JP3650428B2 - カーテン状フィラメント束の延伸法、そのための装置およびそれらのスパンボンドデッドウエブの製造への利用 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はフィラメント束の延伸法、その延伸に特に適した装置およびスパンボンドデッドウエブの製造におけるそれらの利用に関する。
【0002】
【従来の技術】
延伸ノズルを用いてフィラメント束を延伸すること自身は公知である。例えば、スパンボンドデッドウエブの製造では、融解した重合体が紡糸口金を通して紡出され、延伸ノズルを用いて空気摩擦で延伸され、次いで搬送ベルト上に振り落とされてウエブを形成する。このウエブは次いで固化され、装置から搬出される。このような方法の例は、ジー.チーメ社(G.Thieme Verlag)出版、ジェイ.リューネンシュロッス(J.Lunenschloss)およびダブリュー.アルブレヒト(W.Albrecht)編の“ウエブ材料(Vliesstoffe)”、1982年、106〜108頁に説明されている。
【0003】
カーテン紡糸法でスパンボンドデッドウエブを製造することも既に提案されている。カーテン紡糸法では、紡糸口金は列にして並んでいるので、フィラメントはカーテンの形状で紡出される。カーテン紡糸法を実施するための幾つかの提案が特許文献に既に見られる:例えば、ドイツ特許B‐2,048,006号;同C‐3,117,737号;同A‐3,701,531号;同A‐3,713,861号および同A‐3,401,639号明細書。
【0004】
更に、ドイツ特許‐A‐1,785,158号明細書には、隣接するフィラメント・ダクトを備えたノズルが開示されており、これは、特に、振り落とされた連続フィラメントから不織布製品を製造する際に用いられる。それにはカーテン紡糸に用いることができるこれらノズルの実施態様が記載されている。しかし、このような構造物はこれまで実際には用いられていなかった。その理由の一つは、延伸条件の均一性を制御、保証することがこれまで不十分にしかできなかったことにある。
【0005】
更に、延伸ノズルシャフト、即ち延伸坑(drawing nozzle shaft)の壁を変形できるようにし、これにより異なる延伸条件を設定できるようにすることも既に提案されている。ドイツ特許‐A‐3,503,818号明細書には、延伸シャフトの壁が変形性の材料から成り、操業時にベンチュリ・ノズル方式でその延伸シャフトの壁の変形を可能とし、調整駆動によって予め決められたように変形できるそのような装置が記載されている。このような以前から知られているノズルでは、ベンチュリ・ノズル内の比較的限られた領域内で全延伸が行われる。
【0006】
複数のフィラメントの延伸では、各フィラメントに対して非常に高度で均一な延伸条件を創出することが非常に望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従って、フィラメントの組を高度に且つ特に均一に延伸する方法と装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の:
a)カーテン状のフィラメント束(1)を水平断面が長方形のインジエクター(2)の中へ吸引ガスと共に導入して、該フィラメント束(1)を該インジエクター(2)中で部分的に延伸し、
b)該フィラメント束(1)を、該インジエクター(2)に接続している、二枚の平行な近接したプレート(5)からなる延伸シャフト(4)の中で十分に延伸し、
c)該延伸シャフト(4)中の圧力分布を格子状に配置された多数の圧力測定手段で監視し、次いで
d)該延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって該延伸シャフト(4)中に希望の圧力分布を設定する、
各工程を含んでなるカーテン状フィラメント束(1)の延伸法を提供するものである。
【0009】
本発明の方法では、延伸の一部はインジエクター(2)中で行われ、残りは延伸シャフト(4)中で行われる。問題のこの延伸は、普通は空気である延伸用ガスとフィラメントとの間の速度差による気体摩擦に基づくニューマチック(pneumatic)機構、即ち空気流が作用する機構で行なわれる。インジエクター(2)はそのようにしてフィラメントの部分延伸を生じさせる大きい気体速度を生じさせる構造になっている。
【0010】
本発明の望ましい態様では、インジエクター(2)は垂直断面が平行四辺形となっている。
【0011】
本発明の特に望ましい態様では、インジエクター(2)は延伸シャフト(4)にインジエクター(2)を結合するディフューザー(diffusor)、即ち拡散筒を備えている。
【0012】
インジエクター(2)と延伸シャフト(4)の寸法設定および推進ガスの圧力などの操業条件は、個々の場合で、必要な総延伸が装置のこの二つの部分で行われるように選ばれるべきである。
【0013】
全てのフィラメントに均一な延伸条件を達成するためには、延伸用ガスとフィラメントとを、ニューマチック機構による延伸のために、二つの相互に正確な間隔を保った面の間を通すことが必要である。
【0014】
プレート(5)の代表的な寸法は幅が1から10mで、高さが1から3mである。両プレートの間隔は、通常、5から15mm、望ましくは8から15mmである。この間隔はカーテンの個々のフィラメントの均一な延伸が全表面領域で達成されるように保持されるべきである。
【0015】
カーテンの個々のフィラメントの均一な延伸は、延伸用ガスの速度分布が極めて均一であることが前提である。
【0016】
本発明は、延伸用ガスの速度分布の尺度として延伸シャフト(4)中の背圧を用い、この速度分布を幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって設定することを提案するものである。二枚のプレート(5)間の間隙で、この背圧は出口の方向に常圧まで直線的に低下する。例えば、若し両プレートが呼称間隔10mmで取り付けられ、空気がこの間隙を120m/秒の速度で流れているとすると、長さ2.5mで約60ダイン/m2(600mbar)の圧力損失が生じるであろう。
【0017】
理想的な場合には、この間隙の入口の点からその出口の点までの常圧への圧力低下は正確に直線的である。横方向で見ると、理想的な場合には、フィラメントの流れの長さが同じとすると、圧力は正確に同じ大きさであるに違いない。
【0018】
本発明の方法によれば、延伸シャフト(4)中の圧力分布は格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)によって監視される。このようにして、圧力分布はガスの流れの方向および流れに垂直な方向で調節することができる。
【0019】
この圧力監視は、通常、長さ軸と横軸を有する格子系で行われる。これで圧力格子の生成が可能になる。この格子の代表的な大きさは格子間隔が10cmである。即ち、測定部位の数は100個/1m2 である。
【0020】
上に述べたように、希望の圧力分布の設定、即ち延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの希望の速度分布の設定は、延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることにより行われる。
【0021】
延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの量の局部的変更は調節用ガスを特定の局部に供給および除去することにより、若し必要なら、延伸シャフト(4)のプレート(5)の少なくとも一つの上に格子状に配列された、個別に作動する調節用ガスラインを通して、延伸シャフト(4)の中に、または延伸シャフト(4)から外に局部的に通されることが望ましい調節用ガスによって行うることができる。調節用ガスのこの供給および除去は、1つの全く同じ調節用ガス供給ラインによって行うことができるが、また別々に配置された調節用ガス供給ラインおよび調節用ガス除去ラインも考えられる。
【0022】
本発明の特に望ましい態様では、延伸シャフト(4)中での望ましい圧力分布の設定は、個別に調節が可能で、格子状に配列されているアジャスター(7)によってプレート(5)の少くとも一つを局部的に変形させることによって行われる。
【0023】
