JPH08293719A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH08293719A
JPH08293719A JP9648895A JP9648895A JPH08293719A JP H08293719 A JPH08293719 A JP H08293719A JP 9648895 A JP9648895 A JP 9648895A JP 9648895 A JP9648895 A JP 9648895A JP H08293719 A JPH08293719 A JP H08293719A
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JP
Japan
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antenna
radio wave
communication device
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state
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Application number
JP9648895A
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English (en)
Inventor
Kunito Kawamura
邦人 川村
Yoshifumi Kawasaki
宜史 河崎
Koichi Umezawa
功一 梅澤
Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Takeshi Takei
健 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指向性と無指向性の切り替え、又は指向の特
性の変更が容易で、しかも多様な設置環境に容易に対応
できる小型の通信装置を提供する。 【構成】 通信回路を内蔵した本体2と、棒状のアンテ
ナ部3と、該アンテナ部3と前記本体2を連結する連結
部4とからなり、前記本体2は筐体面に少なくとも1つ
の電波反射面9を備え、前記連結部4は、前記アンテナ
部3を、前記電波反射面9の投影面積内でかつ該アンテ
ナ部3の長手方向が電波反射面9と略並行な姿勢をとる
第1の状態と、他の姿勢をとる第2の状態に可動自在に
連結した通信装置1。 【効果】 多様な設置環境に対応してアンテナ特性を容
易に変更して受信状態を向上することができるととも
に、装置全体の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置を内蔵した本
体に棒状のアンテナ部を可動自在に連結した通信装置に
係り、特に、電話回線に接続されてコードレスの端末機
との送受信を可能にする通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電話回線とコードを介して接続さ
れないいわゆるコードレス電話の普及が目覚ましい。こ
のコードレス電話機は、電話回線と接続される親機と、
該本体と無線で接続される1個または複数の子機とから
構成されるのが一般的である。親機は、ハンドセットを
備えて親機自信が電話機として使用されるものや、一般
電話機の下部に設置可能な薄形の本体を備えたものや、
壁面に取付け可能としたものが提案されている。また、
アンテナ部は1本の棒状アンテナを備えたものが主体で
あるが、近年、2本の棒状アンテナを備えて、受信状態
の良好なものを受信するいわいるダイバシテイー対応の
ものも提案されている。
【0003】前記従来例は、例えば、登録意匠第912
019号の登録意匠公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、親機
の周囲全体から受信を可能にする無指向性のアンテナを
採用しているのが一般的である。しかし、盗聴や設置環
境によっては指向性のあるアンテナをつけることも必要
である。しかし、前記従来例では指向性のあるアンテ
ナ、例えば電波反射板をつけると、親機が大きくなり、
設置スペースに制約を与えることが考えられる。
