JPH10111876A - 情報検索装置 - Google Patents

情報検索装置

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JPH10111876A
JPH10111876A JP9057148A JP5714897A JPH10111876A JP H10111876 A JPH10111876 A JP H10111876A JP 9057148 A JP9057148 A JP 9057148A JP 5714897 A JP5714897 A JP 5714897A JP H10111876 A JPH10111876 A JP H10111876A
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Makoto Takeoka
誠 竹岡
Sunao Hashimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の検索に際して、過去に検索結果に付け
られ評価が存在する場合に、その評価を基にして検索式
(検索要求)の適切さを計算する検索式管理装置を提供
する。 【解決手段】 検索式管理装置は、検索式と該検索式の
検索結果との対応関係を管理する式結果管理部と、評価
体系を管理する評価体系管理部と、特定の評価体系に基
づいて検索結果に付された評価と該検索結果との対応関
係を管理する結果評価管理部と、検索式の検索結果の評
価に基づいて該検索式を評価する検索式評価処理部と、
検索式評価処理部により付けられた評価に基づいた検索
式評価の表示を行う検索式評価表示部と、利用者が検索
結果に対して評価体系による評価値を付与するための評
価記入インターフェイス部とを備える。また、検索式適
合度に基づいて、情報検索のための適切な検索式を提示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の検索に際し
て、過去に検索結果に付けられ評価が存在する場合に、
その評価を基にして検索式(検索要求)の適切さを計算
する検索式管理装置に関する。また、データベースを検
索して検索結果を得る場合に、過去の検索結果に付けら
れた適合情報または不適合情報に基づいて、検索式(検
索要求)の適切さを計算して提示する情報検索装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、先行技術調査のため、例えば、特
許公報等の文献の検索をする際には、検索式を試行錯誤
的に工夫しながら、検索式を決定するのが通例である。
この場合、検索結果を実際に見てチェックする以外に、
作成した検索式が適切かどうかの判断ができないので、
最初から適切な検索式を作成することは無理であり、そ
のため、適当に検索式を作り、検索を実際に行い、その
検索結果が本当に欲しいものかどうかをチェックする。
そして、検索式の修正版を作り、再び検索するという作
業の繰り返しが避けられない。
【0003】ここでの検索結果をチェックするとは、検
索結果の概要や、検索された文献の全文を取り寄せて読
むことであり、かなりのコスト(人/金/時間)がかか
る作業である。従って、このような検索結果のチェック
作業、検索式を立てる作業の軽減、あるいは作業サイク
ル回数(試行錯誤回数)を減らす支援のための技術が所
望される。
【0004】これに対しては、従来から一部で様々な技
術が提案されており、例えば、特開平7−134717
号公報に記載の「情報検索システム」で提案されている
技術は、検索結果に付随する情報(検索式や検索者や検
索日時等)を保持し、再度検索された場合に該付随情報
を提示することで、前の検索者による検索結果に関する
情報を検索者が得やすく技術である。この技術は、検索
結果のチェックの支援であるが、以前の検索者から上手
く聞きだし、有効な情報が得られれば、作業サイクル回
数を減らす支援にもなりうる。
【0005】また、特開平7−192007号公報に記
載されている「文書処理装置」で提案されている技術
は、検索式の履歴情報を保持し、利用者に表示すること
で、検索式の再利用を効率化する技術である。
【0006】また、特開平2−245971号公報に記
載の「情報検索方法および装置」で提案されている技術
は、検索結果に含まれる単語の頻度分布や、利用者から
の適合情報および不適合情報を基にして、検索結果から
検索語を抽出し、検索式に追加して検索することによ
り、より品質の高い検索結果を得る技術である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】通常、検索式を立てる
際には検索式のおおよその適切さを知ることができない
ので、検索結果が本当に欲しいものかをチェックしなけ
ればならなかった。チェック結果がよくないと、再び検
索式を修正して立て直す作業が繰り返されることにな
る。したがって、適切な検索式が容易に作成して、検索
結果のチェックや試行錯誤による作業の繰り返しにかか
るコストを大幅に少なく、効率よく検索が行えることが
所望される。
【0008】この場合に、例えば、過去の検索式,検索
結果,その適合情報,および不適合情報を利用して、検
索結果チェックの支援、および検索作業サイクル回数の
減少の支援を行い、おおよその適切な検索式を立てるた
めの情報を獲得することが所望される。
【0009】また、上記のような従来の技術を利用する
場合においても、例えば、特開平2−245971号公
報に記載の技術のように、検索結果に含まれる単語から
検索語を抽出して再検索しても、必ずしも品質の高い検
索結果が得られるわけではない点に問題がある。また、
これは、検索語の自動抽出に関する自然言語処理技術
は、現時点では、人間による処理と比べるとかなり低い
からである。また、検索結果に含まれる頻度分布を求め
る計算コスト(時間およびメモリ容量)が大きい点も問
題である。
【0010】また、特開平7−134717号公報の技
術を利用する場合においても、ここでは、検索式および
検索結果の適切さを知るために、前の検索者の名前等の
検索履歴が残っているが、それ以降の処理では、人間に
よる運用に頼ることになる。この場合、例えば、実際に
検索者の本人から情報を聞き出したり、検索結果のプリ
ントアウト等をもらってみないといけないが、このよう
な情報は直ちに入手できるわけではなく、その作業に手
間と時間がかかる。
【0011】また、検索式をたてる際にも、その検索式
のおよその適切さを知ることができないので、検索結果
が本当に欲しいものかを個別にチェックしなければなら
なかった。また、チェック結果が良くないと、再度、検
索式を修正して、検索を行う作業が繰り返されることに
なるので、あまり、作業能率が向上しないという問題が
あった。
【0012】このような場合に、例えば、検索式の適切
さが正しく判断できれば、検索結果のチェックや検索式
をたてて検索する作業の試行錯誤(作業の繰り返し)に
かかるコストを無駄にすることがなくなるので、検索式
の適切さをある程度に自動で判別することが所望され
る。
【0013】従って、本発明の目的は、過去の検索式や
検索結果(評価)を利用して、検索結果のチェックを支
援し、更に、検索作業サイクル回数の減少を支援するこ
とのできる検索式管理装置を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、ある評価体系での評価が高い
文献を容易に検索できるような検索式を獲得することが
できる検索式管理装置を提供することにある。本発明の
別の目的は、検索と評価の試行錯誤を繰り返すことな
く、過去の自己/グループの検索結果とその評価を再利
用して、適切な検索式を効率良く獲得できるようにする
情報を提示することのできる検索式管理装置を提供する
ことにある。
【0014】また、本発明の更に別の目的は、検索目的
に適合する度合いが高い文献を検索できる検索式を提示
するための支援を行うことである。別の言葉で表現すれ
ば、通常は検索しては評価しての繰り返しであるが、過
去の自分/グループの検索式およびその検索結果の適合
情報および不適合情報を利用することで、適切な検索式
を効率よく獲得できるようにするための情報を提示する
機能を持つ情報検索装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明による検索式管理装置は、第1の特徴
として、検索式と該検索式の検索結果との対応関係を管
理する式結果管理部(12)と、評価体系を管理する評
価体系管理部(13)と、特定の評価体系に基づいて検
索結果に付された評価と該検索結果との対応関係を管理
する結果評価管理部(14)と、検索式の検索結果の評
価に基づいて該検索式を評価する検索式評価処理部(1
5)を備えることを特徴とする。
【0016】また、本発明の検索式管理装置において
は、第2の特徴として、更に、検索式評価処理部により
付けられた評価に基づいた検索式評価の表示を行う検索
式評価表示部(16)を備えることを特徴とし、また、
第3の特徴として、利用者が検索結果に対して評価体系
による評価値を付与するための評価記入インターフェイ
ス部(17)を具備することを特徴とする。
【0017】また、別の特徴として、前記検索式評価処
理部が、前記式結果管理部の情報を用いて検索結果から
検索式を獲得する機能を持つこと、また、前記検索式評
価処理部が、検索式の検索結果を獲得する際に該検索式
の検索日時に応じた獲得機能を持つことを特徴とする。
【0018】更に、他の特徴として、前記検索式評価処
理部が、検索式の検索結果を獲得する際に検索式を構成
している要素の予約語(検索式中のANDやOR等の演
算子や括弧)を分解して獲得する機能を持つことを特徴
とする。
【0019】また、本発明による検索式管理装置におけ
る評価体系の一つとして適合情報または不適合情報を利
用すると、より簡単に検索式を得ることができ、データ
ベースの検索を行うことができる。このような適合情報
により得られる検索式を利用して検索を行う情報検索装
置は、データベースを検索する検索式と該検索式による
検索結果との対応関係を管理する式結果管理部と、前記
検索結果と利用者により該検索結果に付された適合情報
の対応関係を管理する結果適合管理部と、前記式結果管
理部で管理する検索式をその検索結果に付された適合情
報に基づいて提示する検索式提示部とを備えることを特
徴とする。
【0020】また、不適合情報を利用して検索式を得る
場合においては、情報検索装置は、データベースを検索
する検索式と該検索式による検索結果との対応関係を管
理する式結果管理部と、前記検索結果と利用者により該
検索結果に付された不適合情報の対応関係を管理する結
果不適合管理部と、前記式結果管理部で管理する検索式
をその検索結果に付された不適合情報に基づいて提示す
る検索式提示部とを備えることを特徴とする。
【0021】また、この場合の検索式提示部は、利用者
の指定した検索式の中の少なくともキーワード,利用情
報,日時情報のいずれかに基づいて、前記式結果管理部
で管理する検索式を提示し、また、更には、利用者が検
索結果に対して適合情報または不適合情報を付与するた
めの適合情報記入インターフェイス部を具備することを
特徴とする。
【0022】このような様々な特徴を有する本発明の検
索式管理装置においては、式結果管理部が、検索式と該
検索式の検索結果との対応関係を管理し、例えば、検索
式の識別子と検索結果の識別子によって管理する。評価
体系管理部は、評価体系を管理し、例えば、評価体系名
(あるいは評価体系の識別子)と該評価体系の取り得る
評価値を対として管理する。また、結果評価管理部は、
特定の評価体系に基づいて検索結果に付された評価と該
検索結果との対応関係を管理している。すなわち、特定
の評価体系(の識別子)と、検索結果に付された該評価
体系を用いた評価と、該検索結果(の識別子)との対応
関係を管理している。そして、検索式評価処理部が、結
果評価管理部が管理する検索結果の評価を基にして、式
結果管理部が管理する対応関係を用いて該検索結果を獲
得した検索式を評価する。これにより、検索式が適切に
自動で評価される。
【0023】また、本発明の検索式管理装置において、
検索式評価処理部には、式結果管理部の情報を用いて、
検索結果から検索式を獲得する機能が備えられ、また、
検索式評価処理部が、検索式の検索結果を獲得する際に
該検索式の検索日時に応じた獲得機能が備えられる。ま
た、検索式評価処理部が、検索式の検索結果を獲得する
際には、検索式中のANDやOR等の演算子や括弧を分
解して獲得するように構成される。
【0024】また、本発明の検索式管理装置には、検索
式評価表示部が備えられており、検索式評価表示部は、
検索式評価処理部によって、評価された検索式評価を表
示する。また、評価記入インターフェイス部が備えられ
ており、この評価記入インターフェイス部が、結果評価
管理部が管理する検索結果の評価を編集するためのイン
ターフェイス部として、このインターフェイス部による
処理により、利用者が既存の編集装置(エディター)と
キーボードやポインティングデバイス等で評価体系の評
価値を書き込めるように構成されている。
【0025】これにより、検索結果の評価が既に存在す
る(蓄積されている)場合に、その評価を有効に利用し
て、特定の評価体系に合致するものを検索するため、あ
るいは特定の技術分野の注目すべき文献の検索等のた
め、検索式が適切かどうかを評価するための情報が提示
できる。このため、自己がたてた検索式による検索結果
が本当に欲しい情報かの利用者によるチェックや、検索
式作成の試行錯誤の作業を著しく効率化できる。また、
検索式を基に、その検索結果の獲得および蓄積を自動的
に行うことができ、評価記入インターフェイス部を通し
て利用者により検索結果に対する評価を付与できるの
で、次回以降の検索時に検索式の適切さについて、より
信頼性を増した判断のための情報を利用者に提供でき
る。