延伸シャフト(4)中での希望の圧力分布の設定は、また、上に説明した複数の方法を組合せることによっても行うることができる。
【0024】
個々の場合に、特定の場所で測定された背圧が、目標値と異なる場合には、その場所またはその付近に所在するアジャスター(7)によってプレート(5)の少くとも一つを局部的に変形させることにより目標値に戻すことができる。圧力測定手段(6)のグリッド(grid)はアジャスター(7)のグリッドに対応している。この局部変形は、その場所のプレート(5)間の間隔を変え、従ってその間隙を通るガス流の速度を変え、それがこの場所での背圧の大きさに影響する。これと同じことは、必要な変更を行えば、調節用ガスの供給と除去による調節についても当てはまる。
【0025】
目標値との関係で、若し背圧が高(低)過ぎることが分かった場合、ガスの流速が低(高)過ぎ、従って間隙が広(狭)過ぎるか、またはその場所を通過する延伸用ガスが少な(多)過ぎることになる。
【0026】
圧力測定手段(6)は圧力検出器でよい。使用される圧力検出器は延伸シャフト(4)中でのフィラメントの移送を妨げない限り、この目的に適した任意の装置でよい。
【0027】
圧力検出器の測定ヘッドは、延伸シャフト(4)中に直接達するようになっていることができる。
【0028】
特に推奨される態様では、延伸シャフト(4)内の適切な場所で静圧が測定される。このために、延伸シャフト(4)には、当該場所に、その直径が、望ましくは0.5から12mmの範囲の孔(13)が開いており、その孔は、それぞれの場合に、延伸シャフト内の当該場所での圧力に対応する静圧に達している密閉空間(12)に通じている。圧力測定はこの測定空間の中で、例えば測定ヘッドが測定空間の壁の中に埋め込まれている圧力検出器か、または、望ましくは可撓性のチューブライン(17)を介して壁に連結されている圧力検出器によって行われる。
【0029】
本発明の方法の望ましい実施態様では、多数の圧力測定手段の圧力測定値が継続的に検索、補償される。
【0030】
これは、通常、個々の圧力測定手段(6)が次々と登録される切替えスイッチによって行われる。
【0031】
この切替えスイッチは、この目的に適した任意の装置、例えば連続して個々の圧力測定手段(6)を登録する電子回路でよく、そしてこの登録は、どの場合も、自動でも、さもなければ手動でもよい。しかし、機械的回路、例えばステップ・スイッチ(step switch)でも良い。
【0032】
この切替えスイッチはニューマチック式、即ち空気圧式のステップ・スイッチが望ましい。一つの例はサムソマチック(Samsomatic)のニューマチック式ステップ・スイッチである。このニューマチック式ステップ・スイッチは圧力検出器への可撓性チューブ・ラインを介して多数の圧力測定手段(6)に接続さる。
【0033】
本発明の方法の特に望ましい態様では、色々な圧力測定手段(6)の圧力測定値は次々と測定値変換器に送られ、また、場合によっては、画像表示され、そして変換された圧力測定値を用いて当該圧力測定手段(6)の場所またはその近くの圧力を調節する。このために、当該場所での圧力測定値が所定の目標値と比較され、そして若しその測定値が所定の範囲を超えているか、または下回っていると、その圧力測定手段(6)の場所またはその近くにある一つまたはそれ以上のアジャスター(7)によってプレート(5)間の間隔を変更することによりおよび/または圧力測定器(6)の場所またはその近くにある一つまたはそれ以上の調節用ガスラインを通して延伸用ガスの一部を供給または除去して延伸シャフト(4)を通って流れる延伸用ガスの量を変更することにより調節して、所定の範囲に戻してやる。
【0034】
望ましくは、延伸シャフト(4)中の希望の圧力分布の設定は、そのプレート(5)の一つを作っている曲げられる金属シートを局部的に内側または外側に曲げることにより行われる。プレート(5)は、また、他の可撓性材料、例えばプラスチックで作られていても良い。
【0035】
特に望ましくは、プレートの一つ(5a)は正確に平面になるように作られている。これは、適した材料を適した壁厚で、望ましくは表面安定化用の格子枠(surface‐stabilizing lattice frame)を備えた金属シートから選ぶことにより作られる。もう一つのプレート(5b)は格子状区分内で曲げ可能である。
【0036】
望ましい態様では、圧力測定手段(6)およびアジャスター(7)のグリッドは曲げ可能なプレート(5b)内にあり、両グリッドは、共に、長方形、正方形、三角形またはダイアモンド形に配列されている。どの場合も、一つの圧力測定手段(6)と一つのアジャスター(7)および/または調節用ガスラインが交互に配置されているのが有利である。このことはプレートの縦方向および横方向に適用される。
【0037】
特に望ましい態様では、圧力測定手段(6)およびアジャスター(7)のグリッドはプレート(5a)および(5b)内に位置し、各測定手段はアジャスターに向かい合っている。
【0038】
アジャスターはプレート間の間隔を予め決められた方法で変えることができる任意の希望の装置でよい。この装置は自動式または手動式であることができる。例えば、水圧で、空気圧で、電気機械的に、または磁気的に作動するアジャスターである。
【0039】
推奨される一つの態様では、アジャスター(7)は調節ボルトであり、それによってそのプレートを希望の位置で正または負の方向に曲げることができる。
【0040】
この説明した方法を用いて特定のスパンボンドデッドウエブ、極く特定的に望ましくは、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートのような合成重合体からのスパンボンドデッドウエブを製造することができる。
【0041】
本発明は、また、スパンボンドウエブを製造する方法に関する。この方法においては、
i)紡糸できる材料が列をなして配列される口金から押出されてカーテン状の一組のフィラメント(1)を形成し、
ii)そのフィラメント群は口金の下に配置された冷却ゾーンの中でそのフィラメント群を急冷するか、または急冷することなく固化され、
iii)そのフィラメント群は冷却ゾーンの下部で上に規定したようにして延伸され、ここで延伸シャフト(4)中の圧力分布は延伸シャフト(4)中の背圧がフィラメントの移送方向では直線的に減衰し、フィラメントの移送方向に垂直な方向では一定になるように設定されており、そして
iv)その延伸されたフィラメント群は搬送装置(19)の上に振り落されて一次繊維シート材料が形成される。
【0042】
本発明は、更に、平行な二枚のプレート(5)の形状をした延伸シャフト(4)にして、プレート(5)の少くとも一枚は格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)および/または延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの速度分布を延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの量を局部的に変えることにより調節できる装置からなる延伸シャフト(4)と延伸シャフト(4)に接続されている、水平断面が長方形であるインジェクター(2)を含んでなる、カーテン状で存在するフィラメント束(1)の延伸装置を提供する。
【0043】
望ましい一つの態様では、延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚は格子状に配列された多数の調節用ガスラインを含んでなる。
【0044】
特に望ましい態様では、延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚は、プレート(5)が適所において変形され得る、格子状に配列された多数のアジャスター(7)を含んでなる。
【0045】
更なる、特に望ましい態様では、本発明はフィラメント束(1)を取り入れるためのインテーク・スロット(intake slot)、即ち細長い取入れ口(9)を有し、そして少くとも一つのガス供給ライン(11)を備えたガス混合室(10)に連結されたインテーク・インサート(intake insert)、即ち収束差込み部(8)を備えた装置を提供する。
【0046】
