JP3652480B2 - T形鋼アンカーフレームを利用した固定鉄骨柱脚 - Google Patents

T形鋼アンカーフレームを利用した固定鉄骨柱脚 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、T形鋼アンカーフレームを利用した固定鉄骨柱脚に関するものである。
ここにいうT形鋼とは、一体成形したH形鋼をウエブの中間で二分割したCT形鋼(カットT形鋼)等をいうが、プレートを溶接したもの、山形鋼を溶接したものを含む。
【0002】
【従来の技術】
阪神淡路大震災以降、耐震安全性確保に関する提言が建設省から出され、間もなく法令化されるものと思われる。その中に、鉄骨柱脚の規定があり、これに従えば、従来ピン接合で設計できた建物が、埋め込み柱脚、ハイベース等により柱脚の固定度を保持させなければならなくなる。ここで、埋め込み柱脚は、鉄骨柱脚を上面が平坦な基礎コンクリート中に埋め込んだものであり(例えば特平2-5861号公報)、ハイベースは、鉄骨柱脚を基礎コンクリートの立ち上がり部分に埋め込んだものである(例えば実公平1-15763 号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既によく知られているように、従来の埋め込み柱脚やハイベース等では、構造、施工が複雑になるため、ピン接合の場合と比較して、工期、コスト等がかかり、ディテール等に問題が生じる。
また、ピン接合の柱脚に剛性を持たせるように設計したとしても、上部鉄骨架構の応力、変形の負担が、柱脚固定のものと比較して甚だしく大きくなり、鉄骨サイズの増大がコスト増につながる。
そこで、本発明は、アンカーフレームを利用した簡便な柱脚固定法を開発し、ここに、従来の埋め込み柱脚やハイベースとは別タイプであって、高い固定度を有し、短工期、低コストで、かつディテール等に問題の生じない新しいタイプの固定鉄骨柱脚を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1の発明は、複数のT形鋼竪材2を有してなり、かつ鉄骨柱脚5よりも成が大きいとともに該鉄骨柱脚5の周りをそれらT形鋼竪材の上端部4で抱き込み得るように形成したT形鋼アンカーフレーム1を設け、該T形鋼アンカーフレームをそれらのT形鋼竪材2の上端部4を基礎コンクリート6上方へと突出させて他の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、また、鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れするとともに、これらT形鋼竪材2の上端部4にその鉄骨柱脚5を剛接合したことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、ウエブ3を内側に向けて配した複数のT形鋼竪材2を有しかつこれらのT形鋼竪材の上端部4で鉄骨柱脚5の周りを抱き込み得るよう形成したT形鋼アンカーフレーム1を設け、該T形鋼アンカーフレームをそれらのT形鋼竪材2の上端部4を基礎コンクリート6上方へと突出させて他の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、また、上記鉄骨柱脚5の外周面にそれらのT形鋼竪材2のウエブ3に沿える複数の縦ガセットプレート7を配設して、当該鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れし、それらの縦ガセットプレート7の基端部8と先端部9とをそれぞれ隣接する上記各T形鋼竪材2のウエブ3へ隅肉溶接10,11,22したことを特徴とする。
【0006】
請求項3の発明は、請求項2のT形鋼アンカーフレームを利用してなる固定鉄骨柱脚にあって、上記鉄骨柱脚5の下端に設けたベースプレート12に、上記各T形鋼竪材2のウエブ3と嵌合させる適数の横スリット13を形成して成る。
【0007】
請求項4の発明は、ウエブ3を内側に向けて配した複数のT形鋼竪材2を有しかつこれらのT形鋼竪材の上端部4で鉄骨柱脚5の周りを囲成し得るよう形成するとともに、これらのT形鋼竪材の上端部4相互間に適数の交差プレート14を架設したT形鋼アンカーフレーム1を設け、該T形鋼アンカーフレームをそれらのT形鋼竪材2の上端部4及び交差プレート14を基礎コンクリート6上方へと突出させて他の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、また、上記鉄骨柱脚5に上記各交差プレート14に対応させて適数の縦スリット15を配設し、当該鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れするとともに、各縦スリット15を上記各交差プレート14に嵌合させて相互間で溶接16したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
