JP3647737B2 - 車両用回動体の回動アジャスタ支持構造 - Google Patents

車両用回動体の回動アジャスタ支持構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、分割シートのセンターバックとしてなる車両用回動体における回動アジャスタ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、独立したセンターバックを、分割シートの左右のシートバック間に、少なくとも前倒し可能に配設した、いわゆる分割シートが、自動車のリヤシート、特に2列目に位置するセカンドシート等として広く採用されている。
【0003】
そして、通常は、角度保持機能を少なくとも持ったユニット型の回動アジャスタと、角度保持機能を持たないフリーヒンジとを、その左右側端位置にそれぞれ配した、いわゆる両持ち型として、この種の分割シートのセンターバックは構成されている。
【0004】
この両持ち型センターバックによれば、回動中心が、左右側端にそれぞれ存在するとともに、この回動中心をなす回動アジャスタ、およびフリーヒンジによって、センターバックの左右側端がそれぞれ支持されているため、その回動の安定化、および支持の安定化がはかられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、公知の構成においては、回動アジャスタとフリーヒンジとが、センターバック本体の左右側端位置という、その最大の離間位置にあり、このセンターバックに作用する荷重が、角度保持機能を持った回動アジャスタ側に多く作用することは、その構造上避けられないため、通常は、その肉厚化や補強等による、回動アジャスタ側固定ブラケット、および本体フレームの剛性強化等のもとでその負担荷重の違いを補うことにより、その支持バランスの均衡化、つまりはセンターバックのねじれの防止等をはかっている。
【0006】
しかしながら、回動アジャスタ側固定ブラケット、および本体フレーム等に対する肉厚化、および補強等の剛性強化は、これら各部材の重量化や構成の複雑化、およびコストの上昇等を招くため、公知の構成においては、支持バランスの均衡化のはかられる反面、重量、あるいはコスト等の点を犠牲としていたことは否定できない。
【0007】
この発明は、重量化、あるいはコストの上昇等を伴うことなくその支持バランスの均衡化をはかる車両用回動体の回動アジャスタ支持構造の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明によれば、角度保持機能を少なくとも持った回動アジャスタの配設、支持される回動アジャスタ側固定ブラケットが、分割シートの、左右に均等に分割されたシートクッションのいずれかの内側面に配置、固定されるとともに、フリーヒンジが、回動体であるセンターバックの左右いずれかのみの側端に突設されるのに対し、回動アジャスタ側固定ブラケットが、センターバックの左右中央部でその内部に挿通配置されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1、図2に示すように、この発明に係る車両用回動体の回動アジャスタ支持構造10においては、その回動体12が、角度保持機能を少なくとも持った回動アジャスタ14と、角度保持機能を持たないフリーヒンジ16とを、回動体の左右離間位置にそれぞれ配してなる、いわゆる両持ち型となっている。
【0011】
この発明においては、分割シート18の、図中左右のシートバック20L,20R間に、少なくとも前倒し可能に独立して配設された、いわゆるセンターバック(サブシートとも称する)を、回動体12として具体化している。
【0012】
このセンターバック(回動体)12は、シートバック20L,20Rに沿った起立のもとで、分割シート18のシートバックの一部として機能する。そして、この起立位置から、前方のほぼ水平位置まで前倒しすることによって、たとえば、その背面がドリンクホルダー等を備えたアームレスト等として機能するように、このセンターバック12は構成されている。
【0013】
なお、この種のセンターバック12を左右のシートバック20L,20R間に配設した分割シート18の基本構成、およびセンターバック自体は公知であり、それらはこの発明の趣旨でないため、これらに対する詳細な説明は、ここでは省略する。
【0014】
ここで、図1、図2を見るとわかるように、この発明においては、回動アジャスタ14の配設される回動アジャスタ側固定ブラケット22が、分割シート18の、左右に均等に分割されたシートクッション24L,24Rのいずれかの内側面、たとえばシートクッション24Lの内側面に配置、固定されている。そして、この回動アジャスタ側固定ブラケット22が、たとえばスリット26を介して、センターバック12の左右中央部でその内部に挿通配置され、この、センターバックに対する回動アジャスタ側固定ブラケットの内在部分に回動アジャスタ14を取り付けることによって、この回動アジャスタ側固定ブラケットに対する回動アジャスタの配設は行われている。
【0015】
なお、この回動アジャスタ14としては、角度保持機能を少なくとも持った、たとえば、ストラップ28の牽引のもとでロック解除可能なロック機構、あるいはリクライニング機構等が例示できるが、これらロック機構、リクライニング機構等としては公知の一般的なものが利用でき、なおかつ、これらの構造自体はこの発明の趣旨でないため、これらに対するここでの詳細な説明は省略する。
【0016】
