JP3651215B2 - 信号処理回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの入力に対して所定の信号処理を行う信号処理回路に関し、特に2つの入力のうちの一方の入力とある参照値とを比較して係数を算出し、その算出した係数を他方の入力に掛け合わせる処理を行う信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の信号処理回路としては、例えば、入力Aをある参照値Dと比較し、その比較結果を基に入力Bと入力Cとの混合比を変えて加算する処理を行う回路がある。その具体的な構成例としては、
▲1▼比較用にROM(Read-Only Memory)などによるLUT(Look-Up Table) を用いて係数を算出し、この算出した係数を乗算器を用いて入力Bと入力Cに掛け合わせた後に加算する構成のもの
▲2▼入力Aと参照値Dを比較する際に、除算器を用いて(A/D)の計算を行って係数を算出し、この算出した係数を乗算器を用いて入力Bと入力Cに掛け合わせた後に加算する構成のもの
などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ROMを使用した前者のLUT方式では、参照値Dに対応して予めROMに格納されている係数を用いることになるため、参照値Dを任意に変化させることが難しいという問題がある。一方、後者の方式では、除算器を使用するため、ゲート規模が大きくなるという問題がある。また、いずれの方式の場合でも、乗算器を使用していることから、回路規模の縮小化に有利なブースアルゴリズムなどを使用したとしてもゲート規模が大きくなってしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、参照値を任意に変化させることが可能で、かつ、ゲート規模の小さい回路を実現可能な信号処理回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による信号処理回路は、第1の入力に応じて制御量を決定する決定手段と、第1の入力の極性に基づいて加算又は減算の判定を行う判定手段と、第2の入力の信号レベルを1/2倍する1/2手段と、第2の入力を上記制御量に応じたシフト量だけシフトするシフト手段と、判定手段の判定結果に基づいてシフト手段の出力と1/2手段の出力とを加算又は減算する演算手段とを備えた構成となっている。
【0006】
上記構成の信号処理回路において、第2の入力の信号レベルを1/2倍したものと、第1の入力に応じて決定された制御量に応じたシフト量だけシフトしたものとを、第1の入力の極性の判定結果に基づいて加算又は減算することで、第1の入力が0のときを基準として、第1の入力の正負のレベルに応じて第2の入力のレベルが連続的に変化する。
【0007】
したがって、第2の入力を例えば2つとし、この2つの入力を混合する処理を行う際に、2つの入力のうちの一方の入力に対して加算を行った場合には他方の入力に対して減算を行い、一方の入力に対して減算を行った場合には他方の入力に対して加算を行うことで、上記制御量を基に2つの入力の混合比を変えて加える処理が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【0009】
図1から明らかなように、本実施形態に係る信号処理回路は、回路入力として入力A、入力B、入力Cおよび参照値Dの4つを持ち、入力Aと参照値Dを比較して係数1、係数2を算出し、その算出した係数1,2を(1)式のように入力Bと入力Cにそれぞれ掛け合わせた後加算して出力する構成を採っている。
出力=係数1×入力B+係数2×入力C ……(1)
【0010】
ここで、(係数1+係数2)は常に一定であり、図2の特性図に示すように、通常は(係数1+係数2)=1.0である。図2の特性図において、実線が係数1を、一点鎖線が係数2をそれぞれ示している。ただし、システムの構成によっては、(係数1+係数2)=1.0とならない場合もあり得る。
【0011】
図1において、入力Aは絶対値化回路11で絶対値化された後n算出回路12に供給されるとともに、正負判定回路13で正極性であるか負極性であるかの判定が行われる。n算出回路12は、入力Aの絶対値と正の参照値Dとを比較することによって制御量n(nは整数)を算出する。このn算出回路12の具体的な構成については後で詳細に説明する。
【0012】
