JP3649099B2 - 無線通信用アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地域において数十〜数百の家屋に設置され、設備機器の故障や異常などの情報及び制御情報などを管理センターと400MHz帯無線を介して通信する1:N型無線システムにおけるメッセンジャーワイヤー取付け無線親機の無線通信用アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メッセンジャーワイヤーに取付ける無線基地局はPHSの電波を送受信する基地局として多く設けられている。このようなPHS基地局に用いるアンテナの例を図4を用いて説明する。図4(a)はメッセンジャーワイヤーに取付けたPHS基地局及びアンテナの正面図、図4(b)は側面図である。これは、特開平10−284933号公報にも示されている。
【0003】
図4において、街中に設けられた商用電源との共架柱21に張られたメッセンジャーワイヤー22にPHS基地局23が吊り下げられている。そしてPHS基地局23はメッセンジャーワイヤー取付具24によってPHS基地局23を固定するとともにメッセンジャーワイヤー22に吊り下げている。そして金属筐体で構成されたPHS基地局23は固定しているメッセンジャーワイヤー取付具24にアンテナ取付具25を取付けている。アンテナ取付具25はPHS基地局23の金属筐体の上面から水平に突出させ使用電波の1/2波長の整数倍筐体から離して、アンテナ給電部26を支持して中央給電アンテナ27を取付けている。
【0004】
また無線を利用した設備機器システムは、特開平10−21486号公報に給湯機リモコンにガス使用量の料金を通知するシステムが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、設備機器のデータ通信などに使用する特定小電力無線テレメータテレコントロール用電波など400MHz帯のシステムの場合、波長が700mm程度あり基地局とアンテナを1/2波長の整数倍離して構成すると奥行き(350mm+α)以上にもなり非常に大きくなる。またアンテナの給電部をPHS基地局23の金属筐体の上面に水平な部分に取付け筐体上面よりさらに350mmも突出すると、上下方向にも非常に大きくなり、またメンセンジャーワイヤー22に取付ける無線機としては非常に大きくなる。
【0006】
またメッセンジャーワイヤー22が共架柱21に平行して複数本張られ無線親機上方に平行している場合もある。そのワイヤー間で無線親機が使用可能な幅は300mm程度であり、半波長350mmもあるアンテナを無線親機に実装すると、メッセンジャーワイヤー22に接触するという問題がある。また無線親機をアンテナを含め小型に構成しようとする場合、メッセンジャーワイヤー22の間隔によって上下方向が300mm程度で制約されている為、奥行き方向にアンテナを離さない限り、上下方向は前記寸法に制約される。また特定小電力無線機器の場合、アンテナと無線機本体とは一体化している必要があり、設置工事の時にアンテナを取付ける構成にはできない。またアンテナが大きく突出した構成であると、設置工事時に破損してしまう恐れがあると共に作業性が悪い。しかしながら、アンテナを小型化し金属筐体に近接させるとアンテナ利得が大きく低下するという問題がある。またモノポールアンテナなどの接地型アンテナを使用すると金属筐体にもアンテナ電流が流れ指向性に影響を及ぼし利得が低下するという課題があった。
【0007】
本発明は、400MHz帯などの特定小電力用無線を用いた場合でも、アンテナと本体筐体を一体化し小型に構成でき、設置工事において邪魔にならず作業性が良好で、内蔵された金属で構成された無線部シールド筐体と近接してもアンテナ利得低下の小さいメッセンジャーワイヤー取付け無線親機用アンテナを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、設備機器に備えた無線子機と、前記無線子機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親機と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた400MHz帯の電波を利用した無線通信システムにおいて、無線親機は無線機回路を収容する樹脂製筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵され無線回路部を高周波的にシールドする無線部シールド筐体と、樹脂製筐体に内蔵した中央給電アンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的な長さをメッセンジャーワイヤーの間隔長以下に短縮し、かつ前記メッセンジャーワイヤー間に配設することによって、樹脂製筐体で一体化された無線親機において、上下方向寸法を小型化し、平行するメッセンジャーワイヤー間に張架できる429MHz帯無線親機として構成し、またアンテナ内蔵により設置工事時のアンテナの破損をなくし、工事の作業性を向上する
