JP3650273B2 - 記帳装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通帳その他の冊子状の媒体に所望の情報を自動的に印刷する記帳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、バンキングシステムその他の金融情報システムでは、高度の情報処理技術および電気通信技術が適用されることによって、CD(Cash Dispenser)、AD(Automatic Depositor)、ATM(Automatic Tellers Machine)のような自動化機器が適用され、かつ業務の合理化や省力化に併せて、経営面における効率化の推進や顧客に対するサービスの拡充がはかられつつある。
【0003】
さらに、このような自動化機器の内、通帳等に取引の内容および過程を示す種々の情報を自動的に記帳する記帳装置については、性能および信頼性に併せて、新たな金融商品や顧客のニーズに対する柔軟な適応性や拡張性が要求されている。
【0004】
図6は、従来の記帳装置の構成例を示す図である。
図において、通帳が搬送されるべき搬送路70の一端にはその通帳が挿入されるべき挿入口71が形成され、その挿入口71の近傍にはセンサ72-1が配置される。搬送路70には、その搬送路70に沿って上述したセンサ72-1に隣接する所定の箇所にセンサ72-2〜72-7がそれぞれ配置され、かつセンサ72-2とセンサ72-3との間、センサ72-3とセンサ72-4との間、センサ72-4とセンサ72-5との間、センサ72-5とセンサ72-6との間には、それぞれ個別にパルスモータを動力源として有するローラ73-A〜73-Dがそれぞれ搬送路70に沿って配置される。センサ72-6とセンサ72-7とで挟まれた搬送路70の区間には自動頁捲り機構74が周設され、その自動頁メモリ機構74とセンサ72-7との間にはローラ73-Eが配置される。自動頁捲り機構74には、搬送路70に配置された2つのローラ73-a、73-bが内蔵される。さらに、その自動頁捲り機構74には、搬送路70の領域の内、センサ72-6の近傍に形成されたスリットに先端部が遊挿された印字ヘッド75Aを含むプリンタユニット75が併設される。センサ72-7から搬送路70に沿って上述した挿入口71と反対側の方向に所定の距離隔たった箇所には、ローラ73-Fが配置される。
【0005】
また、センサ72-1〜72-7の出力はプロセッサ76の対応する入力ポートに接続され、自動頁捲り機構74およびプリンユニット75の入力とローラ73-A〜73-F、73-a、73-bの制御入力とには、そのプロセッサ76の対応する出力ポートが接続される。
このような構成の記帳装置では、プロセッサ76は、記帳の対象となる通帳が挿入口71から搬送路70に挿入されたことをセンサ72-1を介して検出すると、ローラ73-A、73-Bを駆動することによって、その通帳の搬送を開始する(図8(1))。
【0006】
また、プロセッサ76は、センサ72-2、72-3を介してその通帳に貼着された磁気ストライプを読み取ることによって、その磁気ストライプに情報が書き込まれている位置を検出する(図8(2))と共に、その情報が正規の情報であることを確認する(図8(3))。
【0007】
さらに、プロセッサ76は、センサ72-4、72-5を介して通帳の上端がそのセンサ72-4の位置(以下、単に「ホームポジション」という。)に到達した状態を確認すると、ローラ73-C、73-Dを適宜駆動することによって、図7に示すように、その通帳に印字され得る全ての行の内、空である「最先の行」(ここでは、簡単のため、行番号「1」で示される「先頭行」であると仮定する。)が印字ヘッド75Aに対向する位置までこの通帳を搬送する(図8(4))。
【0008】
なお、このようにして先頭行以外の行が上述した「最先の行」である場合にその行を識別する手段については、本願発明に関係がないので、ここではその説明を省略する。
また、プロセッサ76は、プリンタユニット75に印刷のタイミング、印刷されるべき情報その他を適宜与え、かつローラ73-D、73-a、73-b、73-Eを駆動することによって、後述する処理を含む「印刷処理」を行う(図8(5))。
【0009】
一方、プリンタユニット75は、上述したようにプロセッサ76によって与えられるタイミングで、印字ヘッド75Aを介して通帳の対応する行にそのタイミングと共に与えられる情報を順次印刷する。
プロセッサ76は、印刷処理の過程では、通帳の下端がセンサ72-6の位置に到達した(通帳の最終行の印刷が終了したことを意味する。)か否かの判別をそのセンサ72-6を介して行い、その判別の結果が偽である期間に亘って、ローラ73-C、73-D、73-a、73-b、73-Eを構成するパルスモータが駆動されたステップの総数を積算する。
【0010】
また、プロセッサ76は、センサ72-6の位置に通帳の下端が到達したことを識別すると、記帳されるべき全ての情報の印刷が完了したか否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、プリンタユニット75の駆動を停止し(図8(6))、かつローラ73-E、73-b、73-a、73-D、73-C、73-B、73-Aを順次逆方向に駆動することによって、この通帳を挿入口71の外に排出する(図8(7))。
