JP3646950B2 - 光ディスクチェンジャ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクチェンジャに関し、特に、いわゆるマガジン式の光ディスクチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の光ディスクチェンジャでは、複数枚の光ディスクを収納可能なマガジンを備えており、同マガジンを脱着して光ディスクを交換する。また、同マガジンは箱形に形成されるとともに、側方へ開口するスリット状の光ディスク収容室を備えており、このスリット状の光ディスク収容室に光ディスクを挿入して収容するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の光ディスクチェンジャにおいては、次のような課題があった。
1枚だけの光ディスクを取り替える場合にも、箱状のマガジンを脱着することになり、脱着の手間が煩わしい。
マガジンへの光ディスクの挿入は所定のスリット内に挿入しなければならず、傷つけないように気を使って作業しなければならず、煩わしい。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、マガジン式で多数の光ディスクを自動的に交換可能としつつも、1枚だけの光ディスクの取り替え時も容易に行えることが可能な光ディスクチェンジャの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、内部に複数枚の光ディスクを収納可能であるとともに上面に光ディスクを載置可能なマガジンと、上記マガジンが収納および引き出される本体と、上記マガジン上面の光ディスクが外部より交換可能となる同マガジンの引き出し位置にて同マガジンに弾性係合するとともに、同マガジンの引き込み開始後は同マガジンをロックする係合部材と、上記係合部材をスライドさせるスライド機構と、上記本体内にて上記マガジンに保持されている上記光ディスクのうち所望のものにアクセス可能な光ディスクアクセス機構とを具備する構成としてある。
【0005】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、マガジン駆動機構により、マガジンは本体内に収納及び引き出し駆動され、同マガジンを本体に対して脱着可能となっている。ここにおいて、マガジンの内部には複数枚の光ディスクを収納することが可能となっているとともに上面には光ディスクを載置可能となっている。一方、上記マガジン駆動機構はこのマガジンを収納及び引き出し駆動させるにあたって同マガジン上面の光ディスクを外部より交換可能な引き出し位置で保持できる。従って、マガジンを同引き出し位置に保持させておけば上面の光ディスクについては交換可能である。また、本体内にマガジンを収納した状態では光ディスクアクセス機構がこのマガジンに保持されている光ディスクのうち所望のものにアクセスする。
係合部材はマガジンに対して引き出し位置では弾性係合する。従って、ある程度の力を入れて操作することにより、取り付けたり取り外したりすることができる。取り付けた状態でスライド機構が係合部材を引き込めばマガジンも引き込まれる。この引き込み開始時には係合部材がマガジンにロックするので、引き込み動作中に外れてしまうことはない。また、必要に応じてスライド機構が係合部材を押し出せばマガジンも上記引き出し位置まで押し戻され、同位置にて係合部材から取り外し可能となる。むろん、引き出し位置で必ずしもマガジンを係合部材から取り外す必要はなく、上面の光ディスクを交換し、同マガジンを本体内に引き込むようにしても良い。
【0006】
マガジンは、内部に複数枚の光ディスクを収納しつつ、上面に光ディスクを載置できれば良く、その収容枚数であるとか形状等については適宜変形可能である。
その一例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の光ディスクチェンジャにおいて、上記マガジンは、上面にスライド可能なトレイを備えている構成としてある。
内部に収容する光ディスクについてはスリット状の収容室を備えるなどすれば良いが、上面に載置した光ディスクを上記光ディスクアクセス機構で読みとるために移動させる必要がある。ここにおいて、上面の光ディスクは上記トレイ上に載置されており、同トレイがスライド可能となっているため、当該トレイをスライドさせれば上面の光ディスクを所定位置に移動させることができる。