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、設備機器に備えた無線子機と、前記無線子機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親機と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた400MHz帯の電波を利用した無線通信システムにおいて、前記無線親機は無線機回路を収容する樹脂製筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵され無線回路部を高周波的にシールドする無線部シールド筐体と、樹脂製筐体に内蔵した中央給電アンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的な長さをメッセンジャーワイヤーの間隔長以下に短縮し、かつ前記メッセンジャーワイヤー間に配設することによって、大規模に1:Nで通信を行う400MHz帯の特定小電力無線電波を利用した無線通信システムでも、メッセンジャーワイヤー取付型無線親機をアンテナを含めた寸法で上下方向において小型に構成し、また親機の上下方向寸法を300mm以下にできるようになる為、複数本張られたメッセンジャーワイヤー間に取付ける場合において、ワイヤーの間に配設できると共にメッセンジャーワイヤーに無線親機のアンテナが接触したりすることをなくし、またアンテナが外筐体より突出することによる作業時のアンテナ破損をなくし、アンテナを樹脂製筐体に内蔵することによって外筐体が一体構成となり設置性が向上する。
【0010】
また請求項2記載の発明は、中央給電アンテナは無線部シールド筐体の前面又は背面の同一面上より突き出して配置することにより、中央給電アンテナは無線部シールド筐体による影響を低減でき、またアンテナのインピーダンス低下を抑え、より効率よく電波を放射できるようになる。
【0011】
また請求項3記載の発明は、中央給電アンテナは無線部シールド筐体の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電アンテナの長手方向の物理的な長さを前記無線部シールド筐体側面の平行する辺より長くして構成して構成することで、中央給電アンテナが受ける無線部シールド筐体の影響によるインピーダンス低下を低減し、アンテナの利得低下を低減するようになる。
【0012】
そしてまた請求項4記載の発明は、中央給電アンテナを2本備え、各々を無線部シールド筐体の両側面に配してダイバーシティアンテナとして構成することで、側面に配された中央給電アンテナがそれぞれ取付けられた無線部シールド筐体と反対の半球方向に電波を効率よく送受信できるようになり、無線親機全体として無指向性に近い特性を得ることができるようになる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における設備機器無線通信システムを示す構成図であり、まずシステムの概要を説明する。図1において1は家屋、2は家屋に設置された給湯機、3は前記給湯機の故障や異常データを通信したり、給湯機を遠隔で制御する情報を通信する為に給湯機に接続している無線子機、4aは無線子機3に備えられ電波を送受信する子機アンテナ、4bは無線子機と無線通信する為に備えられた電波を送受信する為の中央給電アンテナ、5は住宅街の商用交流電源や電話線などを張架するための共架柱、6は複数の共架柱間に張架されたメッセンジャーワイヤー、7は複数の家屋の設備機器に取付けた無線子機3と通信する為の無線親機、8は無線親機をメッセンジャーワイヤー7に取付け吊り下げて設置するためのメッセンジャーワイヤー取付具、9は共架柱5にメッセンジャーワイヤーと共に張架された電話回線、10は電話回線と無線親機7を接続しているケーブルである。
【0015】
