JP2003248695A - 文書分析支援装置、文書検索装置、並びにそれらのコンピュータ・プログラム - Google Patents

文書分析支援装置、文書検索装置、並びにそれらのコンピュータ・プログラム

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JP2003248695A
JP2003248695A JP2002046159A JP2002046159A JP2003248695A JP 2003248695 A JP2003248695 A JP 2003248695A JP 2002046159 A JP2002046159 A JP 2002046159A JP 2002046159 A JP2002046159 A JP 2002046159A JP 2003248695 A JP2003248695 A JP 2003248695A
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JP2002046159A
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Makoto Kyogoku
誠 京極
Atsushi Tsunetomo
敦 常友
Nobuyuki Takahashi
信之 高橋
Akihiro Kobayashi
明宏 小林
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注目文書に含まれる重要度の高い単語に関す
る情報を、ユーザが容易に認識可能な文書分析支援装
置、文書検索装置、並びにそれらのコンピュータ・プロ
グラムの提供。 【解決手段】 文書分析支援装置であって、引用特許出
願の公報番号に対応する簡略表記(例えば、引用文献
n、先願n、甲第n号証等)を含む文書、並びにその簡
略表記と当該公報番号との対応関係を表わす記載箇所を
含む特許出願に関する文書(拒絶理由通知、異議申立書
等)の、ユーザによる分析を支援すべく、その文書中に
含まれていた簡略表記の中から重要度(出現率)の高い
ものを選択する(S5)と共に、選択した重要度の高い簡略
表記に対応する引用特許出願の公報番号を、その簡略表
記と公報番号との対応関係を表わす記載箇所を参照し
て、ユーザに対して提示する(S15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用して、文書の分析・検索等を行なう技術の分野に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータを利用して、文
書の分析・検索等が行なわれており、近年においては、
データベース等に蓄積された大量の生データをコンピュ
ータを利用して解析することにより、その生データから
傾向や動向、相関関係、パターン等を導き出すデータ・
マイニング(Data Mining)技術が普及しつつある。
【0003】このようなデータ・マイニングの一例とし
て、例えば特開2001−282819号公報には、入
力文書に対する文書分析の結果が、互いに関連する単語
(語)が枝状に展開される樹形図によってユーザに提示
される技術が提案されている。
【0004】また、特開平11−232330号公報に
は、顧客の購買情報をデータ・マイニングによって分類
し、その分類結果を商品等のマーケティングに活用する
技術が提案されている。
【0005】また、特開2001−109794号公報
には、新規ビジネスのアイデアを、特許情報等を参照し
て技術的に評価すると共に、その評価結果を利用した該
アイデアの事業計画の策定を支援する技術が提案されて
おり、この提案において、事業計画の策定に際しては、
技術コンサルタントからの情報をデータ・マイニングす
ることによってモデルが作成される。
【0006】文書の分析や検索等を行なう業務として
は、例えば、特許出願に関する文献調査が知られてお
り、このような業務においても、上記のようなデータ・
マイニング技術が適宜利用されれば、係る業務の負担が
軽減されることが予想される。
【0007】また、各企業や研究機関においては、新た
な技術開発や出願を行なうに際して、或いは、過去に許
可された特許を管理するに際して、どのような技術に注
目すべきなのか、現有する既存の特許にどのような価値
を見いだすべきなのかを判断するのは容易ではない。こ
のため、特許出願に関する文献調査に多くの時間を要し
たり、自らは利用しない既存の特許(所謂、休眠特許)
の維持に多大な費用を費やすことが問題になる。
【0008】そこで、上記のような所謂休眠特許の問題
を背景とする出願の例として、特開2000−2681
11号公報には、特許売買市場の場をインターネット環
境上において提供するウエブページが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
許売買市場を提供する技術においても、売買対象となる
特許が注目すべき技術なのかを判断することはできず、
少なくともその特許の内容を理解するためには、従来通
り明細書や係属中にファイルされた一連の文書を熟読
し、その内容を理解するしかない。
【0010】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、注目文書に含まれる重要度の高い
単語に関する情報を、ユーザが容易に認識可能な文書分
析支援装置、文書検索装置、並びにそれらのコンピュー
タ・プログラムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る文書分析支援装置は、以下の構成を特
徴とする。
【0012】即ち、本発明に係る文書分析支援装置は、
第1の装置構成として、分析対象である注目文書を構成
するところの、複数種類の単語に含まれる第1単語(例
えば、引用文献1乃至n、先願1乃至n等)のうち、重
要度の高いものを抽出する抽出手段と、前記抽出手段に
よって抽出された重要度の高い第1単語を具体的に特定
可能な第2単語(特許出願を特定する情報)を、ユーザ
に対して提示することにより、ユーザによる前記注目文
書の分析を支援する分析支援手段とを備えることを特徴
とする。
【0013】好適な実施形態において、前記抽出手段
は、前記注目文書を構成する複数種類の単語のうち、少
なくとも個々の第1の単語の出現頻度を算出すると共
に、算出された出現頻度が最も高いものを、重要度の高
い第1単語として抽出すると良い。
【0014】また、上記の装置構成において、前記抽出
手段が、前記注目文書を構成する個々の単語についても
出現頻度を算出する場合に、前記分析支援手段は、前記
抽出手段によって算出された出現頻度に基づいて、前記
重要度の高い第1単語に対応するところの、前記第2単
語の重要度を表わす指標を算出し、算出した指標を前記
第2単語と共にユーザに提示すると良い。
【0015】また、前記重要度の高い第1単語を抽出す
る他の態様として、例えば、前記抽出手段は、前記注目
文書を構成する個々の単語に対してテキスト・マイニン
グ処理を施すと共に、その結果の中から、関連付けの度
合いが最も高いものを、重要度の高い第1単語として抽
出すると良い。
【0016】或いは、好適な他の実施形態として、上記
の第1の装置構成に加えて、前記注目文書を構成する個
々の単語に対してテキスト・マイニング処理を施すこと
により、少なくとも関連付けの有無を算出するマイニン
グ手段を更に備え、前記分析支援手段は、前記マイニン
グ手段によって算出されたところの、前記重要度の高い
第1単語に対して関連付けを有する単語を、前記第2単
語をユーザに対して提示するに際して併せて提示しても
良い。
【0017】或いは、上記の同目的を達成する本発明に
係る文書分析支援装置は、引用特許出願の公報番号に対
