JP3643725B2 - 枚葉印刷機のシートガイド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枚葉印刷機の走行シートの搬送経路に面して配設され走行シートを案内する、枚葉印刷機のシートガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、一般的な枚葉印刷機を示す模式的な側面図である。この枚葉印刷機は、走行シート(以下、単にシートともいう)3を供給する給紙部(図示略)と、この給紙部から供給されたシート3に印刷を施す複数組(図8では一部のみ示す)の印刷装置23と、印刷装置23によって印刷されたシート3を積載する排紙部24とをそなえて構成されている。
【0003】
各印刷装置23は、それぞれ、互いに対向するとともに当接して配設される一対のブランケット胴26と圧胴27とをそなえており、走行シート3は、ブランケット胴26と圧胴27との間に送り込まれて印刷される。なお、図8中の符号26aは版胴であり、ブランケット胴26に当接して所定の絵柄や文字をブランケット胴26に転写するものである。
【0004】
また、各印刷装置23は、給紙部と排紙部24との間に直列状に配設され、各印刷装置23の圧胴27の各相互間には、中間胴25がその両側の圧胴27に当接して設けられている。また、圧胴27は、ブランケット胴26とも当接しており、これにより、給紙部と排紙部24との間に配設された全ての中間胴25,ブランケット胴26及び圧胴27が連動して回転することができる。また、各印刷装置23の圧胴27は、中間胴25を介して、何れも同一方向(この場合、反時計回り)に回転し、当然ながら圧胴27に当接する各ブランケット胴26も同一方向(この場合、時計回り)に回転する。
【0005】
つまり、中間胴25を設けることにより、各印刷装置23は、連動しながら、その印刷方向を同一方向(この場合、図8中で左向き)に向けて印刷を行うことができるのである。
また、中間胴25及び圧胴27の外周面には、図示しない爪部が設けられており、中間胴25及び圧胴27は、爪部と胴部とでシート3の先端を把持しながら回動することによりシート3を搬送する。
【0006】
ここで、ブランケット胴26と圧胴27とから送り出されたシート3は、圧胴27から中間胴25に受け渡されて、中間胴25の下側に搬送される。このため、中間胴25の下方には、中間胴25の周面に沿うようにシートガイド31bが配設され、シートガイド31bによりシート3の搬送が案内される。
そして、給紙部から送り出されたシート3は、各印刷装置23を順次経由しながら、各印刷装置23により各所定の色で印刷され、印刷の完了したシート3は、シート3の搬送方向最下流側の印刷装置23の圧胴27から、排紙部24へ送り出される。
【0007】
ここで、排紙部24は、シート3の搬送を案内するシートガイド31aと、一対の排紙軸28a,28bと、排紙軸28a,28bに掛け渡されたエンドレスチェン32と、シート3を積重する積重テーブル29とをそなえて構成されている。
このうち排紙軸28bは、シート3の搬送方向最下流側の圧胴27に当接しており、図示しないスプロケットを介して、かかる圧胴27と連動して回転する。また、エンドレスチェン32には、所定の間隔をあけて、複数のチェングリッパ6が取り付けられ、チェングリッパ6は、エンドレスチェン32と一体に移動する。
【0008】
チェングリッパ6は、図9及び図10に示すように、エンドレスチェン32の移動方向と直交する方向に長手方向を向けて配設される棒状部材6aと、所定間隔をあけて配設される複数の爪部7とから構成されており、これらの棒状部材6aと爪部7とが、協働してシート3の先端を把持するように構成されている。
そして、シート3は、チェングリッパ6によりその先端が把持されてエンドレスチェン32とともに移動し、シート3が積重テーブル29上まで搬送されると、チェングリッパ6による把持が解除され、シート3は自由落下して下方の積重テーブル29上に積重される。
【0009】
なお、図8及び図10中の符号30は、例えば外部装置(図示略)により内部が略真空状態に保持される真空車であり、その表面には、真空状態の内部と連通した吸着孔部がそなえられている。この真空車30は、図8に示すように積重テーブル29の上方に配設されている。また、この真空車30は、エンドレスチェン32とは独立して回転し、さらに、エンドレスチェン32によるシート3の搬送よりも低速度でシート3を搬送するようにその回転速度が設定されている。
【0010】
エンドレスチェン32によって積重テーブル29上まで搬送されたシート3は、低回転速度の真空車30に吸着され、エンドレスチェン32のチェングリッパ6の把持が解除される。この後、シート3は、真空車30とともに回転するが、真空車30の吸着力は比較的弱いので、所定の回転位置まで移動すると、自重により落下する。このとき、自由落下するシート3は、真空車30に吸着されていたため走行速度が低下しているので、略鉛直下方に落下し、積重テーブル29に安定して積重していくのである。
