JP3653586B2 - 固定表示型ワイヤレスコールシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定表示受信器が、発信器から呼出信号を受信すると、その発信器に対応する窓を表示するようになっている固定表示型ワイヤレスコールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、レストランなどでは、客が、各テーブルや座敷などに取り付けられた発信器を釦操作すると、呼出信号としてワイヤレス信号が発信され、これを受信器が受信し、テーブル番号などを表示することによって、ウェイトレスやウェイターが迅速に対応できるようにしているワイヤレスコールシステムが採り入れられている。
【0003】
図9は、従来のワイヤレスコールシステムの構成を示している。図示したシステムは、電波の実用到達距離が約15mである微弱電波を用いる微弱型システムであり、各々に8つの窓を有した表示ユニット100を2台(#1,#2)設け、合計16の窓を表示できるシステムを示している。また、表示ユニット100には、報知ユニット110を接続して、呼出があったことを、「ピンポン」といった音によって報知している。
【0004】
複数の発信器120(#1,#2)のうちのいずれかが釦操作されると、アンテナ111が、発信器120から発信された呼出信号を受信する。各表示ユニット100は、呼出信号に含まれる発信器120のIDコードを判別して、そのIDコードに対応した窓の点滅表示を開始するとともに、報知ユニット110から報知音を出力する。呼出があったときに点滅表示をすれば、他の窓が点灯していても、呼出元が一目で分かる。この点滅表示は所定時間が経過すれば、点灯表示に切り換わる。
【0005】
そして、呼出元に用件を聞きに行き、呼出への対応が終了すれば、レストランの厨房などにある他の発信器から、呼出と同じIDコードを含んだ消去信号を発信し、その表示を消去させる。また、窓の表示は、所定時間が経過すれば、自動的に消去するようにもできる。
図では、発信器120(#1)のIDコードに対応した窓101aを点灯し、テーブル番号「5」を表示し、発信器120(#2)のIDコードに対応した窓101bを点灯し、テーブル番号「12」を表示している。
【0006】
このシステムでは、発信器120と表示ユニット100の窓の各々は1対1に対応し、各窓ではテーブル番号が固定表示されるようになっている。
次に、図10に、従来のワイヤレスコールシステムの別の構成を示している。ここには、電波の実用到達距離が約40mである小電力型システムの受信器200を示している。
【0007】
この受信器200は、8つの窓を有しており、図9と同様の発信器(120)のうちのいずれかが釦操作されると、呼出信号を受信し、呼出信号に含まれる発信器のIDコードを判別して、そのIDコードに対応したテーブル番号を、上段の左側の窓から、呼出があった順に表示するとともに、「ピンポン」といった報知音を出力する。すなわち、このシステムでは、受信器の200の窓には、テーブル番号が可変表示されるようになっている。
【0008】
図では、最初に呼出があったテーブル番号「2」を窓201aに表示し、次に呼出があったテーブル番号「12」を窓201bに表示し、最後に呼出があったテーブル番号「25」を窓201cに表示した状態を示している。また、最初の呼出が分かり易いように、その表示にはドット「.」を付けている(窓201aの「2.」)。
【0009】
なお、ワイヤレスコールシステムは、レストランなどの客からの呼出に使用される他、レジからの釣銭切れなどの連絡や、工場の生産ラインにおける部品切れなどの連絡など、多種多様に使用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図9に示したワイヤレスコールシステムは、固定表示されるので視認性に優れ、表示制御が簡単なので、表示ユニットのコストを抑えることが出来るというメリットはあるものの、図10に示した可変表示型システムのように、呼出があった順番を知ることができなかった。そのため、レストランなどでは、サービスの順番が入れ替わったりする場合があり、公平なサービス提供ができないことがあった。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、最先の呼出が一目で分かるようにした固定表示型ワイヤレスコールシステムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の固定表示型ワイヤレスコールシステムでは、固定表示受信器は、点灯若しくは点滅している表示窓が少なくとも1以上ある場合には、最初に受信した呼出信号に対応する表示窓を、消去指示があるまで点滅保持し、点灯若しくは点滅している表示窓が1つの場合には、その表示窓を点滅保持せずに、点灯保持し、その表示窓の点灯時間が所定時間経過したときには、その表示窓を点滅保持に切り換えることを特徴とする。
【0013】