【0026】また、本発明の検索式管理装置による検索
式の評価体系の一つして適合情報または不適合情報を利
用する場合には、この適合情報または不適合情報を利用
することにより、簡易に検索式を提示できる。その場合
の検索を行う情報検索装置においては、式結果管理部
が、検索式(の識別子)と該検索式の検索結果(の識別
子)との対応関係を管理しており、また、別に新たに、
検索式が実行され、その検索結果が得られれば、その検
索式と検索結果の組を管理する。また、結果適合管理部
は、検索結果(の識別子)と該検索結果に付された適合
情報との対応関係を管理する。そして、検索式提示部
が、式結果管理部で管理する検索式を、またその検索式
の一部を、その検索結果の適合情報に基づいて提示す
る。
【0027】また、特に不適合情報を用いる場合に、結
果不適合管理部では、検索結果(の識別子)と該検索結
果に付された不適合情報との対応関係を管理する。そし
て、この場合には、検索式提示部が、式結果管理部で管
理する検索式を、またその検索式の一部をその検索結果
の不適合情報に基づいて提示する。
【0028】更に、検索式提示部は、利用者の指定した
検索式中のキーワードや利用者情報や日時情報に基づい
て、検索式(の一部)を提示するようにしてもよい。こ
こでは、検索結果に付与している適合情報を利用する
が、このため、適合情報記入インターフェイス部によっ
て、結果適合管理部または結果不適合管理部で管理する
検索結果の適合情報または不適合情報を編集する。この
適合情報記入インターフェイス部のユーザインターフェ
イスを介して、各種のテキストエディター、およびキー
ボード,ポインティングデバイスなどの入力デバイスに
より、適合情報または不適合情報を書き込み、編集を行
う。
【0029】このような構成により、検索式の評価体系
の一つとして適合情報または不適合情報を用いる場合に
は、その検索結果の適合情報または不適合情報が既にあ
る場合に、その適合情報または不適合情報を有効に利用
して、特定の技術分野の注目すべき文献の検索等のため
に、適切な検索式の作成のための情報を提示して、検索
結果が本当に欲しい情報であるか等の利用者によるチェ
ックや検索式作成の試行錯誤作業を著しく効率化する。
更に、検索式を基にしてその検索結果の獲得および蓄積
を自動的に行い、利用者が、適合情報記入インターフェ
イス部により、検索結果の適合情報または不適合情報を
付加できるので、次回以降の検索時に適切な検索式の候
補に提示について、より信頼性を増して判断のための情
報を利用者に提供できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について、具体的に図面を参照して説明する。なお、
以下に説明する本実施例においては、PATOLIS
(JAPIOの特許検索システム)の検索式の記法で検
索式を記述して説明する。
【0031】図1は、本発明の第1の実施例にかかる検
索式管理装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、12は式結果管理部、13は評価体型管理部、1
4は結果評価管理部、15は検索式評価処理部、16は
検索式評価表示部、17は評価記入インターフェイス
部、18は検索処理部である。
【0032】検索式管理装置においては、検索処理が行
われて、検索結果がえられた検索式を管理し、検索式を
評価するために必要とされるシステム要素として、少な
くとも、式結果管理部12と、評価体系管理部13と、
結果評価管理部14と、検索処理部18を含む検索式評
価処理部15とが備えられる。そして、更に、検索式の
評価結果を表示するために、検索式評価表示部16が設
けられ、検索結果の評価を記入する入力操作を行うた
め、エディタを含む評価記入インターフェイス部17が
設けられる。
【0033】図2は、検索式の評価を行う検索式評価処
理の処理フローを示すフローチャートである。図2を参
照して、検索式評価処理を説明する。この検索式の評価
を行う処理では、検索式評価処理部15が、評価対象の
検索式に対して自動的にそれぞれの評価体系に基づいた
評価値(点)をつける処理を行う。なお、ここでの検索
式に対する評価を行う評価体系の評価値は、評価体系管
理部13において管理される。
【0034】ここでの処理を開始すると、まず、ステッ
プ21からステップ24までの処理で、評価する検索式
(評価対象の検索式)の検索結果を求める。この場合、
ステップ21において、評価する検索式が、既に式結果
管理部12に管理されている検索式(検索式の組合せ)
であるか否かをチェックする。式結果管理部12で管理
されている検索式であれば、既に、その検索式に対応す
る検索結果も存在するので、次のステップ22におい
て、式結果管理部12において検索式との組みで管理さ
れている検索結果を再利用する。
【0035】また、ステップ21の判定において、評価
する検索式が、式結果管理部で管理されている検索式で
なく、初出の検索式ならば、ステップ23に進み、この
検索式による通常の検索処理を検索処理部18で行っ
て、その検索結果を得る。そして、次のステップ24に
おいて、得られた検索結果とその検索式を対応付けて、
式結果管理部12に蓄積し管理する。
【0036】次に、ステップ25に進み、得られた全て
の検索結果について、結果評価管理部14に利用者から
指定された評価体系Aの評価が管理されているか否かを
チェックする。この判定の結果、全ての検索結果につい
て、利用者から指定された評価体系Aの評価値が管理さ
れていれば、次に、ステップ26に進み、検索式評価処
理部15で当該検索結果に対する評価値(点)を検索式
の評価として、その平均値を算出し、検索結果のうち既
に評価がついていた検索結果の占める割合も算出する。
そして、後述するように、検索式の評価結果を表示し
て、ここでの処理を終了する。また、ステップ25の判
定処理の結果、全ての検索結果についての評価値が1つ
も管理されていなければ、この検索式に対する評価はで
きないので、そのまま処理を終了する。
【0037】このような検索式評価処理部15における
検索式評価処理の結果、利用者がたてた検索式に対する
評価を得られるので、得られた検索式の評価を、その
後、検索式評価表示部16により、所定の出力形式に従
って表示出力する。つまり、この検索式に対する評価を
利用者の端末に、例えば、「この検索式の検索結果のう
ち、60%については既に評価体系Aの評価が存在し、
それら評価の平均値は7です。」のように、評価結果を
テキスト形式のメッセージとして表示する。なお、ここ
での検索式の評価の結果の表示は、後述するように、グ
ラフ表示を併用したグラフィック形式のものであっても
よいのは勿論である。
【0038】次に、ここでの式結果管理部12,評価体
系管理部13,結果評価管理部14で管理される検索
式,検索結果,評価体系の各種のデータについて説明す
る。図3は、検索式と検索結果のデータ形式を説明する
図であり、図4は、評価体系のデータ形式を説明する図
であり、また、図5は、検索結果と評価結果のデータ形
式を説明する図である。
【0039】検索式と検索結果、評価体系とその取り得
る値(評価値)、検索結果の評価体系に基づく評価は、
図3,図4,および図5に、それぞれ示すようなデータ
形式により、式結果管理部12,評価体系管理部13,
結果評価管理部14において管理される。すなわち、式
結果管理部12には、図3に示すように、検索式とその
検索結果とが対応づけられて管理される。この「検索式
と検索結果」データのデータ構造は、検索式、検索日
時、検索結果集合の3種類のデータのリストである。こ
こでの空白、コロン、カンマは、区切り記号である。
【0040】具体例で説明すると、図3に示す第1番目
の「検索式と検索結果」のデータは、検索式を「G06
F17/30」として、検索日時「1994年5月9日
11時7分」に検索処理を行ったときに得られた検索結
果は「特許1,特許2,特許3,特許4」であったこと
を意味している。第2番目のデータは、検索式を「G0
6F19/00」として、検索日時「1995年3月7
日12時8分」に検索処理を行ったときに得られた検索
結果は「特許3,特許4,特許5」であったことを意味
している。
【0041】評価体系管理部13には、検索結果を評価
するための評価体系のデータが管理される。この評価体
系のデータ構造は、図4に示すように、評価体系名と取
り得る評価値のリストとなっている。前の場合と同じ
く、ここでの空白、コロン、カンマは、区切り記号であ
る。なお、括弧内のテキストデータは(利用者による利
用者のための)コメントデータである。
【0042】具体例で説明すると、図4に示す第1番目
の評価体系のデータは、評価体系名が「重要度」であ
り、この重要度の評価値として取り得る値は10個の整
数値「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」で
あることを意味している。この評価値をどのように使用
するかについて、利用者が「(重要の度合いによっ
て)」とコメントデータを併せて付加している。また、
第2番目の評価体系のデータは、評価体系名が「新規
性」であり、この新規性の評価値として取り得る値は3
個の整数値「10,8,2」であることを意味してい
る。この評価値をどのように使用するかについて、利用
者がそれぞれの評価値に対して「(創造された年が19
96年ならば),(1995年ならば),(その他
は)」とコメントデータを併せて付加している。ここで
の第3番目の評価体系のデータは、評価体系名が「手
段」であり、この手段の評価値として取り得る値は2個
の整数値「10,2」であることを意味している。この
評価値をどのように使用するかについて、利用者がそれ
ぞれの評価値に対応して「(電子計算機の利用は),
(手作業に依存する場合は)」とコメントデータを併せ
て付加している。
【0043】また、ここで評価体系のデータ(評価値)
については、評価記入インターフェイス部17におい
て、結果評価管理部14の検索結果の評価が編集される
際、評価体系管理部13において管理されている評価体
系名とその取り得る評価値であるか否かをチェックし、
違う場合に評価を編集する利用者に警告メッセージを発
する。その時には、この評価体系管理部13で管理され
ている評価体系のデータが利用される。
【0044】結果評価管理部14には、検索結果とその
評価がそれぞれに対応づけられて管理される。データ構
造は、図5に示すように、検索結果(その識別子)と
「評価体系とその評価値」集合のリストである。また、
同じくここでの空白、コロン、読点は、区切り記号であ
る。
【0045】具体例で説明すると、図5に示す第1番目
の「検索結果とその評価」のデータは、検索結果として
得られた「特許1」について、評価体系「重要度」,評
価体系「新規性」,評価体系「手段」の3種類の評価体
系のそれぞれに評価を行った場合の評価値が、それぞれ
「5,8,2」となったことを意味している。また、第
2番目のデータは、検索結果の「特許2」について、評
価体系「重要度」,評価体系「新規性」,評価体系「手
段」の3種類の評価体系のそれぞれに評価を行った場合
の評価値が、それぞれ「8,8,10」となったことを
意味している。また、図5には、同じく検索結果の「特
許3」,「特許4」,「特許5」についても、各評価体
系による評価を行った評価値が示されている。
【0046】このような「検索式と検索結果」,「評価
体系」,「評価結果とその評価」の各データが、それぞ
れに式結果管理部12,評価体系管理部13,結果評価
管理部14において既に蓄積され管理されている場合、
本発明の検索式管理装置によれば、これらのデータを有
効利用して、検索式評価処理部15の検索式評価処理
(図2)により利用者が新たに入力した検索式について
の評価が得られるので、検索処理を実行し、検索結果を
見て、その評価を行う作業の一部が軽減される。
【0047】具体例で説明すると、例えば、利用者が特
許文献を検索対象にした検索式「G06F17/30
AND G06F19/00」による検索処理を行い、
その検索結果について、評価体系の「重要度」に基づく
評価を得ることを希望する場合、このような検索式を入
力し、検索式の評価を求める入力操作を行う。
【0048】この場合、検索式管理装置においては、図
2で説明したように、検索式を評価する検索式評価処理
が行われる。この処理の結果、ここで入力された検索式
「G06F17/30 AND G06F19/00」
は、式結果管理部12が既に管理している「検索式と検
索結果」データ(図3)から、ここでの検索式「G06
F17/30」と検索式「G06F19/00」との
“論理操作AND”による組合せであることが判定さ
れ、それぞれの検索式が存在することから、その対応の
検索結果が再利用され(ステップ21,ステップ2
2)、この結果、それぞれの検索式に対応づけられた検
索結果「特許1,特許2,特許3,特許4」と検索結果
「特許3,特許4,特許5」との“AND論理操作”が
行われて、この検索式による検索結果として「特許3,
特許4」が得られる。
【0049】なお、これまでの説明では、検索式の検索
日時に関する暗黙指定の条件についての考慮を省いて簡
潔に説明しているが、それを考慮すると、後述するよう
に、以前の検索日時から現在までを対象にした検索を行
い、再利用できる(前回の)検索結果と合わせる(OR
演算を施す)処理を行うことになる。
【0050】このようにして検索式から検索結果が得ら
れると、その検索結果に対しては、同じく、この検索結
果の「特許3,特許4」に対しては、結果評価管理部1
4においてその評価体系「重要度」に基づく評価の評価
値が既に管理されているので(ステップ25)、それら
の評価値を取り出し、検索式評価処理部15において平
均値を算出する(ステップ26)。
【0051】この場合、評価体系「重要度」の評価値
は、検索結果の「特許3」が“2”であり、検索結果の
「特許4」が“9”であるので、その平均値は“5.