【0011】
さて、シートガイド31aは、図示するように、排紙軸28bから真空車30にかけて、エンドレスチェン32に沿うように配設されており、このシートガイド31aにより、エンドレスチェン32のチェングリッパ6によるシート3の搬送が安定して行なわれる。
枚葉印刷機では、通常、種々様々な剛性のシートに印刷が行なわれるが、例えば薄紙等の剛性の低いシートでは、搬送時に、その後端にばたつき(上下の大きな揺れ)が発生する傾向がある。このようなばたつきが発生すると、シート3の印刷施工面が汚れてしまったり、シート3に折れ変形や傷等が生じてしまったりして、印刷品質を著しく低下させてしまう。
【0012】
そこで、ばたつきを発生させずにシート3を安定して搬送すべく、搬送経路中において、特に空気抵抗を受けてばたつきの発生しやすい部分、つまり、シート3が自重で下方に垂れ下がってしまうような部分には、シートガイド31a,31bを設けて、これらのシートガイド31a,31bによりシート3を案内させて、安定した姿勢でシート3が搬送されるようにしているのである。
【0013】
ここで、シートガイド31a,31bの構成について説明する。シートガイド31aとシートガイド31bとは、機能的には略同様に構成されているので、シートガイド31aに着目して説明を行なうと、シートガイド31aには、図9及び図10に示すように、内部に空気ダクト18がそなえられるとともに、エンドレスチェン32によって搬送されるシート3に対抗する面に、空気ダクト18と連通する複数の空気吐出ノズル(空気噴出孔)16が全体にわたって設けられている。また、シートガイド31aの下面には、ホース51が接続されており、このホース51を介して、外部の空気供給源(ここではブロア)50から、空気ダクト18に圧縮空気(加圧空気)が供給される。そして、空気ダクト18に供給された加圧空気は、空気噴出孔16から、搬送中のシート3に向かって噴出する。この空気噴出孔16から噴出する空気により、チェングリッパ6に先端を把持されて搬送されるシート3は、シートガイド31aに案内されながらも、シートガイド31aから、例えば20〜30mm程度浮上した状態となる。印刷中のシート3は、湿っている場合があるが、シートガイド31aから浮上しているので、シートガイド31aに接触することなく滑らかに搬送される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の枚葉印刷機のシートガイドには、以下のような課題がある。つまり、シートガイド31aに着目して説明すると、図9に示すように、空気噴出孔16からシート3に向かって噴出した空気は、シート3の搬送経路幅方向(図9では横方向であって、シート3の搬送経路に対して直交する方向)については、何ら規制されないため、シート3をシートガイド31aから浮上させるという本来の目的を十分に果たさないまま、図中に矢印A1で示すように、シート3の搬送経路幅方向から流れ出てしまい、かかる空気の流れに乱れが生じてしまう。
【0015】
このため、シートガイド31aを設置しても、シート3のばたつきを十分抑制できずに、シート3が、エンドレスチェン32やシートガイド31a等に衝突して、シート3の印刷面が擦れて汚れてしまったり、シート3が傷ついたり折れてしまう虞がある。
また、従来の技術では、シート3の搬送経路幅方向から流出する空気が多いので、搬送中のシート3をシートガイド31aから浮上させるためには、この流出してしまう空気量を見込んで高圧且つ大量の加圧空気が必要とされる。このため、加圧空気を供給するブロア50が大型となって、装置全体が大型化して製造コストが高くなってしまうという課題もある。また、従来は、大量の加圧空気がシートガイド31aに供給されるので、空気噴出孔16から噴出する空気の流速が高くなって騒音が発生してしまうという課題もある。
【0016】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、走行シートを安定して案内できるようにするとともに、装置全体(シートガイドがそなえられる枚葉印刷機)の小型化を図ることができるようにした、枚葉印刷機のシートガイドを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項記載の枚葉印刷機のシートガイドは、枚葉印刷機の走行シートの搬送経路に面して配設され該走行シートを案内する枚葉印刷機のシートガイドにおいて、加圧空気が供給される空気ダクトと該空気ダクト内の該加圧空気を該走行シートに向けて噴出する複数の空気噴出孔とを有するシートガイド本体と、該シートガイド本体の該走行シートに対向する側に該走行シートの搬送方向に沿って設けられた複数の側板と、該複数の側板を、それぞれ、該シートガイド本体に格納した位置と、該シートガイド本体から該走行シート側に向けて突出して該空気噴出孔から噴射された該加圧空気を規制する位置との間で移動させる側板移動手段とを設けたことを特徴としている。