【0007】
かかるトレイを支持する構成としては、適宜変形可能であるが、マガジンとトレイの一方に溝を形成し、他方には同溝に入り込んでスライド可能な突起を形成するなどすればよい。また、トレイ自体は必ずしも光ディスクの下面全面を支持する必要はなく、一部に接触して支持するようなものでも構わない。
また、マガジンの形状の他の一例として、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の光ディスクチェンジャにおいて、上記マガジンは、側方から光ディスクを収容させるスリット状の収容室を備えるとともに、上面には最上段の上記収容室に連通しつつ光ディスクを脱着可能な窓孔を備えた構成としてある。
【0008】
マガジンが側方に開口するスリット状の収容室を多数備えている場合に、最上段の収容室に連通する窓孔を形成することにより、同窓孔を通して最上段の収容室に対して光ディスクを収容したり取り出したり可能となり、他の段の収容室の光ディスクにアクセスするのと同様にして光ディスクアクセス機構は最上段の収容室に収容されている光ディスクにアクセス可能となる。
この場合の窓孔は光ディスクを通過させつつ最上段の収容室に光ディスクを挿入できれば良く、円形などである必要はない。また、収容室の構造上、必ずしもスリット状となっている必要が無く、完全に上面が開口していても構わないような場合にはマガジンの上面全体を開口させておいて当該窓孔とするようにしても良い。
【0009】
上記マガジン駆動機構は上述したようにマガジンをスライド駆動させるものであればよく、その具体的構成は適宜変形可能である。例えば、カムとカムピンとを係合させて引き出したり押し出したりするようにしても良いし、ボールネジ機構で駆動させるようなものでも構わない。また、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ディスクチェンジャにおいて、上記係合部材は、ケーシングと、上記ケーシングよりも幅狭な略U字形状に形成された先端が同ケーシングから突き出るまで同ケーシングに沿ってスライド可能な係合アームとを具備する構成としてある。
【0010】
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、係合アームの先端をケーシングから突き出している場合においてはU字形部分が外方に撓むことができ、先端をケーシングの奥方へ移動したときには同ケーシングの内壁に当接して撓むことができない。従って、係合アームがケーシング内に入り込めば、以後は撓んで拡径することができなくなり、ロック状態とすることができる。
【0011】
スライド機構は係合部材をスライド駆動するものであればよく、上述したようにボールネジ機構などで構成可能である。係合部材はマガジンに対して弾性係合とロック状態とで係合可能となれば良い。弾性係合は所定の力を入れた状態で操作することにより脱着できるようなものであれば良く、全体を弾性部材で形成するものであっても良いし、弾性部材を備えておいて非弾性部材のロック片などの可動を許容するようなものでも良い。また、引き込み開始時からロックする機構についても、各種の形状を採用することが可能であり、例えば、引き出し位置では係合部材が動作可能であり、引き込み始めたら障害物に当接して動作不能となるような構成とすればよい。
【0012】
光ディスクアクセス機構についても各種の構成が可能であり、特に、限定される必要はない。所望の光ディスクにアクセスする場合においても、光ディスクの側をピックアップの位置まで移動させてもよいし、両方を移動させるようにしても良い。むろん、可能であればマガジンに収容した状態でアクセスしても良い。また、アクセスする手段については光ディスクによっても相違するので、媒体によって適宜変更すればよい。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、マガジンの上面に光ディスクを載置できるようにするとともに、同マガジンをトレイ状に駆動可能としたため、一枚の光ディスクの交換であればマガジンを脱着する必要が無くなり、比較的容易な構成によって操作を容易にして利便性を向上させることが可能な光ディスクチェンジャを提供することができる。また、請求項2にかかる発明によれば、マガジンにスライド可能なトレイを設けたため、構成が容易となる。
