JP3651269B2 - 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド - Google Patents

管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP3651269B2
JP3651269B2 JP20029498A JP20029498A JP3651269B2 JP 3651269 B2 JP3651269 B2 JP 3651269B2 JP 20029498 A JP20029498 A JP 20029498A JP 20029498 A JP20029498 A JP 20029498A JP 3651269 B2 JP3651269 B2 JP 3651269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
steel pipe
thin
rolling
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20029498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000033449A (ja
Inventor
日出雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP20029498A priority Critical patent/JP3651269B2/ja
Publication of JP2000033449A publication Critical patent/JP2000033449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3651269B2 publication Critical patent/JP3651269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forging (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に薄肉鋼管の管端部にJIS B 0203に規定される管用テーパ雄ねじを転造加工した薄肉鋼管の製造方法及びこの製造方法に使用する中子治具を備えた転造加工装置のダイヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築設備配管の中で、消火、冷却水、冷温水に使用される配管用炭素鋼鋼管(JIS G 3452,SGP)の接続に用いる継手として、転造ねじを用いた継手工法がある。
【0003】
この転造ねじは、繊維組織がねじ山に沿って連続に形成され、また、ねじの強さの上で最も重要な谷の部分は、高度の塑性加工を受けて加工硬化し、極めて微細な硬い組織になるので、切削ねじと比べて、大幅に強度が向上する。しかも、ねじ谷底の肉厚も切削ねじよりも大きい。
【0004】
ところで、上記したような長所を有する転造ねじを加工するに際しては、例えばボルト等は、中実の丸棒を回転させ、その丸棒に対して通常3個の回転する転造ローラを一度に寄せていく、いわゆる「寄せ転造」によってねじ部を形成している。
【0005】
しかしながら、管端に管用テーパ雄ねじを転造加工しようとした場合、管は中空であるから、ボルト等と異なり、寄せ転造によって転造ローラを押付けていけば、転造ねじ加工は可能であるが、加工装置が複雑で大規模なものとなり、建築現場で汎用されているポータブルのねじ加工機には適用し難い。
【0006】
そこで、図5(a)に示すように、例えば0.2mm程度の僅かな厚みだけ管Pの端部(ねじ部の約1/3程度の長さ)の表面を、真円を得るためにテーパ状に切削し、その後、管Pを回転させながら、管Pの端から徐々に例えば5個の転造ローラRに送り込んでいく、いわゆる「歩み転造」が開発された。この歩み転造によれば、図5(b)〜(e)に示すように、ねじ山を管端から一山ずつ成形することになる。なお、転造加工が終了すると、管端がストッパーSを押し、リミットスイッチSWが押される。リミットスイッチSWが押されると、管Pは反転し、転造ローラRから離れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、歩み転造において、転造加工する対象が薄肉鋼管の場合は、t/D(ティーバイディ:肉厚を管外径で除した値)が小さくなる。t/Dが小さくなると鋼管の反発力が小さいため、転造加工において転造ローラが押付けられたにも拘らず、正規のねじ山形状にねじが盛り上がらず、ねじ山不良を招く。従って、薄肉鋼管の場合には転造ねじの加工例は少なく、建設省の機械設備工事共通仕様書にも、薄肉鋼管用の転造ねじは規定されていないのが現状である。
