JP2002050921A - 無線通信用アンテナ - Google Patents

無線通信用アンテナ

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JP2002050921A
JP2002050921A JP2000237039A JP2000237039A JP2002050921A JP 2002050921 A JP2002050921 A JP 2002050921A JP 2000237039 A JP2000237039 A JP 2000237039A JP 2000237039 A JP2000237039 A JP 2000237039A JP 2002050921 A JP2002050921 A JP 2002050921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特小無線を使用したメッセンジャーワイヤー
吊り下げ親機の上下方向寸法を小さくし、アンテナ性能
の劣化を小さく設置作業性を良くすること。 【解決手段】 大規模に通信する1:Nの設備機器無線
通信システムにおいて、無線親機7本体を形成する無線
回路部を高周波的にシールドする無線部シールド筐体1
1とアンテナを樹脂製筐体16に内蔵し、前記樹脂製筐
体16をメンセンジャーワイヤー6にメッセンジャーワ
イヤー取付具8で固定吊り下げし、物理的な長さを使用
電波の1/2波長以下に短縮した中央給電アンテナ4b
を無線部シールド筐体11の側面に配設し、前記筐体1
1の前面より突出するように構成している。これにより
無線親機7の上下方向寸法を小さくし、アンテナ性能の
劣化を小さくし、設置作業性を良好にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地域において数十
〜数百の家屋に設置され、設備機器の故障や異常などの
情報及び制御情報などを管理センターと400MHz帯無
線を介して通信する1:N型無線システムにおけるメッ
センジャーワイヤー取付け無線親機の無線通信用アンテ
ナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】メッセンジャーワイヤーに取付ける無線
基地局はPHSの電波を送受信する基地局として多く設
けられている。このようなPHS基地局に用いるアンテ
ナの例を図4を用いて説明する。図4(a)はメッセン
ジャーワイヤーに取付けたPHS基地局及びアンテナの
正面図、図4(b)は側面図である。これは、特開平1
0−284933号公報にも示されている。
【0003】図4において、街中に設けられた商用電源
との共架柱21に張られたメッセンジャーワイヤー22
にPHS基地局23が吊り下げられている。そしてPH
S基地局23はメッセンジャーワイヤー取付具24によ
ってPHS基地局23を固定するとともにメッセンジャ
ーワイヤー22に吊り下げている。そして金属筐体で構
成されたPHS基地局23は固定しているメッセンジャ
ーワイヤー取付具24にアンテナ取付具25を取付けて
いる。アンテナ取付具25はPHS基地局23の金属筐
体の上面から水平に突出させ使用電波の1/2波長の整
数倍筐体から離して、アンテナ給電部26を支持して中
央給電アンテナ27を取付けている。
【0004】また無線を利用した設備機器システムは、
特開平10−21486号公報に給湯機リモコンにガス
使用量の料金を通知するシステムが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、設備機器のデータ通信などに使用する特定
小電力無線テレメータテレコントロール用電波など40
0MHz帯のシステムの場合、波長が700mm程度あり基
地局とアンテナを1/2波長の整数倍離して構成すると
奥行き(350mm+α)以上にもなり非常に大きくな
る。またアンテナの給電部をPHS基地局23の金属筐
体の上面に水平な部分に取付け筐体上面よりさらに35
0mmも突出すると、上下方向にも非常に大きくなり、ま
たメンセンジャーワイヤー22に取付ける無線機として
は非常に大きくなる。
【0006】またメッセンジャーワイヤー22が共架柱
21に平行して複数本張られ無線親機上方に平行してい