【0005】本発明は前記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、指向性と無指向性が容易に
切替えられ、しかも多様な設置環境に容易に対応できる
小型の通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信装置を内
蔵した本体と、棒状のアンテナ部と、該アンテナ部と前
記本体を連結する連結部とからなり、前記本体には筐体
面に少なくとも1つの電波反射面を備え、前記連結部
は、前記アンテナ部を、前記電波反射面の投影面積内で
かつ該アンテナ部の長手方向が電波反射面と略並行な姿
勢をとる第1の状態と、他の姿勢をとる第2の状態に可
動自在に連結する通信装置を提供することにより前記目
的を達成する。
【0007】
【作用】本発明によれば、反射面を本体の筐体面とする
ことにより、全体を小型化できるとともに、アンテナ部
を前記反射面の影響を受ける受信領域と、影響を受けな
い受信領域外に連結部で容易に切替えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る通信装置の一実施例を図
1〜図11を参照して説明する。なお、図1〜図11に
おける部材、部位、矢印で同一あるいは均等のものは、
同一符号を持って示し、重複した説明は省略する。
【0009】図1〜図8は本発明に係る通信装置の一実
施例を示す交換器システムであり、図1及び図2は通信
装置の外観図、図3は交換器システム構成図、図4は通
信装置の内部概略配置図、図5は通信装置のヒンジ部の
詳細図、図6は通信装置の外観寸法図、図7は通信装置
の電波の指向性を示す図、図8は通信装置の設置状態図
である。
【0010】先ず、図1、図2を参照して、本実施例に
係る通信装置の概略構造を説明する。図において、符号
1で総括的に示すのは複数の携帯用無線端末機を有する
交換器システムの親機となる通信装置であり、コードレ
スで接続される複数の携帯用無線端末機からの信号を受
けて、コードで接続される電話回線を介してデータ通信
を可能にする。前記通信装置1は、通信回路部を内蔵す
る本体2と、一対の棒状のアンテナ部3と、該アンテナ
部3と前記本体2を連結する連結部4とから構成され
る。前記本体2は、正面形状が略横長矩形状の奥行きが
小さい板状で、上端部に前方に張り出した張出部5が形
成される側面形状を逆L字状とする奥行きが小さい薄形
形状の外観を備えている。また、本体2は、前面をカバ
ーする前カバー6及び張出部カバー7と、後部をカバー
する後カバー8とから構成され、前カバー6及び張出部
カバー7は後カバー8に図示しないネジで取付けられて
いる。前記前カバー6は電波を反射する金属材料で形成
され、正面部に平坦な面をなす電波反射面9が形成され
る。後カバー8は樹脂材料で成形され、背面部に壁面や
天井面に本体2を取付ける図示しない取付部が設けられ
ている。張出部カバー7は樹脂材料で成形され、該張出
部カバー7の両側に凸状の支持部10が形成されてい
る。連結部4は、断面形状が円形の棒状であり、長手方
向を左右にして前記支持部10に軸支されている。そし
て、一対のアンテナ部3は、長手方向を連結部4の回転
軸Pと直行し、かつ正面からみて並行な姿勢でその一端
を連結部4に取付けられている。さて、本実施例の通信
装置1では、アンテナ部3を回転軸Pを中心にその先端
Sが回転軸Pの上方位置から下方位置まで180度回転
させることができる。図1は、アンテナ部3の先端Sが
回転軸Pの上方位置にある状態を示したものであり、図
2は、アンテナ3の先端Sが回転軸Pの下方位置にある
状態を示したものである。
【0011】次に、図3を参照して、交換器システム構
成を説明する。図において、符号11で総括的に示すの
は、1つの事業所内において、情報の送受信をコードレ
スや有線の端末を通じて行う交換器システムであり、外
部通信回線12を介して外部通信装置とデータの送受信
を行うものである。前記交換器システム11は、複数の
内部通信端末と、該内部通信端末と外部通信回線12と
を結び付ける交換器13とから構成される。交換器13
には内部回線数が許すかぎり複数の内部通信端末を接続
可能であり、本実施例では、複数の携帯用無線端末14
と、前記携帯用無線端末14と前記交換器13との間で
データの送受信を中継する前記通信装置1(1−a、1
