JP3646736B2 - 高温差湯機能付給湯器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、浴槽に高温の湯を供給して浴槽の湯を昇温させる高温差湯を行う高温差湯機能付給湯器に関し、更に詳しくは、高温差湯を行う際に所定の温度差の温度上昇がされるように差湯量を調節するようにした高温差湯機能付給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭のシャワーや洗面台、台所、浴槽等に湯を供給すると共に、浴槽に既に溜っている水又はぬるま湯を昇温させる役割をも有する給湯器が使用されている。かかる浴槽水の昇温の方法としては、浴槽水を熱交換器に循環させ加熱して浴槽に戻す、いわゆる追い焚きによるものの他、80℃程度の高温の湯を新たに浴槽に供給し、浴槽水と混合させて昇温させるものもある。後者の方法による昇温操作を高温差湯と呼び、そのような機能を備えた給湯器を高温差湯機能付給湯器という。高温差湯機能付給湯器では、浴槽水の循環加熱を行わないので、追い焚き用燃焼器や循環ポンプの備えを要しないという利点を有している。
【0003】
従来の高温差湯機能付給湯器では、リモコン装置等を介して高温差湯実行指令があった場合には、予め設定された所定の差湯時間(1分、2分、5分等)又は所定の差湯量(5リットル、10リットル、20リットル等)の高温差湯を行うようにされていた。そして、この差湯時間又は差湯量をユーザーの好み等によりリモコン装置等を介して設定し、又は設定を変更できるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の高温差湯機能付給湯器には、以下のような問題点があった。
即ち、ユーザーが設定できるのは差湯時間又は差湯量のいずれかであり、差湯による温度上昇幅自体は設定できない。このためユーザーは、体感する浴槽湯温のぬるさの程度から勘で差湯時間又は差湯量を決定せざるを得なかった。
このため、設定した時間又は量の高温差湯を行っても、ユーザーが期待するほど湯温が上がらず再度の高温差湯指令を必要としたり、逆に湯温が上がりすぎて途中で差湯停止を指令する必要を生じたりしていた。その原因は、差湯時間又は差湯量と温度上昇幅との関係は、浴槽の湯量や差湯前の湯温等によって影響を受けるので、ユーザーが差湯後の湯温を予測し難いからである。
【0005】
本発明は、前記従来技術のこのような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、高温差湯を使用する場合に昇温温度幅を指定して指令することを可能とし、ユーザーが期待する湯温に確実に昇温することができるようにした高温差湯機能付給湯器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明(1)は、給水管と出湯管とが接続された熱交換器と、熱交換器を加熱する加熱手段とを備え、熱交換器で加熱された湯を浴槽に供給する給湯器において、前記熱交換器で高温に加熱された湯を浴槽に供給して浴槽の湯温を所定の温度幅上昇させる高温差湯手段と、前記高温差湯手段により浴槽の湯温を上昇させる温度幅ΔTを設定する温度幅設定手段と、前記温度幅設定手段により温度幅ΔTが設定されたときに、前記高温差湯手段により高温差湯を行う湯量ΔQを、
なる式で算出する差湯量算出手段とを有することを特徴とする高温差湯機能付給湯器とされる。
【0007】
また、本発明(2)は、前記差湯量算出手段により高温差湯を行う湯量ΔQが算出されたときに、前記高温差湯手段により高温差湯を行う時間tを、差湯時間算出手段により
t = ΔQ/F F :高温差湯の流量
なる式で算出することを特徴とする前記(1)の高温差湯機能付給湯器とされる。
【0008】