入力Bは、複数ビットのシフトが可能なバレルシフタ(barrel shifter)14に供給されるとともに、1/2回路15でその信号レベルが1/2倍された後加算/減算回路16に供給される。バレルシフタ14には、n算出回路12で算出された制御量nも入力される。バレルシフタ14は、その最大シフト量をN(Nは整数)とすると、入力Bを制御量nの値に基づいて(1/2)N-n 倍して加算/減算回路16に供給する。
【0013】
入力Cも同様に、バレルシフタ17に供給されるとともに、1/2回路18でその信号レベルが1/2倍された後減算/加算回路19に供給される。バレルシフタ17にも、n算出回路12で算出された制御量nが入力される。バレルシフタ19は、入力Cを制御量nの値に基づいて(1/2)N-n 倍して減算/加算回路19に供給する。そして、加算/減算回路16および減算/加算回路19の各出力は、加算器20で加算されて回路出力となる。
【0014】
入力B用の加算/減算回路16と入力C用の減算/加算回路19とは、加算と減算の動作が逆になる。すなわち、入力B側が加算のときは入力C側は減算となり、逆に入力B側が減算のときは入力C側は加算となる。また、減算を行う場合は、(1/2回路15,18の出力値−バレルシフタ14,17の出力値)の処理となる。この加算/減算の制御は、正負判定回路13の判定結果に基づいて行われる。
【0015】
図3は、N=8の場合のn算出回路12の具体的な回路構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
図3において、入力Aの絶対値は、7個のコンパレータ21〜27の各一方の入力Aとなる。一方、参照値Dは、1ビットシフト回路28、2ビットシフト回路29および3ビットシフト回路30に供給されるとともに、減算器31,32の各一方の入力となる。1ビットシフト回路28で1ビット分シフトされた参照値Dは、加算器33の一方の入力になるとともに、コンパレータ24の他方の入力Bとなる。
【0017】
2ビットシフト回路29で2ビット分シフトされた参照値Dは、減算器32の他方の入力および加算器34の一方の入力になるとともに、コンパレータ26の他方の入力Bとなる。3ビットシフト回路30で3ビット分シフトされた参照値Dは、減算器31、加算器33および加算器34の各他方の入力になるとともに、コンパレータ27の他方の入力Bとなる。減算器31,32の各減算出力は、コンパレータ21,22の各他方の入力Bとなる。また、加算器33,34の各加算出力は、コンパレータ23,25の各他方の入力Bとなる。
【0018】
以上説明した1ビットシフト回路28、2ビットシフト回路29、3ビットシフト回路30、減算器31,32および加算器33,34により、参照値Dを8等分する回路が構成されている。
【0019】
すなわち、参照値Dから3ビットシフト回路30の出力を減算器31で引いた結果が7D/8となり、参照値Dから2ビットシフト回路29の出力を減算器32で引いた結果が6D/8となり、1ビットシフト回路28の出力と3ビットシフト回路30の出力を加算器33で足した結果が5D/8となり、1ビットシフト回路28の出力がそのまま4D/8となり、2ビットシフト回路29の出力と3ビットシフト回路30の出力を加算器34で足した結果が3D/8となり、2ビットシフト回路29の出力がそのまま2D/8となり、3ビットシフト回路30の出力がそのままD/8となる。そして、これらの各値がコンパレータ21〜27の各他方の入力Bとなる。
【0020】
コンパレータ21〜27は、一方の入力Aと他方の入力Bとを比較し、A>Bのとき、高レベルの比較結果を出力する。すなわち、入力Aの絶対値が、7D/8よりも大のときコンパレータ21が、6D/8よりも大のときコンパレータ22が、5D/8よりも大のときコンパレータ23が、4D/8よりも大のときコンパレータ24が、3D/8よりも大のときコンパレータ25が、2D/8よりも大のときコンパレータ26が、D/8よりも大のときコンパレータ27がそれぞれ比較結果を出力する。
【0021】
コンパレータ21の比較出力は、8ビット入力のデコーダ35の8ビット目の入力になるとともに、インバータ36を介してAND回路37の一方の入力となる。コンパレータ22の比較出力は、AND回路38の他方の入力になるとともに、インバータ38を介してAND回路39の一方の入力となる。コンパレータ23の比較出力は、AND回路39の他方の入力になるとともに、インバータ40を介してAND回路41の一方の入力となる。コンパレータ24の比較出力は、AND回路41の他方の入力になるとともに、インバータ42を介してAND回路43の一方の入力となる。