【0014】
さらに、請求項3にかかる発明によれば、マガジンの上面に窓孔を形成するので、従来の構成を大きく変えることなく実施可能となる。さらに、請求項4にかかる発明によれば、係合アームをロック状態とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態にかかる光ディスクチェンジャの外観を斜視図により示している。
【0016】
図において、箱形の本体10正面の左方より部分には矩形の開口11が形成されており、同開口11内には光ディスク20を収容するマガジン30を挿入可能となっている。マガジン30は枠体31内で複数の棚板32にて仕切られたスリット状の光ディスク収容室32bを形成されており、側面の開口より各棚板32間に光ディスク20を収容及び取出可能となっている。
図3は同マガジン30の組立過程を分解斜視図により示しており、上面と側面とが開口している枠体31内に上記棚板32を重ね合わせるように収容している。棚板32は周縁部分に光ディスク20の厚みを確保するための段部32aを備えており、重ね合わせたときにも所定の隙間(光ディスク収容室32b)が形成されるようになっている。ただし、段部32aは棚板の右側方部分と後部側とには形成していない。右側方部分については光ディスク20の進入路にあたるので形成しておらず、後部側については取出板33を収容しているので形成していない。
【0017】
この取出板33は上面と下面の棚板32に形成した溝部32cに対して摺動可能に入り込む畝状の凸部33aを備えており、側方方向に平行にスライド可能となっているとともに、右側方から光ディスク20を収容したときに同光ディスク20の後部側左端に当接して左方に押し込まれるようになっている。また、同取出板33は後方に突起33bを備えており、同突起33bは枠体31の後面に形成したスリット状の開口31aを介して後方に突出している。従って、当該枠体31の後部側で同突起33bを支持して左右に移動させれば取出板33も棚板32間で左右にスライドし、光ディスク20が収容されている場合には右方に移動させたときに同光ディスク20を棚板32間より取り出し可能となる。
【0018】
ただし、最上段の棚板32については、段部32aがなく、また、光ディスク20を貫通可能な窓孔32dを形成してあり、この窓孔32dを介して一段下の棚板32上に光ディスク20を載置及び取出可能としてある。なお、同窓孔32dは概ね光ディスク20の径に一致するとともに左右の端部のみ拡径して操作者が指先を挿入できるようにしてある。
マガジン30として必要なのは、少なくとも複数の光ディスク20を収容できるとともに、最上段の光ディスク20については上面より載置及び取出可能となっていることである。従って、その構成については必ずしも本実施形態のような棚板32と取出板33と窓孔32d等からなる必要はない。例えば、光ディスク20の収容及び取出方向についても側方に限る必要はなく、背面側から行うものでも構わない。また、棚板32を重ね合わせてスリット状の光ディスク収容室32bを形成しているが、一体的に金型でスリット状の光ディスク収容室32bを形成しても構わない。最上段の光ディスク20を収容及び取出可能とする構成についても、本実施形態においては最上段の棚板32に窓孔32dを形成して一段下の棚板32上に載置できるようにしているが、最上段だけは棚板32がトレイのように移動可能にしておき、このトレイ上に光ディスク20を載置するような構成とすることもできる。このようにした場合には、最上段の棚板32上に光ディスク20を載置することになるため、載置したり取り出したりする作業が楽になる。また、取出板33については、本実施形態のようなスライド式のものに限らず、例えば図4に示すような回動式の取出板34などで構成することも可能である。
【0019】
むろん、本体10については適宜変形可能であり、マガジン30からの光ディスク20の取出方向によっては縦長にするなどしても良いし、特に、コンピュータのCD−ROMドライブとする場合には所定の規格サイズにするようにしても良い。
上記マガジン30の下面奥側には下方に突き出る突起41を形成してあるとともに、本体10における上記開口11の底面部分には図5に示す可動部42が備えられており、これらによってマガジン駆動機構40を構成している。可動部42は、略樋状のケーシング42aと、同ケーシング42aに沿って摺動可能な係合アーム42bと、同ケーシング42aに沿って係合アーム42bをスライド駆動させるボールネジ機構42cとから構成されている。
