JP3644358B2 - 冷凍サイクルの減圧装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクル装置において、特に冷媒流れ方向に複数段の絞り手段を配置した減圧装置に関するもので、車両空調用冷凍サイクル装置に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両空調用冷凍サイクル装置においてはサイクル運転条件の変動幅が大きいので、通常は減圧装置として温度式膨張弁を用い、蒸発器出口冷媒の過熱度が所定値に維持されるように冷媒流量を自動調整するようにしている。しかし、温度式膨張弁は蒸発器出口冷媒の過熱度に応動する弁駆動機構が必要であるので、構成が複雑で、コストが高い。
【0003】
そこで、従来、過熱度に応動する弁駆動機構を廃止した構成の簡単な減圧装置が特開昭55−150467号公報において提案されている。この従来技術では、ノズル、オリフィスのような後段固定絞りの上流側に別の前段絞りを組み合わせた複合減圧装置を構成している。なお、図16はこの従来技術に基づいて本発明者が試作した比較品であり、11は前段固定絞りを示し、12は後段固定絞りを示す。
【0004】
上記のように複合減圧装置を構成するのは次の理由からである。すなわち、ノズル等の固定絞り12では図17のAに示すように冷媒の乾き度の微小域B(例えば、乾き度x<0.1)において流量変化が大きいという流量特性がある。つまり、冷媒の乾き度の微小域Bでは、ノズル等の固定絞り12による流量調整ゲインが大きい。そこで、この点に着目して、冷媒流れの上流側に別の前段固定絞り11を配置して、この前段固定絞り11により凝縮器出口の過冷却液冷媒を所定量減圧して微小乾き度域に変化させ、この微小乾き度域にある気液2相冷媒を後段の固定絞り12に流入させ、再度減圧する。
【0005】
これによると、後段の固定絞り12では、丁度、流量調整ゲインの大きい冷媒状態にて冷媒流量調整作用を行うことができるので、後段の固定絞り12による流量調整作用を凝縮器出口冷媒の過冷却度との関係で見ると、図17のCの流量特性となる。この流量特性Cでは、過冷却度の小さな変化幅Dによって大きな冷媒流量調整幅Eを得ることができる。
【0006】
ところで、冷凍サイクルの高圧側のサイクルバランス上、凝縮器出口冷媒の過冷却度が大きくなることは通常、高圧圧力の上昇を招き、圧縮機動力を増加させる。また、凝縮器出口冷媒の過冷却度が減少することは蒸発器出入口間のエンタルピ差を減少して冷房能力を低下させる。従って、サイクル効率の向上と冷房能力の確保とを両立させるためには、凝縮器出口冷媒の過冷却度を適度な所定範囲内に維持することが必要である。
【0007】
ここで、減圧装置を単純にキャピラリチューブのみで構成する場合はキャピラリチューブの流量調整ゲインが小さいので、流量特性が図17のFとなる。そのため、上記と同一の冷媒流量調整幅Eを得るための過冷却度変化幅がGとなり、上記変化幅Dに比較してはるかに広い範囲となる。
【0008】
これに対し、図16の複合減圧装置の流量特性Cであると、過冷却度の変化幅Dを小さくできるので、過冷却度を最適な範囲内に維持することができ、サイクル効率の向上と冷房能力の確保とを両立させることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記図16の複合減圧装置の実用化に向けて種々実験検討したところ、次のごとき問題が判明した。すなわち、前段絞り11の単一の小径(小面積)通路から冷媒が中間部空間13に流出し、その流出直後に冷媒流れが急拡大するので、その流速が中央部から周辺部にかけて大きく低下し、流速分布が不均一となる。この流速分布が不均一のまま冷媒が後段の固定絞り12に流入すると、流速不均一の影響で後段の固定絞り12における流量特性が図17のCからHに変化してしまい、キャピラリチューブによる流量特性Fに近似したものとなることが判明した。上記の流量特性Hでは過冷却度の変化幅Iが増加して、過冷却度が過度に上昇したり、過度に減少するので、サイクル効率や冷房能力を低下させる。