設備機器無線通信システムは無線親機7を中心に半径50〜100m程度をエリアとし、エリア内の数十〜数百の家屋の設備機器に取付けた無線子機3と通信を行う大規模な1:N無線通信システムを構成している。給湯機2の異常や故障を示すデータは特定小電力無線テレメータ・テレコントロール用429MHz帯の電波を使用し無線子機3の子機アンテナ4aを介して無線信号として放射される。そして無線親機7の中央給電アンテナ4bを介し無線親機7で前記無線信号を受信し、ケーブル10及び電話回線8を介して、給湯機2を管理している管理センターへデータが送信されるシステムである。また前記経路とは逆方向に通信し管理センターより家屋の給湯機2を停止させる制御などを行うシステムである。
【0016】
次に前記システムに使用される親機用の無線通信用アンテナを図2を用いて説明する。図2は本実施例における無線親機用アンテナの構成を示すアンテナ部分を透過した斜視図である。前記図1と同様の構成要素は同一番号を付し説明を省略する。図2において11は無線親機7の筐体に内蔵され無線回路部を外来ノイズや自システムのノイズから保護する為に設けた無線部シールド筐体、12は無線回路部とアンテナを接続する給電ケーブル、13は前記給電ケーブルを介してアンテナに給電する給電部、14は無線部シールド筐体11側面の上下方向に配し、垂直偏波を送受信する垂直エレメントA、15は同じく無線部シールド筐体12側面の上下方向に配し、垂直偏波を送受信する垂直エレメントBであり、前記垂直エレメントA14及び垂直エレメントB15は中央給電アンテナであるダイポールアンテナ(以下ダイポールアンテナと呼ぶ)を形成している。
【0017】
使用周波数429MHzの電波は波長λ(=700mm)なので一般的なダイポールアンテナ4bだとλ/2(=350mm)で形成され、おのおののアンテナエレメントは175mm程度になるが、本無線親機7のダイポールアンテナ4bはおのおの垂直エレメントA14、B15の部分を図2には図示していないが、アンテナエレメント部分の一部をコイル上に形成し、インダクタンス成分を増加させ電気長を長くし実効寸法を小型化・短縮し、ダイポールアンテナ4bの上下方向の全体寸法としてメッセンジャーワイヤー6の間隔に収容できるように300mm以下で形成している。
【0018】
前記短縮型ダイポールアンテナ4bは無線部シールド筐体11の両側面に取付けており、両短縮型ダイポールアンテナ4bでダイバーシティアンテナを構成している。なおそれぞれの短縮型ダイポールアンテナ4bは無線部シールド筐体11の側面の上下方向の辺に平行に配設し、給電部13を無線部シールド筐体11側面の真ん中付近に配置することで、筐体の上下方向において中央給電アンテナ4bが大きく突出しないように構成し、無線親機7の全体寸法において小型化している。
【0019】
また樹脂製筐体16は前記短縮型ダイポールアンテナ4b及び無線回路部、制御回路部、電源部などを内蔵した無線機本体の外筐体として構成している。樹脂製筐体16は風雨や様々な物理的な衝撃からアンテナを保護し、樹脂製筐体16の側面の内壁に固定保持し、同様に内蔵している無線部シールド筐体11と前記樹脂製筐体の内部空間内において最も離れるように配置され、アンテナのインピーダンス低下などによる利得低下を低減している。
【0020】
また図3を用いて樹脂製筐体16内部の短縮型ダイポールアンテナ4bの配置構成について説明する。図3は図2の無線親機7の樹脂製筐体16のみを透過した正面図及び側面図である。図3(a)は正面図、図3(b)は側面図である。同一の構成要素に同一番号を付し説明は省略する。図3において17は
無線回路、制御回路などで構成され、無線部シールド筐体11を取り付けた回路基板である。
【0021】
また図3(a)で、無線部シールド筐体11で覆われた無線回路部のアンテナ接続端子と短縮型ダイポールアンテナ4bの給電部13とは給電ケーブル12によって接続している。このようにアンテナ4b、及び無線部シールド筐体11によってシールドされた無線回路部を実装した回路基板17は樹脂製筐体16に内蔵し一体化された特定小電力用無線親機として構成されている。図3(b)において、無線親機7の短縮型ダイポールアンテナ4bは無線部シールド筐体11の前面より突出して配置され、無線部シールド筐体11のアンテナ保持筐体16が取付けられた側面による電波の反射、及びアンテナインピーダンス低下により利得低下するのを低減している。
【0022】
また短縮ダイポールアンテナ4bは金属製であるメッセンジャーワイヤー6が近接することによる影響の低減や、メッセンジャーワイヤー6からの二次輻射の偏波が同一面上になり、放射電波が干渉するのを避ける為、メッセンジャーワイヤ−6とは垂直になるように配置している構成である。
【0023】