ガス混合室(10)には、一つまたはそれ以上のガス供給ライン(11)を通して推進用ガスが供給される。ガス混合室(10)へのこのガスの供給はガス供給ライン(11)の下流に配置された希望の任意のノズル、望ましくはラーバルノズルを通して行うことができる。
【0047】
本発明によるスパンボンドデッドウエブの製造を図面を参照して説明すると、図1はスパンボンドデッドウエブを製造するための装置の縦断面図である。紡糸できる材料が列をなして配置される口金(20)を通して強制的に押し出される。かくしてカーテン状の一組のフィラメント(1)が製造される。このフィラメントのカーテンは口金の下に配置された冷却ゾーン(21)の中で固化される。図示される態様では、冷却は空気を横から吹き付けて急冷することにより行われている。冷却ゾーン(21)の下部で、フィラメントのカーテンが延伸される。このために、フィラメント束(1)は二つのガス供給ライン(11)を通して推進用ガスが供給されるインジエクター(2)のインテーク・スロット(9)に入る。この推進用ガスは両側に取付けられた推進空気スロット、望ましくはラーバル・ノズルを通ってガス混合室(10)へ送られる。
【0048】
インジエクター(2)の後に二枚の平行なプレート(5)の形状をした延伸シャフト(4)が連結されている。この延伸シャフト(4)の長さは個々のフィラメントの延伸に関連して決められ、例えば2.5mである。プレート(5)の一つは格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)を備え、また他のプレート(5)は格子状に配列された多数のアジャスター(7)を備えている。これらアジャスター(7)はプレート(5)を局部的に変形させるために使用することができ、ここで延伸シャフト(4)中の圧力分布は、延伸シャフト(4)内の背圧の減衰がフィラメントの移送方向では直線的であり、またフィラメントの移送方向に垂直で、フィラメントカーテンの方向では一定になるように調節される。この図で説明される態様では、延伸装置はフィラメント束(1)を受け取り、ガス混合室(10)を経て延伸シャフト(4)に送るインテーク・インサート(8)を備えている。このガス混合室(10)は二つのガス供給ライン(11)を備えている。
【0049】
インジエクター(2)は、通常、250ダイン/m2(2.5bar)の圧縮空気で操作される。この圧力勾配がガスの速度に転換されるが、その転換の程度はそれに続く延伸シャフトがなお残存する、例えば約50ダイン/m2(0.5bar)の圧力勾配を、延伸シャフト中の壁面摩擦に打ち勝つように利用できるそのような程度である。
【0050】
この図で説明される態様では、個々の圧力測定手段(6)の圧力の値は連続的に切替えスイッチによって検索、補償される。
【0051】
延伸されたフィラメントは、延伸装置を通過した後、搬送装置(19)上に横たえられ、一次繊維シート状材料が形成される。この搬送装置は、通常、吸引装置が下に配置されている多孔ベルトであり、フィラメントが随伴するガスを吸い取って一次スパンボンドデッドウエブをその多孔ベルト上に固定させるようになっている。
【0052】
空気は、図2に例示されるように、延伸シャフト(4)にそのシャフト幅全体にわたって入ってくる。延伸シャフトの壁に対する空気の摩擦により、延伸シャフトの中に背圧が生じ、シャフトから空気が出る点までに常圧まで減少する。流れに沿っての望ましい圧力低下は直線的でなければならない。横方向で見れば、圧力の値は一定であることが望ましい。
【0053】
図3はプレート(5)の中で圧力測定手段(6)とアジャスター(7)がお互いに向い合っている望ましい配置を例示している。
【0054】
図4は延伸シャフト(4)の望ましい態様を図示している。プレートの一つ(5a)は安定なシートに作られている。これは、航空機の構造に普通用いられている軽量構造体で有利に行われる。もう一つのプレート(5b)は曲げ可能な金属シートから成る。
【0055】
プレート(5a)は圧力測定手段(6)のグリッドを含んでなり、一方プレート(5b)はアジャスター(7)のグリッドを含んでなる。この図示した態様では、延伸シャフト(4)に孔(13)が開いており、各孔は密閉測定空間(12)に通じており、その中で可撓性のチューブ・ライン(17)を経て密閉測定空間(12)と連通している、ここには図示されていない圧力測定手段によって圧力が測定される。
【0056】
プレート(5b)を曲げるのは、金属シート上で作動するボルトを用いて行われる。回す方向により、正または負の曲げが生じる。
本発明の実施態様は次の通りである。
1 次の:
a)カーテン状のフィラメント束(1)を水平断面が長方形のインジエクター(2)の中へ吸引ガスと共に導入して、該フィラメント束(1)を該インジエクター(2)中で部分的に延伸し、
b)該フィラメント束(1)を、該インジエクター(2)に隣接しており、かつ二枚の平行な近接したプレート(5)からなる延伸シャフト(4)の中で十分に延伸し、
c)該延伸シャフト(4)中の圧力分布を格子状に配置された多数の圧力測定手段で監視し、次いで
d)該延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって該延伸シャフト(4)中に希望の圧力分布を設定する、
各工程を含んでなるカーテン状フィラメント束(1)の延伸法。
2 インジエクター(2)が平行四辺形の垂直断面形状を有する、上記1に記載の方法。
3 インジエクター(2)が延伸シャフト(4)にインジエクター(2)を連結するディフューザーを有する、上記1に記載の方法。
4 延伸シャフト(4)中の望ましい圧力分布の設定を、調節用ガスの所定の局部的供給および除去により行い、該調節用ガスは、該延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一つの上に格子状に配置された個別に作動し得る調節用ガスラインを通して該延伸シャフト(4)の中へまたは該延伸シャフトから外へ通される、上記1に記載の方法。
5 該延伸シャフト(4)中の望ましい圧力分布の設定を、個別に調整可能で、格子状に配置されているアジャスター(7)によってプレート(5)の少くとも一つを局部的に変形させることにより行う、上記1に記載の方法。
6 フィラメント束(1)を、該フィラメント束(1)を取り入れるためのインテーク・スロット(9)を有し、そして少くとも一つのガス供給ライン(11)を経て推進用ガスが供給されるガス混合室(10)に通じているインテーク・インサート(8)中に吸引用ガスと共に導入する、上記1に記載の方法。
7 推進用ガスをラーバルノズルを経てガス混合室(10)に供給する、上記6に記載の方法。
8 延伸シャフト(4)内の背圧に因る静圧を、孔(13)を経て該延伸シャフト(4)と連通している密閉測定空間(12)内で測定する、上記1に記載の方法。
9 圧力測定を可撓性チューブ・ライン(17)を介して密閉測定空間(12)に連結されている圧力検知器で行う、上記8に記載の方法。
10 多数の圧力測定手段(6)の圧力測定値を逐次検索、補償する、上記1に記載の方法。
11 多数の可撓性チューブ・ライン(17)をニューマチック式ステップ・スイッチに接続し、多数の圧力測定手段(6)の圧力測定値の逐次検索、補償を該ニューマチック式ステップ・スイッチにより行う、上記9に記載の方法。
12 個々の圧力測定手段(6)の測定された圧力測定値を予め設定された目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分かったら、該圧力測定手段(6)の近くに所在する一つまたはそれ以上のアジャスター(7)を用いて、プレート(5)間の局部的間隔を変えることによって調節して圧力を該範囲に戻す、上記1に記載の方法。
13 個々の圧力測定手段(6)の測定された圧力測定値を予め設定された目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分かったら、該圧力測定手段(6)の場所またはその近くに所在する一つまたはそれ以上の調節用ガスラインを通して、延伸用ガスの一部を供給または除去することにより、該延伸シャフト(4)を通って流れる延伸用ガスの量を変えることによって調節して圧力を該範囲に戻す、上記1に記載の方法。
14 延伸シャフト(4)内の希望の圧力分布の設定を、プレート(5)の一枚である、曲げることができる金属シートを局部的に内側または外側に曲げることで行う、上記1に記載の方法。
