JP3650760B2 - 緩衝用トレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気製品などの商品の上下端に装着して保護する緩衝用トレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気製品などの商品は、段ボール箱などの包装容器に収容することにより、その外周部を完全に覆った状態で出荷される場合と、上下端のみに緩衝用トレイを配置し、上下を除く部分は露出した状態で出荷される場合とがある。
【0003】
後者の出荷方法で使用される緩衝用トレイは、商品の外径より大きい一端開口のトレイと、該トレイの内部に配設した緩衝部材とからなる。この緩衝部材は、古紙を再利用してなるテックスを使用し、所定形状に型取ることにより形成される。この緩衝部材は、肉厚が約10mmであり、重力に抗する剛性および耐久性に優れたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記テックスからなる緩衝部材は、資源として再利用できないため、使用後は廃棄処分する必要があるため、近年のリサイクル趣向には一致しない。また、型によって変形不可能な状態で製造されるため、広い保管スペースを占有するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明では、テックスを使用した場合と同等の剛性を備え、資源としての再利用も可能な緩衝用トレイを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の緩衝用トレイは、底壁部に、横方向に対向する一対の側壁部を設けるとともに、縦方向に対向する一対の端壁部を設け、前記側壁部の両端部にそれぞれ対向する一対の連結溝を設けた段ボール紙からなる上端開口のトレイ本体と、連続した一枚のブランクからなり、全長を前記トレイ本体の横方向の長さより長尺とした前壁部、底壁部、後壁部および天壁部を順次連続するように備えるとともに、前記前壁部と連続し該前壁部の上端から後壁部の下端にかけて延びる対角壁部、および、前記天壁部と連続し前記前壁部に重畳する重畳前壁部を更に備え、前記前壁部および重畳前壁部に前記連結溝に噛み合う被連結溝を設けるとともに、前記底壁部に、前記前壁部の被連結溝と連続し前記連結溝と端壁部との間に位置する側壁部を挿通する第1挿通溝と、該第1挿通溝と連続し前記端壁部を挿通する第2挿通溝とを設け、かつ、前記天壁部に、前記重畳前壁部にかけて延び内向きに切り起こす縦壁部を設けるとともに、前記対角壁部に、前記前壁部にかけて延び前記縦壁部を垂直に貫通する開口部を設けた段ボール紙からなる一対の緩衝部材とからなり、前記トレイ本体の連結溝に緩衝部材の被連結溝を噛み合わせて組み付けることにより、前記緩衝部材の前壁部を前記トレイ本体内に横方向に延びるように位置させるとともに、前記トレイ本体の縦方向両端部において、その縦方向および横方向の3辺において緩衝部材を外方に突出させ、かつ、前記緩衝部材の縦壁部を前記対角壁部の開口部の縁とトレイ本体の端壁部との間に位置決めし、この状態で、前記天壁部における縦壁部の切り起こしと前記開口部により、前記トレイ本体の側壁部および端壁部を露出させてその上に商品を配置して位置決めする位置決め部を形成する構成としている。
【0007】
前記緩衝用トレイによれば、段ボール紙からなるため、使用後には資源として再利用することができる。また、前記トレイ本体と緩衝部材との組付状態では、トレイ本体の側壁部および端壁部が緩衝部材の内側に位置し、該トレイ本体の縦方向両端部において、その縦方向および横方向の3辺において緩衝部材が外方に突出する。そして、この状態でトレイ本体の側壁部および端壁部上に商品を配置するため、この商品は、トレイ本体の側壁部と端壁部、そして、緩衝部材の前壁部の上端縁により支持されることになる。そのため、従来例に示すテックスを使用した場合と同等の剛性を得ることができる。
【0008】
また、前記緩衝部材は、連続した一枚のブランクからなり、所定枚数を結束した状態で積み上げることもできるため、保管スペースの削減を図ることができる。また、対角壁部により緩衝部材の剛性を更に向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る緩衝用トレイを示す。この緩衝用トレイは、トレイ本体1と、該トレイ本体1の縦方向X両側に装着する一対の緩衝部材17とからなる。
【0010】
前記トレイ本体1および緩衝部材17は、それぞれ並列に位置する表紙、中紙および裏紙の間に、それぞれ波状の中しんを配設した複両面の段ボール紙からなり、この段ボール紙を図3および図4に示す一枚の連続したブランクとして切断し、所定位置を折り曲げることにより形成される。