−b)と、携帯用無線端末14以外の有線の端末装置1
5(15−a、15−b)とから構成される。前記有線
の端末装置15は、有線であるところが特徴でありこれ
には図で示す電話機の他、ファクシミリ送受信機やパソ
コンなど様々なものが考えられる。更に、携帯用無線端
末14は音声を送受信する携帯用電話機や、通信装置を
備えてコードレスでデータの送受信を行うパソコンやワ
ークステーションでもよい。
【0012】さて、同図で示されている内部通信端末
は、それぞれ独立した呼出し番号を有して、交換器シス
テム1内に複数持つことができる。また、該携帯用無線
端末14の親機となる通信装置1は、全ての携帯用無線
端末14の親機として動作が可能であり、携帯用無線端
末14が使用されている場所で最も電波状況の良い通信
装置1とデータの送受信を行なうことが可能である。つ
まり、携帯用無線端末14は一台の通信装置1−aの電
波の届かない範囲で使用とした際に、もし他の通信装置
1−bの電波が届くのならばこの通信装置1−bとでデ
ータの送受信を行なうことが可能となるのである。
【0013】次に、図4を参照して通信装置1の内部の
概略構造を説明する。図4は通信装置1の内部装置の配
置を藻式的に示している。通信装置1には、通信装置1
全体の制御を行なう制御基盤16と、アンテナ部3から
データの送受信を行なう通信部17と、通信装置1に対
して供給された交流電源を直流電源に変換するAC/D
Cコンバータ18と、停電時でもデータ通信を可能にす
るバックアップ電源19とから構成される。通信装置1
は、板状の制御基盤16を後ろカバー6に取付け、その
前面上部に偏平な通信部17、前面下部左右に偏平なA
C/DCコンバータ18とバックアップ電源19を並べ
て配置し、更に制御基盤16と通信部17の上部にアン
テナ部3を備えた連結部4を配置することにより奥行き
が小さい薄形で小型形状の外観を実現している。更に、
通信部部17とデータの送受信を行なうためのアンテナ
部3を近接して配置することにより、電波の出力時の効
率を高めている。また、バックアップ電源19は、停電
時にも一定時間動作するようにするものであるが、通信
機とくに電話機においては非常時の緊急連絡用に使用さ
れることが多いため、停電時でもある程度は通常の使用
が出来るレベルに保つ必要があるために設けられている
機能である。また、通信部17には、一対のアンテナ部
3の受信状態を検知して、最も良好な受信状態をとるア
ンテナからの信号を選択する図示しない受信選択部を備
えている。
【0014】次に、図5を参照して連結部4の構造につ
いて詳細に述べる。図5は連結部4の構造を藻式的に示
したものである。アンテナ台の役割を果たす連結部4は
内部が中空になっており、その端部20は少し細目に形
成され、この細くなった端部20を張出部カバー7の支
持部10に形成した取付穴21に差し込む形で回転自在
に取付けられる。この際、端部20と取付穴21の連結
は防水構造とし、更に、アンテナ部3を任意の回転位置
で固定できるようにする。アンテナ部3と通信部17を
連結するケーブル22は、アンテナ部3から連結部4の
中を通り端部20と取付穴21を介して通信部17へ接
続されている。このように、本実施例では、電気的な接
続が内部のケーブル22で行なうために、防水性能や美
観を向上させることができるとともに、コスト的にも構
造的にも有利である。また、アンテナ部3の本数や種類
による電気的な接続の配線数が変化してもケーブルの交
換だけでできるため拡張性をも高くすることができる。
【0015】図6において、本実施例に係る携帯用無線
端末親機の外観構造を詳細に説明する。図6中、a図は
正面図、b図は右側面図、c図は平面図を示している。
本実施例では、本体2の横幅W、高さHをそれぞれ30
0mm、210mmと設定している。また、上部の張出
部5を含めて奥行きD1を90mmで、含めない奥行き
D2を40mmである。アンテナ部3を電波反射面9の
前に持ってきた状態でアンテナ部3と電波反射面9の間
隔Uが30mmの並行な位置で固定されるになってい
る。アンテナ部3は、直径10mm、高さhが80mm
のものが2本180mmの間隔をあけて取り付けられて
おり、連結部4によって180゜回転可能なように設定
されている。アンテナ部3の位置やアンテナ部3と電波
