JP3649903B2 - アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法 - Google Patents

アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
アルカリ亜鉛蓄電池では、負極活物質として亜鉛が使用される。亜鉛は電気化学当量が小さく、しかも電位が卑であるので、これを負極活物質として使用することにより、エネルギー密度の高いアルカリ蓄電池を得ることが可能となる。特に、二酸化マンガンを正極活物質とする円筒形の正極の円筒内に、セパレータを介して、亜鉛を負極活物質とする円筒形又は円柱形の負極を配置する所謂インサイドアウト型電池構造を採用すれば、エネルギー密度の高いアルカリ蓄電池を低コストに得ることができる(特公昭46−24503号公報等参照)。
【0003】
上記のアルカリ亜鉛蓄電池には、二酸化マンガンの充放電時の可逆性が良くないという欠点があるが、この欠点は例えば二酸化マンガンの結晶構造の中にジルコニウムを含有せしめることにより改善することができる(特公昭52−12898号公報参照)。
【0004】
このように正極の充放電反応の可逆性が改善されて良くなると、電池の寿命が負極により規制されるようになる。負極に起因する電池特性低下の原因には、充電時に負極に析出したデンドライト(樹枝状の電析物)が充放電の繰り返しにより成長し、セパレータを貫通して正極に到達することにより生じる内部短絡と、負極活物質の中の反応サイトへの電解液の供給不足(ドライアウト)による負極の利用率の低下とがある。特に、内部短絡による電池特性の低下に関しては、前サイクルまで正常に作動していた電池が、次サイクルで急に正常に作動しなくなることがあるので、充電時に異常を検知することが望ましい。また、ドライアウトによる電池特性の低下に関しても、劣化の程度が互いに異なる電池を併用した場合、全体としての電池特性が劣化の進んだ電池により規制されるので、充電時に劣化度合いを検知することが望ましい。
【0005】
ところで、アルカリ亜鉛蓄電池の充電方法には、定電圧充電式(特公昭46−8329号公報、特公昭52−12898号公報、特開昭63−24553号公報など参照)と定電流充電式(特公昭45−32102号公報、特公昭46−24503号公報、特公昭50−2251号公報、特公昭57−57822号公報など参照)とがある。定電圧充電式は、電圧を一定に保持して充電する方法であり、定電流充電式は、電流を一定に保持して充電する方法である。定電圧充電式では、正極電位が酸素発生電位より100mV程度低くなるように充電電圧を設定して充電することにより、また定電流充電式では、充電終止電圧を制御することにより、それぞれ正極からの酸素の発生を防止することができ、電解液の外部への漏出を抑制することができる。
【0006】
しかしながら、従来の充電方法では、定電圧充電式及び定電流充電式のいずれの充電方法によっても、充電時に同時に電池特性まで評価することはできない。このことは、充電した電池が異常電池であった場合に、次に放電しなければその事実は判らないことを意味し、充電時に併せて電池特性を評価することができないので、次に示すような問題がある。
【0007】
(1)充電作業と電池特性の評価を各別に行うことは、時間及び労力の無駄である。
【0008】
(2)異常電池を機器の電源として使用することは、機器の汚損などにつながる。
【0009】
そこで、鋭意研究した結果、本発明者らは、アルカリ亜鉛蓄電池の定電圧充電においては、充電中の電流値の経時的変化と電池特性との間に、密接な関係があることを見いだした。
【0010】
本発明は、斯かる知見に基づきなされたものであって、アルカリ亜鉛蓄電池の特性を定電圧充電時に同時に評価することができる方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のアルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法は、定電圧充電の途中において、電流値が増加した場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する方法である。
【0012】
請求項2記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、予め設定した電流値IP 以上である場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する方法である。
【0013】
請求項3記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電した時点での電流値IN より所定量以上大きい場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する方法である。
【0014】