【0010】
後段の固定絞り12における流量特性の悪化を防ぐために、本発明者らは、前段の絞り11と後段の絞り12との間に位置する中間部空間13の存在に着目し、この中間部空間13の長さL2を長くして冷媒流れの混合作用を高めることを試行してみた。その結果、中間部空間13の長さLを40mm以上に設定すると、中間部空間13内で流速の高い冷媒流れと流速の低い冷媒流れとが十分混合して、後段絞り12の入口部では冷媒流速を均一化でき、流量特性を改善できることが分かった。
【0011】
しかし、この対策によると、中間部空間13の長さLの確保のために、減圧装置全体の体格が大きくなってしまい、車両エンジンルームのような狭隘なスペース内への減圧装置の搭載性を悪化させる。
【0012】
本発明は上記点に鑑みて、複数段の絞りを組み合わせる複合減圧装置において、小さな過冷却度変化により冷媒流量を広範に調整可能とするとともに、減圧装置の小型化を図ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒流れの上流側に配置された前段絞り(11、110)と、前段絞り(11、110)の下流側に配置された後段固定絞り(12)との間に、この両絞り(11、110、12)より通路断面積が大きい中間部空間(13)を設けるとともに、前段絞り(11、110)に複数に分割した絞り通路(11b、112a)を設けることを特徴とする。
【0014】
これにより、前段絞り(11、110)の減圧作用で凝縮器出口の過冷却液冷媒を微小乾き度域に変化させる。これと同時に、前段絞り(11、110)の複数の絞り通路(11b、112a)から冷媒が少量ずつ複数に分割して流出するので、各絞り通路から流出する冷媒の流速の偏りが小さくなる。その結果、中間部空間(13)の長さL2を小さくしても後段固定絞り(12)の入口に至るまでに冷媒流速を均一化できる。
【0015】
このようにして、凝縮器出口の過冷却液冷媒を微小乾き度域に変化させ、かつ、均一な流速分布の下で後段固定絞り(12)により冷媒流量の調整作用を行うことができる。そのため、図17のCに示すように流量調整ゲインの大きい、良好な流量特性を得ることができる。これと同時に、中間部空間(13)の長さL2を短縮できるので、減圧装置の小型化をも達成できる。
【0016】
請求項2に記載の発明では、冷媒流れの上流側に配置された前段絞り(11、110)と、前段絞り(11、110)の下流側に配置された後段固定絞り(12)との間に、この両絞り(11、110、12)より通路断面積が大きい中間部空間(13)を設けるとともに、前段絞り(11、110)の絞り通路(11b、112a)を、断面円形通路に比較して中間部空間(13)の広範囲にわたって冷媒が流出する断面形状としたことを特徴とする。
【0017】
これにより、断面円形の絞り通路を構成する場合に比較して、請求項2の絞り通路(11b、112a)では冷媒が広い範囲にわたって流出するので、絞り通路が単一であっても、絞り通路から流出する冷媒の流速の偏りを小さくできる。その結果、前段絞りからの流出冷媒の流速を均一化するための中間部空間(13)の長さL2を小さくでき、減圧装置の小型化を達成できる。
【0018】
請求項3に記載の発明のように、請求項2の前段絞り(11、110)の絞り通路(11b、112a)は具体的にはスリット状の断面形状とすればよい。
【0019】
請求項4に記載の発明では、冷媒流れの上流側に配置された前段絞り(11、110)と、前段絞り(11、110)の下流側に配置された後段固定絞り(12)との間に、この両絞り(11、110、12)より通路断面積が大きい中間部空間(13)を設けるとともに、この中間部空間(13)内に、前段絞り(11、110)から流出した冷媒流れの混合を促進する混合促進手段(16、17、18、19)を設けることを特徴とする。
【0020】