【0008】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、薄肉鋼管の管端部に管用テーパねじを転造加工した薄肉鋼管の製造方法及びこの製造方法に使用する中子治具を備えた転造加工装置のダイヘッドを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法は、薄肉鋼管の管端部に転造加工するに際し、薄肉鋼管の管端部に、平行雄ねじを外周に形成した中子治具を挿入した状態で管端から転造加工することとしている。そして、このようにすることで、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工した際、中子治具が存在することにより鋼管の反発力が十分に発生し、正規のねじ山形状に盛り上がることになる。加えて、管用テーパ雄ねじの転造加工後は、薄肉鋼管の転造ねじ加工用中子治具を左回りに回転させれば容易に取外すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法は、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工する、薄肉鋼管の前記管端内部に、平行雄ねじを外周に形成した中子治具を挿入した状態で管端から転造加工るものである。
【0011】
上記した第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法において、中子治具の先端が薄肉鋼管の管端よりもねじ山が1山以上突出するように、薄肉鋼管の管端内部に挿入した後、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを管端から転造加工すれば、転造加工時、中子治具が軸方向に移動しても、薄肉鋼管の管端の保持が外れることがない。従って、転造加工時、薄肉鋼管に力が作用しても、薄肉鋼管の管端部はつぶれることがない。転造加工後は、薄肉鋼管の内面に、中子治具の平行雄ねじに沿ったねじが形成されるので、薄肉鋼管の転造ねじ加工用中子治具を左回りに回転させれば容易に取外すことができる。
【0012】
また、第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具の平行雄ねじの形成部と連続して治具張付き部を設け、かつ、この治具張付き部の外周1箇所以上に、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、突出方向に付勢された球体突出部を設けた前記中子治具を、前記管端部に挿入した状態で転造加工する場合には、管用テーパ雄ねじの転造加工時、中子治具が薄肉鋼管の回転力やその他の外力によって、挿入位置から動くことを可及的に防止できる。
【0013】
また、第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具の少なくともどちらか一方側面、或いは、平行雄ねじの形成部の側面に、中子治具の左回転用凸部又は凹部を設けた中子治具を、前記管端部に挿入した状態で転造加工する場合には、取外しの際、中子治具の回転を容易に行うことができる。
【0014】
第2の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法は、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工する、薄肉鋼管の前記管端内部に、外筒体とこの外筒体に挿入される挿入体とからなり、外筒体は、2つ以上の分割部から構成され、筒状となされた際に内部空間が截頭円錐状に形成されると共に、分割部には隙間が形成され、また、挿入体は、外筒体の内部空間と相似形の截頭円錐状に形成すると共に、治具張付き部を外筒体と連続して設け、かつ、この治具張付き部の外周1箇所以上に、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、突出方向に付勢された球体突出部を設けた中子治具を、挿入した状態で転造加工するものである。
【0015】
挿入体を外筒体に対して挿入位置決めした状態の、上記した第2の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法において、薄肉鋼管の管端内部に、中子治具の先端が薄肉鋼管の管端より若干突出するようにして挿入した後、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工すれば、転造加工時、中子治具が軸方向に移動しても、薄肉鋼管の管端の保持が外れることがない。従って、転造加工時、薄肉鋼管に力が作用しても、薄肉鋼管の管端部はつぶれることがない。転造加工後は、外筒体に対する挿入体の位置決めを解除すれば、中子治具を薄肉鋼管から容易に取外すことができる。
【0016】
また、テーパ雄ねじの転造加工時、中子治具が薄肉鋼管の回転力やその他の外力によって、挿入位置から動くこともない。
【0017】
また、第2の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法において、外筒体から挿入体を取出した際、分割部の他方端部が、隙間を埋めるように縮径が可能なように形成した前記中子治具を、前記管端部に挿入するようにすれば、薄肉鋼管の管端部からの中子治具の取外しを、より容易に行うことができる。
【0018】
本発明に係る転造加工装置のダイヘッドは、回転中の管を、管端から徐々に転造ローラに送り込むことで、管用テーパ雄ねじのねじ山を管端から一山ずつ成形し、成形終了後は管端がストッパーを押すことで、転造加工の終了を検知するように構成した「歩み転造」による転造加工装置のダイヘッドであって、前記ストッパーの先端に、平行雄ねじを外周に形成するとともに、治具張付き部を前記平行雄ねじの形成部と連続して設け、かつ、この治具張付き部の外周1箇所以上に、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、突出方向に付勢された球体突出部を設けた中子治具、或いは、前記平行雄ねじの形成部の側面に、中子治具の左回転用凸部又は凹部を設けた中子治具を突出状に取付けたものである。