反射面9との間隔Uなどは、本実施例では上述のとおり
だが、変更は可能である。
【0016】前カバー6は、電波反射面9を構成する金
属材料で形成されるが、前カバー6自体を樹脂材料で形
成し、該前カバー6の所定の位置に金属板を取付けて電
波反射面9を構成してもよい。また、金属板に変えて電
波反射材を混入した塗装を施してもよい。また、本体2
に内臓される制御基盤16や通信部17等は強い電波を
アンテナ部3から発しても回路等に影響を及ぼさないよ
うに遮蔽構造としている。そして、内蔵される制御基盤
16や通信部17等のメンテナンスは前カバー6を後カ
バー8から取り外すことにより行うことができる。23
はLEDであり、子機となる携帯用無線端末14の使用
状況など様々な動作状況を示すのに使用する。該LED
の位置、数、色、大きさ、形状、点燈状態などは変更可
能である。本体2の背面部には奥行きD3が10mmの
取付台部24が形成される。この取付台部24は正面か
らみた大きさが一回り小さく、本体2の背面に凸状に形
成されているので、取付状態において本体2の大きさを
薄くみせることができる。また、前記取付台部24の上
面、底面、左右の側面の4個所に電源、回線などのケー
ブルを通すための接続穴25が設けられている。このた
め、設置環境に応じてケーブルを最適な位置から外に出
すことができる。しかも、接続穴25は正面からみて本
体2に隠されるから、該ケーブルが外部に出るのを極力
避けることができる。このことは、公共スペースに設置
される場合が多いと想定される本機器にとっていたずら
などへや美観上の対処として有効な手段と考えられる。
【0017】図7はアンテナ部3の回転位置による指向
性の違いについて示したものであり、a図は図2の状態
の通信装置1を壁26に取付けた状態を示し、b図は図
1の状態の通信装置1を壁26に取付けてアンテナ部3
を壁26から出した状態を示している。a図に示す設置
状態では、アンテナ部3が前記電波反射面9の投影面積
内で、かつ該アンテナ部3と電波反射面9が略並行な状
態をとる姿勢に支持さえるので、アンテナ部3は、後方
からの電波t1を本体2や壁面26に遮蔽され、前方か
らの電波t2を直接並びに電波反射面9の反射電波t3
を間接的に受けることができるから、アンテナ部3を前
方に指向性のある状態にすることが出来る。一方、b図
に示す設置状態では、アンテナ部3は電波反射面9の反
射電波t3を得られず、しかも、本体2に邪魔されるこ
となく四方から受信できるので、アンテナ部3を無指向
性の状態にすることが出来る。
【0018】また、図8は通信装置1を天井面27に取
付けた状態を示している。この状態では、アンテナ部3
を図1と図2の中間の位置、つまり90°回転させた姿
勢にする。このようにすることにより、広い空間や本体
1を取付ける壁面のない設置環境でも四方から電波を送
受信することができる。
【0019】以上述べたように、本実施例によれば、電
波反射面9を本体2の筐体面とすることにより、全体を
小型化できるとともに、アンテナ部3を前記反射面9の
影響を受ける受信領域と、影響を受けない受信領域外
に、連結部4を介して回転させるだけで容易に切替える
ことができるから、多様な設置環境に対応してアンテナ
特性を容易に選択して受信状態を向上することができ
る。
【0020】また、電波反射面9は他の機器から発せら
れた電波をカットする機能もあるために、例えば電波を
発信する機器に背を向けて通信装置1を取付ける等して
設置方向を工夫することにより、他の機器との干渉によ
る電波障害や盗聴されやすいなどの情報漏洩などを簡単
な構造で軽減することができる。
【0021】また、本体を薄形の形状とするとともに、
電波反射面9を前記本体2の幅の広い筐体面に設けるこ
とにより、壁面25や天井面26に大きく突出させるこ
となく取付け可能とすることができる。また、アンテナ
部3は前後方向に回転して位置を変更する立体的な構造
としているので、左右方向に空間がない設置状態におい
てアンテナ部3の位置変更が可能である。更に、梱包状
態や収納状態においては、アンテナ部3を折りたたんで
コンパクトに収納することができる。
【0022】図9は本発明に係る他の実施例を示す交換
器システムの通信装置の外観図である。この実施例に係
る通信装置101では一対の棒状のアンテナ部103を
