JP3651558B2 - プリンタカバーのヒンジ装置及びプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタカバーのヒンジ装置の構造の改良に係り、特に、前記ヒンジ用穴の一部を構成する回転ガイド部の形状と前記ヒンジ用凸部の一部を構成する凹曲面及び凸曲面の形状に変化を持たせることにより、当該プリンタカバーの開放が円滑にできるようにしたプリンタカバーのヒンジ装置及びこのヒンジ装置を備えたプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プリンタは、印刷機構部分やその他主要部分を収納するプリンタ本体ケースと、当該プリンタ本体ケースに回動可能に連結されたプリンタカバーとにより、前記印刷機構部分等を覆った構造をしたものが多く提供されている。このため、従前より、プリンタには、プリンタ本体ケースとプリンタカバーとの間を回動可能に連結するためのヒンジ装置が設けられており、保守や紙詰まりやその他必要な場合に、プリンタカバーを開放できるようにしている。
【0003】
図7は従来のプリンタの要部を一部断面で示す図である。図8はプリンタのヒンジ装置の要部で、図7とは異なる部分で切った断面を拡大して示す図である。これらの図において、プリンタは、印字機構部分等を納めたプリンタ本体ケース1と、このプリンタ本体ケース1にヒンジ装置2を介して回動可能に連結されたプリンタカバー3とから形成されている。
【0004】
このヒンジ装置2は次のような構造に形成されている。すなわち、プリンタカバー3の基端の長手方向の両端部には、舌状のヒンジ用凸部4が一対設けられている。これらヒンジ用凸部4は、その基端部が湾曲形成されることにより、その基端部の表裏において凹曲面部5と凸曲面部6とが形成されている。前記凸曲面部6には、補強リブ7が形成されている。また、プリンタ本体ケース1の上ケース8には、ヒンジ用穴9が形成されている。前記ヒンジ用穴9の部分には、プリンタカバー3の回動時にその凹曲面部5及び凸曲面部6の各部分を案内する内側回転ガイド部10及び外側回転ガイド部11がそれぞれ設けられている。また、前記ヒンジ用穴9の部分には、プリンタカバー3が開立時にそのヒンジ用凸部4の先端部12が当接する受け部13が形成されている。このように上記プリンタカバー3は、そのヒンジ用凸部4がプリンタ本体ケース1のヒンジ用穴9に挿入され、その状態で該ヒンジ用凸部4側を支点として自由端側が回動して開閉されるようになっている。
【0005】
また、プリンタ本体ケース1のヒンジ用穴9近傍外面のプリンタカバー3の開方向側、すなわちフロント側には開状態のプリンタカバー3の基端外面から遠ざかる方向となる下方向に傾斜する傾斜部14が形成されており、この傾斜部14にはオペレーションパネル等が設けられている。
【0006】
なお、前記ヒンジ用穴9を構成する内側回転ガイド部10の外周面及び外側回転ガイド部11の内周面は、図8に示した如く、いずれも点Ooを中心としてそれぞれ所定の半径でもって円弧状に形成されている。また、上記ヒンジ用凸部4を構成する凹曲面部5の内周面及び凸曲面部6の外周面も、同様に、いずれも点Ooを中心としてそれぞれ所定の半径でもって円弧状に形成されている。そして、このプリンタカバー3を解放操作するときには、プリンタカバー3は点Ooを中心として回転されるように設計されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のヒンジ装置2によれば、プリンタカバー3を開放しようとした場合、図9に示すように、矢印f方向に加重力Fがプリンタカバー3に加わり、プリンタカバー3のヒンジ用凸部4がプリンタ本体ケース1の回転ガイド部10,11の間の空間に潜り込んだ状態になる。
【0008】
このように位置ずれした状態になると、プリンタ本体ケース1の前記回転ガイド部10に、プリンタカバー3のヒンジ用凸部4の凹曲面部5が領域aで当接することになり、回転ガイド部10,11と、ヒンジ用凸部4との間にプリンタカバー3を円滑に回動するために必要な隙間がなくなってしまい、前記点Ooを中心として回転される状態ではなくなるため、プリンタカバー3が円滑に回動できなくなるという問題があった。
【0009】