【0022】
コンパレータ25の比較出力は、AND回路43の他方の入力になるとともに、インバータ44を介してAND回路45の一方の入力となる。コンパレータ26の比較出力は、AND回路45の他方の入力になるとともに、インバータ46を介してAND回路47の一方の入力となる。コンパレータ27の比較出力は、AND回路47の他方の入力になるとともに、デコーダ35の1ビット目の入力となる。AND回路37,39,41,43,45,47の各出力は、デコーダ35の7ビット目、6ビット目、5ビット目、4ビット目、3ビット目、2ビット目の各入力となる。
【0023】
以上により、デコーダ35の8ビットの入力データは、入力Aの絶対値が、7D/8よりも大のとき8ビット目が、6D/8よりも大のとき7ビット目が、5D/8よりも大のとき6ビット目が、4D/8よりも大のとき5ビット目が、3D/8よりも大のとき4ビット目が、2D/8よりも大のとき3ビット目が、D/8よりも大のとき2ビット目が、D/8以下のとき1ビット目がそれぞれ高レベルとなる。そして、デコーダ35は、これら8ビットの入力データを3ビットのn値(制御量)にデコードする。
【0024】
上記構成のn算出回路12において、制御量nの設定を一般式で表わすと、参照値Dを最大シフト量Nで割ったものをEとした場合、入力Aの絶対値が0≦j<Nを満たす整数値jに対してj×Eよりも大きくかつ(j+1)×E以下である場合にはn=jとし、入力Aが0の場合にはn=0とし、入力Aの絶対値が参照値Dよりも大きい場合にはn=N−1とする。なお、入力Aの絶対値がj×E以上でかつ(j+1)×Eよりも小さい場合にはn=jとし、入力Aの絶対値が参照値D以上の場合にはn=N−1とすることも可能である。
【0025】
以上説明した本実施形態に係る信号処理回路において、絶対値化回路11およびn算出回路12により、係数1/係数2を決めるための制御量nの算出が行われることになる。係数1/係数2の特性は、実際には、制御量nとバレルシフタ14,17、1/2回路15,18および加算/減算(減算/加算)回路16,19の特性によって決まる。係数1/係数2は、入力Aによって変化するが、入力Aが正のときに係数1>係数2になる設定とし、以下、係数1の特性について説明する。
【0026】
なお、正負判定回路13は入力Aの正負の極性判定を行い、入力Aが正極性の場合には加算/減算回路16での演算を加算とし、減算/加算回路19での演算を減算とし、また入力Aが負極性の場合には加算/減算回路16での演算を減算とし、減算/加算回路19での演算を加算とする。
【0027】
制御量nは、図3からも分かるように、|A|<D×(N−1)/Nでは、
n=int(A*N/D)
である。ここで、int(x)は、xを超えない整数の最大値を示す。以下、入力Aのレベル範囲ごとに場合分けして説明する。
【0028】
・A<−D×(N−1)/Nのとき
n=N−1となり、バレルシフタ14では係数が(1/2)N-n より1/2となり、また加算/減算回路16では入力Aが負であることから、1/2回路15の出力からバレルシフタ14の出力を減算する処理が行われるため、係数1=1/2−1/2=0となる。このとき、バレルシフタ17側では、係数2=1となる。
【0029】
・−D×(N−1)/N≦A<0のとき
バレルシフタ14では係数が1/2の(N−n)乗となり、また加算/減算回路16では入力Aが負であることから、1/2回路15の出力からバレルシフタ14の出力を減算する処理が行われるため、係数1=1/2−(1/2)N-n となる。
【0030】
・0<A≦D×(N−1)/Nのとき
バレルシフタ14では係数が1/2の(N−n)乗となり、また加算/減算回路16では入力Aが正であることから、1/2回路15の出力とバレルシフタ14の出力とを加算する処理が行われるため、係数1=1/2+(1/2)N-n となる。
【0031】
・D×(N−1)/N<Aのとき
n=N−1となり、バレルシフタ14では係数が(1/2)N-n より1/2となり、また加算/減算回路16では入力Aが正であることから、1/2回路15の出力とバレルシフタ14の出力とを加算する処理が行われるため、係数1=1/2+1/2=1となる。このとき、バレルシフタ17側では、係数2=0となる。
【0032】
