JP4169981B2

JP4169981B2 - ワイヤレス呼出システム

Info

Publication number: JP4169981B2
Application number: JP2002013424A
Authority: JP
Inventors: 万典松本; 文祥向山; 邦治竪月; 将広川口; 浩一奥村
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2001-11-22
Filing date: 2002-01-22
Publication date: 2008-10-22
Anticipated expiration: 2022-01-22
Also published as: JP2003224503A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のワイヤレス呼出送信器と、上記ワイヤレス呼出送信器から送信されてきた呼出信号を受信して、複数の表示窓のうち、いずれかの表示窓に呼出情報を表示するワイヤレス呼出受信器とで構成されたワイヤレス呼出システムの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、レストランなどでは、ワイヤレス呼出システムが広く利用されており、客が、各テーブルや座敷などに設置されたワイヤレス呼出送信器のボタンを操作すると、呼出信号としてワイヤレス信号が送信され、これを接客係が見やすい位置に設置されたワイヤレス呼出受信器で受信して、ワイヤレス呼出送信器の番号、例えばテーブル番号を表示する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器におけるワイヤレス呼出送信器の番号表示態様は、以下の３通りがある。
【０００４】
すなわち、番号表示態様として、ワイヤレス呼出送信器毎に定められた表示窓に、ワイヤレス呼出送信器の番号を表示する固定表示と、表示窓の配列に従って、ワイヤレス呼出送信器の番号を番号順に表示する番号順表示と、表示窓の配列に従って、ワイヤレス呼出送信器からの呼出信号受信順にその番号を表示する呼出順表示とが考えられ、店舗構成やサービス形態などによってそれぞれに利便性がある。
【０００５】
ところが、従来のシステムでは、製造時において、これらの表示態様のうちいずれかの機能しか備えておらず、１つのシステムで、ユーザの使用ニーズに対応して表示態様を選択することができず、不便であった。
【０００６】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、ユーザの使用ニーズに対応して、ワイヤレス呼出送信器の番号表示態様を任意に選択することのできるワイヤレス呼出システムを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項１に記載のワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器は、呼出情報の表示態様として、ワイヤレス呼出送信器の番号を、表示窓の配列に従って、ワイヤレス呼出送信器の番号順に表示する番号順表示機能と、ワイヤレス呼出送信器の番号を、表示窓の配列に従って、ワイヤレス呼出送信器からの呼出信号受信順に表示する呼出順表示機能とを実行し、上記ワイヤレス呼出受信器は、現在選択されている表示機能を表示により通知する表示機能通知部を備える構成とした。
【０００８】
請求項２に記載のワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器は、呼出情報の表示態様として、ワイヤレス呼出送信器毎に定められた表示窓に、ワイヤレス呼出送信器の番号を表示する固定表示機能を更に実行する構成とした。
【０００９】
請求項３に記載のワイヤレス呼出システムでは、表示機能を選択するための表示機能選択送信器を備えており、この表示機能選択送信器からは、表示機能の選択用のワイヤレス信号が送信される構成としており、ワイヤレス呼出受信器は、表示機能選択送信器から、表示機能の選択用のワイヤレス信号を受信したときには、その選択用のワイヤレス信号で特定される表示機能を選択して実行する構成とした。
【００１１】
請求項４に記載のワイヤレス呼出システムでは、表示消去用送信器を備えており、ワイヤレス呼出送信器に対応する消去信号を送信することによって、ワイヤレス呼出受信器に表示されているワイヤレス呼出送信器の番号表示を消去する構成とした。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図１は、本発明のワイヤレス呼出システムの要部構成の一例を示す図である。
【００１３】
このシステムは、少なくとも、複数のワイヤレス呼出送信器５Ａと、ワイヤレス呼出送信器５Ａから送信されてきた呼出信号を受信して、複数の表示窓のうち、いずれかの表示窓に呼出情報を表示するワイヤレス呼出受信器１とで構成されている。なお、その他の構成要素については後述する。
【００１４】
このシステムによれば、ワイヤレス呼出受信器１は、ワイヤレス呼出送信器５Ａから呼出信号を受信したときには、３通りの表示態様でもって、表示窓に呼出情報を表示できる。
【００１５】
まず、番号表示態様として、ワイヤレス呼出送信器５Ａ毎に定められた表示窓２１Ａ〜２１Ｈに、ワイヤレス呼出送信器５Ａの番号を表示する固定表示を実行できる。これは、図２（ａ）に示すものであるが、ワイヤレス呼出送信器５Ａに割り付けた番号が例えば「１」の場合は、その番号は固定した表示窓、すなわち、表示窓２１Ａに表示され、送信器５Ａの番号が例えば「６」の場合は、その番号は固定した表示窓、すなわち、表示窓２１Ｄに表示される。
【００１６】
また、ワイヤレス呼出送信器５Ａの番号を、表示窓２１Ａ〜２１Ｈの配列に従って、送信器５Ａの番号順に表示する番号順表示を実行できる。これは、図２（ｂ）に示すものであるが、呼出をした送信器５Ａの番号が表示される表示窓２１Ａ〜２１Ｈは固定されておらず、表示窓２１Ａ〜２１Ｈの配列に従って、送信器５Ａの番号がその番号順に表示される。例えば、番号１、３，６，８の送信器５Ａから呼出を受けた場合、番号「１」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ａに表示され、番号「３」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ｃに表示され、番号「６」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ｅに表示され、番号「８」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ｇに表示される。
【００１７】
また、ワイヤレス呼出送信器５Ａの番号を、表示窓２１Ａ〜２１Ｈの配列に従って、送信器５Ａからの呼出信号受信順に表示する呼出順表示を実行できる。これは、図２（ｃ）に示すものであるが、呼出をした送信器５Ａの番号順に表示される。例えば、送信器５Ａからの呼出が、１，８，３，６の順である場合は、番号「１」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ａに表示され、番号「８」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ｃに表示され、番号「３」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ｅに表示され、番号「６」の送信器５Ａからの呼出は表示窓２１Ｇに表示される。なお、ワイヤレス呼出受信器１は、これらの番号表示とともに、所定の呼出音を出力する。
