JP3652456B2 - 偏光板の離型フィルム剥離装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ユニットの製造工程うち、偏光板の離型フィルムを剥離する工程に使用される剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の剥離装置による偏光板の離型フィルムの剥離方法を図6に示し、図6(a)は平面図を、図6(b)は側面図をそれぞれ示す。図6に示されるように、ステージ41にラミネートフィルム44を介して吸着固定された偏光板43の角部に、約2〜3cm程度の幅を有する粘着テープ42を人手で接着させ、偏光板43がステージ41からズレない様に剥離スピードに注意しながら偏光板43の上面に付着している離型フィルム45を剥離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の剥離方式では、以下の様な問題点がある。
1)偏光板43の角部に粘着テープ42を接着させ、偏光板43の上面に付着している離型フィルム45を剥離する時、粘着テープ42の接着力にバラツキがある為、粘着テープ42が、離型フィルム45より離れる等の剥離ミスが生じる場合がある。
【0004】
2)又、人手により離型フィルム45を剥離しているので、剥離角度、剥離スピードにもバラツキが生じ、その結果、偏光板45の浮き上り及び離型フィルム45を剥離する時の偏光板43の移動によるズレが発生する。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、剥離用テープの接着力、剥離角度及び剥離スピードの条件を、同一又は任意に設定することができ、安定した剥離を行うことができる偏光板の離型フィルム剥離装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明は、偏光板を吸着により所定位置に固定するためのステージと、偏光板の上面に付着している離型フィルムの所定の角部に粘着性を有するキャリアテープを貼付けるための貼付部材と、当該貼付部材によりキャリアテープが貼付けられた離型フィルムを剥離するための剥離部材と、当該剥離部材により剥離された離型フィルムが付着したキャリアテープをテープ巻き取り部に搬送するための搬送手段と、前記貼付部材及び前記剥離部材を備えた剥離ユニットを離型フィルムの所定の角部から略対角線上に移動させるための駆動手段と、前記搬送手段及び前記駆動手段を制御して、前記剥離ユニットの剥離角度及び剥離スピードを決定すると共に、前記剥離部材による剥離動作を前記貼付部材の貼付動作の開始から所定時間後に開始させ且つ剥離動作と貼付動作を同期させる制御部と、を備え、貼付動作及び剥離動作に際して、偏光板が前記ステージの所定位置から移動しないように、前記剥離部材及び前記貼付部材の各々の部材は、前記離型フィルムが付着している偏光板を常時押さえ付けるゴムローラからなり、一体となって動作し、前記貼付部材は、前記キャリアテープを前記離型フィルムに押し付けて密着させつつ、回転し、一方、前記剥離部材は、前記貼付部材と逆の回転方向で回転しながら、前記キャリアテープ及び前記離型フィルムを前記偏光板から剥離すると共に、前記ステージは、離型フィルムの剥離開始位置である先端部に偏光板を−500〜−600mmHgの負圧で吸着する強吸着ステージを備えると共に、離型フィルムの剥離開始位置である先端部以外では、先端部より弱い負圧で偏光板を吸着することを特徴とする偏光板の離型フィルム剥離装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる偏光板の離型フィルム剥離装置の一実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の偏光板の離型フィルム剥離装置にかかる一実施形態を示す側面図であり、図2は図1の剥離ユニットを示す平面図である。図1及び2に示されるように、偏光板3は、ラミネートフィルム13を介してステージ1の所定位置にセットされ、−60〜−70mmHgの負の吸着圧でステージ上に固定される。
【0010】
