JP3649376B2 - リサイクル可能な書類ホルダー - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリサイクル可能なホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、文房具店で販売されている書類ホルダーは樹脂加工した厚紙又はプラスチックからなる一体成形された本体(表表紙、裏表紙、背表紙)と書類の固定金具からなる。固定金具はパンチ穴で書類を閉じる形式と、押さえ金具で締め付ける形式の2種類がよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
書類ホルダーは樹脂加工した厚紙又はプラスチックと金具という異質の材料を強固に固定しているため、これを廃棄するとき、資源ゴミとして活用することができず、仕方なく全体を廃棄している。
【0004】
廃棄するときに、プラスチックと金具が分別できれば、それぞれをリサイクル利用することが可能である。
【0005】
本発明は、使用時には本体と書類固定金具がしっかり固定されるが、廃棄するときにはこれらを容易に分別することのできるホルダーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の書類ホルダーは、ホルダー本体とその内側に位置する書類の固定金具の双方を結合ピンで貫通結合しており、この結合ピンは頭部と脚部からなり、結合時には脚部を固定金具側に押し倒してなるものであって、 結合時、結合ピン脚部の先端が固定金具に埋設状態となるように固定金具表面に第1の溝が設けられていること、及び、廃棄時、前記結合ピン頭部を持ち上げることができるように、前記結合ピン頭部の底部表面に第2の溝が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】
ピンは頭部と脚部を有するものであればどのようなものでもよい。中実でも中空でもよい。
【0008】
結合時、結合ピン脚部の先端は固定金具に埋設状態となる。そのためには、固定金具表面に予めプレスして浅い第1の溝を形成しておく。
【0009】
結合解除を容易にするため、本体及び固定金具の取付穴の直径(T)が結合ピンの脚部の最大幅(t)と同じかやや大きい程度とするのが好ましい。
【0010】
結合解除のとき、ドライバやへらの先端を結合ピン頭部に進入しやすくするため、結合ピン頭部底部表面には浅い第2の溝を設けている。
【0011】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1は書類固定用金具の平面図である。この金具は樹脂加工した厚紙又はプラスチックからなる本体2(図2参照)の内側に結合ピン6で複数箇所(通常2カ所程度)固定される。
【0012】
図3(A)(B)に示すように、結合ピン6は半球状又は円弧状の頭部6aと先端が徐々に細くなる脚部6bからなる。頭部の平面状底部には部分的に浅い溝6cが設けられている。脚部先端6dは安全の見地からあまりに先鋭にすべきではないし、その必要もない。
【0013】
図2に示すように、結合ピン6は書類ホルダーの外側から、本体2の取付穴と固定金具4の取付穴を貫通して挿入される。その後、固定金具4に向けて押し倒されて、この金具をかしめる。押し倒された脚部6bの先端6dはあまり先鋭ではないとはいえ、固定金具4の表面に露出するのは好ましくない。そのため、脚部先端6dは固定金具4に埋設状態となることが好ましい。その目的のために固定金具4表面には脚部先端6dを露出させない程度の薄い溝4aを予めプレス成形しておく。
【0014】
図1に示すように、結合ピン6を2カ所で取り付ける場合、押し倒された脚部先端6dは相互に反対方向に向かわせるようにするのが強度を高める上で好ましい。脚部を押し倒しただけの脚部は押し倒しの方向には強度が高いが、その反対側は弱いからである。
【0015】
この状態で取付けが完成し、使用可能状態となる。使用の仕方は従来のものと全く変わりはない。
【0016】
本発明の書類ホルダーを廃棄するときは、結合ピン6を外す必要がある。結合ピン6を外すには、結合ピン頭部の浅い溝6cにドライバ又はへらのような器具の先端を差し込み、ホルダーの外側方向(矢印方向)に持ち上げる。すると、頭部が浮き上がり、脚部6bが本体及び固定金具の取付穴を抜け落ち、両者の結合を解除する。
【0017】
この目的のためには、本体及び固定金具の取付穴の直径Tは結合ピンの脚部の最大幅tと同じかやや大きいことが好ましい。
【0018】
【発明の効果】
本発明の書類ホルダーは、廃棄するときにプラスチック等と金具が分別できるので、それぞれを資源ゴミとしてリサイクル利用することが可能である。しかもホルダー本体と固定金具の取り外しはドライバ1本で誰でも簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の書類ホルダーの固定金具をホルダーの内側から見た平面図である。
【図2】 本発明の書類ホルダー本体と固定金具を結合している状態の断面図である。
【図3】 本発明で使用する結合ピンの平面図(A)及び断面図(B)である。
【符号の説明】
2 ホルダー本体
4 固定金具
6 結合ピン
6a 頭部
6b 脚部
【発明の属する技術分野】
本発明はリサイクル可能なホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、文房具店で販売されている書類ホルダーは樹脂加工した厚紙又はプラスチックからなる一体成形された本体(表表紙、裏表紙、背表紙)と書類の固定金具からなる。固定金具はパンチ穴で書類を閉じる形式と、押さえ金具で締め付ける形式の2種類がよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
書類ホルダーは樹脂加工した厚紙又はプラスチックと金具という異質の材料を強固に固定しているため、これを廃棄するとき、資源ゴミとして活用することができず、仕方なく全体を廃棄している。
【0004】
廃棄するときに、プラスチックと金具が分別できれば、それぞれをリサイクル利用することが可能である。
【0005】
本発明は、使用時には本体と書類固定金具がしっかり固定されるが、廃棄するときにはこれらを容易に分別することのできるホルダーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の書類ホルダーは、ホルダー本体とその内側に位置する書類の固定金具の双方を結合ピンで貫通結合しており、この結合ピンは頭部と脚部からなり、結合時には脚部を固定金具側に押し倒してなるものであって、 結合時、結合ピン脚部の先端が固定金具に埋設状態となるように固定金具表面に第1の溝が設けられていること、及び、廃棄時、前記結合ピン頭部を持ち上げることができるように、前記結合ピン頭部の底部表面に第2の溝が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】