その1.図1乃至図6は、請求項1及び請求項3の発明に係るT形鋼アンカーフレームを利用した固定鉄骨柱脚の実施の形態を示している。図において、1は、基礎コンクリート6中に埋設したT形鋼アンカーフレーム、5は、該T形鋼アンカーフレームに建入れた鉄骨柱(角形鋼管柱)17の柱脚すなわち鉄骨柱脚であり、T形鋼アンカーフレーム1は、鉄骨柱脚5よりも十分にを有する。
【0009】
T形鋼アンカーフレーム1は、ウエブ3を内側に向けて等間隔に配した4本のT形鋼竪材2を有し、これらのT形鋼竪材の上端部4で鉄骨柱脚5の周りを抱き込み得るよう形成しており、それらのT形鋼竪材2の上端部4の直下で、交差して対面する二組のT形鋼竪材2のウエブ3相互間にウエブ両側にてそれぞれ一対のアングル材18を架設して上下に交差させ、上位の一対のアングル材18の上にテンプレート19を配し、また、それらのT形鋼竪材2の下端部のウエブ3相互間に交差プレート20を架設し、各T形鋼竪材2の下端にそれぞれ脚片23を付設している。なお、それぞれの接合は隅肉溶接でよい。
かかるT形鋼アンカーフレーム1は、根切底の捨てコンクリート24上の適所に載置してケミカルアンカー25により各脚片23を固定した後、基礎梁、フーチング等の基礎工事を行い、テンプレート19以下の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、各T形鋼竪材2の上端部4だけを上方へと突出させる。
【0010】
鉄骨柱脚5は、図示のものでは角形鋼管柱に係るものであるが、外周面にそれらのT形鋼竪材2のウエブ3に沿える4枚の縦ガセットプレート7を溶接にて配設しており、各縦ガセットプレート7の上端にそれぞれ水平リブ26を溶接にて付設している。
また、鉄骨柱脚5の下端には、ベースプレート12を溶接し、該ベースプレートに、上記各T形鋼竪材2のウエブ3と嵌合させる4個の横スリット13を上記各縦ガセットプレート7に沿えて形成している。なお、ベースプレート12は、常時の軸力を基礎コンクリートに伝えるものである。
かかる鉄骨柱脚5は、埋設したT形鋼アンカーフレーム1の全T形鋼竪材2の上端部4内側へと建入れし、この際、ベースプレート12の4個の横スリット13をそれぞれ各T形鋼竪材2のウエブ3へ嵌合させて、建入れ調整した後、それらの縦ガセットプレート7の基端部8と先端部9と上端部とをそれぞれ隣接する上記各T形鋼竪材2のウエブ3へ隅肉溶接10,11,22する。なお、この溶接では、近くに位置する鉄骨柱脚5やT形鋼竪材2のフランジ21に対しても一緒に溶接することにより、より有効となる。また、ウエブ3と縦ガセットプレート7とを高力ボルトで締め付けてもよい(図1中の二点鎖線参照)。
次いで、基礎コンクリート6の上にT形鋼アンカーフレーム1のT形鋼竪材2の上端レベルまで床スラブ工事を行い、そのスラブコンクリート27中に全T形鋼竪材2の上端部4を埋設する。
【0011】
如上の構成であるから、鉄骨柱脚5に水平せん断力が加わることでこの鉄骨柱脚5に生じる曲げモーメントは、軸方向力としてこの鉄骨柱脚5からT形鋼アンカーフレーム1の各T形鋼竪材2に伝達され、更に、基礎梁、フーチング等の基礎コンクリート6へと伝達される。したがって、T形鋼アンカーフレーム1は、鉄骨柱脚5を基礎コンクリート6に定着させる単なるアンカーフレームとしての機能の他、鉄骨柱脚5と構造的に剛に一体化して固定柱脚の一部としての機能を発揮し、各T形鋼竪材2のフランジ21が有効に固定度を確保する。そして、T形鋼アンカーフレーム1を基礎梁主筋などと溶接等にて一体化させることにより、コンクリート基礎部への応力伝達も明快となる。
その一方、埋め込み柱脚の場合とは異なり、基礎梁鉄筋等に対する鉄骨柱の干渉はない。
【0012】
ところで、鉄骨柱脚5とT形鋼アンカーフレーム1との断面積に関しては、次のようになる。
図1で、角形鋼管柱の鉄骨柱脚5の横幅をD、奥行きをD、厚さをt、鉄骨柱脚5の垂直応力度をσy とすれば、鉄骨柱脚5の曲げモーメントMp1は、
【数1】
p1=D×t×D×σy
となる。また、T形鋼アンカーフレーム1の各T形鋼竪材2の断面積をA、対峙するT形鋼竪材2相互の材軸間の距離をH、T形鋼アンカーフレーム1の垂直応力度をσ y とすれば、T形鋼アンカーフレーム1の曲げモーメントMp2は、
【数2】
p2=A×H×σy
となる。そして、両曲げモーメントMp1,Mp2は共通であるから、
【数3】
p1=Mp2
D×t×D×σy =A×H×σy
∴ A=D×t×D/H
が得られ、H>Dより、A<D×tとなることは明らかである。
いま、例えば、H=2Dのとき、上式は、
【数4】
A=D×t×D/H=D×t×D/2D=D×t×1/2
となり、T形鋼竪材2の断面積は、H=Dの場合の1/2で済む。
つまり、T形鋼竪材2の断面積Aは、T形鋼竪材2相互の材軸間距離Hが大きくなればなるほどこれに反比例して小さくなり、鋼材量が減少する。
【0013】
その2.