る場合もある。そのワイヤー間で無線親機が使用可能な
幅は300mm程度であり、半波長350mmもあるアンテ
ナを無線親機に実装すると、メッセンジャーワイヤー2
2に接触するという問題がある。また無線親機をアンテ
ナを含め小型に構成しようとする場合、メッセンジャー
ワイヤー22の間隔によって上下方向が300mm程度で
制約されている為、奥行き方向にアンテナを離さない限
り、上下方向は前記寸法に制約される。また特定小電力
無線機器の場合、アンテナと無線機本体とは一体化して
いる必要があり、設置工事の時にアンテナを取付ける構
成にはできない。またアンテナが大きく突出した構成で
あると、設置工事時に破損してしまう恐れがあると共に
作業性が悪い。しかしながら、アンテナを小型化し金属
筐体に近接させるとアンテナ利得が大きく低下するとい
う問題がある。またモノポールアンテナなどの接地型ア
ンテナを使用すると金属筐体にもアンテナ電流が流れ指
向性に影響を及ぼし利得が低下するという課題があっ
た。
【0007】本発明は、400MHz帯などの特定小電力
用無線を用いた場合でも、アンテナと本体筐体を一体化
し小型に構成でき、設置工事において邪魔にならず作業
性が良好で、内蔵された金属で構成された無線部シール
ド筐体と近接してもアンテナ利得低下の小さいメッセン
ジャーワイヤー取付け無線親機用アンテナを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、設備機器に備えた無線子機と、前記無線子
機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親機
と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた特定小
電力用電波を利用した無線通信システムにおいて、無線
親機は無線機回路を収容する樹脂製筐体と、前記樹脂製
筐体に内蔵され無線回路部を高周波的にシールドする無
線部シールド筐体と、樹脂製筐体に内蔵した中央給電ア
ンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的な長さ
を使用電波の周波数の1/2波長以下に短縮し無線部シ
ールド筐体の側面方向に配設したことによって、樹脂製
筐体で一体化された無線親機において、上下方向寸法を
小型化し、平行するメッセンジャーワイヤー間に張架で
きる429MHz帯無線親機として構成し、またアンテナ
内蔵により設置工事時のアンテナの破損をなくし、工事
の作業性を向上するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、設備機器
に備えた無線子機と、前記無線子機と通信しメッセンジ
ャーワイヤーに取付けた無線親機と、前記設備機器を管
理するセンターとを備えた特定小電力用電波を利用した
無線通信システムにおいて、無線親機は無線機回路を収
容する樹脂製筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵され無線回
路部を高周波的にシールドする無線部シールド筐体と、
樹脂製筐体に内蔵した中央給電アンテナとを備え、前記
中央給電アンテナの物理的な長さを使用電波の周波数の
1/2波長以下に短縮し無線部シールド筐体の側面方向
に配設したことによって、大規模に1:Nで通信を行う
400MHz帯の特定小電力無線電波を利用した無線通信
システムでも、メッセンジャーワイヤー取付型無線親機
をアンテナを含めた寸法で上下方向において小型に構成
し、また親機の上下方向寸法を300mm以下にできるよ
うになる為、複数本張られたメッセンジャーワイヤー間
に取付ける場合において、ワイヤーの間に配設できると
共にメッセンジャーワイヤーに無線親機のアンテナが接
触したりすることをなくし、及びアンテナが外筐体より
突出することによる作業時のアンテナ破損をなくし、ア
ンテナを樹脂製筐体に内蔵することによって外筐体が一
体構成となり設置性が向上する。
【0010】また請求項2記載の発明は、中央給電アン
テナは無線部シールド筐体の前面又は背面の同一面上よ
り突き出して配置することにより、中央給電アンテナは
無線部シールド筐体による影響を低減でき、またアンテ