5”となる。このため、検索式評価表示部16において
は、この評価結果のテキスト形式のメッセージとして
「本検索式の検索結果のうち、100%については既に
評価体系「重要度」の評価が存在し、それら評価値の平
均値は5.5です。」という検索式の評価結果を表示す
る。
【0052】次に、マニュアル操作で検索結果に対する
評価を付ける場合の処理について説明する。例えば、図
2で説明したステップ24の処理において、検索処理部
18の処理により検索結果が得られた場合、これまでに
存在しない検索結果を獲得する可能性がある。その場合
においては、利用者において、エディタを含む評価記入
インターフェイス部17を起動して、得られた検索結果
に対して評価(評価体系の評価値)を付ける処理を行
う。なお、後に、同じく、利用者がエディタを含む評価
記入インターフェイス部17を起動して、検索結果の評
価に対する編集処理を行うようにしてもよい。また、検
索式が違っても、同じ検索結果が得られる場合があり得
るので、既に蓄積されている評価結果が利用できる場合
もある。
【0053】図6は、検索結果に対して評価を付ける評
価付与処理の手順を示す処理のフローチャートである。
図6のフローチャートを参照して説明する。図6に示す
評価付与処理は、例えば、検索結果への評価を付ける利
用者によって起動される。
【0054】処理を開始すると、まず、ステップ61に
おいて、式結果管理部12に蓄積され管理されている検
索結果で、かつ、結果評価管理部14に登録されていな
い検索結果を、結果評価管理部14に登録する。次に、
ステップ62において、利用者が、評価する検索結果
(検索された文献の概要や全文)を読み、更には、評価
体系管理部13の評価体系を見るなどして、評価記入イ
ンターフェイス部17を通して、結果評価管理部14
に、検索結果の評価値と利用した評価体系とを組で書き
込む(図5)。
【0055】その際、結果評価管理部14は、評価体系
管理部13で管理されている評価体系名と、その評価体
系において取り得る評価値となっているか否かをチェッ
クする。書き込まれた評価値が評価体系に合わない値
(取りえない値)である場合には、利用者に対して「そ
のような評価体系はありません」というエラーメッセー
ジを出力するか、または、「その評価体系にその評価値
は適切ではありません」との警告メッセージを出力す
る。
【0056】図6に示す評価付与処理は、新しく評価を
付ける場合だけではなく、評価を付け直す場合にも有効
に利用される。また、この評価付与処理に関連して、評
価記入インターフェイス部7を通して、評価体系管理部
3が管理する評価体系名やその取り得る値等を編集して
も構わない。
【0057】このようにして、図2の検索式評価処理の
処理フローにおけるステップ24の処理において、新し
い検索結果が獲得された場合、図6に示すような評価付
与処理による検索結果に対する評価付けが繰り返し行わ
れる。これによって、次回以降の検索式に対する評価を
行う場合に、より多くの検索式の検索結果の評価値が得
られ、それらの評価値から結果評価から計算されるの
で、利用者にとって判断のための情報の信頼性が増すこ
とになる。
【0058】次に、本実施例の変形例について説明す
る。前述した図2の検索式を評価する検索式評価処理に
おいては、説明が煩雑となることを避けるため、その処
理手順は検索式に暗黙の条件指定がないものとして扱っ
たが、例えば、ステップ21の既に管理されている検索
式の存在のチェックは、検索日時も検索式の条件として
考慮する必要がある場合が多い。これらの検索日時の検
索式の条件は、暗黙の指定となっている場合が多い。
【0059】例えば、前述のように、特許文献を検索す
る場合において、IPC(国際特許分類)の分類だけに
よる検索式で検索すると、検索する年月日で検索結果が
異なる可能性があり、これは、検索条件として、暗黙の
検索日時の指定により、検索処理の時点までの検索対象
を検索する場合が多いからである。
【0060】このような暗黙指定の条件がある場合に
は、検索式の検索結果を求めるステップ21のチェック
では、暗黙指定の条件も考慮し、式結果管理部12にお
いて管理される検索日時(図3)を利用して、検索式の
一致をチェックしなければならない。このように、検索
式に検索日時に関する暗黙の条件がある場合には、図2
に示した処理フローは、その一部が、図7に示すように
変形される。
【0061】図7は、検索式に検索日時に関する暗黙の
条件がある場合の変更部分の処理手順を示すフローチャ
ートである。図7に示す処理フローでは、図2のステッ
プ21からステップ24までの処理手順に相当するに処
理フローが、ステップ71からステップ80までの処理
に置き換わっている。この図7に示す処理フローは、検
索式において「AND,OR,括弧」などの論理操作を
含む検索式の組合せがある場合についても考慮された処
理手順となっている。検索式にそのような論理操作によ
る組合せがある場合には、検索式を分解して処理を行う
方が、検索式およびその検索結果の再利用性が高まり、
更に検索式評価に利用できる可能性が高まる。また、評
価される検索式の評価結果の信頼性が更に高まる。
【0062】しかし、この場合には、適用するデータ処
理システムにおいて、データの管理のための記憶領域や
検索速度が必要とされるので、データ処理能力のあまり
高くないシステムに適用する場合には、検索式の組合せ
(検索式の分解)を考慮しないで、処理手順を単純化し
ても構わない。その場合には、式結果管理部12で管理
する結果が少なくなり、データ管理の処理が簡単にな
る。
【0063】図7のフローチャートを参照して、検索式
に検索日時に関する暗黙の条件がある場合の処理手順に
ついて説明する。この場合には、処理を開始すると、ス
テップ71において、検索式そのものが既に式結果管理
部12に管理されているか否かをチェックする。検索式
が既に式結果管理部12で管理されているものであれ
ば、ステップ72に進む。そうでなければ、ステップ7
5に進む。
【0064】検索式が式結果管理部で管理されているも
のであれば、次のステップ72において、検索式中に検
索期間に関する条件がなく、かつ、検索日時が昨日以前
であるか否かをチェックする。このチェックの結果、検
索式中に検索期間に関する条件がなく、検索日時が昨日
以前であれば、ステップ73に進み、ステップ73の処
理を行ってから、ステップ74に進む。そうでなけれ
ば、直ちにステップ74に進む。
【0065】ステップ73においては、前回の検索日時
以降の情報を検索対象にして検索処理を行う。そして、
前回の検索結果と今回の検索結果を合わせた(すなわち
論理OR演算を施した)結果を検索結果とし、今回の検
索日時を検索日時とし、式結果管理部12が管理するデ
ータを変更し、新しいデータを蓄積し管理する。この場
合の検索式自体は前回のままとする。例えば、1994
年5月9日11時7分に検索式「G06F17/30」
で検索してある状態で、1996年3月9日8時26分
に、再度、同じ検索式「G06F17/30」をたてた
場合には、過去の検索結果と、1994年5月9日11
時7分から1996年3月9日8時26分までについて
の検索処理を行った検索結果とを合わせて検索結果とす
る。そして、次のステップ74においては、式結果管理
部12において検索式と組みで管理されている検索結果
を再利用する。
【0066】また、ステップ71の判定処理において、
ここでの検索式が式結果管理部で管理されているもので
なければ、ステップ75に進み、ステップ75からの処
理において、検索式の一部(括弧やANDやOR等の演
算子をはずした検索式)についても、その検索式が式結
果管理部で管理されているものであるか否かをチェック
する。このため、ステップ75において、検索式を分解
できるか否かを判定する。検索式を分解できることが判
定できれば(括弧やANDやOR等の演算子があれ
ば)、次にステップ80に進み、検索式を分解し、分解
した各検索式について、その検索結果を求めるため、再
び、ステップ71に戻り、ステップ71からの処理を繰
り返す。
【0067】なお、このステップ75における検索式を
分解できるか否かを判定では、演算子だけに注目して検
索式を分解できるか否かを判定するのではなく、演算子
にキーワードが隣接する場合、例えば、検索式が「G0
6F17/30 AND 検索」となっている場合に
は、分解できないと判定する方が、大量の検索結果を管
理する必要がなくなり、より実用的な処理となる。
【0068】ステップ75の判定において、検索式が分
解できない判定であれば、次に、ステップ76に進み、
ここでの検索式による通常の検索処理を検索処理部18
で行って、その検索結果を得る。そして、次のステップ
77において、得られた検索結果とその検索式を対応付
けて、式結果管理部12に蓄積し管理する。そして、ス
テップ78に進む。
【0069】次に、ステップ78において、当初の検索
式の全ての処理を終了したか否かを判定し、検索式が残
っている場合には、ステップ75に戻り、ステップ75
からの処理を繰り返す。すなわち、分解した検索式の一
部の検索式が残っておれば、その検索式について、再
び、ステップ75からの処理を繰り返し行う。また、同
じく、検索式の一部について、その検索式が、式結果管
理部12に管理されていたのなら、残る検索式について
も、再び、ステップ75からの処理を繰り返し行う。そ
して、ステップ78において、全ての検索式の処理を終
了したことが判定できると、次に、ステップ79に進
み、当初の検索式の検索結果として、検索式の一部の検
索結果の全てを組合わせ(元のANDやOR等の演算を
施して)最終的な検索結果とする。
【0070】そして、ステップ79の処理が終了する
と、前述のステップ25(図2)の処理に進み、得られ
た全ての検索結果について、結果評価管理部14に評価
体系Aの評価が管理されているか否かをチェックする。
この判定の結果、全ての検索結果についての評価が管理
されていれば、次のステップ26に進み、検索式評価処
理部15で該評価(点)を検索式の評価として、平均値
を算出し、検索結果のうち既に評価がついていた検索結
果の占める割合も算出して、ここでの処理を終了する。
また、ステップ26の判定処理の結果、全ての検索結果
についての評価が管理されていなければ、この検索式に
ついては評価できないので、処理を終了する。
【0071】ところで、上記の実施例において、検索式
を評価した場合、その検索式の評価結果は、各評価体系
の評価値の平均値を算出して、テキスト形式のメッセー
ジデータとして表示するようにしているが、その検索式
の評価結果としては、各々評価体系の評価値を、その評
価値の分布として表示するようにしてもよい。その場合
には、前述したステップ26における処理が「検索式評
価処理部15で該評価値(点)の分布を検索式の評価と
して、検索結果のうち既に評価がついていた検索結果の
占める割合も算出する」処理のように変形される。
【0072】この結果、この検索式の評価を利用者の端
末に、評価対象の検索式の評価結果として、例えば、
「この検索式の検索結果のうち、100%については既
に評価体系「重要度」の評価が存在し、それら評価値の
分布は、重要度2のものが1件あり、重要度9のものが
1件あります。」のように、評価結果がテキスト形式の
メッセージとして表示される。
【0073】次に、本発明の検索式管理装置を、外部デ
ータも含めた検索システムのネットワークシステムに適
用する場合について説明する。
【0074】図8は、本発明の検索式管理装置が適用さ
れるネットワーク検索システムの要部のシステム構成を
示すブロック図である。図8において、31はネットワ
ークシステム、32は検索結果評価データベース、33
は検索式データベース、34は評価体系データベース、
35は文献(特許明細書)データベース、36は検索式
管理装置、37は検索式履歴データベースである。図8
に示すように、このシステム構成においては、検索結果
評価データベース32,検索式データベース33,評価
体系データベース34,文献(特許明細書)データベー
ス35,検索式管理装置36,検索式履歴データベース
37の各システム要素が、ネットワークシステム31を