図7乃至図9は、請求項1及び請求項3の発明に係るT形鋼アンカーフレームを利用した固定鉄骨柱脚の他の実施の形態を示している。
この場合は、強度上等から、図1乃至図6のものにおいて、T形鋼アンカーフレーム1の各T形鋼竪材2を2本あて平行させて都合8本とし、これに対応させて鉄骨柱脚5の縦ガセットプレート7並びにベースプレート12の横スリット13もそれぞれ8個としている。他は、図1乃至図6の場合と実質的に同じであるから詳細な説明を省略する。
【0014】
その3.図10、図11は、請求項1、請求項4の発明に係るT形鋼アンカーフレームを利用した固定鉄骨柱脚の実施の形態を示している。図1乃至図6の場合と同様に、図において、1は、基礎コンクリート6中に埋設したT形鋼アンカーフレーム、5は、該T形鋼アンカーフレームに建入れた鉄骨柱(角形鋼管柱)17の柱脚すなわち鉄骨柱脚であり、T形鋼アンカーフレーム1は、鉄骨柱脚5よりも十分なを有する。
【0015】
T形鋼アンカーフレーム1は、ウエブ3を内側に向けて4箇所に等間隔に配した2本あて都合8本のT形鋼竪材2を有し、かつ、これらのT形鋼竪材の上端部4で鉄骨柱脚5の周りを囲成し得るよう形成するとともに、これらのT形鋼竪材の上端部4のウエブ3相互間と下端部のウエブ3相互間に各2枚の平行板を交差させた交差プレート14,20を架設しており、8本のT形鋼竪材2は、2本あて隣接平行させてフランジ21相互で接合している。
また、それらのT形鋼竪材の上端部4に位置する交差プレート14の直下にテンプレート19を配して上記各ウエブ3に接合し、間隔を隔てて隣合うT形鋼竪材2のフランジ21相互間にそれぞれブレース22を架設し、各T形鋼竪材2の下端にそれぞれ脚片23を付設している。なお、それぞれの接合は溶接でよい。
かかるT形鋼アンカーフレーム1は、図1乃至図6の場合と同様に、根切底の捨てコンクリート上の適所に設置してケミカルアンカーにより各脚片23を固定した後、基礎梁、フーチング等の基礎工事を行い、テンプレート19以下の大半を基礎コンクリート6中に埋設し(図1参照)、図10に示すように、各T形鋼竪材2の上端部4及び該上端部の交差プレート14だけを上方へと突出させる。
【0016】
鉄骨柱脚5には、図11に示すように、T形鋼アンカーフレーム1における各T形鋼竪材の上端部4に位置する交差プレート14に対応させて8個の縦スリット15を配設し、当該鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れするとともに、各縦スリット15を上記各交差プレート14に嵌合させて、建入れ調整した後、図10に示すように、相互間で適宜に溶接16する。
次に、図1乃至図6の場合と同様に、基礎コンクリート6の上にT形鋼アンカーフレーム1のT形鋼竪材2の上端レベルまで床スラブ工事を行い、そのスラブコンクリート中に全T形鋼竪材2の上端部4及び該上端部の交差プレート14を埋設する(図1参照)。
【0017】
この場合も、図1乃至図6の場合と同様の作用、機能等を発揮する。
なお、この場合、基礎コンクリート打設の後は、一般的な鉄骨建方の手順となるので、柱下の軸力サポート材は不要である。また、常時の軸力は鉄骨柱脚直下にベースプレートを介して支圧により基礎部コンクリートにより伝達させる。
【0018】
その他
以下の実施の形態では、鉄骨柱17とその鉄骨柱脚5を角形鋼管としているが、H形鋼、クロスH形鋼等も対象となる。
実施の形態その1.及びその2.では、横スリット13つきのベースプレート12を用いているが、ベースプレートを柱内に入れ込むタイプとしてもよい。この場合には、下のテンプレート19を無視する。また、建方に当たっては、基礎梁の上にベースモルタルを配し、これにベースプレート12を載せて建方調整する。なお、各縦ガセットプレート7とこれらに対応するT形鋼アンカーフレーム1の各T形鋼竪材2の上端部4の要所にそれぞれ建方用の透孔を穿設しておき、建方用ボルトを挿通させる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、複数のT形鋼竪材2を有して成りかつ鉄骨柱脚5よりもを有するT形鋼アンカーフレーム1を基礎コンクリート6中に埋設するとともに、該T形鋼アンカーフレームの上部にその鉄骨柱脚5を剛接合して一体化させているので、そのT形鋼アンカーフレーム1を構造力学的に鉄骨柱脚5の一部とすることができ、柱脚を強固に確実にかつ十分に固定でき、従来の埋め込み柱脚やハイベース等の固定柱脚とは別の新しいタイプの固定柱脚を提供できる。また、接合が隅肉溶接又はボルト接合の簡便な接合法で済むから、その現場溶接時に、溶接者の資格を要して検査も義務づけられている突き合わせによる方法は用いないでよく、工期、コスト共に甚だ有利となる。更に、応力的に明快であるから、今後法制化されるであろう法規制からも逸脱せず、公的認定の必要がない。したがって、構成並びに施工を簡素化でき、短工期を可能にできて、発注時期を早める必要はなく、しかも、低コストを可能にでき、ディテール等に問題が生じるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、請求項2、請求項3の発明に係る実施の形態その1.を示す截断側面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 同実施の形態その1.における鉄骨建入れ直前の截断側面図である。
