JP3648899B2 - 通報装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として住宅用の非常通報に用いられ、各種センサやスイッチにより発生した外部からの通報信号を受けると、あらかじめ設定されている報知先に対して公衆網を通して通報報知を行なう通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ホームオートメーションシステムなどでは、各種センサやスイッチからの通報信号を統合的に管理するセキュリティ管理装置が知られている。この種のセキュリティ管理装置としては、通報信号を受けて使用者(家人など)に通報するための警報装置と、警備会社のような報知先に対して公衆網を通して通報報知を行なうための通報装置とを備えるものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来の通報装置では、報知先が通話中であるために通報が不成立となることがあるから、あらかじめ設定回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段を備えている。しかしながら、上述の通報装置では、通報成立時と通報不成立時との通報間隔(複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を公衆網に送出する時間間隔)が同じであり、図9に示すように通報間隔が比較的短い通報間隔T1 に設定されている場合には通報成立後に、報知先から折り返し電話がかかってきても通報装置が他の報知先へ通報している等のために電話が話中となり折り返し電話をかけてきた報知先らの電話がつながらなくなるという不具合があった。なお、図9のT0 は再送間隔(報知先との閉結が検出されないときにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出すときの時間間隔)であって、再送間隔T0 は通報間隔T1 と同じ時間に設定されている。また、図10に示すように通報間隔が上述の通報間隔T1 に比べて比較的長い通報間隔T3 に設定されるとともに再送間隔が上述の再送間隔T0 に比べて比較的長い再送間隔T0 ’(T0 ’=T3 )に設定されている場合には、防犯や防災の目的で通報報知を行なう場合には緊急性が要求されるにもかかわらず、報知先に迅速な通報報知がなされないことになり、迅速な対処が行なわれないことになる。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、報知先への通報報知が成立した後に報知先からの折り返しの電話に対応できるようにした通報装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、外部からの通報信号を検知する情報検知手段と、情報検知手段により通報信号が検知されるとあらかじめ設定された複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を第1の所定時間の通報間隔ごとに公衆網に送出するダイヤル送出手段と、ダイヤル信号により呼び出した報知先との閉結を検出する回線状態検知手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると情報検知手段で検知した通報信号の種類に応じた通報報知を行なう通報報知手段と、回線状態検知手段において報知先との閉結が検出されないときに第2の所定時間の再送間隔ごとにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると次の再送間隔を元の再送間隔よりも長くする時間間隔変更手段とを備えることを特徴とするものであり、通報が成立した時に次の再送間隔が元の再送間隔よりも長くなるので、通報が成立した報知先から折り返しの電話があった際に応答できる可能性が高くなって、迅速な対処が可能となる。
【0009】