【0011】
しかし、プロセッサ76は、上述した判別の結果が偽である場合には、プリンタユニット75の駆動を中断し(図8(8))、かつ自動頁捲り機構74を駆動する(図8(8))。
自動頁捲り機構74は、通帳の頁の内、その時点で印刷が完了した頁に後続する頁を継続して印刷されるべき頁とするために、通帳の頁を機械的に捲る動作(以下、「改頁」という。)を行う。
【0012】
なお、この改頁を達成する機構およびその機構の動作については、本願発明に関係がないので、ここではその説明を省略する。
さらに、プロセッサ76は、ローラ73-E、73-b、73-a、73-D、73-C、73-B、73-Aを順次逆方向に駆動することによって、挿入口71の方向に通帳を搬送する(図8(10)) 。
【0013】
このようにして通帳が搬送される期間には、プロセッサ76は、センサ72-4を介して通帳の位置を監視し、その通帳が上述した「ホームポジション」に到達したことを検出すると、ローラ73-E、73-b、73-a、73-D、73-C、73-B、73-Aの駆動を取り止め(図8(11)) 、かつ通帳の後続する頁について、既述の処理(図8(4)〜(11))を適宜反復する。
【0014】
なお、センサ72-4〜72-7は、プロセッサ76の配下でそれぞれ通帳の斜行、上端、下端、残留の検出に供されるが、このような検出にかかわる動作および処理の詳細については、本願発明に関係がないので、ここではその説明を省略する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来例では、複数の頁に亘って印刷が行われるためには、その通帳は改頁が行われた後にホームポジションまで搬送され、さらに、「先頭行が印字ヘッド75Aに対向する位置」まで反対の方向に搬送されなければならなかった。
【0016】
したがって、記帳に要する時間が無用に長くなって応答性は必ずしも十分ではなく、かつ最頻時間帯に集中する記帳の業務が顧客が許容し得る程度の待ち受け時間の範囲で自動的に行われるためには、設置されるべき台数が多くなり、かつ無用な電力を消費する可能性が高かった。
本発明は、構成が大幅に変更されることなく、応答性が大幅に高められる記帳装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、挿入口より挿入された媒体の搬送に供される搬送路上で媒体に対して行単位に印刷を行うことによって媒体の記帳を行い、媒体の後続する頁に対して印字されるべき情報がある場合には、媒体の頁捲りが行われた後に媒体の後続する頁に対して印字を行う記帳装置において、搬送手段は、頁捲りの完了後に搬送路に沿って挿入口の方向に媒体を搬送することによって、印字に供される印字ヘッドの位置に対して、後続する頁における印字の対象となる末尾の行を位置合わせし、かつ後続する頁に対する行毎の印字が完了する度に搬送路に沿って挿入口の方向媒体を行単位に搬送する。
請求項2に記載の発明では、請求項1記載の記帳装置において、印刷行数算出手段は、記帳が行われるべき情報の情報量と媒体のサイズとに基づいて後続する頁に印刷されるべき行の数MP を求める。搬送手段は、印字ヘッドから搬送路に沿って挿入口の方向に媒体の全長以上隔たった箇所に媒体の上端が位置する状態で、印字ヘッドに対して媒体の先頭の行が隔たった搬送路上の距離DL と、媒体における行の間隔Δと印刷行数算出手段によって求められた行の数MP との積との差に等しい距離に亘って、媒体を搬入口の方向と反対の方向に搬送する。
図1は、本発明に関連した第一ないし第五の発明の原理ブロック図である。
本発明に関連した第一の発明は、挿入口より挿入された媒体を搬送する搬送路10と、前記搬送路10を介して与えられた前記媒体に印刷を行い、前記媒体の記帳を行う印刷手段11と、前記印刷手段11で前記媒体に印字し、後続する頁に対して印字されるべき情報がある場合には、媒体を頁捲りして、再び前記媒体に対して印字を行う記帳装置において、前記印刷手段11が有する印字ヘッド11Aを挟み、かつ印字ヘッド11Aから前記搬送路10に沿って前記媒体の全長以下の距離隔たったそれぞれ箇所に、その媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が位置する状態を検出する複数の媒体位置検出手段12、72-6と、前記それぞれの媒体位置検出手段12、72-6によって前記状態が検出された媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が前記搬送路10に沿って前記印字ヘッドの下を通過する方向に、その媒体を搬送する搬送手段13と、前記印刷手段11により、前記搬送手段13によって搬送される媒体に前記搬送路10に交差する方向に形成された行の単位に、前記記帳が行われるべき情報を印刷することを特徴とする。
【0018】