これにより、中間部空間(13)内の混合促進手段により冷媒流れの混合を積極的に促進して前段絞りからの流出冷媒の流速を均一化できる。その結果、中間部空間(13)の長さL2を小さくでき、減圧装置の小型化を達成できる。
【0021】
請求項5に記載の発明のように、前段絞りは、固定絞り(11)としてもよいが、請求項6に記載の発明のように、前段絞りは、高圧側冷媒の状態に応じて開度を変化させる可変絞り(110)としてもよい。
【0022】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による車両用空調装置の冷凍サイクルであり、圧縮機1は電磁クラッチ2を介して図示しない車両エンジンにより駆動される。圧縮機1から吐出された高圧のガス冷媒は凝縮器3に流入し、ここで、外気と熱交換して冷却され、凝縮される。なお、凝縮器3は車両走行による走行風を受けて冷却される部位、具体的には車両エンジンルーム内の最前部等に配置され、走行風および凝縮器用冷却ファンの送風空気により冷却される。
【0024】
そして、凝縮器3で凝縮した液冷媒は次に減圧装置4にて低圧に減圧されて霧状の気液2相状態となる。この減圧装置4は冷媒流れ方向に複数段の絞り手段を配置したもので、その詳細は後述する。減圧装置4を通過した低圧冷媒は蒸発器5において空調用送風機6の送風空気から吸熱して蒸発する。
【0025】
蒸発器5は空調ケース7内に配置され、蒸発器5で冷却された冷風は周知のごとく図示しないヒータコア部で温度調整された後に車室内へ吹き出す。蒸発器5を通過したガス冷媒はアキュムレータ8にて気液分離された後に圧縮機1に吸入される。
【0026】
アキュムレータ8は、蒸発器5出口からの冷媒の気液を分離し液冷媒を溜めてガス冷媒を圧縮機1に吸入させる役割と、タンク底部側に溜まる液冷媒中に溶け込んでいるオイルを圧縮機1に吸入させる役割とを果たす。
【0027】
図2は第1実施形態による減圧装置4の具体的構造を例示するもので、減圧装置4のボディ部材10は例えば樹脂にて概略円筒状に成形され、図1の凝縮器3出口側と蒸発器5の入口側との間の冷媒配管内部に位置決めして固定される。
【0028】
ボディ部材10の内部には冷媒流れの前後に前段固定絞り11と後段固定絞り12とを配置し、この両絞り11、12の中間に中間部空間13を設けている。前段固定絞り11は例えば樹脂にて概略円柱状に成形された柱部材11aを有し、この柱部材11aに複数に分割された絞り通路11bを形成している。
【0029】
より具体的に説明すると、絞り通路11bは本例では円形穴であり、同一円周上に4個等間隔で配置してある。各絞り通路11bは例えば、断面積=1.2mm2程度、長さL1=15mm程度のものであり、キャピラリチューブの長さを短くしたものに相当する。そして、前段固定絞り11はボディ部材10の内部に段部10aで位置決めされ、リング状のねじ部材14によりボディ部材10に固定される。
【0030】
後段固定絞り12は本例ではノズル形状により構成されており、ボディ部材10の最下流端部に直接形成されている。後段固定絞り12の最小部の断面積S1は、例えば、2.0mm2程度である。なお、後段固定絞り12をボディ部材10に直接形成せず、後段固定絞り12を金属等によりボディ部材10と別体で形成した後に、ボディ部材10の最下流端部に、別体の後段固定絞り12をインサート成形等により一体化してもよい。
【0031】
中間部空間13は、前段固定絞り11の各絞り通路11bから流出した冷媒流れを混合、整流することにより、冷媒流れの流速分布を均一化するものである。ここで、中間部空間13の長さL2は例えば、20mm程度であり、本例では、前段固定絞り11の絞り通路11bの長さL1より長くしてある。また、中間部空間13の通路断面積S2は前後の絞り11、12の通路断面積より十分大きくしてあり、例えば、18.0mm2程度である。
【0032】
次に、上記構成において第1実施形態の作動を説明する。図1において、圧縮機1が車両エンジンにより駆動されると、冷凍サイクル内を冷媒が循環し、圧縮機1での冷媒の圧縮→凝縮器3での冷媒の凝縮→減圧装置4での冷媒の減圧→蒸発器5での冷媒の蒸発→アキュムレータ8での冷媒の気液分離→圧縮機1への冷媒吸入が繰り返される。