請求項2の発明は、外部からの通報信号を検知する情報検知手段と、情報検知手段により通報信号が検知されるとあらかじめ設定された複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を第1の所定時間の通報間隔ごとに公衆網に送出するダイヤル送出手段と、ダイヤル信号により呼び出した報知先との閉結を検出する回線状態検知手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると情報検知手段で検知した通報信号の種類に応じた通報報知を行なう通報報知手段と、回線状態検知手段において報知先との閉結が検出されないときに第2の所定時間の再送間隔ごとにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると以後は再送間隔を元の再送間隔よりも長くする時間間隔変更手段とを備えることを特徴とするものであり、通報の成立以後は再送間隔が元の再送間隔よりも長くなるので、通報が成立した報知先から折り返しの電話があった際に応答できる可能性が高くなり、しかも、他の報知先への呼び出しも迅速に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本実施形態において用いる通報装置1は、図1に示すように構成されるものであって、従来構成と同様に警報装置2が接続され、また必要に応じて非常スイッチ3が接続される。非常スイッチ3は端子t15に接続され、警報装置2は端子t16に接続される。
【0013】
警報装置2は、防災ないし防犯用の各種センサやスイッチが接続されるものであって、図2に示すように、各種センサやスイッチの動作状態を示す表示灯21を備え、また、非常通報用の押釦スイッチ22が設けられている。さらに、警報装置2には室内間連絡用のインタホン子器が接続可能であって、インタホン子器との間で通話するためにハンドセット23が設けられている。この警報装置2は、接続された各種センサやスイッチの出力を監視しており、異常の発生を検出すると通報装置1に対して通報信号を送出するように構成されている。また、押釦スイッチ22を押操作したときにも通報装置1に通報信号を送出する。
【0014】
通報装置1は、警報装置2からの通報信号や非常スイッチ3からの通報信号を異常情報検知回路12で受け、通報信号の内容をマイクロコンピュータよりなる制御回路11に与える。つまり、異常情報検知回路12は情報検知手段として機能する。
制御回路11には通報信号の内容別に報知先の電話番号があらかじめ設定されている。制御回路11は異常情報検知回路12から通報信号の内容を受け取ると、公衆網4に接続されているリレー接点よりなる切替接点r11,r12を切り換えることにより電話機5を公衆網4から切り離す。一方の切替接点r11の共通接点は回線状態検知手段である回線状態検知回路14を介して端子t11に接続され、他方の切替接点r12の共通接点は端子t12に接続され、両端子t11,t12は公衆網4に接続される。また、切替接点r11,r12のうちの一方の接点には端子t13,t14を介して電話機5が接続される。ここに、電話機5を接続する接点は常閉接点であってもよい。したがって、切替接点r11,r12を介して電話機5が公衆網4に接続されているときには、電話機5による通話が可能になる。
【0015】
切替接点r11,r12の他方の接点間にはDP信号(ダイヤルパルス信号)発生用の接点r2 が挿入され、接点r2 にはトランスTの2次巻線と接点r3 との直列回路が並列接続されている。したがって、切替接点r11,r12により電話機5を公衆網4から切り離し、かつ接点r3 をオフにした状態で、接点r2 を開閉させるとDP信号を公衆網4に送出することができる。接点r2 の開閉はダイヤル送出回路13により制御され、報知先の電話番号をDP信号によって公衆網4に送出することになる。
【0016】
一方、トランスTの1次巻線には通話制御回路15が接続される。通話制御回路15はダイヤル送出回路13と通話回路16と音声合成回路17とのいずれをトランスTに接続するかを選択する。ダイヤル送出回路13は、通話制御回路15を通してDTMF信号(押しボタンダイヤル信号)を出力する機能を有しており、接点r2 がオフであって接点r3 がオンであるときにはDTMF信号を公衆網4に送出することができる。また、通話回路16はハンドセットを用いることなくいわゆるハンズフリーで通話可能とするものであって、マイクロホンとスピーカとを備えるものである。
【0017】
音声合成回路17は、通報信号に応じたメッセージをあらかじめ登録したものであり、制御回路11により通報信号に応じた指示を受けると合成音声によってメッセージを送出する。たとえば、警報装置2に接続された火災感知器により火災が検知されると、「火災が発生しました」というようなメッセージを合成音声で送出するようになっている。このように、制御回路11と通話制御回路15と音声合成回路17とにより通報報知手段が構成される。
