JP3643907B2 - ディスプレイ・デスク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デスク天板に対して下方から画像を投影するようにしたディスプレイ・デスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多人数で会議等を行なう場合に、所謂プレゼンテーションとして、プロジェクタを使用して、必要な画像を会議室の壁面に設けられたスクリーンあるいは壁面自体に投影するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された投影画像の場合には、会議等の参加者が投影された画像を見るためにはスクリーンまたは壁面に顔を向ける必要があるため、参加者同士の議論が途切れてしまうことがある。
【0004】
また、投影画像の視認性を高めるためには、周囲をやや暗くする必要があり、この点からも会議等の円滑な運営が妨げられてしまうことがある。
さらに、マーカー等を使用して投影画像に対して説明を書き込みたい場合などには、スクリーンとして所謂ホワイトボード等を使用する必要があった。
【0005】
この発明は、以上の点にかんがみて、会議等で使用するデスクの天板に対して下方から画像を投影すると共に、天板表面にマーカー等による書き込みができるようにしたディスプレイ・デスクを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明によれば、透明材料から成り上面の少なくとも画像投影領域を含む一部が粗面仕上げされている天板と、この天板の下方に配設され天板に向かって画像を投影する投影手段と、天板の上方に配置され天板に投影された画像の領域を撮像する撮像手段と、この撮像手段からの撮像信号を入力して保存する電子計算機とを具備し、天板が、画像が投影される半透過面を備え、投影手段が天板に向かって投影光を照射することにより半透過面に画像が結像され、撮像手段が、天板の粗面仕上げされた上面にインクが付着することで書き込まれた内容と半透過面に結像された画像とを撮像して電子計算機に撮像信号として出力するように構成されている。
この発明によるディスプレイ・デスクは、好ましくは、上記天板が半透過性シートを二枚の板ガラスで挟持することにより構成されている。
この発明によるディスプレイ・デスクは、好ましくは、上記天板の上面と半透過面が近接して配設されている。
【0007】
また、本発明によるディスプレイ・デスクは、好ましくは、上記投影手段と天板との間の光路中に光路折曲げのための反射部材が天板に対して斜めに配設されている。
この発明によるディスプレイ・デスクは、好ましくは、上記反射部材が天板に対して斜めにほぼ45度に配設されていて、上記投影手段がほぼ水平方向に画像を投影するように配設されており、さらに好ましくは、上記反射部材が平板の表面に反射面を備えている。
【0008】
この発明によるディスプレイ・デスクは、好ましくは、上記投影手段と天板との間に、光軸の周りに光軸の周りに入射光束を任意の角度だけ回転可能な回転光学系が配設されており、この回転光学系は投影手段内に内蔵され得る。
また、この発明によるディスプレイ・デスクでは、天板の投影手段による画像表示位置に隣接して、天板の上面にキーボード装置を配設することができる
【0009】
この発明は上記のように構成されており、透明な天板に対して投影手段によって下方から画像を投影するので、会議等を行なう場合に、参加者全員が本ディスプレイ・デスクの天板を囲むように周りの椅子に座ることにより、参加者全員が互いに向き合った状態で、下方から天板の半透過面に投影された画像を上方から視認することができる。
したがって、周囲が明るくても見易い画像表示を得ることができると共に、各参加者は、顔の向きを大きく変えることなく、互いに向き合った状態で、画像を見ながら対面して議論することができるので、会議等の運営を円滑に行なうことができる。
また、画像に対して説明を加えたい場合には、天板の粗面仕上げされた上面に対してマーカー等で書き込むことにより、マーカー等のインクが粗面に付着するので容易に書き込みを行なうことができる。このため従来のようにホワイトボート兼用のスクリーンを使用する必要がない。
さらに、投影手段からの画像の投影を行なわない場合には、半透明の天板を有する通常のデスクとして使用することができる。
【0010】
上記天板が、半透過性シートを二枚の板ガラスで挟持することにより構成されている場合には、薄い半透過性シートが二枚の板ガラスで挟持されることによって平面性を保持することができると共に、天板全体の強度を確保することができる。
上記天板の上面と半透過面が近接して配設されている場合には、半透過面と天板上面との間の反射による二重画像のずれが少なくなり、見易い画像を得ることができる。
【0011】