介して相互に接続されている。
【0075】また、このシステム構成においては、検索
式管理装置36が、ネットワークシステム31を通して
利用者が利用できるように構成される。また、ネットワ
ークシステム31には、検索式履歴データベース37、
評価体系データベース34、検索結果評価データベース
32、文献(特許明細書)データベース35の各データ
ベースが接続されており、ネットワークシステム31の
データリンクを介して、各データベースにアクセスでき
るように構成されている。
【0076】ここで検索式の履歴データは、各データベ
ースに次のように格納されている。すなわち、検索式デ
ータベース33には、少なくとも、図3により説明した
ような「検索式と検索結果」のデータが蓄積されてい
る。また、この検索式データベース33においては、
「検索式と検索結果」のデータに加えて、他に「検索者
名/検索グループ名」,「検索日時」などのデータが付
加されていてもよい。評価体系データベース34には、
図4により説明したような「評価体系」のデータが保存
され管理されている。検索結果評価データベース32に
は、図5により説明したような「検索結果と評価」のデ
ータが保存され管理されている。文献(特許明細書)デ
ータベース35には、特許文献についてデータ(要約,
明細書全文)が格納されている。また、検索式履歴デー
タベース37には、検索式評価処理を行った履歴データ
が格納される。
【0077】検索式管理装置36においては、その端末
機能のディスプレイ画面による入出力インターフェイス
処理部を介して、利用者からの検索式の入力を受け付
け、その検索式に対する評価を行って、その評価結果を
表示出力する。つまり、利用者からの検索式の入力を伴
う検索依頼に対し、検索式評価処理部(15:図1)
は、ディスプレイ画面の入力フィールド36aに入力さ
れた検索式から、検索式のキーワードと、その括弧やA
NDやOR等の演算子による組合せを解析し、単一の検
索式を抽出し、式結果管理部(12:図1)に当該検索
式の検索結果が蓄積されているかを問い合わせる。式結
果管理部は、検索式データベース33に蓄積されている
既存の検索式が見つかれば、その結果を値(検索式と検
索結果)として返すので、これを利用する。また、検索
式データベース33になければ、値“NIL”が返され
る。
【0078】式結果管理部から、この検索式について
は、既存の検索式が存在しないことを意味する値“NI
L”が返ってきた場合、検索式評価処理部は、検索処理
部(18:図1)を起動して、この検索式により、文献
データベース35に対して通常の検索処理を行い、その
検索結果を得る。そして、次回以降の検索式の評価のた
めに、検索処理を行った「検索式とその検索結果」を検
索式データベース33に追加し、検索式データベース3
3を更新する。また、検索式に対する検索結果が得られ
た場合に、検索式を分解して検索結果を得た場合には、
その後に、括弧やANDやOR等の演算を行い、得られ
た検索結果を組み合わせて、入力フィールド36aに入
力された検索式に対する最終検索結果を得る。
【0079】また、検索式評価処理部(15:図1)
は、利用者から入力された指定の評価体系が、評価体系
データベース34中の評価体系と一致している場合に、
先に得られた最終検索結果に対する当該評価体系の評価
値を、結果評価管理部(14:図1)に問い合わせる。
結果評価管理部は、検索結果評価データベース32の情
報を基にして、この評価体系による検索結果の各々の評
価値の平均値と、問い合わせされた中のどの位の割合に
ついて、既に検索結果の評価(評価値)が管理されてい
たかの値を返す。
【0080】検索式評価処理部は、返された評価(検索
結果の評価値)の値を、検索式評価表示部(16:図
1)に渡す。検索式評価表示部は、この評価値の値によ
り、評価結果のテキスト形式のメッセージを生成し、デ
ィスプレイ画面の出力フィールド36bに表示する。な
お、ここで表示される評価結果については、評価体系に
よる検索結果の各々の評価値の平均値でなく、より複雑
な評価値の分布を表す計算結果でもよく、単なる各々の
評価値の度数分布でもあってもよい。また、検索式評価
表示部による出力形態としては、図8の表示画面に示さ
れるようなグラフや図表での評価結果の分布が付加され
るものであってもよい。
【0081】図9は、グラフや図表を多用した評価結果
の別の表示例を説明する図である。評価対象の検索式か
ら得られる検索結果に対して、複数の評価体系の評価値
が既に蓄積されている場合、その検索式の評価として、
各々の評価体系の評価値の表示形態は、図9に示すよう
に、グラフや図表を多用して、その評価結果を表示する
方が、利用者は評価結果が見やすくなる。これにより、
検索式の評価が適当に行える。図9に示す検索式の評価
結果の表示例では、評価値が既に存在する割合が円グラ
フを併用して表示され、「重要度」の評価体系と「新規
性」評価体系による評価結果が、横方向の棒グラフを併
用して、その評価値の度数分布と併せて表示されてい
る。
【0082】<実施例2>次に、本発明の検索式管理装
置の第2の実施例について説明する。本発明の検索式管
理装置においては、検索式を評価するため、既存の検索
結果に対して評価体系により評価された評価値を利用す
るが、この場合に、検索結果として得られた文献に対し
て評価値を付加する評価を行う場合に、その評価値の付
与のされ方(評価内容)は、評価者の個人差によるとこ
ろが大きい。これに対しては、評価体系の評価値に評価
者のデータを付加できるような構成としておけば、デー
タの評価の信頼性が高くなる。このような構成とした本
発明の検索式管理装置を第2の実施例として説明する。
なお、第2の実施例の説明において、第1の実施例の検
索式管理装置の同じものは、同じ参照番号を付けて説明
する。
【0083】図10は、第2の実施例の検索式管理装置
の構成を示すブロック図である。図10において、12
は式結果管理部、13は評価体型管理部、14は結果評
価管理部、15は検索式評価処理部、16は検索式評価
表示部、17は評価記入インターフェイス部、18は検
索処理部、19は利用者認識部である。これらの第2の
実施例の参照番号12〜18のシステム要素は、前述し
た第1の実施例と同様である。ここでの新たに利用者認
識部19が設けられている。この場合の装置の構成,デ
ータについては第1の実施例と同様である。
【0084】第2の実施例の検索式管理装置において
は、検索式を管理し、検索結果の評価値を管理するため
に、必要とされるシステム要素として、少なくとも、式
結果管理部12と、評価体系管理部13と、結果評価管
理部14と、検索処理部18を含む検索式評価処理部1
5とが備えられる。そして、更には、検索式の評価結果
を表示するために、検索式評価表示部16が設けられ、
検索結果の評価を記入する入力操作を行うため、エディ
タを含む評価記入インターフェイス部17が設けられ
る。
【0085】第2の実施例の検索式管理装置において
は、この評価記入インターフェイス部17の中に、利用
者認識部19が設けられている。検索結果に対する評価
のつけ方は、図6の処理フローにより説明したように、
第1の実施例と同様であるが、第2の実施例において
は、評価記入インターフェイス部17を通して、結果評
価管理部14に「検索結果の評価」と「評価に利用した
評価体系」とを組で書き込む前に、利用者認識部19に
より利用者(評価者/評価グループ名)を認識し、その
認識結果に応じて、評価者名を評価値と共に、結果評価
管理部14に書き込む。
【0086】つまり、第2の実施例の検索式管理装置に
おいては、結果評価管理部14で管理する検索結果に対
する評価体系の評価値のデータには、評価者のデータ
(評価者/評価グループ名)が加えられ、図11に示す
ように、評価体系の評価値(『評価者/評価グループ
名、評価値』の集合)のデータとなる。検索結果に対す
る評価体系の評価値のデータ構造は、検索結果(の識別
子)、「評価体系名、『評価者/評価グループ名、評価
値』の集合」の集合のリストである。空白、コロン、カ
ンマ、読点は、区切り記号である。
【0087】図11は、第2の実施例の検索結果と評価
結果のデータ形式を説明する図である。具体的に、図1
1に示す「検索結果とその評価」のデータには、前述の
場合と同様に、検索結果として得られた「特許1〜特許
5」について、評価体系「重要度」,評価体系「新規
性」,評価体系「手段」の3種類の評価体系のそれぞれ
に評価を行った場合の評価値が、それぞれに付けられる
が、この場合に、評価者/評価グループ名が追加されて
付与される。
【0088】例えば、第1番目の「特許1」について、
データベース(DB)技術に携わるグループのメンバー
は、評価体系「重要度」の評価値を“5”と評価し、暗
号技術に携わるグループのメンバーは、同じ、第1番目
の「特許1」についての評価体系「重要度」の評価値を
“3”と評価している。これを評価体系「重要度」の評
価値として、評価者/評価グループ名を追加して、2つ
の評価値を管理するようにしている。
【0089】具体例で説明すると、第1番目の「特許
1」について、データベース(DB)技術に携わるグル
ープのメンバーは、評価体系「重要度」の評価値を
“5”と評価し、評価体系「新規性」の評価値を“8”
と評価し、評価体系「手段」の評価値を“2”と評価し
たということを意味しており、また、同じく第1番目の
「特許1」については、暗号技術に携わるグループのメ
ンバーも評価しており、この暗号技術に携わるグループ
のメンバーは、「特許1」については、評価体系「重要
度」の評価値を“3”と評価し、評価体系「新規性」は
評価しておらず、評価体系「手段」の評価値を“2”と
評価したということを意味している。
【0090】このように、図11に示す「検索結果とそ
の評価」のデータとしては、データベース(DB)技術
に携わるグループのメンバーによる評価と、暗号技術に
携わるグループのメンバーによる評価とが、評価者/評
価グループ名を追加して、併せて蓄積される。これらの
「検索結果とその評価」データでは、現時点では、暗号
技術のグループのメンバーによる「特許1」についての
評価体系「新規性」の評価は現時点で行われていない。
また、「特許3」について評価体系「重要度」に関する
評価は、誰も行っていない。なお、特定の個人がどのグ
ループに属するかの情報は、例えば、ネットワーク上の
既存の利用者/グループ管理装置を利用して得る。
【0091】具体例で説明すると、例えば次々に発行さ
れる特許文献について、定期的に、例えば1か月毎に、
特定技術分野についてチェックするための検索式をたて
ようとしている利用者がいるとする。このような利用者
は、技術情報の収集・管理の技術に携わる人であり、こ
こでの利用者が、例えば、検索式を「G06F17/3
0 AND 検索 AND 頻度」とたてると、検索式
管理装置は、検索式の検索結果を求め、更に、その検索
結果に対する既存の評価値を求め、この検索式に対する
各評価者による評価結果をまとめて表示する。
【0092】この評価結果の表示は、具体的には、例え
ば、図11に示すような「検索結果とその評価」が結果
評価管理部14で管理されているので、この評価値を利
用して検索式を評価する。また、この検索式を評価した
評価結果の表示形式については、前述した評価結果を処
理して表示形式のデータを生成する処理(ステップ2
6:図2)が、各々の評価値の度数分布を表示するよう
に処理となっている。
【0093】つまり、「検索式評価処理部15でグルー
プ別・評価体系別の該評価(点)の分布を検索式の評価
として、検索結果のうち既に評価がついていた検索結果
の占める割合もグループ別に算出する」処理となってい
る場合は、グループ別・評価体系別の評価結果がまとめ
て表示され、この検索式の評価を利用者の端末の表示画
面には、図12に示すように、その評価結果をテキスト
形式のメッセージとして表示される。
【0094】図12は、グループ別・評価体系別の検索
式の評価結果の表示例の第1の例を説明する図である。
第2の実施例においては、図12に示すように、利用者
がたてた検索式121に対して、その評価結果122と
して、データベース技術グループによる評価と、暗号技