また共架柱5間にメッセンジャーワイヤー6が複数平行に張架され、前記無線親機7を取付けるワイヤー下にワイヤーがある場合、前記ワイヤー間が300mm程度で制約される。そのような設置状況に対応する為、無線親機7全体として、上下寸法が300mm程度になるようダイポールアンテナの上下方向の物理的な長さを短縮し、無線部シールド筐体11上下方向の真ん中付付近に給電部13を配置することにより上下方向にダイポールアンテナが突出しないように構成している。
【0024】
また短縮型ダイポールアンテナ4bの物理長(a2)は、無線部シールド筐体11と平行する上下方向の寸法(a1)に対して大きく構成し(a2>a1)、無線部シールド筐体11が短縮型ダイポールアンテナ4bに及ぼすインピーダンス低下などの影響を低減し、また利得低下などの影響を低減している。
【0025】
なお本実施例において無線部シールド筐体11は回路基板17上の無線回路部をシールドするように実装しているが、回路基板全体を金属製の筐体でシールドするような構成にしてもよい。また回路基板17において、無線回路及び制御回路は別基板で構成してもよいし、同一基板で構成してもよい。なお本実施例において設備機器無線通信システムは、設備機器として給湯機で説明したが、給湯機が使用するエネルギー媒体はガス、電気、石油などどれでもよい。また設備機器としてはエアコン、セントラルヒーティング熱源機、電気温水器などは同様に構成できる。また、温水洗浄便座などを利用し排便の健康情報を通信するようなシステムの無線親機7として構成することも可能である。
【0026】
さらに、設備機器はガス、電気、水道などのメータ装置で構成し、遠隔から検針を行うテレメータテレコントロールシステムとして構成してもよい。また設備機器無線通信システムは、前記設備機器の室内に設置された制御リモコンを情報配信サービスや、通信販売の注文端末としての表示盤として構成し、家屋に中継無線局を設け無線親機7と通信するように構成したものでも構わない。
【0027】
また無線親機7は電話回線9を介して管理センターと通信しているが、専用線や、ISDN回線、また無線回線であるPHS、携帯電話網、パケット通信無線網、広域無線LANなどなんでもよい。また通信情報は故障や異常情報またはセンターからの制御情報と説明したが、設備機器の運転情報や、エネルギー使用時間または使用量などの情報を通信してもよく同様の構成で可能である。
【0028】
また、通信する無線子機3は屋外に設置されていなくても良い。また、短縮型ダイポールアンテナ4bの垂直エレメントA14及びB15は同じ長さであっても良いし、長さが異なっても構わない。またアンテナ保持筐体16は直方体の形状で説明しているが形状は何でもよい。
【0029】
また中央給電アンテナ4bとして短縮されたダイポールアンテナを用いて説明しているが、スリーブアンテナや、プリント基板上に形成したプリントパターンアンテナでもよく、また同様に短縮して構成することで、本実施例と同様の効果を得ることができる。
【0030】
また中央給電アンテナ4bのアンテナの物理長を短縮する手法としてアンテナエレメントの一部をコイル状にしインダクタンス成分を増加させたと説明したが、同様にキャパシタンス(容量成分)を装荷して短縮してもよい。
【0031】
また、アンテナエレメント部分を誘電体で被服したり、一体化して使用電波の実効波長を短縮して、物理的な長さを短縮してもよい。
【0032】
またヘリカル状にアンテナエレメントを巻き線構造したり、プリント板状でミアンダラインを形成して短縮する方法で、同様に短縮型中央給電アンテナ4bを実現できる。
【0033】
また給電部に整合回路を付加して構成すると、アンテナ放射体部分(アンテナエレメント)構造を複雑にせずに、アンテナ寸法を短縮できる。また中央給電アンテナ4bは線状でも面状でもよい。
【0034】
また、中央給電アンテナ4bは樹脂製筐体16の内壁にメッキや、蒸着、印刷、埋設など手法により一体化されていても同様に構成できる。
【0035】
このようにメッセンジャーワイヤー6に取付けた無線親機7と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた特定小電力用電波を利用した無線通信システムにおいて、無線親機7は無線機本体及びアンテナを収容した樹脂製筐体16と、前記樹脂製筐体16に内蔵し無線機本体をシールドする無線部シールド筐体11と、前記樹脂製筐体16に内蔵して取り付けた中央給電アンテナ4bとを備えて前記中央給電アンテナ4bの物理長を短縮し無線部シールド筐体11側面に配置することによって、メッセンジャーワイヤー6取付型無線親機7は、上下方向にアンテナが大きく突出しないので、アンテナを含めた上下寸法において小型に構成できるようになる。