上記投影手段と天板との間の光路中に光路折曲げのための平坦な反射部材が天板に対して斜めに配設されている場合には、投影手段が、天板の下方に位置する反射部材から反射部材の傾斜方向に配設されることになるので、天板を会議等に最適な高さに自由に設定することができると共に、投影手段から反射部材を介して天板の半透過面までの距離を長くとることができるので、投影手段のコストが少なくて済み、歪みの少ない画像を投影することができる。
上記反射部材が、天板に対して斜めにほぼ45度に配設されており、上記投影手段がほぼ水平方向に画像を投影するように配設されている場合には、投影手段から反射部材を介して天板の半透過面に投影された画像の反射光が再び反射部材を介して投影手段に戻ることになるので、この反射光が天板の他の部分に入射してノイズ画像となることがなく、見易い画像を投射することができる。
上記反射部材が平板の表面に反射面を備えている場合には、投影手段からの投射光が反射部材の反射面で反射されるので、ガラスの裏面に反射膜を形成した従来の鏡のようにガラス表面と反射膜で二重に反射するようなことがなく、見易い画像を投射することができる。
【0012】
上記投影手段と天板との間に、光軸の周りに入射光束を任意の角度だけ回転可能な回転光学系が配設されている場合には、投射手段と天板の位置関係を変更することなく、天板の半透過面に投射された画像を任意の方向に回転させることができるので、必要に応じて参加者各人に対して正立した画像を表示することができる。
この場合、回転光学系が投影手段内に内蔵されている場合には、投影手段を移動させるとき等において、投影手段と共に回転光学系が移動されることになるので、携帯性が向上すると共に、再び投影手段を天板に対して設置する際に、回転光学系を投影手段に対して位置決めする必要がなく、設定を容易に行なうことができる。
【0013】
上記天板の投影手段による画像表示位置に隣接して、天板の上面にキーボード装置が配設されている場合には、投影手段に対して、例えばパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等の各種情報機器の画像信号を入力することにより、これら情報機器のディスプレイ装置として本ディスプレイ・デスクを使用することができる。これにより、一般家庭やSOHO等において、比較的狭いスペースでパーソナルコンピュータを使用したい場合に、ディスプレイ・モニタとして使用し、不使用時には、通常のワーク・デスクやテーブル等として使用することができる。
また、天板の画像を撮像手段、例えばCCDカメラ等で撮影すると共に、これと接続した電子計算機等の電子機器に撮像信号を送出することで、電子計算機に書き込み内容を保存し加工することできるので、投影手段に接続した例えばパーソナルコンピュータからの画像情報を天板に投影し、この天板に水性マーカーなどで会議内容を書き込み、画像情報と共にこの書き込んだ内容を撮像手段で撮影し、次いでこれらの情報をパーソナルコンピュータへ送出することで、最新の情報を記録し保存し再生することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明によるディスプレイ・デスクの第一の実施形態を示している。図1において、ディスプレイ・デスク10は、透明材料から成る水平な板状の天板11と、この天板11の下方に配設され、天板に向かって画像を投影する投影手段12とから構成されている。
【0015】
上記天板11は、図2に示すように、画像が投影される半透過面としての乳白色シート11aを二枚のガラス板11b,11cで挟持することにより構成されている。
さらに、上記天板11は、上方のガラス11bの上面11dが粗面仕上げされている。
【0016】
上記乳白色シート11aは、具体的には、例えばシングル仕様の乳白色フィルムであり、ガラス11b,11cは、それぞれ厚さ6mm,8mm程度のフロートガラスが使用され得る。
また、天板11の上面11dは、例えば薬品処理によるMG−10加工によって無反射加工されることにより粗面仕上げされている。
この粗面仕上げは、後述するように書き込みの際のマーカー等のインクが良好に付着するような程度であればよい。
【0017】
上記投影手段12は公知の構成のプロジェクタであって、例えばパーソナルコンピュータ13から入力される画像信号に基づいて、所定の焦点距離の投影レンズを介して画像を投影するように構成されている。
ここで、投影手段12は、画像の焦点位置が天板11の半透過面としての乳白色シート11a上に位置するように、天板11の真下にて天板11に対して光軸が垂直になるように配設されている。
【0018】
この発明の第一の実施形態によるディスプレイ・デスク10は以上のように構成されており、パーソナルコンピュータ13から入力される画像信号に基づいて投影手段12から投影される投影光が天板11に向かって下方から照射され、天板11の半透過面としての乳白色シート11aに集束して、乳白色シート11aの下面に画像が結像される。