15 次の:
i)紡糸できる材料を列をなして配置される口金から押し出してカーテン状の一組のフィラメント(1)を形成し、
ii)該フィラメント群を口金の下に配置された冷却ゾーンの中で該フィラメント群を急冷するかまたは急冷しないで固化させ、
iii)該フィラメント群を該冷却ゾーンの下部で上記1に規定したように延伸し、ここで延伸シャフト(4)中の圧力分布は、該延伸シャフト(4)中の背圧がフィラメントの移送方向では直線的に減衰し、またフィラメントの移送方向に垂直な方向では一定になるように設定されており、そして
iv)その延伸されたフィラメント群を搬送装置(19)の上に振り落して一次繊維シート材料を生成させることによってスパンボンドデッドウエブを製造する、上記1に記載の方法。
16 水平断面が長方形であり、そして平行な二枚のプレート(5)の形状をした延伸シャフト隣接しているインジェクター(4)を含むカーテン状で存在するフィラメント束(1)の延伸装置であり、該プレート(5)の少くとも一枚は(i)格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)および/または(ii)延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの速度分布を該延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または該延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの量を局部的に変えることにより調節できる装置を含む延伸装置。
17 延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚が格子状に配置された多数の調節用ガスラインを含んでなる、上記16に記載の装置。
18 延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚が格子状に配置された多数のアジャスター(7)を含んでなり、それによって該プレート(5)が適所で変形できるようになっている、上記16に記載の装置。
19 インジエクター(2)の垂直断面の形状が平行四辺形である、上記16に記載の装置。
20 インジエクター(2)が延伸シャフト(4)に該インジエクター(2)を連結するディフューザーを有する、上記16に記載の装置。
21 フィラメント束(1)を取り入れるインテーク・スロット(9)を有し、そして少くとも一つのガス供給ライン(11)を備えているガス混合室(10)に通じているインテーク・インサート(8)を備えている、上記16に記載の装置。
22 ガス混合室(10)へのガスの供給が、該ガス供給ライン(11)の下流に設けられたラーバル・ノズルにより行われる、上記21に記載の装置。
23 延伸シャフト(4)が、圧力測定手段により圧力が測定される密閉測定空間(12)に夫々通じている孔(13)を有している、上記16に記載の装置。
24 多数の密閉測定空間(13)の圧力の値を逐次検索、補償する切替えスイッチ、望ましくはニューマチック式ステップ・スイッチ(15)を備えている、上記23に記載の装置。
25 圧力測定手段(6)のグリッドが延伸シャフト(4)を構成するプレートの一つ(5a)中に位置し、そしてアジャスター(7)のグリッドが延伸シャフト(4)を構成するもう一つのプレート(5b)の中に所在し、各圧力測定手段は向かい合っているアジャスターを有している、上記16に記載の装置。
26 測定値変換装置(19)で駆動され、個々の圧力測定手段(6)の測定値を指示し、そして個々の圧力測定手段(6)で測定された圧力測定値を予め決められた目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分ったら、作動している該圧力測定手段(6)の近くに所在するアジャスター(7)によりおよび/または該圧力測定器(6)の近くに所在する調節用ガスラインを通って該延伸シャフト(4)中へ、または該延伸シャフト(4)から外へ流れるガスを調節することにより圧力を該範囲に戻してやる調節装置(18)を備えている、上記16に記載の装置。
27 スパンボンドデッドウエブの製造における延伸のための、上記16に記載の装置の使用。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はカーテン紡糸法によってスパンボンドデッドウエブを製造する装置を示す。
【図2】図2は延伸シャフト(4)中の空間的圧力分布を説明する図である。
【図3】図3は圧力測定手段(6)およびアジャスター(7)のグリッドの望ましい配置を例示した図である。
【図4】図4は延伸シャフト(4)の細部を例示した図である。
【符号の説明】
1 フィラメント束
2 インジェクター
4 延伸シャフト
5、5a、5b プレート
6 圧力測定手段
7 アジャスター
8 インテーク・インサート
9 インテーク・スロット
10 ガス混合室
11 ガス供給ライン
12 密閉測定空間
13 孔
16 ボルト
17 チューブライン
19 搬送装置
20 口金
21 冷却ゾーン
【産業上の利用分野】
本発明はフィラメント束の延伸法、その延伸に特に適した装置およびスパンボンドデッドウエブの製造におけるそれらの利用に関する。
【0002】
【従来の技術】
延伸ノズルを用いてフィラメント束を延伸すること自身は公知である。例えば、スパンボンドデッドウエブの製造では、融解した重合体が紡糸口金を通して紡出され、延伸ノズルを用いて空気摩擦で延伸され、次いで搬送ベルト上に振り落とされてウエブを形成する。このウエブは次いで固化され、装置から搬出される。このような方法の例は、ジー.チーメ社(G.Thieme Verlag)出版、ジェイ.リューネンシュロッス(J.Lunenschloss)およびダブリュー.アルブレヒト(W.Albrecht)編の“ウエブ材料(Vliesstoffe)”、1982年、106〜108頁に説明されている。
【0003】
カーテン紡糸法でスパンボンドデッドウエブを製造することも既に提案されている。カーテン紡糸法では、紡糸口金は列にして並んでいるので、フィラメントはカーテンの形状で紡出される。カーテン紡糸法を実施するための幾つかの提案が特許文献に既に見られる:例えば、ドイツ特許B‐2,048,006号;同C‐3,117,737号;同A‐3,701,531号;同A‐3,713,861号および同A‐3,401,639号明細書。
【0004】
更に、ドイツ特許‐A‐1,785,158号明細書には、隣接するフィラメント・ダクトを備えたノズルが開示されており、これは、特に、振り落とされた連続フィラメントから不織布製品を製造する際に用いられる。それにはカーテン紡糸に用いることができるこれらノズルの実施態様が記載されている。しかし、このような構造物はこれまで実際には用いられていなかった。その理由の一つは、延伸条件の均一性を制御、保証することがこれまで不十分にしかできなかったことにある。
【0005】
更に、延伸ノズルシャフト、即ち延伸坑(drawing nozzle shaft)の壁を変形できるようにし、これにより異なる延伸条件を設定できるようにすることも既に提案されている。ドイツ特許‐A‐3,503,818号明細書には、延伸シャフトの壁が変形性の材料から成り、操業時にベンチュリ・ノズル方式でその延伸シャフトの壁の変形を可能とし、調整駆動によって予め決められたように変形できるそのような装置が記載されている。このような以前から知られているノズルでは、ベンチュリ・ノズル内の比較的限られた領域内で全延伸が行われる。
【0006】
複数のフィラメントの延伸では、各フィラメントに対して非常に高度で均一な延伸条件を創出することが非常に望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従って、フィラメントの組を高度に且つ特に均一に延伸する方法と装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の:
a)カーテン状のフィラメント束(1)を水平断面が長方形のインジエクター(2)の中へ吸引ガスと共に導入して、該フィラメント束(1)を該インジエクター(2)中で部分的に延伸し、
b)該フィラメント束(1)を、該インジエクター(2)に接続している、二枚の平行な近接したプレート(5)からなる延伸シャフト(4)の中で十分に延伸し、