【0011】
前記トレイ本体1は、図1に示すように、長方形状をなす底壁部2から横方向Yにおける両側縁に対向する一対の側壁部3A,3Bを設けるとともに、縦方向Xにおける両端部に対向する一対の端壁部11A,11Bを設け、その上端開口の上縁に電気製品などの商品を配置するものである。
【0012】
具体的には、トレイ本体1のブランクは、図3に示すように、中央の底壁部2と、該底壁部2の両側に連続する側壁部3A,3Bと、該側壁部3A,3Bの縦方向X両端に連続する端壁部11A,11Bとからなる。このトレイ本体1は、組立状態で段ボール紙を構成する中しんが垂直方向に延びるように配置される。
【0013】
前記底壁部2は、その縦方向Xの長さが両側の側壁部3A,3Bより長く形成されており、本実施形態では、後述する緩衝部材17を装着した状態で、その後壁部28と略同一位置までの延びるように構成されている。
【0014】
前記側壁部3A,3Bは、前記底壁部2の両側に連続する第1外壁部4と、該第1外壁部4の外側に連続する第1内壁部5とからなり、この第1内壁部5を第1外壁部4の内側に重畳するように折り曲げることにより2層構造をなすように構成されている。これら第1外壁部4と第1内壁部5との間には、これらを重畳させた際の肉厚代6が設けられている。また、底壁部2と第1外壁部4との境界部分、および、肉厚代6の両側には、一点鎖線で示すように、肉厚を圧縮するようにして形成した折曲線7が設けられている。
【0015】
前記第1外壁部4と第1内壁部5には、縦方向X両端近傍において、重畳状態でその上端から下方に向けて延びる連結溝8が設けられている。また、第1外壁部4と第1内壁部5の中央には、その間の糊代部を含めて切り落とした切落部9が設けられている。これにより、図1に示すように、側壁部3A,3Bの上端には、切落部9の両側に段部10が形成されるように構成している。
【0016】
前記端壁部11A,11Bは、前記第1外壁部4および第1内壁部5にそれぞれ連続する第2外壁部12および第2内壁部13からなり、前記側壁部3A,3Bに対してL字形状に屈曲させることにより2層構造をなすように構成されている。これら端壁部11A,11Bは、互いの先端間に所定間隔の隙間14が形成される寸法とされている。また、第1外壁部4と第2外壁部12との境界部分、および、第1内壁部5と第2内壁部13との境界部分には、肉厚を圧縮して形成した折曲線と、該折曲線に沿って所定間隔をもって設けた切断部とからなるリード罫15が設けられている。
【0017】
前記第2外壁部12と第2内壁部13には、互いに重畳させるとともに側壁部3A,3Bに対して屈曲させた状態で、横方向Yの両端近傍に位置する位置決め溝16がそれぞれ設けられている。この位置決め溝16は、図示しない商品から突出したリブを挿入して位置決めするものである。
【0018】
前記緩衝部材17は、図1に示すように、前記トレイ本体1の横方向Yの長さより長尺な四角筒形状をなし、前記トレイ本体1の縦方向Xの両端部において、その縦方向Xおよび横方向Yの3辺において外方に突出するように装着されるものである。なお、この緩衝部材17は、前記トレイ本体1と同様に、組立状態で段ボール紙を構成する中しんが垂直方向に延びるように配置される。
【0019】
具体的には、緩衝部材17のブランクは、図4に示すように、大略、前壁部18と、該前壁部18と連続する底壁部24と、該底壁部24に連続する後壁部28と、該後壁部28と連続する天壁部29と、該天壁部29と連続する重畳前壁部32と、前記前壁部18に連続する対角壁部37とからなる。
【0020】
前記前壁部18には、その下端である底壁部との境界位置に、前記トレイ本体1の連結溝8に対応し、該連結溝8に対して上方から噛み合わせて連結するための第1被連結溝19が設けられている。また、前壁部18の下端中央には、後述する重畳前壁部32を挿入係止するための係止部20が略凸形状に形成されている。さらに、前壁部18の上部には、重畳前壁部32から該前壁部18にかけて延びる開口部21が設けられている。この開口部21は、組立状態での上端までの高さT1が、前記トレイ本体1の側壁部3A,3Bの高さT2と略同一になるように形成されている。また、この開口部21の上端縁には、前記トレイ本体1の位置決め溝16に対応する位置決め溝22が設けられるとともに、階段状の段差部23が設けられている。
【0021】