この場合、使用者が上方から天板11を見ると、上方のガラス11bを通して、さらに乳白色シート11aを通して、乳白色シート11aの下面に結像された画像を観察することができる。
【0019】
ここで、使用者が、画像を見ながら画像に対して説明等の書き込みを行なう場合、例えば水性マーカーを使用して天板11の表面、即ち上方のガラス板11bの上面11dに書き込みを行なう。このとき、ガラス板11bの上面11dが粗面仕上げされていることから、水性マーカーのインクが上面11dに良好に付着することになり、書き込みを確実に行なうことができる。
【0020】
図3はこの発明によるディスプレイ・デスクの第二の実施形態を示している。図3において、ディスプレイ・デスク20は、透明材料から成る水平な板状の天板21と、この天板21の下方に配設され天板に対して斜めに配設された光路折曲げ用の反射部材22と、反射部材22により折曲げられた光路中に配設され、反射部材22を介して天板21に向かって画像を投影する投影手段23とから構成されている。
【0021】
上記天板21は、図1に示したディスプレイ・デスク10における天板11と同様に構成されている。
【0022】
上記反射部材22は、図示のように天板21の下方に配設されていると共に、天板21に対して傾斜角θとなるように斜めに配設されている。
ここで、上記反射部材22は、図4に示すように平板の表面に反射膜22aを備えることにより構成されている。
上記反射部材22は、具体的には、例えば青板ガラスの表面に反射膜として、例えば真空蒸着によってアルミニウムの増反射コーティングが施されることにより構成されている。なお、反射膜22の表面は、鏡面となるように例えば100mR程度の平坦度を有している。
【0023】
上記投影手段23は、図1に示したディスプレイ・デスク10における投影手段12と同様に構成されており、パーソナルコンピュータ24から入力される画像信号に基づいて画像を投射する。
ここで、投影手段23は、画像の焦点位置が反射部材22を介して天板21の半透過面としての乳白色シート11a上に位置するように配設されている。
【0024】
この実施形態によるディスプレイ・デスク20は、以上のように構成されており、投影手段23からの投影光が反射部材22の反射面22aによって反射された後、天板21に向かって下方から照射され、天板21の半透過面としての乳白色シート11aに集束して、乳白色シート11aの下面に画像が結像される。この場合、使用者が上方から天板21を見ると、上方のガラス板11bを通して、さらに乳白色シート11aを通して、乳白色シート11aの下面に結像された画像を観察することができる。
【0025】
ここで、使用者が、画像を見ながら画像に対して説明等の書き込みを行なうような場合、使用者は、例えば水性マーカーを使用して天板21の表面、即ち上方のガラス板11bの上面11dに書き込みを行なう。このとき、ガラス板11bの上面11dが粗面仕上げされていることから、水性マーカーのインクが上面11dに良好に付着することになり、書き込みを確実に行なうことができる。
【0026】
さらに、この場合、投影手段23の光路が反射部材22によって折り曲げられていることから、投影手段23を天板21の真下に配設する必要がなく、反射部材22の傾斜方向に配設すればよいので、天板21の高さを会議等に最適な高さに設定することができると共に、投影手段23から反射部材22を介して天板21までの距離を十分に長くとることができるので、投影手段23の投影レンズの焦点距離が長くてもよく、投影手段23のコストを低減することができ、さらに歪みの少ない見易い画像を得ることができる。
【0027】
図5はこの発明によるディスプレイ・デスクの第三の実施形態を示している。図5において、ディスプレイ・デスク30は、図3に示したディスプレイ・デスク20とほぼ同様の構成であって、反射部材22の傾斜角θがほぼ45度に設定されると共に、投影手段23の光軸がほぼ水平に配設されている点でのみ異なる構成になっている。
【0028】
このような構成のディスクプレイ・デスク30によれば、図3のディスプレイ・デスク20と同様に作用すると共に、投影手段23から反射部材22を介して天板21の半透過面に投影された画像の反射光が、再び反射部分を介して投影手段に戻ることになる。したがって、この反射光が反射部材で再反射されて天板の他の部分に入射して、ノイズ画像となることがなく見易い画像を投射することができる。
【0029】
図6はこの発明によるディスプレイ・デスクの第四の実施形態を示している。図6において、ディスプレイ・デスク40は、図5に示したディスプレイ・デスク30とほぼ同様の構成であって、投影手段23と天板21との間、図示の場合には、投影手段23の直前に、光軸の周りに入射光束を任意の角度だけ回転可能な回転光学系41が配設されている点でのみ異なる構成になっている。