c)該延伸シャフト(4)中の圧力分布を格子状に配置された多数の圧力測定手段で監視し、次いで
d)該延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって該延伸シャフト(4)中に希望の圧力分布を設定する、
各工程を含んでなるカーテン状フィラメント束(1)の延伸法を提供するものである。
【0009】
本発明の方法では、延伸の一部はインジエクター(2)中で行われ、残りは延伸シャフト(4)中で行われる。問題のこの延伸は、普通は空気である延伸用ガスとフィラメントとの間の速度差による気体摩擦に基づくニューマチック(pneumatic)機構、即ち空気流が作用する機構で行なわれる。インジエクター(2)はそのようにしてフィラメントの部分延伸を生じさせる大きい気体速度を生じさせる構造になっている。
【0010】
本発明の望ましい態様では、インジエクター(2)は垂直断面が平行四辺形となっている。
【0011】
本発明の特に望ましい態様では、インジエクター(2)は延伸シャフト(4)にインジエクター(2)を結合するディフューザー(diffusor)、即ち拡散筒を備えている。
【0012】
インジエクター(2)と延伸シャフト(4)の寸法設定および推進ガスの圧力などの操業条件は、個々の場合で、必要な総延伸が装置のこの二つの部分で行われるように選ばれるべきである。
【0013】
全てのフィラメントに均一な延伸条件を達成するためには、延伸用ガスとフィラメントとを、ニューマチック機構による延伸のために、二つの相互に正確な間隔を保った面の間を通すことが必要である。
【0014】
プレート(5)の代表的な寸法は幅が1から10mで、高さが1から3mである。両プレートの間隔は、通常、5から15mm、望ましくは8から15mmである。この間隔はカーテンの個々のフィラメントの均一な延伸が全表面領域で達成されるように保持されるべきである。
【0015】
カーテンの個々のフィラメントの均一な延伸は、延伸用ガスの速度分布が極めて均一であることが前提である。
【0016】
本発明は、延伸用ガスの速度分布の尺度として延伸シャフト(4)中の背圧を用い、この速度分布を幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって設定することを提案するものである。二枚のプレート(5)間の間隙で、この背圧は出口の方向に常圧まで直線的に低下する。例えば、若し両プレートが呼称間隔10mmで取り付けられ、空気がこの間隙を120m/秒の速度で流れているとすると、長さ2.5mで約60ダイン/m2(600mbar)の圧力損失が生じるであろう。
【0017】
理想的な場合には、この間隙の入口の点からその出口の点までの常圧への圧力低下は正確に直線的である。横方向で見ると、理想的な場合には、フィラメントの流れの長さが同じとすると、圧力は正確に同じ大きさであるに違いない。
【0018】
本発明の方法によれば、延伸シャフト(4)中の圧力分布は格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)によって監視される。このようにして、圧力分布はガスの流れの方向および流れに垂直な方向で調節することができる。
【0019】
この圧力監視は、通常、長さ軸と横軸を有する格子系で行われる。これで圧力格子の生成が可能になる。この格子の代表的な大きさは格子間隔が10cmである。即ち、測定部位の数は100個/1m2 である。
【0020】
上に述べたように、希望の圧力分布の設定、即ち延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの希望の速度分布の設定は、延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることにより行われる。
【0021】
延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの量の局部的変更は調節用ガスを特定の局部に供給および除去することにより、若し必要なら、延伸シャフト(4)のプレート(5)の少なくとも一つの上に格子状に配列された、個別に作動する調節用ガスラインを通して、延伸シャフト(4)の中に、または延伸シャフト(4)から外に局部的に通されることが望ましい調節用ガスによって行うることができる。調節用ガスのこの供給および除去は、1つの全く同じ調節用ガス供給ラインによって行うことができるが、また別々に配置された調節用ガス供給ラインおよび調節用ガス除去ラインも考えられる。
【0022】
本発明の特に望ましい態様では、延伸シャフト(4)中での望ましい圧力分布の設定は、個別に調節が可能で、格子状に配列されているアジャスター(7)によってプレート(5)の少くとも一つを局部的に変形させることによって行われる。
【0023】
延伸シャフト(4)中での希望の圧力分布の設定は、また、上に説明した複数の方法を組合せることによっても行うることができる。
【0024】
個々の場合に、特定の場所で測定された背圧が、目標値と異なる場合には、その場所またはその付近に所在するアジャスター(7)によってプレート(5)の少くとも一つを局部的に変形させることにより目標値に戻すことができる。圧力測定手段(6)のグリッド(grid)はアジャスター(7)のグリッドに対応している。この局部変形は、その場所のプレート(5)間の間隔を変え、従ってその間隙を通るガス流の速度を変え、それがこの場所での背圧の大きさに影響する。これと同じことは、必要な変更を行えば、調節用ガスの供給と除去による調節についても当てはまる。
【0025】
目標値との関係で、若し背圧が高(低)過ぎることが分かった場合、ガスの流速が低(高)過ぎ、従って間隙が広(狭)過ぎるか、またはその場所を通過する延伸用ガスが少な(多)過ぎることになる。
【0026】
圧力測定手段(6)は圧力検出器でよい。使用される圧力検出器は延伸シャフト(4)中でのフィラメントの移送を妨げない限り、この目的に適した任意の装置でよい。
【0027】
圧力検出器の測定ヘッドは、延伸シャフト(4)中に直接達するようになっていることができる。
【0028】
特に推奨される態様では、延伸シャフト(4)内の適切な場所で静圧が測定される。このために、延伸シャフト(4)には、当該場所に、その直径が、望ましくは0.5から12mmの範囲の孔(13)が開いており、その孔は、それぞれの場合に、延伸シャフト内の当該場所での圧力に対応する静圧に達している密閉空間(12)に通じている。圧力測定はこの測定空間の中で、例えば測定ヘッドが測定空間の壁の中に埋め込まれている圧力検出器か、または、望ましくは可撓性のチューブライン(17)を介して壁に連結されている圧力検出器によって行われる。
【0029】
本発明の方法の望ましい実施態様では、多数の圧力測定手段の圧力測定値が継続的に検索、補償される。
【0030】
これは、通常、個々の圧力測定手段(6)が次々と登録される切替えスイッチによって行われる。
【0031】
この切替えスイッチは、この目的に適した任意の装置、例えば連続して個々の圧力測定手段(6)を登録する電子回路でよく、そしてこの登録は、どの場合も、自動でも、さもなければ手動でもよい。しかし、機械的回路、例えばステップ・スイッチ(step switch)でも良い。
【0032】
この切替えスイッチはニューマチック式、即ち空気圧式のステップ・スイッチが望ましい。一つの例はサムソマチック(Samsomatic)のニューマチック式ステップ・スイッチである。このニューマチック式ステップ・スイッチは圧力検出器への可撓性チューブ・ラインを介して多数の圧力測定手段(6)に接続さる。
【0033】
本発明の方法の特に望ましい態様では、色々な圧力測定手段(6)の圧力測定値は次々と測定値変換器に送られ、また、場合によっては、画像表示され、そして変換された圧力測定値を用いて当該圧力測定手段(6)の場所またはその近くの圧力を調節する。このために、当該場所での圧力測定値が所定の目標値と比較され、そして若しその測定値が所定の範囲を超えているか、または下回っていると、その圧力測定手段(6)の場所またはその近くにある一つまたはそれ以上のアジャスター(7)によってプレート(5)間の間隔を変更することによりおよび/または圧力測定器(6)の場所またはその近くにある一つまたはそれ以上の調節用ガスラインを通して延伸用ガスの一部を供給または除去して延伸シャフト(4)を通って流れる延伸用ガスの量を変更することにより調節して、所定の範囲に戻してやる。
