JP3646192B2 - グラビア切手用塗工紙及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はグラビア切手用塗工紙とその製造方法に関し、特に、温湿度の環境条件の変化に対しても、印刷されていない顔料塗工面(主に余白部)と糊塗工面がブロッキングを起こさず、顔料塗工面が一定の表面強度を有するとともに、グラビア印刷時にミッシングドットの発生が少ないグラビア切手用塗工紙とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
グラビア印刷は、オフセット印刷に比べて階調再現性に優れており、高級印刷物等に広く用いられている。グラビア印刷方式の特徴は、金属ロールの凹版版面内に保持させたインクを紙に直接転移させる点であり、紙にインクが良好に転移しない場合は網点抜け(以下、「ミッシングドット」と称する。)が生じ、印刷物品質の低下を招く。そのため、グラビア印刷に供される用紙は、用紙表面の高度な平滑性とクッション性が特に要求される。
【0003】
切手用紙は、片面に顔料と接着剤を主成分とする水性組成物を塗工し、もう一方の片面には水溶性の糊が塗工されている特殊な印刷用紙であり、印刷が施された後に切手として、はがきや封筒等に貼付されて市中に流通する製品である。このような切手の形態と用途から、用紙表面の高度な平滑性とクッション性に加えて、一般的な塗工紙には要求されない用紙特性を持つ必要がある。具体的には、顔料塗工面と糊塗工面の接着(以下、「ブロッキング」と称する。)を生じないことと、市中に流通することを考慮した場合の顔料塗工面の表面強度である。
【0004】
一般的な印刷用塗工紙は片面にのみ、あるいは両面に顔料と接着剤を主成分とする水性組成物が塗工されており、高度な平滑性とクッション性を付与する目的で、材料設計及び塗工プロセス等が検討され、製造されている。他方、切手用塗工紙は、片面に顔料と接着剤を主成分とする水性組成物を塗工し、もう一方の片面には水溶性の糊が塗工されている特殊な印刷用紙である。そのため、一般的な印刷用塗工紙と同様な材料設計及び塗工プロセスを採用し、同等な紙質特性を持たせることは適当ではない。
【0005】
一般的な印刷用塗工紙の場合、顔料塗工層にクッション性を付与するには、接着剤としてガラス転移温度(以下、「Tg」と称する。)の低い重合体ラテックス(通常−50℃程度)を用いて、印刷時のミッシングドットの発生を少なくしている。Tgの低い重合体ラテックスの使用は、塗工層のクッション性を増大させるが、相反してブロッキングしやすくなるという問題が生じる。このことから、グラビア切手用塗工紙には、Tgの低い接着剤の使用は適当とは言えない。
【0006】
更に、Tgの低い重合体ラテックスの使用は、顔料塗工面の表面強度の低下を生じる。グラビア印刷はオフセット印刷等の印刷方式と比較して、用紙の表面強度は必要とされない。そのため、オフセット印刷用塗工紙で広く使用されているTgの比較的高い接着剤や澱粉などは、グラビア印刷用塗工紙では使用されていない。しかし、切手は、はがき及び封筒等に貼付され、市中に流通すること、及び消印の脱落等、使用形態を考慮すると、ある一定の表面強度が必要とされる。このことからもTgの大幅に低い重合体ラテックスの使用は適当とは言えない。
【0007】
切手は、その使用用途及び社会的信頼を考慮すると、容易に偽造されてはならない製品である。そのため、高度な印刷物品質を保持する必要がある。具体的には、ミッシングドットの発生が少なく、階調再現性に優れたものでなければならない。そのためには、用紙の顔料塗工層にクッション性を付与させるために、Tgの低い接着剤を使用する必要がある。しかし、前記のとおり、Tgの低い接着剤の使用は、表面強度及びブロッキングしやすくなるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、切手用塗工紙とその製造方法に関し、特に、温湿度の環境条件の変化に対しても、顔料塗工面と糊塗工面がブロッキングを起こさず、顔料塗工面が一定の表面強度を有するとともに、グラビア印刷時にミッシングドットの発生が少ないグラビア切手用塗工紙とその製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、温湿度の環境条件の変化に対して、用紙表面の顔料塗工面と用紙裏面の糊塗工面がブロッキングせずに、顔料塗工面が一定の表面強度を有するとともに、印刷時のミッシングドットの発生が少ないグラビア切手用塗工紙とその製造方法について鋭意研究した結果、顔料塗工層のクッション性、顔料塗工層の表面強度、顔料塗工面と糊塗工面がブロッキングしないという三つの特性を同時に最高の水準で用紙に付与することは、ほぼ不可能であり、これらの三つの特性のうち、いずれか一つの特性を極度に高い次元で満足し得るような条件下では、残りの一つ又は二つの特性が極端に低下してしまうという結論に達した。
【0010】
そこで、本発明者は、これら三つの互いに牽制し合う特性が必要且つ十分な水準で平衡を保ち得るように、顔料塗工層の接着剤のTg、及び、糊塗工面の水溶性糊に関する配合割合を突き止めて本発明を完成するに至った。