【図4】 同実施の形態その1.におけるT形鋼アンカーフレームを示す平面図である。
【図5】 図3のB−B線断面図である。
【図6】 図3のC−C線断面図である。
【図7】 請求項1、請求項2、請求項3の発明に係る実施の形態その2.を示す上記図2と同等部分の断面図である。
【図8】 同実施の形態その2.におけるT形鋼アンカーフレームを示す平面図である。
【図9】 同実施の形態その2.における上記図5と同等部分の断面図である。
【図10】請求項1、請求項4の発明に係る実施の形態その3.を示す斜視図である。
【図11】同実施の形態その3.における要部部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…T形鋼アンカーフレーム 2…T形鋼竪材
3…ウエブ 4…上端部
5…鉄骨柱脚 6…基礎コンクリート
7…縦ガセットプレート 8…基端部
9…先端部 10,11,22…溶接
12…ベースプレート 13…横スリット
14…交差プレート 15…縦スリット
16…溶接 17…鉄骨柱
18…アングル材 19…テンプレート
20…交差プレート 21…フランジ
23…脚片 24…捨てコンクリート
25…ケミカルアンカー 26…水平リブ
27…スラブコンクリート

Claims (4)

  1. 複数のT形鋼竪材2を有してなり、かつ鉄骨柱脚5よりも成が大きいとともに該鉄骨柱脚5の周りをそれらT形鋼竪材の上端部4で抱き込み得るように形成したT形鋼アンカーフレーム1を設け、該T形鋼アンカーフレームをそれらのT形鋼竪材2の上端部4を基礎コンクリート6上方へと突出させて他の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、また、鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れするとともに、これらT形鋼竪材2の上端部4にその鉄骨柱脚5を剛接合したことを特徴とするT形鋼アンカーフレームを利用してなる固定鉄骨柱脚。
  2. ウエブ3を内側に向けて配した複数のT形鋼竪材2を有しかつこれらのT形鋼竪材の上端部4で鉄骨柱脚5の周りを抱き込み得るよう形成したT形鋼アンカーフレーム1を設け、該T形鋼アンカーフレームをそれらのT形鋼竪材2の上端部4を基礎コンクリート6上方へと突出させて他の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、また、上記鉄骨柱脚5の外周面にそれらのT形鋼竪材2のウエブ3に沿える複数の縦ガセットプレート7を配設して、当該鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れし、それらの縦ガセットプレート7の基端部8と先端部9とをそれぞれ隣接する上記各T形鋼竪材2のウエブ3へ隅肉溶接10,11,22したことを特徴とするT形鋼アンカーフレームを利用してなる固定鉄骨柱脚。
  3. 上記鉄骨柱脚5の下端に設けたベースプレート12に、上記各T形鋼竪材2のウエブ3と嵌合させる適数の横スリット13を形成した請求項2記載のT形鋼アンカーフレームを利用してなる固定鉄骨柱脚。
  4. ウエブ3を内側に向けて配した複数のT形鋼竪材2を有しかつこれらのT形鋼竪材の上端部4で鉄骨柱脚5の周りを囲成し得るよう形成するとともに、これらのT形鋼竪材の上端部4相互間に適数の交差プレート14を架設したT形鋼アンカーフレーム1を設け、該T形鋼アンカーフレームをそれらのT形鋼竪材2の上端部4及び交差プレート14を基礎コンクリート6上方へと突出させて他の大半を基礎コンクリート6中に埋設し、また、上記鉄骨柱脚5に上記各交差プレート14に対応させて適数の縦スリット15を配設し、当該鉄骨柱脚5をそれらのT形鋼竪材2の上端部4内側へ建入れするとともに、各縦スリット15を上記各交差プレート14に嵌合させて相互間で溶接16したことを特徴とするT形鋼アンカーフレームを利用してなる固定鉄骨柱脚。
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