【0018】
要するに、通話制御回路15によりダイヤル送出回路13と通話回路16と音声合成回路17とのいずれかを選択的にトランスT1 に接続することで、公衆網4に対してDTMF信号を送出したり、報知先と通話したり、報知先に合成音声によるメッセージを送信したりすることができる。本実施形態では、公衆網4に対してDTMF信号とDP信号とのどちらも送出することが可能であって、制御回路11とダイヤル送出回路13と接点r2 ,r3 と通話制御回路15とトランスTとによりダイヤル送出手段が構成される。
【0019】
ところで、本実施形態は、報知先への通報報知を行なうときに報知先が通話中であったり報知先が変更されているような場合であって、報知先への通報報知ができなかったときに、このことを使用者に知らせる機能を有している。つまり、制御回路11には点灯・消灯による視覚的報知を行なう通報成否報知手段としての報知先表示灯18aを有した表示部18を接続してある。また、報知先の電話番号を設定するための報知先設定手段としてスイッチ群よりなる操作部20を設けてある。操作部20としては通報成否報知手段による報知を一括して解除するための取消釦20aも設けられる。報知先は複数箇所を設定可能であって、報知先表示灯18aは各報知先ごとに設けられている。つまり、制御回路11は報知先ごとに回線状態検知回路14の出力に基づいて報知先表示灯18aの点灯・消灯や音声メッセージの報知の要否を判断するのである。表示部18には報知先を呼び出して通報報知を行なっている間に点滅する通報灯18bも設けられる。
【0020】
また、制御回路11は、各報知先の呼び出しが一巡した後に、所定時間の再送間隔後に通報報知が不成立であった報知先を再度呼び出す再送手段としての機能も備えている。再送手段は、通報報知が不成立であった報知先のみを再度呼び出すものであり、再送による呼び出しの最大回数は操作部20によって設定可能になっている。一般に呼び出し回数を多くすれば通報報知を成立させる可能性が高くなるが、呼び出し回数が多くなると外部からの電話がつながらなくなるから、この回数は必要に応じた適当数に設定される。さらに、制御回路11は、報知先との通報が成立した後に通報間隔又は再送間隔のうち少なくとも一方を変更する時間間隔変更手段を備えている。
【0021】
次に基本動作を図3及び図4を参照しながら説明する。図3はダイヤリングをDTMF信号で行い通報報知が成立した場合、図4はダイヤリングをDP信号で行い通報報知が不成立の場合をそれぞれ示している。図3及び図4それぞれの(a)は通報信号の有無、(b)は電話回線の線間の電圧値変化を示す。
まず、図3について説明する。異常報知検知回路12は警報装置2や非常スイッチ3からの通報信号を受けると、制御回路11に対して図3(a)のような通報信号を与える。すると、電話回線の電圧は以下の動作に伴って同図(b)に示すように変化する。切替接点r11,r12は常時は公衆網4に対して電話機5を接続しているが、通報信号が制御回路11に与えられると、切替接点r11,r12を切り換えることにより電話機5を公衆網4から切り離す。続いて、制御回路11によって同図(b)に示すように接点r3 を一定時間オンした後、接点r3 をオフする。その後(交換機の返答があると)、制御回路は接点r3 をオンにし、通話制御回路15を介してダイヤル送出回路13をトランスTに接続してDTMF信号を公衆網4に送出する。所定時間内に報知先(相手)が応答すると通話が可能になり、その後、一定時間が経過するか報知先が終話すれば、その報知先への通報報知を終了する。
【0022】
次に、図4について説明する。異常報知検知回路12は警報装置2や非常スイッチ3からの通報信号を受けると、制御回路11に対して図4(a)のような通報信号を与える。すると、電話回線の電圧は以下の動作に伴って同図(b)に示すように変化する。切替接点r11,r12は常時は公衆網4に対して電話機5を接続しているが、通報信号が制御回路11に与えられると、切替接点r11,r12を切り換えることにより電話機5を公衆網4から切り離す。続いて、制御回路11によって同図(b)に示すように接点r3 を一定時間オンした後、接点r3 オフする。その後(交換機の返答があると)、接点r3 をオフにし、ダイヤル送出回路13により接点r2 の開閉を繰り返してDP信号を公衆網4に送出する。報知先の電話番号に対応したDP信号を送出した後には、接点r3 をオンにし接点r2 をオフする。所定時間内に報知先が応答しない場合にはその報知先との通話が不成立(通報報知が不成立)となる。
【0023】
ところで、本実施形態では、複数の報知先が設定されているので、各報知先に対して図3や図4のような動作を繰り返す。ただし、通報報知が不成立であった報知先に対しては、各報知先に順次ダイヤリングして各報知先へのダイヤリングが一巡した後に、再送間隔の時間が経過した後に通報報知が不成立であったものについてのみ通報間隔ごとに順次ダイヤリングを行なうようにしてある。また、1つの報知先へのダイヤリングの最大回数は制御回路11において再送手段として設定されている呼び出し回数に制限される。 次に、各報知先への通報間隔について図5を参照しながら説明する。ここで、同図に示す動作例では報知先が3箇所(報知先A、報知先B、および報知先Cの3箇所)設定され、再送手段の呼び出し回数が2回に設定してあり(再送回数が2回であるから3回まで呼び出しが行なわれる)、報知先Aに対して2回目の呼び出しで通報が成立している。
【0024】
制御回路11は、報知先A,B,Cへの通報が不成立の場合には比較的短い時間である所定の通報間隔Tごとに報知先A,B,Cを順次呼び出し、報知先Aとの通報が成立すると、時間間隔変更手段によって通報間隔を元の通報間隔Tに比べて比較的長い時間である通報間隔T (例えば、3分程度)に変更する。その後は、報知先B,Cを通報間隔Tごとに順次呼び出す。したがって、本実施形態では、報知先Aへの通報が成立して終了した後に通報間隔T の間だけ報知先Bへの通報を行わないから、報知先Aから折り返しの電話があった時に応答できるのである。また、通報が不成立であった場合の通報間隔Tは比較的短い時間に設定されているから、通報が不成立になると迅速に次の報知先を呼び出すので、迅速な通報報知が可能となり、災害等が大きくなるのを防ぐことができる。なお、図5の例では通報が成立すると、時間間隔変更手段が通報間隔を長くするようにしているが、通報が成立した時以外は通報間隔を元の通報間隔よりも短くするようにすれば、報知先への呼び出しを迅速に行うことができ、しかも、通報が成立した報知先から折り返しの電話があった際に応答できる可能性が高くなる。
【0025】
図6ないし図8に他の動作例を示す。これらの図示例でも報知先が3箇所設定されており、再送手段の呼び出し回数が2回に設定してある(再送回数が2回であるから3回まで呼び出しが行なわれる)。図ないし図8の各図の(a)は通報信号の有無、(b)は通報灯18bの点灯・消灯の状態、(c)は各報知先A,B,Cを呼び出している状態を示す。
【0026】
図6ないし図8に示す例では、報知先Aは2回目の呼び出しで通報報知が成立している。なお、呼び出しは報知先A、報知先B、報知先Cの順に行なわれているが、報知先Aは2回で通報報知が成立しているから、以後は呼び出しが行なわれない。
しかして、図6(a)のように通報信号が入力されると、同図(b)のように通報灯18bが点滅を開始し、同図(c)のように報知先A,B,Cをあらかじめ設定されている通報間隔T1 ごとに順次呼び出す。この例では、報知先Aへの通報が2回目の呼び出しで成立すると、制御回路11は報知先B,Cへの呼び出しを行った後に時間間隔変更手段によって再送間隔を通報間隔T0 から再送間隔T2 へ変更して次の呼び出しを行う。その後は、通常の通報間隔T1 で報知先Cを呼び出し、通報間隔T1 ごとに報知先B,Cを順次呼び出す。この例では、報知先Aへの通報が成立した後に、通常の通報間隔T1 で報知先B,Cの呼び出しを行った後に、再送間隔を0 から再送間隔T2 へ変更しているので、あらかじめ設定されている報知先A,B,C全てへ同じ回数だけ呼び出しを行うことにより通報が成立した報知先の数に応じて通報間隔T2 を適宜設定することも可能となり、通報が成立した報知先Aからの折り返しの電話があったときに応答できる可能性が高くなって、迅速な対処が可能となる。
【0027】
また、図7に示す例でも、図7(a)のように通報信号が入力されると、同図(b)のように通報灯18bが点滅を開始し、同図(c)のように報知先A,B,Cをあらかじめ設定されている通報間隔T1 ごとに順次呼び出す。この例では、報知先Aへの通報が2回目の呼び出しで成立すると、制御回路11は時間間隔変更手段によって通報間隔を通報間隔T1 から通報間隔T2 へ変更して、通報間隔T2 ごとに報知先B,Cの呼び出しを順次行う。また、制御回路11は時間間隔変更手段によって再送間隔も元の再送間隔T0 から通報間隔T2 に等しい時間に設定している。この例では、報知先Aへの通報が成立した後は通報間隔が常に通報間隔T2 になるとともに再送間隔も元の再送間隔T0 よりも長くなるので、報知先Aから折り返しの電話があった時に応答できる可能性が高くなる。なお、この例では通報が成立した以後は通報間隔および再送間隔を元の間隔よりも長くしているが、通報が成立するまで通報間隔および再送間隔を元の間隔よりも短くするようにしてもよく、この場合は、報知先への呼び出しを迅速に行うことができ、しかも、通報が成立した報知先から折り返しの電話があった際に応答できる可能性が高くなる。
【0028】
また、図8に示す例でも、図8(a)のように通報信号が入力されると、同図(b)のように通報灯18bが点滅を開始し、同図(c)のように報知先A,B,Cをあらかじめ設定されている通報間隔T1 ごとに順次呼び出す。この例では、報知先Aへの通報が2回目の呼び出しで成立すると、制御回路11は報知先B,Cへの呼び出しを行った後に時間間隔変更手段によって再送間隔を再送間隔T0 から再送間隔T2 へ変更して報知先Bの呼び出しを行う。その後は、通報間隔T1 で報知先Cを呼び出し、続いて、再送間隔T2 で報知先Bを呼び出す。この例では、報知先Aへの通報が成立した後は再送間隔を再送間隔T2 としているので、報知先Aから折り返しの電話があった時に応答できる可能性が高くなり、しかも、他の報知先B,Cへの呼び出しも迅速に行うことができる。
【0029】
なお、上述のように切替接点r11,r12は常時は公衆網4に対して電話機5を接続しているが、通報信号が制御回路11に与えられると制御回路11によって接点r2 および接点r3 とトランスTとの直列回路を公衆網4に接続し、報知先を選択する。ここで、制御回路11ではダイヤリングをDTMF信号で行なうかDP信号で行なうかを操作部20により選択可能になっている。DTMF信号が選択されているときには、電話機5が公衆網4から切り離されると接点r2 をオフ、接点r3 をオンにし、通話制御回路15を介してダイヤル送出回路13をトランスTに接続してDTMF信号を公衆網4に送出する。一方、DP信号が選択されているときには、接点r3 をオフにし、ダイヤル送出回路13により接点r2 の開閉を繰り返してDP信号を公衆網4に送出する。報知先の電話番号に対応したDP信号を送出した後には、接点r3 をオンにし接点r2 をオフする。報知先の電話番号をダイヤリングした後、回線状態検知回路14が所定時間内に回線の閉結を検出した場合には、回線状態検知回路14から制御回路11に回線の閉結が通知され、制御回路11は通話制御回路15を介して音声合成回路17をトランスTに接続することにより報知先に対して音声合成回路17から所要のメッセージを報知し、さらに報知先との通話を可能とするように通話回路16をトランスTに接続する。その後、一定時間が経過するか報知先が終話すれば、通報報知を終了する。この時点まで報知先表示灯18aを点滅させ、通報報知が成立したとき後にはその報知先に対応した報知先表示灯18aを連続点灯させる。
【0030】
一方、報知先の電話番号をダイヤリングした後、回線状態検知回路14が所定時間内に回線の閉結を検出しなかった場合には、上記所定時間の経過後に、その報知先への通報報知を打ち切る。このように、通報報知が成立した報知先の報知先表示灯18aは連続点灯になるから、報知先表示灯18aが連続点灯しているか否かによって使用者は報知先への通報報知が成立したか否かを知ることができる。また、連続点灯ないし点滅している点灯報知先表示灯18aは、操作部20に設けた取消釦20aを押操作すれば一括して消灯させることができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明は、外部からの通報信号を検知する情報検知手段と、情報検知手段により通報信号が検知されるとあらかじめ設定された複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を第1の所定時間の通報間隔ごとに公衆網に送出するダイヤル送出手段と、ダイヤル信号により呼び出した報知先との閉結を検出する回線状態検知手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると情報検知手段で検知した通報信号の種類に応じた通報報知を行なう通報報知手段と、回線状態検知手段において報知先との閉結が検出されないときに第2の所定時間の再送間隔ごとにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると次の再送間隔を元の再送間隔よりも長くする時間間隔変更手段とを備えるので、通報が成立した時に次の再送間隔が元の再送間隔よりも長くなるから、通報が成立した報知先から折り返しの電話があった際に応答できる可能性が高くなって、迅速な対処が可能となる。
【0036】
請求項2の発明は、外部からの通報信号を検知する情報検知手段と、情報検知手段により通報信号が検知されるとあらかじめ設定された複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を第1の所定時間の通報間隔ごとに公衆網に送出するダイヤル送出手段と、ダイヤル信号により呼び出した報知先との閉結を検出する回線状態検知手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると情報検知手段で検知した通報信号の種類に応じた通報報知を行なう通報報知手段と、回線状態検知手段において報知先との閉結が検出されないときに第2の所定時間の再送間隔ごとにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると以後は再送間隔を元の再送間隔よりも長くする時間間隔変更手段とを備えるので、通報の成立以後は再送間隔が元の再送間隔よりも長くなるから、通報が成立した報知先から折り返しの電話があった際に応答できる可能性が高くなり、しかも、他の報知先への呼び出しも迅速に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の外観を示す図である。
【図3】同上の基本動作の説明図である。
【図4】同上の基本動作の説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】従来例を示す動作説明図である。
【図10】他の従来例を示す動作説明図である。
【符号の説明】
11 制御回路
12 異常報知検知回路
13 ダイヤル送出回路
14 回線状態検知回路
15 通話制御回路
16 通話回路
17 音声合成回路
11,r12 切替接点
2 接点
3 接点

Claims (2)

  1. 外部からの通報信号を検知する情報検知手段と、情報検知手段により通報信号が検知されるとあらかじめ設定された複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を第1の所定時間の通報間隔ごとに公衆網に送出するダイヤル送出手段と、ダイヤル信号により呼び出した報知先との閉結を検出する回線状態検知手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると情報検知手段で検知した通報信号の種類に応じた通報報知を行なう通報報知手段と、回線状態検知手段において報知先との閉結が検出されないときに第2の所定時間の再送間隔ごとにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると次の再送間隔を元の再送間隔よりも長くする時間間隔変更手段とを備えることを特徴とする通報装置。
  2. 外部からの通報信号を検知する情報検知手段と、情報検知手段により通報信号が検知されるとあらかじめ設定された複数の報知先を順次呼び出すダイヤル信号を第1の所定時間の通報間隔ごとに公衆網に送出するダイヤル送出手段と、ダイヤル信号により呼び出した報知先との閉結を検出する回線状態検知手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると情報検知手段で検知した通報信号の種類に応じた通報報知を行なう通報報知手段と、回線状態検知手段において報知先との閉結が検出されないときに第2の所定時間の再送間隔ごとにあらかじめ設定された回数まで報知先を繰り返して呼び出す再送手段と、回線状態検知手段により報知先との閉結が検出されると以後は再送間隔を元の再送間隔よりも長くする時間間隔変更手段とを備えることを特徴とする通報装置。
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