応する簡略表記を含む文書、並びにその簡略表記(引用
文献n、先願n等)と該公報番号との対応関係を表わす
記載箇所を含む注目特許出願に関する文書(例えば、拒
絶理由通知、異議申立書等)の、ユーザによる分析を支
援する文書分析支援装置であって、前記簡略表記のう
ち、重要度の高いものを抽出する抽出手段と、前記抽出
手段によって抽出された重要度の高い簡略表記に対応す
る引用特許出願の公報番号を、その簡略表記と公報番号
との対応関係を表わす記載箇所に基づいて提示すること
により、ユーザによる前記注目特許出願に関する文書の
分析を支援する分析支援手段とを備えることを特徴とす
る。
【0018】好適な実施形態において、前記抽出手段
は、前記注目特許出願に関する文書を構成する個々の単
語の出現頻度を算出しており、前記分析支援手段は、前
記抽出手段によって前記個々の単語に対して算出された
出現頻度のうち、前記重要度の高い簡略表記に対応する
出現頻度に基づいて、その簡略表記に対応するところ
の、前記引用特許出願の公報番号の重要度を表わす指標
を算出し、算出した指標を、その公報番号と共にユーザ
に提示すると良い。
【0019】また、上記の場合において、前記分析支援
手段は、前記指標を算出する算出手段と、複数の注目特
許出願に関する文書を分析対象として前記算出手段によ
って算出された前記指標を、対応する個々の引用特許出
願の公報番号と関連付けた状態で記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記個々の引用特許出願の公
報番号及びその指標を、外部装置から閲覧可能に公開す
る公開手段とを含むことを特徴とする。
【0020】この場合において、公開手段は、前記個々
の引用特許出願の公報番号及びその指標の閲覧に加え
て、その引用特許出願の内容を概説する記載箇所(図
面、要約、請求項等)をユーザが閲覧及び/または入手
可能に構成されており、前記算出手段は、前記引用特許
出願の内容を概説する記載箇所のユーザによる閲覧及び
/または入手が行われるのに応じて、その引用特許出願
に対する指標を更新すると良い。
【0021】或いは、上記の同目的を達成する本発明に
係る文書検索装置は、以下の構成を特徴とする。
【0022】即ち、文書群から検索対象である注目単語
を含む文書を検索する文書検索装置であって、ユーザ所
望の注目単語を含む文書を、文書群を検索することによ
って摘出する第1の検索手段と、前記第1の検索手段に
よって摘出された文書の中からユーザ所望の少なくとも
1件を選択可能に表示すると共に、選択された選択文書
に含まれる前記注目単語を対象として、その注目単語と
該選択文書内において関連する単語群との関連付けの状
態を、ユーザが認識可能に提示する提示手段と、前記提
示手段によって提示された関連付けの状態のうち、所望
の単語群をユーザが選択可能な選択手段と、前記選択手
段によって選択された選択単語群についての関連付けの
状態と同一または類似する関連付けの状態を有する文章
を含む文書を、前記文書群を検索することによって摘出
する第2の検索手段とを備えることを特徴とする。
【0023】この場合において、前記提示手段は、前記
注目単語と前記選択文書内において関連する単語群との
関連付けの状態を提示するに際して、その関連する単語
群の前記注目単語に対する重要度を前記ユーザが認識可
能にすべく、前記関連する単語との関連の度合いを併せ
て提示すると良い。
【0024】また例えば、前記第2の検索手段は、前記
文書群の中から抽出したところの、前記選択単語群につ
いての関連付けの状態と同一または類似する関連付けの
状態を有する文書を提示するに際して、その文書内にお
いて該同一または類似する関連付けの状態をなす単語群
を対象として、その単語群に含まれる前記注目単語と同
一の単語に対する他の単語群の重要度を前記ユーザが認
識可能にすべく、その単語群の関連の度合いを併せて提
示すると良い。
【0025】尚、同目的は、上記の各構成を備える文書
分析支援装置、或いは文書検索装置が実現する各機能
を、実現の手順に沿って表わした方法によっても達成さ
れる。
【0026】また、同目的は、上記の各構成を備える文
書分析支援装置、文書検索装置、或いは対応する方法
を、コンピュータによって実現するプログラムコード、
及びそのプログラムコードが格納されている、コンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
【0027】
【発明の効果】上記の本発明によれば、注目文書に含ま
れる重要度の高い単語に関する情報を、ユーザが容易に
認識可能な文書分析支援装置、文書検索装置、並びにそ
れらのコンピュータ・プログラムの提供が実現する。
【0028】即ち、請求項1、請求項6の発明によれ
ば、注目文書(注目特許出願に関する文書:請求項6)
において重要度の高い第1単語(引用特許出願の公報番
号に対応する簡略表記:請求項6)をユーザが具体的に
認識可能な第2単語(当該引用特許出願の公報番号:請
求項6)が自動的に提示される。これにより、ユーザ
は、従来のように当該文書を読んだ上で判断しなくて
も、当該注目文書において重要度の高い第2単語を容易
に認識することができ、利便性が高い。
【0029】また、請求項2の発明によれば、重要度の
高い第2単語に対応する第1単語を、当該注目文書にお
ける出現頻度を利用して正確且つ確実に選定することが
できる。
【0030】また、請求項3、請求項7の発明によれ
ば、重要度の高い第2単語(引用特許出願の公報番号:
請求項7)と、その重要度を表わす指標が自動的に提示
されるので、ユーザは、その第2単語の重要性を定量的
に把握することができ、利便性が高い。
【0031】また、請求項4の発明によれば、重要度の
高い第2単語に対応する第1単語を、当該注目文書に対
するテキスト・マイニングによって算出された関連付け
の度合いを利用して正確且つ確実に選定することができ
る。
【0032】また、請求項5の発明によれば、重要度の
高い第2単語と、それに関連付けが有る他の単語とが自
動的に提示されるので、ユーザは、それら提示される複
数の単語を利用して、内容の把握(推測)を容易に行な
うことができる。
【0033】また、請求項8の発明によれば、複数の引
用特許出願を対象としてそれらの公報番号及び指標が提
示されるので、ユーザは、個々の引用特許出願の重要性
を定量的に把握することができ、利便性が高い。
【0034】また、請求項9の発明によれば、ユーザ
は、提示された複数の引用特許出願のうち所望のものに
ついて、その引用特許出願の内容を概説する図面、要
約、請求項等の記載箇所を入手できるので利便性が高
い。また、そのような記載箇所の入手操作が行われた場
合には、当該引用特許出願についての指標が自動的に更
新されるので、ユーザは、当該引用特許出願の重要性を
的確に且つ容易に把握することができ、利便性が高い。
【0035】また、請求項10の発明によれば、ユーザ
所望の注目単語を含む選択単語群についての関連付けの
状態と同一または類似する関連付けの状態を有する文書
が文書群の中から自動的に摘出されるので、ユーザは、
個々の文書を従来のように読んだ上で判断しなくても、
どのような内容が記載されているかを容易に認識するこ
とができ、利便性が高い。更に、本発明では、当該選択
単語群と個々の単語が完全には一致しない文書であって
も、探している所望内容の文書に類似する関連付けの状
態を有する文書であれば自動的に抽出されるので、ユー
ザの文献調査業務における検索漏れの危険性を最小限に
することができ、利便性が高く、係る業務の効率化を図
ることができる。
【0036】また、請求項11の発明によれば、ユーザ
所望の選択文書における注目単語と、関連する単語との
関連付けの状態だけでなく、関連の度合いが併せて提示