請求項4記載の特性評価方法は、請求項3記載の特性評価方法の好適な実施態様に相当する方法であり、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池に定格容量の80%の電気量を通電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池に同じ時間通電した時点での電流値IN の1.2倍以上である場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する方法である。
【0015】
請求項5記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、予め設定した電流値IP 以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0016】
請求項6記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電した時点での電流値IN より所定量以上小さい場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0017】
請求項7記載の特性評価方法は、請求項6記載の特性評価方法の好適な実施態様に相当する方法であり、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池に定格容量の10%の電気量を通電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池に同じ時間通電した時点での電流値IN の70%以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0018】
請求項8記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が予め設定した電流値IP に達するまで充電するのに要した充電電気量Co が、予め設定した充電電気量Cp 以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0019】
請求項9記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が予め設定した電流値IP に達するまで充電するのに要した充電電気量Co が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が前記電流値IP に達するまで充電するのに要する充電電気量CN より所定量以上小さい場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0020】
請求項10記載の特性評価方法は、請求項9記載の特性評価方法の好適な実施態様に相当する方法であり、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が予め設定した電流値IP に達するまで充電するのに要した充電電気量Co が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が前記電流値IP に達するまで充電するのに要する充電電気量CN の60%以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0021】
請求項11記載の特性評価方法は、定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電するのに要した充電電気量Co が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電するのに要する充電電気量CN より所定量以上小さい場合に、電解液が不足している異常電池と判定する方法である。
【0030】
本発明に係る特性評価方法によれば、充電作業を利用して電池特性を評価するので、作業及び時間の無駄が無い。また、欠陥乃至劣化の程度が著しいことが判明した場合は、これを機器の電源として使用しないことにより、機器の汚損などを防止することができる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
【0032】
〔正極の作製〕
硫酸ニッケル0.2モルと硫酸マンガン0.1モルとを溶かした水溶液1リットルに、10重量%アンモニア水と10重量%水酸化ナトリウム水溶液を滴下して液のpHを10.0±0.3に調整し、沈殿物を生成せしめた。次いで、この沈殿物をろ過し、室温にて20重量%水酸化カリウム水溶液中に1週間浸漬した後、上澄み液を除去し、大量の水で洗浄し、ろ過し、乾燥し、粉砕した。X線回折及び電子プローブ微小分析(EPMA; Electron Probe Microanalyser )により、得られた粉末がα−Ni(OH)2 型結晶構造を有する、α−Ni(OH)2 とMnとの固溶体であることを確認した。この粉末を、水酸化ナトリウムを添加してpHを12に調整した10重量%NaClO水溶液に浸漬して酸化処理し、濾過し、粉砕して、γ−NiOOHとMnとの固溶体粉末を作製した。次いで、このγ−NiOOHとMnとの固溶体粉末70重量部と、α−Ni(OH)2 とMnとの固溶体粉末(γ−NiOOHとMnとの固溶体粉末を作製する中間工程で得たもの)20重量部と、黒鉛10重量部と、少量の水とを混合して顆粒状とした後、加圧成型して、外径13.3mm、内径10.3mm、高さ12mmの円筒状の正極を作製した。電池の製造においては、この正極を3個縦に重ねて1個の円筒状の正極として使用した。
