JP3644349B2 - 走行車両 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車輪カバ−にステップフロアを構成した走行車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、走行車両には車輪の上側を覆うカバ−が設けられ、そして、更に、このカバ−には車輪の上端より高い位置と低い位置とにおいて上下二段のステップフロアが構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のステップフロア、特に車両の後部側に設けられた上段のステップフロアは比較的狭く構成されたものであるため、特にこの後側に設けられる作業装置との関係で作業性が悪く、作業能率の低下を招く問題があった。
【0004】
本発明は、車輪カバ−の車輪の外周に沿う傾斜部を有効利用することにより、上段ステップフロアを広くし、作業性の向上を図ることにある。
そのため、本発明は、次のような技術的手段を講じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題解決のために本発明は次の手段を講じた。すなわち、走行車輪3を備える車体1の前部にステアリングハンドル5を有する操縦部6を設け、該操縦部6の左右両側方に予備苗を載置する苗載枠24を設け、前記車体1の後方部に苗植付部7を昇降可能に設けた乗用田植機において、走行車輪3の上側を覆うカバ−15には、車輪3の上端より高位の上段ステップフロア16と車輪3の上端より低位の下段ステップフロア17と、この上下のステップフロア16,17間で車輪3の外周に沿うように傾斜する傾斜部18とを備え、該傾斜部18の上方には上段のステップフロア16と略同一平面内において補助ステップフロア16aを連設し、前記苗載枠24は上下方向に立設する前後の支持フレ−ム25a,25bを備える支持装置25で車体1側から支持され、前記前後の支持フレ−ム25a,25b間にはバランスウエイト31を係止保持するためのウエイト係止板32を、前記下段ステップフロア17の上面と略同一高さに位置させて設けてあることを特徴とする走行車両とした。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、走行車輪3を備える車体1の前部にステアリングハンドル5を有する操縦部6を設け、該操縦部6の左右両側方に予備苗を載置する苗載枠24を設け、前記車体1の後方部に苗植付部7を昇降可能に設けた乗用田植機において、走行車輪3の上側を覆うカバ−15には、車輪3の上端より高位の上段ステップフロア16と車輪3の上端より低位の下段ステップフロア17と、この上下のステップフロア16,17間で車輪3の外周に沿うように傾斜する傾斜部18とを備え、該傾斜部18の上方には上段のステップフロア16と略同一平面内において補助ステップフロア16aを連設し、前記苗載枠24は上下方向に立設する前後の支持フレ−ム25a,25bを備える支持装置25で車体1側から支持され、前記前後の支持フレ−ム25a,25b間にはバランスウエイト31を係止保持するためのウエイト係止板32を、前記下段ステップフロア17の上面と略同一高さに位置させて設けたから、上段のステップフロアを広くとることができ、このステップ上でのオペレータの移動範囲が大きくなって作業性が向上し、しかもウエイト係止板32をステップ延長面として使用できるために上段のステップフロアが広くとれることと相俟って下段ステップフロア17の有効利用をも図ることができ、後部側に設けられる苗植付部7の苗載タンク12への苗補給作業が容易となり、作業能率を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1〜図2は、走行車両の一例として6条植乗用田植機を示すものであり、車体1の前後には走行車輪としての左右一対の前輪2,2及び後輪3,3が架設されている。後輪3,3は前輪2,2よりも大径に構成されている。記車体上前部に操作ボックス4及びステアリングハンドル5等を有する操縦部6が設けられ、車体後方部には苗植付部7によって構成される作業装置が昇降リンク機構8を介して昇降可能に装備されている。操縦部6の後側には運転席9が設置され、該運転席9下側でエンジンカバ−10内には田植機の各部に動力を伝達するエンジン11が搭載されている。
【0009】
苗植付部7(作業装置)は、左右に往復動する苗載タンク12、1株分の苗を切取って土中に植込む植込杆を有する植付装置13、苗植付面を整地するフロ−ト14等からなる。
前記前輪2,2及び後輪3,3上にはこれらの上側を覆うカバ−15が設けられている。該カバ−15は、後輪3の上端より高位の上段ステップフロア16と後輪3の上端より低位の下段ステップフロア17と、この上下のステップフロア16,17間で後輪3の外周に沿うように傾斜する傾斜部18とからなるように構成され、そして、該傾斜部18の上方には上段のステップフロア16側からこれと略同一平面内において補助ステップフロア16aを連設することにより、該上段ステップフロア16を実質的に幅広くした構成としている。
【0010】
また、前記補助ステップフロア16aは、この前端部と下段ステップフロア17の後端部とが上下方向鉛直線Y上において略一致する関係位置まで延出させた構成としている。更に、この補助ステップフロアは補強部材19を介して強固に連結保持させた構成である。