術グループによる評価とがそれぞれに表示される。この
ため、検索式をたてた利用者の検索したい技術が、例え
ば、データベースの技術に近い技術で、暗号の技術には
近くない技術ならば、データベース技術グループによる
評価を注目すればよい。
【0095】また、利用者は、先にたてた検索式に対す
る評価結果をみて、その結果をチェックし、熟慮の後、
ここでの検索式を「G06F17/30 AND 検索
AND 頻度」から、例えば、「G06F17/30
AND (検索 OR 収集) AND (頻度 O
R 履歴)」のように修正する。このように、検索式が
修正された場合、検索式管理装置により、再び、修正さ
れた検索式を評価すると、今度は、図13に示すよう
に、修正された検索式に対するその評価結果がテキスト
形式のメッセージとして表示される。
【0096】図13は、グループ別・評価体系別の検索
式の評価結果の表示例の第2の例を説明する図である。
図13に示すように、修正された検索式131に対する
評価結果132を表示している表示例では、暗号技術グ
ループによる評価によると、この検索式の画価は、前の
結果と変わらないものの、データベース技術グループに
よる評価が、全般的に高くなっている。利用者は、この
データベース技術グループによる評価の「検索式の評
価」の上昇および評価の高さから、この検索式により検
索処理を行い、その検索結果から特許文献を定期的に取
り寄せてチェックすることを決定できる。
【0097】ところで、図11に示す「検索結果とその
評価」では、結果評価管理部14において管理される
「検索結果とその評価」の評価値が、技術グループによ
り評価されたグループ別の評価値である場合を説明した
が、これは、各々の評価体系に応じて、それぞれの評価
者の個人別の評価値として管理しておいてもよい。この
ような場合には、前述したグループ別の場合と同様に、
評価記入インターフェイス部17の中の利用者認識部1
9により、評価値を付与する利用者(グループ内の評価
者名)を認識した後、評価者の個人別に検索結果につい
ての評価値を編集し、蓄積して管理する。
【0098】結果評価管理部14において、評価値をグ
ループおよび個人別に管理している場合、そのようなグ
ループおよび個人別の評価値による検索結果の評価の表
示例は、図14の表示例に示すようになる。
【0099】なお、このような表示例を得る場合は、評
価者のグループ内の個人別の評価値に対応して、評価結
果を処理して表示形式のデータを生成する処理(ステッ
プ26:図2)は、「検索式評価処理部15でグループ
別・(グループ内)個人別・評価体系別の該評価(点)
の分布を検索式の評価として、検索結果のうち既に評価
がついていた検索結果の占める割合もグループ別・(グ
ループ内)個人別に算出する」処理のように変形された
ものとなっている。
【0100】図14は、グループ別・(グループ内)個
人別・評価体系別の検索式の評価結果の表示例の例を説
明する図である。図14に示すように、この場合の表示
例では、グループ別・(グループ内)個人別の評価体系
別の評価結果が、それぞれにまとめられて表示される。
すなわち、利用者の端末の表示画面には、検索式の評価
の評価結果が、テキスト形式のメッセージとして表示さ
れるが、その場合に、グループ別の評価結果、グループ
内の各個人別の評価結果が、それぞれの内訳として、そ
れぞれに表示される。このような評価結果の表示によ
り、利用者に対して、検索式が適切かどうかを判断する
ため、よりきめ細かな判断材料の提供が可能となる。な
お、前述したように、ここでの特定の個人が属している
各々のグループ(技術グループ)に関する情報は、ネッ
トワーク上の既存の利用者/グループ管理装置(サー
バ)を利用して得る。
【0101】<実施例3>ところで、本発明の検索式管
理装置においては、検索式をたてて検索処理を行う利用
者が、検索式評価処理部15の処理により、当該検索式
に対する評価を行い、自己がたてた検索式の判断の材料
に利用するが、その場合に、前述したように評価結果に
応じて、利用者は評価結果を見て、当該検索式を修正す
る操作を行う。このような操作を経て、適当な評価値を
得ている検索式を求めることができるようになる。
【0102】その場合に、このような各々の評価体系で
の高い評価値を得ている検索式を、逆に利用者が求める
ためには、高い評価の検索結果を得る検索式が、より高
い評価の検索結果を得るための検索式に修正する際の参
考になる。このため、本発明の検索式管理装置において
は、検索式評価処理部15が、式結果管理部12の管理
する情報を用いて、検索結果から検索式を獲得する機能
を持つように構成される。このような構成の検索式管理
装置を、第3の実施例として説明する。
【0103】図15は、本発明の第3の実施例の検索式
管理装置による評価結果の表示例を説明する図であり、
図16は、本発明の第3の実施例の検索式管理装置によ
る検索式評価処理の処理フローのフローチャートであ
る。
【0104】図15および図16を参照して、第3の実
施例の検索式評価処理を説明する。検索式の評価を行う
処理では、検索式評価処理部15が、評価対象の検索式
に対して自動的にそれぞれの評価体系に基づいた評価値
(点)をつける処理を行い、これに続いて、更に、評価
が得られた検索結果に対応している検索式を獲得して表
示する処理を行う。
【0105】処理を開始すると、まず、ステップ161
において、評価する検索式(評価対象の検索式)が、既
に式結果管理部に管理されている検索式(検索式の組合
せ)であるか否かをチェックする。式結果管理部で管理
されている検索式であれば、既に、その検索式に対応す
る検索結果も存在するので、次のステップ162におい
て、式結果管理部において検索式との組みで管理されて
いる検索結果を再利用する。
【0106】また、ステップ161の判定において、評
価する検索式が、式結果管理部で管理されている検索式
でなく、初出の検索式ならば、ステップ163に進み、
この検索式による通常の検索処理を行って、その検索結
果を得る。そして、次のステップ164において、得ら
れた検索結果とその検索式を対応付けて、式結果管理部
に蓄積し管理する。
【0107】次に、ステップ165に進み、得られた全
ての検索結果について、結果評価管理部に利用者から指
定された評価体系Aの評価が管理されているか否かをチ
ェックする。この判定の結果、全ての検索結果につい
て、利用者から指定された評価体系Aの評価値が管理さ
れていれば、次に、ステップ166に進み、検索式評価
処理部15で当該検索結果に対する評価値(点)を検索
式の評価として、その平均値を算出し、検索結果のうち
既に評価がついていた検索結果の占める割合も算出し、
その結果を表示する。なお、ステップ165の判定処理
の結果、全ての検索結果についての評価値が管理されて
いなければ、この検索式に対する評価はできないので、
そのまま処理を終了する。
【0108】ステップ166において、評価結果の表示
が終了すると、次に、ステップ167に進み、ここでの
検索結果検索結果の全てについて、検索グループ別に式
結果管理部の管理する検索結果と一致するか否かをチェ
ックする。一致すれば、次のステップ168において、
この検索結果に対応する検索式の全てを獲得して、表示
して、処理を終了する。なお、ステップ166の判定処
理の結果、検索グループ別に式結果管理部の管理する検
索結果と一致する検索結果がなければ、該当する検索式
はないので、そのまま処理を終了する。
【0109】このような検索式評価処理の結果、図15
に示すように、利用者がたてた検索式151に対する評
価処理を行った評価結果152が得られて表示される
(ステップ166)。例えば、図13により前述したし
たように、ここでの評価対象となっている検索式とし
て、「G06F17/30 AND (検索 OR 収
集) AND (頻度 OR 履歴)」が入力された場
合には、その評価結果152として、「本検索式による
検索結果のうち、データベース技術グループによる評価
は50%について既に存在し、それらの分布は、 「重要度の値の分布『5:20%,7:20%,8:2
0%,9:40%』 新規性の値の分布『2:20%,8:40%,10:4
0%』 手段の値の分布 『2:60%,10:40%』 です」との評価結果が得られて表示される。
【0110】利用者は、このような検索式の評価内容で
は、データベース技術グループが、どのような検索式に
よる検索結果において、この評価となる検索結果を得た
のかはわからないので、ここでは、更に、その検索結果
が得られた検索式が、表示されるように構成されてい
る。つまり、システムの側で、この評価結果152の表
示に続いて「評価の付いている検索結果を獲得した検索
式を表示しますか?」のタイアログメッセージ153が
表示されるので、利用者が、これに対して「YES」と
対応すると、式結果管理部で管理されている当該検索結
果の対応の検索式154が表示される。
【0111】つまり、高い評価の検索結果を得る検索式
は、より高い評価の検索結果を得るための検索式となる
ように、検索式を修正する際に参考になるので、検索式
評価処理部に、式結果管理部におけるデータを利用して
検索結果から検索式を獲得できる機能(ステップ16
7,168)が備えられる。検索式の評価値を表示する
際に、そのように検索結果が得られた検索式が併せて表
示されると、有益な参考情報となる。この場合、検索結
果を獲得した全ての検索式の集合を表示する。
【0112】以上に説明したように、これらの実施例の
検索式管理装置によれば、検索結果の評価が既にある場
合に、その評価を有効に利用して、検索式が特定の評価
体系に合致するものを検索する場合に、あるいは特定の
技術分野の注目すべき文献の検索等のために適切かどう
かを評価するための情報を提示することができるように
なる。それゆえに、検索結果が本当に欲しい情報かのチ
ェック作業や、検索式作成の試行錯誤の作業プロセスが
効率化できる。更に、検索式を基にその検索結果の獲得
および蓄積を自動的に行い、利用者が検索結果の評価を
評価記入インターフェイス部を通して付加できるように
なるので、次回以降の検索時に検索式の適切さについ
て、より信頼性を増した判断のための情報を利用者に提
供できるようになる。
【0113】また、このような実施例の検索式管理装置
における評価体系の一つとして適合情報または不適合情
報を利用すると、より簡単に検索式を得ることができ
て、データベースの検索を行うことができる。このよう
な適合情報また不適合情報により得られる検索式を利用
して検索を行う情報検索装置について、第4の実施例と
して、次に説明する。
【0114】<実施例4>図17は、本発明の第4の実
施例にかかる情報検索装置の構成を示すブロック図であ
る。図17において、41は情報検索装置、42は検索
処理部、43は式結果管理部、44は結果適合管理部、
45は検索式提示部、46は適合情報記入インターフェ
イス部である。
【0115】情報検索装置41においては、適合情報ま
たは不適合情報から検索式を得て、検索処理が行われた
検索結果に対して、適合情報または不適合情報を付加し
て検索式を管理し、検索式を提示するために必要とされ
るシステム要素として、検索処理部42、式結果管理部
43、結果適合管理部44、検索式提示部45、適合情
報記入インターフェイス部46が備えられる。
【0116】式結果管理部43が、検索式と該検索式の
検索結果の対応関係を、それぞれの識別によって管理し
ており、また、新たに、検索式が実行され、その検索結
果が得られれば、その検索式と検索結果の組を管理す
る。結果適合管理部44は、検索結果に付けられた識別
子によって、検索結果と該検索結果に付された適合情報
との対応関係を管理する。検索式提示部45が、式結果
管理部43で管理する検索式を、またその検索式の一部
を、その検索結果の適合情報に基づいて提示するので、
利用者は、この検索式提示45により提示された検索式
により、また、ここに提示された検索式の一部を修正し
た検索式により、検索処理部42を起動して、データベ
ースの検索を行う。そして、検索された検索結果に対し
て付与する適合情報または不適合情報を適合情報インタ