本発明の課題は、プリンタカバーを開放操作する場合に、当該プリンタカバーを円滑に開放できる機構を供えたプリンタカバーのヒンジ装置を提供することにある。また、本発明の他の課題は、このようなプリンターカバーのヒンジ装置を備えたプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、プリンタ本体ケースに設けられたヒンジ用穴にプリンタカバーの基端に設けられたヒンジ用凸部が挿入されて装着され、且つ該ヒンジ用凸部側を支点として自由端側が回動して開閉されるプリンタカバーのヒンジ装置において、前記ヒンジ用凸部及び前記ヒンジ用穴に形成され前記ヒンジ用凸部を案内する回転ガイド部に、プリンタカバー回動時の前記ヒンジ用凸部の前記ヒンジ用穴に対する相対的位置ずれを吸収して前記回動を円滑化する摺動面を形成してなり、前記摺動面は、前記プリンタカバーの回動時に前記ヒンジ用凸部を案内する内側回転ガイド部及び外側回転ガイド部の各円弧の中心をずらして前記ヒンジ用穴を形成し、且つ、湾曲形成されてなる前記ヒンジ用凸部の凹曲面部及び凸曲面部の各円弧の中心をずらして形成されてなり、前記ヒンジ用穴の内側回転ガイド部の外周円弧の中心はその外側回転ガイド部の内周円弧の中心よりプリンタ前面方向で且つ下方にずらして形成されると共に、前記ヒンジ用凸部の凹曲面部の円弧の中心はその凸曲面部の円弧の中心よりプリンタ前面方向で且つ下方にずらして形成されてなることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、前記相対的位置ずれを吸収する摺動面を設けたので、プリンタカバーを解放しようとしてプリンタカバーのヒンジ用凸部がプリンタ本体ケースの外側回転ガイド部及び内側回転ガイド部の間の空間に潜り込んだ状態になっても、適正に間隙が確保されることになり、回転中心が現状の状態に適合し、円滑なる解放操作ができることになる。
【0012】
更に、前記摺動面が、前記プリンタカバーの回動時に前記ヒンジ用凸部を案内する内側回転ガイド部及び外側回転ガイド部の各円弧の中心をずらして前記ヒンジ用穴を形成し、且つ、湾曲形成されてなる前記ヒンジ用凸部の凹曲面部及び凸曲面部の各円弧の中心をずらして形成されてなることを特徴とする。このようにヒンジ用穴を構成する外側回転ガイド部及び内側回転ガイドの各摺動面を構成する各円弧の中心をずらし、且つヒンジ用凸部の凹曲面部と凸曲面部の摺動面を構成する各円弧の中心をずらして形成したことにより、プリンタカバーを解放しようとしてプリンタカバーのヒンジ用凸部がプリンタ本体ケースの外側回転ガイド部及び内側回転ガイド部の間の空間に潜り込んだ状態になった場合に、適正に間隙が確保されるための構造が簡単になる。
【0013】
更に、前記ヒンジ用穴の内側回転ガイド部の外周円弧の中心はその外側回転ガイド部の内周円弧の中心よりプリンタ前面方向で且つ下方にずらして形成されると共に、前記ヒンジ用凸部の凹曲面部の円弧の中心はその凸曲面部の円弧の中心よりプリンタ前面方向で且つ下方にずらして形成されてなることを特徴とする。このような位置関係に円弧の中心をずらせると、プリンタカバーを解放することによってプリンタカバーのヒンジ用凸部がプリンタ本体ケースの外側回転ガイド部及び内側回転ガイド部の間の空間に潜り込んだ状態になった場合に、現実の状態に円弧の中心を合致させ、ヒンジ用凸部とヒンジ用穴の回転ガイド部間に適切な間隙を確保する構造が一層簡単になる。なお、ヒンジ用凸部の円弧の中心が上記位置関係になると、根本部が肉厚になって機械的強度が増す効果も得られる。
【0014】
また、本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたプリンタカバーのヒンジ装置を備えたことを特徴とするプリンタである。これにより、プリンタカバーの開操作が円滑に行うことができるプリンタを得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るプリンタカバーのヒンジ装置を示す断面図である。図2は、本発明に係るプリンタの一実施の形態を示す斜視図である。図3は、本発明に係るプリンタカバーのヒンジ装置のプリンタ本体ケース側の一実施の形態を示す斜視図である。図4は、同プリンタカバーの一実施の形態を示す斜視図である。図5は、同プリンタカバーのヒンジ装置のヒンジ用穴の構造を示す図である。図6は、同プリンタカバーのヒンジ装置のヒンジ用凸部の構造を示す図である。これらの図に示す実施の形態において、図7乃至図9に示すプリンタカバーのヒンジ装置と同一構成部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0016】