【0020】
係合アーム42bは先端が二股になった略U字形に形成されるとともに先端部分内側には突起42b1を形成してあり、その間隔がマガジン30の突起41よりもやや幅狭となっている。一方、係合アーム42bはケーシング42aの幅よりもやや幅狭となっていて当該ケーシング42aに沿ってスライド可能であり、先端部分をケーシング42aから突き出している場合においてはU字形部分が外方に撓むことができ、ケーシング42aの奥方へ移動したときには同ケーシング42aの内壁に当接して撓むことができない。従って、図6に示すように係合アーム42bの先端がケーシング42aから突き出ているときにはマガジン30の突起41を押し込むと同係合アーム42bが外方に撓み、図7に示すように同突起41は係合アーム42b内に入り込むことが可能となる。そして、係合アーム42bをボールネジ機構42cにて奥方にスライドさせ始めると、同係合アーム42bはマガジン30の突起41を奥方へ引き込み始める。引き込み始めた当初は係合アーム42bの弾性で突起41を保持することになるが、図8に示すように当該係合アーム42bがケーシング42a内に入り込めば以後は撓んで拡径することができなくなり、ロック状態となる。
【0021】
ここにおいて、ボールネジ機構42cは図示しないコントローラに接続されており、同コントローラにて駆動モータ42c1を正転及び反転させることにより係合アーム42bのスライド位置を適宜制御可能となる。従って、係合アーム42bの先端がケーシング42aから突き出る状態でマガジン30の装着を待ち受け、同係合アーム42bの先端がケーシング42a内にわずかに入った状態でマガジン30をロックしつつトレイのように突き出た状態となり、さらに、係合アーム42bがケーシング42aに沿って奥方へ引き込まれた状態でマガジン30を本体10の開口11内に完全に収容した使用状態となる。
【0022】
本実施形態においては、マガジン駆動機構40を上述した構成としているが、マガジン30の引き込み及び押し出し動作が可能であるとともに、この間の移動によってマガジン30をトレイ状に押し出したり引き込んだりできればよい。従って、渦巻き状のカム溝とカムを組み合わせたり、マガジン30にラックを形成しつつ開口11内には同ラックに噛合可能なピニオンを形成しておくこともできる。ラックとピニオンを組み合わせる場合にはマガジン30の位置検出センサを備えておき、所定位置にいることを関知して適宜ピニオンの回転を制御して所定の往復駆動をさせるようにすればよい。むろん、マガジン30の収容位置によっては前後動のみならず上下動などの他の駆動機構が組み合わされるものであっても構わない。
【0023】
図9〜図11はマガジン30の本体10への収容状態における光ディスクアクセス機構50を概略図により示している。
光ディスクアクセス機構50は、ピックアップ51とスピンドルモータ52とを保持する基板53を光ディスク収容室32bと同じ高さとなるように高さ調整するエレベータユニット54と、同基板53と平行にスライドしてマガジン30における取出板33の突起33bに係合するとともに所定距離だけ引き出し操作する光ディスク取出ユニット55と、上記基板53における上記マガジン30の隣接位置に支持された上下一対のローラ56aからなるとともに同ローラ56aを正転及び反転して光ディスク収容室32bと基板53との間で光ディスク20を相互に受け渡すローラユニット56とから構成されている。
【0024】
なお、基板53に支持されるスピンドルモータ52は基板53に対して上下に移動可能であり、下降時に光ディスク20を基板53上に装着可能となるし、上昇時に同光ディスク20を基板53上面の保持アーム53aとの間で挟持して回転駆動可能となっている。また、図示しないカム機構によりスピンドルモータ52が下降するときには光ディスク20をわずかにローラユニット56の側に押し戻すように駆動している。
【0025】