また、本発明(3)は、前記熱交換器で所定の温度に加熱された湯を所定量浴槽に供給して浴槽を湯張りする自動給湯手段を有し、前記浴槽湯量Qが自動給湯手段により供給される湯量であり、前記浴槽湯温Tが自動給湯手段により供給される湯温であることを特徴とする前記(1)又は(2)の高温差湯機能付給湯器とされる。
また、本発明(4)は、前記浴槽湯量Q及び浴槽湯温Tを前記自動給湯手段による過去の給湯実績により補正する補正手段を有することを特徴とする前記(3)の高温差湯機能付給湯器とされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明(1)は、給水管と出湯管とが接続された熱交換器と、熱交換器を加熱する加熱手段とを備え、熱交換器で加熱された湯を浴槽に供給する給湯器において、前記熱交換器で高温に加熱された湯を浴槽に供給して浴槽の湯温を所定の温度幅ΔT上昇させる高温差湯手段と、前記高温差湯手段により浴槽の湯温を上昇させる前記温度幅ΔTをユーザーが設定操作温度幅設定手段と、前記温度幅設定手段により温度幅ΔTが設定されたときに、前記高温差湯手段により高温差湯を行う湯量ΔQを、
ΔQ = (Q・ΔT)/(TH−T−ΔT) Q :高温差湯前の浴槽湯量
T :高温差湯前の浴槽湯温
TH:高温差湯の供給湯温
なる式により算出する差湯量算出手段とを有することを特徴とする高温差湯機能付給湯器とされる。
【0010】
また、本発明の高温差湯機能付給湯器(2)によれば、差湯量算出手段により高温差湯を行う湯量ΔQが算出されると、差湯時間算出手段により、
t = ΔQ/F F :高温差湯の流量
なる式で高温差湯を行う時間tが算出される。そして高温差湯手段により時間tの高温差湯がなされ、浴槽湯温が温度幅ΔT上昇する。
【0011】
また、本発明の高温差湯機能付給湯器(3)によれば、自動給湯手段が浴槽を湯張りするときの湯量Q及び湯温Tにより、高温差湯の湯量ΔQ又は時間tが算出される。そして高温差湯手段により湯量ΔQ又は時間tの高温差湯がなされ、浴槽湯温が温度幅ΔT上昇する。
また、本発明の高温差湯機能付給湯器(4)によれば、補正手段が自動給湯手段による過去の給湯実績により補正した湯量Q及び湯温Tにより、高温差湯の湯量ΔQ又は時間tが算出される。そして高温差湯手段により湯量ΔQ又は時間tの高温差湯がなされ、浴槽湯温が温度幅ΔT上昇する。
【0012】
【実施例】
以下に、本発明を具体化した実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1に、第1の実施例に係る高温差湯機能付給湯器の構成を示す。
図1に示す高温差湯機能付給湯器は、給水管1と出湯管2とが配管される熱交換器3と、この熱交換器3を流れる水を加熱するためのガスバーナ4と、出湯管2から分岐して浴槽41へ湯を供給する浴槽給湯管5とを有している。また、出湯管2の浴槽給湯管5との分岐部aより下流には、図示しないシャワーや台所等に至る一般給湯管7が接続されている。
【0013】
そして、ガスバーナ4には燃料ガスの流量調整をするガス比例弁21が、給水管1には水流の流量を検出する流量センサ10と水の最大流量を規制する水ガバナ9とが、それぞれ設けられている。
また出湯管2には、浴槽給湯管5との分岐部aより上流の位置に、熱交換器3からの出湯温度を測定する出湯サーミスタ12が設けられている。また、浴槽給湯管5には、浴槽41への給湯流量を規制する湯ガバナ20と、流路を開閉する水電磁弁13と、浴槽41の湯が一般給湯管7の側へ逆流するのを防ぐ真空破壊弁11とが設けられている。
【0014】
更に、流量センサ10及び出湯サーミスタ12から信号を受け、ガス比例弁21と水電磁弁13とを制御するコントローラ18を有している。コントローラ18は、公知のCPU、ROM、RAM等により構成され、そのROMには、高温差湯制御等を行うための種々のプログラム類が格納されている。
