と、実際の工程数との入力を受けて(S21)、要因データベース14から、入力された要因情報に対応する実績情報の組を検索して抽出し(S22)、当該実績情報と、処理S21で新規に入力された実際のFP数に対する実際の工程数とを表示装置9に散布図として表示出力し(S23)、公知の内挿・外挿方法によって、当該散布図で表示したデータを内挿・外挿して関係近似式を生成し(S24)、関係近似式を併せて表示装置9に表示出力する。
【0033】
利用者は、表示装置9に表示出力された関係近似式が、現実の状況に合っていないと考えるときには、ここで、関係近似式に修正を加える。具体的には、表示装置9に表示された関係近似式のグラフの一部をドラッグして内挿・外挿のパラメータを調整する。制御装置8は、関係近似式の修正の入力を受けたか否かを判断し(S25)、修正の入力を受けていれば(Yesならば)、処理S24に戻って内挿・外挿のパラメータを調整して関係近似式を再計算し、改めて表示装置9に表示出力する。また、処理S25において、修正の入力を受けていなければ(Noならば)、処理を終了する指示の入力を受けたか否かを判断し(S26)、処理を終了する指示を受けていないならば(Noならば)、処理S25に戻って処理を続行し、処理を終了する指示を受けていれば(Yesならば)、処理S21で入力された要因情報に対応する現在の関係近似式を関係近似式データベース15から検索し、当該関係近似式に、処理S24で生成した関係近似式を上書きして格納し(S27)、処理を終了する。
【0034】
本実施の形態によれば、複数の条件を要因情報として扱うことができ、かつ、過去の実績情報に基づいて予め生成された関係近似式を利用して、見積工程数を算出しているので、見積の精度を向上できる。また、開発の終了時には、新たに開発を終了したソフトウエアの現実のFP数と工程数とに基づいて改めて関係近似式を再調整するので、次回からの見積の精度を向上できる。
【0035】
さらに、本実施の形態によれば、共通化支援部13の働きにより、重複した機能を提示させ、指示に基づいて仕様書を再構成させることができ、効率よく見積を作成することができる。
【0036】
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、要因情報ごとに、予め関係近似式を生成して格納することとしていたが、見積工程数を算出するときに、要因情報に基づいて関係近似式を検索して生成し、当該生成した関係近似式を利用するのも好ましい。そこで、見積工程数を算出するときに関係近似式を生成する本発明の実施の形態2に係るソフトウエア開発コストの見積支援システムについて、以下に説明する。
【0037】
本実施の形態に係る見積支援システムについて、以下図面を参照しながら説明する。尚、図1に示した実施の形態1に係る見積支援システムと同様の構成となる部分については同一の符号を付して説明する。図8は、本発明の好ましい実施の形態2に係る見積支援システムの構成ブロック図である。図8に示すように、入力装置7と、制御装置16と、表示装置9と、データベース17とから主に構成されている。ここで、制御装置16は、FP数算出部11と、見積工程数算出部12と、共通化支援部13とを含む。また、データベース17は、要因データベース14を含む。尚、要因データベース14の内容は、図2(a)に示した、本発明の実施の形態1に係るものと同様であるので、説明を省略する。
【0038】
以下、見積作成時と、ソフトウエアの開発終了時の各々について、本発明の実施の形態2の動作を説明する。まず、見積生成時の動作について説明する。
【0039】
制御装置16は、見積工程数を算出する処理として、図9に示すような処理を行う。図9は、制御装置16の見積工程数を算出する処理を表すフローチャート図である。図9に示すように、制御装置16は、入力装置7から処理名と、各処理における機能項目として、例えば、図4に示したような一覧表の状態で、入力ファイル、出力ファイル、入出力ファイル、入力表示アイテム、出力表示アイテム、入出力表示アイテム、メニュー表示アイテム、帳票の各々の機能項目の名称と、当該機能項目の数の多少及び処理の難易度の入力(調査票の入力)を受ける(S31)。
【0040】
制御装置16は、複雑度マトリクスに基づいて、調査票の記載から各機能項目の複雑度を「単純」、「普通」、「複雑」の3段階で評価し(S32)、FP数算出部11により、複雑度ごとの各機能項目の数をカウントする(S33)。FP数算出部11は、処理S33でカウントした各機能項目ごとの数値に、FP数算出テーブルに設定されている、対応するFP数換算値を乗算し、さらにそれらの和を演算して、総FP数を算出する(S34)。また、この制御装置16は、見積工程数算出部12は、入力装置7から要因情報の入力を受けて、当該要因情報に対応して格納されている実績情報を取得し(S35)、当該取得した実績情報に基づいて公知の内挿・外挿方法により、FP数に対する見積工程数を表す数式としての関係近似式を生成する(S36)。そして、制御装置16は、処理S36で生成された関係近似式に、処理S34で算出された総FP数を当てはめて見積工程数を算出して表示装置9に表示出力し(S37)、処理を終了する。