【0020】
請求項記載の枚葉印刷機のシートガイドは、請求項記載の枚葉印刷機のシートガイドにおいて、該空気ダクトが、該各側板の位置に対応して該搬送経路の幅方向に複数に分割され、該分割された複数の空気ダクトに該加圧空気を供給する加圧空気供給路がそれぞれ接続されるとともに、該加圧空気供給路のそれぞれに開度調整弁が設けられていることを特徴としている。
【0021】
請求項記載の枚葉印刷機のシートガイドは、請求項記載の枚葉印刷機のシートガイドにおいて、該側板移動手段によって、該シートガイド本体から該走行シート側に向けて突出した位置に移動した該側板よりも、該搬送経路の幅方向外側の該空気噴出孔を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
まず、第1実施形態について説明すると、図1〜図5は本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドを説明するための図であって、図1はその要部構成を示す模式的な平面図、図2はその要部構成を示す正面視に応じた模式的な断面図、図3はその要部構成を示す側面視に応じた模式的な断面図、図4はその作用を説明するための正面視に応じた模式的な断面図、図5はその変形例の要部構成を示す正面視に応じた模式的な断面図である。
【0023】
この第1実施形態では、本発明のシートガイドを、図8に示すような枚葉印刷機に適用した場合について説明する。枚葉印刷機は、シートガイド以外については、図8に示す従来の枚葉印刷機と略同様に構成されているため、以下では、枚葉印刷機については、従来技術の説明で用いた図8の符号をそのまま引用しながら、本実施形態の枚葉印刷機のシートガイドについて説明する。
【0024】
本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドは、従来技術として前述したシートガイドに対して、図1〜図3に示すように、走行シート(以下、単にシートという)3に対抗する側に、シート3の搬送方向に沿って側板2,2(但し、図1〜図2では、片側のみ示す)を設け、これらの側板2,2をシート3の搬送方向と直交する方向(シート3の搬送経路幅方向)に移動可能に構成するとともに、側板2,2よりも搬送経路幅方向外側に位置する(つまり、シート3よりも搬送経路幅方向外側に位置する)空気吐出ノズル(空気噴出孔)16からは空気を噴出させないように構成したものである。
【0025】
これにより、側板2,2よりも内側の空気噴出孔16から噴出する空気は、側板2,2により搬送経路幅方向への流れが規制されるので、安定して走行中のシート3を浮上させることができるようになっている。また、側板2,2により、空気噴出孔16から噴出する空気が、シート3を十分に浮上させないまま搬送経路幅方向へ流れてしまうことが抑制され、また、側板2,2よりも搬送経路幅方向外側の空気噴出孔16からは空気が噴出しないので、比較的低圧且つ少量の空気で、シート3を安定して案内することができるようになっている。
【0026】
具体的には、本発明の枚葉印刷機のシートガイドは、従来技術と同様に、各中間胴25の下方及びエンドレスチェン32の下方にシート3の搬送経路に沿うように配設されている(図8参照)。何れのシートガイドも、その機能的な構成は略同様であるので、以下、エンドレスチェン32の下方のシートガイドに着目して説明を行なう。
【0027】
本発明の第1実施形態としてのシートガイドは、シートガイド本体1をそなえており、このシートガイド本体1は、図2〜図3に示すように、内部に空気ダクト18をそなえてボックス状に形成されるとともに、シート3に対向する面には、図1〜図3に示すように空気ダクト18と連通する複数の空気噴出孔16が全体にわたって設けられている。また、シートガイド本体1の下面には、ホース(加圧空気供給路)51が接続されており、このホース51を介して、ブロア(加圧空気供給装置)50から、空気ダクト18に圧縮空気(加圧空気)が供給されるようになっている。そして、空気ダクト18に供給された加圧空気は、空気噴出孔16から、搬送中のシート3に向かって噴出し、この空気により、チェングリッパ6に先端を把持されて搬送されるシート3が、シートガイド本体1から浮上するようになっている。
【0028】