本発明に関連した第二の発明は、挿入口より挿入された媒体を搬送する搬送路10と、前記搬送路10を介して与えられた前記媒体に印刷を行い、前記媒体の記帳を行う印刷手段11と、前記印刷手段11で前記媒体に印字し、後続する頁に対して印字されるべき情報がある場合には、前記媒体を頁捲りして、再び前記媒体に対して印字を行う記帳装置において、前記印刷手段11が有する印字ヘッド11Aを挟み、かつ前記搬送路10に沿って特定の距離隔たった箇所に、その媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が位置する状態を検出する複数の媒体位置検出手段21,72-6と、前記複数の媒体位置検出手段の一つによって前記状態が検出された媒体搬送方向に対して先端側となる端部と前記印字ヘッド11Aとの相対距離が増加する方向に、その媒体を前記搬送路10に沿って搬送する搬送手段22と、前記印刷手段11は、前記搬送手段22によって搬送される前記媒体に前記搬送路10に交差する方向に形成された行の単位に、前記記帳が行われるべき情報を印刷し、前記特定の距離は、前記一つの媒体位置検出手段(21,72-6)によって前記状態が検出されるべき媒体の搬送方向に対して先端側となる端部と、その媒体に形成された全ての行との距離の内、最小の距離以下であることを特徴とする。
【0019】
本発明に関連した第三の発明は、本発明に関連した第一発明に係る記帳装置において、前記記帳が行われるべき情報の情報量と前記媒体のサイズとに基づいて前記印刷手段31によって前記媒体の該当する頁に印刷されるべき行の数MP を求める印刷行数算出手段33を備え、前記搬送手段34は、前記箇所に位置する媒体について最先の行から前記印字ヘッド31Aが対向する位置に至る距離DL が予め与えられ、その距離DL と、これらの行の間隔Δと前記印刷行数算出手段33によって求められた行の数MP との積との差の絶対値に等しい距離に亘って、前者が後者を上回る場合にはその印字ヘッド31Aと前記直近の端部との間隔が減少する方向に、反対に下回る場合には増加する方向に、前記一つの媒体位置検出手段32,72-6によって前記状態が検出された媒体を前記搬送路10に沿って搬送し、前記特定の距離は、前記一つの媒体位置検出手段32,72-6によって前記状態が検出されるべき媒体の搬送方向に対して先端側となる端部と、その媒体に形成された全ての行との距離の内、最小の距離を上回り、かつ最大の距離未満であることを特徴とする。
【0020】
本発明に関連した第四の発明は、挿入口より挿入された媒体を搬送する搬送路10と、前記搬送路10を介して与えられた前記媒体に印刷を行い、前記媒体の記帳を行う印刷手段11と、前記印刷手段11で前記媒体に印字し、後続する頁に対して印字されるべき情報がある場合には、前記媒体を頁捲りして、再び前記媒体に対して印字を行う記帳装置において、前記印刷手段11が有する印字ヘッド11Aを挟み、かつ前記搬送路10に沿って特定の距離隔たった箇所に、その媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が位置する状態を検出する複数の媒体位置検出手段21,72-6と、前記複数の媒体位置検出手段の一つによって前記状態が検出された媒体の搬送方向に対して先端側となる端部と前記印字ヘッドとの相対距離が減少する方向に、その媒体を前記搬送路10に沿って搬送する搬送手段41と、前記印刷手段11は、前記搬送手段41によって搬送される前記媒体に前記搬送路10に交差する方向に形成された行の単位に、前記記帳が行われるべき情報を印刷し、前記特定の距離は、前記一つの媒体位置検出手段21,72-6によって前記状態が検出されるべき媒体の搬送方向に対して先端側となる端部と、その媒体に形成された全ての行との距離の内、最大の距離を上回ることを特徴とする。
【0022】
本発明に関連した第一の発明にかかわる記帳装置では、媒体位置検出手段12,72-6は、搬送路10を介して与えられた媒体の全長以下の距離に亘って印字ヘッド11Aからその搬送路10に沿って隔たった箇所に、その媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が位置する状態を検出する。搬送手段13はその状態が媒体位置検出手段12,72-bによって検出された媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が搬送路10に沿って印字ヘッド11Aの下を通過する方向に、その媒体を搬送する。印刷手段11は、このようにして搬送される媒体に、その媒体に搬送路10に交差する方向に形成された行の単位に、記帳が行われるべき情報を印刷する。
【0023】
すなわち、搬送手段13および印刷手段11の連係の下で行の単位に印刷が行われるべき媒体については、その印刷の開始に先行する搬送路10上の位置合わせは、印字ヘッド11Aに搬送方向に対して先端側となる端部とその印字ヘッド11Aとの相対距離に基づいて行われる。
したがって、このような位置合わせが印字ヘッド11Aに対する相対的な距離が何ら規定されることなく設けられた搬送路10の開口部の近傍で行われる従来例に比べて、印刷の開始に先行して媒体が搬送されるべき距離が確度高く短縮され、印刷の効率が高められると共に、その媒体の位置の偏差が圧縮される。