電波反射面9の平面方向に回転自在に設ける構造とする
ことで、アンテナ部103を指向性と無指向性に簡単に
変更可能にしたものである。
【0023】図において、符号101で総括的に示すの
は複数の携帯用無線端末機を有する交換器システムの親
機となる通信装置であり、コードレスで接続される複数
の携帯用無線端末機からの信号を受けて、コードで接続
される電話回線を介してデータ通信を可能にする。前記
通信装置101は、通信回路部を内蔵する本体102
と、一対の棒状のアンテナ部103と、該アンテナ部1
03と前記本体102を連結する連結部104とから構
成される。前記本体102は、正面からみて4隅に丸み
のある横長長方形状で、奥行きが小さい薄形形状の外観
を備えている。
【0024】また、本体102は、前面をカバーする前
カバー106及び連結部104と、後部をカバーする後
カバー108とから構成される。前カバー106は後カ
バー108に図示しないネジで取付けられるとともに、
電波を反射する金属材料で形成され、正面部に平坦な面
をなす電波反射面9が形成される。後カバー108は樹
脂材料で成形され、背面部に壁面や天井面に本体102
を取付ける図示しない取付部が設けられている。連結部
104は円板状をなし、本体102の正面の両側上部の
角部に配置され、後カバー108に回転自在に取付けら
れる。アンテナ部103は、前記連結部104の回転軸
P上に一端を取付けられ、その取付け付近が直角に折り
曲げられている。そして、アンテナ部103は、前記連
結部104により回転軸Pを中心にその先端Sが実線で
示す回転軸Pの上方位置から電波反射面9の平面方向に
回転して点線で示す下方位置まで180度回転させるこ
とができる。
【0025】この構造により、アンテナ部103が上方
位置にある状態では無指向性の送受信が可能であり、ア
ンテナ部103が下方位置にある状態では電波反射面9
からの反射電波を受けられる指向性の送受信が可能であ
る。なお、本実施例では、アンテナ部103を連結部1
04を介して回転する構造としたが、連結部104はア
ンテナ部103を本体102に回転自在にする機能を有
すればよく、例えば図示する連結部104を前カバー1
06と一体に構成し、アンテナ部103を直接回転する
ようにしてもよい。このように、本実施例では、アンテ
ナ部104を折り曲げることで、アンテナ部3と電波反
射面9との間隔Uを形成し、更に連結部104を偏平構
造としているので、通信装置101全体をより薄形形状
とすることができる。しかも、アンテナ部103は両側
に開いて位置を変更する平面的な構造としているので、
前後方向に空間がない設置状態においてアンテナ部10
3の位置変更が可能である。
【0026】図10は本発明に係る他の実施例を示す交
換器システムの通信装置の外観図である。この実施例に
係る通信装置201では一対の棒状のアンテナ部203
を電波反射面9の両側に配置した鍵型の連結部204を
介して回転自在に設ける構造とすることで、アンテナ部
203を指向性と無指向性に簡単に変更可能にしたもの
である。
【0027】図において、符号201で総括的に示すの
は複数の携帯用無線端末機を有する交換器システムの親
機となる通信装置であり、コードレスで接続される複数
の携帯用無線端末機からの信号を受けて、コードで接続
される電話回線を介してデータ通信を可能にする。前記
通信装置201は、通信回路部を内蔵する本体202
と、一対の棒状のアンテナ部203と、該アンテナ部2
03と前記本体202を連結する連結部204とから構
成される。前記本体202は、正面からみて横長長方形
状で、奥行きが小さい薄形形状の外観を備えている。
【0028】また、本体202は、両側中央に凹部20
0が形成され、前面をカバーする前カバー206と、後
部をカバーする後カバー208とから構成される。前カ
バー206は後カバー208に図示しないネジで取付け
られるとともに、電波を反射する金属材料で形成され、
正面部に平坦な面をなす電波反射面9が形成される。後
カバー108は樹脂材料で成形され、背面部に壁面や天
井面に本体102を取付ける図示しない取付部が設けら
れている。連結部204は中央で90°に屈折した鍵型
の外観を成し、その一端が前記円板状をなし、本体10
2の正面の両側上部の角部に配置され、後カバー108
