JP3648035B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置本体の排出部から排出される画像形成済み用紙をストックするトレイを有し、複数のサイズの異なる用紙に対して画像形成が可能な複写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、A1サイズの如き大型サイズの原稿を複写できる複写機が種々提案されており、原稿像を感光紙であるコピー用紙に複写するジアゾ複写機もその代表的なものである。従来良く見掛けるジアゾ複写機では、原稿の排出後に排出されるコピー用紙が機械本体の手前側に排紙されるものか、もしくは機械本体の後側に排紙されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コピー用紙が機械本体の手前側に排紙される複写機では大型サイズのコピー用紙を受けるトレイ等を設けることができないので、先に排出された原稿を手で持ちながら、排出されるコピー用紙を待ち、そのコピー用紙が出てくると、それが床面に落下する前に取らなければならないという煩わしさがあった。
【0004】
また、コピー用紙が機械本体の後側に排紙される複写機では床面に落下したコピー用紙を受けるためのテーブル等を配置しているものが多い。したがって排出される出てくるコピー用紙を待ち受ける必要がないが、コピー用紙を取る度に屈み込むので、前者と同様に煩わしく、操作性が悪いという不具合があった。
【0005】
本発明は、上記した従来の事情に鑑み、大型用紙でも画像形成装置本体上にストックでき、操作性の良い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、画像形成装置本体の排出部から排出される画像形成済み用紙をストックするトレイを有し、複数のサイズの異なる用紙に対して画像形成が可能な画像形成装置にして、前記画像形成装置本体の上部に所定サイズまでの画像形成済み用紙をストックする第1トレイと、前記所定サイズより大きいサイズの画像形成済み用紙をストックする第2トレイとを有し、該第2トレイが、画像形成済み用紙の排出方向において第1トレイの下流側で、かつ第1トレイよりも下方の前記画像形成装置本体側部に配置され、所定サイズより大きいサイズの画像形成済み用紙が第2トレイと第1トレイとに跨った状態でストックするような画像形成装置において、前記画像形成装置本体の上部に開閉可能な上カバー部材が設けられ、該上カバー部材が開放される中間位置において前記第2トレイの上端に当接されて支持されることを特徴としている。
【0008】
さらに、本発明は、前記第2トレイが回動可能に画像形成装置本体に装着され、該第2トレイを回動してその外側側面で前記上カバー部材を受ける位置に移動することにより、前記上カバー部材が第2トレイによって全開位置で支持されると、効果的である。
【0009】
さらにまた、本発明は、全開位置で支持された前記上カバー部材を前記第2トレイから離すことにより、当該第2トレイが自重で用紙を受ける初期位置に復帰されると、効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例としてジアゾ複写機を示す外観斜視図、図2はその裏面側の外観斜視図、図3はその複写機の側面図である。
【0011】
図1ないし図3において、符号1は複写機本体であり、複写機本体1の手前側には原稿挿入テーブル2が設けられ、さらに複写機本体1の手前側には原稿排出口3が設けられている。また、コピー用紙は複写機本体1の上部に設けられたコピー用紙排出口4から排出され、コピー用紙はコピー用紙排出口4から斜め上方で手前側から後側に向けて排出するように構成されている。さらに、複写機本体1の上部にはコピー用紙排出口4に続いて第1トレイ5が配設されており、第1トレイ5は上カバー部材としての本体上カバー6に取り付けられている。
【0012】
ところで、本実施の形態の複写機はA1サイズの原稿を等倍で複写することができる大型機であるが、上記第1トレイ5はA2サイズまでのコピー用紙しかストックすることができない。すなわち、第1トレイ5によってA1サイズのコピー用紙Pをもストックできるようにすると、非常に大きなトレイが必要になり、スペース等の点から採用することができない。
【0013】
そこで、本発明ではA1サイズのコピー用紙Pを第1トレイ5と跨ってストックすることが可能な第2トレイ7を、コピー排出方向にて第1トレイ5の下流側に設けている。この第2トレイ7は、図2及び図3に示すように、複写機本体1の後部側板8の下部近くに設けられ、該第2トレイ7の位置はA1サイズの用紙Pの先端が当接したとき後端側が第1トレイ5に止まる位置になるように設定されている。なお、上記第1トレイ5と第2トレイ7は本実施の形態の場合、剛性のある針金状の材料から作られているが、これらトレイはプラスチック等で板状に形成したものであっても良い。
【0014】
このように構成された複写機は、A2サイズまでのコピー用紙が使用された場合にはコピー用紙排出口4から排出されたコピー用紙はすべて第1トレイ5にストックされる。そして、A1サイズのコピー用紙Pが使用された場合、コピー用紙排出口4から排出されると、コピー用紙Pはその先端が第1トレイ5を通過し、さらに排出が進むにつれてコピー用紙Pはその先端が自重で垂れ下がり、複写機本体1の後部側板8に沿って降下する。そして、コピー用紙Pはその後端がコピー用紙排出口4から排出されたときに、その先端が第2トレイ7に当接され、これによってコピー用紙Pは図3に示すように、第1トレイ5と第2トレイ7とに跨った状態で静止することになる。
【0015】
このようにして、A1サイズのような大きなコピー用紙Pであっても複写機本体1にストックすることが可能となり、ユーザーは片手で原稿を持ちながら、その後に排出されるコピー用紙を待つという煩わしさ解消される。さらに、A1サイズのコピー用紙Pがストックされている状態で、次のコピーを行ってもそのコピー用紙はストックされている用紙の上を通過して、同様に第1トレイ5と第2トレイ7とに跨った状態でストックされる。
【0016】
ところで、複写機本体1はジャム処理やメンテナンスのため、本体上カバー6が該本体に対し開閉可能に装着されている。この本体上カバー6は、前端がコピー用紙排出口4、もしくはその近傍で、後端は途中で折れ曲がって後部側板8の適宜な位置まで達している。そして、この本体上カバー6は図4に示すように、その後部側端部で複写機本体1と支点9を介して回動されるように設けられている。
【0017】
ここで、ジャム処理等で行うため、本体上カバー6を、支点9を中心に回動して開放すると、本体上カバー6は全開する途中で第2トレイ7の先端7aに当接してそれ以上の開放が阻止される。よって、本体上カバー6がこのような回動幅でジャム処理等が行い得れば、回動幅が全開よりも少ない分、操作性がよい。さらに、複写機が熱によって画像部を発色化させる熱式ジアゾであった場合、本体上カバー6はその熱源に近いため、かなりの高温になってしまう可能性が大きい。よって、開放時に本体上カバー6の移動量が多いとその分それに触れて火傷する危険性が高い。しかし、上カバー6の回動が第2トレイ7で制限されれば、その分火傷の危険性を軽減することができる。