なお、本例では、入力Aが正のとき加算/減算回路14が加算を、減算/加算回路19が減算を行い、入力Aが負のとき加算/減算回路14が減算を、減算/加算回路19が加算を行う場合について説明したが、その逆であっても良い。すなわち、入力Aが正のとき加算/減算回路14が減算を、減算/加算回路19が加算を行い、入力Aが負のとき加算/減算回路14が加算を、減算/加算回路19が減算を行うようにしても良い。
【0033】
上述したように、入力Aをある参照値Dと比較し、その比較結果を基に入力Bと入力Cとの混合比を変えて加算する信号処理回路において、入力Aの絶対値をある参照値Dと比較することで制御量nを算出するとともに、入力Aの極性の基づいて加算又は減算の判定を行う一方、入力Bの信号レベルを1/2倍したものに対して入力Bを制御量nに応じたシフト量だけシフトしたものを加算又は減算した値と、入力Cの信号レベルを1/2倍したものに対して入力Cを制御量nに応じたシフト量だけシフトしたものを減算又は加算した値とを算出し、これらの値を加算した結果を出力することにより、LUTや除算器を用いて係数を算出したり、乗算器を用いて入力B,Cに係数を掛け合わせるなどの処理を行わなくても良いため、参照値Dを任意に変化させることが可能となるとともに、ゲート規模の小さい回路の実現が可能となる。
【0034】
また、入力Bと入力Cを混合する際の混合比を、入力Aの絶対値と参照値Dとの比較結果に基づく制御量nに応じてほぼ連続的に決定することが可能となる。さらに、図2の特性図から明らかなように、ノイズなどにより入力Aが0付近でばらついても係数1/係数2の変化は僅かであり、したがって入力Bと入力Cの混合比があまり変化しないためノイズに強いものとなる。
【0035】
なお、上記実施形態においては、入力Aと参照値Dの比較結果を基に入力B,Cの2つの入力の混合比を変えて加算する信号処理を行う構成について説明したが、入力は必ずしも2つである必要はなく、1つの場合であっても良く、また3つ以上の場合であっても良い。ただし、入力が1つの場合には、混合比を変えるという概念ではなく、その入力の信号レベルを1/2倍したものに対して、その入力を制御量nに応じたシフト量だけシフトしたものを加算又は減算する信号処理となる。
【0036】
以上説明した本実施形態に係る信号処理回路の用途としては、CCD(Charge Coupled Device) 固体撮像素子の信号処理システムにおいて、輝度やエッジ検出の結果などから、2つの信号を混合比を変化させながら混合する処理を行う場合などが考えられる。
【0037】
例えば、図4に示すように、水平方向と垂直方向の2つの直交する方向に対して、それぞれの方向に対する2つの相関値を水平相関値算出回路51および垂直相関値算出回52でそれぞれ算出し、その2つの相関値の大小を比較回路53で比較し、その比較結果を用いて相関値の小さい方向の補間係数が大きくなるような処理を想定する。
【0038】
この場合では、入力Aとして(水平方向相関値−垂直方向相関値)を使用し、入力Aが正の場合に係数1が小さく、負の場合に係数1が大きくなるものとし、入力Bとして水平方向補間信号を、入力Cとして垂直方向補間信号をそれぞれ用いる。そして、その出力結果を補間係数の設定に用いるようにする。
【0039】
これにより、先述したように、入力Bと入力Cを混合する際の混合比をぼ連続的に決定することが可能であることに伴って補間係数が徐々に切り替わるため、“1”/“0”で切り替わる方式のものに比べて、切り替わり付近に境目ができたり、ノイズによる切り替わりの誤動作を抑えることが可能となる。
【0040】
他の用途としては、サンプリング周波数の1/2付近、つまりナイキスト周波数付近の信号のレベルを示す値を入力Aとして使用し、入力Bとして通常の補間信号、入力CとしてLPF(ローパスフィルタ)を通した信号とした場合には、入力信号がナイキスト周波数付近よりも低い場合は通常の補間信号を用い、ナイキスト周波数付近はLPFを通した信号を使用することができる。
【0041】