されるので、ユーザは、その選択文書において重要な単
語(所謂キーワード)を、容易に認識することができ、
より利便性が高い。
【0037】また、請求項12の発明によれば、選択単
語群についての関連付けの状態と同一または類似する関
連付けの状態を有する文書内において該同一または類似
する関連付けの状態をなす単語群の関連付けの状態だけ
でなく、関連の度合いが併せて提示されるので、ユーザ
は、その文書において重要な単語(所謂キーワード)
を、容易に認識することができ、より利便性が高い。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る文書分析支援
装置、並びに文書検索装置の一実施形態を、図面を参照
して詳細に説明する。
【0039】[第1の実施形態]はじめに、本発明に係
る文書分析支援装置を、特許出願または実用新案出願
(以下、単に「特許出願」と称する)に関する文書及び
その文書において引用されている特許出願の文書等のユ
ーザによる分析業務を支援する場合に適用した場合につ
いて説明する。
【0040】本実施形態において、特許出願に関する文
書とは、拒絶理由通知、異議申立書等の書面であって、
引用特許出願の公報番号に対応する簡略表記(例えば、
引用文献n、先願n、甲第n号証等)を含む文書、並び
にその簡略表記と当該公報番号との対応関係を表わす記
載箇所を含む文書である。
【0041】図1は、第1の実施形態における文書分析
支援装置を含むコンピュータ・システムの構成を例示す
る図である。
【0042】同図において、通信ネットワーク3は、イ
ンターネットやLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)等によって構成される有線及び/または無線通信回
線であって、本実施形態においては、ユーザ端末1とサ
ーバ(サーバ・コンピュータ)4とが双方向通信可能に
接続されている。
【0043】特許情報データベース(D/B)5には、
複数の特許出願を対象として、特許明細書、並びに個々
の特許出願に関する文書(拒絶理由通知、異議申立書
等)が、出願番号や公報番号等の識別情報と関連付けさ
れた状態で蓄積されている。
【0044】サーバ2は、通信機能を有すると共にデー
タベースへのアクセスが可能な一般的なサーバ・コンピ
ュータであって、特許情報D/B5に新たな特許明細書
や特許出願に関する文書を蓄積すると共に、ユーザ端末
1からの要求に応じて同D/Bから読み出した注目文書
(注目特許出願に関する文書)を、ユーザ端末1に提供
する。
【0045】また、ユーザ端末1は、文書分析支援装置
としてのコンピュータであって、上記の如く通信ネット
ワーク3を介してサーバ2から所望の注目文書を入手可
能であるのに加えて、不図示のドライブ装置を利用し
て、所望の注目文書を、CD、DVD等の記録媒体6か
ら読み出すことができ、同端末内に入手した注目文書を
処理対象として分析支援処理を行なうことにより、上述
した特許出願に関する文書及びその文書において引用さ
れている特許出願の文書等の、ユーザによる調査・分析
等の業務支援を行なう(詳細は後述する)。また、係る
分析支援処理の結果は、評価結果データベース2に格納
される。
【0046】尚、本実施形態において、ユーザ端末1に
は、外部との双方向通信機能、並びに各種記録媒体から
情報を読み出し可能なドライブ装置等を備える一般的な
コンピュータを利用することができるので、その装置構
成自体の詳細な説明は省略する。
【0047】また、後述する分析支援処理(図2及び図
3)の後半の処理(ステップS14乃至ステップS1
7)では、説明の便宜上、ユーザ端末1を、評価結果D
/B2に格納された情報を通信ネットワーク3を介して
公開すべく、所謂ウエブ・サーバとしても利用するが、
その場合の装置構成自体も現在では一般的なサーバ・コ
ンピュータを採用することができるので、本実施形態に
おける詳細な説明は省略する。
【0048】ここで、本実施形態におけるユーザ端末1
の主な機能としては、先に説明した「特許出願に関する
文書」の、ユーザによる分析を支援すべく、その文書中
に含まれていた簡略表記(例えば、引用文献n、先願
n、甲第n号証等)の中から重要度の高いものを選択す
ると共に、選択した重要度の高い簡略表記に対応する引
用特許出願の公報番号を、その簡略表記と公報番号との
対応関係を表わす記載箇所を参照して、ユーザに対して
提示することを特徴としている。
【0049】以下、ユーザ端末1にて行われる分析支援
処理の詳細について説明する。
【0050】図2及び図3は、第1の実施形態において
ユーザ端末1が行なう分析支援処理を示すフローチャー
トであり、ユーザ端末1の不図示のCPUが行なうソフ
トウエア・プログラムの処理手順を表わす。
【0051】同図において、ステップS1:ユーザ端末
1は、ユーザの操作または自動的に、注目特許出願に関
する文書の文書データを、サーバ4を介して特許情報D
/B5、或いは記録媒体6から、同端末内のハードディ
スク装置(不図示)等の記憶デバイスに取得する。
【0052】ここで、拒絶理由通知書や異議申立書等の
注目特許出願に関する文書は、本願出願時点において
は、個別に、或いは包袋(file wrapper)単位で取り寄
せる必要があるが、将来、インターネット環境等を利用
して、有料または無償で、ユーザが自由にアクセスでき
る環境になれば、ウエブページの所謂、巡回用ソフトウ
エアを利用して、自動的に入手すれば良い。
【0053】ステップS2:ユーザ端末1は、ステップ
S1にて入手した注目特許出願に関する文書(以下、対
象テキストと称する場合がある)中に記載されている引
用文献に対する各種の表現を、後述する処理に適するテ
キスト表現に補正する処理を行なう。
【0054】より具体的には、例えば、 ・「引用文献n、n+1」なる表現は、「引用文献n
と、引用文献(n+1)と」に補正され、 ・「引用文献x乃至n」或いは「引用文献x〜n」なる
表現は、「引用文献xと、引用文献(x+1)と、・・
・・、引用文献(n−1)と、引用文献xと、」に補正
される。
【0055】また、「引用文献」を表わす「引例」、
「先願」等の各種の表現は、ユーザ端末1に予め登録し
ておき、ステップS2において、何れかの表現(本実施
形態では「引用文献」)に自動的に変換される。
【0056】ステップS3:ユーザ端末1は、ステップ
S2にて表現が補正された対象テキストを対象として、
その対象テキストを構成する個々の単語の、当該対象テ
キスト内における出現の頻度(出現率)を算出する。
【0057】図4は、対象テキストを構成する個々の単
語の出現率の判定結果を例示する図であり、個々の単語
の出現率は、(単語の出現回数)/(対象テキストの全
単語数)にて算出することができる。
【0058】ステップS4:ユーザ端末1は、ステップ
S2にて表現が補正された対象テキストに対してテキス
ト・マイニング処理を施すことにより、その対象テキス
トを構成する個々の単語の関連付けの状態及びその関連
度(関連の度合い)を判定する。本ステップにおけるテ
キスト・マイニング処理は、例えば、本願出願時点にお
いて市販されている富士通社のソフトウエアを採用する
ことができる。
【0059】ステップS5:ユーザ端末1は、当該対象
テキスト内に含まれる単語「引用文献n」のうち、ステ
ップS3において算出した出現率が最も高いものを、重
要度の高い単語(即ち、当該対象テキストにおいて最も
注目されている単語:図4の例の場合には単語「引用文
献1」)として選択し、ステップS4におけるテキスト
・マイニングの処理結果と共に、ユーザが識別可能に、
同端末のディスプレイに表示する。
【0060】図5は、第1の実施形態に係る分析支援処
理のうち、テキスト・マイニング処理の結果と、重要度
の高い単語とをユーザが識別可能に表示した例を示す図