このヒンジ装置2は次のような構造をしている。すなわち、図3に示した如くこのプリンタ本体ケース1のフロント側の端部16側には、ヒンジ用穴9が設けられている。また、前記ヒンジ用穴9は、図示しないが、左右両端に対称的に一対設けられている。また、ヒンジ用穴9には、プリンタカバー3の基端側のヒンジ用凸部4が挿入されて装着されている(図1及び図2参照)。これらヒンジ用穴9の部分は、図1及び図5に示すように、プリンタカバー3の回動時にその凹曲面部5及び凸曲面部6の各部分を案内する内側回転ガイド部10及び外側回転ガイド部11がそれぞれ設けられている。
【0017】
前記内側回転ガイド部10の外周面は円弧状の摺動面に形成されており、この円弧の中心を点Oaとする。また、前記外側回転ガイド部11の内周面は円弧状の摺動面に形成されており、この円弧の中心を点Obとする。内側回転ガイド部10の前記円弧の中心Oaは、外側回転ガイド部11の前記円弧の中心Obよりずらして形成されている。即ち、内側回転ガイド部10の前記円弧の中心Oaは、その外側回転ガイド部11の前記円弧の中心Obより、プリンタの前面方向に且つ下方にずらして形成されている。
【0018】
前記内側回転ガイド部10の円弧の中心Oaを起点とすれば、同ヒンジ用凸部4を案内する外側回転ガイド部11の円弧の中心Obは、中心Oaから垂直方向で図示上側に距離Lavとし、中心Oaから水方向で図示右側に距離Lahとした点に位置するようにずらしてある。また、回転ガイド部10は中心Oaから半径raの円弧として形成され、回転ガイド部11は中心Obから半径rbの円弧として形成されている。このような形状に内側回転ガイド部10の外周面と、外側回転ガイド部11の内周面とを形成することにより、プリンタカバー3が解放操作されることにより発生するずれを吸収する摺動面が構成されることになる。
【0019】
一方、プリンタカバー3基端の一対の舌状ヒンジ用凸部4は、湾曲形成されることにより、その基端部の表裏において凹曲面部5と凸曲面部6とが形成されている。プリンタカバー3は、そのヒンジ用凸部4がプリンタ本体ケース1のヒンジ用穴9に挿入され、その状態で該ヒンジ用凸部4側を支点として自由端側が回動して開閉されるようになっている。前記ヒンジ用凸部4は、湾曲して形成された凹曲面部5を円弧状に形成してあり、その円弧の中心を点Ocとする。また、湾曲形成された凸曲面部6も円弧状に形成してあり、その円弧の中心を点Odとする。この場合、前記中心Ocと中心Odとずらして形成されている。すなわち、前記ヒンジ用凸部4の凹曲面部5の円弧の中心Ocは、その凸曲面部6の円弧の中心Odより、プリンタの前面方向に且つ下方にずらして形成されている。
【0020】
前記凹曲面部5の円弧の中心Ocを起点とすれば、その凸曲面部6の円弧の中心Odは、中心Ocより垂直方向で図示上側に距離Lcv、中心Ocより水平方向で図示右側に距離Lchとした点に位置するようにずらしてある。また、凹曲面部5は、中心Ocから半径rcの円弧で形成され、凸曲面部6は、中心Odから半径rdの円弧として形成されている。このような形状に上記凹曲面部5と上記凸曲面部6とを形成することにより、プリンタカバー3が解放操作されることにより発生するずれを吸収する摺動面が構成されることになる。なお、このヒンジ用凸部4には、従来の先端部12とは異なって短い先端部12aに形成されている。
【0021】
また、図2及び図3に示すように、プリンタ本体ケース1の上ケース8のフロント側には、手前に下降する傾斜部14が形成されている。この傾斜部14は、オペレーションパネル19及びロゴプレート20等の配設場所として用いられている。なお、符号21は下ケース、符号22は紙パス切換レバー、符号23はシートガイドフレーム、符号24はエッジガイド、符号25はサブシートガイド、符号26はフロントカバーを示し、それぞれ公知の構造で構成されている。
【0022】
次に、これらの図を参照して上記実施の形態の作用を説明する。プリンタカバー3を解放する場合、プリンタカバー3には図1の矢印fに向く加重力F、すなわち、プリンタカバー3のヒンジ用穴9側方向への荷重力Fが加わって、プリンタカバー3のヒンジ用凸部4がプリンタ本体ケース1の回転ガイド部10,11の間の空間に潜り込んだ状態になる。しかしながら、ヒンジ用穴9の回転ガイド部10と回転ガイド部11とをそれぞれ構成する円弧の中心Oa、Obが異なっていると共に、ヒンジ用凸部4の凹曲面部5と凸曲面部6を構成する円弧の中心Oc,Odが異なっており、プリンタカバー3の解放操作によるずれを吸収する面が形成されているため、プリンタカバー3の回転中心が実状と合致することになり、プリンタカバー3のヒンジ用凸部4とプリンタ本体ケース1の回転ガイド部10、11との間に適正な間隙が確保されて、プリンタカバー3は円滑に回動できる。