ーフェイス部46を用いて入力し、結果適合管理部44
において、その検索結果と該検索結果に付ける適合情報
との対応関係を管理する。
【0117】また、特に不適合情報を用いる場合には、
結果適合管理部44では、検索結果と該検索結果に付与
される不適合情報を、識別フラグ等により、または別の
フィールドにより管理するようにして、適合情報とは明
確に区別して、その対応関係を管理する。これにより、
適合情報と同様に、不適合情報を利用できる。また、適
合情報および不適合情報を併用してもよい。そして、こ
の場合には、検索式提示部45が、式結果管理部43で
管理する検索式を、またその検索式の一部をその検索結
果の不適合情報に基づいて提示する。
【0118】また、検索式提示部45は、更に、適合情
報に加えて、利用者の指定した検索式中のキーワードや
利用者情報や日時情報に基づいて、検索式(の一部)を
提示するようにしてもよい。適合情報記入インターフェ
イス部46によって、結果適合管理部44で管理する検
索結果の適合情報または不適合情報を編集するが、この
適合情報記入インターフェイス部46では、そのユーザ
インターフェイスを介して、各種のテキストエディタ
ー、およびキーボード,ポインティングデバイスなどの
入力デバイスを利用して、適合情報または不適合情報を
書き込み、編集を行うようにしてもよい。
【0119】図18は、検索式提示部45によって、検
索結果に付与されている適合情報に基づいて検索式を提
示する処理手順を示すフローチャートである。図18を
参照して説明する。処理を開始すると、まず、ステップ
181において、式結果管理部43で管理されている検
索式の検索結果を求める。次に、ステップ182におい
て、求めた検索結果から、結果適合管理部44で管理さ
れているその適合情報を調べる。そして、次のステップ
183において、各検索式毎に、適合情報が付された検
索結果の全検索結果に占める割合を求め、これを検索式
適合度として検索式と共に利用者に提示する。すなわ
ち、ここで検索式適合度は、適合情報が付けられた検索
結果数を全検索結果数により除算したものととして定義
する。
【0120】この場合、検索式および検索式適合度を利
用者に提示する場合には、検索式適合度の高い検索式を
高い順に例えば上位3個だけを、例えば、「適合度が高
い検索式に、次の3つがあります。参考にしてくださ
い。 検索式1:G06F17/30, 適合度:29% 検索式2:G06F17/40, 適合度:21% 検索式3:G06F19/00, 適合度:15% 」 のように、そのメッセージと共に適合度をも表示する。
【0121】次に、具体的に、検索式と検索結果との対
応関係、検索結果につけられた適合情報または不適合情
報との対応関係を管理する場合のデータ構造について説
明すると、式結果管理部43には、図19に示すような
データ構造により、検索式と検索結果が管理されてい
る。データ構造は、検索式、検索日時、および、検索結
果集合の3種類のデータのリストである。そして、空
白、コロン、カンマは区切り記号とする。また、同様な
データ構造によって、ここでの適合情報および不適合情
報についても管理される。
【0122】すなわち、図19は、式結果管理部43に
おける検索式と検索結果のデータ形式を説明する図であ
り、図20は、検索結果とその適合情報および不適合情
報のデータ形式を説明する図である。図19に示す第1
番目の「検索式と検索結果」のデータは、検索式を「G
06F17/40 AND G06F17/21」とし
て、検索日時「1996年8月13日12時16分」に
検索処理を行ったときに得られた検索結果は「特許2」
であったことを意味している。第2番目のデータは、検
索式を「G06F17/21」として、検索日時「19
94年5月9日11時7分」に検索処理を行ったときに
得られた検索結果は「特許1,特許2,特許3,特許
4」であったことを意味している。第3番目のデータ
は、検索式を「G06F17/30」として、検索日時
「1995年3月7日12時8分」に検索処理を行った
ときに得られた検索結果は「特許3,特許4,特許5」
であったことを意味している。また、同様に、第4番目
のデータは、検索式を「G06F19/00」として、
検索日時「1996年5月8日8時26分」に検索処理
を行ったときに得られた検索結果は「特許2,特許5」
であったことを意味している。
【0123】結果適合管理部44には、検索結果に対し
て付与された適合情報および不適合情報のデータが管理
される。この適合情報および不適合情報のデータ構造
は、図20に示すように、検索結果と適合情報(または
不適合情報)の組である。前のデータ構造と同様に、空
白、コロン、読点は、区切り記号である。適合情報およ
び不適合情報は、本来的には、その適切さまたは不適さ
に応じて、その程度を表す多くの値をとるものとする
が、ここでは説明が煩雑となるのを避けて、理解を容易
なものとするため、適合情報は、単純に検索結果に対し
て、適合、不適合、不明の3値を取るものとする。すな
わち、適合の場合は適合情報が「適合2」と表され、不
適合の場合は適合情報が「適合1」と表される。また、
適合情報でも不適合情報でもない状態(不定情報)が
「適合0」と表される。
【0124】具体例で説明すると、図20に示す第1番
目の適合情報は、検索結果の「特許1」に付けられてい
るものであり、その情報は「検索結果が適切であるこ
と」を意味する「適合2」である。第2番目の適合情報
は、検索結果の「特許2」に付けられているものであ
り、その情報は「検索結果が不適切であること」を意味
する「適合1」である。同様に、第3番目の適合情報
は、検索結果の「特許3」に付けられているものであ
り、その情報は「検索結果が適切であること」を意味す
る「適合2」である。第4番目の適合情報は、検索結果
の「特許4」に付けられているものであり、その情報は
「検索結果が適切でもなく不適切でもない不明の状態を
意味する「適合0」である。第5番目の適合情報は検索
結果の「特許5」に付けられているものであり、その情
報は「検索結果が適切であることを意味する「適合2」
である。
【0125】具体例で説明すると、検索式提示部45
が、検索式適合度の高い検索式を高い順に上位3個だけ
提示する処理を行うので、例えば、式結果管理部43が
既に管理している検索式「G06F15/40 AND
G06F17/21」は、式結果管理部43による
と、検索結果は「特許2」である(ステップ181)。
結果適合管理部44によると、「特許2」は適合情報が
「適合1」である。すなわち、不適合情報である(ステ
ップ182)。そして、この場合にも、検索式検索式
「G06F15/40 AND G06F17/21」
の検索式適合度を計算することになるが、この場合は、
適合情報が不適合であり、適合情報がないので「検索式
適合度:0%」となる(ステップ183)。
【0126】同様にして、検索式「G06F17/2
1」の検索式適合度は、4個の検索結果のうち、2個が
適合情報であるので「検索式適合度:50%」となる。
また、検索式「G06F17/30」の検索式適合度
は、3個の検索結果のうち、2個が適合情報であるので
「検索式適合度:67%」となる。また、検索式「G0
6F19/00」の検索式適合度は、2個の検索結果の
うち、1個が適合情報であるので「検索式適合度:50
%」となる。
【0127】したがって、以上の4つの検索式を、その
検索式適合度の高い順に上位3個だけを提示すると、「 検索式「G06F17/30」:適合度:67% 検索式「G06F17/21」:適合度:50% 検索式「G06F19/00」:適合度:50% 」 となる。
【0128】ところで、上記の説明では、検索式適合度
を適合情報により求めることとしているが、検索式の不
適合情報を中心に考えるようにしてもよい。つまり、こ
の場合には、検索式適合度を求め、それの高い検索式を
高い順に上位3個だけを提示するようにしたが、これに
変えて、ステップ183の処理を、図21に示すよう
に、「各検索式ごとに、不適合情報が付けられた検索結
果の全検索結果に占める割合を求め、これを検索式不適
合度として、検索式不適合度の低い検索式を低い順に利
用者に提示する」とするように変形する。これにより、
検索式の不適合情報を利用して検索式を提示するよう変
形できる。
【0129】図21は、検索式提示部45によって、検
索結果に付与されている不適合情報に基づいて検索式を
提示する処理手順を示すフローチャートである。図21
を参照して説明する。処理を開始すると、まず、ステッ
プ211において、式結果管理部43で管理されている
検索式の検索結果を求める。次に、ステップ212にお
いて、求めた検索結果から、結果適合管理部44で管理
されているその不適合情報を調べる。そして、次のステ
ップ213において、各検索式毎に、不適合情報が付さ
れた検索結果の全検索結果に占める割合を求め、これを
検索式不適合度として検索式と共に利用者に提示する。
すなわち、ここで検索式不適合度は、不適合情報が付け
られた検索結果数を全検索結果数により除算したものと
として定義する。
【0130】この場合、検索式および検索式不適合度を
利用者に提示する場合には、検索式不適合度の低い検索
式を低い順に、例えば、「不適合度が低い検索式を順に
表示します。参考にしてください。 検索式1:G06F17/30, 不適合度:0% 検索式2:G06F17/21, 不適合度:21% 検索式3:G06F19/00, 不適合度:50% 検索式4:G06F15/40 AND G06F17
/21,不適合度:100% 」 のように、そのメッセージと共に検索式不適合度をも表
示する。
【0131】なお、ここで表示される検索式および検索
式不適合度については、検索式不適合度の割合の数値だ
けでなく、利用者により直感的に理解できるような図表
を中心とした提示形態でもよい。これについて、一例を
例示して説明する。
【0132】図22は、グラフや図表を多用した検索式
と検索式適合度および検索式不適合度の別の表示例を説
明する図である。適合情報または不適合情報から得られ
る検索式に対して、その表示形態は、例えば、図22に
示すように、グラフや図表を多用して、その検索式と、
その検索式適合度および検索式不適合度を表示する方
が、利用者は直感的に見やすくなる。これにより、検索
式の適切な評価が適当に行える。図22の表示例におい
ては、表示画面の上部側にメッセージを表示し、左側に
は検索式を示し、それに対応して、その右側には、検索
式適合度および検索式不適合度を横方向の棒グラフとし
て表示している。
【0133】次に、検索処理部42を起動して、検索処
理を行い、検索結果を得た場合、その検索結果に対し
て、適合情報または不適合情報を付けるが、この操作に
ついて説明する。この操作は、前述したように、適合情
報記入インターフェイス部46を起動することにより,
そのユーザインターフェイスを介して行う。図23は、
適合情報記入インターフェイス部による適合情報/不適
合情報の付与の処理を説明するフローチャートであり、
図24は、適合情報記入インターフェイス部のユーザイ
ンターフェイスの一例を説明する表示画面である。この
図24に示す表示画面を用いて、利用者は適合情報記入
の操作を行う。
【0134】図23を参照して、適合情報記入インター
フェイス部46における操作を説明すると、処理を開始
すると、まず、ステップ231において、新たに検索さ
れた検索結果をも含め、式結果管理部43に蓄積されて
管理されている検索結果の中で、結果適合管理部44に
登録されていない検索結果について、結果適合管理部4
4に登録する処理を行う。次に、ステップ232におい
て、検索結果の概要や全文を読んだりした利用者によ
り、適合情報記入インターフェイス部46のユーザイン
ターフェイスを介して書き込まれる検索結果に付与する
適合情報または不適合情報を受け付けて、その適合情報
または不適合情報を結果適合管理部44で管理できるよ
うに登録して、処理を終了する。この適合情報記入イン
ターフェイス部46のユーザインターフェイスにより操
作は、検索結果に対して新しく適合情報または不適合情
報を付与するだけでなく、既に検索結果に付与されてい