【0018】
しかしながら、本体上カバー6の開放は幅を制限されてそのオープン角度が少ないと、ジャム紙の除去操作等がしにくい場合もある。このような場合、本体上カバー6をより大きく開放できれば有利である。
【0019】
そこで、第2トレイ7は図5及び図6に示すように、回動支点10を中心として後部側板8に回動自在に装着する。そして、この第2トレイ7を手動によって図の反時計方向に回動させると、図7に示すように、本体上カバー6さらに回動して第2トレイ7の後述する立ち上げ部13の外側面に当接して静止する。このときの上カバー6は、全開状態であり、ジャム紙の取り除き処理等を行う作業性が良好になる。
【0020】
また、第2トレイ7の形状は図5及び図6に示すように、回動支点10から後部側板8に沿って降下する降下部11と、該降下部11から折れてほぼ水平なるコピー用紙の受け部12と、該受け部12から立ち上がって先端7aに達する立ち上げ部13とから構成されている。
【0021】
このように形成された第2トレイ7は、図7に示す全開状態の本体上カバー6を受けている状態から、上カバー6を持ち上げて第2トレイ7から離れると、第2トレイ7はその自重によって回動支点10を中心に時計方向へ自動的に回動する。そして、回動した第2トレイ7は降下部11が後部側板8に当接してコピー用紙を受ける通常位置に保持される。
【0022】
かくして、第2トレイ7はコピー用紙をストックする機能と本体上カバーを支える機能とを持ち、しかも第2トレイ7を回動させて本体上カバーを全開位置で支持させた後、上カバー6を持ち上げて離せば第2トレイ7が自動的にストック位置に戻り操作性がきわめて良好である。
【0023】
【発明の効果】
本発明においては、大型サイズの用紙でも第1トレイと第2トレイとに跨った状態でストック可能となり、操作性が大幅に向上した。さらに、第2トレイはコピー用紙をストックする機能以外に、本体上カバーを支える機能を備え持ち、しかも本体上カバーを全開位置で支持させた後、その本体上カバーを持ち上げれば自動的にストック位置に戻ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例としてジアゾ複写機を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示す複写機の裏面側の外観斜視図である。
【図3】図1に示す複写機の側面図である。
【図4】図1に示す複写機の本体上カバーを中間位置まで開いた状態を示す側面図である。
【図5】第2トレイを示す斜視図である。
【図6】第2トレイを示す側面図である。
【図7】図1に示す複写機の本体上カバーを全開した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 複写機本体
4 コピー排出口
5 第1トレイ
6 本体上カバー
7 第2トレイ
8 後部側板
10 回動支点
Claims (3)
- 画像形成装置本体の排出部から排出される画像形成済み用紙をストックするトレイを有し、複数のサイズの異なる用紙に対して画像形成が可能な画像形成装置にして、前記画像形成装置本体の上部に所定サイズまでの画像形成済み用紙をストックする第1トレイと、前記所定サイズより大きいサイズの画像形成済み用紙をストックする第2トレイとを有し、該第2トレイが、画像形成済み用紙の排出方向において第1トレイの下流側で、かつ第1トレイよりも下方の前記画像形成装置本体側部に配置され、所定サイズより大きいサイズの画像形成済み用紙が第2トレイと第1トレイとに跨った状態でストックするような画像形成装置において、
前記画像形成装置本体の上部に開閉可能な上カバー部材が設けられ、該上カバー部材が開放される中間位置において前記第2トレイの上端に当接されて支持されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2トレイが回動可能に画像形成装置本体に装着され、該第2トレイを回動してその外側側面で前記上カバー部材を受ける位置に移動することにより、前記上カバーが第2トレイによって全開位置で支持されることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2に記載の画像形成装置において、全開位置で支持された前記上カバー部材を前記第2トレイから離すことにより、当該第2トレイが自重で用紙を受ける初期位置に復帰されることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP35323397A JP3648035B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-12-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP27598197 | 1997-10-08 | ||
JP35323397A JP3648035B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-12-22 | 画像形成装置 |
Publications (2)
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JPH11171389A JPH11171389A (ja) | 1999-06-29 |
JP3648035B2 true JP3648035B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=26551700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35323397A Expired - Fee Related JP3648035B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-12-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3648035B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
EP2979438A1 (en) * | 2013-03-26 | 2016-02-03 | OCE-Technologies B.V. | Sheet handling apparatus |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP35323397A patent/JP3648035B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11171389A (ja) | 1999-06-29 |
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