【0011】
すなわち、本発明のグラビア切手用塗工紙は、塗工用原紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とする水性組成物が塗工、乾燥され、他方の面に、水溶性糊が塗工、乾燥され、キャレンダに通紙して仕上げされた切手用塗工紙であって、前記原紙の片面に、前記接着剤としてTg−30〜±0℃の重合体ラテックスを顔料100重量部に対して9〜11重量部の割合で含有する前記水性組成物が塗工、乾燥され、前記他方の面に、平均重合度300〜400でケン化度88±2(mol/%)のポリビニルアルコール(以下、「PVA」と称する。)を45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のポリ酢酸ビニルエマルション(以下、「PVAcエマルション」と称する。)を45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有する前記水溶性糊が塗工、乾燥され、前記キャレンダに通紙して仕上げされたことを特徴としている。
【0012】
また、本発明のグラビア切手用塗工紙の製造方法は、塗工用原紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とする水性組成物を塗工、乾燥し、他方の面に、水溶性糊を塗工、乾燥し、キャレンダに通紙して仕上げする切手用塗工紙の製造方法であって、前記原紙の片面に、前記接着剤としてTg−30〜±0℃の重合体ラテックスを顔料100重量部に対して9〜11重量部の割合で含有する前記水性組成物を塗工、乾燥し、前記他方の面に、平均重合度300〜400でケン化度88±2(mol/%)のPVAを45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のPVAcエマルションを45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有する前記水溶性糊を塗工、乾燥し、前記キャレンダに通紙して仕上げすることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のグラビア切手用塗工紙は、塗工用原紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とする水性組成物が塗工、乾燥されて顔料塗工層が形成されており、前記水性組成物には、顔料塗工層の接着剤として、Tg−30〜±0℃の重合体ラテックスが、顔料100重量部に対して9〜11重量部の割合で含有されている。ここで、実験の結果から、前記接着剤としての重合体ラテックスのTgを−30〜±0℃の範囲に設定することによって、ミッシングドット率、ブロッキング、表面強度に関して良好な結果が得られることが判明したが、とりわけ、Tgを―19〜―5℃の範囲に設定することによって、ミッシングドット率、ブロッキング、表面強度に関して特に良好な結果が得られることが判明した。
【0014】
また、本発明のグラビア切手用塗工紙は、塗工用原紙の他方の面に、平均重合度300〜400でケン化度88±2(mol/%)のPVAを45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のPVAcエマルションを45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有する水溶性糊が塗工、乾燥され、キャレンダに通紙して仕上げされている。これにより、本発明のグラビア切手用塗工紙は、顔料塗工層のクッション性、顔料塗工層の表面強度、顔料塗工面と糊塗工面のブロッキング性という互いに牽制し合う三つの特性について必要且つ十分な水準で平衡が保たれるようになっている。
【0015】
【実施例】
以下に本発明の実施例と比較例を挙げて、本発明及びその効果を具体的に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0016】
なお、PVAの平均重合度、PVAのケン化度、PVAcエマルションの最低造膜温度、重合体ラテックスのTg、グラビア印刷適性(ミッシングドット率)、表面強度の各測定方法、及び、ブロッキングの判定基準に関しては、いずれの実施例及び比較例においても次に示す方法によった。
【0017】
PVAの平均重合度、PVAのケン化度は、JIS K6726 に準じて測定を行った。
【0018】
温度こう配熱板形最低造膜温度測定器を用いて、高温側と低温側の温度を30℃±0℃に設定してPVAcエマルションの最低造膜温度を測定した。
【0019】
重合体ラテックスを室温で乾燥してフィルム状にし、示差走査熱量計(セイコー電子工業社製 DSC200)を用いて重合体ラテックスのTgを測定した。
【0020】
印刷局式グラビア印刷適性試験機(熊谷理機工業社製)を用いて、印圧50kg/cm、印刷速度45m/分の条件で、ザーンカップ法で測定したインキ粘度が11秒のグラビア印刷インキを用いて印刷した後、版面深さが12μmの印刷部分について、網点の欠損数の百分率を求めてグラビア印刷適性(ミッシングドット率)を測定した。