である。
【0061】同図に示す処理結果は、補正後の対象テキ
ストに含まれる一文として、「引用文献1と、引用文献
2と、引用文献3とは、車両の走行姿勢制御装置につい
て、車両の旋回中に横滑りが発生したときには、本願発
明の抑制制御部を実行することが記載されている。」な
る文章を対象として算出されたものであり、その対象テ
キストを構成する個々の単語の関連付けの状態が、個々
の単語を結ぶ実線の有無によって表わされると共に、関
連付けを有する単語間の関連度の程度が、当該実線の太
さによって表わされている。
【0062】即ち、本実施形態において、対象テキスト
において前後に位置する2つの単語は、「関連付けを有
する」として、図5に示す如く実線にて結ばれ、当該対
象テキストにおいて同じ2つの単語に関して同様な配置
が複数存在する場合には、その実線の太く表示される。
この表示態様は、ステップS4におけるテキスト・マイ
ニングの処理結果に基づくものである。
【0063】また、図5に示す表示例において、単語
「引用文献1」を囲うブロックは、単語「引用文献2」
及び単語「引用文献3」をそれぞれ囲うブロックと比較
して太い線で表現されているが、この表示態様は、ステ
ップS5において選択された重要度の高い単語を表わす
ものである。
【0064】尚、ステップS4及びステップS5の処理
の順番は上記と反対であっても良い。また、重要度の高
い単語の選択は、上記の如く出現率の最も高い単語を選
択するのではなく、ステップS4におけるテキスト・マ
イニングの処理結果を利用しても良く、その場合は、個
々の単語間を対象として算出された関連度のうち、単語
「引用文献1」乃至単語「引用文献n」を対象とする関
連度に着目し、その中から関連度の値が最も大きな何れ
かを選択すれば良い。
【0065】ステップS6:ユーザ端末1は、ステップ
S5にて選択された単語「引用文献n」に直接または他
の単語を介して関連付けされている複数の単語の中か
ら、ユーザ所望の範囲(図5に示す例では破線の範囲)
内の単語の、マウス等の補助入力デバイスを利用したユ
ーザによる選択操作を受け付ける。
【0066】ステップS7:ユーザ端末1は、ステップ
S5にて選択された単語「引用文献n」に相当する特許
番号を、当該対象テキスト内の所定エリアを参照するこ
とによって選択する。
【0067】ここで、当該対象テキスト内の所定エリア
とは、引用特許出願の公報番号に対応する簡略表記とそ
の公報番号との対応関係を表わす記載箇所であって、例
えば、一般的な拒絶理由通知の場合であれば、 「 <引用文献等一覧> 1.特開平**−******号公報 2.特開平○○−○○○○○○号公報 3.特開昭△△−△△△△△△号公報 」なる記載箇所であり、この場合、引用文献1として
は、特開平**−******が選択され、引用文献2
としては、特開平○○−○○○○○○が選択される。
【0068】また、例えば、異議申立書等の書面におい
ては、 「4. 証拠方法 (1)甲第1号証 : 特開平**−******号公
報 (2)甲第2号証 : 特開平○○−○○○○○○号公
報 (3)甲第3号証 : 特開平△△−△△△△△△号公
報 」なる記載箇所であり、この場合、甲第1号証として
は、特開平**−******が選択され、甲第2号証
としては、特開平○○−○○○○○○が選択される。
【0069】また、ステップS7において、対象テキス
ト内における所定エリアの選択は、上記のような記載箇
所に共通のテキスト配列を、テンプレート(雛形)とし
てユーザ端末1に予め複数種類用意しておき、本ステッ
プにおいてそれらのテンプレートを参照すると共に、例
えば、それらテンプレートに記憶された「特開平」、
「特開昭」、「特願」等のテキストに続く数字を表わす
テキストを、「1.」、「(2)」等の項目番号で表わ
される引用文献に相当する公報番号として選択すれば良
い。
【0070】ステップS8:ユーザ端末1は、ステップ
S7にて選択された引用特許出願の公報番号)、その公
報番号に相当する単語「引用文献n」についてステップ
S6にてユーザが選択した単語、並びにその単語につい
てステップS3にて算出した出現率を、同端末内の不図
示の記憶デバイスに一時記憶する。
【0071】ステップS9:ユーザ端末1は、ステップ
S8にて一時記憶した引用特許出願の公報番号に関する
情報が、評価結果D/B2に既に存在するかを判断し、
既に存在する場合にはステップS11に進み、未だ存在
しない場合にはステップS10に進む。
【0072】ステップS10:ユーザ端末1は、ステッ
プS6にてユーザが選択した単語についてステップS3
にて算出した出現率に基づいて、その選択した個々の単
語の評価指数Wを、k1(定数)>1として、例えば、 (評価指数W)=k1×(出現率), なる数式にて算出すると共に、当該個々の単語について
算出した評価指数に基づいて(例えば平均値)、当該引
用特許出願の評価指数Cを算出する。
【0073】ステップS11,ステップS12:ユーザ
端末1は、当該引用特許出願に関する既存の情報を評価
結果D/B2から読み出し(ステップS11)、読み出
した既存の情報と、ステップS6にてユーザが選択した
単語についてステップS3にて算出した出現率に基づい
て、評価指数W及び評価指数Cを最新の値に更新する
(ステップS12)。この場合、当該個々の単語の新た
な評価指数Wは、k2(定数)>1として、例えば、 (新たな評価指数W)=(元の評価指数W)+k2×
(出現率)+引用回数×k3, なる数式にて算出する。ここで、k3(定数)は、同一
出願分野の出願件数に関する係数(定数)であって、出
願件数が多い場合には、少ない場合と比較して小さな値
を採る。これにより、出願件数の違い起因する評価指数
の精度の低下を防止する。
【0074】ステップS13:ユーザ端末1は、ステッ
プS10またはステップS12にて当該引用特許出願に
関して算出した評価指数W及び評価指数Cを、当該引用
特許出願に関するレコードとして関連付けした状態で、
評価結果D/B2に記憶する。
【0075】また、ステップS13では、1件の引用特
許出願に関するレコードを評価結果D/B2に記憶する
に際しては、その引用特許出願の公報の文書情報を、例
えば通信ネットワーク3を介して適宜参照する(或いは
入手する)ことにより、同公報の文書情報に含まれると
ころの、当該引用特許出願に関する一般的な事項をユー
ザが認識可能な、出願人、発明者、特許分類、登録番号
等の情報項目が抽出され、当該レコードとして併せて記
憶される。
【0076】本実施形態において、上述したステップS
ステップS乃至ステップS13の一連の処理は、外部よ
り取得した複数の注目特許出願に関する文書を対象とし
て行われ、この一連の処理によって、評価結果D/B2
には、当該複数の注目特許出願に関する文書において引
用されていた複数の引用特許出願についての評価結果が
順次蓄積されていく。
【0077】そして、評価結果D/B2に蓄積された個
々の引用特許出願についての評価結果(レコード)に
は、上述したように、評価指数W、評価指数C等の情報
項目が含まれており、それらの評価指数は、複数の注目
特許出願において同一の引用特許出願が引用される度
に、大きな値に更新されていくことになる。
【0078】即ち、評価結果D/B2に蓄積された評価
結果を参照すれば、ユーザは、どの引用特許出願が第三
者に注目されているのか(市場価値が有るのか)を、ユ
ーザ自身、或いはユーザが所属する部門や企業としての
主観的な価値判断によってではなく、評価指数Cによっ
て定量的に把握することができると共に、個々の引用特
許出願においてどのような単語が重要であるかについて
も、評価指数Wによって定量的に把握することができ
る。従って、評価結果D/B2に蓄積された評価結果
は、ユーザ端末1の特定のユーザに対してだけではな
