JP3653937B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の変速機として使用されるトロイダル型無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
主に自動車用の変速機として従来より研究が進められているトロイダル型無段変速機は、互いに対向する面がそれぞれ円弧形状の凹断面を有する入力ディスク及び出力ディスクと、これらのディスク間に挟持される回転自在なパワーローラとを組み合わせた構造となっている。入力ディスクは、トルク入力軸に対して一体的に回転可能に取り付けられ、一方出力ディスクは、トルク入力軸に対して相対的に回転可能かつ入力ディスクから離れる方向への移動が制限されるように入力ディスクと対向して取り付けられる。
【0003】
トロイダル型無段変速機の変速動作では、パワーローラの回転軸の傾斜角度の調節によって生じる入力ディスク/出力ディスク間の回転速度差を利用しているため、駆動力伝達ロス回避の点からパワーローラの周面は入力ディスク及び出力ディスクに対して空転することなく当接していなければならない。そこで、入力ディスクからパワーローラに加わるトルク入力軸方向の押圧力の大きさを変化させて、入力ディスク/パワーローラ間及びパワーローラ/出力ディスク間に常に適切な大きさの摩擦力が発生するよう調節するローディングカム装置が、入力ディスクのパワーローラ接触面ではない側に形成されている。
【0004】
ローディングカム装置は、円周方向に亘る凹凸形状を有したカム面が形成されておりトルク入力軸と相対的に回転するカムディスクと、同様のカム面がカムディスクのカム面と対向する面に設けられている前述の入力ディスクと、これらの間に挟持される略円輪形状の保持器と、この保持器の円周方向に亘って複数箇所設けられた開口部にそれぞれ配設される転動体とから構成される。また、各転動体は、保持器の開口部において保持器の半径方向を中心軸として転動自在な状態で保持されており、各転動体の側面がカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹凸に当接するように組み込まれている。
【0005】
上記構成のローディングカム装置を組み込んだトロイダル型無段変速機では、入力ディスクが回転すると転動体を介してカムディスクが同期回転されると共に、パワーローラを介して出力ディスクが逆回転する。したがって、トルク入力軸に入力される回転運動は、逆方向の回転運動として出力ディスクへと伝達されトルク出力軸から取り出される。この際、パワーローラの周面が入力ディスクの外周付近と出力ディスクの中心付近とにそれぞれ当接するようにパワーローラの回転軸の傾斜角度を変化させることでトルク入力軸からトルク出力軸への増速が行なわれ、これとは逆に、パワーローラの周面が入力ディスクの中心付近と出力ディスクの外周付近とにそれぞれ当接するようにパワーローラの回転軸の傾斜角度を変化させることでトルク入力軸からトルク出力軸への減速が行なわれる。また、両者の中間の変速比についても、パワーローラの回転軸の傾斜角度を適当に調節することにより、ほぼ無段階に得ることができる。
【0006】
このようなトロイダル型無段変速機の動作中にカムディスクと入力ディスクの間にトルク差が発生すると、両ディスクは転動体の転動を伴って相対回転する。このため、カムディスクのカム面の凸部によって複数の転動体が入力ディスクのカム面に押し付けられることとなり、入力ディスクがトルク入力軸と一体的にパワーローラに押し付けられ、さらにパワーローラが出力ディスクに押し付けられる結果、入力ディスク/パワーローラ間及びパワーローラ/出力ディスク間に適切な大きさの摩擦力が発生する。なお、押し付け時の焼き付きを防止するために、カムディスク及び出力ディスクの両カム面と各転動体との間には潤滑油が供給される。
【0007】
また、入力トルクが小さいときにカムディスクと入力ディスクの間にトルク差が発生した場合には、入力ディスクをパワーローラへと押し付ける力が不足してパワーローラが空転することがあるため、カムディスクと入力ディスクの間に皿ばね等の予圧力発生装置を設けて、トルク入力軸方向への押圧力を補うようにしている。
【0008】
上述のような構造のローディングカム装置では、トルク入力軸方向への押圧力は、停止時や定常回転時などカムディスクと入力ディスクの間にトルク差がほとんど発生しない状態において最小となっており、両ディスク間に発生するトルク差に応じて連続的に増加していくよう設計されている。したがって、ローディングカム装置をトロイダル型無段変速機に組み込む際には、各転動体をカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹部に正しく配置する必要がある。この組み込み作業を容易に行うためには、カムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹部が保持器の開口部に保持された転動体に対応するようにそれぞれの位置関係を揃えた上で、予め一体的に固定しておくことができる仮組立機構がローディングカム装置に備わっているとよい。