【0033】
ところで、車両空調用冷凍サイクルでは、車両エンジンの回転数変動による圧縮機1の吐出能力変動、車速の変動による凝縮器3の放熱能力変動、蒸発器5の冷房負荷変動(送風量変動、吸い込み空気の温度、湿度変動)等のように運転条件が広範に変化する。従って、冷房能力の確保、および冷凍サイクルの効率アップのためには、これらのサイクル運転条件に対応してサイクル冷媒流量を適切に調整するとともに、凝縮器3の出口冷媒の過冷却度を適切な範囲(例えば、7〜15°C)内に維持することが重要である。
【0034】
減圧装置4の後段固定絞り12はノズル形状から形成され、その流量特性は図17のAに示すように冷媒の乾き度の微小域B(例えば、乾き度x<0.1)において流量変化が大きい(流量調整ゲインが大きい)という特徴を持っている。
【0035】
そこで、後段固定絞り12の上流側に前段固定絞り11を配置して、この前段固定絞り11の減圧作用により凝縮器3の出口冷媒を所定値だけ減圧して、乾き度の微小域にある気液2相状態の冷媒を固定絞り15に流入させるようにしている。
【0036】
このことを図3のモリエル線図により説明すると、いま、凝縮器3の出口冷媒がa点の状態にあって、所定の過冷却度SCを持っている。この過冷却度SCを持った高圧液冷媒が減圧装置4内に流入すると、まず、前段固定絞り11の各絞り通路11bを通過して所定値P1だけ減圧され、これにより、高圧液冷媒は微小な乾き度x1を持った気液2相状態(b点)に移行する。
【0037】
次に、気液2相状態の冷媒は各絞り通路11bから中間部空間13へ噴出し、この中間部空間13を通過して後段固定絞り12に流入する。ここで、中間部空間13は各絞り通路18aからの噴出冷媒流れを混合、整流して、冷媒流れを比較的均一な流速の流れとする。
【0038】
ここで、本第1実施形態による冷媒流速の均一化作用の有利な点を説明すると、図16の比較例のように前段固定絞り11を1つの絞り通路で構成する場合には、全流量の冷媒が1つの絞り通路から中間部空間13へ流出するため、流出直後の冷媒流速の不均一が大きくなる。このため、中間部空間13の長さを例えば、40mm以上に長くする必要がある。これに反し、本第1実施形態によると、前段固定絞り11の絞り通路を4つの絞り通路11bに分割しているので、各絞り通路18aから4分割された流量の冷媒が流出する。これにより、各絞り通路18aから流出する冷媒の流速の偏りが図4のように小さくなるので、中間部空間13の長さL2を小さく(例えば、20mm程度)しても後段固定絞り12の入口に至るまでに冷媒流速を均一化できる。
【0039】
このようにして、凝縮器3出口の過冷却液冷媒を微小乾き度域に変化させ、かつ、均一な流速分布の下で後段固定絞り12により冷媒流量の調整作用を行うことができる。そのため、図17のCに示すように流量調整ゲインの大きい、良好な流量特性を得ることができる。これと同時に、中間部空間13の長さL2を短縮できるので、減圧装置4の小型化を達成できる。
【0040】
(第2、第3実施形態)
上記第1実施形態では、前段固定絞り11の絞り通路11bを円形穴からなる4つの絞り通路11bに分割しているが、第2実施形態では、図5に示すように、前段固定絞り11の絞り通路11bを断面半円弧状の2つの穴からなる絞り通路11bに分割している。また、第3実施形態では、図6に示すように、前段固定絞り11の絞り通路11bを断面長方形状の2つの穴からなる絞り通路11bに分割している。
【0041】
第2、第3実施形態のように、前段固定絞り11の絞り通路11bの断面形状を変更しても、各絞り通路18aから複数に分割された流量の冷媒が流出するので、この流出冷媒の流速を均一化するための中間部空間13の長さL2を小さくできる。
【0042】