く、広く外部の者にとっても利用価値が高いものであ
る。
【0079】そこで、本実施形態では、評価結果D/B
2に蓄積された評価結果を特定または不特定の外部の者
に公開することを外部に対するサービス(ビジネス)と
捉え、以下に説明するステップS14乃至ステップS1
7の一連の処理を行なうと共に、その公開を通じて実際
に閲覧されたレコードについては、「第三者に注目され
ている」と判断して、対象となる引用特許出願の評価指
数Cを更に大きな値に更新する。
【0080】尚、本実施形態において、公開の態様につ
いては、一例として、ユーザ端末1を所謂ウエブ・サー
バとして機能させることによるインターネット環境を利
用したウエブページ(ウエブサイト)を想定している
が、このシステム構成に特に限定されものではなく、そ
の他の外部装置に委ねても良い。
【0081】ステップS14:ユーザ端末1は、通信ネ
ットワーク3を介して外部のコンピュータから評価結果
D/B2の閲覧要求を受信したかを判断し、受信した場
合にはステップS15に進み、受信しない場合にはステ
ップS1に戻る。
【0082】ステップS15:ユーザ端末1は、受信し
た閲覧要求に応じて、対象となるコンピュータに対し
て、評価結果D/B2に蓄積された評価結果を表示する
ための所定のデータ形式の情報を送信する。これによ
り、当該コンピュータには、図6または図7に例示する
ような表示画面が表示される。
【0083】図6は、第1の実施形態において、評価結
果D/B2に蓄積された評価結果を公開する場合の表示
画面を例示する図であり、本実施形態に係るウエブサイ
トを一般的なブラウザ(閲覧ソフトウエア)を利用して
外部のコンピュータにて表示した様子を例示している。
【0084】同図において、一覧表示されている画面
は、評価結果D/B2に蓄積された複数の引用特許出願
に関するレコードであって、個々の出願の項目には、公
開番号、登録番号(既に登録されている場合)、出願
人、特許分類(IPC)、引用回数、重要単語及びその
出現率(または評価指数W)、その出願の詳細説明等へ
の本ウエブサイトの利用者によるアクセス回数、並びに
その出願の評価指数Cの各項目が表示される。この表示
画面(図6)により、重要度の高い引用特許出願の公報
番号と、それに関連付けが有る他の単語とがユーザに対
して自動的に提示されるので、ユーザは、それら提示さ
れる複数の単語を利用して、内容の把握(推測)を容易
に行なうことができる。
【0085】図7は、第1の実施形態において、評価結
果D/B2に蓄積された評価結果を利用して、情報検索
を行なう場合の表示画面を例示する図であり、本実施形
態に係るウエブサイトを一般的なブラウザ(閲覧ソフト
ウエア)を利用して外部のコンピュータにて表示した様
子を例示している。
【0086】同図は、外部のコンピュータのユーザ所望
の検索条件に応じた検索結果を例示しており、その検索
条件によって評価結果D/B2から抽出された引用特許
出願に関するレコードを利用して、個々の出願の項目に
は、図6と同様な情報項目(尚、図示の便宜上から図7
では一部の情報項目を示す)と共に、その出願の内容を
概説する記載箇所として、要約及び請求の範囲の一部が
表示(この他に代表図面のサムネイル画像を表示しても
良い)されると共に、これらの記載箇所の詳細表示(ダ
ウンロード)や印刷が可能なGUI(グラフィック・ユ
ーザ・インタフェース)が表示される。
【0087】ステップS16,ステップS17:ユーザ
端末1は、外部のコンピュータにおいて図6及び図7の
如く表示された画面において、詳細説明、要約、図面等
への詳細表示、印刷等の操作が行なわれたかを判断し
(ステップS16)、これらの操作を検出した場合に
は、「第三者に注目されている」と判断できるので、評
価結果D/B2内の対応する引用特許出願の新たな評価
指数Cを、k4(定数)>1として、例えば、 (新たな評価指数C)=(元の評価指数C)×k4, なる数式によって大きな値に更新する。
【0088】このような本実施形態によれば、注目文書
に含まれる重要度の高い単語に関する情報を、ユーザが
容易に認識することができ、利便性が高い。
【0089】即ち、注目文書(注目特許出願に関する文
書)において重要度の高い引用特許出願の公報番号に対
応する簡略表記(第1単語)をユーザが具体的に認識可
能な当該引用特許出願の公報番号(第2単語)が自動的
に提示される。これにより、ユーザは、従来のように当
該文書を読んだ上で判断しなくても、当該注目文書にお
いて重要度の高い第2単語を容易に認識することがで
き、利便性が高い。
【0090】また、本実施形態では、重要度の高い引用
特許出願の公報番号に対応する単語「引用文献n」を、
注目文書における出現頻度を利用して正確且つ確実に選
定することができる。
【0091】また、図6及び図7に示す表示画面では、
複数の引用特許出願を対象としてそれらの公報番号及び
指標が提示されるので、ユーザは、個々の引用特許出願
の重要性を定量的に把握することができ、利便性が高
い。
【0092】また、図6及び図7に示す表示画面では、
ユーザは、提示された複数の引用特許出願のうち所望の
ものについて、その引用特許出願の内容を概説する図
面、要約、請求項等の記載箇所を入手できるので利便性
が高い。また、そのような記載箇所の入手操作が行われ
た場合には、当該引用特許出願についての指標が自動的
に更新されるので、ユーザは、当該引用特許出願の重要
性を的確に且つ容易に把握することができ、利便性が高
い。
【0093】また、本実施形態によれば、個々の特許の
市場における価値を把握することができるので、ライセ
ンス業務における料金設定や、所謂、休眠特許の有効活
用を円滑にすることができる。
【0094】[第2の実施形態]次に、本発明に係る文
書検索装置を、特許出願または実用新案出願(以下、単
に「特許出願」と称する)に関する文書の検索業務に適
用した場合について説明する。
【0095】本実施形態におけるシステム構成は、第1
の実施形態において図1に例示したシステム構成と略同
様な構成を採用することができるが、個々の特許出願の
評価は行なわないので、評価結果D/B2は備えなくて
良い。
【0096】図8は、第2の実施形態における文書検索
装置として、ユーザ端末1が行なう文書検索処理を示す
フローチャートであり、ユーザ端末1の不図示のCPU
が行なうソフトウエア・プログラムの処理手順を表わ
す。
【0097】同図において、ステップS21:ユーザ端
末1は、図9に例示するような検索式の入力画面を表示
し、その入力画面におけるユーザ所望の検索条件の設定
を受け付ける。
【0098】図9は、第2の実施形態においてユーザ端
末1に表示される検索式の入力画面を例示する図であ
り、この入力画面において、ユーザは、検索条件とし
て、文献調査を行なうユーザ所望の分野(例えばIPC
等)、検索対象として指定する個々の文書中の記載箇所
(要約書、請求項等)、注目単語、並びにそれら各検索
条件に基づく検索処理の態様を規定する検索式等を設定
する必要がある。
【0099】ステップS22,ステップS23:ユーザ
端末1は、「第1の検索処理」として、ステップS1に
て設定された諸条件に従って、特許情報D/B5に予め
蓄積されている文書群を検索することにより、その諸条
件を満足する文書を少なくとも1件ヒットした場合に
は、その文書をユーザが認識可能な情報項目を抽出し
(ステップS22)、抽出した情報項目を、図10に例
示する如く表示する(ステップS23)。
【0100】図10は、第2の実施形態においてユーザ
端末1に表示される検索結果の表示画面を例示する図で
あり、ステップS1にて設定された諸条件を満足する文
書をユーザが認識可能な情報項目として、例えば、出願
公開番号、出願人、特許分類、出願日、発明の名称、要
約、請求の範囲等を一覧表示する。