【0009】
この種の仮組立機構として、ノックピンを用いるもの及びねじ穴とボルトを用いるものが特開平4−351361号公報において開示されている。ノックピンを用いる場合には、カムディスク、保持器、及び入力ディスクの三者に亘って貫通するピン穴を形成し、このピン穴にノックピンを挿入して、ノックピンと各ピン穴の間の摩擦力によりカムディスク、保持器、及び入力ディスクを予圧力発生装置と共に一体的に固定する。また、ねじ穴とボルトを用いる場合には、カムディスク及び保持器に貫通穴を設けると共に入力ディスクにねじ穴を設け、貫通穴を通してボルトを入力ディスクのねじ穴へとねじ込むことによりカムディスク、保持器、及び入力ディスクを予圧力発生装置と共に一体的に固定する。以上のような仮組立機構を備えたトロイダル型無段変速機によれば、転動体がカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹部から外れることを防止できるため、ローディングカム装置を発生押圧力最小の状態でトロイダル型無段変速機に確実に組み込める。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−351361号公報において開示されている仮組立機構を備えたトロイダル型無段変速機では、カムディスク、保持器、及び入力ディスクに設けるそれぞれのピン穴や貫通穴及びねじ穴の位置を部品形成時に正確に一致させておかなければならないため、これら3つの部品の加工には厳密さが要求され、加工不良が発生しやすくなる。また、入力ディスクにねじ穴を穿設しなければならないため、割れなどによる破損が起こる可能性もあった。
【0011】
さらに、ノックピンを用いた構造のローディングカム装置では、ノックピンと各ピン穴の間の摩擦力の大きさが予圧力発生装置の圧縮に十分でないことが多く、カムディスク、保持器、及び入力ディスクの一体的な固定が不確実になって組み込み作業に支障が生じることがあった。また、ねじ穴とボルトを用いた構造のローディングカム装置では、圧縮力の不足を防ぐことはできるが、ねじの締め上げに力を必要とするためトロイダル型無段変速機の組立工程を簡略化できない。これらの問題は、上述のローディングカム装置においては、保持器を挟んでカムディスクと入力ディスクとを固定しているために、カムディスクと出力ディスクの間に設けられた予圧力発生装置の圧縮状態を保持しておかなければならないことによる。
【0012】
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、部品加工時に入力ディスクの加工不良や割れの発生を防ぐことができ、同時に組立工程の簡略化が図られるトロイダル型無段変速機を提供することにある。
【0013】
本発明のトロイダル型無段変速機によれば、仮組立機構によってカムディスクと保持器を固定するようにしているため、入力ディスクに穴を設ける必要がなく、加工不良や割れの発生を防げる。また、仮組立時にカムディスクと入力ディスクの間にある予圧力発生装置を圧縮する必要がなく、仮組立機構により転動体を入力ディスクのカム面の凹部に位置させておくと、トロイダル型無段変速機の組立時には、転動体の入力ディスクのカム面の凹部への移動が自動的に行われるため、トロイダル型無段変速機の組立工程の簡略化を図ることができる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、トルク入力軸に対して一体的に回転可能に取り付けられる入力ディスクと、前記トルク入力軸に対して相対的に回転可能かつ前記入力ディスクから離れる方向への移動が制限されるように前記入力ディスクと対向して取り付けられる出力ディスクと、それぞれ円弧形状の凹断面を有する前記入力ディスク及び前記出力ディスクの互いに対向する面に当接するようにこれらのディスク間に挟持される回転自在なパワーローラと、前記入力ディスクから前記パワーローラに加わる前記トルク入力軸方向の押圧力の大きさを前記入力ディスクと前記出力ディスクの間のトルク差に応じて変化させるローディングカム装置とを備え、前記ローディングカム装置が、円周方向に亘る凹凸形状を有したカム面が形成されており前記トルク入力軸と相対的に回転するカムディスクと、同様のカム面が前記カムディスクのカム面と対向する面に設けられている前記入力ディスクと、これらの間に挟持される略円輪形状の保持器と、この保持器の円周方向に亘って複数箇所設けられた開口部に前記保持器の半径方向を中心軸として転動自在な状態で保持されていてその側面がカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹凸に当接するように組み込まれる複数個の転動体と、前記カムディスクと前記入力ディスクの間に設けられ両ディスクを互いに離反させる方向の反発力を発生させる予圧力発生装置とから成るトロイダル型無段変速機に関するものであり、本発明の上記目的は、前記転動体が前記カムディスクのカム面の凹部に位置するように前記カムディスクと前記保持器の位相を揃えた状態で、前記カムディスクと前記保持器の2部品を固定する仮組立機構を備えることにより達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のトロイダル型無段変速機の一実施例を示した正面図である。本発明のトロイダル型無段変速機は、ローディングカム装置に設けた仮組立機構に特徴を有するものであり、これ以外の部分については従来のトロイダル型無段変速機と同様に構成することができる。