【0021】
フォグラ式印刷適性試験機を用いて塗工紙に印刷を行い、印刷表面のピッキングの程度を目視により判定することで、表面強度を測定した。その際の測定基準は、◎:表面の損傷が全くない、○:僅かに粉落ちが発生する、×:粉落ちまたは塗工層の剥離が生じる、の各基準によった。
【0022】
顔料及び糊塗工済み用紙の顔料塗工面に前記グラビア印刷適性試験機によるグラビア印刷を施した印刷物を10束(1束は100×100mmのシート100枚)積み重ね、約24kgのおもりをのせ、温湿度を25℃、85%RHと30℃、90%RHの両条件下で24時間及び48時間放置し、それぞれの結果について目視によりブロッキングの発生状態を判定した。その際の判定基準は、◎:ブロッキングなし又は凝集性のブロッキングであり手で容易に剥離可能、○:接着性のブロッキングが発生したが用紙を破壊せずに分離可能、×:接着性のブロッキングが発生し手で分離した場合に用紙が一部破壊する、の各基準によった。
【0023】
また、以下の実施例と比較例では、塗工用原紙として、フリーネス(csf)が両者共に500mlとなるように叩解したLBKP90部、NBKP10部からなるパルプスラリ100部に、タルク(上)(日本タルク社製)10部を添加した後に、硫酸アルミニウム1.5部、サイズ剤1.0部を添加して紙料を調製し、この紙料を長網抄紙機で抄紙した米坪63g/m2の原紙を使用した。
【0024】
(実施例1)
カオリン(商品名:UW−90/エンゲルハート社製)80部、炭酸カルシウム(商品名:ツネックスE/白石工業社製)20部、分散剤0.5部、増粘剤0.5部とともに、Tgが―19℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(L1358/旭化成社製)を9部(顔料100部に対する固形分重量部)だけ加えて、混合、攪拌して、固形分濃度60%の塗工液を調製した。次いで、塗工用原紙の片面に乾燥重量で13 g/m2となるようにブレードコータを用いて塗被し、紙水分が5%となるように乾燥して顔料塗工紙を得た。
【0025】
更に、PVA粉末に水を加えて、濃度35%に調製し、80℃で1時間加熱しながら攪拌し溶解した。次いで、この溶液に固形分濃度49%のPVAcエマルション溶液を固形分重量比1:1で加えた。この溶液の固形分重量との固形分重量比が98:2になるようにソルビットを加え、攪拌し、溶液の固形分濃度が36%になるように調製して糊液を得た。次いで、塗工用原紙に顔料を塗工した面とは逆側の片面に、乾燥重量で20 g/m2となるようにブレードコータを用いて前記糊液を塗被し、紙水分が5%となるように乾燥して顔料及び糊を塗工した用紙を得た。
【0026】
ここで、実施例1に用いたPVAの平均重合度及びケン化度を表1に、また、実施例1に用いたPVAcエマルションの最低造膜温度を表2に示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
このように顔料及び糊を塗工して得られた用紙を、金属性のヒートロールと弾性ロール各1本からなるソフトカレンダを用いて、顔料塗工面のみが2回ヒートロールに接触するように、ヒートロール温度100℃、線圧100kg/cmでキャレンダ仕上げを行った。
【0030】
(実施例2)
Tgが―19℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(L1358/旭化成社製)を11部(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0031】
(実施例3)
Tgが―5℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407F26/日本ゼオン社製)を9部(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0032】
(実施例4)
Tgが―5℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407F26/日本ゼオン社製)を11部(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0033】
実施例1〜4の塗工紙の顔料塗工面に前記グラビア印刷適性試験機によるグラビア印刷を施した印刷物のミッシングドット率、ブロッキング、表面強度の評価結果を表3に示した。ただし、ブロッキングの評価については30℃、90%RHの環境条件で48時間放置した結果のみを表示した。表3に示すとおり、いずれの実施例1〜4においても、ミッシングドット率、ブロッキング、表面強度の評価結果を同時に全て極めて良好な水準で得ることができた。
【0034】
【表3】
【0035】
(比較例1−1〜1−5)
Tgが+15℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407G9/日本ゼオン社製)を、比較例1−1〜1−5のそれぞれについて、表3に示した部数(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0036】