ピンは頭部と脚部を有するものであればどのようなものでもよい。中実でも中空でもよい。
【0008】
結合時、結合ピン脚部の先端は固定金具に埋設状態となる。そのためには、固定金具表面に予めプレスして浅い第1の溝を形成しておく。
【0009】
結合解除を容易にするため、本体及び固定金具の取付穴の直径(T)が結合ピンの脚部の最大幅(t)と同じかやや大きい程度とするのが好ましい。
【0010】
結合解除のとき、ドライバやへらの先端を結合ピン頭部に進入しやすくするため、結合ピン頭部底部表面には浅い第2の溝を設けている。
【0011】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1は書類固定用金具の平面図である。この金具は樹脂加工した厚紙又はプラスチックからなる本体2(図2参照)の内側に結合ピン6で複数箇所(通常2カ所程度)固定される。
【0012】
図3(A)(B)に示すように、結合ピン6は半球状又は円弧状の頭部6aと先端が徐々に細くなる脚部6bからなる。頭部の平面状底部には部分的に浅い溝6cが設けられている。脚部先端6dは安全の見地からあまりに先鋭にすべきではないし、その必要もない。
【0013】
図2に示すように、結合ピン6は書類ホルダーの外側から、本体2の取付穴と固定金具4の取付穴を貫通して挿入される。その後、固定金具4に向けて押し倒されて、この金具をかしめる。押し倒された脚部6bの先端6dはあまり先鋭ではないとはいえ、固定金具4の表面に露出するのは好ましくない。そのため、脚部先端6dは固定金具4に埋設状態となることが好ましい。その目的のために固定金具4表面には脚部先端6dを露出させない程度の薄い溝4aを予めプレス成形しておく。
【0014】
図1に示すように、結合ピン6を2カ所で取り付ける場合、押し倒された脚部先端6dは相互に反対方向に向かわせるようにするのが強度を高める上で好ましい。脚部を押し倒しただけの脚部は押し倒しの方向には強度が高いが、その反対側は弱いからである。
【0015】
この状態で取付けが完成し、使用可能状態となる。使用の仕方は従来のものと全く変わりはない。
【0016】
本発明の書類ホルダーを廃棄するときは、結合ピン6を外す必要がある。結合ピン6を外すには、結合ピン頭部の浅い溝6cにドライバ又はへらのような器具の先端を差し込み、ホルダーの外側方向(矢印方向)に持ち上げる。すると、頭部が浮き上がり、脚部6bが本体及び固定金具の取付穴を抜け落ち、両者の結合を解除する。
【0017】
この目的のためには、本体及び固定金具の取付穴の直径Tは結合ピンの脚部の最大幅tと同じかやや大きいことが好ましい。
【0018】
【発明の効果】
本発明の書類ホルダーは、廃棄するときにプラスチック等と金具が分別できるので、それぞれを資源ゴミとしてリサイクル利用することが可能である。しかもホルダー本体と固定金具の取り外しはドライバ1本で誰でも簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の書類ホルダーの固定金具をホルダーの内側から見た平面図である。
【図2】 本発明の書類ホルダー本体と固定金具を結合している状態の断面図である。
【図3】 本発明で使用する結合ピンの平面図(A)及び断面図(B)である。
【符号の説明】
2 ホルダー本体
4 固定金具
6 結合ピン
6a 頭部
6b 脚部
Claims (2)
- ホルダー本体(2)とその内側に位置する書類の固定金具(4)の双方を結合ピン(6)で貫通結合しており、この結合ピン(6)は頭部(6a)と脚部(6b)からなり、結合時には脚部(6b)を固定金具(4)側に押し倒してなるものであって、
結合時、結合ピン脚部の先端(6d)が固定金具(4)に埋設状態となるように、固定金具(4)表面に第1の溝が設けられていること、及び
廃棄時、前記結合ピン頭部(6a)を持ち上げることができるように、前記結合ピン頭部(6a)の底部表面に第2の溝(6c)が設けられていること、
を特徴とするリサイクル可能な書類ホルダー。 - 本体及び固定金具の取付穴の直径(T)が結合ピンの脚部の最大幅(t)と同じかやや大きい請求項1記載の書類ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19362799A JP3649376B2 (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | リサイクル可能な書類ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19362799A JP3649376B2 (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | リサイクル可能な書類ホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018568A JP2001018568A (ja) | 2001-01-23 |
JP3649376B2 true JP3649376B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=16311096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19362799A Expired - Fee Related JP3649376B2 (ja) | 1999-07-07 | 1999-07-07 | リサイクル可能な書類ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649376B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-07 JP JP19362799A patent/JP3649376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001018568A (ja) | 2001-01-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050118 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050210 |
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