前記底壁部24には、前記トレイ本体1における連結溝8と端壁部11A,11Bとの間に位置する側壁部3A,3Bの端部を挿通する第1挿通溝25と、前記端壁部11A,11Bを挿通する第2挿通溝26とが設けられている。前記第1挿通溝25は、図4に示すように、前記第1被連結溝19と直線的に連続し、組立状態では図1に示すように、第1被連結溝19と直交方向に屈曲するものである。前記第2挿通溝26は、第1挿通溝25の端部に連続し、横方向Yの中央に向けて延びるものである。これら第2挿通溝26の先端間には、前記トレイ本体1の隙間14に対応する連続部27が形成されている。
【0022】
前記後壁部28は、底壁部24から垂直上方に延びるものである。
【0023】
前記天壁部29には、後述する重畳前壁部32にかけて延びる縦壁部30が切り起こしにより設けられている。この縦壁部30は、この緩衝部材17を前記トレイ本体1に組み付けた状態で、該トレイ本体1の端壁部11A,11Bが圧接される位置に垂直に延びる構成とされている。また、前記位置決め溝16と対応する位置には、同様に商品のリブを挿入して位置決めするためのスリット31が設けられている。このスリット31の下端位置は、組立状態において、前記位置決め溝22と同一高さになるように構成されている。
【0024】
前記重畳前壁部32は、前記前面部の前面に重畳するもので、その長さは、組立状態で前記底壁部24の下面を越え、トレイ本体1の底壁部2の下面と略一致する寸法に形成されている。この重畳前壁部32には、前記第1被連結溝19と対応する位置に、第2被連結溝33が設けられるとともに、下端中央に前記係止部20に挿入係止する係止舌片34が設けられている。この重畳前壁部32の上端縁は、前記縦壁部30の形成により切り欠かれており、その上端縁の高さは前記前壁部18と面一になるように構成されている。また、その上端縁には、前壁部18と同様に、前記位置決め溝16に対応する位置決め溝35が設けられるとともに、階段状の段差部36が設けられている。
【0025】
前記対角壁部37は、前記前壁部18の上端に連続し、該前壁部18の上端から後壁部28の下端にかけて対角方向に延びるように配置されるものである。この対角壁部37には、前記前壁部18と連続した開口部21が、前記底壁部24に設けた第1挿通溝25と第2挿通溝26とを越えて後側に位置するように延びている。この開口部21には、前記重畳前壁部32の縦壁部30が垂直に貫通するように組み立てられ、その縁で前記縦壁部30の外側面を位置決めする。
【0026】
前記対角壁部37と前壁部18との境界部分、前記係止部20を除く前壁部18と底壁部24との境界部分、底壁部24と後壁部28との境界部分、後壁部28と天壁部29との境界部分、および、前記縦壁部30を除く天壁部29と重畳前壁部32との境界部分には、肉厚を圧縮して形成した前記と同様の折曲線38a,38b,38c,38d,38eが設けられている。これら折曲線38のうち、両端間が長尺な折曲線38b,38c,38dは、所定間隔をもって切断部を設けたリード罫とされている。また、前記縦壁部30の連続部分には、同様の折曲線と切断部とからなるリード罫39が設けられている。さらに、重畳前壁部32の係止舌片34の連続部分には折曲線40が設けられている。また、鋭角に折り曲げる折曲線38a、および、その折曲部分が内部に位置する折曲線38eには、折曲作業性および折曲状態を確保するために切欠部41が設けられている。
【0027】
次に、前記構成の緩衝トレイの組立方法について説明する。
まず、トレイ本体1を組み立てる場合には、側壁部3A,3Bを構成する第1内壁部5を折り曲げるとともに、第1外壁部4を折り曲げ、底壁部2から重畳させた第1外壁部4と第1内壁部5とからなる側壁部3A,3Bを立設させる。
【0028】
ついで、前記側壁部3A,3Bの立設により重畳した第2外壁部12と第2内壁部13とからなる端壁部11A,11Bを、側壁部3A,3Bに対してL字形状に折り曲げることにより、図1に示す状態とする。
【0029】
このように組み立てたトレイ本体1は、その側壁部3A,3Bおよび端壁部11A,11Bがそれぞれ2層構造をなすため、その上部に配置する商品の重力に抗する剛性を高めることができる。
【0030】
また、緩衝部材17を組み立てる場合には、まず、図5(A)に示すように、底壁部に対して前壁部18を折り曲げるとともに、対角壁部37を対角方向に延びるように前壁部18に対して鋭角に折り曲げる。これにより、前壁部18は、係止部が開口した状態になる。
【0031】
ついで、図5(B)に示すように、底壁部24に対して後壁部28を折り曲げるとともに、縦壁部30を天壁部29から内向きに起こすようにして折り曲げる。
【0032】