本発明に係る転造加工装置のダイヘッドを使用すれば、第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具を、手作業によらず自動的に薄肉鋼管の管端部に装着することができる。
【0019】
また、上記した本発明に係る転造加工装置のダイヘッドにおいて、ストッパーに対して、中子治具の軸方向にねじ山が1山以上移動可能なように、中子治具を取付け、かつ、中子治具が薄肉鋼管の管端に装入される際、中子治具の先端が薄肉鋼管の管端よりもねじ山が1山以上突出するように設置しておけば、転造加工時、中子治具が軸方向に移動しても、薄肉鋼管の管端の保持が外れることはない。
【0020】
また、管端部へのテーパ雄ねじの転造加工終了時、管端によってストッパーが押され、リミットスイッチが働いて薄肉鋼管が逆回転し、薄肉鋼管とダイヘッドが離れる構成の転造加工装置において、薄肉鋼管が逆回転してダイヘッドから離反する際、中子治具が薄肉鋼管の逆回転と同調回転しないように、ストッパーに対して回転が自在なように取付けられた中子治具とストッパーとの相対回転阻止手段と、ストッパーの回転阻止手段を設けた場合には、転造加工終了後、薄肉鋼管のダイヘッドからの離反に伴って、中子治具は薄肉鋼管の管端から外れていく。
【0021】
【実施例】
以下、本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具を図1〜図3に示す一実施例に基づいて説明した後、第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具を取付けた本発明に係る転造加工装置のダイヘッドを用いて、薄肉鋼管の管端にテーパ雄ねじを転造加工する方法を、図4を用いて説明する。
【0022】
図1は第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具の説明図、図2は2つの分割部で構成した外筒体を有する第2の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具の第1の本発明方法に使用するものと異なる構成部分の説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図、図3は3つの分割部で構成した外筒体を有する第2の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具の図2と同様の説明図で、(a)は正面図、(b)は筒状となされた3つの分割部の右側面図、図4は第1の本発明に係る管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法に使用する中子治具を取付けた本発明に係る転造加工装置のダイヘッドを用いて、薄肉鋼管の管端にテーパ雄ねじを転造加工する方法を順を追って説明する図である。
【0023】
図1において、1は本発明方法使用する中子治具であり、その外周に、薄肉鋼管の管端部に転造加工するテーパ雄ねじと同一ピッチの平行雄ねじ1aを形成している。そして、この平行雄ねじ1aの谷の径d1は、前記テーパ雄ねじのねじ先端部(JIS B 0203の基準寸法において基準径の位置からa寸法の長さだけ管端部へ進んだ位置)における谷の径よりも小さくなされ、また、外径dは前記テーパ雄ねじのねじ先端部(JIS B 0203の基準寸法において基準径の位置からa寸法の長さだけ管端部へ進んだ位置)における外径よりも小さくなされている。
【0024】
1bは前記平行雄ねじ1aを形成したねじ形成部であり、このねじ形成部1bと連続して治具張付き部1cが同一軸芯に設けられている。この治具張付き部1cは、テーパ雄ねじを転造加工した後における薄肉鋼管の最小内径より小径に形成され、かつ、例えば円周上6等分位置における外周面に、夫々1個ずつ、計6個の球体突出部1dを設けている。なお、図1では判り易くするために、球体突出部1dは上下に2個だけ設けたものを示している。
【0025】
そして、これら6個の球体突出部1dは、常時は、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、夫々スプリング1eによって外周面から突出する方向に付勢されている。なお、治具張付き部1cにおける球体突出部1dの取付け部分の表面は、例えばかしめられて、球体突出部1dが治具張付き部1cから抜け落ちないようになっている。また、前記ねじ形成部1bにおける治具張付き部1cと反対側の側面には、例えば六角穴状の凹部1fが形成され、転造加工後、薄肉鋼管の管端部から本発明に係る中子治具1を取出し易くなっている。
【0026】
図1に示す本発明方法使用する中子治具1は上記した構成であり、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工する際には、薄肉鋼管の前記管端内部に、治具張付き部1cが奥となるようにし、かつ、ねじ形成部1bにおける平行雄ねじ1aのねじ山が1山以上薄肉鋼管の管端から突出するように、例えば作業者が手作業で挿入するものである。この挿入時、球体突出部1dはスプリング1eの付勢力に抗して、治具張付き部1c内に押込まれるので、中子治具1は薄肉鋼管の管端内部に容易に挿入することができる。