ここに、表示窓とは、表示が点灯あるいは点滅している窓をいう。本発明では、表示窓のうち、最初の呼出に対する窓のみが点滅し、その他の窓は点灯している。固定表示受信器は、発信器から消去信号を発信する等で、最初の呼出に対する窓の消去指示があり、その窓の表示を消去(消灯)したときには、その消去した時点の表示窓の中で、最初の呼出となる窓のみが点滅に変化する。
また、固定表示受信器は、表示窓が1つの場合には、その表示窓を点滅保持せずに、点灯保持する。すなわち、表示窓が1つであれば、最先の呼出を判別する必要がないので、点滅させないようにする。なお、表示窓が1つの場合には、呼出が全くなかった状態から呼出が1つだけあった場合と、複数の呼出があったが、順に消去され、最後に1つだけが残った場合の両方がある。
さらに、固定表示受信器は、表示窓が1つの場合に、その表示窓の点灯時間が所定時間経過したときには、その表示窓を点滅保持に切り換える。すなわち、表示を点灯から点滅に切り換えることによって、呼出への対応の遅れを警告し、表示の消去忘れを防止する。このとき同時にアラームを出力することが好ましい。
【0014】
請求項2では、請求項1において、固定表示受信器は、複数の窓を備えた増設表示器を付加接続することを特徴とする。増設表示器はワイヤレス信号の受信機能は備えておらず、接続された固定表示受信器からの制御信号を受けて、固定表示受信器と同じように表示を行う。
請求項3では、請求項1又は請求項2において、固定表示受信器は、熱線センサを有線又は無線接続しており、熱線センサから検知信号を受信したときには、音声又は音信号の出力や表示により、来訪者があることを報知する機能を備えている。すなわち、店番システムも構成するようにする。
【0015】
請求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、固定表示受信器は、同じ表示窓の点滅時間が所定時間継続したときに、アラームを出力する機能を備えている。すなわち、アラームを出力することによって、最先の呼出への対応の遅れを警告し、表示の消去忘れを防止する。
【0017】
請求項5では、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、固定表示受信器は、最先の呼出信号に対応した表示窓を点滅保持する先呼出点滅モードと、呼出信号に対応した表示窓を所定時間点滅した後、点灯保持する通常モードとを切り換えるモード切換スイッチを備えている。
ここに、先呼出点滅モードにした場合は、請求項1〜請求項4に記載のシステムが動作する。一方、通常モードにした場合は、従来の固定表示型システムのように、呼出があってからの所定時間の間だけ、表示が点滅する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。
図1は固定表示型ワイヤレスコールシステムの要部の構成の一例を示したブロック図、図2は、システム構成の一例を示した図である。
図2に示すように、本発明のシステムは、1又は複数の発信器(ここでは、5〜7の3種類)と、複数の窓11(表示部)を有し、発信器5〜7から受信する呼出信号のIDコードに対応する窓11を表示する固定表示受信器1とで構成されている。
【0019】
また、固定表示受信器1は、複数の窓21(表示部)を備えた増設表示器2を付加接続している。この図では、増設表示器2を2台(#1,#2)接続している。これら増設表示器2はワイヤレス信号の受信機能は備えておらず、信号線によって接続された固定表示受信器1からの制御信号を受けて、固定表示受信器1と同じように表示を行うようになっている。
【0020】
発信器5〜7には、固定表示受信器1や増設表示器2の窓11,21に対応した釦操作をすることにより、窓11,21の表示(点灯、点滅)又は消去(消灯)を制御する集中操作器5と、釦操作することにより呼出信号を発信し、窓11,21を表示させる卓上型発信器6及び壁掛型発信器7とがある。
なお、このシステムは、電波の実用到達距離が約15mである微弱型システム、電波の実用到達距離が約40mである小電力型システムのいずれにも適用されるものである。
【0021】
発信器5〜7のいずれかにおいて、釦操作され、呼出信号がワイヤレス信号として発信されると、固定表示受信器1は、アンテナa1,a2のいずれかによって、これを受信し、呼出信号に含まれる発信器5〜7のIDコードを判別して、そのIDコードに対応した窓11,21を表示するとともに、予め設定された報知音を出力する。
【0022】
また、固定表示受信器1は、他のフロアなどの離れた場所からの信号を受信するための増設アンテナ3(#1,#2)や、他のフロアや間仕切りがあるなど理由で報知音が聞こえにくい場所でも報知音が聞こえるようにするための増設スピーカ4を接続することができる。