に凹部200に回転自在に取付けられ、他の一端に上下
に伸びるアンテナ部203がそれぞれ設けられている。
そして、連結部204は、前記アンテナ部203を実線
で示す本体202の両側斜め前方の位置から90°内側
に回転して点線で示すアンテナ部203と電波反射面9
とが並行な位置まで回転させることができる。
【0029】この構造により、アンテナ部203が両側
斜め前方の位置にある状態では無指向性の送受信が可能
であり、アンテナ部203を内側に回転させた状態では
電波反射面9からの反射電波を受けられる指向性の送受
信が可能である。なお、本実施例では、左右方向に連結
部204を配置したが上下方向に回転させてもよい。
【0030】図11は本発明に係る他の実施例を示す交
換器システムの通信装置の外観図である。この実施例に
係る通信装置301では一対の棒状のアンテナ部303
を備えた連結部304を回転させて2つの電波反射面9
a、9b上に移動させる構造とすることで、異なる2つ
の方向のアンテナ部303の指向性を簡単に変更可能に
したものである。
【0031】図において、符号301で総括的に示すの
は複数の携帯用無線端末機を有する交換器システムの親
機となる通信装置であり、コードレスで接続される複数
の携帯用無線端末機からの信号を受けて、コードで接続
される電話回線を介してデータ通信を可能にする。前記
通信装置301は、通信回路部を内蔵する本体302
と、一対の棒状のアンテナ部303と、該一対の棒状の
アンテナ部303と前記本体302を連結する連結部3
04とから構成される。前記本体302は、正面からみ
て横長長方形状で、上面から見て中央を頂点に両側に直
角に開いた略三角形状の外観を備えている。また、本体
302は、前面をカバーする前カバー306と、後部を
カバーする後カバー308とから構成される。前カバー
306は後カバー108に図示しないネジで取付けられ
るとともに、電波を反射する金属材料で形成され、正面
中央に横長矩形状の凹部300が形成され、他の部分に
平坦な面をなす電波反射面9が形成される。この構造に
より電波反射面9は左右に90°に屈折して、電波反射
面9a、9bが形成される。後カバー308は樹脂材料
で成形され、背面部に壁面や天井面に本体302を取付
ける図示しない取付部が設けられている。連結部304
は偏平な短冊状をなし、前記凹部300に一端を回転自
在に取付けられ、他の一端の上下にそれぞれアンテナ部
303が取付けられている。そして、連結部304は、
前記アンテナ部303を実線で示す電波反射面9aとが
並行な位置から矢印方向に90°回転させて点線で示す
アンテナ部303と電波反射面9bとが並行な位置まで
回転させることができる。
【0032】この構造により、アンテナ部303を異な
る方向に向いた電波反射面9a、9bからの反射を受け
られる位置に簡単に移動させることができる。また、ア
ンテナ部303を中央に配置することにより、電波発射
面9a、9bの反射を受けず(軽減して)に正面及び両
側の電波を直接的に送受信することもできる。なお、本
実施例では、90°の方向に電波発射面9a、9bを配
置したが、前記角度は任意設定することができ、例えば
偏平な本体の裏表の筐体面に電波発射面9a、9bを配
置して、アンテナ部303を移動させることにより18
0°指向性のことなる構造としてもよい。
【0033】なお、以上述べた実施例の他、電波発射面
9a、9bを同一の指向性の角度に配置し、電波発射面
9a、9bを特性の違う電波発射面とすることで特性の
異なる電波を送受信することができる。また、電波反射
面9a、9bとアンテナ部303の間隔Uをそれぞれ異
なる高さに設定することにより、異なる波長に最適な送
受信状態を選択することができる。更に、以上述べた実
施例では連結部を回転自在な構造としたが、連結部はア
ンテナ部を移動させる機能を備えていればよく、例えば
スライド自在な構造としてもよい。また、以上の実施例
ではアンテナ部を棒状のものを採用したが、偏平な形状
のものや折り曲げて形成したものなど棒状のアンテナ部
と同様な特性を備えたものでもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、本体の筐体面に電波反
射面を備え、連結部により電波反射面の受信領域と、受
信領域外又は異なった特性の電波反射面の受信領域にア