ついで、図5(C)に示すように、後壁部28に対して天壁部29を折り曲げる。この際、前記縦壁部30は、既に対角方向に延びるように折り曲げている対角壁部37の開口部21内を貫通するように配置する。
【0033】
ついで、図5(D)に示すように、天壁部29に対して重畳前壁部32を折り曲げるとともに係止舌片34を折り曲げ、該係止舌片34を前壁部18の開口した係止部20内に挿入係止する。
【0034】
このように組み立てた緩衝部材17には、前記天壁部29、前壁部18および重畳前壁部32に、内部を露出させ、その間に配置する商品を位置決めするための位置決め部42が形成される。即ち、前記天壁部29における縦壁部30を切り起こした縁と、前記開口部21の縁とで、その内部に商品を位置決めするための位置決め部42が形成される。
【0035】
また、この緩衝部材17は、第2挿通溝26の間に連続部27を設けているため、前後方向である縦方向Xに加わる力に抗する剛性が低下することを防止できる。さらに、4方を囲繞する前壁部18、底壁部、後壁部28および天壁部29の内部には、対角方向に延びる対角壁部37を設けているため、前記縦方向Xに加わる力、上下方向に加わる力、および、横方向Yに加わる力の全てに抗する剛性を向上できる。
【0036】
このようにして組み立てたトレイ本体1と緩衝部材17とを組み付ける場合には、図1に示すように、一対の緩衝部材17をトレイ本体1における縦方向Xの両端に配置する。そして、トレイ本体1の側壁部3A,3Bに形成した連結溝8と、緩衝部材17の前壁部18および重畳前壁部32に形成した被連結溝19,33とを一致させる。また、トレイ本体1の端壁部11A,11Bと、底壁部24に形成した第2挿通溝26とを一致させる。
【0037】
この状態で、緩衝部材17をトレイ本体1に向けて上側から押し込むことにより、緩衝部材17の第1挿通溝25にトレイ本体1の側壁部3A,3Bの両端部を挿通するとともに、第2挿通溝26に端壁部11A,11Bを挿通する。また、トレイ本体1の連結溝8と緩衝部材17の被連結溝19,33とを上方から噛み合わせ、これらトレイ本体1と緩衝部材17とを結合する。
【0038】
このように組み付けた緩衝用トレイは、図2に示すように、トレイ本体1の壁3A,3B,11A,11Bが緩衝部材17の内側に位置し、該トレイ本体1の縦方向X両端部において、その縦方向Xおよび横方向Yの3辺において緩衝部材17が外方に突出する。また、緩衝部材17の前壁部18および重畳前壁部32の上端縁は、前記トレイ本体1内において壁3A,3B,11A,11Bと面一の高さで横方向Yに延びるように位置する。また、トレイ本体1の側壁部3A,3Bの両端および端壁部11A,11Bは、挿通溝25,26から緩衝部材17内に突出し、これらが位置決め部42により露出している。
【0039】
また、緩衝部材17の縦壁部30は、トレイ本体1の端壁部11A,11Bと対角壁部37の開口部21との縁の間に挟み込まれ、移動不可能な状態で位置決めされている。言い換えれば、トレイ本体1は、その両端の端壁部11A,11Bが緩衝部材17の縦壁部30で位置決めされる
【0040】
そして、この緩衝用トレイに所定の電気製品などの商品を配置する場合には、垂直方向に延び、面一に位置する側壁部3A,3B、端壁部11A,11Bおよび重畳した前壁部18と重畳前壁部32上に商品を配置し、その商品の縦方向Xの両端を、緩衝部材17の位置決め部42内に位置決めする。
【0041】
この際、本実施形態では、トレイ本体1の端壁部11A,11Bと所定間隔をもって緩衝部材17の前壁部18および重畳前壁部32が位置しているため、縦方向Xに配置位置の誤差が生じていても、商品がトレイ本体1の底に向けて脱落することを防止できる。
【0042】
また、商品の底を支持する緩衝用トレイの壁3A,3B,11A,11B,18,32は、複両面の段ボール紙を構成する中しんが垂直方向に延びるため、重量が加わることにより剛性が強く、かつ、トレイ本体1と緩衝部材17の両者とも、前述のように、強い剛性を有する構造とされているため、従来のテックスを使用した場合と同等の剛性を得ることができる。そのため、この緩衝用トレイを配置する商品を確実に保護することができる。
【0043】
また、従来のように、トレイ本体1によって商品の外周を囲繞する構成と比較すると、トレイ本体1を形成するための面積を少なくすることができるため、コストダウンを図ることができる。また、トレイ本体1と緩衝部材17とは、連結溝8と被連結溝19,33との結合により組付状態が維持されているため、外力が加わっても、その結合状態が解除されることはなく、確実にその組付状態を維持できる。
【0044】
