JP4152085B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタやファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に関し、特に、その本体内に着脱自在にセットするユニットの位置決めおよびロックを行う機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−202722号公報には、定着ユニットを画像形成装置本体内の定位置に位置決めしてロックする次のような機構が開示されている。
定着ユニットの左右両側面のそれぞれに、前後2本の位置決めピンが高さを変えて突設され、画像形成装置本体内の側板に、これら2本の位置決めピンをそれぞれ案内する上下の案内溝が設けられ、定着ユニットは、左右それぞれの位置決めピンを側板の案内溝に沿って該案内溝の奥端まで挿入することにより、定位置に位置決めされる。側板にはロックレバーが回動可能に装着されており、定着ユニットを定位置に位置決めした後、このロックレバーにて一方の位置決めピンを抜け止めすることで、定着ユニットは定位置にロックされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術では、画像形成装置本体内の側板に、位置決めピンを案内するに十分な長さの案内溝を上下2段に設けなければならず、側板の加工が面倒になるとともに、側板の厚さを厚くするなど、側板の強度を高くしなければならないなどの問題がある。
【0004】
本発明は、画像形成装置本体内の側板の案内溝を不要にするとともに、部品点数を増加すること無しに、ユニットを画像形成装置本体内に簡単に位置決めおよびロックできるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明による画像形成装置は、
画像形成装置本体内にユニットを挿入し、該ユニットの位置決めピンを画像形成装置本体の嵌合部に入れ、ロックレバーを回動させて位置決めピンを抜け止めし、ユニットを画像形成装置本体内の定位置に固定する画像形成装置において、
画像形成装置本体側に受け部を形成するとともに、
ロックレバーを、ガイド位置に回動可能にロック位置で支持し、
ロックレバーに、ユニットが挿入されたときに、該ユニットの位置決めピンが当接され、ユニットのさらなる挿入に伴う位置決めピンの移動にてロックレバーがガイド位置へと回動されるように、またこのガイド位置としたときに、ユニットがさらに挿入されるに伴い、ユニットの位置決めピンを画像形成装置本体内の嵌合部へと案内するように、ピン案内部を形成し、
さらに、ロックレバーに、それをガイド位置としたとき、受け部に当接してロックレバーをガイド位置に位置決めする突き当て部を、弾性を保有させて形成したことを特徴とする。
【0007】
ロックレバーの突き当て部は、ロックレバー自体を弾性材質とすることにより、弾性を保有させることができる。
【0008】
ピン案内部を湾曲形成すれば、ユニットの挿入に伴う位置決めピンの移動にてロックレバーをガイド位置へと回動させることができる。
【0009】
ロックレバーにピン案内部に続くピン係止部を設ければ、ピン案内部に案内されて嵌合部に嵌合した位置決めピンを、このピン係止部にて直ちに抜け止めできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、ユニット1は、画像形成装置本体2のカバー3を開けて画像形成装置本体2内に着脱自在にセットできるようになっている。ユニット1の左右両側面のそれぞれには、第1の位置決めピン4と第2の位置決めピン5とが、前後および上下に位置を変えて突設されている。
【0012】
図1および図2に示すように、画像形成装置本体2内の左右両側には、左右の側板6が平行に配置され、ユニット1はこれら側板6間にセットされる。各側板6の先端(手前側)には、U形凹部である第1の嵌合部7、側板6の奥端の立ち上がり凸部8には、同じくU形凹部である第2の嵌合部9が形成されている。
【0013】
側板6の外側面には、ロックレバー10が軸11を中心に上下回動自在に枢支されている。ロックレバー10は、遊端部である摘み部10a、この摘み部10aの下縁に湾曲形成されてロックレバー10の上下の厚みを次第に厚くするピン案内部10b、ピン案内部10bの終端から凹部10cを形成して続く鉤状のピン係止部10d、摘み部10aとは反対側の端部の下側角部である突き当て部10eを有する。ロックレバー10は、それ自体を弾性を有する樹脂で作ることにより、突き当て部10eに弾性を保有させている。その樹脂としては、硬すぎるとロックレバー10が傷つき、柔らかすぎると突き当て部10eに適度な弾性を持たせることができないので、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)が好ましい。
【0014】
図2から図5に、ユニット1を画像形成装置本体2内に挿入して定位置に固定するまでの動作過程を示す。
図2は、ユニット1を、ガイド平面に沿って摺動させて画像形成装置本体2内に挿入した挿入当初の状態を示す。このとき、ユニット1の第1の位置決めピン4は、ロックレバー10の摘み部10aの下側に位置して、ロックレバー10のピン案内部10bに当接しているが、まだロックレバー10を押し上げるまでに至らず、ロックレバー10は原位置のままである。
【0015】
図2の状態からユニット1を画像形成装置本体2内にさらに挿入すると、図3に示すように、第1の位置決めピン4は、ロックレバー10のピン案内部10bに摺接しながら真っ直ぐ移動するが、ピン案内部10bは湾曲しているため、ロックレバー10を押し上げるようにこれを回動する。これにより、ロックレバー10の突き当て部10eが、画像形成装置本体2側の受け部(固定平面)12に弾性をもって当接し、ロックレバー10のそれ以上の回動が規制される。このとき、第1の位置決めピン4は、ピン案内部10bに案内されて第1の嵌合部7に嵌合する直前位置に臨み、また第2の位置決めピン5は、第2の嵌合部9に嵌合する直前位置に来る。
