JP3649193B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容した液体を加熱・保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気湯沸かし器の使用実態と保温温度の関係は、図8のようになっており、いかなる状態においても一定の保温温度を保つために発熱体への通電制御を行うものであった。また、光センサーや音センサーを使用検出手段として周囲の明暗や音を検出し、使用の可能性がないと判断した場合に節電状態に移行するものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、使用頻度の低い夜間などでも発熱体への通電制御が行われ、使用者自身が何らかの方法によって通電を一時的に停止させなければ、必要以上に電力の消費が行われるという課題があった。また、周囲の明暗や音を検出し、節電状態に移行するものでは周辺環境によって誤動作する可能性が高かったり、正常動作した場合も節電の効果が使用者に容易にわかるわけではなかった。
【0004】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、使用者の生活パターンにおいて使用頻度の低い時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行い、表示スイッチにより表示部にその非通電制御時間情報を表示して使用者に節電効果を認識させることの可能な電気湯沸かし器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気湯沸かし器は、収容する液体を加熱する発熱体と、液体の温度を検知する温度検知手段と、使用状態を検出する使用検出手段と、前記温度検知手段と使用検出手段から少なくともいずれかの出力を蓄積していく記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された使用実態を分析し前記発熱体への通電を自動制御する制御部と、前記制御部により自動的に通電制御を行う運転モードと外部操作により任意の制 御を行う運転モード切替選択スイッチと、前記制御部による前記発熱体への非通電制御時間または一定時間中に対する割合を表示させる表示部を備え、前記運転モード切替選択スイッチは、前記表示部の表示を行うことも可能なり、前記運転モード切替選択スイッチの操作時間の差によって運転モード切替選択を行うか、表示部の表示を行うかを区別する電気湯沸し器とする。
【0006】
これにより、使用頻度の低い時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行い、その非通電制御時間情報を使用者に容易に知らせることが可能になり、かつ操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、収容する液体を加熱する発熱体と、液体の温度を検知する温度検知手段と、使用状態を検出する使用検出手段と、前記温度検知手段と使用検出手段から少なくともいずれかの出力を蓄積していく記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された使用実態を分析し前記発熱体への通電を自動制御する制御部と、前記制御部により自動的に通電制御を行う運転モードと外部操作により任意の制御を行う運転モード切替選択スイッチと、前記制御部による前記発熱体への非通電制御時間または一定時間中に対する割合を表示させる表示部を備え、前記運転モード切替選択スイッチが、前記表示部の表示を行うことも可能とすることにより、使用頻度の低い時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行い、その非通電制御時間情報を使用者に容易に知らせることが可能になり、かつ操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいという効果が得られる。
【0008】
さらに、運転モード切替選択スイッチの操作時間の差によって運転モード切替選択を行うか、表示部の表示を行うかを区別させることにより、操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいことにくわえ、スイッチの操作時間の短い方に主に利用する機能を設定することができ、より操作性が良くなるという効果が得られる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、収容する液体を加熱する発熱体と、液体の温度を検知する温度検知手段と、使用状態を検出する使用検出手段と、前記温度検知手段と使用検出手段から少なくともいずれかの出力を蓄積していく記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された使用実態を分析し前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記液体の保温温度を選択設定する温度設定スイッチと、前記制御部による前記発熱体への非通電制御制御時間または一定時間中に対する割合を表示させる表示部を備え、前記温度設定スイッチが前記表示部の表示を行うことも可能とすることことにより、使用頻度の低い時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行い、その非通電制御時間情報を表示し使用者に節電効果を認識させることができ、かつ操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいという効果が得られる。
