JP2532615Y2 - 自動車用シート - Google Patents

自動車用シート

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JP2532615Y2
JP2532615Y2 JP40589590U JP40589590U JP2532615Y2 JP 2532615 Y2 JP2532615 Y2 JP 2532615Y2 JP 40589590 U JP40589590 U JP 40589590U JP 40589590 U JP40589590 U JP 40589590U JP 2532615 Y2 JP2532615 Y2 JP 2532615Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
armrest
side support
pulled out
center armrest
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP40589590U
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English (en)
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JPH0529457U (ja
Inventor
透 竹島
浩 増田
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用シートに関
し、特にセンターアームレストを備えたリヤシートの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車においては、車室内の居住
性を高めるべく、種々な提案がなされている。
【0003】例えば、自動車用シートについて、通常の
乗用車ではリヤシートの乗車定員を3名に設定し、シー
トバックを平坦な形状とし、3名の乗員がゆったりと着
座できるようにし、又高級乗用車においては2名乗車を
重視し、シートバックをインバース形状に設定して乗員
のホールド性を高めるととにも、センターアームレスト
を設けて快適の姿勢で着座できるようにしたシート構造
が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、従来の自動
車用シートでは、その構造上、通常の一般車においてリ
ヤシート側に2名だけ乗車するときには乗員のホールド
性が確保できず、又高級車においてリヤシート側に3名
が乗車する必要がある場合に、シートバックのインバー
ス形状に起因して乗り心地があまりよくないという問題
があった。
【0005】この考案は、かかる問題点に鑑み、2名又
は3名のいずれの乗員も快適にリヤシートに着座できる
ようにした自動車用シートを提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案に係る自動
車用シートは、リヤシートのシートバック中央部に凹部
を上下方向に延びて形成し、該凹部内にはセンターアー
ムレストをその下端部の回りに引出・収納可能に枢支す
る一方、上記凹部の両縁にはサイドサポートをその上端
部の回りに引出・収納可能に枢支し、該サイドサポート
をセンターアームレストの揺動により連動して引出・収
納するようにしたことを要旨とする。
【0007】
【作用】リヤシートの乗員が3名の場合には、センター
アームレストをシートバック中央の凹部内に収容すれば
よく、するとサイドサポートがセンターアームレストの
収納に連動して凹部側縁に収納され、これによってシー
トバックは平坦な形状となり、3名の乗員はリヤシート
にゆったりと着座できる。2名の乗員がリヤシートに着
座する場合には、シートバック中央のセンターアームレ
ストを引き出せばよく、するとサイドサポートがリンク
機構によってセンターアームレストの引出しに連動して
凹部側縁から引き出され、シートバックはサイドサポー
トによってインバース形状となって2名の乗員が確実に
ホールドされ、又センターアームレストによって快適の
姿勢を保持できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図5は本考案の一実施例に
よる自動車用シートを示す。図において、車室フロア上
には運転席側シートF1、助手席側シートF2及びリヤ
シートRが配設され、該シートF1、F2、Rはシート
クッション3とシートバック4とから構成されている。
【0009】また、リヤシートRにおいては、シートバ
ック4の中央部に凹部40が上下方向に延びて形成さ
れ、該凹部40内にはセンターアームレスト5がその下
端部の回りに引出・収納可能に枢支され、又凹部40の
両縁にはサイドサポート6がその上端部の回りに引出・
収納可能に枢支され、該サイドサポート6とセンターア
ームレスト5とは両者の引出し及び収納をリンク機構7
で連動されるようになっている。
【0010】ここでセンターアームレスト5、サイドサ
ポート6及びリンク機構7の構造を詳細に説明すると、
リヤシートRのシートバック4内にはバックフレーム4
1が配設され、又センターアームレスト5及サイドサポ
ート6内にはアームレストフレーム50及びサイドサポ
ートフレーム60が各々配設されている。
【0011】また、上記バックフレーム41の上下には
ブラケット70、71が固着され、該下側ブラケット7
1には支持軸72によってアームレストフレーム50の
下端部前側が回転自在に支持され、上側ブラケット70
には支持軸73によってサイドサポートフレーム60が
回転自在に支持されている。このサイドサポートフレー
ム60の下端部には長孔61が上下方向に穿設され、又
アームレストフレーム50の下端部後側にはサポートピ
ン51が固定され、該サポートピン51は上記長孔61
に挿入されている。
【0012】なお、サポートピン51をサイドサポート
フレーム6下端の長孔61に挿入したが、サイドサポー
トフレーム6上端に上下方向の長孔を穿設し、それにサ
ポートピンとして支持軸73を挿入し、フレーム6下端
はブラケット70に回転可能に支持してもよい。
【0013】次に作用効果について説明する。
【0014】通常、リヤシートRにおいては、センター