【表3】
【0037】
(比較例2−1〜2−5)
Tgが―50℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407F13/日本ゼオン社製)を、比較例2−1〜2−5のそれぞれについて、表3に示した部数(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0038】
【表3】
【0039】
(比較例3−1〜3−3)
Tgが―19℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(L1358/旭化成社製)を、比較例3−1〜3−3のそれぞれについて、表3に示した部数(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0040】
【表3】
【0041】
(比較例4−1〜4−3)
Tgが―5℃のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407F26/日本ゼオン社製)を、比較例4−1〜4−3のそれぞれについて、表3に示した部数(顔料100部に対する固形分重量部)配合したこと以外は、実施例1と同様にして顔料及び糊を塗工した紙を作製した。
【0042】
【表3】
【0043】
比較例1―1〜1―5、2―1〜2―5、3―1〜3―3、4―1〜4―3の塗工紙の顔料塗工面に前記グラビア印刷適性試験機によるグラビア印刷を施した印刷物のミッシングドット率、ブロッキング、表面強度の評価結果を表3に示した。ただし、ブロッキングの評価については、実施例1〜4と同様の環境条件で48時間放置した結果のみを表示した。表3に示すとおり、比較例1―1〜1―5及び4―1〜4―3においては、実施例1〜4と比較してブロッキング、表面強度の評価結果がおおむね良好であったが、ミッシングドット率の評価結果が劣っており、また、比較例2―1〜2―5及び3―1〜3―3においては、実施例1〜4のようにミッシングドット率、ブロッキング、表面強度の評価結果を同時に全て極めて良好な水準で得ることはできなかった。
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】
本発明の方法で得られた塗工紙は、温湿度の環境条件の変化に対しても、印刷されていない顔料塗工面(主に余白部)と糊塗工面がブロッキングを起こさず、顔料塗工面が一定の表面強度を有するとともに、グラビア印刷時にミッシングドットの発生が少ないグラビア切手用塗工紙であった。
Claims (2)
- 塗工用原紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とする水性組成物が塗工、乾燥され、他方の面に、水溶性糊が塗工、乾燥され、キャレンダに通紙して仕上げされた切手用塗工紙であって、前記水性組成物は、前記接着剤としてガラス転移温度−30〜±0℃の重合体ラテックスを前記顔料100重量部に対して9〜11重量部の割合で含有し、前記水溶性糊は、平均重合度300〜400でケン化度88±2(mol/%)のポリビニルアルコール(PVA)を45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のポリ酢酸ビニルエマルション(PVAcエマルション)を45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有することを特徴とするグラビア切手用塗工紙。
- 塗工用原紙の片面に、顔料と接着剤を主成分とする水性組成物を塗工、乾燥し、他方の面に、水溶性糊を塗工、乾燥し、キャレンダに通紙して仕上げする切手用塗工紙の製造方法であって、前記水性組成物は、前記接着剤としてガラス転移温度−30〜±0℃の重合体ラテックスを前記顔料100重量部に対して9〜11重量部の割合で含有し、前記水溶性糊は、平均重合度300〜400でケン化度88±2(mol/%)のポリビニルアルコール(PVA)を45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のポリ酢酸ビニルエマルション(PVAcエマルション)を45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有することを特徴とするグラビア切手用塗工紙の製造方法。
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JP34865098A JP3646192B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | グラビア切手用塗工紙及びその製造方法 |
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1998
- 1998-12-08 JP JP34865098A patent/JP3646192B2/ja not_active Expired - Lifetime
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