【0030】
上記回転光学系41は公知の構成であって、内部のプリズムを光軸の周りに回動させることにより、出射光束が入射光束に対して光軸の周りに任意の角度だけ回転されるようになっている。
【0031】
このような構成のディスプレ・デスク40によれば、図5のディスプレイ・デスク30と同様に作用すると共に、投影手段23から反射部材22を介して天板21の半透過面に投影される画像が、回転光学系41を操作することによって回動されることになる。これにより、図7(A)に示す画像が、回転光学系41の操作によって、例えば図7(B)に示すように横向きに回動される。従って、天板21の周囲に多人数の参加者が居る場合に、回転光学系41を適宜に操作することによって、参加者各人に対して必要に応じて正立した画像を表示することができる。
【0032】
図8はこの発明によるディスプレイ・デスクの第五の実施形態を示している。図8において、ディスプレイ・デスク50は、図5に示したディスプレイ・デスク30とほぼ同様の構成であって、天板21の上方に、天板21に投影された画像の領域を撮像するための撮像手段51が配設されている点でのみ異なる構成になっている。
上記撮像手段51は、例えば公知の構成のCCDカメラ等であって、天板21の半透過面に投影された画像そして天板21の上方のガラス板の粗面仕上げされた表面に書き込まれた書き込み内容を撮像するようになっている。
さらに、撮像手段51は、好ましくは、例えばパーソナルコンピュータ24に対して撮像信号を出力するようになっている。
【0033】
このような構成のディスプレイ・デスク50によれば、図5のディスプレイ・デスク30と同様に作用すると共に、天板11の半透過面に投影された画像に対して書き込まれた説明等を当該画像と共に撮像して、パーソナルコンピュータ24等に出力することにより書き込み内容を画像と共に保存することができる。
【0034】
図9はこの発明によるディスプレイ・デスクの第六の実施形態を示している。図9において、ディスプレイ・デスク60は、図5に示したディスプレイ・デスク30とほぼ同様の構成であって、天板21に投影された画像表示位置に隣接して、天板21の上面にキーボード装置61が配設されている点でのみ異なる構成になっている。
上記キーボード装置61は公知の構成であって、入力装置として、パーソナルコンピュータ24に接続されている。なお、パーソナルコンピュータ24以外にも、ワードプロセッサ等のディスプレイ・モニタを必要とする各種情報機器に接続するようにしてもよい。
【0035】
このような構成のディスプレイ・デスク60によれば、図5のディスプレイ・デスク30と同様に作用し、パーソナルコンピュータ24のディスプレイ装置として使用することができると共に、パーソナルコンピュータ24の不使用時には通常のワーク・デスクまたはテーブル等として使用することができる。
したがって、一般家庭やSOHO等の比較的狭いスペースにおいて、パーソナルコンピュータ等の各種情報機器を使用したい場合に、デスク兼用のディスプレイ装置として使用することができる。
さらに、キーボード装置61と共にマウスを併用する場合であっても、マウスのボールと天板21の粗面仕上げされた表面との間の摩擦が確保され得るので、マウスの操作性が良好になる。
【0036】
なお、上述した実施形態において、天板11,21を構成するガラス板11b,11cは、乳白色シート11aの平面性を保持し得るものであればよく、必要な強度を維持しつつ、以下に述べる光学的観点から、できるだけ薄く形成することが望ましい。
即ち、ガラス板11bについては、乳白色シート11aに投影される画像と、ガラス板11bの上面11dの書き込みの垂直方向のずれをできるだけ少なくするために、より薄く形成することが望ましい。また、ガラス板11cに関しては、乳白色シート11aに投影される画像の反射光がガラス板11cの下面で再び反射されて乳白色シート11aに入射することにより二重画像となることから、この二重画像のずれをできるだけ小さくするために、ガラス板11cをできるだけ薄く形成することが望ましい。また、天板11は結像する画像の歪みを極力少なくすることが好ましいが、必要な平面性を保持すればよく、この天板11を直線状に限らず湾曲面,屈曲面をもたせるよう形成することもできる。
【0037】
さらに、上述した実施形態においては、投影手段23には、パーソナルコンピュータ24の画像信号が入力されるようになっているが、これに限らず、他の各種情報機器からの画像信号が入力されるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、透明な天板に対して、投影手段により下方から画像を投影するので、会議等を行なう場合に、参加者全員が本ディスプレイ・デスクの天板を囲むように周りの椅子に座ることにより参加者全員が互いに向き合った状態で、下方から天板の半透過面に投影された画像を上方から視認することができる。