【0101】また、検索結果表示画面(図10)におい
て、ユーザは、同画面に一覧表示された文書(複数の文
書)の中から、ユーザ所望の少なくとも1件を選択する
ことができる。
【0102】ステップS24:ユーザ端末1は、検索結
果表示画面(図10)において、少なくとも1件の文書
が選択されると共に、その選択した文書(以下、選択文
書)の内容分析の結果の表示を要求すべく、ユーザによ
って同画面の右端に表示された矢印のシンボルが操作さ
れたかを判断し、その操作を検出した場合にはステップ
S25に進む。
【0103】ステップS25:ユーザ端末1は、ステッ
プS24にて選択されたユーザ所望の選択文書の文書情
報に対してテキスト・マイニング処理を施すことによ
り、その選択文書を構成する個々の単語の関連付けの状
態及びその関連度(関連の度合い)を判定する。本ステ
ップにおけるテキスト・マイニング処理は、例えば、本
願出願時点において市販されている富士通社のソフトウ
エアを採用することができる。
【0104】例えば、検索式の入力画面(図9)にて先
に設定されたユーザ所望の注目単語を含むところの、ス
テップS25におけるテキスト・マイニングの対象とな
る一文(記載箇所)が、「車両の横方向加速度を検出す
る第1検出手段と、前記車両のヨーレートを検出する第
2検出手段と、前記横方向加速度と前記ヨーレートとに
基づいて、前記車両の走行中における姿勢を制御する姿
勢制御手段とを備え、前記姿勢制御手段は、・・・・・
・・・・」なる請求項である場合に、ユーザ端末1は、
テキスト・マイニングの結果として、図11に示すよう
な表示画面を表示する。
【0105】図11は、第2の実施形態において選択文
書を対象として行われたテキスト・マイニング処理の結
果の表示画面を例示する図である(尚、同図に破線で示
す枠は、後述するステップS26にてユーザが設定する
ものとする)。
【0106】同図に示す表示画面には、上記の記載箇所
(請求項)のテキストを構成するところの、当該注目単
語を含む単語群を対象として、個々の単語の関連付けの
状態が、個々の単語を結ぶ実線の有無によって表わされ
ると共に、関連付けを有する単語間の関連度の程度が、
当該実線の太さによって表わされている。
【0107】即ち、本実施形態において、当該記載箇所
において前後に位置する2つの単語は、「関連付けを有
する」として、図11に示す如く実線にて結ばれ、当該
対象テキストにおいて同じ2つの単語に関して同様な配
置が複数存在する場合には、その実線の太く表示され
る。この表示態様は、ステップS4におけるテキスト・
マイニングの処理結果に基づくものである。
【0108】また、図11に示す表示例において、単語
「車両」、「検出」、「検出手段」を囲うブロックは、
他の単語をそれぞれ囲うブロックと比較して太い線で表
現されており、この表示態様は、重要度の高い単語を表
わすものであるが、重要度の判定は、第1の実施形態と
同様に算出した出現頻度(出現率)に基づいて決定すれ
ば良い。
【0109】ステップS26:ユーザ端末1は、図11
に例示するテキスト・マイニングの処理結果の表示画面
と、図12に示すワード関連度の設定画面を表示するこ
とにより、ユーザによるワード関連度の設定操作を受け
付ける。
【0110】図12は、第2の実施形態においてユーザ
端末1に表示されるワード関連度の設定画面を例示する
図である。
【0111】同図に示す表示画面において、ユーザは、
後述するステップS27における「第2の検索処理(ワ
ード関連度検索)」の実行に先立って、その検索条件と
して、特許分類、注目単語、並びにその注目単語を少な
くとも含むところの、ワード関連度の設定、並びにそれ
ら各検索条件に基づく検索処理の態様を規定する検索式
等を設定する必要がある。
【0112】ここで、より具体的に、図12に示す表示
画面におけるワード関連度の設定方法を説明する。
【0113】ユーザは、ワード関連度の設定を行なうに
際して、まず、図11の如く表示されたテキスト・マイ
ニング結果の表示画面において、マウス等の補助入力デ
バイスを利用して、後述するステップS27における第
2の検索処理にて検索対象となる単語群を選択する必要
がある。図11に示す例には、破線で示す枠によって、
注目単語「車両」、単語「横方向」、単語「加速度」、
並びに単語「ヨーレート」が選択された状態が示されて
いる。
【0114】次に、ユーザは、上記の如くテキスト・マ
イニング結果の表示画面(図11)において設定した所
望の選択範囲(単語群)を、所定の操作によって、図1
2に示す表示画面の設定項目「ワード関連度」の設定エ
リアに設定する。この状態においても「第2の検索処
理」は実行可能であるが、ここでは、本実施形態におけ
る特徴をより明確にすべく、ユーザが、図12に示す当
該設定エリアの拡大部分の如く、検索条件をカスタマイ
ズした場合について説明する。
【0115】即ち、図12に示す当該設定エリアの拡大
部分において、注目単語「車両」と単語「横方向」或い
は単語「ヨーレート」の間には、表示画面(図11)に
おける所望の選択範囲(選択単語群)の選択時には単に
実線によって接続されていたのに対して、「(5)」及
び「−<>−」なるシンボルが設定されている。
【0116】このシンボルは、ユーザ端末1による文書
検索の方法を予め習得しているユーザが、検索条件を所
望の状態にカスタマイズするために設定したものであっ
て、このシンボルにより、ユーザ端末1には、「第2の
検索処理」において、 ・注目単語「車両」と単語「横方向」との間に、それら
の単語を含めて最大で5つの単語が存在しても良い、と
いう検索条件と、 ・注目単語「車両」と単語「ヨーレート」との間に、そ
れらの単語を含めて最大で5つの単語が存在しても良
い、という検索条件と、が設定されたことを表わす。こ
のとき、シンボル「(n)」が設定されれば、両端の単
語を含めて最大でn個の単語が存在することを許容する
という検索条件となる。
【0117】このようにして、ステップS26では、ワ
ード関連度の設定画面(図12)へのユーザによる検索
条件の設定が行われ、検索実行をユーザ端末1に指示す
るための所定の操作がユーザによって行われるのに応じ
て、ステップS27が実行される。
【0118】ステップS27:ユーザ端末1は、ワード
関連度の設定画面(図12)にて設定された検索条件に
従って、「第2の検索処理」としてのワード関連度検索
処理を実行する。
【0119】即ち、ユーザ端末1は、本ステップにおい
て、ワード関連度の設定画面(図12)にて設定された
特許分類、注目単語等の諸条件を満足すると共に、同画
面におけるワード関連度の設定エリアに、ステップS2
6にてユーザが設定した選択範囲(選択単語群)につい
ての関連付けの状態と同一または類似する関連付けの状
態を有する文書を含む文書を、特許情報D/B5内に蓄
積されている文書群を検索することによって摘出する。
【0120】ここで、「同一の関連付けの状態を有する
文章を含む文書」とは、上述した例によれば、図11に
破線で示す枠において選択され、その後、当該設定エリ
アにてカスタマイズされることなくステップS27にお
ける検索処理が実行された場合に抽出される文書であっ
て、この場合、抽出される文書には、係る関連付けの状
態(図11に破線で示す枠内の状態)と同一の関連付け
を有する文章が含まれる。
【0121】一方、「類似する関連付けの状態を有する
文章を含む文書」とは、上述した例によれば、図11に
破線で示す枠において選択され、その後、当該設定エリ
アにて図12に示す拡大部分の如くカスタマイズされた
後、ステップS27における検索処理が実行された場合
に抽出される文書であって、この場合、抽出される文書
には、上記の「同一の関連付けの状態を有する文書」が
含まれると共に、更に、上記のカスタマイズの例に沿っ