ナのインピーダンス低下を抑え、より効率よく電波を放
射できるようになる。
【0011】また請求項3記載の発明は、中央給電アン
テナは無線部シールド筐体の側面を構成する辺に平行に
配設し、中央給電アンテナの長手方向の物理的な長さを
前記無線部シールド筐体側面の平行する辺より長くして
構成して構成することで、中央給電アンテナが受ける無
線部シールド筐体の影響によるインピーダンス低下を低
減し、アンテナの利得低下を低減するようになる。
【0012】そしてまた請求項4記載の発明は、中央給
電アンテナを2本備え、各々を無線部シールド筐体の両
側面に配してダイバーシティアンテナとして構成するこ
とで、側面に配された中央給電アンテナがそれぞれ取付
けられた無線部シールド筐体と反対の半球方向に電波を
効率よく送受信できるようになり、無線親機全体として
無指向性に近い特性を得ることができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける設備機器無線通信システムを示す構成図であり、ま
ずシステムの概要を説明する。図1において1は家屋、
2は家屋に設置された給湯機、3は前記給湯機の故障や
異常データを通信したり、給湯機を遠隔で制御する情報
を通信する為に給湯機に接続している無線子機、4aは
無線子機3に備えられ電波を送受信する子機アンテナ、
4bは無線子機と無線通信する為に備えられた電波を送
受信する為の中央給電アンテナ、5は住宅街の商用交流
電源や電話線などを張架するための共架柱、6は複数の
共架柱間に張架されたメッセンジャーワイヤー、7は複
数の家屋の設備機器に取付けた無線子機3と通信する為
の無線親機、8は無線親機をメッセンジャーワイヤー7
に取付け吊り下げて設置するためのメッセンジャーワイ
ヤー取付具、9は共架柱5にメッセンジャーワイヤーと
共に張架された電話回線、10は電話回線と無線親機7
を接続しているケーブルである。
【0015】設備機器無線通信システムは無線親機7を
中心に半径50〜100m程度をエリアとし、エリア内
の数十〜数百の家屋の設備機器に取付けた無線子機3と
通信を行う大規模な1:N無線通信システムを構成して
いる。給湯機2の異常や故障を示すデータは特定小電力
無線テレメータ・テレコントロール用429MHz帯の電
波を使用し無線子機3の子機アンテナ4aを介して無線
信号として放射される。そして無線親機7の中央給電ア
ンテナ4bを介し無線親機7で前記無線信号を受信し、
ケーブル10及び電話回線8を介して、給湯機2を管理
している管理センターへデータが送信されるシステムで
ある。また前記経路とは逆方向に通信し管理センターよ
り家屋の給湯機2を停止させる制御などを行うシステム
である。
【0016】次に前記システムに使用される親機用の無
線通信用アンテナを図2を用いて説明する。図2は本実
施例における無線親機用アンテナの構成を示すアンテナ
部分を透過した斜視図である。前記図1と同様の構成要
素は同一番号を付し説明を省略する。図2において11
は無線親機7の筐体に内蔵され無線回路部を外来ノイズ
や自システムのノイズから保護する為に設けた無線部シ
ールド筐体、12は無線回路部とアンテナを接続する給
電ケーブル、13は前記給電ケーブルを介してアンテナ
に給電する給電部、14は無線部シールド筐体11側面
の上下方向に配し、垂直偏波を送受信する垂直エレメン
トA、15は同じく無線部シールド筐体12側面の上下
方向に配し、垂直偏波を送受信する垂直エレメントBで
あり、前記垂直エレメントA14及び垂直エレメントB
15は中央給電アンテナであるダイポールアンテナ(以
下ダイポールアンテナと呼ぶ)を形成している。
【0017】使用周波数429MHzの電波は波長λ(=
700mm)なので一般的なダイポールアンテナ4bだと
λ/2(=350mm)で形成され、おのおののアンテナ
エレメントは175mm程度になるが、本無線親機7のダ
イポールアンテナ4bはおのおの垂直エレメントA1
4、B15の部分を図2には図示していないが、アンテ
ナエレメント部分の一部をコイル上に形成し、インダク
タンス成分を増加させ電気長を長くし実効寸法を小型化
・短縮し、ダイポールアンテナ4bの上下方向の全体寸
法としてメッセンジャーワイヤー6の間隔に収容できる