【0024】
本発明に関連した第二の発明にかかわる記帳装置では、媒体位置検出手段21,72-6は、搬送路10に沿って印字ヘッド11Aから特定の距離隔たった箇所に、その搬送路10を介して与えられた媒体の直近の端部が位置する状態を検出する。搬送手段22は、その状態が媒体位置検出手段21,72-6によって検出された媒体の直近の端部と印字ヘッド11との相対距離が増加する方向に、その媒体を搬送路10に沿って搬送する。印刷手段11は、このようにして搬送される媒体に対して、その媒体に搬送路10に交差する方向に形成された行の単位に、記帳が行われるべき情報を印刷する。
【0025】
ところで、上述した特定の距離は、既述の状態が媒体位置検出手段21,72-6によって検出されるべき媒体の直近の端部と、その媒体に形成された全ての行との距離の内、最小の距離以下である。
したがって、媒体位置検出手段21,72-6によって位置合わせが行われた後に最先に印刷が行われるべき行と、印字ヘッド11との隔たりを圧縮するために搬送手段22によって媒体が搬送されるべき距離は、本発明に関連した第一の発明に係る記帳装置に比べて確度高く短縮される。
【0026】
本発明に関連した第三の発明にかかわる記帳装置では、印刷行数算出手段33は、記帳が行われるべき情報の情報量と、搬送路10を介して与えられた媒体のサイズとに基づいて、その媒体の該当する頁に印刷されるべき行の数MP を求める。
また、媒体位置検出手段32,72-6は、搬送路10に沿って印字ヘッド31Aから特定の距離隔たった箇所に、その媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が位置する状態を検出する。
【0027】
搬送手段34は、このような状態が検出された媒体について最先の行から印字ヘッド31Aが対向する位置に至る距離DL が予め与えられる。さらに、搬送手段34は、その距離DL と、行の間隔Δと印刷行数算出手段33によって求められた行の数MP との積との差の絶対値に等しい距離に亘って、前者が後者を上回る場合にはその印刷ヘッダ31Aと既述の搬送方向に対して先端側となる端部との間隔が減少する方向に、反対に下回る場合には増加する方向に、媒体位置検出手段32によって上述した状態が検出された媒体を搬送路10に沿って搬送する。印刷手段31は、このようにして搬送される媒体に搬送路10に交差する方向に形成される行の単位に、記帳が行われるべき情報を印刷する。
【0028】
なわち、印刷の開始に先行して行われる位置合わせが完了した時点では、該当する媒体の頁の内、記帳の対象となる何れかの情報が印刷され得る領域の何れかに印字ヘッド31Aが対向するので、最先に印刷されるべき行と、その印字ヘッド11との隔たりを圧縮するために搬送手段34によって媒体が搬送されるべき距離は、確度高く短縮される。
【0029】
本発明に関連した第四の発明にかかわる記帳装置では、媒体位置検出手段21,72-6は、搬送路10に沿って印字ヘッド11Aから特定の距離隔たった箇所に、その搬送路10を介して与えられた媒体の搬送方向に対して先端側となる端部が位置する状態を検出する。搬送手段41は、その状態が媒体位置検出手段21,72-6によって検出された媒体の搬送方向に対して先端側となる端部と印字ヘッド11との相対距離が減少する方向に、その媒体を搬送路10に沿って搬送する。印刷手段11は、このようにして搬送される媒体に対して、その媒体に搬送路10に交差する方向に形成された行の単位に、記帳が行われるべき情報を印刷する。
【0030】
ところで、上述した特定の距離は、既述の状態が媒体位置検出手段21,72-6によって検出されるべき媒体の搬送方向に対して先端側となる端部と、その媒体に形成された全ての行との距離の内、最大の距離を上回る。
したがって、媒体位置検出手段21,72-6によって位置合わせが行われた後に最先に印刷が行われるべき行と、印字ヘッド11との隔たりを圧縮するために搬送手段41によって媒体が搬送されるべき距離は、本発明に関連した第一の発明に係る記帳装置に比べて確度高く短縮される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0034】
図2は、本発明の第一ないし第三の実施形態を示す図である。
図において、図6に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
本実施形態と図6に示す従来例との構成の相違点は、センサ72-6とローラ73-aとで挟まれた搬送路70の区間の内、印字ヘッド75Aと対向する領域よりローラ73-aに近い箇所にセンサ61が付加され、プロセッサ76に代えてプロセッサ62が備えられ、そのセンサ61の出力がプロセッサ62の対応する入力ポートに接続された点にある。
【0035】