る既存の適合情報または不適合情報を修正する場合に
も、適合情報記入インターフェイス部46が起動され
て、その修正処理が行われる。
【0135】利用者は、図24に示されるように、適合
情報記入インターフェイス部のユーザインターフェイス
の表示画面により、検索結果が表示されている位置に対
応する適合情報または不適合情報の欄(白丸の欄)に、
マウス操作により、そのポインタカーソルを位置決め
し、マウスの左ボタンでクリック操作を行うことによっ
てチェック印を入れる。これにより、適合情報または不
適合情報を付与することができる。また、既に付与され
ている適合情報または不適合情報の修正操作について
は、結果適合管理部44で管理されている検索結果と適
合情報または不適合情報の対応関係の一覧を表示し、適
合情報または不適合情報の欄のデータを修正する。
【0136】具体的に説明すると、図24に示す例で
は、第1番目の検索結果の「特開平1−779** 文
書検索装置」と、第4番目の検索結果の「特開平4−1
21** 検索システム」には適合情報の欄にチェック
印が付与され、また、第2番目の検索結果の「特開平2
−801** 検索装置」には、不適合情報の欄にチェ
ック印が付与されており、それぞれの検索結果に付けら
れている適合情報または不適合情報を表している。
【0137】このように、本実施例の情報検索装置にお
いては、検索処理部42で獲得した検索結果を式結果管
理部43に蓄積し管理させること、および、図23に示
すような処理によって、検索結果に対して適合情報また
は不適合情報を付与することによって、次回以降の検索
式を提示する際の検索式適合度(検索式不適合度)の計
算が、多くの適合情報および不適合情報から計算され、
利用者にとっての判断のための情報の信頼性が増すこと
になる。
【0138】<実施例5>次に、本発明による情報検索
装置の別の構成について、第5の実施例として説明す
る。上述したように、ここでの情報検索装置において
は、検索結果に対して適合情報または不適合情報を付与
して、検索式適合度を求め、これにより、適切な検索式
を提示するために利用するが、この場合に、検索結果と
して得られた文献に対して適合情報または不適合情報を
付与する場合に、その適合情報または不適合情報の付与
のされた方は、利用者の個人差によるところが大きい。
これに対しては、適合情報または不適合情報を付与する
場合に、その適合情報または不適合情報を付与した利用
者のデータを付加できるような構成としておけば、デー
タの信頼性が高くなる。このような構成とした本発明に
よる情報検索装置を第5の実施例として説明する。な
お、次の第5の実施例の説明において、第4の実施例で
説明した情報検索装置の同じものは、同じ参照番号を付
けて説明する。
【0139】図25は、第5の実施例として説明する情
報検索装置の構成を示すブロック図である。図25にお
いて、42は検索処理部、43は式結果管理部、44は
結果適合管理部、45は検索式提示部、46は適合情報
記入インターフェイス部、50は情報検索装置、51は
検索式認識部、52は利用者認識部である。
【0140】第5の実施例の情報検索装置50において
も、既存の適合情報または不適合情報から検索式を得て
提示し、それにしたがって検索処理を行い、また、一部
の修正を行った検索式から検索処理を行い、その結果と
して得られた検索結果に対して、適合情報または不適合
情報を付加して検索式を管理する。このような検索式を
提示するために必要とされるシステム要素として、第4
の実施例と同様に、検索処理部42、式結果管理部4
3、結果適合管理部44、検索式提示部45、適合情報
記入インターフェイス部46が備えられている。この第
5の実施例においては、検索式認識部51と利用者認識
部52が、更に設けられている。
【0141】すなわち、第5の実施例の検索式管理装置
50においては、検索処理部42から検索式を取り出し
て認識する検索式認識部51と、現在操作を行っている
利用者を認識する利用者認識部52が、更に設けられて
いる点が、第4の実施例とは異なる。ここでは、適合情
報記入インターフェイス部46を通して結果適合管理部
44に、検索結果の適合情報または不適合情報を書き込
む前に、利用者認識部52により利用者(利用者名/グ
ループ名)を認識し、その認識結果に応じて、結果適合
管理部44には、検索結果の適合情報または不適合情報
と共に、当該適合情報または不適合情報を付けた利用者
のデータを書き込むようにしている。
【0142】つまり、第5の実施例の情報検索装置にお
いては、結果適合管理部44で管理する検索結果に対し
て付与する適合情報または不適合情報のデータには、利
用者のデータ(利用者名/グループ名)が加えられ、図
26に示すように、検索結果と各々の利用者別の適合情
報または不適合情報となる。検索結果に対する適合情報
または不適合情報のデータ構造は、検索結果(の識別
子)と「利用者名/グループ名、適合情報または不適合
情報」の集合のリストである。また、ここでは、空白,
コロン,カンマ,読点が、区切り記号である。
【0143】図26は、第5の実施例の検索結果とそれ
に付与した適合情報または不適合情報のデータ構造を説
明する図である。具体的に説明すると、図26に示す
「検索結果とそれに付与した適合情報または不適合情
報」のデータは、前述の場合と同様に、検索結果として
得られた「特許1〜特許5」について、それに付与した
適合情報または不適合情報が、データベース(DB)技
術に携わるグループの利用者と、暗号技術に携わるグル
ープの利用者により付与された一例を示している。ここ
では、それぞれのグループの利用者が、検索結果に対し
て適合情報または不適合情報を付与するが、その場合
に、利用者が属しているグループ名が追加されて付与さ
れる。
【0144】例えば、検索結果の第1番目の「特許1」
について、データベース(DB)技術に携わるグループ
の利用者は適合情報(適合2)を付け、暗号技術に携わ
るグループの利用者は、同じ第1番目の「特許1」につ
いては不適合情報(適合1)を付けている。第2番目の
「特許2」について、DB技術に携わるグループの利用
者は不適合情報(適合1)を付け、暗号技術に携わるグ
ループの利用者は、第2番目の「特許2」については適
合情報(適合2)を付けている。また、検索結果の第3
番目の「特許3」については、DB技術に携わるグルー
プの利用者は適合情報(適合2)を付け、暗号技術に携
わるグループの利用者は、この第3番目については適合
情報付けを誰も行っていない。このため、適合情報また
は不適合情報のいずれでもない状態の不定情報(適合
0)となっている。第4番目の検索結果「特許4」およ
び第5番目の検索結果についても同様である。なお、こ
こでの利用者の特定の個人がどの技術グループに属して
いるかの情報は、例えば、ネットワーク上の既存の利用
者/グループ管理装置を利用して得ることになる。
【0145】ところで、図26に示されるように、結果
適合管理部44において管理される検索結果に付与する
適合情報または不適合情報が、利用者のグループ名別で
ある場合を説明したが、利用者認識部52により利用者
の個人名を認識した後、更には個人別に、検索結果に付
与した適合情報または不適合情報を編集し、蓄積される
ようにして、検索結果を管理するようにしてもよい。
【0146】図27は、検索式提示部45によって、検
索結果に付与されている利用者のグループ別の適合情報
に基づいて検索式を提示する処理手順を示すフローチャ
ートである。基本的な処理フローは、前述した図18に
示す処理とフローと同様である。図27を参照して説明
する。処理を開始すると、まず、ステップ271におい
て、式結果管理部43で管理されている検索式のうち、
検索式認識部で認識した検索語を含む検索式に関して、
その検索結果を求める。次に、ステップ272におい
て、求めた検索結果から、検索結果に付けられている適
合情報を結果適合管理部44を通して調べる。そして、
次のステップ273において、各検索式毎に、適合情報
が付された検索結果の全検索結果に占める割合(検索式
適合度)を求め、その高い検索式を高い順に1個だけ利
用者に提示する。この場合の検索式の提示において、そ
れぞれの利用者のグループ別の適合情報に基づいて、適
切な検索式の提示が行われる。
【0147】具体例で説明すると、次々に発行される特
許文献について、定期的に、例えば1か月毎に、特定技
術分野についてチェックするための検索式をたてようと
している利用者(暗号技術のグループのメンバー)がい
るとする。このような利用者が、例えば、検索式を「G
06F17/21 AND 検索 AND 頻度」とた
てると、検索式認識部51は、この検索式の中の3つの
検索語(「G06F17/21」と「検索」と「頻
度」)を認識する。
【0148】そして、式結果管理部43で管理されてい
る検索式のうち、検索式認識部21で認識した検索語を
含む検索式に関して、その検索結果が求められる。この
場合には、検索語「検索」と「頻度」に対応する検索式
はないので、検索語「G06F17/21」を含む検索
式のみが求められて、図19に示されるように、式結果
管理部で管理されている検索式と検索結果のうち、第1
番目の「検索式:G06F15/40 AND G06
F17/21」の検索結果と、第2番目の「検索式:G
06F17/21」の検索結果の2つだけが、処理対象
となる(ステップ271)。
【0149】つまり、検索式「G06F15/40 A
ND G06F17/21」の検索結果である「特許
2」と、検索式「G06F17/21」の検索結果であ
る「特許1」と「特許2」と「特許3」と「特許4」に
ついて、次に、結果適合管理部44を通して、その適合
情報または不適合情報を調べる(ステップ272)。
【0150】そして、検索結果に対応する各々の検索式
毎に、適合情報が付けられた検索結果の全検索結果に占
める割合(検索式適合度)が求められ、現在の利用者と
同じグループによって付けられた適合情報のみを処理対
象とし、検索式適合度の高い検索式を高い順に1個だけ
利用者に提示される(ステップ273)。
【0151】すなわち、この場合、利用者が暗号技術グ
ループのメンバーなので、図26に示したようなグルー
プ名別の適合情報または不適合情報においては、暗号技
術グループのメンバーにより付けられた適合情報または
不適合情報のみを参照する。その結果、「検索式:G0
6F15/40 AND G06F17/21」の検索
式適合度が100%であり、「検索式:G06F17/
21」の検索式適合度が50%なので、検索式の提示と
しては、検索式「G06F15/40 ANDG06F
17/21」だけを提示し、その提示の際のメッセージ
として『貴方の技術分野を考慮すると、適合度が非常に
高い検索式は「G06F15/40AND G06F1
7/21」です。』のように表示する。
【0152】ところで、検索式提示部45が、利用者の
指定した検索式の中の少なくともキーワード,利用情
報,日時情報のいずれかに基づいて、前記式結果管理部
で管理する検索式を提示するようにも変形できる。次
に、この場合の検索式提示部45の処理フローについて
説明する。
【0153】図28は、検索式提示部が、利用者の指定
した検索式の中の日時情報に基づいて得た検索結果の検
索式から適合度順に検索式を提示する処理手順を示すフ
ローチャートである。基本的な処理フローは、前述した
図18に示す処理とフローと同様であり、この場合にお
いても、適合情報による検索式適合度に従って、その高
い順に検索式を提示する。
【0154】図28を参照して説明する。処理を開始す
ると、まず、ステップ281において、式結果管理部4
3で管理されている検索式のうち、指定した日時以降に
検索した検索式に関して、その検索結果を求める。次
に、ステップ282において、求めた検索結果から、検
索結果に付けられている適合情報を結果適合管理部44
を通して調べる。そして、次のステップ283におい
て、各検索式毎に、適合情報が付された検索結果の全検
索結果に占める割合(検索式適合度)を求め、その高い
検索式を高い順にグループ別に利用者に提示する。この
場合の検索式の提示においても、それぞれの利用者のグ