【0033】
〔負極の作製〕
亜鉛(Zn)と酸化亜鉛(ZnO)との重量比2:1の混合物に、三酸化二インジウム(In2 3 )、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)及び水を加えて混練してペーストを調製した。直径3mmの芯棒にインジウムめっきした銅製のパンチング板を巻き付け、その上に上記のペーストを塗布し、加圧成形した後、芯棒を抜き取って、外径6.5mm、内径3mm、高さ38mmの円筒状の負極を作製した。亜鉛と酸化亜鉛と三酸化二インジウムとCMCとPTFEの総量に対する三酸化二インジウム、CMC及びPTFEの各比率は、それぞれ2.5重量%、1.0重量%及び0.5重量%とした。また、亜鉛と酸化亜鉛の総量に対する水の比率は、約1/6とした。
【0034】
〔電池の作製〕
上記の正極と、負極と、5種類のセパレータを用いて、円筒形の密閉型アルカリ亜鉛蓄電池A1及びA2を、それぞれ10セル作製した。セパレータとして、電池A1では、ビニロン不織布を、電池A2では、セロファンとビニロン不織布の積層セパレータを、それぞれ使用した。電解液としては、40重量%の水酸化カリウム水溶液を使用し、これを各電池の正極及び負極が完全に浸漬される状態まで注液した。なお、正極と負極との電気化学的な容量比を1:2.5とした(以下の電池も全てこれと同じ容量比にした。)。
【0035】
〔各電池の充放電サイクル特性〕
セパレータのみが異なる上記の2種の電池A1,A2について、200mAで電池電圧が1.95Vに達するまで充電した後、200mAで電池電圧が1.0Vに低下するまで放電する工程を1サイクルとする充放電を80サイクル行って、各電池の充放電サイクル特性を調べた。結果を図1に示す。図1は、各電池の充放電サイクル特性を、縦軸に放電容量(mAh)を、横軸に充放電サイクル(回)をとって示したグラフである。但し、充電電気量が直前のサイクルの放電電気量より50mAh以上多くなっても電池電圧が1.95Vに達しない場合は、内部短絡が生じている電池と見做し、その時点で充電を停止して、充放電サイクル試験を終了した。
【0036】
セパレータの機械的強度が低い電池A1では、10セル全てが、3サイクル目の充電で電池電圧が1.95Vに達しなくなり、放電容量も短サイクル裡に激減した。内部短絡が生じているためである。一方、セパレータの機械的強度が大きい電池A2では、10セル全てについて、40サイクル目に電池電圧が1.95Vに達するまで充電することができた。しかし、一部のセルは、42サイクル目、58サイクル目又は69サイクル目に電池電圧が1.95Vに達するまで充電することができなくなり、最終の80サイクル目に電池電圧が1.95Vに達するまで充電することができたのは7セルであった。
【0037】
〔各電池の充電電流特性〕
電池A1の2サイクル目及び3サイクル目の各充電電流特性及び電池A2の2サイクル目、42サイクル目及び80サイクル目の各充電電流特性を図2に示す。図2は、各電池の定電圧充電における充電電流特性を、縦軸に電流値(A)を、横軸に充電時間(分)をとって表したグラフである。図2では、2サイクル目の電池A1をサンプル1、3サイクル目の電池A1をサンプル2と記し、また2サイクル目の電池A2をサンプル3、42サイクル目の電池A2をサンプル4、80サイクル目の電池A2をサンプル5と記してある。
【0038】
図2において、サンプル3は正常な電池であり、サンプル3の充電電流特性には、時間経過とともに電流値が徐々に減少するという特徴がある。サンプル1は、充電途中に内部短絡が著しく生じた電池であり、サンプル1の充電電流特性には、内部短絡が著しく生じた時点から電流値が急激に増加し、増加後は、時間が経過しても電流値が減少しないという特徴がある。サンプル2は充電前に既に内部短絡が著しく生じている電池であり、サンプル2の充電電流特性には、充電初期の電流値がサンプル3に比べて大きく、しかも電流値が充電初期から殆ど減少しないという特徴がある。サンプル4は、充電中に内部短絡が若干生じた電池であり、サンプル4の充電電流特性には、充電途中から電流値が徐々に増加するという特徴がある。サンプル5は、ドライアウトが生じている電池であり、サンプル5の充電電流特性には、サンプル3の充電電流特性と同様、時間経過とともに電流値が減少するが、その減少速度がサンプル3に比べて大きいという特徴がある。
【0039】
上述した充電電流特性と電池特性の関係から、次に示すアルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法が導出される。
【0040】
(内部短絡の有無)
▲1▼所定時間充電した時点での電流値IO が予め設定した電流値Ip 以上である場合、又は、所定時間充電した時点での電流値IO が正常な電池を同じ時間充電した時点での電流値IN より所定量以上大きい場合に、異常電池(欠陥電池乃至劣化電池)と判定する。請求項2〜4記載の各特性評価方法は、この判定方法を利用したものである。例えば、充電開始10分後に電流値が1.5A以上の電池を異常電池であると判定する方法で、先のサンプル2の異常を検知することができる。また、充電開始200分後に電流値が0.2A以上の電池は異常電池であると判定する方法で、先のサンプル1,サンプル2,サンプル4の異常を検知することができる。