アームレスト5がシートバック4中央の凹部40内に収
納されるとともに、サイドサポート6が凹部40の両縁
に収納され、アームレストフレーム50及びサイドサポ
ートフレーム60は図4に示すように略平行な状態で起
立されている。
【0015】このような状態ではリヤシートRのシート
バック4は平坦な形状となっており、3名の乗員がゆっ
たりと着座できる。
【0016】また、2名の乗員がリヤシートRに着座す
る場合には、センターアームレスト5を引き出せばよ
く、するとセンターアームレスト5のフレーム50が下
端支持軸72の回りに前方に回動し、アームレスト5は
略水平な状態になる。その際、アームレストフレーム5
0下端のサポートピン51が支持軸72に対して位置を
ずらして設けられていることから、フレーム50の回動
に伴ってサポートピン51がサイドサポート6の長孔6
1内を移動しながら支持軸72の回りに前方に回動し、
これによってサイドサポート6のフレーム60が上端支
持軸73の回りの前方に回動されてサイドサポート6は
図5に示すように引き出される。
【0017】このような状態ではリヤシートRのシート
バック4はインバース形状に設定され、2名の乗員は確
実にホールドされ、又センターアームレスト5を使用す
ることによって乗員は2名とも快適の姿勢を保持でき
る。
【0018】また、図6及び図7は本考案の他の実施例
を示す。本実施例ではサイドサポート6のフレーム60
上端部に上下方向の長孔62を形成して支持軸73を挿
入し、下端部には水平方向の長孔63を形成してサポー
トピン51を挿入するようにしている。
【0019】この場合、図6に示す収納状態からセンタ
ーアームレスト5を引き出すと、アームレストフレーム
50が支持軸72の回りに前方に回動し、アームレスト
フレーム50のサポートピン51がサイドサポートフレ
ーム60を持ち上げながら下端長孔63内を前進し、長
孔63の前端に当たると、そのままサイドサポートフレ
ーム60の下端部を前方に押し出し、アームレストフレ
ーム50が略水平状態まで回動するとサイドサポートフ
レーム60は図7に示すように前方に引き出されること
となる。本実施例においても上記実施例と同様の効果を
奏する。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る自動車用シ
ートによれば、リヤシートのシートバック中央部に凹部
を上下方向に延びて形成し、該凹部内にはセンターアー
ムレストをその下端部の回りに引出・収納可能に枢支す
る一方、上記凹部の両縁にはサイドサポートをその上端
部の回りに引出・収納可能に枢支し、該サイドサポート
をセンターアームレストの揺動により連動して引出し及
び収納するようにしたので、2名又は3名のいずれの乗
員も快適にリヤシートに着座できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による自動車用シートの概
略斜視図である。
【図2】 収納状態における自動車用シートのリヤシー
トバックを示す斜視図である。
【図3】 引出し状態における自動車用シートのリヤシ
ートバックを示す斜視図である。
【図4】 収納状態における自動車用シートのリンク機
構を示す側面図である。
【図5】 引出し状態における自動車用シートのリンク
機構を示す側面図である。
【図6】 本考案の他の実施例の収納状態における自動
車用シートのリンク機構を示す側面図である。
【図7】 引出し状態における自動車用シートのリンク
機構を示す側面図である。
【符号の説明】
R リヤシート 4 シートバック 40 凹部 5 アームレスト 6 サイドサポート 7 リンク機構

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートのシートバック中央部に凹部
    が上下方向に延びて形成され、該凹部内にはセンターア
    ームレストがその下端部の回りに引出・収納可能に枢支
    される一方、 上記凹部の両縁にはサイドサポートがその上端部の回り
    に引出・収納可能に枢支され、該サイドサポートがセン
    ターアームレストの揺動により連動して引出・収納され
    ることを特徴とする自動車用シート。
  2. 【請求項2】 上記サイドポートはリンク機構により上
    記センターアームレストの揺動に連動されることを特徴
    とする請求項1記載の自動車用シート。
JP40589590U 1990-12-29 1990-12-29 自動車用シート Expired - Lifetime JP2532615Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40589590U JP2532615Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 自動車用シート

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JP40589590U JP2532615Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 自動車用シート

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Publication Number Publication Date
JPH0529457U JPH0529457U (ja) 1993-04-20
JP2532615Y2 true JP2532615Y2 (ja) 1997-04-16

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ID=18515503

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JP40589590U Expired - Lifetime JP2532615Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 自動車用シート

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