ように300mm以下で形成している。
【0018】前記短縮型ダイポールアンテナ4bは無線
部シールド筐体11の両側面に取付けており、両短縮型
ダイポールアンテナ4bでダイバーシティアンテナを構
成している。なおそれぞれの短縮型ダイポールアンテナ
4bは無線部シールド筐体11の側面の上下方向の辺に
平行に配設し、給電部13を無線部シールド筐体11側
面の真ん中付近に配置することで、筐体の上下方向にお
いて中央給電アンテナ4bが大きく突出しないように構
成し、無線親機7の全体寸法において小型化している。
【0019】また樹脂製筐体16は前記短縮型ダイポー
ルアンテナ4b及び無線回路部、制御回路部、電源部な
どを内蔵した無線機本体の外筐体として構成している。
樹脂製筐体16は風雨や様々な物理的な衝撃からアンテ
ナを保護し、樹脂製筐体16の側面の内壁に固定保持
し、同様に内蔵している無線部シールド筐体11と前記
樹脂製筐体の内部空間内において最も離れるように配置
され、アンテナのインピーダンス低下などによる利得低
下を低減している。
【0020】また図3を用いて樹脂製筐体16内部の短
縮型ダイポールアンテナ4bの配置構成について説明す
る。図3は図2の無線親機7の樹脂製筐体16のみを透
過した正面図及び側面図である。図3(a)は正面図、
図3(b)は側面図である。同一の構成要素に同一番号
を付し説明は省略する。図3において17は無線回路、
制御回路などで構成され、無線部シールド筐体11を取
り付けた回路基板である。
【0021】また図3(a)で、無線部シールド筐体1
1で覆われた無線回路部のアンテナ接続端子と短縮型ダ
イポールアンテナ4bの給電部13とは給電ケーブル1
2によって接続している。このようにアンテナ4b、及
び無線部シールド筐体11によってシールドされた無線
回路部を実装した回路基板17は樹脂製筐体16に内蔵
し一体化された特定小電力用無線親機として構成されて
いる。図3(b)において、無線親機7の短縮型ダイポ
ールアンテナ4bは無線部シールド筐体11の前面より
突出して配置され、無線部シールド筐体11のアンテナ
保持筐体16が取付けられた側面による電波の反射、及
びアンテナインピーダンス低下により利得低下するのを
低減している。
【0022】また短縮ダイポールアンテナ4bは金属製
であるメッセンジャーワイヤー6が近接することによる
影響の低減や、メッセンジャーワイヤー6からの二次輻
射の偏波が同一面上になり、放射電波が干渉するのを避
ける為、メッセンジャーワイヤ−6とは垂直になるよう
に配置している構成である。
【0023】また共架柱5間にメッセンジャーワイヤー
6が複数平行に張架され、前記無線親機7を取付けるワ
イヤー下にワイヤーがある場合、前記ワイヤー間が30
0mm程度で制約される。そのような設置状況に対応する
為、無線親機7全体として、上下寸法が300mm程度に
なるようダイポールアンテナの上下方向の物理的な長さ
を短縮し、無線部シールド筐体11上下方向の真ん中付
付近に給電部13を配置することにより上下方向にダイ
ポールアンテナが突出しないように構成している。
【0024】また短縮型ダイポールアンテナ4bの物理
長(a2)は、無線部シールド筐体11と平行する上下
方向の寸法(a1)に対して大きく構成し(a2>a
1)、無線部シールド筐体11が短縮型ダイポールアン
テナ4bに及ぼすインピーダンス低下などの影響を低減
し、また利得低下などの影響を低減している。
【0025】なお本実施例において無線部シールド筐体
11は回路基板17上の無線回路部をシールドするよう
に実装しているが、回路基板全体を金属製の筐体でシー
ルドするような構成にしてもよい。また回路基板17に
おいて、無線回路及び制御回路は別基板で構成してもよ
いし、同一基板で構成してもよい。なお本実施例におい
て設備機器無線通信システムは、設備機器として給湯機
で説明したが、給湯機が使用するエネルギー媒体はガ
ス、電気、石油などどれでもよい。また設備機器として
はエアコン、セントラルヒーティング熱源機、電気温水
器などは同様に構成できる。また、温水洗浄便座などを
利用し排便の健康情報を通信するようなシステムの無線
親機7として構成することも可能である。