また、上述したように、シートガイド本体1のシート3に対向する側には、シート3の搬送方向に沿って立設した一対の(2つの)側板2,2が取り付けられており(但し、図1〜図2はシートガイドの半面のみ示しているため、一方の側板2は図示略)、これらの各側板2,2は、図2及び図3に示すように、その上端が、チェングリッパ6の爪部7〔中間胴25の下方に設置されるシートガイドについては、中間胴25の爪部(図示略)〕の下部よりも僅かに低くなるように設定されている。これにより、空気噴出孔16から噴出した空気が、側板2とチェングリッパ6との間より流出しないようになっている。
【0029】
また、この第1実施形態のシートガイドには、2つの側板2,2をシート搬送方向と直交する方向(シート搬送経路幅方向)へ移動させる側板移動手段4が設けられている。この側板移動手段4は、図1に示すように2本の移動ねじ4a,4bをそなえており、各側板2,2の両端部近傍にこれらの移動ねじ4a,4bの一端が接続されている。また、図示するように、移動ねじ4a,4bは、その軸方向をシート搬送経路幅方向に向けるようにして設けられている。また、シートガイド本体1の両側端面には、図2に示すように、ねじガイド5,5がボルト止めされており、各移動ねじ4a,4bは、このねじガイド5,5を貫通している。
【0030】
ここで、図1及び図2に示すように、移動ねじ4aにはナット一体型スプロケット8aが、移動ねじ4bにはナット一体型スプロケット8bが、それぞれ螺合しており、これらのナット一体型スプロケット(以下、単にスプロケットという)8a,8 bは、上記ねじガイド5,5により、その軸方向位置が規制されている。また、2つのスプロケット8a,8 bには、チェン9が掛け渡されている。また、スプロケット8bには、ギヤ10が固設され、このギヤ10は、モータ(駆動源)11の駆動軸端に固定されたギヤ12に噛合している。したがって、モータ11により、ギヤ10,12を介して、スプロケット8bが回転駆動され、スプロケット8b及びチェン9を介して、スプロケット8aがスプロケット8bと同期して回転駆動されるようになっている。
【0031】
そして、このようなスプロケット8a,8bの回動により、移動ねじ4a,4bが、軸方向に沿って同方向に移動して、各側板2,2を、シート搬送経路幅方向に平行移動させることができるようになっている。
また、モータ11は、図1に示すように、位置検出器(側板位置検出手段)13をそなえている。位置検出器13は、例えば、エンコーダや回転数検出器等で構成され、モータ11の回転数(回転角度)を検出するようになっている。そして、位置検出器13の検出情報は、制御装置14に出力され、制御装置14は、この検出情報から側板2の位置や移動量を演算し、この演算結果に基づいてモータ11の回転制御を行なうことができるようになっている。
【0032】
そして、印刷されるシート3の幅(サイズ)に合わせて側板2,2の位置を調整することにより、空気噴出孔16から搬送中のシート3に向かって噴出する空気がシート3の側端側から流出してしまうことが抑制されるのである。なお、側板2,2の位置合わせは、シート3の幅(サイズ)に応じて自動的に調整されるようになっている。つまり、シート3のサイズ情報が制御装置14に入力されると、この情報に応じて制御装置14がモータ11の回転数(回転角度)を制御し、側板2の位置がシート3のサイズ(幅)に応じて自動的に設定されるようになっているのである。
【0033】
側板2,2の位置は、通常、搬送されるシート3の両側端部よりも、例えば、1〜10mm程度外側に設定されるが、その厚さや紙種に応じて適宜設定されるものである。
なお、側板移動手段4は側板2を安定して移動させるものであればよく、移動ねじの配置及び取付箇所は上述のものに限定されるものではない。また、移動ねじ4a,4bを用いる代わりに、例えば、パンタグラフ式の移動機構を用いてもよい。
【0034】
さて、シートガイド本体1の各側端部には壁部15a,15aが設けられており、これらの壁部15a,15aと側板2,2との間には、シート搬送経路幅方向(図1及び図2では左右方向)に伸縮自在の蛇腹(遮蔽手段)15,15がそれぞれ設けられている。図2に示すように、各蛇腹15は、壁部15aの上面と側板2の上面との間、及び、壁部15aの両側面と側板2の両側面との間にわたって、三面(上面及び両側面)に設けられている。そして、蛇腹15,15は、側板2,2の移動に対応して伸縮することにより、側板2,2の外側に位置する空気噴出孔16を遮蔽して、これらの空気噴出孔16からの空気の流出を防止するようになっている。
【0035】
このように蛇腹15,15により、側板2,2の外側の空気噴出孔16を遮蔽する理由について説明すると、上述したように、側板2,2の位置は、側板2,2の内側の空気噴出孔16から噴出する空気がシート3の側端側から流出してしまわないように、搬送中のシート3の側端に近接するよう調整されるが、側板2,2の外側の空気噴出孔16から噴出する空気は、側板2,2の内側に位置するシート3を浮上させることに寄与しない。そこで、蛇腹15,15により、側板2,2の外側の空気噴出孔16を遮蔽して、これらの空気噴出孔16から空気を噴出させないようにしているのである。