また、トレイ本体の側壁部3A,3Bには段部10が形成されるとともに、緩衝部材17の前壁部18および重畳前壁部32には段差部23,36が形成されている。そして、これらは、この緩衝用トレイを装着した商品を運搬する際に、落下によって生じる衝撃を適度に吸収する役割をなすことができる。
【0045】
なお、本発明の緩衝用トレイは、前記実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、トレイ本体1の端壁部11A,11Bを側壁部3A,3Bから屈曲させたが、側壁部3A,3Bと同様に、底壁部2から屈曲させてもよい。
【0046】
また、この端壁部には、その中間位置に必ずしも隙間14を形成する必要はなく、連続した一体形状としてもよい。この場合、緩衝部材17の第2挿通溝26は、その対応位置に連続部27を形成しない構造とする。
【0047】
また、前記実施形態では、位置決め部42は、天壁部29における縦壁部30を切り起こした縁と開口部21の縁とで形成されるようにしたが、縦壁部30は設けない構成とし、その部分を開口することにより形成してもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の緩衝用トレイでは、従来のテックスからなる緩衝部材を使用した場合と同等の剛性を備えさせることができる。しかも、緩衝用トレイを構成するトレイ本体および緩衝部材は、段ボール紙により形成されるため、資源として再利用することができる。さらに、緩衝部材は、連続した一枚のブランクからなるため、所定枚数を結束した状態で積み上げることができ、その結果、保管スペースの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る緩衝用トレイを構成するトレイ本体と緩衝部材とを示す分解斜視図である。
【図2】 トレイ本体と緩衝用トレイとを組み付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 トレイ本体のブランクを示す平面図である。
【図4】 緩衝部材のブランクを示す平面図である。
【図5】 (A),(B),(C),(D)は緩衝部材の組立工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…トレイ本体、2…底壁部、3A,3B…側壁部、4…第1外壁部、5…第1内壁部、8…連結溝、11A,11B…端壁部、12…第2外壁部、13…第2内壁部、14…隙間、17…緩衝部材、18…前壁部、19…第1被連結溝、21…開口部、24…底壁部、25…第1挿通溝、26…第2挿通溝、27…連続部、28…後壁部、29…天壁部、30…縦壁部、32…重畳前壁部、33…第2被連結溝、37…対角壁部、42…位置決め部。

Claims (1)

  1. 底壁部に、横方向に対向する一対の側壁部を設けるとともに、縦方向に対向する一対の端壁部を設け、前記側壁部の両端部にそれぞれ対向する一対の連結溝を設けた段ボール紙からなる上端開口のトレイ本体と、
    連続した一枚のブランクからなり、全長を前記トレイ本体の横方向の長さより長尺とした前壁部、底壁部、後壁部および天壁部を順次連続するように備えるとともに、前記前壁部と連続し該前壁部の上端から後壁部の下端にかけて延びる対角壁部、および、前記天壁部と連続し前記前壁部に重畳する重畳前壁部を更に備え、前記前壁部および重畳前壁部に前記連結溝に噛み合う被連結溝を設けるとともに、前記底壁部に、前記前壁部の被連結溝と連続し前記連結溝と端壁部との間に位置する側壁部を挿通する第1挿通溝と、該第1挿通溝と連続し前記端壁部を挿通する第2挿通溝とを設け、かつ、前記天壁部に、前記重畳前壁部にかけて延び内向きに切り起こす縦壁部を設けるとともに、前記対角壁部に、前記前壁部にかけて延び前記縦壁部を垂直に貫通する開口部を設けた段ボール紙からなる一対の緩衝部材とからなり、
    前記トレイ本体の連結溝に緩衝部材の被連結溝を噛み合わせて組み付けることにより、前記緩衝部材の前壁部を前記トレイ本体内に横方向に延びるように位置させるとともに、前記トレイ本体の縦方向両端部において、その縦方向および横方向の3辺において緩衝部材を外方に突出させ、かつ、前記緩衝部材の縦壁部を前記対角壁部の開口部の縁とトレイ本体の端壁部との間に位置決めし、
    この状態で、前記天壁部における縦壁部の切り起こしと前記対角壁部の開口部により、前記トレイ本体の側壁部および端壁部を露出させてその上に商品を配置して位置決めする位置決め部を形成することを特徴とする緩衝用トレイ。
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