【0027】
このようにして、中子治具1を挿入した後は、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工するのであるが、この管用テーパ雄ねじの転造加工時、治具張付き部1cの作用によって、中子治具1が薄肉鋼管の回転力やその他の外力によって、挿入位置から動くことが可及的に防止される。
【0028】
仮に、中子治具1がその軸方向に若干動いたとしても、予め、ねじ形成部1bにおける平行雄ねじ1aのねじ山が1山以上、薄肉鋼管の管端から突出するように装着しているので、何ら問題は生じない。従って、管端内部はねじ形成部1bで確実に保持されているので、転造ローラの加工開始時において、薄肉鋼管の管端部はつぶれることがない。
【0029】
管用テーパ雄ねじを転造加工した後は、薄肉鋼管の内面に、中子治具1の平行雄ねじ1aに沿ったねじが形成され、また同時に、t/Dの小さい薄肉鋼管であっても、中子治具1から伝わる反発力によって、薄肉鋼管の外面に転造形成される管用テーパ雄ねじのねじ山形状は正規のねじに仕上げることができるので、何ら問題は生じない。
【0030】
そして、管用テーパ雄ねじを転造加工した後は、前記した凹部1fに六角レンチを嵌入させて、中子治具1を左回りに回転させれば、中子治具1は薄肉鋼管の内面に形成された前記ねじに案内されて容易に取外すことができる。
【0031】
第1の本発明方法使用する中子治具1は上記したものに限らないことは言うまでもない。例えば治具張付き部1cがないものであっても、さらに、凹部1fに代えて凸部を設けたものでも、凹部1fがないものであっても良い。
【0032】
次に、図2及び図3に示す第2の本発明方法使用する中子治具11の図1に示す第1の本発明方法に使用するものと異なる構成部分について説明する。
第2の本発明方法使用する中子治具11は、外筒体12とこの外筒体12に挿入される挿入体13とで形成されている。
【0033】
このうち、外筒体12は、例えば図2に示す実施例では2つの分割部12aで、また、図3に示す実施例では同じく3つの分割部12aで構成し、これら各分割部12aの一方端面を、例えばボルト12bによって取付け板12cにルーズに取付け、ボルト12bを支点として各分割部12aの他方端部が拡縮状に揺動が自在なように形成されている。そして、外筒体12は、前記各分割部12aで筒状となした際、内部空間12dが截頭円錐状に形成されると共に、これらの各分割部12a間は隙間12eを有するようになっている。
【0034】
また、挿入体13は、前記した外筒体12の内部空間12dと相似形の截頭円錐状に形成され、挿入体13が外筒体12の内部空間12dに挿入位置決めされた時に、外筒体12は、その外周径が転造加工される管用テーパ雄ねじのねじ先端部における谷の径よりも小さい円筒状で固定されるようになっている。
【0035】
挿入体13の外筒体12に対する挿入位置決め手段は特に限定されるものではないが、例えば図2に示すものでは、挿入体13の頭部にねじ軸13aを突設し、このねじ軸13aに螺合するナット体13bを締付けることにより、挿入体13を外筒体12の取付け板12c側に引き込み、取付け板12cに設けた嵌入凹部12caに各分割部12aの一方端部を嵌入させることで、各分割部12aが円筒状に固定されるものを示している。
【0036】
また、図3に示すものでは、挿入体13の底部外周面に雄ねじ13cを設けると共に、底部に押え蓋13dを連設し、一方、外筒体12の分割部12aにおける他方端部の内周には前記雄ねじ13cに螺合する雌ねじ12aaを形成することで、挿入体13の外筒体12に対する挿入位置決めを行うものを示している。
【0037】
すなわち、図3に示すものでは、押え蓋13dの撮み部13daを回して、挿入体13を回転させることで、前記雄ねじ13cと雌ねじ12aaを螺合させ、押え蓋13dに形成した嵌入凹部13dbに各分割部12aの他方端部を嵌入させることで、各分割部12aが円筒状に固定されるものを示している。
【0038】
図2及び図3に示す本発明方法使用する中子治具11の図1に示す第1の本発明方法に使用するものと異なる構成部分は上記した構成であり、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工する際には、各分割部12aが円筒状に固定された状態で、薄肉鋼管の前記管端内部に、図2に示す実施例では、挿入体13の底部側(図2(a)における紙面左側)が、また、図3に示す実施例では、挿入体13の頭部側(図3(a)における紙面左側)が奥となるようにして挿入する。
【0039】
このようにして、中子治具11を挿入した後は、薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工するのであるが、この管用テーパ雄ねじの転造加工時、管端内部は円筒状に固定された外筒体12で確実に保持されているので、中子治具11の反発力によってねじ山が盛り上がり、正規のねじが加工される。
【0040】