たとえば、回動アジャスタ14を、基部、可動部(いずれも図示しない)の組み合わせとしてユニット化されたものとして例示すると、図1に示すように、この場合においては、基部が回動アジャスタ側固定ブラケット22に、また、可動部が、センターバック12の骨格をなす本体フレーム30のブラケット32に、それぞれ固定される。そして、この基部に対する可動部の回動のもとで、センターバック12の前倒しが可能となるとともに、基部に対する可動部の回動規制のもとで、たとえば、左右のシートバック20L,20Rに沿った起立位置に、センターバックは保持される。
【0017】
また、図1、図2に示すように、センターバックのフリーヒンジ16としては、たとえば、本体フレーム30からセンターバック12の一側面に突出された、従来と同様のヒンジピンが利用でき、このヒンジピンは、たとえば、シートバック用の固定ブラケット34によって回転自在に支持されている。
【0018】
このように、この発明の回動アジャスタ支持構造10においては、センターバック12の左右中央部に内在された回動アジャスタ側固定ブラケット22に、回動アジャスタ14が取り付けられている。つまり、このセンターバック12の前面側、あるいは背面側に作用する荷重は、他方のフリーヒンジ16とは無関係に、その左右中央部にある回動アジャスタ側固定ブラケット22によって直接的に受けられることになる。
【0019】
このように、この発明の回動アジャスタ支持構造10においては、回動アジャスタ14の取り付けられた回動アジャスタ側固定ブラケット22が、センターバック12の左右中央部に挿通配置されているため、この回動アジャスタ側固定ブラケットが、センターバックの前面側、あるいは背面側に作用する荷重を、他方のフリーヒンジ16とは無関係に直接的、かつ集中的に受けることになる。つまり、センターバック12の前面側、あるいは背面側に作用する荷重が、その左右中央部にある回動アジャスタ14、および回動アジャスタ側固定ブラケット22によって受けられ、その支持バランスの均衡化がはかられるため、この荷重の作用に起因するセンターバックのねじれは確実に防止される。
【0020】
そして、このセンターバック12の前面側、あるいは背面側に作用する荷重は、回動アジャスタ側固定ブラケット22の面に沿った方向に入力されるため、回動アジャスタ側固定ブラケットの強い剛性のもとで、この入力荷重を受けることができ、更には、この回動アジャスタ側固定ブラケットに留まることなく、この固定ブラケットからシートクッションフレーム等を介して床面等に逃がすことが可能となる。
【0021】
つまり、この構成によれば、回動アジャスタ側固定ブラケット22、あるいは本体フレーム30等に肉厚化等の特別な剛性強化をはかることなくその変形が防止でき、更にはバランスの均衡化も確実にはかられるため、重量化やコストの上昇等を伴うことのない剛性強化、および支持バランスの均衡化が、この発明によれば容易に確保できる。
【0022】
そして、回動アジャスタ14の取り付けられる回動アジャスタ側固定ブラケット22を、センターバック12の左右中央部に挿通配置すれば足りるため、その構成の複雑化を招くことはなく、また、従来と同様に、この回動アジャスタとの左右離間位置にフリーヒンジ16が設けられることから、その回動の安定性を損なうこともない。
【0024】
なお、自動車のシートに限定されず、たとえば、電車、飛行機、船舶等の他の乗り物用シートに、この発明を応用してもよい。
【0025】
上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】
上記のように、この発明に係る車両用回動体の回動アジャスタ支持構造によれば、回動アジャスタ側固定ブラケット等に肉厚化等の特別な剛性強化をはかることなくその変形が防止でき、更にはバランスの均衡化も確実にはかられるため、重量化やコストの上昇等を伴うことのない剛性強化、および支持バランスの均衡化が、この発明によれば容易に確保できる。
【0027】
そして、回動アジャスタの取り付けられる回動アジャスタ側固定ブラケットを、センターバックの左右中央部に挿通配置すれば足りるため、その構成の複雑化を招くことはなく、また、この回動アジャスタとの左右離間位置にフリーヒンジが設けられることから、その回動の安定性を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用回動体の回動アジャスタ支持構造を示す、分割シートの概略正面図である。
【図2】この発明に係る車両用回動体の回動アジャスタ支持構造を示す、分割シートの概略斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用回動体の回動アジャスタ支持構造
12 回動体(センターバック)
14 回動アジャスタ
16 フリーヒンジ
22 回動アジャスタ側固定ブラケット

Claims (1)

  1. 角度保持機能を少なくとも持つ回動アジャスタと;角度保持機能を持たないフリーヒンジと;を、その左右離間位置にそれぞれ有するとともに、分割シートの左右のシートバック間に、少なくとも前倒し可能に独立して配設された両持ち型のセンターバックとしてなる車両用回動体であり、
    上記回動アジャスタの配設、支持される回動アジャスタ側固定ブラケットが、上記分割シートの、左右に均等に分割されたシートクッションのいずれかの内側面に配置、固定され、
    上記フリーヒンジが、回動体である上記センターバックの左右いずれか一方の側端に突設されるのに対し、上記回動アジャスタ側固定ブラケットが、このセンターバックの左右中央部でその内部に挿通配置された車両用回動体の回動アジャスタ支持構造。
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