【0036】
本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドは、上述のように構成されており、以下のように搬送中のシート3の案内が行なわれる。なお、以下においても引き続き、エンドレスチェン32の下方のシートガイドに着目して説明する。
図3に示すように、シート3は、所定の印刷工程を経て、エンドレスチェン32のチェングリッパ6に先端を把持されながら、シートガイド本体1上に搬送されてくる。このとき、シートガイド本体1の側板2,2は、制御装置14により、側板移動手段4を介して、平面視でシート3の両側端部付近に位置するように設定されている。
【0037】
そして、シートガイド本体1の内部の空気ダクト18には、ホース51を介してブロア50から加圧空気が供給されている(図2及び図3参照)。ここで、側板2,2の外側に位置する空気噴出孔16は、側板2と壁部15aとの間に設けられた蛇腹15によって遮蔽されているため、側板2,2の外側の空気噴出孔16からは空気は噴出しない。つまり、側板2,2の内側の空気噴出孔16からのみ空気が噴出して図4に示す状態と等価な状態になるのである。
【0038】
また、このとき、空気噴出孔16から噴出する空気の殆どは、図4中に矢印B1,B2で示す空気流のように側板2,2に規制されて、シート3の両側端部から流出することはない。
したがって、空気噴出孔16から噴出する空気の流れに乱れが生じることがなく、シート3のばたつきが抑制されて、シート3の印刷面が擦れて汚れてしまったり、シート3が傷ついたり折れてしまうことが防止される。これにより、安定してシート3を案内できるようになるという利点がある。
【0039】
また、シート3を十分に浮上させないまま、シート3の両側端部から流出してしまう空気がなくなるので、比較的低圧且つ少量の空気で搬送中のシート3を浮上させる(シート3とシートガイド本体1の間に空気層を形成する)ことができる。また、蛇腹15により、空気噴出孔16のうちシート3の浮上には関与しない側板2,2の外側の空気噴出孔16を遮蔽することにより、さらに、消費空気を減少させることができ、したがってシートガイド本体1に供給する空気の流速及び圧力を大幅に低く設定することができるので、高圧力又は大容量のブロアを必要としない。このため、ブロア50を小型化して、シートガイドの製造コストを低減することができるという利点がある。さらに、省スペース化を図るとともに、ブロア50の消費動力を低減することができるという利点もある。また、本シートガイドを枚葉印刷機に適用することで、枚葉印刷機本体の小型化を図ることができる利点もある。
【0040】
また、加圧空気がホース51や空気噴出孔16を流れるときに騒音が発生するが、上述したように、シートガイド本体1に供給する空気の流速を比較的低く設定できるので、このような騒音を抑制することができるという利点もある。
また、側板2,2の位置は、入力されたシートサイズ情報に基づいて、制御装置14により自動的に調整されるので、容易に上述のような効果を得ることができるという利点もある。
【0041】
なお、上述の第1実施形態では、側板2,2の位置調整が、シート3のサイズ(幅)に応じて制御装置14により自動で行なわれるようになっているが、モータ11をオペレータが直接操作できるようにしてもよい。これにより、例えば、シート3の搬送状況に応じて印刷中に側板2,2の位置を微調整することができるようになるという利点がある。
【0042】
また、図1及び図2には、2つの側板2,2のうち、一方の側板2しか図示していないが、図示しない他方の側板2には、一方の側板2の側板移動手段4と連動して他方の側板2が移動するような公知の連動機構を設けてもよいし、上記側板移動手段4と同様の機構を設けてもよい。
さらに、上述の実施形態では、蛇腹15により遮蔽手段を構成しているが、例えば、図5に示すようにロール状巻取シート17により遮蔽手段を構成してもよい。
【0043】
ロール状巻取シート17は、図示するように、軸17aに巻回され、軸17aはその両端にそなえられた一対の柱状部材17b,17bを介してシートガイド本体1の側面に突設されている。また、ロール状巻取シート17の先端部は、側板2の下端近傍に固定されている。これにより、軸17aに巻回されて収納されたロール状巻取シート17が側板2の移動に応じて送り出され、上述の実施形態の蛇腹15と同様に、側板2の外側の空気噴出孔16を遮蔽することができるのである。なお、軸17aには図示しない付勢手段が設けられて、常にロール状巻取シート17を巻き取る方向に軸17aを付勢するようになっており、側板2を外側に移動させると、この軸17aによりロール状巻取シート17が自動的に巻き取られるようになっている。