なお、本実施形態と図1に示すブロック図との対応関係については、搬送路70は搬送路10に対応しプリンタユニット75およびプロセッサ62は印刷手段11,31に対応し、印字ヘッド75Aは印字ヘッド11A,31Aに対応し、センサ61およびプロセッサ62は媒体位置検出手段12,21,32,72 -6に対応し、ローラ73-A〜73-F、73-a、73-bおよびプロセッサ62は搬送手段13,22,34,41に対応し、プロセッサ62は空行検出手段33に対応する。
【0036】
図3は、本発明の第一ないし第三の実施形態の動作を説明する図である。
図4は、本発明の第一および第二の実施形態の動作フローチャートである。
以下、図2〜図4および図8を参照して本発明の第一の実施形態の動作を説明する。
【0037】
プロセッサ62は、従来例と同様の手順に基づいて印刷処理を行い(図8(1) 〜(5))、その印刷処理の過程では、印刷されるべき頁にある全ての行について印刷が完了し、後続する頁に対して印刷されるべき情報がある場合には、プリンタユニット75の駆動を停止し(図4(1))、かつ自動頁捲り機構74を駆動する(図4(2))。さらに、プロセッサ62は、図8(10)、(11)に示す手順で示される処理に代えて、以下の印刷続行処理を行う(図4(3))。
【0038】
印刷続行処理の過程では、プロセッサ62は、自動頁捲り機構74と所定のハンドシェークを行うことによって、改頁が完了するまで待機し(図4(a))、かつセンサ72-7を介してその通帳が搬送路70に残留していることを確認する(図4(b))。
さらに、プロセッサ62は、ローラ73-D、73-a、73-b、73-Eを駆動することによってセンサ72-7の方向に通帳を搬送し(図3(1)、図4(c))、かつセンサ61を介して「そのセンサ61の位置にその通帳の下端が到達した(図3(2))こと」を検出する(図4(d))と、これらのローラ73-D、73-a、73-b、73-Eの駆動を一端取り止める(図4(e))。
【0039】
また、プロセッサ62は、後続して印刷されるべき行の数kを印刷されるべき情報の情報量および形式に基づいて算出する(図4(f))。
また、プロセッサ62は、通帳の下端と最下行との距離db と、搬送路70上におけるセンサ61と印字ヘッド75Aとの距離DSH、その通帳の頁における行の間隔Δとに対して、
S∝Δ(24−k)+db+DSH
で示されるステップ数Sに亘ってローラ74-E、73-b、73-a、73-Dを適宜駆動することによって、この通帳を挿入口71の方向に搬送し(図3(3)、図4(g))、かつプリンタユニット75を駆動する(図4(h))ことによって、その通帳の最終行(第24行)から行番号の降順に印刷を行う。
【0040】
なお、プロセッサ62がこの印刷の過程で行う処理については、ローラ74-E、73-b、73-a、73-Dが駆動される順序および方向が反対であり、かつ印刷の対象となる行の行番号が降順となる点を除いて従来例と同じであるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
さらに、プロセッサ62は、このような印刷の過程では、センサ72-6を介してそのセンサ72-6の位置に通帳の上端が到達し、かつ記帳されるべき情報が残っていることを識別すると、ローラ73-E、73-b、73-a、73-Dを逆方向に駆動することによって、通帳をセンサ72-7の方向に搬送する(図4(i))と共に、センサ72-6を介してそのセンサ72-6の位置に通帳の下端が到達したことを検出した時点で、これらのローラ73-E、73-b、73-a、73-Dの駆動を取り止める(図4(j))。
【0041】
また、プロセッサ62は、従来例と同様にして、プリンタユニット75の駆動を停止した(図4(k))後に、自動頁捲り機構74を駆動し(図4(m))、その自動頁捲り機構74によって印刷の対象となったさらに後続する頁については、従来例と同様にして行番号の昇順に印刷処理を行う(図4(n))。
すなわち、搬送路70に沿って印字ヘッド75Aの近傍で通帳が双方向に交互に搬送されることによってその通帳の複数頁に亘る印刷が行われ、かつ行番号の降順に行われるべき印刷が開始される際には、上式で示されるステップ数Sに亘ってローラ74-E、73-b、73-a、73-Dが駆動されることによって、通帳が挿入口71の方向に過送りされる。
【0042】
したがって、本実施形態によれば、ローラ74-E、73-b、73-a、73-Dに固有のバックラッシュが一定の方向に集約されることによって記帳の品質が高く維持され、かつ印刷の対象となる頁が更新される度に通帳がホームポジションに搬送される従来例に比べて印刷の効率が高められる。
なお、本実施形態では、挿入口71から挿入された通帳の頁と、その頁に後続する偶数番目の頁との双方について、印刷の開始に先行する位置合わせがセンサ72-6を介して行われている。
【0043】
しかし、このような位置合わせについては、センサ61を介して通帳の上端が検出された時点、あるいはその時点以降にローラ74-E、73-b、73-a、73-Dが駆動されたステップの総数が所定の値に達した時点を基準として行われてもよい。
また、本実施形態では、上述した過送りが行われることによってローラ74-E、73-b、73-a、73-Dに固有のバックラッシュが一定の方向に集約されているが、このようなバックラッシュが許容される場合には、通帳に印刷されるべき帳票としての形式(既述の距離db を含む。)と、印字ヘッド75Aとセンサ61との間の距離DSHとは、如何なるものであってもよい。