【００１８】
これらの機能のいずれを実行するかは、ワイヤレス呼出受信器１における後述する処理によってユーザが任意に設定でき、どの機能を実行しているかは、後述する表示機能通知部によって、その旨を表示などにより通知する。これにより、ユーザの使用ニーズに対応して、ワイヤレス呼出送信器１の番号表示態様を任意に選択することができ、極めて利便にでき、どの表示態様を選択しているかを、表示機能通知部を参照することによって容易に確認することができる。
【００１９】
このような機能を実行するため、ワイヤレス呼出受信器１とワイヤレス呼出送信器５Ａは、以下に示す構成をしている。
【００２０】
ワイヤレス呼出受信器１は、図３に示すような構成をしており、無線受信部１１がアンテナａを通じてワイヤレス信号を受信すると、その信号を復調部１２で復調した後、波形整形部１３で整形し、信号処理部１０が信号の内容を判別する。無線受信部１１は、ＰＬＬ制御部１４によって発振制御がされている。
【００２１】
ＲＡＭなどで構成された記憶部１５には、予め、ワイヤレス呼出信号のＩＤコードに対応した表示番号などが登録されており、信号処理部１０は、呼出信号を受信すると記憶部１５を参照して動作を判断する。
【００２２】
また、１６は先述した番号表示機能のうちいずれの機能を実行するかを選択する表示機能選択スイッチ、１７はその他の押しボタンなどで構成される操作部、１８は表示窓２１Ａ〜２１Ｈや液晶ディスプレイなどで構成される表示部、１９はチャイム音や音声メッセージなどによって、送信器５Ａからの呼出を報知する報知部１９、２０は後述する呼出メッセージ鳴動器といった外部機器に呼出情報を出力する外部データ出力部である。
【００２３】
更に、２２は、先述したように、現在実行されている表示機能を表示などによって通知するための表示機能通知部２２である。
【００２４】
一方のワイヤレス呼出送信器５Ａは、図４に示すような構成をしており、呼出釦５１が操作されると、報知／表示部が点灯あるいは点滅する。そして、信号処理部５０がデータ記憶部５２を参照して、この送信器５Ａに対応して予め登録されている番号を読み出して、その番号を含んだ呼出信号を無線送信部５３によってアンテナａ’を通じて送信する。ここで、無線送信部５３は、ＰＬＬ制御部５５によって発振制御がされている。なお、５７はこの送信器５Ａを動作させるための電池である。
【００２５】
本発明のワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器１、ワイヤレス呼出送信器５Ａの他、以下の構成要素を備える。
【００２６】
すなわち、１’は増設受信器であり、受信器１で表示される内容と同じ表示がなされる。２は増設アンテナであり、送信器５Ａを含む各種送信器５Ａ〜５Ｆからのワイヤレス信号が受信器１に到達しにくい場合に使用される。３は増設スピーカであり、受信器１から出力される呼出音が到達しにくい場所で使用される。
【００２７】
また、４は各種センサである。４Ａは、人体検知センサであり、来客などを検知すれば、その検知信号を受信器１に出力して、受信器１から所定の音を出力させる。４Ｂは、録音・再生機能付センサであり、来客などを検知すれば、その検知信号を受信器１に出力して、受信器１から所定の音を出力させる他、来客に対する音声メッセージを自由に録音して、来客などを検知したときに当該録音した音声メッセージを再生する。
【００２８】
更に、５Ｂは表示消去用送信器であり、ワイヤレス呼出送信器５Ａに対応する消去信号を送信することによって、ワイヤレス呼出受信器に表示されているワイヤレス呼出送信器の番号表示を消去させる。
【００２９】
５Ｃは集中送信器であり、受信器１に複数の番号を表示させることができる。５Ｄは集中消去器であり、受信器１，１に表示されている送信器番号を消去する。
【００３０】
５Ｅは表示機能選択用送信器であり、受信器１に対し、先述した番号表示態様の選択用の信号を送信して、その選択をさせる。このとき、受信器１から増設用受信器１’へはその選択用の信号が伝送され、受信器１’においても受信器１と同様の番号表示機能を実行する。５Ｆは来客センサ制御用送信器であり、来客センサ４Ａ，４Ｂが検知したときの受信器１における報知態様を制御する。
【００３１】
６は呼出メッセージ鳴動器であり、送信器５Ａから呼出があったときには、その旨を送信器５Ａの番号を含めて呼出メッセージとして伝える。
【００３２】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項１に記載のワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器は、呼出情報の表示態様として、ワイヤレス呼出送信器の番号を、表示窓の配列に従って、ワイヤレス呼出送信器の番号順に表示する番号順表示機能と、ワイヤレス呼出送信器の番号を、表示窓の配列に従って、ワイヤレス呼出送信器からの呼出信号受信順に表示する呼出順表示機能とを実行する構成としているので、ユーザの使用ニーズに対応して、ワイヤレス呼出送信器の番号表示態様を任意に選択することのでき、極めて利便にできる。
またワイヤレス呼出受信器は、現在選択されている表示機能を通知する表示機能通知部を備える構成としたので、現在実行されている表示機能が一目で確認でき、利便である。
【００３３】
請求項２に記載のワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器は、呼出情報の表示態様として、ワイヤレス呼出送信器毎に定められた表示窓に、ワイヤレス呼出送信器の番号を表示する固定表示機能を更に実行する構成としたので、請求項１のシステムよりも、更に多くの表示態様の選択ができ、利便である。
【００３４】
請求項３に記載のワイヤレス呼出システムでは、ワイヤレス呼出受信器は、表示機能選択送信器から、表示機能の選択用のワイヤレス信号を受信したときには、その選択用のワイヤレス信号で特定される表示機能を選択して実行する構成としたので、受信器から離れたところにいても、受信器の表示機能を選択でき、利便である。
【００３６】
請求項４に記載のワイヤレス呼出システムでは、表示消去用送信器を備えており、ワイヤレス呼出送信器に対応する消去信号を送信することによって、ワイヤレス呼出受信器に表示されているワイヤレス呼出送信器の番号表示を消去する構成としたので、例えば、このシステムがレストランなどにおいて使用されているとき、ウエイトレスが呼出をした客の応対の際、受信器に表示されている所望のテーブル番号を送信器の操作１つで容易に消去することができ、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のワイヤレス呼出システムの要部構成の一例を示す図である。
【図２】ワイヤレス受信器のおける番号表示態様について説明するための図である。
【図３】ワイヤレス受信器の内部構成の一例を示す図である。
【図４】ワイヤレス送信器の内部構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
１・・・ワイヤレス呼出受信器
５Ａ・・・ワイヤレス呼出送信器
５Ｂ・・・表示消去用送信器
５Ｅ・・・表示機能選択用送信器
１６・・・表示機能選択スイッチ
２１Ａ〜２１Ｈ・・・表示窓
２２・・・表示機能通知部