【0044】
次に、第2実施形態について説明すると、図6及び図7は本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドについて示すもので、図6はその構成を示す正面視に応じた模式的な断面図であり、図7はその変形例の構成を示す模式的な正面図である。
なお、図6及び図7において第1実施形態と同様の構成部については、同じ符号を付し、一部、説明を省略する。
【0045】
本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドは、従来技術の枚葉印刷機のシートガイドと同様に、図8に示すような枚葉印刷機に設置されるものである。このため、以下では、第1実施形態と同様に、枚葉印刷機については、従来技術で用いた図8の符号をそのまま引用しながら、第2実施形態の枚葉印刷機のシートガイドについて説明する。
【0046】
上述の第1実施形態の枚葉印刷機のシートガイドでは、側板2,2を幅方向に可動にすることにより、側板2,2を、シート3の幅に応じた位置に調整するようにしていたのに対し、第2実施形態の枚葉印刷機のシートガイドでは、シートガイド本体1に格納された位置とシートガイド本体1からシート3側に向けて突出した位置との間で移動可能な複数の側板19をそなえ、これらの複数の側板19のうち、シート3の幅方向に応じた位置の(シート3の各側端部に最も近接した)側板19のみを、シート3側に向けて突出させることにより、第1実施形態と同様の効果が得られるようにしたものである。以下、エンドレスチェン32の下方のシートガイドに着目して説明を行なう。
【0047】
シートガイド本体1は、具体的には、図6に示すように、内部に、各側板19に対応するように、シート搬送方向から見て複数(ここでは6個)に分割された空気ダクト18a〜18eをそなえてボックス状に形成されるとともに、シート3に対向する側に、これらの空気ダクト18a〜18eと連通する複数の空気噴出孔16が全体にわたって設けられている。各空気ダクト18a〜18eには、ブロア50に接続するホース51から分岐したホース51a〜51eがそれぞれ接続され、ブロア50から各空気ダクト18a〜18eに加圧空気が供給されるようになっている。
【0048】
空気ダクト18a〜18eの各相互間及び空気ダクト18a,18eの外側には、上述した側板19がそれぞれ設けられている。 各側板19の両側端部の下面には、一対の移動ねじ(側板移動手段)34,34が、鉛直に設けられている。また、これらの移動ねじ34,34は、シートガイド本体1の下面に設けられた移動ねじガイド20に螺合されており、これにより、側板19に設けられた一対の移動ねじ34,34を、同時に且つ同一方向へ回転させることによって、この側板19を上下に平行移動させることができるようになっている。これにより、各側板19は、その上端が、チェングリッパ6の爪部7(中間胴25の下方に設置されるシートガイドについては、中間胴25の爪部)よりも僅かに低くなる作動位置と、シートガイド本体1の上面と面一になる格納位置との間でそれぞれ独立して移動できるようになっているのである。なお、移動ねじ34,34は、手動により回動させるようにしてもよいし、モータ等により電動で回動させるようにしてもよい。
【0049】
また、シートガイド本体1の両側端面には、支持プレート21a,21bが固設され、これら各支持プレート21a,21bのシートガイド本体1側の下部には、シート搬送経路幅方向(図6では左右方向)に伸縮自在の蛇腹(遮蔽手段)15,15の一端が取り付けられている。各蛇腹15,15の他端側には、図示しない止め金具がそなえられ、また、各側板19には、この蛇腹15に設けられた止め金具と対応する図示しない止め金具がそなえられており、これらの止め金具を互いに係止させることにより、蛇腹15の他端を所定の側板19に取り付けることができるようになっている。つまり、各支持プレート21a,21bと所定の側板19との間に蛇腹15を掛け渡して、側板19の外側の空気噴出孔16を遮蔽することができるようになっているのである。
【0050】
本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドは、上述のように構成されているので、搬送されるシート3の各側端部に最も近い側板19,19を選択して作動位置へ上昇させ、かかる各側板19,19と各支持プレート21a,21bとの間に蛇腹15を掛け渡して、シート3の案内が行なわれる。このとき、各側端部に最も近い側板19,19よりも、内側に位置する側板19,19は、搬送されるシート3に接触しないように格納位置とされる。
【0051】