【0011】
図3及び図4に示す実施例は、ステップフロアA,Bを前後に分割し、車体に対し一体的又は単独に着脱可能とし、そして、ステップフロアBを取り外す場合は、エンジンカバ−Cを取り外してからステップフロアBを取り外すように構成している。この場合、エンジンカバ−Cは簡単に開閉することができ、又、ワンタッチで着脱できるように構成しておくとよい。ステップフロアAを取り外す場合は、操作ボックスDを先に取外してから行なうか、また、これと一緒に取外すようにしてもよく、それぞれ単独で取り外すこともできる。
【0012】
また、図5に示す実施例では、ステップフロアA,Bを左右に分割可能とし、ステアリングハンドル付操作ボックスや運転席付エンジンカバ−等からなる操作運転部Cを一体的にして着脱できるように構成し、そして、この中央の運転操作部Cを挟む左右両側にステップフロアA,Bを配置するようにして、三者を独立的に分割できる構成としている。
【0013】
図6〜図8は、ステップフロアに対するステップマットの係止固定装置を示すもので、ステップマット20をステップフロア17上に敷設する際、機体側の係止杆21に係止可能なステップ固定フック22を介して係止固定する構成である。
【0014】
ステップ固定フック22はフック部22aと係止孔22bを有する係止固定部22cとからなり、フック部22aは前記係止杆21に係合し、係止固定部22cの係止孔22bにはステップマット20の裏側に突設した係止突起20aを嵌入係止する構成である。なお、このステップ固定フック22はピン軸23回りに回動可能な構成になっている。
【0015】
図9はステップマットの係止固定装置における他の実施例を示すもので、ステップマット20の裏面にステップ固定フック22を一体的に取り付けた構成としている。
車体1の前側部で操縦装置6の左右両側方には予備苗を載置する苗載枠24,24を配設している。この苗載枠24は車体1側から上方に突設する支持装置25によって支持している(詳細は図10〜図12を参照)。
前記支持装置25は、上下方向に立設する前後の支持フレーム25a,25bとこれらの上端部が側面視でアーチ状に連続するアーチ状支持フレーム25cとからなり、そして、後側支持フレーム25bは補助支持フレーム26及び取付部材27を介してフロントアクスルケース28に装着支持してあり、前側支持フレーム25aは、少なくともその一部が後側の支持フレーム25bより左右横方向の内側に変位するよう屈曲形成してあると共に、その下端部をバンパー29のバンパーフレーム30に装着支持している。
【0016】
また、前後の支持フレ−ム25a,25b間には、バランスウエイト31を係止保持するためのウエイト係止板32を装着している。このウエイト係止板32は、ステップフロア17の上面と略同一高さに位置させて設けてあり、バランスウエイトが無い時は、ステップ延長面として使用できるようにしてある。また、ウエイト31搭載時は、その係止板32の取付位置がウエイトを搭載するのに適当な高さとなり得る構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行車両(田植機)の側面図
【図2】走行車両(田植機)の平面図
【図3】別実施例の走行車両の側面図
【図4】同上要部の平面図
【図5】別実施例要部の平面図
【図6】別実施例要部の平面図
【図7】同上要部の切断側面図
【図8】同上要部の斜視図
【図9】別実施例要部の切断側面図
【図10】別実施例の田植機要部の側面図
【図11】同上要部の平面図
【図12】同上要部の正面図
【符号の説明】
1…車体、3…後輪、5…ステアリングハンドル、6…操縦部、7…苗植付部、15…カバ−、16…上段ステップフロア、16a…補助ステップフロア、17…下段ステップフロア、18…傾斜部、24…苗載枠、25…支持装置、25a…前側支持フレ−ム、25b…後側支持フレ−ム、31…バランスウエイト、32…ウエイト係止板
Claims (1)
- 走行車輪3を備える車体1の前部にステアリングハンドル5を有する操縦部6を設け、該操縦部6の左右両側方に予備苗を載置する苗載枠24を設け、前記車体1の後方部に苗植付部7を昇降可能に設けた乗用田植機において、走行車輪3の上側を覆うカバ−15には、車輪3の上端より高位の上段ステップフロア16と車輪3の上端より低位の下段ステップフロア17と、この上下のステップフロア16,17間で車輪3の外周に沿うように傾斜する傾斜部18とを備え、該傾斜部18の上方には上段のステップフロア16と略同一平面内において補助ステップフロア16aを連設し、前記苗載枠24は上下方向に立設する前後の支持フレ−ム25a,25bを備える支持装置25で車体1側から支持され、前記前後の支持フレ−ム25a,25b間にはバランスウエイト31を係止保持するためのウエイト係止板32を、前記下段ステップフロア17の上面と略同一高さに位置させて設けてあることを特徴とする走行車両。
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- 2000-03-29 JP JP2000090961A patent/JP3644349B2/ja not_active Expired - Fee Related
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