【0026】さらに、設備機器はガス、電気、水道など
のメータ装置で構成し、遠隔から検針を行うテレメータ
テレコントロールシステムとして構成してもよい。また
設備機器無線通信システムは、前記設備機器の室内に設
置された制御リモコンを情報配信サービスや、通信販売
の注文端末としての表示盤として構成し、家屋に中継無
線局を設け無線親機7と通信するように構成したもので
も構わない。
【0027】また無線親機7は電話回線9を介して管理
センターと通信しているが、専用線や、ISDN回線、
また無線回線であるPHS、携帯電話網、パケット通信
無線網、広域無線LANなどなんでもよい。また通信情
報は故障や異常情報またはセンターからの制御情報と説
明したが、設備機器の運転情報や、エネルギー使用時間
または使用量などの情報を通信してもよく同様の構成で
可能である。
【0028】また、通信する無線子機3は屋外に設置さ
れていなくても良い。また、短縮型ダイポールアンテナ
4bの垂直エレメントA14及びB15は同じ長さであ
っても良いし、長さが異なっても構わない。またアンテ
ナ保持筐体16は直方体の形状で説明しているが形状は
何でもよい。
【0029】また中央給電アンテナ4bとして短縮され
たダイポールアンテナを用いて説明しているが、スリー
ブアンテナや、プリント基板上に形成したプリントパタ
ーンアンテナでもよく、また同様に短縮して構成するこ
とで、本実施例と同様の効果を得ることができる。
【0030】また中央給電アンテナ4bのアンテナの物
理長を短縮する手法としてアンテナエレメントの一部を
コイル状にしインダクタンス成分を増加させたと説明し
たが、同様にキャパシタンス(容量成分)を装荷して短
縮してもよい。
【0031】また、アンテナエレメント部分を誘電体で
被服したり、一体化して使用電波の実効波長を短縮し
て、物理的な長さを短縮してもよい。
【0032】またヘリカル状にアンテナエレメントを巻
き線構造したり、プリント板状でミアンダラインを形成
して短縮する方法で、同様に短縮型中央給電アンテナ4
bを実現できる。
【0033】また給電部に整合回路を付加して構成する
と、アンテナ放射体部分(アンテナエレメント)構造を
複雑にせずに、アンテナ寸法を短縮できる。また中央給
電アンテナ4bは線状でも面状でもよい。
【0034】また、中央給電アンテナ4bは樹脂製筐体
16の内壁にメッキや、蒸着、印刷、埋設など手法によ
り一体化されていても同様に構成できる。
【0035】このようにメッセンジャーワイヤー6に取
付けた無線親機7と、前記設備機器を管理するセンター
とを備えた特定小電力用電波を利用した無線通信システ
ムにおいて、無線親機7は無線機本体及びアンテナを収
容した樹脂製筐体16と、前記樹脂製筐体16に内蔵し
無線機本体をシールドする無線部シールド筐体11と、
前記樹脂製筐体16に内蔵して取り付けた中央給電アン
テナ4bとを備えて前記中央給電アンテナ4bの物理長
を短縮し無線部シールド筐体11側面に配置することに
よって、メッセンジャーワイヤー6取付型無線親機7
は、上下方向にアンテナが大きく突出しないので、アン
テナを含めた上下寸法において小型に構成できるように
なる。
【0036】また400MHz帯の周波数帯の電波を使用
し、アンテナの取り外しができない特定小電力無線機器
であり、半波長でも300mm以上ある場合において、複
数のメッセンジャーワイヤー6が平行に張架され、前記
複数のメッセンジャーワイヤー6間に吊り下げる無線親
機7の取付け設置スペースがワイヤー間の寸法に制約さ
れた時でも、ダイポールアンテナ4bが短縮され側面方
向に配置されていることにより、上下のメッセンジャー
ワイヤー6に接触することがなく、設置・施工性も良好
な無線親機7を実現できる。またアンテナを内蔵してい
るので、アンテナを別に構成して接続する構成にできな
い特定小電力無線機器においても、設置時にアンテナを
破損したり、運用時における外的要因による破損をなく
すことができる。
【0037】また、中央給電アンテナ(ダイポールアン
テナ)4bを使用することで、無線部シールド筐体11
にはアンテナ電流がほとんど流れないので、近接する無
線部シールド筐体11より輻射する電波により、放射す
る電波が干渉し、指向性や利得の劣化を低減するように