【0041】
▲2▼充電途中に電流値が減少から増加に転じた場合に、異常電池と判定する。請求項1記載の特性評価方法は、この判定方法を利用したものである。この方法で、先のサンプル1,サンプル4の異常を検知することができる。
【0042】
(ドライアウトの有無)
所定時間充電した時点での電流値IO が、予め設定した電流値IP 以下である場合、又は、正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電した時点での電流値IN より所定量以上小さい場合に、異常電池と判定する。請求項5〜7記載の各特性評価方法は、この判定方法を利用したものである。例えば、10%充電した時点での電流値IO が、正常な電池を同じ時間充電した時点での電流値IN の70%以下である場合に、異常電池であると判定する方式で、先のサンプル5の異常を検知することができる。電流値IO と電流値IP を比較する代わりに、それぞれの時点での充電電気量を比較するようにしてもよい。請求項8〜10記載の各特性評価方法は、この判定方法を利用したものである。
【0043】
図3は、本発明に係る特性評価方法を実施するための装置を示すブロック図である。図示の特性評価装置M1は、定電圧電源1と、電流計2と、電流遮断回路3と、比較器4と、比較器4から出力された比較結果を表示する表示器5と、タイマー6と、タイマー7と、スイッチSWとを備える。Bは特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池である。一例として、この特性評価装置M1を使用して、充電開始200分後における検出電流値IO が予め設定した電流値(基準値)IP =0.2A以上である場合に短絡電池であると判定する方式により、アルカリ亜鉛蓄電池Bの電池特性を評価する場合について説明する。なお、比較結果が『IO ≧IP 』である場合にのみ「電流を遮断せよ」との指令が比較器4から電流遮断回路3に向けて出されるようにしてある。また、比較器4における比較結果が『IO <IP 』である場合にのみタイマー7がセットした時間に動作して、電流遮断回路3に「電流を遮断せよ」との指令が出されるようにしてある。さらに、タイマー6は、セットした時間に動作してスイッチSWをオンにし、比較器4と電流遮断回路3とを導通させるようにしてある。この特性評価装置M1では、タイマー6及びスイッチSWを比較器4と電流遮断回路3との間に設けたが、これらを比較器4と電流計2との間に設けてもよい。
【0044】
比較器4に基準値IP として0.2を入力設定した後(電流値の比較は困難であるので、実際には基準値として電圧値VP が設定される。)、タイマー6を充電開始後200分に、タイマー7を充電開始後300分に、それぞれセットして計時動作を開始させるとともに、定電圧電源1をオンにして充電を開始する。充電開始後200分に達すると、その時点における電流計2の検出電流値IO が比較器4に送られるとともに(実際には検出電圧値VO が送られる。)、タイマー6が動作してスィッチSWをオンにする。検出電流値IO は、比較器4により、基準値0.2との大小が比較され、その比較結果が表示器5に送られる。
【0045】
例えば、アルカリ亜鉛蓄電池Bが先のサンプル2の如き内部短絡が著しく生じている電池である場合は、比較結果は『IO ≧IP 』である。この場合は、表示器5の表示画面に、この『IO ≧IP 』なる比較結果が、例えば『異常電池』乃至『短絡電池』なる文字情報又は赤ランプで表示されるとともに、比較器4からの「電流を遮断せよ」との指令を受けた電流遮断回路3が動作し、充電が停止させられる。なお、この場合には、表示器5に、IO とIP との差の大小に応じて、欠陥の程度が表示されるようにしてもよい。このように、特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池Bが短絡電池の場合には、短絡電池であることが判明した時点で充電が停止させられるので、無用な充電作業をしないで済む。
【0046】
一方、アルカリ亜鉛蓄電池Bが先のサンプル3の如き正常電池である場合には、比較器4における比較結果は『IO <IP 』であるから、表示器5に、この『IO <IP 』なる比較結果が、例えば『正常電池』なる文字情報又は青ランプで表示される。なお、表示器5は、異常電池である場合にのみ異常電池であることを表示し、正常電池である場合には、何も表示しないようなものであってもよい。また、表示器5に、IO とIP との差の大小に応じて、予想残存寿命が表示されるようにしてもよい。この場合の比較結果は『IO <IP 』であるから、この時点では電流遮断回路3は動作せず、充電はそのまま続行される。充電開始後300分に達すると、タイマー7から電流遮断回路3に「電流を遮断せよ」との指令が出され、電流遮断回路3がこの指令を受けて動作し、充電が停止させられる。このように、特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池Bが正常電池の場合には、充電完了まで充電が行われ、充電完了時には充電が停止させられるので、充電器としての使用が可能であるとともに、無用な充電作業をしないで済む。なお、電流遮断回路3、比較器4、表示器5などは、上記の特性評価方法を実施する上で必要不可欠な部材ではないが、自動化を図る上では必要な部材である。