更に、固定表示受信器1は、レストラン等の入口付近に設置された熱線センサ8を接続して、熱線センサ8から検知信号を受信したときには、音声又は音信号の出力や、表示部11の表示により、来訪者があることを報知することもできる。すなわち、この構成では、ワイヤレスコールシステムは店番システムとしても使用できる。固定表示受信器1は、熱線センサ8から検知信号を受信したときに出力する報知音と、発信器5〜7から呼出信号を受信したときに出力する報知音を異なるタイプ(例えば、ピンポンとポロロン)にすれば、両者の区別がつきやすい。なお、図では、固定表示受信器1と熱線センサ8は、無線接続されているが、有線接続される構成であってもよい。
【0023】
本発明では、固定表示受信器1は、少なくとも1以上の表示窓がある場合には、最初に受信した呼出信号に対応する表示窓を、消去指示があるまで点滅保持するようにする。
ここに、表示窓とは、表示が点灯あるいは点滅している窓11,21をいう。本発明では、表示窓のうち、最初の呼出に対する窓11,21のみが点滅し、その他の窓11,21は点灯する。発信器5〜7から消去信号を発信すること等で、最初の呼出に対する窓11,21の消去指示があり、表示を消去(消灯)したときには、その時点の表示窓のうち、最初の呼出となる呼出に対する窓11,21のみが点滅するように変化する。したがって、本システムでは、結果的に呼出の順番も分かるようになる。
【0024】
図1には、固定表示受信器1と増設表示器2(#1,#2)の内部構成を図示している。
固定表示受信器1のCPU10は、アンテナ切替部12によって切替制御しているアンテナa1,a2のいずれかからワイヤレス信号を受信すると、RFブロック13によって発振制御がされ、復調部14で復調され、LPF+コンパレータ15で波形の整形がされた信号を解析する。CPU10は、信号に含まれているIDコードを抽出し、予めIDメモリ16に登録されているIDコードの中に一致するものがあるかを判別する。IDメモリ16には、各窓11,21(表示部)の表示制御を許可する発信器5〜7のIDコードが登録されており、一致するものがあれば、そのIDコードに対応した窓11,21を表示あるいは消去する。増設表示器2の窓21を表示あるいは消去させるときには、信号線Lを通じて、アドレスと表示窓を指定した制御信号を送出する。
【0025】
また、固定表示受信器1は、信号種別を判別し、受信した信号の種別が呼出信号であり、窓11,21の表示を行うときには、それと同時に、報知部17から報知音(呼出音)を出力する。
なお、図中、18は商用電源(AC100V)からの電源を供給する電源部、19はシステムのモードを切り換えるために操作するモードスイッチ(後述する)である。
【0026】
増設表示器2は、CPU20と、表示部21(窓)と、商用電源(AC100C)からの電源を供給する電源部22と、アドレススイッチ23を備えている。CPU20は、固定表示受信器1から信号線Lを通じて制御信号を受けたときに、その信号に付加されているアドレスと、アドレススイッチ23によって設定されている自己のアドレスとを比較し、一致すれば受信した制御信号に従って、表示部21の表示制御を行う。
【0027】
図では、2台の増設表示器2(#1,#2)のうち、増設表示器2(#2)は、表示部21の更に詳しい構成を示している。ここでは、表示部21に窓を8つ設けており、各々の窓を構成しているLEDが点灯あるいは点滅して、窓に表面に取り付けられたパネル(カード、プレート)を内側から照らして、テーブル番号や部屋名などを表現している。なお、固定表示受信器1の表示部11も同じ構成である。
【0028】
次に、本発明システムの基本動作を図3〜図5とともに説明する。
図3には、固定表示受信器1と1台の増設表示器2における表示の遷移を例示している。ここでは、飲食店において、「松」の間の卓上型発信器6、「梅」の間の卓上型発信器6、「会計」の壁掛型発信器7の順で呼出操作がされた場合を示しており、(a)に示すように、最先に呼出があった「松」の間に対応した窓11aのみが点滅しており、その後に呼出があった「梅」の間に対応した窓11bと、「会計」に対応した窓21aは点灯している。
【0029】
次いで、「松」の間に対するサービスが終って、厨房などの発信器などから消去信号を受信し、「松」の間に対応した窓11aが消灯すると、(b)に示すように、表示している窓11b,21aの内、最初に呼出があったことになる「梅」の間に対応した窓11bを点滅に切り換え、「会計」に対応した窓21aは点灯を保持する。なお、(a)の状態から、「会計」からの呼出に対する消去指示が先にあり、「会計」に対応した窓21aが消灯しても、(c)に示すように、表示している窓11a,11bの内、最初の呼出は「松」の間からの呼出に変わりはないので、「松」の間に対応した窓11aの点滅を継続し、「梅」の間に対応した窓11bは点灯を保持する。
【0030】
図4と図5には、固定表示受信器1のCPU10の動作をフローチャート(S100〜S104,S200〜S206)で示している。図4は呼出信号を受信したときの動作、図5は消去信号を受信したときの動作である。