なる。
【0038】中央給電アンテナ4bは、樹脂製筐体16
の内部において、無線部シールド筐体11の前面又は背
面の同一面上より突き出して配置することによって、中
央給電アンテナ4bが金属に近接することによるインピ
ーダンスの低下、及びアンテナの放射抵抗の低下を抑制
し、効率よく電波を放射できるようになる。また無線部
シールド筐体11の側面による反射波の影響による利得
低下も低減することができるようになる。
【0039】中央給電アンテナ4bは無線部シールド筐
体11の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電ア
ンテナの長手方向の物理的な長さを前記無線部シールド
筐体11側面の平行する辺より長くして構成することに
よって、無線部シールド筐体11の影響によるアンテナ
のインピーダンス低下を低減しアンテナの放射抵抗が低
下するのを抑制し、そしてアンテナの利得低下を低減す
るようになる。
【0040】中央給電アンテナ4bを2本備え、各々を
無線部シールド筐体11側面に配しダイバーシティアン
テナとして構成することで、側面に配された中央給電ア
ンテナ4bがそれぞれ取付けられた無線部シールド筐体
11側面と反対の半球方向に電波を効率よく送受信で
き、2本のアンテナダイバーシティの効果によって、中
央給電アンテナ4bを短縮させ無線部シールド筐体11
の側面に近接して配設した無線親機7は無線機全体とし
て、水平面において無指向性に近い特性が得られるよう
にでき、また電波の届かないヌルポイントを低減できる
ようになる為、サービス業者はサービス性の向上が図れ
るようになる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
無線通信用アンテナによれば以下のような効果がある。
【0042】設備機器に備えた無線子機と、前記無線子
機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親機
と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた特定小
電力用電波を利用した無線通信システムにおいて、無線
親機は無線機回路を収容した樹脂製筐体と、前記樹脂製
筐体に内蔵した無線回路部を高周波的にシールドする無
線部シールド筐体と、前記樹脂製筐体に内蔵した中央給
電アンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的な
長さを使用電波の周波数の1/2波長以下に短縮し無線
部シールド筐体の側面方向に配置することによって、メ
ッセンジャーワイヤー取付型無線親機は、上下にアンテ
ナが大きく突出しないので、アンテナを含めた上下寸法
において小型に構成できるようになる。
【0043】また、400MHz帯の周波数帯の電波を使
用した、アンテナの取り外しができない特定小電力無線
機器であって、半波長でも300mm以上ある場合におい
て、複数のメッセンジャーワイヤーが平行に張架され、
前記複数のメッセンジャーワイヤー間に吊り下げる無線
親機の取付け設置スペースがワイヤー間の寸法に制約さ
れた時でも、ダイポールアンテナが短縮され側面に配置
されていることにより、上下のメッセンジャーワイヤー
に接触することがなく、設置・施工性も良好な無線親機
を実現できる。またアンテナが樹脂製筐体に内蔵されア
ンテナが突出していない構成なので、設置時におけるア
ンテナの破損などもなくすことができる。
【0044】また、中央給電アンテナ(ダイポールアン
テナ)を使用することで、無線部シールド筐体にはアン
テナ電流がほとんど流れないので、近接する無線部シー
ルド筐体より輻射する電波により、放射する電波が干渉
し、指向性や利得の劣化を低減することができる。
【0045】また、中央給電アンテナ(ダイポールアン
テナ)と、無線回路部をシールドした無線部シールド筐
体を樹脂製筐体で内蔵し一体化しているので設置工事が
し易く、アンテナ特性の劣化が小さいメッセンジャーワ
イヤー取り付け型の無線親機を構成できる。
【0046】また、中央給電アンテナは無線部シールド
筐体の前面又は背面の同一面上より突き出して配置する
ことによって、中央給電アンテナが金属に近接すること