また、コントローラ18はリモコン19を備えている。リモコン19の操作面には、高温差湯スイッチ14や自動湯張りスイッチ15その他、各種スイッチが設けられており、これを用いて浴室内や台所等から高温差湯機能付給湯器を遠隔操作することができる。またリモコン19は、高温差湯機能付給湯器の運転状況を表示するための表示機能やお知らせ機能も有している。
【0015】
次に、前記の構成を有する高温差湯機能付給湯器の作用を説明する。この高温差湯機能付給湯器の基本的な作用は、給水管1から供給される水を、熱交換器3においてガスバーナ4の熱で加熱して湯とし、浴槽給湯管5を経て浴槽41へ、若しくは一般給湯管7を経て蛇口やシャワー等へ供給することである。
浴槽41への給湯は、リモコン19でその旨を指令することによりなされる。即ち、コントローラ18により水電磁弁13が開かれ、熱交換器3で所定の温度に加熱された湯が浴槽給湯管5に流入して浴槽41に達する。
蛇口やシャワー等への給湯は、蛇口等を開くことによりなされる。この場合は、熱交換器3で所定の温度に加熱された湯が一般給湯管7に流入して蛇口等に至る。
【0016】
浴槽41への給湯には、自動湯張りと高温差湯との2種類がある。
自動湯張りは、空の浴槽41に入浴適温の湯を適量満たす給湯である。この場合には、出湯サーミスタ12の検知水温が入浴に適した温度、例えば42℃程度となるようにガス比例弁21が制御される。このときの湯温と供給する湯量とは、予め定められコントローラ18のROMに記憶されているが、リモコン19で設定することもでき、設定した場合にはその設定値が優先される。
【0017】
高温差湯は、浴槽41に湯がある場合に高温の湯を供給して湯温を上昇させる給湯である。この場合には、出湯サーミスタ12の検知水温が例えば80℃程度の高温となるようにガス比例弁21が制御される。このときの湯温と供給する湯量とは、予め定められコントローラ18のROMに格納されているが、リモコン19で昇温の温度幅を設定することもできる。設定した場合には、その設定値に基いて後述するように算出された給湯量により行われる。
【0018】
高温差湯の制御ルーチンを図2に示す。ユーザーがリモコン19の高温差湯スイッチ14を押下するとこのルーチンにはいる。最初にS1で、浴槽の湯温を上昇させる温度幅ΔTを設定する。この高温差湯機能付給湯器では、温度幅ΔTの標準値(例えば1℃、2℃等)がコントローラ18のROMに格納されている。そして、ユーザーがリモコン19の高温差湯スイッチ14を更に押下すると、温度幅ΔTが一定温度(例えば1℃、2℃等)増加される。高温差湯スイッチ14を複数回押下すると、押した回数に応じて温度幅ΔTが大きくなる。高温差湯スイッチ14を1回しか押さなかった場合には、温度幅ΔTは標準値のままである。かくして温度幅ΔTの設定がなされる。
【0019】
そして、開始指令があると(S2:Yes)、S3へ進む。開始指令は、温度幅ΔTの設定が終了したときに自動的に発せられるようにしてもよく、またリモコンに開始スイッチを設けユーザーがそれを押すことにより発せられるようにしてもよい。
S3では、浴槽41の湯量Qと湯温Tとを確認する。この確認は、自動湯張り給湯の場合の供給湯量及び供給湯温を読み出すことにより行う。読み出されるのは、これらの湯量及び湯温としてコントローラ18のROMに格納されている値か、前回の自動湯張りの際湯量及び湯温をユーザーが設定して行った場合にはその設定値(コントローラ18のRAMに記憶されている)である。あるいは、浴槽41に湯量センサやサーミスタ等を備えている場合にはその検出値でもよい。
【0020】
湯量Q及び湯温Tが確認されると、S4に進み実際の差湯が開始される。即ち水電磁弁13が開かれ、熱交換器3で所定の高温(80℃程度)に加熱された湯が浴槽給湯管5に流入して浴槽41に達する。差湯開始の時には、リモコン19の表示機能やお知らせ機能を利用してその旨が報知される。差湯実行中は常に、流量センサ10の検出流量がモニタされ、差湯開始以後の給湯量QC が積算されている。