【0010】
さらに、保温温度設定スイッチの操作時間の差によって温度設定の切り替えを行うか、表示部の表示を行うかを区別するようにしたことで、操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいことにくわえ、スイッチの操作時間の短い方に主に利用する機能を設定することができ、より操作性が良くなるという効果が得られる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜図8を参照しながら説明する。
【0012】
(参考例1)
本発明の第1の参考例について図1〜図5を参照しながら説明する。図1において、容器1に収容されている液体2は加熱手段である発熱体3により加熱され液体2の温度を温度検知手段4により検知しながら保温するようになっている。5は、外部からの出湯操作や湯沸かし操作などの使用状態を検出する使用検出手段であり、使用検出手段5からの出力を記憶手段6に蓄積していく。記憶手段6は使用検出手段5からの出力を時間、曜日、月日などによって整理して蓄積する。蓄積する期間は1日以上であり任意に設定でき、その期間中の保温温度は外部操作によって変更されない限り一定である。制御部7は記憶手段6に蓄積された使用実態を統計的に分析し使用者の生活パターンをもとに発熱体3への通電を制御する。8は液晶等で構成された表示部であり、保温温度・時刻・運転状況などを表示するものである。
【0013】
図2は本参考例のタイムチャートを示したものであり、制御部7によって使用頻度が規定回数n1以上使用されないと判断された時間帯は発熱体3への通電を行わない非通電制御時間であり、この時間を休止時間h1とする。休止時間h1中は保温及び湯沸かしの制御を停止する。ただし、保温及び湯沸かし目的以外での発熱体3への通電は休止時間h1でも行われてもよい。また、休止時間以外においても保温温度を制御する場合の一時的な発熱体への通電停止は休止でなく通電状態とみなす。また休止時間h1中の保温制御は、自動的に行われる保温温度より低い温度で保温してもよく、このときは実際に使用する温度より低い温度で保温する。以上が本発明の主要な構成部分である。
【0014】
図3は第1の参考例の表示部を含む操作部分を示したものである。9は制御部7が記憶手段6に蓄積されたデータをもとに自動的に発熱体3への通電制御を行うか、外部からの温度設定や湯沸しの操作により任意の制御を行うかを切替える運転モード切替選択スイッチであり、このスイッチの操作により前述した2つの運転モードを任意に切替えることができる。10は制御部7が総休止時間hs(図3では12時間を示している)ないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるための表示スイッチである。表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、図4に示すように総休止時間hsのみの表示に切り替わってもよい。また、図5に示すように表示部8には、総休止時間hsの代わりに休止率及び稼働率を表示しても良いが、それらは24時間に限定されず任意に設定できる。
【0015】
以上のような構成であれば、運転モード切替選択スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、また表示スイッチの操作で容易に総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られる。また、本発明は表示部への表示によって情報を使用者に伝えることを中心に説明しているが、その内容を音声等により出力しても同様の効果が得られることは以下の実施例でも同様であることを補足しておく。
【0016】
(実施例1)
本発明の第1の実施例について図1および図6を参照しながら説明する。なお、第1の実施例に示す電気湯沸かし器の主要構成部分は第1の参考例と同じであるため説明は省略する。
【0017】
図6は第1の実施例の表示部を含む操作部分を示したものである。11は、制御部7が記憶手段6に蓄積されたデータをもとに自動的に発熱体3への通電制御を行うか、外部からの温度設定や湯沸しの操作により任意の制御を行うかを切替える運転モード切替選択スイッチであり、このスイッチの操作により前述した2つの運転モードを任意に切替えることができる。また、このスイッチは制御部7が総休止時間hsないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるためのスイッチも兼ねており、順番に操作していくと運転モードの切り替え、表示部への表示を順番に行っていくようになっている。実施例2の場合においても表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、総休止時間hsのみの表示でもよい。