【0023】
このように上記実施の形態では、ヒンジ用穴9を構成する回転ガイド部10と回転ガイド部11の周面を構成する円弧の中心をずらし、且つヒンジ用凸部4の凹曲面部5と凸曲面部6の周面を構成する円弧の中心をずらして前記ヒンジ用穴9とヒンジ用凸部4とのずれを吸収する摺動面が形成されてなり、プリンタカバー3を解放しようとしてプリンタカバー3のヒンジ用凸部4がプリンタ本体ケース1の回転ガイド部10,11の間の空間に潜り込んだ状態になっても、実状に合った回転中心が形成されて適正なる間隙が形成されることになるので、円滑なる解放操作ができることになる。
【0024】
また、上記実施の形態では、プリンタカバー3のヒンジ用凸部4における凸曲面部6の円弧の中心Odが、凹曲面部5の中心Ocよりプリンタカバー3側に配置されているので、この凸曲面部6の円弧がプリンタカバー3側の根本側に行くほど太くでき、ヒンジ用凸部4の強度を増すことができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、前記ヒンジ用穴を構成する外側回転ガイド部及び内側回転ガイドと、前記ヒンジ用凸部の凹曲面部と凸曲面部とに、プリンタカバー回動時の前記ヒンジ用凸部の前記ヒンジ用穴に対する相対的位置ずれを吸収して前記回動を円滑化する摺動面を形成してなるので、プリンタカバーを開放させる際に、そのヒンジ用凸部がプリンタ本体ケースの外側回転ガイド部及び内側回転ガイド部の間の空間に潜り込んだ状態になっても、回転ガイド部とヒンジ用凸部との間にプリンタカバーを円滑に回動させるために必要な隙間が確保されて、プリンタカバーを円滑に回動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタカバーの一実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るプリンタの一実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るプリンタカバーのヒンジ装置を供えたプリンタ本体ケース側の一実施の形態を示す斜視図である。
【図4】同プリンタカバーの一例を示す斜視図である。
【図5】同プリンタカバーのヒンジ装置のヒンジ用穴を拡大して示す断面図である。
【図6】同プリンタカバーのヒンジ装置のヒンジ用凸部を拡大して示す断面図である。
【図7】従来のプリンタの要部を一部断面で示す図である。
【図8】従来のプリンタのヒンジ装置の要部であって、図6とは別な部分で切った断面を拡大して示す図である。
【図9】従来のプリンタカバーのヒンジ装置の欠点を説明するために、図5とは別な部分で切った断面を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体ケース
2 ヒンジ装置
3 プリンタカバー
4 ヒンジ用凸部
5 凹曲面部
6 凸曲面部
9 ヒンジ用穴
10,11 回転ガイド部
12 先端部
13 受け部
14 傾斜部
18 端部

Claims (2)

  1. プリンタ本体ケースに設けられたヒンジ用穴にプリンタカバーの基端に設けられたヒンジ用凸部が挿入されて装着され、且つ該ヒンジ用凸部側を支点として自由端側が回動して開閉されるプリンタカバーのヒンジ装置において、前記ヒンジ用凸部及び前記ヒンジ用穴に形成され前記ヒンジ用凸部を案内する回転ガイド部に、プリンタカバー回動時の前記ヒンジ用凸部の前記ヒンジ用穴に対する相対的位置ずれを吸収して前記回動を円滑化する摺動面を形成してなり、
    前記摺動面は、前記プリンタカバーの回動時に前記ヒンジ用凸部を案内する内側回転ガイド部及び外側回転ガイド部の各円弧の中心をずらして前記ヒンジ用穴を形成し、且つ、湾曲形成されてなる前記ヒンジ用凸部の凹曲面部及び凸曲面部の各円弧の中心をずらして形成されてなり、
    前記ヒンジ用穴の内側回転ガイド部の外周円弧の中心はその外側回転ガイド部の内周円弧の中心よりプリンタ前面方向で且つ下方にずらして形成されると共に、前記ヒンジ用凸部の凹曲面部の円弧の中心はその凸曲面部の円弧の中心よりプリンタ前面方向で且つ下方にずらして形成されてなることを特徴とするプリンタカバーのヒンジ装置。
  2. 請求項1に記載のプリンタカバーのヒンジ装置を備えたことを特徴とするプリンタ。
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