エレベータユニット54は回転を同期された三つのボールネジ機構54a1〜54a3からなり、駆動モータ54b1〜54b3の回転を制御して上下に平行に移動可能となっている。光ディスク取出ユニット55はマガジン30の背面側で待ち受けるコの字形の係合アーム55aを備えており、同係合アーム55aは基板53と平行に上下動する。基板53が取り出したいあるいは戻したい光ディスク収容室32bの前面で停止すると、当該係合アーム55aは所望の光ディスク収容室32bにある取出板33の突起33bに係合する状態となるため、この状態でボールネジ機構55bにて同係合アーム55aを基板53の側に向かってスライド移動させると同取出板33が光ディスク20を押し出してくる。
【0026】
押し出された光ディスク20を基板53上に搬送するのがローラユニット56であり、同光ディスク20を挟持しながら正転すると、光ディスク20は基板53の側へ引き出されてくる。ほぼ所定位置にまで引き出したら、スピンドルモータ52が上昇駆動され、上方の保持アーム53aとの間で挟持されて回転駆動される。
これに対して、光ディスク20を戻すときにはスピンドルモータ52を下降させると、光ディスク20はローラユニット56の側に押し付けられ、同ローラユニット56を反転させることにより光ディスク20は取り出された光ディスク収容室32b内へと押し戻される。なお、これに先だってボールネジ機構55bにて同係合アーム55aをマガジン30の側に向かってスライド移動させる、取出板33を初期位置に戻しておく。以上の操作により、マガジン30内の光ディスク20の内、所望のものにアクセス可能となる。なお、光ディスクアクセス機構50がアクセスする光ディスク20はどの光ディスク収容室32bに収容されているものでも同様であり、最上段のものでも全く同じようにしてアクセス可能である。
【0027】
本実施形態においては、光ディスクアクセス機構50を上述した構成としてあるが、必ずしもこれらの構成に限るものではなく、既存の各種の機構を採用可能である。特に、本実施形態においては、上面から脱着可能な最上段の光ディスク収容室32bについても他の段の光ディスク20と全く同様にアクセス可能となっているため、一般的な構成を採用することが可能となっている。
むろん、光ディスクアクセス機構50はマガジン30の構成と独立して存在しうるものではなく、マガジン30と一組となって構成されるものであり、マガジン30が引き出し可能な複数のトレイを備え、各トレイを引き出しては光ディスクにアクセスするようにすることも可能である。
【0028】
また、エレベータユニット54などもボールネジ機構54aを備える以外にも、例えば、図12に示すようにアームをX字形に交差せしめたような機構などでも構成可能である。
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を図13〜図16を参照して説明する。
マガジン30が本体10から取り出されている状態では、図13に示すように正面側から同マガジン30を本体10開口11内に近接させていく。図14に示すようにマガジン30後端が開口11内にわずかに入り込むとき、下端の突起41はマガジン駆動機構40の係合アーム42b内に押し込まれ、同係合アーム42bが撓んで突起41を挟持する。
【0029】
この状態で本体10正面のマガジン脱着スイッチ12を操作すると、図示しないコントローラによってボールネジ機構42cの駆動モータ42c1が回転駆動され、図15に示すように上記係合アーム42bを少しだけ引き込む。すると、係合アーム42bがケーシング42a内に入り込むので同係合アーム42bはマガジン30の突起41をロックすることになり、以後はマガジン30を引き出そうとしても引き出せなくなる。
【0030】
次に、本体10のトレイ操作スイッチ13を操作すると、上記コントローラによってボールネジ機構42cの駆動モータ42c1が回転駆動され、上記係合アーム42bをケーシング42aの奥まで引き込むため、図16に示すようにマガジン30は本体10内に収容される。通常は、この状態で光ディスクアクセス機構50にて所望の光ディスク20にアクセスし、音楽の再生はコンピュータによるCD−ROMへの読み込み操作などが可能となる。
【0031】
一方、一枚だけ光ディスクを交換したい場合には、本体10のトレイ操作スイッチ13を操作すると、マガジン30は図15に示すように概ね押し出され、上面の窓孔32dが露出する。従って、最上段の光ディスク20を交換でき、再度、トレイ操作スイッチ13を操作すると、マガジン30は図16に示すようにマガジン30は本体10内に収容される。この後、光ディスクアクセス機構50にて最上段の光ディスク20にアクセスすればよい。
【0032】