ループ別の適合情報に基づいて、適切な検索式の提示が
行われる。
【0155】前述の場合と同様に、具体例で説明する
と、この場合には、利用者が、予じめ日時情報(例え
ば、95年)を指定し、その指定した日時情報に基づい
て検索式を提示する要求を行う。このため、式結果管理
部43で管理されている検索式のうち、指定された日時
の95年以降に検索した検索式に関して、その検索結果
が求められる。したがって、図19に示されるように、
式結果管理部で管理されている検索式と検索結果のう
ち、この場合には、第1番目の「検索式:G06F15
/40 AND G06F17/21」の検索結果と、
第3番目の「検索式:G06F17/30」の検索結果
と、第4番目の「検索式:G06F19/00」の検索
結果の3つが処理対象に該当する(ステップ281)。
【0156】これにより、検索式「G06F15/40
AND G06F17/21」の検索結果である「特
許2」と、検索式「G06F17/30」の検索結果で
ある「特許3」,「特許4」および「特許5」と、検索
式「G06F19/00」の検索結果である「特許2」
および「特許5」とについて、次に、結果適合管理部4
4を通して、その適合情報または不適合情報を調べる
(ステップ282)。
【0157】そして、検索結果に対応する各検索式毎
に、適合情報が付けられた検索結果の全検索結果に占め
る割合(検索式適合度)を求められ、検索式適合度の高
い検索式を高い順にグループ別に利用者に提示される
(ステップ283)。
【0158】図29は、グループ別に検索結果に付けら
れた適合情報および不適合情報による検索式の表示例の
例を説明する図である。上述のように、この場合には、
検索式がグループ別にその検索式適合度の高い順に提示
されるので、図29に示すように提示される。すなわ
ち、『DB技術グループによる適合情報または不適合情
報は、 「検索式:G06F17/21」については75%が
付けられており、その適合度は50%です。 「検索式:G06F15/40 AND G06F1
7/21」については100%が付けられており、その
適合度は0%です。 暗号技術グループによる適合情報または不適合情報は、 「検索式:G06F15/40 AND G06F1
7/21」については100%が付けられており、その
適合度は、100%です。 「検索式:G06F17/21」については75%が
付けられており、その適合度は、50%です。』のよう
に提示される。
【0159】利用者は、図29に示されるような検索式
が提示された表示画面を見て、もしも、自分自身の検索
したい技術が、データベース(DB)技術に近い技術で
あり、暗号技術には近くない技術であれば、DB技術グ
ループによる適合度により提示される検索式を注目すれ
ばよい。
【0160】この場合の表示例では、グループ別に付け
られた適合情報により、それぞれに提示する検索式がま
とめられて表示される。すなわち、利用者の端末の表示
画面には、検索式適合度に従って、検索式が、検索式適
合度の高い順にテキスト形式のメッセージとして提示さ
れるが、その場合に、グループ別の検索式適合度が、そ
れぞれの内訳としてそれぞれに表示される。
【0161】以上に説明したように、これらの実施例の
情報検索装置によれば、検索結果の適合情報または不適
合情報が既にある場合に、その適合情報または不適合情
報を有効に利用して、特定の技術分野の注目すべき文献
の検索等のために、適切な検索式の作成のための情報を
提示することが可能となる。それゆえに、検索結果が本
当に欲しい情報かのチェック作業や、検索式作成の試行
錯誤の作業プロセスが著しく効率化される。更に、検索
式を基にその検索結果の獲得および蓄積を自動的に行
い、利用者が検索結果の適合情報または不適合情報を適
合情報記入インターフェイス部を通して付加できるよう
になるので、次回以降の検索時に検索式の適切さについ
て、より信頼性を増した判断のための情報を利用者に提
供できるようになる。
【0162】なお、以上に説明した本発明の本実施例の
説明においては、PATOLIS(JAPIOの特許検
索システム)の検索式の記法で検索式を記述して説明し
たが、本発明は、このような実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施例にかかる検索式
管理装置の構成を示すブロック図、
【図2】 図2は検索式に評価を付ける評価処理の処理
フローを示すフローチャート、
【図3】 図3は検索式と検索結果のデータ形式を説明
する図、
【図4】 図4は評価体系のデータ形式を説明する図、
【図5】 図5は検索結果と評価結果のデータ形式を説
明する図、
【図6】 図6は検索結果に対して評価を付ける評価付
与処理の手順を示す処理のフローチャート、
【図7】 図7は検索式に検索日時に関する暗黙の条件
がある場合の変更部分の処理手順を示すフローチャー
ト、
【図8】 図8は本発明の検索式管理装置が適用される
ネットワーク検索システムの要部のシステム構成を示す
ブロック図、
【図9】 図9はグラフや図表を多用した評価結果の別
の表示例を説明する図、
【図10】 図10は第2の実施例の検索式管理装置の
構成を示すブロック図、
【図11】 図11は第2の実施例の検索結果と評価結
果のデータ形式を説明する図、
【図12】 図12はグループ別・評価体系別の検索式
の評価結果の表示例の第1の例を説明する図、
【図13】 図13はグループ別・評価体系別の検索式
の評価結果の表示例の第2の例を説明する図、
【図14】 図14はグループ別・(グループ内)個人
別・評価体系別の検索式の評価結果の表示例の例を説明
する図、
【図15】 図15は本発明の第3の実施例の検索式管
理装置による評価結果の表示例を説明する図、
【図16】 図16は本発明の第3の実施例の検索式管
理装置による検索式評価処理の処理フローのフローチャ
ート、
【図17】 図17は本発明の第4の実施例にかかる情
報検索装置の構成を示すブロック図、
【図18】 図18は検索式提示部45によって、検索
結果に付与されている適合情報に基づいて検索式を提示
する処理手順を示すフローチャート、
【図19】 図19は式結果管理部43における検索式
と検索結果のデータ形式を説明する図、
【図20】 図20は検索結果とその適合情報および不
適合情報のデータ形式を説明する図、
【図21】 図21は検索式提示部45によって、検索
結果に付与されている不適合情報に基づいて検索式を提
示する処理手順を示すフローチャート、
【図22】 図22はグラフや図表を多用した検索式と
検索式適合度および検索式不適合度の別の表示例を説明
する図、
【図23】 図23は適合情報記入インターフェイス部
による適合情報/不適合情報の付与の処理を説明するフ
ローチャート、
【図24】 図24は適合情報記入インターフェイス部
のユーザインターフェイスの一例を説明する表示画面、
【図25】 図25は第5の実施例として説明する情報
検索装置の構成を示すブロック図、
【図26】 図26は第5の実施例の検索結果とそれに
付与した適合情報または不適合情報のデータ構造を説明
する図、
【図27】 図27は検索式提示部によって検索結果に
付与されている利用者のグループ別の適合情報に基づい
て検索式を提示する処理手順を示すフローチャート、
【図28】 図28は検索式提示部が利用者の指定した
検索式の中の日時情報に基づいて得た検索結果の検索式
から適合度順に検索式を提示する処理手順を示すフロー
チャート、
【図29】 図29はグループ別に検索結果に付けられ
た適合情報および不適合情報による検索式の表示例の例
を説明する図である。
【符号の説明】
12…式結果管理部、13…評価体系管理部、14…結
果評価管理部、15…検索式評価処理部、16…検索式
評価表示部、17…評価記入インターフェイス部、18
…検索処理部、19…利用者認識部、31…ネットワー
ク、32検索結果評価データベース、33…検索式デー
タベース、34…評価体系データベース、35…文献
(特許明細書)データベース、36…検索式管理装置、
37…検索式履歴データベース、41…情報検索装置、
42…検索処理部、43…式結果管理部、44…結果適
合管理部、45…検索式提示部、46…適合情報記入イ
ンターフェイス部、50…情報検索装置、51…検索式
認識部、52…利用者認識部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索式と該検索式の検索結果との対応関
    係を管理する式結果管理部と、 評価体系を管理する評価体系管理部と、 特定の評価体系に基づいて検索結果に付された評価と該
    検索結果との対応関係を管理する結果評価管理部と、 検索式の検索結果の評価に基づいて該検索式を評価する
    検索式評価処理部とを備えることを特徴とする検索式管
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の検索式管理装置におい
    て、更に、 検索式評価処理部により付けられた評価に基づいた検索
    式評価の表示を行う検索式評価表示部を備えることを特
    徴とする検索式管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の検索式管理装置におい
    て、更に、 利用者が検索結果に対して評価体系による評価値を付与
    するための評価記入インターフェイス部を具備すること
    を特徴とする検索式管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の検索式管理装置におい
    て、 前記検索式評価処理部は、前記式結果管理部の情報を用
    いて検索結果から検索式を獲得する機能を持つことを特
    徴とする検索式管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の検索式管理装置におい
    て、 前記検索式評価処理部は、検索式の検索結果を獲得する
    際に当該検索式の検索日時に応じた獲得機能を持つこと
    を特徴とする検索式管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の検索式管理装置におい
    て、 前記検索式評価処理部が、検索式の検索結果を獲得する
    際に当該検索式を構成している要素の予約語を分解して
    獲得する機能を持つことを特徴とする検索式管理装置。
  7. 【請求項7】 データベースを検索する検索式と該検索
    式による検索結果との対応関係を管理する式結果管理部
    と、 前記検索結果と利用者により該検索結果に付された適合
    情報の対応関係を管理する結果適合管理部と、 前記式結果管理部で管理する検索式をその検索結果に付
    された適合情報に基づいて提示する検索式提示部とを備
    えることを特徴とする情報検索装置。
  8. 【請求項8】 データベースを検索する検索式と該検索
    式による検索結果との対応関係を管理する式結果管理部
    と、 前記検索結果と利用者により該検索結果に付された不適
    合情報の対応関係を管理する結果不適合管理部と、 前記式結果管理部で管理する検索式をその検索結果に付
    された不適合情報に基づいて提示する検索式提示部とを
    備えることを特徴とする情報検索装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の情報検
    索装置において、 検索式提示部は、利用者の指定した検索式の中の少なく
    ともキーワード,利用情報,日時情報のいずれかに基づ
    いて、前記式結果管理部で管理する検索式を提示するこ
    とを特徴とする情報検索装置。
  10. 【請求項10】 請求項7または請求項8に記載の情報
    検索装置において、更に、利用者が検索結果に対して適
    合情報または不適合情報を付与するための適合情報記入
    インターフェイス部を具備することを特徴とする情報検
    索装置。
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