【0036】
また400MHz帯の周波数帯の電波を使用し、アンテナの取り外しができない特定小電力無線機器であり、半波長でも300mm以上ある場合において、複数のメッセンジャーワイヤー6が平行に張架され、前記複数のメッセンジャーワイヤー6間に吊り下げる無線親機7の取付け設置スペースがワイヤー間の寸法に制約された時でも、ダイポールアンテナ4bが短縮され側面方向に配置されていることにより、上下のメッセンジャーワイヤー6に接触することがなく、設置・施工性も良好な無線親機7を実現できる。またアンテナを内蔵しているので、アンテナを別に構成して接続する構成にできない特定小電力無線機器においても、設置時にアンテナを破損したり、運用時における外的要因による破損をなくすことができる。
【0037】
また、中央給電アンテナ(ダイポールアンテナ)4bを使用することで、無線部シールド筐体11にはアンテナ電流がほとんど流れないので、近接する無線部シールド筐体11より輻射する電波により、放射する電波が干渉し、指向性や利得の劣化を低減するようになる。
【0038】
中央給電アンテナ4bは、樹脂製筐体16の内部において、無線部シールド筐体11の前面又は背面の同一面上より突き出して配置することによって、中央給電アンテナ4bが金属に近接することによるインピーダンスの低下、及びアンテナの放射抵抗の低下を抑制し、効率よく電波を放射できるようになる。また無線部シールド筐体11の側面による反射波の影響による利得低下も低減することができるようになる。
【0039】
中央給電アンテナ4bは無線部シールド筐体11の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電アンテナの長手方向の物理的な長さを前記無線部シールド筐体11側面の平行する辺より長くして構成することによって、無線部シールド筐体11の影響によるアンテナのインピーダンス低下を低減しアンテナの放射抵抗が低下するのを抑制し、そしてアンテナの利得低下を低減するようになる。
【0040】
中央給電アンテナ4bを2本備え、各々を無線部シールド筐体11側面に配しダイバーシティアンテナとして構成することで、側面に配された中央給電アンテナ4bがそれぞれ取付けられた無線部シールド筐体11側面と反対の半球方向に電波を効率よく送受信でき、2本のアンテナダイバーシティの効果によって、中央給電アンテナ4bを短縮させ無線部シールド筐体11の側面に近接して配設した無線親機7は無線機全体として、水平面において無指向性に近い特性が得られるようにでき、また電波の届かないヌルポイントを低減できるようになる為、サービス業者はサービス性の向上が図れるようになる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の無線通信用アンテナによれば以下のような効果がある。
【0042】
設備機器に備えた無線子機と、前記無線子機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親機と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた400MHz帯の電波を利用した無線通信システムにおいて、無線親機は無線機回路を収容した樹脂製筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵した無線回路部を高周波的にシールドする無線部シールド筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵した中央給電アンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的な長さをメッセンジャーワイヤーの間隔長以下に短縮し、かつ前記メッセンジャーワイヤー間に配設することによって、メッセンジャーワイヤー取付型無線親機は、上下にアンテナが大きく突出しないので、アンテナを含めた上下寸法において小型に構成できるようになる。
【0043】
また、400MHz帯の周波数帯の電波を使用した、アンテナの取り外しができない特定小電力無線機器であって、半波長でも300mm以上ある場合において、複数のメッセンジャーワイヤーが平行に張架され、前記複数のメッセンジャーワイヤー間に吊り下げる無線親機の取付け設置スペースがワイヤー間の寸法に制約された時でも、ダイポールアンテナが短縮され側面に配置されていることにより、上下のメッセンジャーワイヤーに接触することがなく、設置・施工性も良好な無線親機を実現できる。またアンテナが樹脂製筐体に内蔵されアンテナが突出していない構成なので、設置時におけるアンテナの破損などもなくすことができる。