【0016】
図3の状態からユニット1を画像形成装置本体2内に押し込むと、ロックレバー10は同図の角度を維持しているため、すなわちロックレバー10は、その突き当て部10eと受け部12とによるレバー位置決め手段13にてガイド位置に位置決めされているため、図4に示すように、第1の位置決めピン4はピン案内部10bを越えて第1の嵌合部7に嵌合し、同時に第2の位置決めピン5も第2の嵌合部9に嵌合する。
【0017】
第1の位置決めピン4がピン案内部10bを越えて凹部10cまで来ると、ロックレバー10は、その突き当て部10eによる弾性によって下向きに付勢され、それとともに、手動によりロックレバー10を下向きに回動させ、ロックレバー10のピン係止部10dが第1の位置決めピン4を乗り越えることにより、図5に示すように原位置に復帰するため、第1の嵌合部7に嵌合した第1の位置決めピン4は、ロックレバー10のピン係止部10dにて抜け止めされ、これによりユニット1は、ロックレバー10により画像形成装置本体2内の定位置にロックされる。この後、カバー3を閉じる。
【0018】
ユニット1を画像形成装置本体2内から取り出すには、摘み部10aを持ってロックレバー10を図3の状態まで上向きに回動させ、この状態でユニット1を手前に引く抜けばよい。
【0019】
図6に示すように、ロックレバー10の突き当て部10eに切欠き10fを設ければ、突き当て部10eの弾性を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、ロックレバーをガイド位置に位置決めすることにより、ロックレバー自体で位置決めピンを画像形成装置本体内の嵌合部へと案内し、嵌合した位置決めピンを直ちにロックレバーで抜け止めできるので、位置決めピンを案内する案内溝を側板に設ける必要がなく、ユニットを画像形成装置本体内に簡単に位置決めおよびロックできる。
【0021】
また、ロックレバーがガイド位置に位置決めされるときの衝撃を、ロックレバーの弾性を保有させた突き当て部で和らげることができるので、ロックレバー自体およびそれを枢支する軸の破損を防止できるとともに、突き当て部が当接する画像形成装置本体側の受け部に傷がつかない。
【0022】
請求項2に係る発明によれば、ロックレバー自体を弾性材質としたので、ロックレバーの製造コスト(部品コスト)を低減できる。
【0023】
請求項3に係る発明によれば、ロックレバーのピン案内部を湾曲形成したので、ユニットの挿入に伴う位置決めピンの移動にてロックレバーをガイド位置へと回動させることができる。
【0024】
請求項4に係る発明によれば、ロックレバーにピン案内部に続くピン係止部を設けたので、ピン案内部に案内されて嵌合部に嵌合した位置決めピンを、このピン係止部にて直ちに抜け止めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニットを画像形成装置本体内に挿入する前のこれらの斜視図である。
【図2】ユニットを画像形成装置本体内に挿入した当初の状態の簡略断面図である。
【図3】第1の位置決めピンにてロックレバーを上向きに回動させ、第1の位置決めピンおよび第2の位置決めピンが嵌合部に嵌合する直前までユニットを挿入した状態の簡略断面図である。
【図4】第1の位置決めピンおよび第2の位置決めピンが嵌合部に嵌合するところまでユニットを挿入した状態の簡略断面図である。
【図5】ユニットをロックレバーにてロックした状態の簡略断面図である。
【図6】ロックレバーの変形例の側面図である。
【符号の説明】
1 ユニット
2 画像形成装置本体
3 カバー
4 第1の位置決めピン
5 第2の位置決めピン
6 側板
7 第1の嵌合部
8 立ち上がり凸部
9 第2の嵌合部
10 ロックレバー
10a 摘み部
10b ピン案内部
10c 凹部
10d ピン係止部
10e 突き当て部
10f 切欠き
11 軸
12 受け部
13 レバー位置決め手段
Claims (4)
- 画像形成装置本体内にユニットを挿入し、該ユニットの位置決めピンを画像形成装置本体の嵌合部に入れ、ロックレバーを回動させて前記位置決めピンを抜け止めし、前記ユニットを画像形成装置本体内の定位置に固定する画像形成装置において、
前記画像形成装置本体側に受け部を形成するとともに、
前記ロックレバーを、ガイド位置に回動可能にロック位置で支持し、
前記ロックレバーに、前記ユニットが挿入されたときに、該ユニットの位置決めピンが当接され、前記ユニットのさらなる挿入に伴う前記位置決めピンの移動にて前記ロックレバーが前記ガイド位置へと回動されるように、またこのガイド位置としたときに、前記ユニットがさらに挿入されるに伴い、前記位置決めピンを前記嵌合部へと案内するように、ピン案内部を形成し、
さらに前記ロックレバーに、それを前記ガイド位置としたとき、前記受け部に当接して前記ロックレバーを前記ガイド位置に位置決めする突き当て部を、弾性を保有させて形成したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ロックレバーを弾性材質とすることにより、前記突き当て部に弾性を保有させたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ピン案内部を湾曲形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記ロックレバーに前記ピン案内部に続くピン係止部を設け、ピン案内部に案内されて前記嵌合部に嵌合した前記位置決めピンをこのピン係止部にて抜け止めすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の画像形成装置。
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