【0034】
望ましくは、延伸シャフト(4)中の希望の圧力分布の設定は、そのプレート(5)の一つを作っている曲げられる金属シートを局部的に内側または外側に曲げることにより行われる。プレート(5)は、また、他の可撓性材料、例えばプラスチックで作られていても良い。
【0035】
特に望ましくは、プレートの一つ(5a)は正確に平面になるように作られている。これは、適した材料を適した壁厚で、望ましくは表面安定化用の格子枠(surface‐stabilizing lattice frame)を備えた金属シートから選ぶことにより作られる。もう一つのプレート(5b)は格子状区分内で曲げ可能である。
【0036】
望ましい態様では、圧力測定手段(6)およびアジャスター(7)のグリッドは曲げ可能なプレート(5b)内にあり、両グリッドは、共に、長方形、正方形、三角形またはダイアモンド形に配列されている。どの場合も、一つの圧力測定手段(6)と一つのアジャスター(7)および/または調節用ガスラインが交互に配置されているのが有利である。このことはプレートの縦方向および横方向に適用される。
【0037】
特に望ましい態様では、圧力測定手段(6)およびアジャスター(7)のグリッドはプレート(5a)および(5b)内に位置し、各測定手段はアジャスターに向かい合っている。
【0038】
アジャスターはプレート間の間隔を予め決められた方法で変えることができる任意の希望の装置でよい。この装置は自動式または手動式であることができる。例えば、水圧で、空気圧で、電気機械的に、または磁気的に作動するアジャスターである。
【0039】
推奨される一つの態様では、アジャスター(7)は調節ボルトであり、それによってそのプレートを希望の位置で正または負の方向に曲げることができる。
【0040】
この説明した方法を用いて特定のスパンボンドデッドウエブ、極く特定的に望ましくは、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートのような合成重合体からのスパンボンドデッドウエブを製造することができる。
【0041】
本発明は、また、スパンボンドウエブを製造する方法に関する。この方法においては、
i)紡糸できる材料が列をなして配列される口金から押出されてカーテン状の一組のフィラメント(1)を形成し、
ii)そのフィラメント群は口金の下に配置された冷却ゾーンの中でそのフィラメント群を急冷するか、または急冷することなく固化され、
iii)そのフィラメント群は冷却ゾーンの下部で上に規定したようにして延伸され、ここで延伸シャフト(4)中の圧力分布は延伸シャフト(4)中の背圧がフィラメントの移送方向では直線的に減衰し、フィラメントの移送方向に垂直な方向では一定になるように設定されており、そして
iv)その延伸されたフィラメント群は搬送装置(19)の上に振り落されて一次繊維シート材料が形成される。
【0042】
本発明は、更に、平行な二枚のプレート(5)の形状をした延伸シャフト(4)にして、プレート(5)の少くとも一枚は格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)および/または延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの速度分布を延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの量を局部的に変えることにより調節できる装置からなる延伸シャフト(4)と延伸シャフト(4)に接続されている、水平断面が長方形であるインジェクター(2)を含んでなる、カーテン状で存在するフィラメント束(1)の延伸装置を提供する。
【0043】
望ましい一つの態様では、延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚は格子状に配列された多数の調節用ガスラインを含んでなる。
【0044】
特に望ましい態様では、延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚は、プレート(5)が適所において変形され得る、格子状に配列された多数のアジャスター(7)を含んでなる。
【0045】
更なる、特に望ましい態様では、本発明はフィラメント束(1)を取り入れるためのインテーク・スロット(intake slot)、即ち細長い取入れ口(9)を有し、そして少くとも一つのガス供給ライン(11)を備えたガス混合室(10)に連結されたインテーク・インサート(intake insert)、即ち収束差込み部(8)を備えた装置を提供する。
【0046】
ガス混合室(10)には、一つまたはそれ以上のガス供給ライン(11)を通して推進用ガスが供給される。ガス混合室(10)へのこのガスの供給はガス供給ライン(11)の下流に配置された希望の任意のノズル、望ましくはラーバルノズルを通して行うことができる。
【0047】
本発明によるスパンボンドデッドウエブの製造を図面を参照して説明すると、図1はスパンボンドデッドウエブを製造するための装置の縦断面図である。紡糸できる材料が列をなして配置される口金(20)を通して強制的に押し出される。かくしてカーテン状の一組のフィラメント(1)が製造される。このフィラメントのカーテンは口金の下に配置された冷却ゾーン(21)の中で固化される。図示される態様では、冷却は空気を横から吹き付けて急冷することにより行われている。冷却ゾーン(21)の下部で、フィラメントのカーテンが延伸される。このために、フィラメント束(1)は二つのガス供給ライン(11)を通して推進用ガスが供給されるインジエクター(2)のインテーク・スロット(9)に入る。この推進用ガスは両側に取付けられた推進空気スロット、望ましくはラーバル・ノズルを通ってガス混合室(10)へ送られる。
【0048】
インジエクター(2)の後に二枚の平行なプレート(5)の形状をした延伸シャフト(4)が連結されている。この延伸シャフト(4)の長さは個々のフィラメントの延伸に関連して決められ、例えば2.5mである。プレート(5)の一つは格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)を備え、また他のプレート(5)は格子状に配列された多数のアジャスター(7)を備えている。これらアジャスター(7)はプレート(5)を局部的に変形させるために使用することができ、ここで延伸シャフト(4)中の圧力分布は、延伸シャフト(4)内の背圧の減衰がフィラメントの移送方向では直線的であり、またフィラメントの移送方向に垂直で、フィラメントカーテンの方向では一定になるように調節される。この図で説明される態様では、延伸装置はフィラメント束(1)を受け取り、ガス混合室(10)を経て延伸シャフト(4)に送るインテーク・インサート(8)を備えている。このガス混合室(10)は二つのガス供給ライン(11)を備えている。
【0049】
インジエクター(2)は、通常、250ダイン/m2(2.5bar)の圧縮空気で操作される。この圧力勾配がガスの速度に転換されるが、その転換の程度はそれに続く延伸シャフトがなお残存する、例えば約50ダイン/m2(0.5bar)の圧力勾配を、延伸シャフト中の壁面摩擦に打ち勝つように利用できるそのような程度である。
【0050】
この図で説明される態様では、個々の圧力測定手段(6)の圧力の値は連続的に切替えスイッチによって検索、補償される。
【0051】
延伸されたフィラメントは、延伸装置を通過した後、搬送装置(19)上に横たえられ、一次繊維シート状材料が形成される。この搬送装置は、通常、吸引装置が下に配置されている多孔ベルトであり、フィラメントが随伴するガスを吸い取って一次スパンボンドデッドウエブをその多孔ベルト上に固定させるようになっている。
【0052】
空気は、図2に例示されるように、延伸シャフト(4)にそのシャフト幅全体にわたって入ってくる。延伸シャフトの壁に対する空気の摩擦により、延伸シャフトの中に背圧が生じ、シャフトから空気が出る点までに常圧まで減少する。流れに沿っての望ましい圧力低下は直線的でなければならない。横方向で見れば、圧力の値は一定であることが望ましい。
【0053】