て説明すれば、注目単語「車両」と単語「横方向」との
間、或いは注目単語「車両」と単語「ヨーレート」との
間に最大で3つの他の単語が関連付けられている文章が
含まれる。
【0122】図13は、第2の実施形態におけるワード
関連度検索処理(図8のステップS27)によって文書
群の中から抽出された「類似する関連付けの状態を有す
る文書」に含まれるところの、カスタマイズされた検索
条件を満足する文章についての関連付けの状態を例示す
る図である。
【0123】同図に示す関連付けの状態は、「<請求項
1> 車両のスリップを検出するスリップ検出手段と、
検出されたスリップに応じて、該車両の走行状態を変更
する・・・・・・・。」なる請求項と、その請求項に従
属するところの、「<請求項2> 前記スリップ検出手
段は、横方向加速度とヨーレートとを検出する・・・・
・・・・・・。」なる請求項に対してステップS25と
同様にテキスト・マイニング処理が施されることによっ
て得られる結果を例示している。
【0124】そして、図13に示す関連付けの状態は、
注目単語「車両」と単語「横方向」との間、或いは注目
単語「車両」と単語「ヨーレート」との間に、単語「ス
リップ」、「検出」、「検出手段」が含まれているが、
ユーザが先にカスタマイズした検索条件は満足する文章
であることが判る。この関連付けの状態を有する文章
は、先に図11の如く表示された文章には含まれていた
単語「姿勢制御手段」は含まれていないが、当業者であ
るユーザにとっては、内容を確認しておくべき文章であ
り、このような類似の文章を含む文書が自動的に摘出さ
れることは利便性が高い。
【0125】尚、図13に例示する関連付けの状態は、
後述するステップS28にて表示される表示可能に構成
されている。
【0126】ステップS28:ユーザ端末1は、ステッ
プS27にて抽出された文章を、上述したステップS2
3にて表示した検索結果表示画面(図10)と同様なフ
ォーム(表示項目)によって一覧表示する。
【0127】また、ステップS28にて表示される検索
結果表示画面により、特許情報D/B5内の文書群の中
から抽出したところの、選択範囲(選択単語群)につい
ての関連付けの状態と同一または類似する関連付けの状
態を有する文書を提示するに際しては、ユーザが何れか
の文書の選択操作を行なうのに応じて、図13に例示す
るような関連付けの状態(類似する文章が含まれる場
合)、或いは図11に破線で示す枠内の関連付けの状態
(同一の文章が含まれる場合)が表示され、これらの表
示画面においては、選択された文書内において当該同一
または類似する関連付けの状態をなす単語群を対象とし
て、その単語群に含まれる当該注目単語と同一の単語に
対する他の単語群の重要度をユーザが認識可能にすべ
く、その単語群の関連の度合いが太線によって併せて表
示される。
【0128】このような本実施形態によれば、ユーザ所
望の注目単語を含む選択単語群についての関連付けの状
態と同一または類似する関連付けの状態を有する文書が
文書群の中から自動的に摘出されるので、ユーザは、個
々の文書を従来のように読んだ上で判断しなくても、ど
のような内容が記載されているかを容易に認識すること
ができ、利便性が高い。
【0129】更に、本実施形態では、当該選択単語群と
個々の単語が完全には一致しない文書であっても、探し
ている所望内容の文書に類似する関連付けの状態を有す
る文書であれば自動的に抽出されるので、ユーザの文献
調査業務における検索漏れの危険性を最小限にすること
ができ、利便性が高く、係る業務の効率化を図ることが
できる。
【0130】尚、上述した各実施形態を例に説明した本
発明は、上述したユーザ端末1に対して、その説明にお
いて参照したフローチャートの機能を実現可能なコンピ
ュータ・プログラムを供給した後、その装置のCPUに
読み出して実行することによって達成される。また、当
該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読
み書き可能なメモリまたはハードディスク装置等の記憶
デバイスに格納すれば良い。
【0131】また、前記の場合において、当該各装置内
へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピ
ー(登録商標)ディスク等の各種記録媒体を介して当該
装置内にインストールする方法や、インターネット等の
通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のよ
うに、現在では一般的な手順を採用することができ、こ
のような場合において、本発明は、係るコンピュータ・
プログラムのコード或いは記憶媒体によって構成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における文書分析支援装置を含
むコンピュータ・システムの構成を例示する図である。
【図2】第1の実施形態においてユーザ端末1が行なう
分析支援処理を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態においてユーザ端末1が行なう
分析支援処理を示すフローチャートである。
【図4】対象テキストを構成する個々の単語の出現率の
判定結果を例示する図である。
【図5】第1の実施形態に係る分析支援処理のうち、テ
キスト・マイニング処理の結果と、重要度の高い単語と
をユーザが識別可能に表示した例を示す図である。
【図6】第1の実施形態において、評価結果D/B2に
蓄積された評価結果を公開する場合の表示画面を例示す
る図であり、本実施形態に係るウエブサイトを一般的な
ブラウザ(閲覧ソフトウエア)を利用して外部のコンピ
ュータにて表示した様子を例示している。
【図7】第1の実施形態において、評価結果D/B2に
蓄積された評価結果を利用して、情報検索を行なう場合
の表示画面を例示する図であり、本実施形態に係るウエ
ブサイトを一般的なブラウザ(閲覧ソフトウエア)を利
用して外部のコンピュータにて表示した様子を例示して
いる。
【図8】第2の実施形態における文書検索装置として、
ユーザ端末1が行なう文書検索処理を示すフローチャー
トである。
【図9】第2の実施形態においてユーザ端末1に表示さ
れる検索式の入力画面を例示する図である。
【図10】第2の実施形態においてユーザ端末1に表示
される検索結果の表示画面を例示する図である。
【図11】第2の実施形態において選択文書を対象とし
て行われたテキスト・マイニング処理の結果の表示画面
を例示する図である。
【図12】第2の実施形態においてユーザ端末1に表示
されるワード関連度の設定画面を例示する図である。
【図13】第2の実施形態におけるワード関連度検索処
理(図8のステップS27)によって文書群の中から抽
出された「類似する関連付けの状態を有する文書」に含
まれるところの、カスタマイズされた検索条件を満足す
る文章についての関連付けの状態を例示する図である。
【符号の説明】
1:ユーザ端末, 2:評価結果D/B, 3:通信ネットワーク, 4:サーバ, 5:特許情報D/B, 6:記録媒体,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 信之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 小林 明宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND20 ND34 NK32 UU06 UU40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析対象である注目文書を構成するとこ
    ろの、複数種類の単語に含まれる第1単語のうち、重要