また、マガジン30を脱着したいときにはマガジン脱着スイッチ12を操作すると、上記コントローラによってボールネジ機構42cの駆動モータ42c1が回転駆動され、上記係合アーム42bをケーシング42aの先端まで押し出す。これにより、マガジン30は図14に示すように簡単に外に押し出され、操作者は係合アーム42bによってのみ支持されているマガジン30を容易に引き出すことができる。
【0033】
このように、マガジン30の最上段に窓孔32dを設けて最上段の光ディスク20についてはマガジン30の上面から脱着可能とするとともに、本体10内へマガジン30を脱着させるマガジン駆動機構40は同マガジン30をトレイ状に収容及び引き出し駆動させるので、一枚だけの光ディスク20を交換したいときにはマガジン30をトレイ状に引き出させ、上面から光ディスク20を交換して再度収容させた後、光ディスクアクセス機構50にて最上段の光ディスク20にアクセスすれば、交換したばかりの光ディスク20に対して極めて簡易にアクセス可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる光ディスクチェンジャのマガジンを収容した状態の外観斜視図である。
【図2】同光ディスクチェンジャのマガジンを取り出した状態の外観斜視図である。
【図3】マガジンの分解斜視図である。
【図4】マガジンの取出板の変形例を示す斜視図である。
【図5】マガジン駆動機構の概略斜視図である。
【図6】マガジン駆動機構の平面図である。
【図7】マガジン駆動機構の側面図である。
【図8】マガジン駆動機構における係合アームを少し引き込んだ状態の平面図である。
【図9】マガジンと光ディスクアクセス機構の概略斜視図である。
【図10】マガジンと光ディスクアクセス機構の概略平面図である。
【図11】マガジンと光ディスクアクセス機構の概略正面図である。
【図12】エレベータ機構の変形例を示す正面図である。
【図13】本体にマガジンを近づけていく状態を示す概略平面図である。
【図14】本体にマガジンを係合させた状態を示す概略平面図である。
【図15】本体にマガジンを少しだけ引き込んだ状態を示す概略平面図である。
【図16】本体にマガジンを収容した状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10…本体
20…光ディスク
30…マガジン
32b…光ディスク収容室
34…取出板
40…マガジン駆動機構
50…光ディスクアクセス機構
Claims (4)
- 内部に複数枚の光ディスクを収納可能であるとともに上面に光ディスクを載置可能なマガジンと、
上記マガジンが収納および引き出される本体と、
上記マガジン上面の光ディスクが外部より交換可能となる同マガジンの引き出し位置にて同マガジンに弾性係合するとともに、同マガジンの引き込み開始後は同マガジンをロックする係合部材と、
上記係合部材をスライドさせるスライド機構と、
上記本体内にて上記マガジンに保持されている上記光ディスクのうち所望のものにアクセス可能な光ディスクアクセス機構とを具備することを特徴とする光ディスクチェンジャ。 - 上記請求項1に記載の光ディスクチェンジャにおいて、上記マガジンは、上面にスライド可能なトレイを備えることを特徴とする光ディスクチェンジャ。
- 上記請求項1に記載の光ディスクチェンジャにおいて、上記マガジンは、側方から光ディスクを収容させるスリット状の収容室を備えるとともに、
上面には最上段の上記収容室に連通しつつ光ディスクを脱着可能な窓孔を備えことを特徴とする光ディスクチェンジャ。 - 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ディスクチェンジャにおいて、上記係合部材は、
ケーシングと、
上記ケーシングよりも幅狭な略U字形状に形成された先端が同ケーシングから突き出るまで同ケーシングに沿ってスライド可能な係合アームとを具備することを特徴とする光ディスクチェンジャ。
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- 1996-09-26 JP JP25512296A patent/JP3646950B2/ja not_active Expired - Lifetime
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