(第4、第5実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、前段固定絞り11の絞り通路11bを複数に分割しているが、第4実施形態では前段固定絞り11の絞り通路11bを単一とし、この単一の絞り通路11bの断面形状を図7のように十字形のスリット状としている。また、第5実施形態では図8のように単一の絞り通路11bの断面形状を、円周の一部を切り欠いたリング形のスリット状としている。
【0043】
第4、第5実施形態のように、絞り通路11bの断面形状を十字形やリング状からなるスリット状にするのは、絞り通路11bの冷媒流出部から冷媒が広範囲にわたって流出するようにするためである。すなわち、第4、第5実施形態によると、絞り通路11bから冷媒が十字形やリング状のスリット形状に沿って流出するので、円形断面の絞り通路に比較して冷媒が中間部空間13の広い範囲にわたって流出する。そのため、絞り通路11bが単一であっても、絞り通路11bから流出する冷媒の流速の偏りを小さくできるので、流出冷媒の流速を均一化するための中間部空間13の長さL2を小さくできる。
【0044】
なお、第5実施形態において絞り通路11bの断面形状を完全なリング形にしていないのは、絞り通路11bの内側部分をリング形の切り欠き部分で外側部分に一体に連結するためである。従って、絞り通路11bの内側部分を支持する支持部を別途構成する場合は絞り通路11bの断面形状を完全なリング形にできることはもちろんである。
【0045】
(第6実施形態)
上記第1〜第5実施形態では、いずれも前段固定絞り11の絞り通路11bの形態を工夫して絞り通路11bから流出する冷媒の流速の偏りを小さくするものであるが、第6実施形態では中間部空間13に流出冷媒の流速の均一化を促進する流速均一化手段を設けるものである。
【0046】
図9は第6実施形態を示すもので、円筒状の中間部材15は冷媒の流速の均一化を促進するリング状の凹溝16を形成するもので、前段固定絞り11の柱状部材11aの下流側端面とボディ部材10の内壁面の段部10aとの間に挟み込み固定される。より具体的に説明すると、前段固定絞り11と円筒状の中間部材15の外径は同一であり、この両者11、15をボディ部材10内に挿入後、リング状のねじ部材14の締め付けにより両者11、15をボディ部材10内に固定する。
【0047】
本例では、中間部材15の内径と中間部空間13を形成するボディ部材10の内壁面の内径とを同一とし、そして、中間部材15の内壁面の下流側端部をリング状に凹ませることによりリング状の凹溝16を形成している。この凹溝16は中間部空間13の冷媒流れ方向の概略中央部に形成している。
【0048】
第6実施形態の作用を説明すると、前段固定絞り11の絞り通路11bから冷媒が中間部空間13へ流出した直後では図10のように冷媒流れの流速分布が大きいが、中間部空間13内を冷媒が進むにつれて冷媒流れの混合により流速分布の偏りが減少しようとする。その際、中間部空間13の略中央部に位置する凹溝16では通路断面積の急拡大により冷媒流れの剥離が生じて渦16aが形成される。この渦16aにより冷媒流れが強制的に乱され、流速分布の均一化を促進する。
【0049】
そのため、単一の絞り通路11bから冷媒が流出する形態であっても、冷媒流速を均一化するための中間部空間13の長さL2を小さくできる。
【0050】
(第7実施形態)
第7実施形態は第6実施形態と同様に中間部空間13内に冷媒流速を均一化する流速均一化手段を設ける他の例である。
【0051】
第7実施形態では、図11に示すように、中間部材15に内径方向に突出するリング状の突起部17を設け、突起部17により渦を形成して、第6実施形態と同様に冷媒流れを強制的に乱して、流速分布の均一化を促進する。
【0052】
(第8実施形態)
第8実施形態も第6、第7実施形態と同様に中間部空間13内に冷媒流速を均一化する流速均一化手段を設ける他の例である。
【0053】