    度の高いものを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された重要度の高い第1単語
    を具体的に特定可能な第2単語を、ユーザに対して提示
    することにより、ユーザによる前記注目文書の分析を支
    援する分析支援手段と、を備えることを特徴とする文書
    分析支援装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、前記注目文書を構成す
    る複数種類の単語のうち、少なくとも個々の第1の単語
    の出現頻度を算出すると共に、算出された出現頻度が最
    も高いものを、重要度の高い第1単語として抽出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の文書分析支援装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段が、前記注目文書を構成す
    る個々の単語についても出現頻度を算出する場合であっ
    て、 前記分析支援手段は、前記抽出手段によって算出された
    出現頻度に基づいて、前記重要度の高い第1単語に対応
    するところの、前記第2単語の重要度を表わす指標を算
    出し、算出した指標を前記第2単語と共にユーザに提示
    することを特徴とする請求項2記載の文書分析支援装
    置。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段は、前記注目文書を構成す
    る個々の単語に対してテキスト・マイニング処理を施す
    と共に、その結果の中から、関連付けの度合いが最も高
    いものを、重要度の高い第1単語として抽出することを
    特徴とする請求項1記載の文書分析支援装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記注目文書を構成する個々の単
    語に対してテキスト・マイニング処理を施すことによ
    り、少なくとも関連付けの有無を算出するマイニング手
    段を備え、 前記分析支援手段は、前記マイニング手段によって算出
    されたところの、前記重要度の高い第1単語に対して関
    連付けを有する単語を、前記第2単語をユーザに対して
    提示するに際して併せて提示することを特徴とする請求
    項1記載の文書分析支援装置。
  6. 【請求項6】 引用特許出願の公報番号に対応する簡略
    表記を含む文書、並びにその簡略表記と該公報番号との
    対応関係を表わす記載箇所を含む注目特許出願に関する
    文書の、ユーザによる分析を支援する文書分析支援装置
    であって、 前記簡略表記のうち、重要度の高いものを抽出する抽出
    手段と、 前記抽出手段によって抽出された重要度の高い簡略表記
    に対応する引用特許出願の公報番号を、その簡略表記と
    公報番号との対応関係を表わす記載箇所に基づいて提示
    することにより、ユーザによる前記注目特許出願に関す
    る文書の分析を支援する分析支援手段と、を備えること
    を特徴とする文書分析支援装置。
  7. 【請求項7】 前記抽出手段は、前記注目特許出願に関
    する文書を構成する個々の単語の出現頻度を算出してお
    り、 前記分析支援手段は、前記抽出手段によって前記個々の
    単語に対して算出された出現頻度のうち、前記重要度の
    高い簡略表記に対応する出現頻度に基づいて、その簡略
    表記に対応するところの、前記引用特許出願の公報番号
    の重要度を表わす指標を算出し、算出した指標を、その
    公報番号と共にユーザに提示することを特徴とする請求
    項6記載の文書分析支援装置。
  8. 【請求項8】 前記分析支援手段は、 前記指標を算出する算出手段と、 複数の注目特許出願に関する文書を分析対象として前記
    算出手段によって算出された前記指標を、対応する個々
    の引用特許出願の公報番号と関連付けた状態で記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記個々の引用特許出願の公
    報番号及びその指標を、外部装置から閲覧可能に公開す
    る公開手段と、を含むことを特徴とする請求項7記載の
    文書分析支援装置。
  9. 【請求項9】 公開手段は、前記個々の引用特許出願の
    公報番号及びその指標の閲覧に加えて、その引用特許出
    願の内容を概説する記載箇所をユーザが閲覧及び/また
    は入手可能に構成されており、 前記算出手段は、前記引用特許出願の内容を概説する記
    載箇所のユーザによる閲覧及び/または入手が行われる
    のに応じて、その引用特許出願に対する指標を更新する
    ことを特徴とする請求項8記載の文書分析支援装置。
  10. 【請求項10】 文書群から検索対象である注目単語を
    含む文書を検索する文書検索装置であって、 ユーザ所望の注目単語を含む文書を、文書群を検索する
    ことによって摘出する第1の検索手段と、 前記第1の検索手段によって摘出された文書の中からユ
    ーザ所望の少なくとも1件を選択可能に表示すると共
    に、選択された選択文書に含まれる前記注目単語を対象
    として、その注目単語と該選択文書内において関連する
    単語群との関連付けの状態を、ユーザが認識可能に提示
    する提示手段と、 前記提示手段によって提示された関連付けの状態のう
    ち、所望の単語群をユーザが選択可能な選択手段と、 前記選択手段によって選択された選択単語群についての
    関連付けの状態と同一または類似する関連付けの状態を
    有する文章を含む文書を、前記文書群を検索することに
    よって摘出する第2の検索手段と、を備えることを特徴
    とする文書検索装置。
  11. 【請求項11】 前記提示手段は、前記注目単語と前記
    選択文書内において関連する単語群との関連付けの状態
    を提示するに際して、その関連する単語群の前記注目単
    語に対する重要度を前記ユーザが認識可能にすべく、前
    記関連する単語との関連の度合いを併せて提示すること
    を特徴とする請求項10記載の文書検索装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の検索手段は、前記文書群の
    中から抽出したところの、前記選択単語群についての関
    連付けの状態と同一または類似する関連付けの状態を有
    する文書を提示するに際して、その文書内において該同
    一または類似する関連付けの状態をなす単語群を対象と
    して、その単語群に含まれる前記注目単語と同一の単語
    に対する他の単語群の重要度を前記ユーザが認識可能に
    すべく、その単語群の関連の度合いを併せて提示するこ
    とを特徴とする請求項10または請求項11記載の文書
    検索装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項9の何れかに記載
    の文書分析支援装置として、コンピュータを動作させる
    指示をなすことを特徴とするコンピュータ・プログラ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項10または請求項12に記載の
    文書検索装置として、コンピュータを動作させる指示を
    なすことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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