【0021】
そしてS5では、給湯量QC が差湯すべき湯量ΔQに達したか否かが判断される。差湯すべき湯量ΔQは、
ΔQ = (Q・ΔT)/(TH−T−ΔT) (1)
により、算出される。ここで、ΔTはS1で設定した温度幅であり、Q、TはS3で確認した浴槽の湯量、湯温であり、TH は高温差湯の供給湯温である。これらの値より、熱量について、
TH・ΔQ+T・Q = (Q+ΔQ)・(T+ΔT) (2)
が成立し、(2)式を変形して(1)式が得られるからである。(2)式において、左辺第1項が差湯した湯の熱量、左辺第2項が差湯前の残り湯の熱量、右辺が差湯後の混合湯の熱量に相当する。
【0022】
給湯量QC が差湯すべき湯量ΔQに達すると(S5:Yes)、S6に進み差湯が停止され、フローは終了する。このとき、リモコン19の表示機能やお知らせ機能を利用して差湯終了の旨が報知される。
かくして高温差湯により、ユーザーの設定した温度幅ΔTどおりの浴槽湯温の上昇がなされるものである。
【0023】
次に、第2の実施例に係る高温差湯機能付給湯器について説明する。この高温差湯機能付給湯器は、前記第1実施例の高温差湯機能付給湯器とほぼ同様の構成及び作用を有するものであり、図2のフローの一部を変更したものである。
【0024】
この高温差湯機能付給湯器における高温差湯ルーチンでは、図3に示すようにS5の差湯終了の判断を湯量でなく時間で行う。即ち、S4で差湯を開始してからの経過時間tC が、次式で定める差湯時間tに達したときにS5:Yesと判断してS6に進むのである。
t = ΔQ/F (3)
ここでΔQは(1)式で計算した差湯すべき湯量であり、Fは高温差湯中の湯の流量である。この場合にはS4で差湯を開始するときに、コントローラ18のCPUのクロック機能を利用して、差湯時間tの計時が開始される。
かくしてこの高温差湯機能付給湯器においても、高温差湯により、ユーザーの設定した温度幅ΔTどおりの浴槽湯温の上昇が可能なものである。
【0025】
次に第3の実施例に係る高温差湯機能付給湯器について説明する。この高温差湯機能付給湯器は、前記第1又は第2実施例の高温差湯機能付給湯器とほぼ同様の構成及び作用を有するものであり、図2のフロー中のS3の浴槽湯量及び浴槽湯温の確認の際に、過去の給湯実績による補正を行うようにしたものである。即ちこの場合には、過去5回の自動湯張り実施時の湯量及び湯温の実績値の平均値をもって湯量Q、湯温Tとする。
【0026】
過去の実績値には、ユーザーが設定した湯量及び湯温が含まれ、ユーザーの好みの傾向を反映できるからである。また、平均をとることにより、たとえ前回の自動給湯が通常の条件から外れた条件で行われたものであっても、その影響による差湯条件の変動を抑制できるからである。また、平均をとる対象は5回に限らず2回以上のいずれの回数でもよいが、計算の煩雑さやRAMの容量等から、7回程度が限度である。なおこの場合のS5の差湯終了の判断は、給湯量と時間とのいずれで行ってもよい。
【0027】
以上詳細に説明したように、前記各実施例に係る高温差湯機能付給湯器では、熱交換器3で高温に加熱した湯を水電磁弁13を開いて浴槽41に供給する高温差湯を行う場合において、リモコン19の操作により、高温差湯で浴槽湯温を上昇させる温度幅ΔTを設定することとし、ΔTの温度上昇が生じる差湯量ΔQ又は差湯時間tを算出してそれにより高温差湯の制御を行うようにしたので、ユーザーが望むとおりの湯温を得ることができる。
【0028】
また、温度幅ΔTの標準値をROMに準備したので、特段の設定操作をしなかった場合でも高温差湯が可能である。また、ΔQ又はtの算出にあたり自動湯張りの場合の給湯量及び給湯温度を用いることとしたので、浴槽41に湯量計や温度センサ等を設けなくてもΔQ、tの算出が可能である。また、過去の自動湯張りの際の実績により補正した給湯量及び給湯温度によりΔQ、tを算出するので、精度が高い。