管用テーパ雄ねじを転造加工した後は、薄肉鋼管の内面に、管端から軸方向に沿って外筒体12の隙間12eにめり込んだ凸部が、図2に示す実施例では2箇所、また、図3に示す実施例では3箇所発生するが、薄肉鋼管の外面に転造形成される管用テーパ雄ねじのねじ山形状は正規のねじに仕上げることができるので、何ら問題は生じない。
【0041】
そして、管用テーパ雄ねじを転造加工した後は、図2に示す実施例ではナット体13bを、また、図3に示す実施例では撮み部13daを回して、外筒体12への挿入体13の挿入位置決めを解除し、外筒体12の分割部12aを揺動状態となせば、中子治具11を容易に取外すことができる。
【0042】
第2の本発明方法使用する中子治具11は上記したものに限らないことは言うまでもない。例えば分割部12aの他端側が隙間を埋めるように縮径が可能なように、拡縮自在に取付けられていないものでも良い。但し、この場合、図2及び図3に示したものと比べて、中子治具11の取外しに若干時間がかかる。
【0043】
図1に示した第1の本発明方法使用する中子治具1は、上記したように作業者が人為的に薄肉鋼管の端部に装着しても良いが、図4に示したように、ストッパー21の先端に突出状に取付けたダイヘッド22を使用すれば、自動的に中子治具1の装着が行えるようになる。これが本発明に係る転造加工装置のダイヘッド22である。
【0044】
ストッパー21に対する中子治具1の取付け手段は特に限定されないが、例えば図4に示す実施例では、中子治具1の一方端面に芯棒1gを突設し、この芯棒1gの先端に設けた頭部1hをストッパー21の内部空間21a内に収納させることで、ストッパー21の先端に、中子治具1を相対回転が自在なように、突出状に取付けたものを示している。
【0045】
そして、図4に示す実施例では、ストッパー21の先端面と中子治具1の間にコイルスプリング23を介設し、常時は、中子治具1がストッパー21から一番突出した状態で保持されるようにしている。加えて、図4に示す実施例では、前記した頭部1hと、内部空間21aの奥部にセレーション24を形成したものを示している。
【0046】
このような実施例では、図4(a)に示したように、中子治具1における平行雄ねじ1aのねじ山が1山以上、薄肉鋼管25の管端から突出するように設定した開始位置から、歩み転造により、薄肉鋼管25の端から徐々に転造ローラRに送り込んで、図4(a)〜(c)に示すように、ねじ山を管端から一山ずつ成形していけば、薄肉鋼管25の管端内部は中子治具1で確実に保持されているので、薄肉鋼管25の管端部はつぶれることがない。
【0047】
そして、図4に示す実施例では、転造加工完了時には、図4(c)に示すように、中子治具1はコイルスプリング23の付勢力に抗してストッパー21側に移動し、頭部1hと内部空間21aの奥部のセレーション24が噛合い、中子治具1とストッパー21との相対回転が阻止された状態になっている。
【0048】
なお、頭部1hの芯棒1g側の座面と内部空間21aの間には、Oリング26が介設されているので、前記転造加工時、中子治具1を薄肉鋼管25の奥部側に引込む力が作用しても、Oリング26が圧縮されて、ストッパー21や中子治具1に過大な力が作用することがない。また、Oリング26が圧縮されて薄肉鋼管25の奥部側に中子治具1が若干動いたとしても、予め、ねじ形成部1bにおける平行雄ねじ1aのねじ山が1山以上、薄肉鋼管25の管端から突出するように設定しているので、薄肉鋼管25の管端の保持が外れることはなく、転造加工時、何ら問題は生じない。
【0049】
転造加工が終了すると、薄肉鋼管25の管端がストッパー21を押し、リミットスイッチSWが押される。リミットスイッチSWが押されると、リミットスイッチSWが働いて薄肉鋼管25が逆回転し、薄肉鋼管25とダイヘッド22が離れようとする。この際、前記リミットスイッチSWが働いた瞬間にクランプ27でストッパー21を拘束し、ストッパー21が回転しないようにすれば、中子治具1とストッパー21との相対回転が阻止されることとあいまって、薄肉鋼管25のダイヘッド22からの離反に伴って、中子治具1は薄肉鋼管25の管端から外れていく。
【0050】
本発明に係る転造加工装置のダイヘッド22は上記した実施例に限らないことは言うまでもない。例えば、管端部へのテーパ雄ねじの転造加工終了時、管端によってストッパー21が押され、リミットスイッチSWが働いて薄肉鋼管25が逆回転し、薄肉鋼管25とダイヘッド22が離れる構成の転造加工装置でない場合には、前記したセレーション24のような中子治具1とストッパー21との相対回転阻止手段や、クランプ27のようなストッパー21の回転阻止手段は必要ない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、管端部がつぶれることなく、薄肉鋼管の管端部に管用テーパねじを転造加工することができると共に、転造加工後も容易に取外すことができる。
また、本発明に係る転造加工装置のダイヘッドを使用すれば、転造加工時、第1の本発明の中子治具を自動的の薄肉鋼管の管端部に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の本発明方法使用する薄肉鋼管の転造ねじ加工用中子治具の説明図である。