【0041】
この処理S37において算出された見積工程数が多すぎて、例えば受注額が要求されたものより大きくなってしまうときに、利用者の指示により図5に示すような共通化の処理を行うのは、本発明の実施の形態1に係る見積支援システムと同様であるので、その説明を省略する。
【0042】
次に、本実施の形態のソフトウエア開発終了時の処理について説明する。図10は、本実施の形態のソフトウエア開発終了時の処理を表すフローチャート図である。
【0043】
ソフトウエアの開発が終了すると、制御装置16は、入力装置7から当該開発の終了したソフトウエアの開発上の条件としての要因情報と、実際のFP数と、実際の工程数との入力を受けて(S41)、当該入力されたFP数と実際の工程数とを組とし、入力された要因情報に対応づけて、要因データベース14に格納して(S42)、処理を終了する。
【0044】
本実施の形態によれば、複数の条件を要因情報として扱うことができ、かつ、過去の実績情報に基づいて関係近似式を生成し、これを利用して見積工程数を算出しているので、見積の精度を向上できる。また、開発の終了時には、新たに開発を終了したソフトウエアの現実のFP数と工程数とに基づいて実績情報を蓄積するので、次回からの見積の精度を向上できる。
【0045】
さらに、本実施の形態によれば、共通化支援部13の働きにより、重複した機能を提示させ、指示に基づいて仕様書を再構成させることができ、効率よく見積を作成することができる。
【0046】
尚、実施の形態1と実施の形態2とにおいては、工程数の見積を作成する場合について説明したが、工程数の代わりに、ソフトウエアの試験項目の数や、試験における誤りの検出数などを実績情報として蓄積すれば、これらの数値の見積を作成することも可能である。
【0047】
実施の形態3.
さらに、実施の形態1と実施の形態2とをコンピュータのプログラムとして実現し、これをコンピュータ読みとり可能な記録媒体に格納することも可能である。
【0048】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0049】
要因情報に示された特定の条件での過去の開発実績ごとに、ソフトウエア機能量に応じた見積工程数を表す関係近似式を生成して蓄積しており、見積作成時に、仕様情報の入力を受けて、仕様情報から算出されたソフトウエア機能量を算出し、開発上の条件に合致する条件での関係近似式を検索し、検索された関係近似式に、算出したソフトウエア機能量を当てはめて、見積工程数を算出しているため、開発上の種々の条件に応じた見積が作成でき、見積の精度を高めることができる。
【0050】
また、ソフトウエアの完成時に、要因情報とソフトウエア機能量と実際の工程数との入力を受けて、その要因情報に応じた関係近似式を生成して更新することで、次回からの見積の精度をより高めることができる。
【0051】
さらに、指示により関係近似式をプロットして表示出力し、修正の指示の入力を受けて、関係近似式を修正し、上書きして格納することで、見積の精度をより高めることができる。
【0052】
また、請求項4記載の本発明によれば、過去の開発実績での要因情報に対して、ソフトウエア機能量と工程数との組を対応づけて実績情報として格納しており、見積作成時に仕様情報の入力を受けて、ソフトウエア機能量を算出し、開発上の条件に合致する条件での実績情報を検索し、実績情報から関係近似式を生成して、算出したソフトウエア機能量を当てはめて見積工程数を算出することで、開発上の種々の条件に応じた見積が作成でき、見積の精度を高めることができる。
【0053】
さらに、入力された仕様情報が一致する機能項目を列挙して表示することで、仕様の再構成を容易にして、効率よく見積を得ることができる。
【0054】
さらに、列挙した機能項目から削除する機能項目の指定の入力を受けて、当該機能項目を削除した新たな仕様情報に基づいて見積工程数を算出することで、効率よく見積を得ることができる。
【0055】
さらに、かかる見積支援システムをコンピュータのプログラムとして実現し、コンピュータ読みとり可能な記録媒体として、効率よく精度の高い見積を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施の形態1に係る見積支援システムの構成ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のデータベース10の内容を表す説明図である。
【図3】 制御装置8の見積工程数を算出する処理を表すフローチャート図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る見積支援システムへの入力項目を表す説明図である。
【図5】 共通化支援部13の共通化支援の処理を表すフローチャート図である。
【図6】 共通化候補テーブルの一例を表す説明図である。
【図7】 本実施の形態のソフトウエア開発終了時の処理を表すフローチャート図である。