第8実施形態では図12に示すように、上記中間部材15の代わりにフィルタ部材18を中間部空間13内に配置している。このフィルタ部材18は、具体的には、樹脂等により形成され、冷媒中に含まれる金属切り粉等の異物を捕捉する網状体18aと、この網状体18aを支持固定する円筒状の樹脂製枠体18bとを有している。ここで、網状体18aは中間部空間13の上流側に向かって凸となる椀状の形状になっており、この状態でフィルタ部材18はねじ部材14により前段固定絞り11とともにボディ部材10の内壁面に締め付け固定されている。網状体18aの凸面頂部は前段固定絞り11の絞り通路11bの流出部に対向するようになっている。
【0054】
第8実施形態によると、前段固定絞り11の絞り通路11bから流出する流速の高い冷媒流れを、中間部空間13の上流側に向かって凸となる椀状の網状体18aにより強制的に乱して、流速の高い冷媒流れと流速の低い冷媒流れとの混合を促進して、冷媒流れの流速分布を均一化できる。
【0055】
(第9実施形態)
第9実施形態も第6〜第8実施形態と同様に中間部空間13内に冷媒流速を均一化する流速均一化手段を設ける他の例である。
【0056】
第9実施形態では図13に示すように、上記フィルタ部材18の代わりに、流速均一化の専用部材として弾丸状部材19を中間部空間13内に配置している。この弾丸状部材19は、中間部空間13の上流側に向かって凸となる弾丸状部19aと円筒状の枠体19bとを樹脂により一体成形している。
【0057】
第9実施形態によると、弾丸状部材19が第8実施形態のフィルタ部材18と同様の作用をなして冷媒流れの流速分布を均一化できる。
【0058】
(第10実施形態)
上記第1〜第9実施形態では、すべて複合減圧装置の前段絞りとして固定絞り11を用いる場合について説明したが、第10実施形態は図14、15に示すように、複合減圧装置の前段絞りとして可変絞り(可変絞り弁)110を用いる場合に関する。図14は可変絞り110の閉弁時を示し、図15は開弁時を示す。
【0059】
第10実施形態において、円筒状の中間部材15、冷媒流速の均一化促進のためのリング状凹溝16、後段固定絞り12等は第6実施形態(図9〜図10)と同じであるので、説明を省略する。
【0060】
第10実施形態における前段可変絞り110は、固定弁座部111とこの固定弁座部111対して変位可能な弁体112とこの弁体112に閉弁方向のばね力を作用させるばね手段としての圧縮コイルばね113を有している。固定弁座部111と弁体112は本例では樹脂により成形し、コイルばね113は金属ばね材により成形している。
【0061】
固定弁座部111は円板部111aと、この円板部111aの中心部に一体に形成された円筒部111bとを有している。円筒部111bの中心部には小径の連通穴(ブリードポート)111cが形成してある。この連通穴111cは可変絞り弁14が図14のように閉弁状態にあるときでも上記中間部空間13と可変絞り110の上流側との間を小開度で常時連通させる連通手段を構成するもので、連通穴111cは例えば、φ1.0mm程度の小径である。
【0062】
円板部111aは円筒部111bの周囲にバイパス穴111dを形成している。このバイパス穴111dは円筒部111bの周囲に複数に分割して、円弧状、円形等の形状に形成されている。この複数のバイパス穴111dは可変絞り110の開弁時に図15のように連通穴111cをバイパスして十分な量の冷媒を流すためのものであり、そのため、複数のバイパス穴111dの合計開口断面積は連通穴111cの開口断面積に比較して数倍以上に十分大きくしてある。
【0063】
また、円板部111aの外周面にはねじ111eを形成し、このねじ111eによりボディ部材10の上流側端部の内周面に円板部111aを締め付け固定するようになっている。ここで、ねじ111eによる締め付け固定の代わりに、かしめ等の他の固定手段を用いて、円板部111aをボディ部材10に固定してもよい。
【0064】
弁体112は円筒形状であり、その中心部に小径の円形穴からなる絞り通路112aが形成されている。この絞り通路112aの径は連通穴111cの径より大であり、例えば、φ1.8mm程度である。
【0065】