により、インピーダンス低下し、アンテナの放射抵抗が
低下するのを抑制し、効率よく電波を放射できるように
なる。また無線部シールド筐体の側面による反射波の影
響による利得低下も低減することができるようになる。
【0047】また、中央給電アンテナは無線部シールド
筐体の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電アン
テナの長手方向の物理長を前記無線部シールド筐体側面
の平行する辺より長くして構成することによって、無線
部シールド筐体の影響によるアンテナのインピーダンス
低下を低減し、アンテナの放射抵抗が低下するのを抑制
し、そしてアンテナの利得低下を低減する。
【0048】また、中央給電アンテナを2本備え、各々
を無線部シールド筐体側面に配しダイバーシティアンテ
ナとして構成することで、側面に配された中央給電アン
テナがそれぞれ取付けられた無線部シールド筐体側面と
反対の半球方向に電波を効率よく送受信でき、2本のア
ンテナダイバーシティの効果によって、中央給電アンテ
ナを短縮させ無線部シールド筐体の側面に近接して配設
した無線親機は無線機全体としては水平面において無指
向性に近い特性が得られるようにでき、また電波の届き
にくいヌルポイントを低減できるようになる為、サービ
ス業者はサービス性の向上が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における無線通信用アンテナ
のシステム構成図
【図2】同アンテナの無線親機の構成を示す透過斜視図
【図3】(a)同無線親機のアンテナ構成の正面図 (b)同無線親機のアンテナ構成の側面図
【図4】(a)従来のメッセンジャーワイヤーに取付け
たPHS基地局用アンテナの例を示す正面図 (b)同PHS基地局用アンテナの側面図
【符号の説明】
2 給湯機(設備機器) 3 無線子機 4b 中央給電アンテナ(ダイポールアンテナ) 6 メッセンジャーワイヤー 7 無線親機 11 無線部シールド筐体 16 樹脂製筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04B 7/26 U Fターム(参考) 5J021 AA02 AB03 CA06 FA32 GA08 HA05 HA10 5J046 AA07 AB07 AB10 RA03 5J047 AA07 AB07 AB10 BG06 BG08 BG10 5K011 AA06 AA14 AA15 JA08 KA00 5K067 AA42 CC24 EE02 EE10 KK03 KK17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備機器に備えた無線子機と、前記無線
    子機と通信しメッセンジャーワイヤーに取付けた無線親
    機と、前記設備機器を管理するセンターとを備えた特定
    小電力用電波を利用した無線通信システムにおいて、前
    記無線親機は無線機回路を収容する樹脂製筐体と、前記
    樹脂製筐体に内蔵され無線回路部を高周波的にシールド
    する無線部シールド筐体と、樹脂製筐体に内蔵した中央
    給電アンテナとを備え、前記中央給電アンテナの物理的
    な長さを使用電波の周波数の1/2波長以下に短縮し前
    記無線部シールド筐体の側面方向に配設した無線通信用
    アンテナ。
  2. 【請求項2】 中央給電アンテナは、無線部シールド筐
    体の前面又は背面の同一面上より突き出して配設した請
    求項1記載の無線通信用アンテナ。
  3. 【請求項3】 中央給電アンテナは無線部シールド筐体
    の側面を構成する辺に平行に配設し、中央給電アンテナ
    の長手方向の物理長を前記無線部シールド筐体側面の平
    行する辺より長くした請求項1又は2記載の無線通信用
    アンテナ。
  4. 【請求項4】 中央給電アンテナを2本備え、各々を無
    線部シールド筐体の両側面に配設してダイバーシティア
    ンテナとした請求項1、2又は3記載の無線通信用アン
    テナ。
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