図3はプレート(5)の中で圧力測定手段(6)とアジャスター(7)がお互いに向い合っている望ましい配置を例示している。
【0054】
図4は延伸シャフト(4)の望ましい態様を図示している。プレートの一つ(5a)は安定なシートに作られている。これは、航空機の構造に普通用いられている軽量構造体で有利に行われる。もう一つのプレート(5b)は曲げ可能な金属シートから成る。
【0055】
プレート(5a)は圧力測定手段(6)のグリッドを含んでなり、一方プレート(5b)はアジャスター(7)のグリッドを含んでなる。この図示した態様では、延伸シャフト(4)に孔(13)が開いており、各孔は密閉測定空間(12)に通じており、その中で可撓性のチューブ・ライン(17)を経て密閉測定空間(12)と連通している、ここには図示されていない圧力測定手段によって圧力が測定される。
【0056】
プレート(5b)を曲げるのは、金属シート上で作動するボルトを用いて行われる。回す方向により、正または負の曲げが生じる。
本発明の実施態様は次の通りである。
1 次の:
a)カーテン状のフィラメント束(1)を水平断面が長方形のインジエクター(2)の中へ吸引ガスと共に導入して、該フィラメント束(1)を該インジエクター(2)中で部分的に延伸し、
b)該フィラメント束(1)を、該インジエクター(2)に隣接しており、かつ二枚の平行な近接したプレート(5)からなる延伸シャフト(4)の中で十分に延伸し、
c)該延伸シャフト(4)中の圧力分布を格子状に配置された多数の圧力測定手段で監視し、次いで
d)該延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって該延伸シャフト(4)中に希望の圧力分布を設定する、
各工程を含んでなるカーテン状フィラメント束(1)の延伸法。
2 インジエクター(2)が平行四辺形の垂直断面形状を有する、上記1に記載の方法。
3 インジエクター(2)が延伸シャフト(4)にインジエクター(2)を連結するディフューザーを有する、上記1に記載の方法。
4 延伸シャフト(4)中の望ましい圧力分布の設定を、調節用ガスの所定の局部的供給および除去により行い、該調節用ガスは、該延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一つの上に格子状に配置された個別に作動し得る調節用ガスラインを通して該延伸シャフト(4)の中へまたは該延伸シャフトから外へ通される、上記1に記載の方法。
5 該延伸シャフト(4)中の望ましい圧力分布の設定を、個別に調整可能で、格子状に配置されているアジャスター(7)によってプレート(5)の少くとも一つを局部的に変形させることにより行う、上記1に記載の方法。
6 フィラメント束(1)を、該フィラメント束(1)を取り入れるためのインテーク・スロット(9)を有し、そして少くとも一つのガス供給ライン(11)を経て推進用ガスが供給されるガス混合室(10)に通じているインテーク・インサート(8)中に吸引用ガスと共に導入する、上記1に記載の方法。
7 推進用ガスをラーバルノズルを経てガス混合室(10)に供給する、上記6に記載の方法。
8 延伸シャフト(4)内の背圧に因る静圧を、孔(13)を経て該延伸シャフト(4)と連通している密閉測定空間(12)内で測定する、上記1に記載の方法。
9 圧力測定を可撓性チューブ・ライン(17)を介して密閉測定空間(12)に連結されている圧力検知器で行う、上記8に記載の方法。
10 多数の圧力測定手段(6)の圧力測定値を逐次検索、補償する、上記1に記載の方法。
11 多数の可撓性チューブ・ライン(17)をニューマチック式ステップ・スイッチに接続し、多数の圧力測定手段(6)の圧力測定値の逐次検索、補償を該ニューマチック式ステップ・スイッチにより行う、上記9に記載の方法。
12 個々の圧力測定手段(6)の測定された圧力測定値を予め設定された目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分かったら、該圧力測定手段(6)の近くに所在する一つまたはそれ以上のアジャスター(7)を用いて、プレート(5)間の局部的間隔を変えることによって調節して圧力を該範囲に戻す、上記1に記載の方法。
13 個々の圧力測定手段(6)の測定された圧力測定値を予め設定された目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分かったら、該圧力測定手段(6)の場所またはその近くに所在する一つまたはそれ以上の調節用ガスラインを通して、延伸用ガスの一部を供給または除去することにより、該延伸シャフト(4)を通って流れる延伸用ガスの量を変えることによって調節して圧力を該範囲に戻す、上記1に記載の方法。
14 延伸シャフト(4)内の希望の圧力分布の設定を、プレート(5)の一枚である、曲げることができる金属シートを局部的に内側または外側に曲げることで行う、上記1に記載の方法。
15 次の:
i)紡糸できる材料を列をなして配置される口金から押し出してカーテン状の一組のフィラメント(1)を形成し、
ii)該フィラメント群を口金の下に配置された冷却ゾーンの中で該フィラメント群を急冷するかまたは急冷しないで固化させ、
iii)該フィラメント群を該冷却ゾーンの下部で上記1に規定したように延伸し、ここで延伸シャフト(4)中の圧力分布は、該延伸シャフト(4)中の背圧がフィラメントの移送方向では直線的に減衰し、またフィラメントの移送方向に垂直な方向では一定になるように設定されており、そして
iv)その延伸されたフィラメント群を搬送装置(19)の上に振り落して一次繊維シート材料を生成させることによってスパンボンドデッドウエブを製造する、上記1に記載の方法。
16 水平断面が長方形であり、そして平行な二枚のプレート(5)の形状をした延伸シャフト隣接しているインジェクター(4)を含むカーテン状で存在するフィラメント束(1)の延伸装置であり、該プレート(5)の少くとも一枚は(i)格子状に配列された多数の圧力測定手段(6)および/または(ii)延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの速度分布を該延伸シャフト(4)の幾何学的形状および/または該延伸シャフト(4)中の延伸用ガスの量を局部的に変えることにより調節できる装置を含む延伸装置。
17 延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚が格子状に配置された多数の調節用ガスラインを含んでなる、上記16に記載の装置。
18 延伸シャフト(4)のプレート(5)の少くとも一枚が格子状に配置された多数のアジャスター(7)を含んでなり、それによって該プレート(5)が適所で変形できるようになっている、上記16に記載の装置。
19 インジエクター(2)の垂直断面の形状が平行四辺形である、上記16に記載の装置。
20 インジエクター(2)が延伸シャフト(4)に該インジエクター(2)を連結するディフューザーを有する、上記16に記載の装置。
21 フィラメント束(1)を取り入れるインテーク・スロット(9)を有し、そして少くとも一つのガス供給ライン(11)を備えているガス混合室(10)に通じているインテーク・インサート(8)を備えている、上記16に記載の装置。
22 ガス混合室(10)へのガスの供給が、該ガス供給ライン(11)の下流に設けられたラーバル・ノズルにより行われる、上記21に記載の装置。
23 延伸シャフト(4)が、圧力測定手段により圧力が測定される密閉測定空間(12)に夫々通じている孔(13)を有している、上記16に記載の装置。
24 多数の密閉測定空間(13)の圧力の値を逐次検索、補償する切替えスイッチ、望ましくはニューマチック式ステップ・スイッチ(15)を備えている、上記23に記載の装置。
25 圧力測定手段(6)のグリッドが延伸シャフト(4)を構成するプレートの一つ(5a)中に位置し、そしてアジャスター(7)のグリッドが延伸シャフト(4)を構成するもう一つのプレート(5b)の中に所在し、各圧力測定手段は向かい合っているアジャスターを有している、上記16に記載の装置。