そして、円筒部111bの先端傾斜面と弁体112の上流側端部(傾斜凹面)との間隔が変化することにより、絞り通路112aの入口部の開口面積が調整される。絞り通路112aの下流側端部には開口断面積を徐々に拡大する口拡部112bが形成してある。
【0066】
コイルばね113の一端部は弁体112の上流側フランジ部112cの端面に当接し、他端部は中間部材15の上流側端面に当接し、支持されている。なお、コイルばね113のばね力(設定荷重)は、固定弁座部111のボディ部材10に対する締め付け位置を調整することにより調整可能である。すなわち、固定弁座部111の締め付け位置を円板部111aのねじ111eにより調整して、弁体112の軸方向位置を調整することにより、コイルばね113のばね力を調整できる。
【0067】
弁体112の前後の圧力差が弁体112に対して開弁方向の力として作用し、コイルばね113のばね力が弁体112に対して閉弁方向の力として作用するので、弁体112の前後の圧力差がコイルばね113のばね力により決まる所定値に維持されるように弁体112が軸方向に変位して、絞り通路112aの入口部の開口面積を調整する。すなわち、可変絞り弁110は定差圧弁としての役割を果たすものであって、図15は弁体112がコイルばね113側へ変位して開弁した状態を示す。
【0068】
第10実施形態によると、複合減圧装置の前段絞りとして可変絞り(可変絞り弁)110を用いているから、凝縮器出口冷媒の状態変化に応じて前段可変絞り110の開度を調整することができる。これにより、複合減圧装置全体として冷媒流量の調整作用を冷凍サイクルの運転状況に対応してより適切に行うことができる。
【0069】
なお、第10実施形態では、冷媒流速の均一化促進手段として第6実施形態(図9〜図10)によるリング状凹溝16を持つ円筒状の中間部材15を採用しているが、第6実施形態に限定されることなく、第7〜第9実施形態による冷媒流速の均一化促進手段を第10実施形態に採用してもよいことはもちろんである。
【0070】
また、第10実施形態において、弁体112の絞り通路112aの形態を第1〜第5実施形態の前段固定絞り11の絞り通路11bのように工夫して、絞り通路112aから流出する冷媒の流速の偏りを小さくするようにしてもよい。
【0071】
なお、第10実施形態では、可変絞り110前後の通路間を可変絞り110の閉弁状態でも連通させる連通穴111cを備える場合について説明したが、冷房熱負荷の低負荷条件、例えば、低外気温時には自動的に停止状態となる車両用冷凍サイクル装置が実用化されている。このような冷凍サイクル装置では冷媒流量が小流量となる使用状態が少ないので、連通穴111cを廃止してもよい。
【0072】
(他の実施形態)
なお、上記の各実施形態では、下流側の固定絞り手段としてノズル形状からなる後段固定絞り12を用いる場合について説明したが、固定絞り手段としてノズルの他に、オリフィス、ベンチュリ等を用いることもできる。また、本発明は車両用以外の用途の冷凍サイクル装置にも適用できる。
【0073】
また、上記の各実施形態では、前段絞り11、110と、後段固定絞り12との2段の絞りを組み合わせているが、本発明は冷媒流れ方向に3段以上の絞りを組み合わせてもよい。その場合も、最終段の固定絞り12と、その1段手前の前段絞り11、110との間に中間部空間13を設けるとともに、この1段手前の前段絞り11、110からの冷媒流速を均一化するように、上記各実施形態の手段を採用すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における冷凍サイクル図である。
【図2】(a)は第1実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】第1実施形態の作動説明用のモリエル図である
【図4】第1実施形態の減圧装置の作動説明用の縦断面図である。
【図5】(a)は第2実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図6】第3実施形態の減圧装置を示す断面図で、図5(a)のA−A断面図に相当する。