【0029】
尚、前記実施例は本発明を何ら限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にいて種々の変形・改良が可能であることはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、本発明の高温差湯機能付給湯器では、温度幅設定手段を設けたので、高温差湯手段により熱交換器で高温に加熱された湯を浴槽に供給して浴槽の湯温を上昇させる場合に、浴槽湯温を上昇させようとする温度幅自体を設定することができる。このため、ユーザーが期待する湯温を確実に得ることができる。
また、本発明の高温差湯機能付給湯器では、設定された温度幅ΔTにより、高温差湯すべき湯量ΔQ、時間tを算出し、それらのいずれかにより高温差湯をするので、設定された温度幅ΔTの浴槽湯温の上昇が行われる。
【0031】
また、本発明の高温差湯機能付給湯器では、所定の温度に加熱された湯を所定量に供給する自動給湯の場合の湯量及び湯温を用いて高温差湯すべき湯量ΔQ、時間tを算出するので、浴槽に湯量計や湯温計を備えなくても湯量ΔQ、時間tの算出ができる。
また、自動給湯の場合の湯量及び湯温を過去の給湯実績により補正するようにしたものでは、前回の自動給湯が普通の使用条件と異なる場合に差湯条件の変動を抑制できるので、一層使いやすい高温差湯機能付給湯器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る高温差湯機能付給湯器の構成図である。
【図2】この高温差湯機能付給湯器で高温差湯を行う場合のフローチャートである。
【図3】差湯時間で制御する場合を説明する図である。
【符号の説明】
1 給水管
2 出湯管
3 熱交換器
4 ガスバーナ
14 高温差湯スイッチ
18 コントローラ
19 リモコン
Claims (4)
- 給水管と出湯管とが接続された熱交換器と、熱交換器を加熱する加熱手段とを備え、熱交換器で加熱された湯を浴槽に供給する給湯器において、前記熱交換器で高温に加熱された湯を浴槽に供給して浴槽の湯温を所定の温度幅ΔT上昇させる高温差湯手段と、前記高温差湯手段により浴槽の湯温を上昇させる前記温度幅ΔTをユーザーが設定操作する温度幅設定手段と、前記温度幅設定手段により温度幅ΔTが設定されたときに、前記高温差湯手段により高温差湯を行う湯量ΔQを、
ΔQ = (Q・ΔT)/(TH−T−ΔT) Q :高温差湯前の浴槽湯量
T :高温差湯前の浴槽湯温
TH:高温差湯の供給湯温
なる式により算出する差湯量算出手段とを有することを特徴とする高温差湯機能付給湯器。 - 前記差湯量算出手段により高温差湯を行う湯量ΔQが算出されたときに、前記高温差湯手段により高温差湯を行う時間tを、
t = ΔQ/F F :高温差湯の流量
なる式により算出する差湯時間算出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の高温差湯機能付給湯器。 - 前記熱交換器で所定の温度に加熱された湯を所定量浴槽に供給して浴槽を湯張りする自動給湯手段を有し、前記浴槽湯量Qが自動給湯手段により供給される湯量であり、前記浴槽湯温Tが自動給湯手段により供給される湯温であることを特徴とする請求項1又は2に記載の高温差湯機能付給湯器。
- 前記浴槽湯量Q及び浴槽湯温Tを前記自動給湯手段による過去の給湯実績により補正する補正手段を有することを特徴とする請求項3に記載の高温差湯機能付給湯器。
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-
1995
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