【0047】
図4は、本発明に係る特性評価方法を実施するための別の装置を示すブロック図である。図示の特性評価装置M2は、定電圧電源1と、電流遮断回路3と、比較器4と、比較器4から出力された比較結果を表示する表示器5と、タイマー6と、タイマー7と、スイッチSWと、コンデンサなどを内蔵する積分回路8とを備える。Bは特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池である。積分回路8は、充電開始と連動して直前に蓄積されている電荷がある場合、瞬時に放電されるようになっている。また、積分回路8には、アルカリ亜鉛蓄電池Bの充電電流IO に比例した微小な検出電流iO が充電回路から分岐して流入するようになっている。なお、図4中、図3と同じ符号の部材は、図3中の対応する符号の部材と実質的に同じ機能を有する部材である。一例として、この特性評価装置M2を使用して、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を50分間充電したときの充電電気量CO が、正常電池を同じ時間充電したときの充電電気量(基準値)CN の70%以下である場合に、電解液が不足している異常電池であると判定する方式により、アルカリ亜鉛蓄電池Bの電池特性を評価する場合について説明する。なお、比較結果が『CO ≦0.7CN 』である場合にのみ「電流を遮断せよ」との指令が比較器4から電流遮断回路3に向けて出されるようになっている。また、比較器4における比較結果が『CO >0.7CN 』である場合にのみタイマー7がセットした時間に動作して、電流遮断回路3に「電流を遮断せよ」との指令が出されるようになっている。タイマー6は、セットした時間に動作して、スイッチSWをオンにして比較器4と電流遮断回路3とを導通させるためのタイマーである。この特性評価装置M2では、タイマー6及びスイッチSWを比較器4と電流遮断回路3との間に設けたが、これらを比較器4と積分回路8との間に設けてもよい。
【0048】
比較器4に基準値として0.7CN を入力設定した後(但し、充電回路から分岐して積分回路に流入する検出電流は微小電流iO であるので、実際には0.7CN ×iO /IO が基準値として入力設定される。)、タイマー6を充電開始後50分に、タイマー7を正常電池の場合に充電が完了する充電開始後300分に、それぞれセットして計時動作を開始させるとともに、定電圧電源1をオンにして充電を開始する。充電開始後50分経過すると、その時点における検出電流値iO が比較器4に送られるとともに、タイマー6が動作してスィッチSWをオンにする。比較器4により、充電開始50分後の充電電気量CO と基準値0.7CN の大小が比較され(実際には、CO ×iO /IO と0.7CN ×iO /IO の大小が比較される。)、比較結果が表示器5に送られる。
【0049】
例えば、アルカリ亜鉛蓄電池Bが先のサンプル5の如き電解液が不足している異常電池である場合は、比較結果は『CO ≦0.7CN 』である。この場合は、表示器5の表示画面に、この『CO ≦0.7CN 』なる比較結果が、例えば『異常電池』乃至『ドライアウト電池』なる文字情報又は赤ランプで表示されるとともに、比較器4からの「電流を遮断せよ」との指令を受けた電流遮断回路3が動作し、充電が停止させられる。このように、特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池Bがドライアウト電池の場合には、ドライアウト電池であることが判明した時点で充電が停止させられるので、無用な充電作業をしないで済む。
【0050】
一方、アルカリ亜鉛蓄電池Bが先のサンプル3の如き正常電池である場合には、比較器4における比較結果は『CO >0.7CN 』であるから、表示器5に、この『CO >0.7CN 』なる比較結果が、例えば『正常電池』なる文字情報又は青ランプで表示される。比較結果は『CO >0.7CN 』であるから、この時点では電流遮断回路3は動作せず、充電はそのまま続行される。正常電池の場合に充電が完了する充電開始後300分後に、タイマー7から電流遮断回路3に「電流を遮断せよ」との指令が出され、電流遮断回路3がこの指令を受けて動作し、充電が停止させられる。このように、特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池Bが正常電池の場合には、充電完了まで充電が行われ、充電完了時には充電が停止させられるので、充電器としての使用が可能であるとともに、無用な充電作業をしないで済む。
【0051】
【発明の効果】