【0044】
以下、本発明の第二の実施形態について説明する。
本実施形態と上述した第一の実施形態との構成の相違点は、図3(a) に示すように、印字ヘッド75Aとセンサ61との間の距離DSHと、通帳の上端とその通帳の先頭行との間の距離dt とに対して、
SH≦dt
の不等式が成立する位置にそのセンサ61が配置され、搬送路70に沿ってこのセンサ61の位置から挿入口71の方向に通帳の全長dに亘って隔たった位置にセンサ72-6が配置され、図2に点線で示すように、搬送路70の内、センサ61、72-6で挟まれた区間とその区間の近傍とに自動頁捲り機構74が周設された点にある。
【0045】
以下、図3〜図4を参照して本発明の第二の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、行番号の降順に印刷された頁に後続する頁の印刷の開始に先行して、ローラ73-E、73-b、73-a、73-Dが逆方向に駆動される時点にある。
【0046】
プロセッサ62は、通帳が挿入口71の方向に搬送され、かつ行番号の降順に印刷が行われている期間には、図4に点線で示すように、「センサ72-6の位置に通帳の上端が到達したこと」は識別しない。
しかし、プロセッサ62は、「センサ72-6の位置に通帳の下端が到達したこと(あるいは、センサ61の位置に通帳の上端が到達したこと)」を識別すると、まず、ローラ73-E、73-b、73-a、73-Dの駆動を取り止め(図4(j))、かつプリンタユニット75の駆動を停止する(図4(k))と共に、自動頁捲り機構74を駆動する(図4(m))。
【0047】
さらに、プロセッサ62は、ローラ73-E、73-b、73-a、73-Dを逆方向に駆動することによって、挿入口71と反対の方向に通帳を搬送すると共に、従来例と同様にして行番号の昇順に印刷処理を行う(図4(n))。
このように本実施形態によれば、印字ヘッド75Aとセンサ61との間の距離DSHが通帳の上端とその通帳の先頭行との間の距離dt 以下の値に設定され、この通帳が印刷処理の過程で双方向に搬送されるべき搬送路71の区間のほぼ中央部において自動頁捲り機構74によって改頁が行われるので、このような距離DSHが何ら規定されず、かつ改頁に先行して通帳の搬送が無用に行われる既述の第一の実施形態に比べて印刷の効率が高められる。
【0048】
また、本実施形態では、印字ヘッド75Aとセンサ61との間の距離DSHが通帳の上端とその通帳の先頭行との間の距離dt に等しい値に設定された場合には、この先頭行の位置併せては通帳の搬送が何ら行われることなく完了する。
したがって、既述のバックラッシュが許容される限り、印刷の効率がさらに高められる。
【0049】
以下、本発明の第三の実施形態について説明する。
本実施形態と上述した第二の実施形態との構成の相違点は、図3(b) に示すように、印字ヘッド75Aとセンサ61との間の距離DSHと、通帳の全長d、その通帳の上端と先頭行との間の距離dt と、この通帳の下端と最下行との間の距離db とに対して、
t<DSH<(d−db)
の不等式が成立する位置にそのセンサ61が配置され、搬送路70に沿ってこのセンサ61の位置から挿入口71の方向に通帳の全長d隔たった位置にセンサ72-6が配置された点にある。
【0050】
図5は、本発明の第三の実施形態の動作フローチャートである。
以下、図3〜図5を参照して本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、後続する頁に印刷が行われる順序と、その印刷が行われるために、通帳がローラ74-E、73-b、73-a、73-Dを介して搬送される距離と方向とにある。
【0051】
プロセッサ62は、通帳に行番号の昇順と降順との何れで印刷が行われている場合においても、該当する頁について印刷が完了し、かつ後続する頁に印刷されるべき何らかの情報がある場合には、ローラ74-E、73-b、73-a、73-Dを駆動することによって、「センサ72-6の位置に通帳の下端が到達する(あるいは、センサ61の位置に通帳の上端が到達する)」方向に、その通帳を搬送する(図5(1))。
【0052】
さらに、プロセッサ62は、「センサ72-6の位置に通帳の下端が到達した(あるいは、センサ61の位置に通帳の上端が到達した)こと」を認識すると、自動頁捲り機構74を駆動する(図5(2))。
【0053】
また、プロセッサ62は、通帳の面の内、このような状態で上述したセンサ61、72-6の配置の下で印字ヘッド65Aに対向する行の番号L(整数でなくてもよい。)と、その通帳に印刷される過程でこの通帳が搬送される際に、ローラ74-E、73-b、73-a、73-Dが駆動されるべきステップの総数nとが予め与えられる。
【0054】
さらに、プロセッサ62は、このような状態において後続して印刷されるべき情報の情報量および形式に基づいて、これらの情報の全てが印刷される行の総数Mを求め(図5(3))、
M≦L