26 測定値変換装置(19)で駆動され、個々の圧力測定手段(6)の測定値を指示し、そして個々の圧力測定手段(6)で測定された圧力測定値を予め決められた目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分ったら、作動している該圧力測定手段(6)の近くに所在するアジャスター(7)によりおよび/または該圧力測定器(6)の近くに所在する調節用ガスラインを通って該延伸シャフト(4)中へ、または該延伸シャフト(4)から外へ流れるガスを調節することにより圧力を該範囲に戻してやる調節装置(18)を備えている、上記16に記載の装置。
27 スパンボンドデッドウエブの製造における延伸のための、上記16に記載の装置の使用。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はカーテン紡糸法によってスパンボンドデッドウエブを製造する装置を示す。
【図2】図2は延伸シャフト(4)中の空間的圧力分布を説明する図である。
【図3】図3は圧力測定手段(6)およびアジャスター(7)のグリッドの望ましい配置を例示した図である。
【図4】図4は延伸シャフト(4)の細部を例示した図である。
【符号の説明】
1 フィラメント束
2 インジェクター
4 延伸シャフト
5、5a、5b プレート
6 圧力測定手段
7 アジャスター
8 インテーク・インサート
9 インテーク・スロット
10 ガス混合室
11 ガス供給ライン
12 密閉測定空間
13 孔
16 ボルト
17 チューブライン
19 搬送装置
20 口金
21 冷却ゾーン
Claims (27)
- 次の:
a)カーテン状のフィラメント束を水平断面が長方形のインジエクターの中へ吸引ガスと共に導入して、該フィラメント束を該インジエクター中で部分的に延伸し、
b)該フィラメント束を、該インジエクターに隣接しており、かつ二枚の平行な近接したプレートからなる延伸シャフトの中で十分に延伸し、
c)該延伸シャフト中の圧力分布を格子状に配置された多数の圧力測定手段で監視し、次いで
d)該延伸シャフトの幾何学的形状および/または延伸用ガスの量を局部的に変えることによって該延伸シャフト中に希望の圧力分布を設定する、
各工程を含んでなるカーテン状フィラメント束の延伸法。 - インジエクターが平行四辺形の垂直断面形状を有する、請求項1に記載の方法。
- インジエクターが延伸シャフトにインジエクターを連結するディフューザーを有する、請求項1に記載の方法。
- 延伸シャフト中の望ましい圧力分布の設定を、調節用ガスの所定の局部的供給および除去により行い、該調節用ガスは、該延伸シャフトのプレートの少くとも一つの上に格子状に配置された個別に作動し得る調節用ガスラインを通して該延伸シャフトの中へまたは該延伸シャフトから外へ通される、請求項1に記載の方法。
- 該延伸シャフト中の望ましい圧力分布の設定を、個別に調整可能で、格子状に配置されているアジャスターによってプレートの少くとも一つを局部的に変形させることにより行う、請求項1に記載の方法。
- フィラメント束を、該フィラメント束を取り入れるためのインテーク・スロットを有し、そして少くとも一つのガス供給ラインを経て推進用ガスが供給されるガス混合室に通じているインテーク・インサート中に吸引用ガスと共に導入する、請求項1に記載の方法。
- 推進用ガスをラーバルノズルを経てガス混合室に供給する、請求項6に記載の方法。
- 延伸シャフト内の背圧に因る静圧を、孔を経て該延伸シャフトと連通している密閉測定空間内で測定する、請求項1に記載の方法。
- 圧力測定を可撓性チューブ・ラインを介して密閉測定空間に連結されている圧力検知器で行う、請求項8に記載の方法。
- 多数の圧力測定手段の圧力測定値を逐次検索、補償する、請求項1に記載の方法。
- 多数の可撓性チューブ・ラインをニューマチック式ステップ・スイッチに接続し、多数の圧力測定手段の圧力測定値の逐次検索、補償を該ニューマチック式ステップ・スイッチにより行う、請求項9に記載の方法。
- 個々の圧力測定手段の測定された圧力測定値を予め設定された目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分かったら、該圧力測定手段の近くに所在する一つまたはそれ以上のアジャスターを用いて、プレート間の局部的間隔を変えることによって調節して圧力を該範囲に戻す、請求項1に記載の方法。
- 個々の圧力測定手段の測定された圧力測定値を予め設定された目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分かったら、該圧力測定手段の場所またはその近くに所在する一つまたはそれ以上の調節用ガスラインを通して、延伸用ガスの一部を供給または除去することにより、該延伸シャフトを通って流れる延伸用ガスの量を変えることによって調節して圧力を該範囲に戻す、請求項1に記載の方法。
- 延伸シャフト内の希望の圧力分布の設定を、プレートの一枚である、曲げることができる金属シートを局部的に内側または外側に曲げることで行う、請求項1に記載の方法。
- 次の:
i)紡糸できる材料を列をなして配置される口金から押し出してカーテン状の一組のフィラメントを形成し、
ii)該フィラメント群を口金の下に配置された冷却ゾーンの中で該フィラメント群を急冷するかまたは急冷しないで固化させ、
iii)該フィラメント群を該冷却ゾーンの下部で請求項1に規定したように延伸し、ここで延伸シャフト中の圧力分布は、該延伸シャフト中の背圧がフィラメントの移送方向では直線的に減衰し、またフィラメントの移送方向に垂直な方向では一定になるように設定されており、そして
iv)その延伸されたフィラメント群を搬送装置の上に振り落して一次繊維シート材料を生成させることによってスパンボンドデッドウエブを製造する、請求項1に記載の方法。 - 水平断面が長方形であり、そして平行な二枚のプレートの形状をした延伸シャフト隣接しているインジェクターを含むカーテン状で存在するフィラメント束の延伸装置であり、該プレートの少くとも一枚は(i)格子状に配列された多数の圧力測定手段および/または(ii)延伸シャフト中の延伸用ガスの速度分布を該延伸シャフトの幾何学的形状および/または該延伸シャフト中の延伸用ガスの量を局部的に変えることにより調節できる装置を含む延伸装置。
- 延伸シャフトのプレートの少くとも一枚が格子状に配置された多数の調節用ガスラインを含んでなる、請求項16に記載の装置。
- 延伸シャフトのプレートの少くとも一枚が格子状に配置された多数のアジャスターを含んでなり、それによって該プレートが適所で変形できるようになっている、請求項16に記載の装置。
- インジエクターの垂直断面の形状が平行四辺形である、請求項16に記載の装置。
- インジエクターが延伸シャフトに該インジエクターを連結するディフューザーを有する、請求項16に記載の装置。
- フィラメント束を取り入れるインテーク・スロットを有し、そして少くとも一つのガス供給ラインを備えているガス混合室に通じているインテーク・インサートを備えている、請求項16に記載の装置。
- ガス混合室へのガスの供給が、該ガス供給ラインの下流に設けられたラーバル・ノズルにより行われる、請求項21に記載の装置。
- 延伸シャフトが、圧力測定手段により圧力が測定される密閉測定空間に夫々通じている孔を有している、請求項16に記載の装置。
- 多数の密閉測定空間の圧力の値を逐次検索、補償する切替えスイッチ、望ましくはニューマチック式ステップ・スイッチを備えている、請求項23に記載の装置。
- 圧力測定手段のグリッドが延伸シャフトを構成するプレートの一つ中に位置し、そしてアジャスターのグリッドが延伸シャフトを構成するもう一つのプレートの中に所在し、各圧力測定手段は向かい合っているアジャスターを有している、請求項16に記載の装置。
- 測定値変換装置で駆動され、個々の圧力測定手段の測定値を指示し、そして個々の圧力測定手段で測定された圧力測定値を予め決められた目標値と比較し、そして若しその測定値が予め決められた範囲を超えているか、または下回っていることが分ったら、作動している該圧力測定手段の近くに所在するアジャスターによりおよび/または該圧力測定器の近くに所在する調節用ガスラインを通って該延伸シャフト中へ、または該延伸シャフトから外へ流れるガスを調節することにより圧力を該範囲に戻してやる調節装置を備えている、請求項16に記載の装置。
- スパンボンドデッドウエブの製造における延伸のための、請求項16に記載の装置の使用。
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