【0018】
以上のような構成であれば、スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、必要時には総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られるとともに、限られたスペースの操作部分が、不用意にスイッチが多くならず有効活用でき、また使用者に操作を理解させやすくすることができるという効果が得られる。
【0019】
(実施例2)
本発明の第2の実施例について図1および図6を参照しながら説明する。なお、第2の実施例に示す電気湯沸かし器の主要構成も第1の参考例と同じであるため説明は省略する。
【0020】
図6は第2の実施例の表示部を含む操作部分を示したものである。11は、制御部7が記憶手段6に蓄積されたデータをもとに自動的に発熱体3への通電制御を行うか、外部からの温度設定や湯沸しの操作により任意の制御を行うかを切替える運転モード切替選択スイッチであり、このスイッチの短時間操作(0.1秒〜0.3秒程度)により前述した2つの運転モードを任意に切替えることができる。また、このスイッチは制御部7が総休止時間hsないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるためのスイッチも兼ねており、0.5秒〜5秒程度の時間長押し操作されると、表示部への表示を行うようになっている。実施例3の場合においても表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、総休止時間hsのみの表示でもよい。
【0021】
以上のような構成であれば、スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、必要時には総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られるとともに、限られたスペースの操作部分が、不用意にスイッチが多くならず有効活用でき、スイッチの操作時間の長短によって機能的に全く異なる内容の動作が実施されるために操作性も向上できるという効果も得られる。
【0022】
(参考例2)
本発明の第2の実施例について図1および図6を参照しながら説明する。なお、第2の参考例に示す電気湯沸かし器の主要構成は第1の参考例と同じであるため主な説明は省略する。
【0023】
図6は、第2の参考例の表示部を含む操作部分を示したものである。11は、制御部7が記憶手段6に蓄積されたデータをもとに自動的に発熱体3への通電制御を行うか、外部からの温度設定や湯沸しの操作により任意の制御を行うかを切替える運転モード切替選択スイッチであり、このスイッチの1回操作(0.1秒〜0.5秒程度)により前述した2つの運転モードを任意に切替えることができる。また、このスイッチは制御部7が総休止時間hsないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるためのスイッチも兼ねており、0.5秒程度の時間に2度連続して押す操作をされると、表示部への表示を行うようになっている。実施例3の場合においても表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、総休止時間hsのみの表示でもよいが、制御部7の能力がゆるせば、例えばスイッチの2度連続押しで総休止時間hs時間を表示し、3度連続押しで24時間に対する休止時間率を表示するようなことも考えられる。
【0024】
以上のような構成であれば、スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、必要時には総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られるとともに、限られたスペースの操作部分が、不用意にスイッチが多くならず有効活用でき、スイッチの連続操作回数によって機能的に全く異なる内容の動作が実施されるために操作性も向上できるという効果も得られる。
【0025】
(実施例3)
本発明の第3の実施例について図1及び図7を参照しながら説明する。図7は第3の実施例の表示部を含む操作部分を示したものである。第3の実施例に示す電気湯沸かし器の主要構成は第1の参考例とほとんど同じであるが、第1の参考例と異なる部分は、制御部7は記憶手段6に蓄積されたデータをもとに自動的に発熱体3への通電制御を行うことが基本的な動作になっており、外部から任意に選択設定できるのは、98℃程度の沸騰温度に近い高温と85℃程度の比較的低温で少なくとも2種の温度設定選択ができるようになっており、それらの選択手段として温度設定スイッチ12がある。温度設定スイッチ12の操作により、高温または低温での保温設定を優先した上で前述したように自動的に発熱体3への通電制御を行うようになっている。
【0026】