したがって、周囲が明るくても見易い画像表示を得ることができると共に、各参加者は顔の向きを大きく変えることなく互いに向き合った状態で、画像を見ながら議論することができるので、会議等の運営を円滑に行なうことができる。
また、画像に対して説明を加えたい場合には、天板の粗面仕上げされた上面に対してマーカー等により書き込むことにより、マーカー等のインクが粗面に付着するので、容易に書き込みを行なうことができる。これにより、従来のようにホワイトボート兼用のスクリーンを使用する必要がない。なお、マーカーで書き込まれた情報は布や紙などで簡単に消去することができる。
このように本発明によれば、会議等で使用するデスクの天板に対して下方から画像を投影すると共に、天板表面にマーカー等による書き込みができるようにした新規な且つ甚だ興趣に富んだ、種々の用途に応用可能なディスプレイ・デスクが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるディスプレイ・デスクの第一の実施形態の構成を示す概略側面図である。
【図2】図1のディスプレイ・デスクにおける天板の一部拡大断面図である。
【図3】この発明によるディスプレイ・デスクの第二の実施形態の構成を示す概略側面図である。
【図4】図3のディスプレイ・デスクにおける反射部材の一部拡大断面図である。
【図5】この発明によるディスプレイ・デスクの第三の実施形態の構成を示す概略側面図である。
【図6】この発明によるディスプレイ・デスクの第四の実施形態の構成を示す概略側面図である。
【図7】図6のディスプレイ・デスクにおける画像の回転状態を示す平面図である。
【図8】この発明によるディスプレイ・デスクの第五の実施形態の構成を示す概略側面図である。
【図9】この発明によるディスプレイ・デスクの第六の実施形態の構成を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60 ディスプレイ・デスク
11,21 天板
11a 乳白色シート(半透過面)
11b,11c ガラス板
11d 上面(粗面仕上げ)
12,23 投影手段
13,24 パーソナルコンピュータ
22 反射部材
22a 反射面
41 回転光学系
51 撮像手段
61 キーボード装置

Claims (9)

  1. 透明材料から成り上面の少なくとも画像投影領域を含む一部が粗面仕上げされている天板と、この天板の下方に配設され天板に向かって画像を投影する投影手段と、天板の上方に配置され天板に投影された画像の領域を撮像する撮像手段と、この撮像手段からの撮像信号を入力して保存する電子計算機とを具備し、
    上記天板が、画像が投影される半透過面を備え、
    上記投影手段が上記天板に向かって投影光を照射することにより上記半透過面に画像が結像され、上記撮像手段が、上記天板の粗面仕上げされた上面にインクが付着することで書き込まれた内容と上記半透過面に結像された画像とを撮像して上記電子計算機に撮像信号として出力することを特徴とする、ディスプレイ・デスク。
  2. 前記天板が、半透過性シートを二枚の板ガラスで挟持することにより構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ・デスク。
  3. 前記天板の上面と半透過面が近接して配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ・デスク。
  4. 前記投影手段と天板との間の光路中に光路折曲げのための反射部材が天板に対して配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ・デスク。
  5. 前記反射部材が天板に対して斜めにほぼ45度に配設されており、前記投影手段がほぼ水平方向に画像を投影するように配設されていることを特徴とする、請求項4に記載のディスプレイ・デスク。
  6. 前記反射部材が平板の表面に反射面を備えていることを特徴とする、請求項4に記載のディスプレイ・デスク。
  7. 前記投影手段と天板との間に、光軸の周りに入射光束を任意の角度だけ回転可能な回転光学系が配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ・デスク。
  8. 前記回転光学系が投影手段内に内蔵されていることを特徴とする、請求項7に記載のディスプレイ・デスク。
  9. 前記天板の投影手段による画像表示位置に隣接して、天板の上面にキーボード装置が配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ・デスク。
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