Claims

複数のワイヤレス呼出送信器と、上記ワイヤレス呼出送信器から送信されてきた呼出信号を受信して、複数の表示窓のうち、いずれかの表示窓に呼出情報を表示するワイヤレス呼出受信器とで構成されたワイヤレス呼出システムにおいて、
上記ワイヤレス呼出受信器は、上記呼出情報の表示態様として、上記ワイヤレス呼出送信器の番号を、上記表示窓の配列に従って、上記ワイヤレス呼出送信器の番号順に表示する番号順表示機能の実行と、
上記ワイヤレス呼出送信器の番号を、上記表示窓の配列に従って、上記ワイヤレス呼出送信器からの呼出信号受信順に表示する呼出順表示機能の実行とを選択する選択設定手段を備え、
上記ワイヤレス呼出受信器は、現在選択されている表示機能を表示により通知する表示機能通知部を備える構成としたワイヤレス呼出システム。
請求項１において、
上記ワイヤレス呼出受信器の選択設定手段は、上記呼出情報の表示態様として、上記ワイヤレス呼出送信器毎に定められた表示窓に、上記ワイヤレス呼出送信器の番号を表示する固定表示機能の実行を更に選択する構成としたワイヤレス呼出システム。
請求項１において、
上記表示機能を選択するための表示機能選択送信器を備えており、この表示機能選択送信器からは、上記表示機能の選択用のワイヤレス信号が送信される構成としており、
上記ワイヤレス呼出受信器は、上記表示機能選択送信器から、上記表示機能の選択用のワイヤレス信号を受信したときには、その選択用のワイヤレス信号で特定される表示機能を選択して実行する構成としたワイヤレス呼出システム。
請求項１〜請求項３のいずれかにおいて、
表示消去用送信器を備えており、上記ワイヤレス呼出送信器に対応する消去信号を送信することによって、上記ワイヤレス呼出受信器に表示されている上記ワイヤレス呼出送信器の番号表示を消去する構成としたワイヤレス呼出システム。