この時、離型フィルム14の剥離開始位置である先端部には、剥離ミスと浮き上がり防止の為、ステージ1は偏光板3を−500〜−600mmHgの負の吸着圧で固定する強吸着ステージ2を備えている。ステージ1及び強吸着ステージ2は、剥離が完全に終了するまで、偏光板3を吸着し続ける。
【0011】
剥離ユニット4は、偏光板3の上面に付着している離型フィルム14の所定の角部に粘着性を有するキャリアテープ9を貼付けるための貼付用ゴムローラー7と、この貼付用ゴムローラー7によりキャリアテープ9が貼付けられた離型フィルム14を剥離するための剥離用ゴムローラー8とを具備している。
【0012】
また、剥離ユニット4は、パルスモータ5により離型フィルム14の所定の角部まで移動し、そしてキャリアテープ9が離型フィルム14に接着するまでシリンダー6により降ろされる。すなわち、離型フィルムの剥離開始位置にシリンダー6で下された剥離ユニット4の貼付用ゴムローラー7により、常時、均等な力がキャリアテープ9の全面にかかるため、接着性の弱い箇所が発生することはない。
【0013】
キャリアテープ9は、搬送ローラー15の回転により供給リール部10から剥離ユニット4に搬送され、さらに搬送ローラー15は、剥離ユニット4にて剥離された離型フィルム14が付着したキャリアテープ9をテンションローラー12を介して巻き取りリール部11に搬送する。なお、剥離ユニット4の剥離角度及び剥離スピードは、パルスモータ5及び搬送ローラー15を介してESコントローラ16により制御されている。
【0014】
以上説明した構成により、貼付用ゴムローラー7による偏光板3の押付けと、剥離開始部の強吸着により、偏光板3の浮き上がりを防止し、さらに、剥離ユニット4の剥離角度及び剥離スピードをESコントローラ16から出力されるパルス信号で任意に設定することができるので、最適条件での同一作業が可能になる。
【0015】
次に、本発明の偏光板の離型フィルム剥離装置の剥離動作について説明する。まず、剥離ユニット4が、ESコントローラ16の制御の下、偏光板3上に付着している離型フィルム14の所定の角部(すなわち、剥離開始位置)の上までパルスモーター5により移動し(動作A)、シリンダー6により下降する(動作B)。
【0016】
続いて、図3(a)に示すように、貼付用ゴムローラー7により、キャリアテープ9は離型フィルム14に押し付けられて密着させられる。この貼付用ゴムローラー7は、偏光板3に状態変化をおこさせない為に、径φ25mm、硬度40°のゴムローラーを使用し、押え圧約1.0kgf/cm2で使用する。
【0017】
この貼付用ゴムローラー7のセンターは、図2に示される如く偏光板3の角部にあることが必要であり、また、キャリアテープ9と離型フィルム14との接着性を強めるために、次の動作に移る前にその状態で約2〜3秒停止させる。下降した状態の剥離ユニット4を偏光板3の対角線上に移動させ(動作C)、図3(b)に示されるように、上記貼付動作の開始から約1秒後に離型フィルム14の巻き取り動作を剥離用ゴムローラー8により開始する。
【0018】
上述したように、剥離ユニット4を偏光板3の対角線上に移動させた直後に巻き取り動作を行わない理由は、離型フィルム14に対して剥離ユニットの剥離角度が悪くなり(キャリアテープ9の進行方向と反対)、偏光板3を持ち上げるか、あるいは前へ出そうとする力が働き、良好な剥離が行われないためである。
【0019】
上記の巻き取り動作が開始すると、図3(c)に示されるように、剥離用ゴムローラー8の掻き上げにより、離型フィルム14はその角部より偏光板3から剥離し始め、離型フィルム14の剥離が完全に終わるまで、約150mm/sの剥離スピードで剥離動作が行われる。この剥離スピードは、搬送ローラー15を介してESコントローラ16により一定に制御されている。剥離された離型フィルム14は、キャリアテープ9に付着して搬送ローラー15の回転により最終的に巻き取りリール部11に集められる。当該剥離が終了した後、剥離ユニット4はシリンダー6により上昇して(動作D)、パルスモータ5により原点に戻る(動作E)。
【0020】