【図8】 本発明の好ましい実施の形態2に係る見積支援システムの構成ブロック図である。
【図9】 制御装置16の見積工程数を算出する処理を表すフローチャート図である。
【図10】 本実施の形態のソフトウエア開発終了時の処理を表すフローチャート図である。
【図11】 ソフトウエア機能量を算出するためのテーブルの一例を表す説明図である。
【図12】 従来の見積支援システムの構成ブロック図である。
【図13】 従来の見積支援システムにおける入力項目を表す説明図である。
【符号の説明】
1,7 入力装置、2,8,16 制御装置、3,9 表示装置、4,14 要因データベース、5,11 FP数算出部、6,12 見積工程数算出部、10,17 データベース、13 共通化支援部、15 関係近似式データベース。

Claims (9)

  1. ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、仕様情報の入力を受けて、当該仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出部と、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出部とを具備するソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいて、
    前記要因データベースに同一の要因情報に対応づけられて格納されている、少なくとも一組の実績情報に基づいて生成された、ソフトウエア機能量に対する見積工程数を表す関係近似式を当該要因情報に対応づけて格納する関係近似式データベースを含み、
    前記見積工程数算出部が、
    見積作成時にソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件に合致する前記要因情報に対応づけられた関係近似式を前記関係近似式データベースから検索し、当該関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴とするソフトウエア開発コストの見積支援システム。
  2. ソフトウエアの完成時に、要因情報と、ソフトウエア機能量と、実際の工程数との入力を受けて、前記入力されたソフトウエア機能量と実際の工程数とを組として、前記要因情報に対応づけて前記要因データベースに格納するとともに、当該入力された要因情報と一致する要因情報を前記要因データベースから検索し、対応して格納している実績情報から関係近似式を生成して、前記入力された要因情報に対応づけて、前記関係近似式データベースに格納するデータベース更新部を含むことを特徴とする請求項1記載のソフトウエア開発コストの見積支援システム。
  3. データベース更新部が、指示により前記関係近似式データベースから特定の要因情報に該当する関係近似式を検索し、当該検索された関係近似式をプロットして表示出力するとともに、当該プロットした関係近似式を修正する指示の入力を受けて、前記プロットした関係近似式を修正して、前記関係近似式データベースに上書きして格納することを特徴とする請求項2記載のソフトウエア開発コストの見積支援システム。
  4. ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、入力された仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出部と、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出部とを具備するソフトウエア開発コストの見積支援システムにおいて、
    前記要因データベースが要因情報として複数の開発上の条件を格納し、
    前記見積工程数算出部が、
    ソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件が前記要因情報に示す条件に一致する実績情報を前記要因データベースから検索し、少なくとも一組の実績情報の組を取得する実績情報検索手段と、
    取得された実績情報の組に基づいて、関係近似式を生成する近似式手段と、
    を含み、前記生成された関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴とするソフトウエア開発コストの見積支援システム。
  5. 入力された仕様情報が一致する機能項目を列挙して表示出力する共通化支援部を備え、
    前記共通化支援部が、列挙して表示出力した機能項目のうち、削除する機能項目の指定を、前記入力部から受けて、当該項目を削除し、新たな仕様情報として前記ソフトウエア機能量算出部に出力することを特徴とする請求項1乃至4何れか一つに記載のソフトウエア開発コストの見積支援システム。