の不等式が成立するか否かの判別を行う(図5(4))。
【0055】
プロセッサ62は、その判別の結果が真である場合には、
S0 =n(L−M)
の式で与えられるステップ数S0 に亘ってローラ74-E、73-b、73-a、73-Dを駆動し、かつ通帳を挿入口71側に搬送した時点でこれらのローラ74-E、73-b、73-a、73-Dの駆動を取り止めることによって、該当する頁について印刷が最先に開始されるべき行が印字ヘッド75Aに対向する位置(以下、「疑似ポームポジション」という。)を確定する(図5(5))。
【0056】
しかし、上述した判別の結果が偽である場合には、プロセッサ62は、
M<24
の不等式が成立するか否かの判別を行う(図5(6))。
また、プロセッサ62は、その判別の結果が真である場合には、
S1 =n(M−L) ・・・(1)
の式で与えられるステップ数S1 に亘ってローラ74-E、73-b、73-a、73-Dを駆動し、かつ通帳を挿入口71と反対の方向に搬送した時点でこれらのローラ74-E、73-b、73-a、73-Dの駆動を取り止めることによって、上述した疑似ポームポジションを確定する(図5(7))。
【0057】
しかし、この判別の結果が偽である場合には、プロセッサ62は、
S2 =n(24−L) ・・・(2)
の式で与えられるステップ数S2 に亘ってローラ74-E、73-b、73-a、73-Dを駆動し、かつ通帳を挿入口71と反対の方向に搬送した時点でこれらのローラ74-E、73-b、73-a、73-Dの駆動を取り止めることによって、疑似ポームポジションを確定する(図5(8))。
【0058】
さらに、プロセッサ62は、このようにして疑似ホームポジションが確定した後には、ローラ73-E、73-b、73-a、73-Dを逆方向に駆動することによって、通帳をセンサ72-7の方向に搬送する(図5(9))と共に、該当する頁について行番号の降順に印刷処理を行う(図5(10)) 。
すなわち、センサ72-6の位置に通帳の下端が到達した(あるいは、センサ61の位置に通帳の上端が到達した)状態で印字ヘッド65Aに対向する行は、その通帳の該当する頁の先頭行と末尾の行とで挟まれた何れかの行に予め設定される。
【0059】
したがって、本実施形態によれば、上述した疑似ホームポジションが確定されるために通帳が搬送されるべき距離の平均値は、既述の第一および第二の実施形態における値より平均的に小さな値となり、かつ印刷の効率が高められる。
なお、本実施形態では、行番号の降順のみに印刷が行われているが、例えば、既述の処理の手順によれば上式(1) に示されるステップ数S1 が適用されるべきであっても
L<M−L
が成立する場合と、上式(2) に示されるステップ数S2 が適用されるべきであっても
L<24−L
が成立する場合とには、それぞれ
S3=nL
の式で示されるステップ数S3 に亘ってローラ73-E、73-b、73-a、73-Dを逆の方向に駆動することによって、該当する頁の先頭行に疑似ホームポジションが設定され、かつ行番号の昇順に印刷が行われることによって、さらに、印刷の効率が高められてもよい。
【0060】
なお、上述した各実施形態では、センサ61より挿入口71側に印字ヘッド75Aが配置されているが、印刷処理の過程においてローラ73-E、73-b、73-a、73-Dがプロセッサ62の配下で的確に駆動されるならば、このセンサ61は印字ヘッド75Aより搬送路70の末端側に配置されてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、自動頁捲り機構74が備えられ、かつ後続する頁に対して何らかの情報が印刷される場合に発明が適用されているが、例えば、挿入口71から挿入された通帳に最先に印刷されるべき頁の下端がセンサ61によって検出され、その頁の印刷が行番号の降順に行われてもよい。
【0061】
また、上述した各実施形態では、自動頁捲り機構74の構成および動作が何ら示されていないが、搬送路70の所望の位置にある通帳について確実に改頁が行われるならば、このような自動頁捲り機構74の方式は如何なるものであってもよい。
さらに、上述した各実施形態では、単一の自動頁捲り機構74が搬送路70の所定の位置に配置されているが、通帳が搬送されるべき道程が短縮されることによって、従来例より印刷の効率が高められるならば、通帳と共にその搬送路70に沿って搬送され、あるいは印字ヘッド75Aの位置からこの搬送路70に沿って反対方向に所定の距離隔たった位置に個別に2つの自動頁捲り機構が備えられてもよい。
【0062】
また、上述した各実施形態では、プロセッサ62の配下で駆動されるローラ73-A〜73-F、73-a、73-bによって通帳が搬送路70に沿って搬送されているが、このような通帳の搬送については、所望の応答性、精度および信頼性が確保されるならば、例えば、ベルトその他の如何なる方式の動力伝達手段を介して行われてもよい。
【0063】
さらに、上述した各実施形態では、印刷の対象となるべき頁および行がプロセッサ62によって管理されているが、このような頁および行の管理については、例えば、プリンタユニット75によって行われ、あるいは記帳(印刷)されるべき情報をプロセッサ62に与えるホストプロセッサ(図示されない。)によって行われてもよく、如何なる形態の負荷分散や機能分散の下で行われてもよい。