図4は離型フィルムが巻き取りリール部に巻き取られる状態を示す説明図であり、図4(a)は側面図であり、図4(b)は平面図である。図4に示されるように、剥離された複数の離型フィルム14が付着したキャリアテープ9を巻き取るためには、まずキャリアテープ9の端を金属製のリール芯16に固定する。したがって、剥離された複数の離型フィルム14は、キャリアテープ9により巻き取りリール部11まで搬送され、モーター17によるリール芯16の回転により最終的に図示された如く巻き取られる。なお、この巻き取り動作時においては、図1のテンションローラー12の作用によりキャリアテープ9にはある程度のテンションが働くようになっているので、搬送中でのキャリアテープ9の絡まりを防止している。
【0021】
最後に、液晶ユニットの製造工程における本発明の離型フィルム剥離装置による剥離工程の位置付けを図5に示す。図5のフローチャートに示されるように、偏光板に付着している離型フィルムの剥離は、偏光板を液晶パネルセットのパネルに貼付けるための前段階であることが分かる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の偏光板の離型フィルム剥離装置によれば、剥離スピード及びキャリアテープの偏光板に対する押付圧を任意に設定することができるため、材料特性(偏光板及びキャリアテープ)に適した剥離条件への変更が可能となる。したがって、同一条件で離型フィルム剥離装置を使用することができるため、品質の安定化、材料の仕損率の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光板の離型フィルム剥離装置にかかる一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の剥離ユニットを示す平面図である。
【図3】(a)〜(c)は図1の離型フィルム剥離装置による剥離動作を示す部分側面図である。
【図4】離型フィルムが巻き取りリール部に巻き取られる状態を示す説明図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。
【図5】液晶ユニットの製造工程における本発明の離型フィルム剥離装置による剥離工程の位置付けを示すフローチャートである。
【図6】従来の偏光板の離型フィルムの剥離方法を示す説明図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
3 偏光板
4 剥離ユニット
5 パルスモーター
6 シリンダー
7 貼付用ゴムローラー
8 剥離用ゴムローラー
9 キャリアテープ
14 離型フィルム
16 ESコントローラ

Claims (1)

  1. 偏光板を吸着により所定位置に固定するためのステージと、
    偏光板の上面に付着している離型フィルムの所定の角部に粘着性を有するキャリアテープを貼付けるための貼付部材と、
    当該貼付部材によりキャリアテープが貼付けられた離型フィルムを剥離するための剥離部材と、
    当該剥離部材により剥離された離型フィルムが付着したキャリアテープをテープ巻き取り部に搬送するための搬送手段と、
    前記貼付部材及び前記剥離部材を備えた剥離ユニットを離型フィルムの所定の角部から略対角線上に移動させるための駆動手段と、
    前記搬送手段及び前記駆動手段を制御して、前記剥離ユニットの剥離角度及び剥離スピードを決定すると共に、前記剥離部材による剥離動作を前記貼付部材の貼付動作の開始から所定時間後に開始させ且つ剥離動作と貼付動作を同期させる制御部と、
    を備え、
    貼付動作及び剥離動作に際して、前記偏光板が前記ステージの所定位置から移動しないように、前記剥離部材及び前記貼付部材の各々の部材は、前記離型フィルムが付着している前記偏光板を常時押さえ付けるゴムローラからなり、一体となって動作し、前記貼付部材は、前記キャリアテープを前記離型フィルムに押し付けて密着させつつ、回転し、一方、前記剥離部材は、前記貼付部材と逆の回転方向で回転しながら、前記キャリアテープ及び前記離型フィルムを前記偏光板から剥離すると共に、
    前記ステージは、前記離型フィルムの剥離開始位置である先端部に前記偏光板を−500〜−600mmHgの負圧で吸着する強吸着ステージを備えると共に、離型フィルムの剥離開始位置である先端部以外では、先端部より弱い負圧で偏光板を吸着することを特徴とする偏光板の離型フィルム剥離装置。
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