JPH10157268A - 取っ手の取り付け構造 - Google Patents

取っ手の取り付け構造

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JPH10157268A
JPH10157268A JP33504296A JP33504296A JPH10157268A JP H10157268 A JPH10157268 A JP H10157268A JP 33504296 A JP33504296 A JP 33504296A JP 33504296 A JP33504296 A JP 33504296A JP H10157268 A JPH10157268 A JP H10157268A
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JP
Japan
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handle
engaging
main body
mounting
mounting hole
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Withdrawn
Application number
JP33504296A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kawasaki
正幸 川崎
Katsuhiro Ueda
勝弘 上田
Masamitsu Nagahama
正光 長濱
Akinobu Akasaka
明伸 赤坂
Toshiya Hamai
敏也 濱井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付け部材の寸法バラツキを吸収しつつ確
実な取り付けを実現すると共に、組立が容易な取っ手の
取り付け構造を得る。 【解決手段】 本体の取り付け孔に形成した突部を取っ
手の弾性変形可能な係合部によって挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体に形成した取
り付け孔に取っ手部材を挿入係合させてなる取っ手の取
り付け構造に関し、更に詳しくは、本体に形成された印
面にインキを配し、この印面を被印物に押し付けること
により文字や図形の印を形成する押印具の押印用の取っ
手取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体と取っ手を別部材として形成
し、両者を取り付ける構造は凹凸嵌合、乗り越え嵌合、
螺合、接着、溶着等が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】取っ手やこの取っ手を
取り付ける本体を合成樹脂の成形品とした場合特別な配
慮が必要となるものであった。即ち、合成樹脂の成形品
は、その成形方法によらず、一度溶融させた樹脂を金型
に流し込み所望の形状に成形することから、合成樹脂の
性質上、樹脂の収縮が起こり、設計時の寸法を維持し難
いものである。更に、成形品の厚みが異なるものや複雑
な形状のものでは、この樹脂の収縮が局部的に起こり、
所謂ヒケ現象のような樹脂の偏肉が起こり、該部での寸
法精度はますます期待できなくなる。通常、設計時には
樹脂の収縮を考慮してその寸法を算出すると共に、接合
部品では圧入状に接合されるよう大きめの寸法設定がな
されるが、挿入部材を大きくする又は挿入孔の径を小さ
くすることは、取り付けにくくすることになり、組み立
て作業の煩雑化を招くという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、本体に
形成した取り付け孔に取っ手部材を挿入係合させてなる
取っ手の取り付け構造であって、前記取っ手部材を合成
樹脂製とし、その端部に取り付け挿入方向と逆向きに延
曲した変形係合部を形成すると共に、この変形係合部と
対峙する顎部を形成し、この変形係合部と顎部との間に
本体の取り付け孔内に形成した係合突部を介在させたこ
とを特徴とする取っ手の取り付け構造を第1の要旨と
し、本体に形成した取り付け孔に取っ手部材を挿入係合
させてなる取っ手の取り付け構造であって、前記取っ手
部材を合成樹脂製とし、その端部に取り付け挿入方向と
逆向きに延曲した変形係合部を形成すると共に、この変
形係合部の取り付け挿入方向部を本体の取り付け孔底面
に対しての当接部とし、また、本体の取り付け孔内に変
形係合部と係合する係合突部を形成し、該底面と係合突
部にて変形係合部を挟持したことを特徴とする取っ手の
取り付け構造を第2の要旨とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
各実施例として、本発明の取っ手の取り付け構造を押印
具に使用した例を示すが、本発明は、これに限定される
ものではなく、合成樹脂製の鞄のような収納箱やコップ
等の容器など適宜に使用できるものである。
【0006】図1に示すものは、本体1の底面に凹凸形
状を有する弾性ゴム製の印面2を取り付け、印面2と反
対側に取っ手3を取り付けた押印具Aである。本体1及
び取っ手3は、ポロプロピレン、ポリエチレン、アクリ
ルスチレン、アクリルニトリルブタジエンスチレン等の
合成樹脂の射出成形品であり、特に取っ手3は、取り付