これにより、作動位置にある側板19,19の外側の空気噴出孔16は、蛇腹15,15により遮蔽されて空気を噴出することができず、一方、作動位置にある側板19,19の内側の空気噴出孔16は、シート3に向かって空気を噴出するが、この空気は、かかる側板19,19に規制されてシート3の側端側からの流出が防止されるので、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0052】
また、シートガイド本体1内が複数の空気ダクト18a〜18eに分割されているので、空気ダクトを分割しない場合に較べて、シートガイドを小型化できるという利点もある。つまり、空気ダクトを分割してシートガイド本体1の厚み寸法を側板19の高さ方向の寸法と略一致させることにより、シートガイド全体、ひいては枚葉印刷機自体の小型化を図ることができるのである。
【0053】
なお、上述の実施形態において、移動ねじ34,34を、モータにより回動させる場合には、第1実施形態で説明した制御装置(図1の符号14参照)により、シートサイズ情報に基づいて、搬送されるシート3の各側端部に最も近い側板19,19を自動的に作動位置へ上昇させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、蛇腹15により遮蔽手段を構成しているが、例えば、第1実施形態と同様にロール状巻取シート17により遮蔽手段を構成してもよい(図5参照)。この場合、ロール状巻取シート17の先端部には、側板19にそなえられた止め金具に対応する金具を設ければよい。
【0054】
また、側板19は搬送されるシート3の幅サイズに応じて配設されるものであり、シート3の幅サイズが、規格によって数種類に限定されたり、特定のシート幅のもののみを扱うような場合には、かかる条件に応じて必要な位置にのみ側板19を配設すればよい。
また、移動ねじ(側板移動手段)34,34は、各側板19に設けられているが、両外側の側板19については移動ねじ34,34を設けずに作動位置に固定してもよい。上述したように、シート3の搬送中は、シート3の各側端部に最も近い側板19については、空気噴出孔16から噴出する空気がシート3の両側端部から流出しないように作動位置へ上昇させ、かかる側板19よりも内側の側板19については、格納位置としてシート3に接触させないようにしている。つまり、両外側の側板19は、当然ながら、何れの側板19が作動位置に設定されたとしても、かかる側板19よりも内側に位置することはないので、格納位置に移動させる必要はなく、したがって、移動ねじ34,34を設けずに作動位置に固定しても良いのである。
【0055】
さらに、側板移動手段は、安定して側板19を移動しうるものであればよく、移動ねじ34の配置及び取付箇所は上述のものに限定されるものではない。また、側板移動手段を、例えば、パンタグラフや、エアシリンダにより構成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、蛇腹(遮蔽手段)15により、作動位置にある側板19,19よりも外側の空気噴出孔16からは、加圧空気が噴出しないようにしているが、例えば、図7に示すように、蛇腹(遮蔽手段)15を設ける代わりに、加圧空気を各空気ダクト18a〜18eに案内する各ホース51a〜51eに、電磁弁(開度調整弁)22をそれぞれ介設するようにしてもよい。
【0056】
この場合、作動位置の側板19,19よりも内側にある空気ダクトに接続されたホースの電磁弁22を開弁し、作動位置の側板19,19よりも外側の空気ダクトに接続されるホースの電磁弁22を閉弁すればよい。また、電磁弁22の代わりに流量制御弁を設けてもよい。これにより、空気ダクトに流入する加圧空気の流量を、空気ダクト毎に調節できるので、例えば、作動位置にある側板19,19よりも内側にある空気噴出孔16から噴出する空気量の分布を調整することができる。したがって、かかる調整により、シートガイドによるシート3の案内をより安定したものとすることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項記載の本発明の枚葉印刷機のシートガイドによれば、走行シートの両側端部(走行シートの搬送方向と直交する方向の端部)に近接する側板に規制されて、かかる側板の内側にある空気噴出孔から噴出する加圧空気が、走行シートの両側端部から流出してしまうことが防止される。
【0058】
これにより、空気噴出孔から噴出して走行シートを浮上させる空気の流れに乱れが生じてしまうことが抑制されるので、走行シートのばたつきが抑制されて、走行シートの印刷面が擦れて汚れてしまったり、走行シートが傷ついたり折れてしまうことが防止される。
また、加圧空気を効率的に使用することができるので、消費空気量を減少させて、シートガイドに供給する空気の流速及び圧力を低く設定することができる。これにより、高圧力且つ大容量の加圧空気供給装置を必要としなくなるので、このような加圧空気供給装置を小型化することができる。