また、温度設定スイッチ12は、制御部7が総休止時間hsないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるためのスイッチも兼ねており、順番に操作していくと2種の保温温度設定、表示部への表示を順番に行っていくようになっている。実施例5の場合においても表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、総休止時間hsのみの表示でもよい。
【0027】
なお本実施例において、制御部により自動的に通電制御を行う運転モードと外部操作により任意の制御を行う運転モードの切替選択スイッチの機能もさらに温度設定スイッチに兼用させて3機能を有させることも容易に実施できる内容であることを追記しておく。
【0028】
以上のような構成であれば、スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、必要時には総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られるとともに、限られたスペースの操作部分が、不用意にスイッチが多くならず有効活用でき、また使用者に操作を理解させやすくすることができるという効果が得られる。
【0029】
(実施例4)
本発明の第4の実施例について図1および図7を参照しながら説明する。なお、第4の実施例に示す電気湯沸かし器の主要構成は第5の実施例と同じであるため主な説明は省略する。
【0030】
図7は第4の実施例の表示部を含む操作部分を示したものである。12は、98℃程度の沸騰温度に近い高温と85℃程度の比較的低温の少なくとも2種の温度設定選択を行う温度設定スイッチであり、温度設定スイッチ12の操作により、高温または低温での保温設定を優先した上で、自動的に発熱体3への通電制御を行うようになっている。温度設定スイッチ12は、短時間操作(0.1秒〜0.3秒程度)により温度設定を切替えることができる。また、このスイッチは制御部7が総休止時間hsないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるためのスイッチも兼ねており、0.5秒〜5秒程度の時間長押し操作されると、表示部への表示を行うようになっている。実施例6の場合においても表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、総休止時間hsのみの表示でもよい。以上のような構成であれば、温度設定スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、必要時には総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られるとともに、限られたスペースの操作部分が、不用意にスイッチが多くならず有効活用でき、スイッチの操作時間の長短によって機能的に全く異なる内容の動作が実施されるために操作性も向上できるという効果も得られる。
(参考例3)
本発明の第3の参考例について図1および図7を参照しながら説明する。なお、第3の参考例に示す電気湯沸かし器の主要構成は第3の実施例と同じであるため主な説明は省略する。
【0031】
図7は第7の実施例の表示部を含む操作部分を示したものである。12は、98℃程度の沸騰温度に近い高温と85℃程度の比較的低温の少なくとも2種の温度設定選択を行う温度設定スイッチであり、温度設定スイッチ12の操作により、高温または低温での保温設定を優先した上で、自動的に発熱体3への通電制御を行うようになっている。温度設定スイッチ12は1回操作(0.1秒〜0.5秒程度)により温度設定を切替えることができる。また、このスイッチは制御部7が総休止時間hsないし、24時間に対しての総休止時間hsの割合である休止率を演算して、表示部8に表示させるためのスイッチも兼ねており、0.5秒程度の時間に2度連続して押す操作をされると、表示部への表示を行うようになっている。実施例7の場合においても表示部8に保温温度・時刻・運転状況などの表示と同時に総休止時間hsを表示するが、総休止時間hsのみの表示でもよいが、制御部7の能力がゆるせば、例えばスイッチの2度連続押しで総休止時間hs時間を表示し、3度連続押しで24時間に対する休止時間率を表示するようなことも考えられる。
【0032】
以上のような構成であれば、スイッチの操作で容易に蓄積されたデータに基づく使用頻度の低い時間帯および一定期間の使用履歴がない時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行うことができ、必要時には総休止時間等を表示することにより、節電の効果を使用者に認識させる効果が得られるとともに、限られたスペースの操作部分が、不用意にスイッチが多くならず有効活用でき、スイッチの連続操作回数によって機能的に全く異なる内容の動作が実施されるために操作性も向上できるという効果も得られる。
(参考例4)
本発明の第4の参考例について図3および図6〜7を参照しながら説明する。図3または図6、図7は第4の参考例の表示部を含む操作部分を示したものである。
【0033】