ンテナ部を移動できるので、多様な設置環境に対応して
アンテナ特性を容易に変更して受信状態を向上すること
ができるとともに、装置全体の小型化を図ることができ
る。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の外観図
【図2】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の外観図
【図3】本発明の一実施例を示す交換器システムのシス
テム構成図。
【図4】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の内部概略配置図。
【図5】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の連結部の詳細図。
【図6】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の外観寸法図。
【図7】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の電波の指向性。
【図8】本発明の一実施例を示す交換器システムの通信
装置の設置状態図。
【図9】本発明の他の実施例を示す交換器システムの通
信装置の外観図。
【図10】本発明の他の実施例を示す交換器システムの
通信装置の外観図。
【図11】本発明の他の実施例を示す交換器システムの
通信装置の外観図。
【符号の説明】
1…通信装置、2…本体、3…アンテナ部、4…連結
部、9…電波反射面、11…交換器システム、13…交
換器、14…携帯用無線端末、15…端末装置、16…
制御基盤、17…通信部、18…AC/DCコンバー
タ、19…バックアップ電源。
フロントページの続き (72)発明者 林 慎一郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所無線事業推進本部内 (72)発明者 武井 健 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回路を内蔵した本体と、棒状のアンテ
    ナ部と、該アンテナ部と前記本体を連結する連結部とか
    らなり、前記本体は筐体面に少なくとも1つの電波反射
    面を備え、前記連結部は、前記アンテナ部を、前記電波
    反射面の投影面積内でかつ該アンテナ部の長手方向が電
    波反射面と略並行な姿勢をとる第1の状態と、他の姿勢
    をとる第2の状態に可動自在に連結したことを特徴とす
    る通信装置。
  2. 【請求項2】本体を偏平な筐体とし、該筐体の広い筐体
    面に電波反射面を備え、連結部は、前記筐体の端部に設
    けられるとともに、アンテナ部を、前記電波反射面の投
    影面積内でかつ該アンテナ部の長手方向が電波反射面と
    略並行な姿勢をとる第1の状態と、電波反射面の投影面
    積外に位置する第2の状態に可動自在に連結したことを
    特徴とする請求項1の通信装置。
  3. 【請求項3】連結部は、アンテナ部を本体に回転自在に
    連結するヒンジであることを特徴とする請求項1、請求
    項2の通信装置。
  4. 【請求項4】連結部は、アンテナ部を本体にスライド自
    在に連結するスライド機構であることを特徴とする請求
    項1、請求項2の通信装置。
  5. 【請求項5】複数のアンテナ部と、該複数のアンテナ部
    の受信状態を検知して、最も良好な受信状態をとるアン
    テナ部からの信号を選択する受信選択部を本体に内蔵し
    たことを特徴とする請求項1〜4の通信装置。
  6. 【請求項6】本体の少なくとも2つの筐体面に第1の電
    波反射面と第2の電波反射面を備え、前記連結部は、前
    記アンテナ部を、前記第1の電波反射面の投影面積内で
    かつ該アンテナ部の長手方向が電波反射面と略並行な姿
    勢をとる第1の状態と、前記第2の電波反射面の投影面
    積内でかつ該アンテナ部の長手方向が電波反射面と略並
    行な姿勢をとる第2の状態に可動自在に連結したことを
    特徴とする請求項1〜4の通信装置。
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