け強度の問題等より非晶性の硬い合成樹脂にて成形され
ている。
【0007】図1のI部拡大図である図2にも示すよう
に、本体1の取っ手取り付け孔4には、後述する取っ手
3の係合部と係合する係合突部4aが形成されている。
取っ手3は、棒状の基部5の後端に握り部6を先端にフ
ック状の係合部7を一体に有しており、基部5の係合部
7側の先端は顎部5aとなっている。また、係合部7
は、先端部分を、取り付け挿入方向と逆向きに延曲した
変形係合部7aとしており、接続時に変形係合部7aが
係合突部4aを乗り越える際に摺接する面を摺接傾斜面
7bとし、先端面を前記係合突部4aと当接する当接傾
斜面7cとしてある。
【0008】本体1と取っ手3とを接続させるとき、本
体1の取り付け孔4に取っ手3の係合部7を挿入する
と、係合部7の変形係合部7aが本体1の係合突部4a
と当接し、変形されて係合突部4aを乗り越えた位置で
変形が解除され弾性的に元の形状に復元され係合し、接
続が完了する。本体1と取っ手3とが接続された状態で
は、取っ手3の顎部5aと当接傾斜面7cが係合突部4
aを挟持するように係合し、係合部7の前端面7dは取
り付け孔4の底面4bと当接している。また、係合突部
4aは係合部7の当接傾斜面7cと当接していることか
ら、取り付け孔4の図面上左側の壁面と係合突部4aと
で取っ手3を挟持した状態にもなっている。ここで、係
合突部4aは弾性変形可能な変形係合部7aの当接傾斜
面7cと当接することから、係合部5の位置や突出長さ
や、取っ手3の係合部7の位置等に多少バラツキが発生
しても当接傾斜面7cの巾の範囲内であれば、係合状態
を確保することができる。
【0009】押印具Aを使用して紙等の被印物(図示せ
ず)に、印面2に形成した凹凸形状に相当する印跡を形
成する場合には、取っ手3を把持して印面2を被印物に
押しつけることになる。この際、押印する力を受けるの
は、主に係合突部4aとなる。即ち、成形時のバラツキ
等で、係合部7の寸法にバラツキが発生しても、顎部5
a係合突部4aと必ず当接し係合するので、係合の確実
性を確保しつつ押印をなすことができる。更に、係合部
7aの前端面7dが底面4bが当接する場合は、顎部5
aと当接傾斜面7cとによる係合突部4aに対する挟持
力が補充され、より確実に係止されることになるもので
ある。
【0010】図3〜図5に他の一例を示す。同じく押印
具について示してあるが、本体内部にインキを収容する
所謂自動印とよばれるものとして押印具Bとする。押印
具Bは、本体11、感熱孔版印面12、取っ手13、感
熱孔版印面12を本体に取り付けるホルダー18、イン
キ吸蔵体19、キャップ20とから構成されている。イ
ンキ吸蔵体19及び感熱孔版印面12以外はアクリルニ
トリルブタジエンスチレン製の射出成形品を想定して示
してある。
【0011】本体11は、取っ手13取り付け孔14を
2か所有し、内部に断面櫛歯状である複数の板状部11
aが形成されており、押印時にインキ吸蔵体を押す部分
となっている。この板状部11aの間に形成される間隙
部分は、押印時、インキ吸蔵体19内のインキが一時的
に移動するインキ逃げ部22となっている。インキ吸蔵
体19は、ポリエチレンシートに和紙や不織布を接着し
たシート状感熱孔版印面12により被覆された状態であ
り、この感熱孔版印面12がホルダー18により本体1
に取り付けられることにより、板状部11aと感熱孔版
印面12とにより挾まれ固定されている。ホルダー18
は、本体11の外側面に形成された嵌合突起により凹凸
嵌合して固定されておリ、インキの乾燥や不要なものを
インキで汚すことを防止するキャップ20との着脱容易
な凹凸嵌合部18aを有している。参照符号11cは、
板状部11aの補強リブである。
【0012】図3のII部拡大図である図4にも示すよ
うに、2か所の取っ手取り付け孔14はそれぞれ内壁の
外側部分に取っ手13に対する嵌合突部14aを有して
いる。また、取り付け孔14の底面14bには、インキ
吸蔵体19内のインキが消費されるに伴って内圧が低下
することを抑制するために外気を供給する複数の通気孔
11bが形成されている。また、参照符号11dは、取
っ手13の係合部17の係合位置を特定するための案内
リブである。
【0013】取っ手13は、全体的には棒状物をU字状
に湾曲させた如き形状を有しており、両端に相当する端
部に係合部17がそれぞれ一体に形成されている。係合
部17は、先端部分を、取り付け挿入方向と逆向きに延
曲した変形係合部17aとしており、接続時に変形係合
部17aが係合突部14aを乗り越える際に摺接する面
を摺接傾斜面17bとし、先端面を前記係合突部14a
と当接する当接傾斜面17cとしてある。
【0014】本体11の2箇所の取り付け孔14は、互
いに平行な孔部分として形成されているが、これに対し
て取っ手13の取り付け孔14に挿入される部分は、若
干内側に弾性的に変位している。即ち、取り付け孔14
の距離よりも取っ手13の取り付け孔14に挿入される
部分間の距離が若干短くなっており、本体11に取っ手
13を取り付けた際には、取っ手13の取り付け孔14
に挿入される部分がその間に位置する本体11部分を挟
持するようになっている。
【0015】本体11と取っ手13とを接続させると
き、本体11の取り付け孔14に取っ手13の係合部1