参考例1または実施例2または実施例4において、表示スイッチまたは表示スイッチを兼用する運転モード切替選択スイッチまたは温度設定スイッチを使用者が押す等の行為で操作している間のみ、非通電時間情報を表示させるようにしたことで、通常時に必要な温度情報や運転情報と意識したときのみに表示させたい非通電時間情報をそれぞれ単独に表示させることができ、限られたスペースの表示部が煩雑にならず有効活用ができ、表示部の視認性が向上するという効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、運転モード切替スイッチが表示スイッチを兼ねたので、使用頻度の低い時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行い、その非通電制御時間情報を使用者に容易に知らせることが可能になり、かつ操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法を理解しやすくなることができるわけであえる。
【0035】
さらに、運転モード切替選択スイッチの操作時間の差によって運転モード切替選択を行うか、表示部の表示を行うかを区別させたので、操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいことにくわえ、スイッチの操作時間の短い方に主に利用する機能を設定することができ、より操作性を良くすることができるわけである。
【0036】
本発明の請求項2記載の発明によれば、温度設定スイッチが前記表示部の表示を行うスイッチを兼ねたので、使用頻度の低い時間帯は自動的に通電制御を停止させ節電を行い、その非通電制御時間情報を表示し使用者に節電効果を認識させることができ、かつ操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法を理解しやすくすることができるわけである。
【0037】
さらに、保温温度設定スイッチの操作時間の差によって温度設定の切り替えを行うか、表示部の表示を行うかを区別するようにしたので、操作部分のスイッチが不用意に多くならず、操作方法が理解しやすいことにくわえ、スイッチの操作時間の短い方に主に利用する機能を設定することができ、より操作性を良くすることができるわけである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1〜第4の実施例および第1〜第3の参考例における電気湯沸かし器の概略図
【図2】 本発明の第1〜4の実施例および第1〜第3の参考例における電気湯沸かし器のタイムチャート
【図3】 本発明の第1参考例における電気湯沸かし器の表示部を含む操作部分を示す図
【図4】 本発明の第1参考例における電気湯沸かし器の表示部を含む操作部分(総休止時間hsのみの表示状態)を示す図
【図5】 本発明の第1参考例における電気湯沸かし器の表示部を含む操作部分(休止率及び稼働率の表示状態)を示す図
【図6】 本発明の第1〜2実施例および第2の参考例における電気湯沸かし器の表示部を含む操作部分を示す図
【図7】 本発明の第3〜4実施例および第3の参考例における電気湯沸かし器の表示部を含む操作部分を示す図
【図8】 従来技術における電気湯沸かし器の概略図
【符号の説明】
2 液体
3 発熱体
4 温度検知手段
5 仕様検出手段
6 記憶手段
7 制御部
8 表示部
9、11 運転モード切替スイッチ
10 表示スイッチ
12 温度設定スイッチ
Claims (2)
- 収容する液体を加熱する発熱体と、液体の温度を検知する温度検知手段と、使用状態を検出する使用検出手段と、前記温度検知手段と使用検出手段から少なくともいずれかの出力を蓄積していく記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された使用実態を分析し前記発熱体への通電を自動制御する制御部と、前記制御部により自動的に通電制御を行う運転モードと外部操作により任意の制御を行う運転モード切替選択スイッチと、前記制御部による前記発熱体への非通電制御時間または一定時間中に対する割合を表示させる表示部を備え、前記運転モード切替選択スイッチは、前記表示部の表示を行うことも可能なり、前記運転モード切替選択スイッチの操作時間の差によって運転モード切替選択を行うか、表示部の表示を行うかを区別する電気湯沸かし器。
- 収容する液体を加熱する発熱体と、液体の温度を検知する温度検知手段と、使用状態を検出する使用検出手段と、前記温度検知手段と使用検出手段から少なくともいずれかの出力を蓄積していく記憶手段と、前記記憶手段に蓄積された使用実態を分析し前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記液体の保温温度を選択設定する温度設定スイッチと、前記制御部による前記発熱体への非通電制御時間または一定時間中に対する割合を表示させる表示部を備え、前記温度設定スイッチは、前記表示部の表示を行うことも可能なり、保温温度設定スイッチの操作時間の差によって温度の切り替えを行うか、表示部の表示を行うかを区別する電気湯沸かし器。
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