【図7】(a)は第4実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図8】第5実施形態の減圧装置を示す断面図で、図7(a)のA−A断面図に相当する。
【図9】(a)は第6実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図10】第6実施形態の減圧装置の作動説明用の縦断面図である。
【図11】(a)は第7実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図12】(a)は第8実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。。
【図13】(a)は第9実施形態の減圧装置の縦断面図で、(b)は(a)のA−A断面図である。。
【図14】第10実施形態の減圧装置の縦断面図で、前段可変絞りの閉弁状態を示す。
【図15】第10実施形態の減圧装置の縦断面図で、前段可変絞りの開弁状態を示す。
【図16】本発明者が試作した減圧装置(比較品)の縦断面図である。
【図17】本発明者が試作した減圧装置(比較品)および本発明の実施形態の冷媒流量特性図である。
【符号の説明】
10…ボディ部材、11…前段固定絞り、12…後段固定絞り、
13…中間部空間、110…前段可変絞り、11b、112a…絞り通路。
Claims (6)
- 冷凍サイクルの高圧側冷媒を減圧する減圧装置であって、
冷媒流れの上流側に配置された前段絞り(11、110)と、
前記前段絞り(11、110)の下流側に配置され、前記前段絞り(11、110)を通過した冷媒が流入する後段固定絞り(12)と、
前記前段絞り(11、110)と前記後段固定絞り(12)との間に設けられ、前記両絞り(11、110、12)より通路断面積が大きい中間部空間(13)とを備え、
前記前段絞り(11、110)に複数に分割した絞り通路(11b、112a)を設けることを特徴とする減圧装置。 - 冷凍サイクルの高圧側冷媒を減圧する減圧装置であって、
冷媒流れの上流側に配置された前段絞り(11、110)と、
前記前段絞り(11、110)の下流側に配置され、前記前段絞り(11、110)を通過した冷媒が流入する後段固定絞り(12)と、
前記前段絞り(11、110)と前記後段固定絞り(12)との間に設けられ、前記両絞り(11、110、12)より通路断面積が大きい中間部空間(13)とを備え、
前記前段絞り(11、110)の絞り通路(11b、112a)を、断面円形通路に比較して前記中間部空間(13)の広範囲にわたって冷媒が流出する断面形状としたことを特徴とする減圧装置。 - 前記前段絞り(11、110)の絞り通路(11b、112a)をスリット状の断面形状としたことを特徴とする請求項2に記載の減圧装置。
- 冷凍サイクルの高圧側冷媒を減圧する減圧装置であって、
冷媒流れの上流側に配置された前段絞り(11、110)と、
前記前段絞り(11、110)の下流側に配置され、前記前段絞り(11、110)を通過した冷媒が流入する後段固定絞り(12)と、
前記前段絞り(11、110)と前記後段固定絞り(12)との間に設けられ、前記両絞り(11、110、12)より通路断面積が大きい中間部空間(13)とを備え、
前記中間部空間(13)内に、前記前段絞り(11、110)から流出した冷媒流れの混合を促進する混合促進手段(16、17、18、19)を設けることを特徴とする減圧装置。 - 前記前段絞りは、固定絞り(11)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の減圧装置。
- 前記前段絞りは、高圧側冷媒の状態に応じて開度を変化させる可変絞り(110)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の減圧装置。
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