7を挿入すると、係合部17の変形係合部17aが本体
11の係合突部14aと当接し、変形されて係合突部1
4aを乗り越えた位置で変形が解除され弾性的に元の形
状に復元され係合し、接続が完了する。
【0016】本体11と取っ手13とが接続された状態
では、取っ手13の顎部15aと当接傾斜面17cが係
合突部4aを挟持するように係合している。即ち、係合
突部14aは変形係合部17aの当接傾斜面17cと当
接し、中心方向へ力が付与されている。嵌合突部14a
と傾斜面17cとが当接して係合することにより、嵌合
位置等にバラツキが発生した場合にも傾斜面17cの範
囲内であれば吸収でき、取っ手13の確実な係合が実現
できるものである。また、嵌合突部14aの顎部15a
と当接する部分には、顎部15aに食い込むようにして
係合する小突起14cが形成されており、本体11と取
っ手13との位置決めを確実なものとしている。
【0017】また、更に本例のものでは、2つの係合部
17が互いに引き合う方向に弾性的に変位しているの
で、取っ手13は付勢されて取り付け孔14の内側の壁
に当接し、外側の壁部部分には隙間21が形成されてい
る。即ち、係合が完了する前段階で、取っ手13の弾性
変形を利用して本体11の取り付け孔14の間を挟持で
き、本体11に取っ手13を仮に接続することができる
ため、組み立て作業の容易性もなし得るものである。
【0018】図3のα−α’断面矢視図である図5にも
示すように、本体11の係合部17の前端面17dが当
接する部分には、通気孔11bが形成されている。この
通気孔11bは係合部17の周囲に形成される空間を経
由して隙間21に連通している。
【0019】以上の他にも本発明の要旨を逸脱しない限
りで種々なせるものである。一例を挙げると、第2実施
例における取っ手13は、内側に弾性的に変位するよう
な形状であればよく、図示したような「U」字状に曲っ
た形状の他に、中心部分が比較的鋭角状となった、所謂
「V」字状や、各偏が直線状に近い、所謂「コ」の字型
などとすることができる。また、嵌合突部14aを取り
付け孔14の内側の壁に形成し、取っ手13の係合部1
7もそれに対応して内側を向くようなしてもよいし、ま
た、取付部が3箇所以上とすることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の取っ手の取り付
け構造は、取り付け部材の寸法バラツキを吸収しつつ確
実な取り付けを実現できると共に、部材の組み立て作業
も容易になすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す断面図。
【図2】図1のもののI部拡大断面図。
【図3】他の一例を示す断面図。
【図4】図3のもののII部拡大断面図。
【図5】図3のもののα−α’線方向矢視図。
【符号の説明】
A、B 押印具 1、11 本体 2、12 印面 3、13 取っ手 4、14 取り付け孔 4a14a 係合突部 4b、14b 底面 5a、15a 顎部 7、17 係合部 7a、17a 変形係合部 18 ホルダー 19 インキ吸蔵体 20 キャップ 21 隙間 22 インキ逃げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤坂 明伸 埼玉県草加市吉町4−1−8 ぺんてる株 式会社草加工場内 (72)発明者 濱井 敏也 茨城県新治郡玉里村上玉里2239−1 ぺん てる株式会社茨城工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に形成した取り付け孔に取っ手部材
    を挿入係合させてなる取っ手の取り付け構造であって、
    前記取っ手部材を合成樹脂製とし、その端部に取り付け
    挿入方向と逆向きに延曲した変形係合部を形成すると共
    に、この変形係合部と対峙する顎部を形成し、この変形
    係合部と顎部との間に本体の取り付け孔内に形成した係
    合突部を介在させたことを特徴とする取っ手の取り付け
    構造。
  2. 【請求項2】 本体に形成した取り付け孔に取っ手部材
    を挿入係合させてなる取っ手の取り付け構造であって、
    前記取っ手部材を合成樹脂製とし、その端部に取り付け
    挿入方向と逆向きに延曲した変形係合部を形成すると共
    に、この変形係合部の取り付け挿入方向部を本体の取り
    付け孔底面に対しての当接部とし、また、本体の取り付
    け孔内に変形係合部と係合する係合突部を形成し、該底
    面と係合突部にて変形係合部を挟持したことを特徴とす
    る取っ手の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記本体が、取っ手取り付け孔と反対側
    の面を印面とし、前記取っ手を把持した状態で印面を被
    印物に対して押し付けることにより文字や図形を形成す
    る押印部材であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の取っ手取り付け構造。
JP33504296A 1996-11-29 1996-11-29 取っ手の取り付け構造 Withdrawn JPH10157268A (ja)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203