入力Cを使用しない例としては、画像の輪郭補正(強調)回路において、輪郭補正信号を入力Bとし、別途輪郭補正を行わない場所を検出する信号発生回路を設け、その出力を入力Aとする。このようにすることで、輪郭補正を行いたくない領域では輪郭補正信号の絶対レベルが小さくなり、輪郭を強調しなくなる。別途輪郭補正を行わない場所を検出する信号発生回路としては、例えばCCD固体撮像素子からの信号レベルが小さい場合にはノイズが大きくなり、ノイズが大きい領域では輪郭補正を行いたくない場合に、輝度レベルを別途算出し、輝度が低いときに係数1が小さくなるような回路構成のものが考えられる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第2の入力の信号レベルを1/2倍したものと、第1の入力に応じて決定された制御量に応じたシフト量だけシフトしたものとを、第1の入力の極性の判定結果に基づいて加算又は減算するようにしたことにより、LUTや除算器を用いて係数を算出したする必要がないため、参照値を任意に変化させることが可能で、かつ、ゲート規模の小さい回路を実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】入力Aに対する係数1/係数2の特性図である。
【図3】n算出回路の具体的な回路構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の用途の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…絶対値化回路、12…n算出回路、13…正負判定回路、14,17…バレルシフタ、15,18…1/2回路、16…加算/減算回路、19…減算/加算回路、20…加算器、21〜27…コンパレータ、28…1ビットシフト回路、29…2ビットシフト回路、30…3ビットシフト回路、35…デコーダ
Claims (8)
- 第1の入力に応じて制御量を決定する決定手段と、
前記第1の入力の極性に基づいて加算又は減算の判定を行う判定手段と、
第2の入力の信号レベルを1/2倍する1/2手段と、
前記第2の入力を前記決定手段によって決定された前記制御量に応じたシフト量だけシフトするシフト手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて前記シフト手段の出力と前記1/2手段の出力とを加算又は減算する演算手段と
を備えることを特徴とする信号処理回路。 - 前記第2の入力は少なくとも2つの入力からなるとともに、この少なくとも2つの入力に対応して前記1/2手段、前記シフト手段および前記演算手段が少なくとも2系統設けられており、
前記少なくとも2系統の演算手段の各々において前記2つの入力のうちの一方の入力に対して加算を行った場合には他方の入力に対して減算を行い、一方の入力に対して減算を行った場合には他方の入力に対して加算を行う
ことを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。 - 請求項2記載の信号処理回路において、
前記少なくとも2系統の演算手段の各々の出力を加算して出力する加算手段を有する
ことを特徴とする信号処理回路。 - 前記決定手段は、前記第1の入力と所定の参照値とを比較することによって前記制御量を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。 - 前記決定手段は、前記第1の入力の絶対値と正の参照値とを比較することによって前記制御量を決定する
ことを特徴とする請求項4記載の信号処理回路。 - 前記シフト手段は、その最大シフト量をN、前記制御量をn(N>n≧0)とするとき、前記第2の入力を(1/2)N-n 倍する
ことを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。 - 前記決定手段は、前記シフト手段の最大シフト量をN、前記制御量をn(N>n≧0)、前記参照値をDとするとき、
前記第1の入力の絶対値が0≦j<Nを満たす整数値jに対してj×D/Nよりも大きくかつ(j+1)×(D/N)以下である場合にはn=jとし、前記第1の入力が0の場合にはn=0とし、前記第1の入力の絶対値が前記参照値Dよりも大きい場合にはn=N−1とする
ことを特徴とする請求項5記載の信号処理回路。 - 前記決定手段は、前記シフト手段の最大シフト量をN、前記制御量をn(N>n≧0)、前記参照値をDとするとき、
前記第1の入力の絶対値が0≦j<Nを満たす整数値jに対してj×D/N以上でかつ(j+1)×(D/N)よりも小さい場合にはn=jとし、前記第1の入力が0の場合にはn=0とし、前記第1の入力の絶対値が前記参照値D以上の場合にはn=N−1とする
ことを特徴とする請求項5記載の信号処理回路。
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