【0016】
トルク入力軸1には、互いに対向する面がそれぞれ円弧形状の凹断面を有する2組の入力ディスク2、2´及び出力ディスク3、3´が取り付けられており、これらのディスク間には回転自在なパワーローラ4、4´、5、5´がそれぞれ挟持されている。また、入力ディスク2、2´は、トルク入力軸1に対して一体的に回転可能に取り付けられており、一方出力ディスク3、3´は、トルク入力軸1に対して相対的に回転可能かつそれぞれが対向する入力ディスク2、2´から離れる方向への移動が制限されるように入力ディスク2、2´と対向して支持されている。片方の入力ディスク2のパワーローラ接触面でない側には、入力ディスク2、2´からパワーローラ4、4´、5、5´に加わるトルク入力軸1方向の押圧力の大きさを、片方の入力ディスク2と片方の出力ディスク3の間のトルク差に応じて変化させるためのローディングカム装置10が設けられている。
【0017】
ローディングカム装置10は、円周方向に亘る凹凸形状を有したカム面が形成されておりトルク入力軸1と相対的に回転するカムディスク11と、同様のカム面がカムディスク11のカム面と対向する面に設けられている前述の入力ディスク2と、これらの間に挟持される略円輪形状の保持器12と、この保持器12の円周方向に亘って複数箇所設けられた開口部13にそれぞれ配設される転動体14とから構成される。また、それぞれの転動体14は、保持器12の開口部13において保持器12の半径方向を中心軸として転動自在な状態で保持されており、各転動体14の側面がカムディスク11及び入力ディスク2の両カム面の凹凸に当接するように組み込まれている。
【0018】
さらに、カムディスク11と入力ディスク2の間には、皿ばね等の予圧力発生装置15が設けられており、予圧力発生装置15による反発力は、ローディングカム装置10により発生する押圧力と反対の方向に並列的に作用する。
【0019】
カムディスク11には、ねじ20を通すための貫通した通し穴21が穿たれており、保持器12には、ねじ穴22が設けられていて、カムディスク11の通し穴21を通してねじ20が保持器12のねじ穴22にねじ込まれている。図2は、カム面が形成されていない側から見たカムディスク11を表しており、カムディスク11には、円周方向に亘り均等間隔に4か所の通し穴21が設けられている。また、図3は図2で示したカムディスク11のa−aにおける円周方向断面を示しており、カムディスク11のカム面の凸部の頂上部に通し穴21が設けられている。転動体14は、カムディスクと入力ディスクの間にトルク差がほとんど発生しない状態において、その側面がカムディスク11のカム面の凹部に当接するように配置される。
【0020】
図4は、カムディスク11方向から見た保持器12を表しており、保持器12には円周方向に亘り等間隔に4か所の開口部13が設けられていて、隣り合う開口部13の円周方向中間地点には4か所のねじ穴22が設けられている。各開口部13には転動体14が配設されており、各転動体14は通常状態においてカムディスク11のカム面の凹部に位置するため、このとき各ねじ穴22はカムディスク11のカム面の凸部に設けられた各通し穴21と同位相になる。
【0021】
このようなローディングカム装置10によれば、所定の長さのねじ20を、カムディスク11の通し穴21を通して保持器12のねじ穴22にねじ込むことにより、カムディスク11と保持器12とを正しい位相で固定できる。このとき、カムディスク11と入力ディスク2の間に位置する予圧力発生装置15は圧縮されないため、ねじ20のねじ込みに特別な力は不要である。
【0022】
こうして一体的に固定されたカムディスク11及び保持器12をトロイダル型無段変速機に組み込む際には、各転動体14が入力ディスク2のカム面の凹部に位置していなくても、それぞれの部品を適切な順に配置してトルク入力軸1の端部を締結することで、転動体14は自動的に入力ディスク2のカム面の凹部へと移動する。このため、予圧力発生装置15を設計時の適切な圧縮量で締め付けることができる。また、トロイダル型無段変速機の組立終了後には、カムディスク11と保持器12を一体的に固定しているねじ20を外すことで、保持器12の開口部13に配置された各転動体14が転動可能となるため、カムディスク11と入力ディスク2がトルク入力軸1を中心として相対回転できるようになる。
【0023】