【0044】
また、中央給電アンテナ(ダイポールアンテナ)を使用することで、無線部シールド筐体にはアンテナ電流がほとんど流れないので、近接する無線部シールド筐体より輻射する電波により、放射する電波が干渉し、指向性や利得の劣化を低減することができる。
【0045】
また、中央給電アンテナ(ダイポールアンテナ)と、無線回路部をシールドした無線部シールド筐体を樹脂製筐体で内蔵し一体化しているので設置工事がし易く、アンテナ特性の劣化が小さいメッセンジャーワイヤー取り付け型の無線親機を構成できる。
【0046】
また、中央給電アンテナは無線部シールド筐体の前面又は背面の同一面上より突き出して配置することによって、中央給電アンテナが金属に近接することにより、インピーダンス低下し、アンテナの放射抵抗が低下するのを抑制し、効率よく電波を放射できるようになる。また無線部シールド筐体の側面による反射波の影響による利得低下も低減することができるようになる。
【0047】
また、中央給電アンテナは無線部シールド筐体の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電アンテナの長手方向の物理長を前記無線部シールド筐体側面の平行する辺より長くして構成することによって、無線部シールド筐体の影響によるアンテナのインピーダンス低下を低減し、アンテナの放射抵抗が低下するのを抑制し、そしてアンテナの利得低下を低減する。
【0048】
また、中央給電アンテナを2本備え、各々を無線部シールド筐体側面に配しダイバーシティアンテナとして構成することで、側面に配された中央給電アンテナがそれぞれ取付けられた無線部シールド筐体側面と反対の半球方向に電波を効率よく送受信でき、2本のアンテナダイバーシティの効果によって、中央給電アンテナを短縮させ無線部シールド筐体の側面に近接して配設した無線親機は無線機全体としては水平面において無指向性に近い特性が得られるようにでき、また電波の届きにくいヌルポイントを低減できるようになる為、サービス業者はサービス性の向上が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における無線通信用アンテナのシステム構成図
【図2】同アンテナの無線親機の構成を示す透過斜視図
【図3】(a)同無線親機のアンテナ構成の正面図
(b)同無線親機のアンテナ構成の側面図
【図4】(a)従来のメッセンジャーワイヤーに取付けたPHS基地局用アンテナの例を示す正面図
(b)同PHS基地局用アンテナの側面図
【符号の説明】
2 給湯機(設備機器)
3 無線子機
4b 中央給電アンテナ(ダイポールアンテナ)
6 メッセンジャーワイヤー
7 無線親機
11 無線部シールド筐体
16 樹脂製筐体

Claims (4)

  1. 設備機器に備えた無線子機と、前記無線子機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親機と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた400MHz帯の電波を利用した無線通信システムにおいて、前記無線親機は無線機回路を収容する樹脂製筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵され無線回路部を高周波的にシールドする無線部シールド筐体と、樹脂製筐体に内蔵した中央給電アンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的な長さをメッセンジャーワイヤーの間隔長以下に短縮し、かつ前記メッセンジャーワイヤー間に配設する無線通信用アンテナ。
  2. 中央給電アンテナは、無線部シールド筐体の前面又は背面の同一面上より突き出して配設した請求項1記載の無線通信用アンテナ。
  3. 中央給電アンテナは無線部シールド筐体の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電アンテナの長手方向の物理長を前記無線部シールド筐体側面の平行する辺より長くした請求項1又は2記載の無線通信用アンテナ。
  4. 中央給電アンテナを2本備え、各々を無線部シールド筐体の両側面に配設してダイバーシティアンテナとした請求項1、2又は3記載の無線通信用アンテナ。
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