【図2】 2つの分割部で構成した外筒体を有する第2の本発明方法使用する薄肉鋼管の転造ねじ加工用中子治具の第1の本発明方法に使用するものと異なる構成部分の説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】 3つの分割部で構成した外筒体を有する第2の本発明方法使用する薄肉鋼管の転造ねじ加工用中子治具の図2と同様の説明図で、(a)は正面図、(b)は筒状となされた3つの分割部の右側面図である。
【図4】 (a)〜(c)は、第1の本発明方法使用する中子治具を取付けた本発明に係る転造加工装置のダイヘッドを用いて、薄肉鋼管の管端にテーパ雄ねじを転造加工する方法を順を追って説明する図、(d)は(a)の矢視B−B図、(e)は(c)の矢視C−C図である。
である。
【図5】 (a)〜(e)は歩み転造によって鋼管の管端にテーパ雄ねじを転造加工する方法を順を追って説明する図である。
【符号の説明】
1 中子治具
1a 平行雄ねじ
1b ねじ形成部
1c 治具張付き部
1d 球体突出部
1e スプリング
1f 凹部
11 中子治具
12 外筒
12a 分割部
12d 内部空間
12e 隙間
13 挿入体
21 ストッパー
22 ダイヘッド
24 セレーション
25 薄肉鋼管
26 Oリング
27 クランプ

Claims (8)

  1. 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法であって、
    薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工する
    薄肉鋼管の前記管端内部に、平行雄ねじを外周に形成した中子治具を挿入した状態で管端から転造加工することを特徴とする管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法
  2. 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法であって、
    薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工するに際し、
    薄肉鋼管の前記管端内部に、平行雄ねじを外周に形成するとともに、治具張付き部を前記平行雄ねじの形成部と連続して設け、かつ、この治具張付き部の外周1箇所以上に、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、突出方向に付勢された球体突出部を設けた中子治具を、前記管端部に挿入した状態で転造加工することを特徴とする管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の製造方法において、
    前記中子治具の少なくともどちらか一方側面、或いは、平行雄ねじの形成部の側面に、中子治具の左回転用凸部又は凹部を設けた中子治具を、前記管端部に挿入した状態で転造加工することを特徴とする管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法
  4. 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法であって、
    薄肉鋼管の管端部に管用テーパ雄ねじを転造加工する
    薄肉鋼管の前記管端内部に、
    外筒体とこの外筒体に挿入される挿入体とからなり、
    外筒体は、2つ以上の分割部から構成され、筒状となされた際に内部空間が截頭円錐状に形成されると共に、分割部には隙間が形成され、
    また、挿入体は、外筒体の内部空間と相似形の截頭円錐状に形成すると共に、
    治具張付き部を前記外筒体と連続して設け、かつ、この治具張付き部の外周1箇所以上に、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、突出方向に付勢された球体突出部を設けた中子治具を、挿入した状態で転造加工することを特徴とする管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法
  5. 請求項4記載の製造方法において、
    外筒体から挿入体を取出した際、分割部の他方端部が、隙間を埋めるように縮径が可能なように形成した前記中子治具を、前記管端部に挿入した状態で転造加工することを特徴とする管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法
  6. 回転中の管を、管端から徐々に転造ローラに送り込むことで、管用テーパ雄ねじのねじ山を管端から一山ずつ成形し、成形終了後は管端がストッパーを押すことで、転造加工の終了を検知するように構成した「歩み転造」による転造加工装置のダイヘッドであって、
    前記ストッパーの先端に、
    平行雄ねじを外周に形成するとともに、治具張付き部を前記平行雄ねじの形成部と連続して設け、かつ、この治具張付き部の外周1箇所以上に、薄肉鋼管の内径より大きな径となるように、突出方向に付勢された球体突出部を設けた中子治具、
    或いは、前記平行雄ねじの形成部の側面に、中子治具の左回転用凸部又は凹部を設けた中子治具、
    を突出状に取付けたことを特徴とする転造加工装置のダイヘッド。
  7. 中子治具は、転造加工開始時において、薄肉鋼管の管端部からねじ山1山以上突き出た状態で設置され、かつ、ストッパーに対して、中子治具の軸方向にねじ山が1山以上移動可能なように取付けられていることを特徴とする請求項6記載の転造加工装置のダイヘッド。