呼出信号を受信し(S100)、その信号に含まれているIDコードがIDメモリ16に登録されていると(S101)、他に表示窓があるかを判断する(S102)。IDコードが登録されていなければ、その呼出信号は無視する。
【0031】
他に表示窓があるときは、その呼出は最先の呼出ではないので、窓11,21を点灯保持し(S103)、他に表示窓がないときは、その呼出は最先の呼出になるので、窓11,21を点滅保持する(S104)。
一方、消去信号を受信し(S200)、その信号に含まれているIDコードがIDメモリ16に登録されていると(S201)、そのIDコードに対応した窓の状態を判断する(S202)。IDコードが登録されていなかったり、対応する窓が消灯状態であれば、その消去信号は無視する。
【0032】
表示窓が点滅保持していれば、その窓11,21を消灯した後(S204)、表示窓の中から、次に最先の呼出となる窓11,21を点滅保持に切り換える(S205)。一方、表示窓が点灯保持していれば、その窓11,21を消灯する(S206)。
次に、本発明システムの別の動作を、図6にタイムチャートで示す。
【0033】
固定表示受信器1は、同じ表示窓の点滅時間が所定時間継続したときに、アラームを出力するようになっている。すなわち、アラームを出力することによって、最先の呼出への対応の遅れを警告し、表示の消去忘れを防止する。その結果、飲食店などでは、客の回転率が上がる。
図では、発信器5〜7は、呼出信号のみを発信する呼出用と、消去信号のみを発信する消去用とに分かれており、他に表示窓はない場合を示している。呼出信号を受信したときは、その呼出は最先の呼出となるので、対応する窓11,21の点滅を開始し、所定時間Tの間に消去信号を受信すれば、報知部17からアラームを出力することはない。ところが、呼出信号を受信し、対応する窓11,21の点滅を開始し、所定時間Tの間に消去信号を受信せず、所定時間Tが経過すれば、報知部17からアラームを出力する。ここでは、消去信号を受信するまでアラームの出力を継続しているが、アラームの出力時間は予め定められた時間であってもよい。
【0034】
次に、本発明システムの更に別の動作について説明する。
固定表示受信器1は、表示窓が1つの場合には、その表示窓を点滅保持せずに、点灯保持することができる。すなわち、表示窓が1つであれば、最先の呼出を判別する必要がないので、点滅させないようにする。なお、表示窓が1つの場合には、呼出がない状態から呼出が1つだけあった場合と、複数の呼出があったが、順に消去され、最後に1つだけが残った場合の両方がある。
【0035】
また、固定表示受信器1は、表示窓が1つの場合に、その表示窓の点灯時間が所定時間経過したときには、その表示窓を点滅保持に切り換えることができる。すなわち、表示を点灯から点滅に切り換えることによって、呼出への対応の遅れを警告し、表示の消去忘れを防止する。このとき同時にアラームを出力することが好ましい。
【0036】
この場合の動作の例を図7にタイムチャートで示す。ここでも、発信器5〜7は、呼出用と消去用に分かれており、他に表示窓はない場合を示している。呼出信号を受信したとき、その呼出が最先の呼出であっても、表示窓は1つだけになるので、対応する窓11,21は点灯保持する。窓11,21の点灯を開始してから、所定時間Tの間に消去信号を受信すれば、窓11,21を消灯し、報知部17からアラームを出力することはないが、呼出信号を受信し、対応する窓11,21の点灯を開始してから、所定時間Tの間に消去信号を受信せず、所定時間Tが経過すれば、窓11,21を点灯から点滅に切り換えるとともに、報知部17からアラームを出力する。ここでは、消去信号を受信するまでアラームの出力を継続しているが、アラームの出力時間は予め定めた時間であってもよい。
【0037】
次に、本発明システムのモードの切換機能について説明する。
固定表示受信器1には、モードスイッチ19を設けており、このスイッチ19の操作により、最先の呼出信号に対応した表示窓を点滅保持する先呼出点滅モードと、呼出信号に対応した表示窓を所定時間点滅した後、点灯保持する通常モードとを切り換えできるようになっている。
【0038】
先呼出点滅モードにした場合は、図3〜図7とともに以上に説明したように動作するが、通常モードにした場合は、呼出があってからの所定時間の間だけ、表示が点滅する。
図8には、通常モードにおける、固定表示受信器1と1台の増設表示器2の表示の遷移例を示している。ここでは、飲食店において、「松」の間の卓上型発信器6と「梅」の間の卓上型発信器6から呼出があった状態で、「会計」の壁掛型発信器7から呼出操作がされた場合を示している。
【0039】
(a)に示すように、「松」の間に対応した窓11aと、「梅」の間に対応した窓11bは点灯している状態で、「会計」から呼出があると、その呼出があってから所定時間の間は、「会計」に対応した窓21aは点滅している。そして、所定時間が経過すれば、「会計」に対応した窓21aは点灯に切り換わる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1〜請求項5に記載の固定表示型ワイヤレスコールシステムでは、最初に受信した呼出信号に対応する表示窓を、消去指示があるまで点滅保持することができるので、最初に呼び出した発信器が一目で分かり、最優先で対応しなければならない相手がすぐに分かる。