以上のようにして組み立てられた本発明のトロイダル型無段変速機では、前述した従来のトロイダル型無段変速機と同様の原理により、トルク入力軸に入力される回転運動は、所望の変速が行われた逆方向の回転運動として出力ディスクへと伝達されトルク出力軸から取り出される。また、転動体がカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹部に正確に配置されるため、ローディングカム装置は設計どおりの適切な大きさの押圧力を発生する。
【0024】
なお、ここでは入力ディスク、パワーローラ、及び出力ディスクを2組有するトロイダル型無段変速機の例について説明したが、本発明はローディングカム装置に設けた仮組立機構に特徴を有するものであるため、入力ディスク、パワーローラ、及び出力ディスクを1組しか用いないもの、あるいは3組以上用いるものについても同様に構成することができる。
【0025】
また、上述の実施例においてはカムディスク11と保持器12を固定する仮組立機構としてねじ20とねじ穴22の組み合わせを用いたが、カムディスク11と保持器12の位相を揃えて固定することができればピン等を使用するものであってもよい。本発明のトロイダル型無段変速機では仮組立時に予圧力発生装置を圧縮する必要がないため、例えばノックピンとピン穴の組み合わせによる場合でも、ノックピンとピン穴の間の摩擦力が不足することがなく、カムディスク11と保持器12の一体的な固定を確実に行える。
【0026】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のトロイダル型無段変速機は、カムディスクと保持器を固定する仮組立機構を備えているため、入力ディスクに穴を設けなくともよく、加工不良や割れの発生を防げる。また、仮組立時にカムディスクと入力ディスクの間にある予圧発生装置を圧縮する必要がなく、仮組立機構により転動体を入力ディスクのカム面の凹部に位置させて固定しておくと、トロイダル型無段変速機の組立時には、転動体の入力ディスクのカム面の凹部への移動が自動的に行われるため、トロイダル型無段変速機の組立工程の簡略化を図ることができる。さらに、組立時にローディングカム装置の転動体をカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹部に正しく配置できるため、ローディングカム装置を発生押圧力最小の状態でトロイダル型無段変速機に確実に組み込むことができ、設計どおりの大きさの押圧力が発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトロイダル型無段変速機の一実施例を示した正面図である。
【図2】本発明のトロイダル型無段変速機で用いられるカムディスクの例をカム面が形成されていない側から見た図である。
【図3】図2のカムディスクのa−aにおける円周方向断面を示した図である。
【図4】本発明のトロイダル型無段変速機で用いられる保持器の例をカムディスク方向から見た図である。
【符号の説明】
1 トルク入力軸
2、2´ 入力ディスク
3、3´ 出力ディスク
4、4´、5、5´ パワーローラ
10 ローディングカム装置
11 カムディスク
12 保持器
13 開口部
14 転動体
15 予圧力発生装置
20 ねじ
21 通し穴
22 ねじ穴
Claims (1)
- トルク入力軸に対して一体的に回転可能に取り付けられる入力ディスクと、前記トルク入力軸に対して相対的に回転可能かつ前記入力ディスクから離れる方向への移動が制限されるように前記入力ディスクと対向して取り付けられる出力ディスクと、それぞれ円弧形状の凹断面を有する前記入力ディスク及び前記出力ディスクの互いに対向する面に当接するようにこれらのディスク間に挟持される回転自在なパワーローラと、前記入力ディスクから前記パワーローラに加わる前記トルク入力軸方向の押圧力の大きさを前記入力ディスクと前記出力ディスクの間のトルク差に応じて変化させるローディングカム装置とを備え、前記ローディングカム装置が、円周方向に亘る凹凸形状を有したカム面が形成されており前記トルク入力軸と相対的に回転するカムディスクと、同様のカム面が前記カムディスクのカム面と対向する面に設けられている前記入力ディスクと、これらの間に挟持される略円輪形状の保持器と、この保持器の円周方向に亘って複数箇所設けられた開口部に前記保持器の半径方向を中心軸として転動自在な状態で保持されていてその側面がカムディスク及び入力ディスクの両カム面の凹凸に当接するように組み込まれる複数個の転動体と、前記カムディスクと前記入力ディスクの間に設けられ両ディスクを互いに離反させる方向の反発力を発生させる予圧力発生装置とから成るトロイダル型無段変速機において、前記転動体が前記カムディスクのカム面の凹部に位置するように前記カムディスクと前記保持器の位相を揃えた状態で、前記カムディスクと前記保持器の2部品を固定する仮組立機構を備えることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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