  8. 管端部へのテーパ雄ねじの転造加工終了時、管端によってストッパーが押され、リミットスイッチが働いて薄肉鋼管が逆回転し、薄肉鋼管とダイヘッドが離れる構成の転造加工装置において、薄肉鋼管が逆回転してダイヘッドから離反する際、中子治具が薄肉鋼管の逆回転と同調回転しないように、ストッパーに対して回転が自在なように取付けられた中子治具とストッパーとの相対回転阻止手段と、ストッパーの回転阻止手段を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載の転造加工装置のダイヘッド。
JP20029498A 1998-07-15 1998-07-15 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド Expired - Fee Related JP3651269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20029498A JP3651269B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20029498A JP3651269B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000033449A JP2000033449A (ja) 2000-02-02
JP3651269B2 true JP3651269B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=16421932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20029498A Expired - Fee Related JP3651269B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3651269B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102688921A (zh) * 2012-06-25 2012-09-26 陈穗玲 一种滚擦成型管螺纹机及其螺纹制造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115889903A (zh) * 2022-12-16 2023-04-04 锦州万友机械部件有限公司 一种用于薄壁管外螺纹滚牙加工的内支撑机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102688921A (zh) * 2012-06-25 2012-09-26 陈穗玲 一种滚擦成型管螺纹机及其螺纹制造方法
CN102688921B (zh) * 2012-06-25 2015-09-09 陈穗玲 一种滚擦成型管螺纹机及其螺纹制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000033449A (ja) 2000-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100095500A1 (en) Injector sleeve removal tool
JPS6242168B2 (ja)
JP2005525522A (ja) ファスナ及びその装着方法
JP2840540B2 (ja) ドライバ、レンチ本体及びジョイントの調整方法
JPH0762486B2 (ja) ねじ付固着具およびねじ付固着具を取付ける方法
JP3651269B2 (ja) 管用テーパ雄ねじ付き薄肉鋼管の製造方法及び転造加工装置のダイヘッド
GB2085782A (en) Torque applying tool
JP3025085B2 (ja) 穿孔具
JP2016153136A (ja) フレア工具
US4501519A (en) Threading die couple
WO2010058474A1 (ja) 拡開式締結具
JP6009475B2 (ja) クランプ金具及びその製造方法
JPH08232932A (ja) ボルトの緩めトルク低減構造および緩め方法
JP5953410B1 (ja) 管継手構造
JP2007177886A (ja) 拡開式締結具
JP2021071147A (ja) 拡開式アンカー
JP5280328B2 (ja) 締結装置、締結方法および締結解除方法
JP3483845B2 (ja) 薄肉管への転造ねじ加工用中子治具及び転造ねじ加工方法並びにこの方法により加工された薄肉管と転造ローラ
JP2003239925A (ja) ボルトアセンブリ
JPS6330124Y2 (ja)
WO1995007799A1 (en) Roller swaging tool
JPS5840394Y2 (ja) カンセツゴウブリダツボウシカナグ
JPH0262723B2 (ja)
JPS5917464Y2 (ja) ブラインドナツト締着工具のノ−ズピ−ス
JPS5817733Y2 (ja) ヘクスキ−チヤツク

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees