JP3648768B2 - 便座の倒れ防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、人が排便時に座る便座を有する洋風便座の自立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、洋式便器は男子小用の際、便座を起立させて使用するのが一般的である。
【0003】
しかしながら、便器の後方に貯水タンクを備えるものにおいては設置現場の状況によって貯水タンクが通常の設置位置より便座側に取り付けられる場合があり、この場合には便座が自立するのに十分な開閉角度を確保することができない。
【0004】
このため、男子小用の際に、便座を手で押さえて使用する等の煩わしさを伴うことになる。
【0005】
又、近年では快適な感触と保温を図るために便座にカバーを装着し、更に便蓋にも装飾効果を図ってカバーを装着する場合が多いため、これらのカバーの厚みにより、便座が更に自立し難くなって上記問題を増大させている。
【0006】
上記問題を解決する装置としては、例えば実開昭60−56396号公報に開示される技術が知られている。これは、便器に便座を回転自在に軸支するヒンジピンを便座に回転不能に係止して先端にカムを突設すると共にこのカムの近傍位置にヒンジピンを逆回転を阻止する弾性部材を設けたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術においては、ヒンジピンの先端にカムが突設されていて、このカムを弾性部材により押圧することによって、便座が倒れるのを防止しているが、ヒンジピンの先端が自由端となっていることにより便座が回転してカムが弾性部材からの押圧力を受ける際、ヒンジピンがその所定の回転軸に対してズレが生じ、便座の自立を保持できないことがある。そして、上記ズレは弾性部材の押圧力が強くなればなるほど顕著に現れる。
【0008】
本発明は、確実に便座を自立させておくことができる便座の倒れ防止装置の提供を技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するため請求項1において講じた技術的手段は、一端を便座に回転不能に係止されて便器に前記便座を回転自在に軸支するヒンジピンと、該ヒンジピンに設けられたカムと、前記便座の自重による回転トルクよりも大きな回転トルクが発生しない限り前記便座が倒れる方向に前記ヒンジピンが回転するのを防止すべく前記ヒンジピンの軸心と直行する方向からのみ前記カムに作用する回転阻止手段と、前記ヒンジピンの他端を回転自在に保持する保持部材を備えたことを特徴とする便座の倒れ防止装置を構成したことである
【0010】
請求項2の発明において講じた技術的手段は、回転阻止手段が、カムに係止してカムを回転不能とする係止部材と、一端側が係止部材に他端側が保持部材に保持されて係止部材をカムに押しつける押圧手段とを備えたことである。
【0011】
【作用】
請求項1の発明においては、便座を起立させると、回転阻止手段がカムに作用して、便座の自重による回転トルクよりも大きな回転トルクが発生しない限りヒンジピンが回転しないようになり、便座が倒れるのが防止される。
【0012】
請求項2の発明においては、押圧手段の一端側において係止部材をカムに向けて押圧することにより、便座自立時における便座の倒れを防止している。
【0013】
【実施例】
本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本実施例の洋式便器の斜視図、図2は図1中破線部を部分拡大した破断図、図3はホルダの断面図である。
【0015】
図において、10は便器、11は便蓋、12は便座、13は内部に洗浄水を蓄える貯水タンク14をそれぞれ示している。便座12は、局部洗浄装置15の回動部(図1中破線部)にて回動自在に取り付けられている。
【0016】
図1中左側の回動部について説明する。勿論、右側の回動部も同様な構造であり、右側もしくは左側のみに回動部を設けるようにしてもよい。便座12の貯水タンク14側には、係合部12aが設けられていて、その係合部12aには角柱状(角柱でなくてもよい)のヒンジピン16の一端が挿入されて、ヒンジピン16と一体的に回転するようになっている。ヒンジピン16の他端には、カム17及び保持部材と回転阻止手段とを構成するホルダ18の保持部18aが貫通されている。このとき、カム17はヒンジピン16に一体的に回転可能に、一方、ホルダ18の保持部18aはヒンジピン16のみが回転自在となっている。更に、ヒンジピン16は、便蓋11と、ベースカバー15aに装着された軸受け部材19とをも貫通している。
【0017】
回転阻止手段は、カム17の近傍位置に配設されて、便座12の自重による回転トルクよりも大きな回転トルクが発生しない限り便座12が倒れる方向にヒンジピン16が回転するのを防止するものであり、次に示す構成となっている。局部洗浄装置15のハウジング15aの上面に固定され上述した保持部18aを有したホルダ18と、ホルダ18に設けられた垂直孔18b内を下部の案内ピン20bで案内しながら摺動しカム17に係止可能な突起20aを有した係止部材20と、一端が係止部材20に他端がホルダ18に支持され係止部材20をカム17と係止する方向へ常時付勢し押圧手段であるスプリング21とから構成されている。
【0018】
次に、本実施例の作動を図4を用いて説明する。図4中(A)図は便座12が倒れた状態を、(B)図は便座12が自立した状態を示している。
【0019】
男子が小用を足すときには、便蓋11及び便座12を手動で自立させる動作を行う。便座12を自立させるべく、便座12に回転トルクが付与されると、ヒンジピン16を介してカム17が回動し、カム17は係止部材20をスプリング21の付勢力に抗して一時的に下動させる。そして、係止部材20の突起20aは、カム17の周面を摺動しながら(A)の状態から(B)の状態となって再びカム17の回動を防止すべく係止する。このように、カム17を係止部材20の突起20aで係止することにより、便座12が倒れることが防止される。尚、スプリング21の付勢力は、便座12の開閉角度や重量により適切な値が用いられる。
【0020】
便座12を倒すときには、使用者が便座12を倒す方向へ回転トルクを付与して、前述した作用と同様な作用で便座12が倒される。
【0021】
本実施例においては、ホルダ18の保持部18aによりヒンジピン16の他端を回動自在に保持し、ヒンジピン16の他端をも固定端としたために、従来の装置のようにヒンジピンが回転するときにカムが弾性部材からの押圧力を受けてヒンジピンがその所定の回転軸に対してズレが生じることなく、便座を確実に自立させておくことができる。
【0022】
又、スプリング21の付勢力を調整することで容易に便座12を倒すための力を変化させることができるので、便座12の開閉角度や重量の変化への対応が容易である。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、保持手段によりヒンジピンの他端を保持し、ヒンジピンの他端をも固定端としていために、従来の装置のようにヒンジピンが回転するときにカムが弾性部材からの押圧力を受けてヒンジピンがその所定の回転軸に対してズレが生じることなく、便座を確実に自立させておくことができる。
【0024】
請求項2の発明においては、押圧部材の押圧力を調整することで容易に便座を倒すための力を変化させることができるので、便座の開閉角度や重量の変化への対応が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】洋式便器の斜視図を示す。
【図2】図1中破線部を部分拡大した破断図を示す。
【図3】ホルダの断面図を示す。
【図4】本実施例の作動図説明図を示す。
【符号の説明】
10・・・便器
12・・・便座
16・・・ヒンジピン
17・・・カム
18・・・ホルダ
18a・・・保持部
21・・・係止部材
21a・・・突起
22・・・スプリング(押圧部材)

Claims (2)

  1. 一端を便座に回転不能に係止されて便器に前記便座を回転自在に軸支するヒンジピンと、該ヒンジピンに設けられたカムと、前記便座の自重による回転トルクよりも大きな回転トルクが発生しない限り前記便座が倒れる方向に前記ヒンジピンが回転するのを防止すべく前記ヒンジピンの軸心と直行する方向からのみ前記カムに作用する回転阻止手段と、前記ヒンジピンの他端を回転自在に保持する保持部材、を備えたことを特徴とする便座の倒れ防止装置。
  2. 前記回転阻止手段が、前記カムに係止して前記カムを回転不能とする係止部材と、一端側が前記係止部材に他端側が前記保持部材に保持されて前記係止部材を前記カムに押しつける押圧手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の便座の倒れ防止装置。
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