本発明に係る特性評価方法によれば、充電作業を利用して電池特性を評価するので、時間及び労力に無駄が無い。また、異常電池であることが判明した場合は、これを機器の電源として使用しないことにより、機器の汚損などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正常電池及び異常電池の充放電サイクル特性を示すグラフである。
【図2】 正常電池及び異常電池の充電電流特性を示すグラフである。
【図3】 本発明に係る特性評価方法を実施するための装置のブロック図である。
【図4】 本発明に係る特性評価方法を実施するための装置のブロック図である。
【符号の説明】
M1 特性評価装置
M2 特性評価装置
B 特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池
SW スイッチ
1 定電圧電源
2 電流計
3 電流遮断回路
4 比較器
5 表示器
6 タイマー
7 タイマー
8 積分回路

Claims (11)

  1. 定電圧充電の途中において、電流値が増加した場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  2. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、予め設定した電流値IP 以上である場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  3. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電した時点での電流値IN より所定量以上大きい場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  4. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池に定格容量の80%の電気量を通電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池に同じ時間通電した時点での電流値IN の1.2倍以上である場合に、内部短絡が生じている異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  5. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、予め設定した電流値IP 以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  6. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電した時点での電流値IN より所定量以上小さい場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  7. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池に定格容量の10%の電気量を通電した時点での電流値IO が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池に同じ時間通電した時点での電流値IN の70%以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  8. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が予め設定した電流値IP に達するまで充電するのに要した充電電気量Co が、予め設定した充電電気量Cp 以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  9. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が予め設定した電流値IP に達するまで充電するのに要した充電電気量Co が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が前記電流値IP に達するまで充電するのに要する充電電気量CN より所定量以上小さい場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  10. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が予め設定した電流値IP に達するまで充電するのに要した充電電気量Co が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を電流値が前記電流値IP に達するまで充電するのに要する充電電気量CN の60%以下である場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
  11. 定電圧充電において、完全放電状態にある特性評価すべきアルカリ亜鉛蓄電池を所定時間充電するのに要した充電電気量Co が、完全放電状態にある同種の正常なアルカリ亜鉛蓄電池を同じ時間充電するのに要する充電電気量CN より所定量以上小さい場合に、電解液が不足している異常電池と判定する、アルカリ亜鉛蓄電池の特性評価方法。
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