  6. ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、仕様情報の入力を受けて、当該仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出ステップと、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出ステップとを具備するソフトウエア開発コストの見積支援プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記要因データベースに同一の要因情報に対応づけられて格納されている、少なくとも一組の実績情報に基づいて生成された、ソフトウエア機能量に対する見積工程数を表す関係近似式を当該要因情報に対応づけて格納する関係近似式データベースを含み、
    前記見積工程数算出ステップが、
    見積作成時にソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件に合致する前記要因情報に対応づけられた関係近似式を前記要因データベースから検索し、当該関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースと、入力された仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出ステップと、前記要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出ステップとを具備するソフトウエア開発コストの見積支援プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記要因データベース要因情報として複数の開発上の条件を格納する格納ステップを含み、
    前記見積工程数算出ステップは、
    ソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件が前記要因情報に示す条件に一致する実績情報を前記要因データベースから検索し、少なくとも一組の実績情報の組を取得する実績情報検索ステップと、
    取得された実績情報の組に基づいて、関係近似式を生成する近似式ステップと、
    を含み、前記生成された関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 入力装置からの仕様情報の入力を受けて、制御装置が、当該仕様情報に基づいてソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出ステップと、
    ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記制御装置が、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出ステップとを含むソフトウエア開発コストの見積支援方法において、
    前記見積工程数算出ステップでは
    前記要因データベースに同一の要因情報に対応づけられて格納されている、少なくとも一組の実績情報に基づいて生成された、ソフトウエア機能量に対する見積工程数を表す関係近似式を当該要因情報に対応づけて格納する関係近似式データベースから、見積作成時にソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、前記制御装置が、当該条件に合致する前記要因情報に対応づけられた関係近似式を検索し、
    当該関係近似式に基づいて、前記制御装置が、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴とするソフトウエア開発コストの見積支援方法。
  9. 入力装置から入力された仕様情報に基づいて、制御装置が、ソフトウエア機能量を算出するソフトウエア機能量算出ステップと、
    ソフトウエア開発上の条件を表す要因情報に対し、特定の条件での過去の開発実績におけるソフトウエア機能量と工程数とを組にして対応づけ、実績情報として格納する要因データベースに格納されている実績情報を用いて、前記制御装置が、前記ソフトウエア機能量に基づいて見積の結果としての見積工程数を算出する見積工程数算出ステップとを含むソフトウエア開発コストの見積支援方法において、
    前記制御装置が、前記要因データベース要因情報として複数の開発上の条件を格納する格納ステップを含み、
    前記見積工程数算出ステップは、
    前記制御装置が、前記入力装置からソフトウエア開発上の条件の入力を受けて、当該条件が前記要因情報に示す条件に一致する実績情報を前記要因データベースから検索し、少なくとも一組の実績情報の組を取得する実績情報検索ステップと、
    前記制御装置が、取得された実績情報の組に基づいて、関係近似式を生成する近似式ステップと、
    を含み、前記制御装置が、前記生成された関係近似式に基づいて、前記算出されたソフトウエア機能量に対応する見積工程数を算出することを特徴とするソフトウエア開発コストの見積支援方法。
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