【0064】
また、上述した各実施形態では、ローラ73-A〜73-F、73-a、73-bが駆動されるステップの数に応じて印刷されるべき行が検出されているが、このような行の検出は、例えば、行毎の濃度の分布が光学的に、あるいは電磁的に検出されることによって行われてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、ローラ73-a、73-bが通帳の搬送のみに適用されているが、これらのローラ73-a、73-bは、自動頁捲り機構74によって改頁に共用されてもよい。
【0065】
また、上述した各実施形態では、綴じ白が行に並行な方向に形成され、かつほぼ中央部に位置する通帳に対してプリンタユニット75によって印刷が行われているが、本願発明は、このような通帳に限定されず、例えば、両面に印刷面を有するカード、綴じ白が上端、下端、左端および右端の何れかにある通帳その他の小冊子の記帳にも同様に適用可能である。
【0066】
さらに、本実施形態では、センサ61、72-6、72-7として光学センサが適用されているが、所望の確度および応答性で通帳の上端や下端が検出されるならば、機械的接点からなるセンサ、電磁的あるいは静電的なセンサその他の如何なるセンサが適用されてよい。
【0067】
【発明の効果】
上述したように本発明が適用された端末や情報処理系では、記帳が高い品質および応答性で効率的に実現され、かつ顧客に対するサービス品質が高められると共に、保守および運用にかかわるコストの削減および作業環境の改善に併せて、最繁時に適応するために設置されるべき機器の台数の大幅な削減が可能となる。
【0068】
また、本発明に関連する第一の発明では、従来例に比べて、印刷の開始に先行して媒体が搬送されるべき距離が短縮され、印刷の効率が高められると共に、その媒体の位置の偏差が確度高く圧縮される。
さらに、本発明に関連する第二および第四の発明では、位置合わせが行われた後に最先に印刷が行われるべき行と、印字ヘッドとの隔たりを圧縮するために媒体が搬送される距離が上述した第一の発明に比べて確度高く短縮される。
【0069】
また、本発明に関連する第三の発明では、最先に印刷されるべき行と、印字ヘッドとの隔たりを圧縮するために媒体が搬送されるべき距離は、確度高く短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関連した第一ないし第五の発明の原理ブロック図である。
【図2】 本発明の第一ないし第三の実施形態を示す図である。
【図3】 本発明の第一ないし第三の実施形態の動作を説明する図である。
【図4】 本発明の第一および第二の実施形態の動作フローチャートである。
【図5】 本発明の第三の実施形態の動作フローチャートである。
【図6】 従来の記帳装置の構成例を示す図である。
【図7】 通帳に印刷されるべき帳票の形式の一例を示す図である。
【図8】 従来例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
10,70 搬送路
11,31 印刷手段
11A,31A,75A 印字ヘッド
12,21,32,72-6 媒体位置検出手段
13,22,34,41 搬送手段
33 印刷行数算出手段
61 センサ
62,76 プロセッサ
71 搬入口
72 センサ
73 ローラ
74 自動頁捲り機構
75 プリンタユニット

Claims (2)

  1. 挿入口より挿入された媒体の搬送に供される搬送路上で前記媒体に対して行単位に印刷を行うことによって前記媒体の記帳を行い、前記媒体の後続する頁に対して印字されるべき情報がある場合には、前記媒体の頁捲りが行われた後に前記媒体の後続する頁に対して印字を行う記帳装置において、
    前記頁捲りの完了後に前記搬送路に沿って前記挿入口の方向に前記媒体を搬送することによって、前記印字に供される印字ヘッドの位置に対して、前記後続する頁における印字の対象となる末尾の行を位置合わせし、かつ前記後続する頁に対する行毎の印字が完了する度に前記搬送路に沿って前記挿入口の方向前記媒体を行単位に搬送する搬送手段を備えた
    ことを特徴とする記帳装置。
  2. 請求項1記載の記帳装置において、
    前記記帳が行われるべき情報の情報量と前記媒体のサイズとに基づいて前記後続する頁に印刷されるべき行の数MP を求める印刷行数算出手段を備え、
    前記搬送手段は、
    前記印字ヘッドから前記搬送路に沿って前記挿入口の方向に前記媒体の全長以上隔たった箇所に前記媒体の上端が位置する状態で、前記印字ヘッドに対して前記媒体の先頭の行が隔たった前記搬送路上の距離DL と、前記媒体における行の間隔Δと前記印刷行数算出手段によって求められた行の数MP との積との差に等しい距離に亘って、前記媒体を前記搬入口の方向と反対の方向に搬送する
    ことを特徴とする記帳装置。
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