請求項1では、固定表示受信器は、表示窓が1つの場合には、その表示窓を点滅保持せずに点灯保持し、その点灯時間が所定時間経過したときには、その表示窓を点滅保持に切り換えるので、その呼出への対応が遅れていることが分かり、表示の消去忘れを防止することができる。
【0041】
特に、請求項2では、固定表示受信器は、増設表示器を付加接続できるので、店の規模が拡大する等で、発信器の数が増えたとしても、簡単に窓の数を増やすことが出来る。
請求項3では、固定表示受信器は、熱線センサから検知信号を受信し、来訪者があることを報知するので、店にいる客以外に、来訪者に対しても迅速に対応できる。
【0042】
請求項4では、固定表示受信器は、同じ表示窓の点滅時間が所定時間継続したときに、アラームを出力するので、最先の呼出への対応が遅れていることが分かり、表示の消去忘れを防止することができる。
【0043】
請求項5では、固定表示受信器は、先呼出点滅モードと通常モードとを切り換えることができるので、ユーザの使用目的に合わせて、使い分けが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの動作の一例を示す図である。
【図4】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの基本動作の一例を示すフローチャートである(呼出)。
【図5】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの基本動作の一例を示すフローチャートである(消去)。
【図6】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの動作の一例を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの動作の他の例を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の固定表示型ワイヤレスコールシステムの動作の他の例を示す図である(通常モード)。
【図9】従来の固定表示型ワイヤレスコールシステムの構成を示す図である。
【図10】可変表示型ワイヤレスコールシステムの受信器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 固定表示受信器
10 CPU
11 表示部
16 IDメモリ
17 報知部
19 モードスイッチ
2 増設表示器
20 CPU
21 表示部
23 アドレススイッチ
L 信号線
5 集中操作器
6 卓上型発信器
7 壁掛型発信器
8 熱線センサ

Claims (5)

  1. 1又は複数の発信器と、複数の窓を有し、発信器から受信した呼出信号のIDコードに対応する窓を表示する固定表示受信器とで構成された固定表示型ワイヤレスコールシステムにおいて、
    上記固定表示受信器は、点灯若しくは点滅している表示窓が少なくとも1以上ある場合には、最初に受信した呼出信号に対応する表示窓を、消去指示があるまで点滅保持し、点灯若しくは点滅している表示窓が1つの場合には、その表示窓を点滅保持せずに、点灯保持し、その表示窓の点灯時間が所定時間経過したときには、その表示窓を点滅保持に切り換えることを特徴とする固定表示型ワイヤレスコールシステム。
  2. 請求項1において、
    上記固定表示受信器は、複数の窓を備えた増設表示器を付加接続することを特徴とする固定表示型ワイヤレスコールシステム。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記固定表示受信器は、熱線センサを有線又は無線接続しており、
    上記熱線センサから検知信号を受信したときには、音声又は音信号の出力や表示により、来訪者があることを報知する機能を備えている固定表示型ワイヤレスコールシステム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    上記固定表示受信器は、同じ表示窓の点滅時間が所定時間継続したときに、アラームを出力する機能を備えている固定表示型ワイヤレスコールシステム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    上記固定表示受信器は、最先の呼出信号に対応した表示窓を点滅保持する先呼出点滅モードと、呼出信号に対応した表示窓を所定時間点滅した後、点灯保持する通常モードとを切り換えるモード切換スイッチを備えている固定表示型ワイヤレスコールシステム。
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