【0059】
したがって、走行シートを安定して案内できるようにするとともに、装置全体(シートガイドがそなえられる枚葉印刷機)の小型化を図ることができるようになるという利点がある。また、加圧空気供給装置の小型化により、製造コストを低減させることができるという利点もある。また、加圧空気供給装置の消費動力が低減するという利点もある。
【0060】
さらに、加圧空気が空気噴出孔から噴出するときに騒音が発生するが、上述したようにシートガイドに供給する空気の流速を低く設定することができるので、このような騒音を抑制することができるという利点もある。
請求項2記載の本発明の枚葉印刷機のシートガイドによれば、駆動源を操作することにより、容易に側板の位置を調整することができるという利点がある。また、走行シートのシート幅に応じて、駆動源を制御するように構成すれば、側板の位置を側板位置検出手段によりフィードバックしながら、側板を走行シートの両側端部に自動的に移動させることができるようになり、作業者による側板の位置調整が不要となるという利点もある。
【0061】
請求項2,3記載の本発明の枚葉印刷機のシートガイドによれば、走行シートの浮上に関与しない側板外側の空気噴出孔からは、加圧空気を噴出させないようにすることができる。これにより、請求項記載の枚葉印刷機のシートガイドよりも、加圧空気を、より効率的に使用することができるので、シートガイドに供給する空気の流速及び圧力を、さらに低く設定することができる。したがって、装置全体(シートガイドがそなえられる枚葉印刷機)の小型化、製造コストの低減、加圧空気が空気噴出孔から噴出するときの騒音の抑制、加圧空気供給装置の消費動力の低減を、より効果的に行なうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの要部構成を示す模式的な平面図である(図8のX1方向から見た図に相当する)。
【図2】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの要部構成を示す正面視に応じた模式的な縦断面図である(図1のX2方向から見た図である)。
【図3】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの要部構成を示す側面視に応じた模式的な縦断面図である(図1のX3方向から見た図である)。
【図4】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの作用を説明するための正面視に応じた模式的な縦断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの変形例の要部構成を示す正面視に応じた模式的な縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの構成を示す正面視に応じた模式的な縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機のシートガイドの変形例の構成を示す正面図である。
【図8】一般的な枚葉印刷機の構成を示す模式的な側面図である。
【図9】従来の枚葉印刷機の走行シートガイドの要部構成を示す正面視に応じた模式的な縦断面図である。
【図10】従来の枚葉印刷機の走行シートガイドの構成を示す模式的な側面図である。
【符号の説明】
1 シートガイド本体
2,19 側板
3 走行シート
4 側板移動手段
4a,4b 移動ねじ
5 ねじガイド
6 チェングリッパ
6a 棒状部材
7 爪部
8a,8b ナット一体型スプロケット
9 チェン
10,12 ギヤ
11 モータ(駆動源)
13 回転数検出装置(側板位置検出手段)
14 制御装置
15 蛇腹(遮蔽手段)
15a 壁部
16 空気吐出ノズル(空気噴出孔)
17 ロール状巻き取りシート(遮蔽手段)
17a 軸
17b 柱状部材
18 空気ダクト
18a〜18e 空気ダクト(分割された空気ダクト)
20 移動ねじガイド
21a,21b 支持プレート
22 電磁弁(開度調整弁)
23 印刷装置
24 排紙部
25 中間胴
26 ブランケット胴
26a 版胴
27 圧胴
28a,28b 排紙軸
29 積重テーブル
30 真空車
32 エンドレスチェン
34 移動ねじ(側板移動手段)
50 ブロア
51a〜51e ホース(加圧空気供給路)

Claims (3)

  1. 枚葉印刷機の走行シートの搬送経路に面して配設され該走行シートを案内する枚葉印刷機のシートガイドにおいて、
    加圧空気が供給される空気ダクトと該空気ダクト内の該加圧空気を該走行シートに向けて噴出する複数の空気噴出孔とを有するシートガイド本体と、
    該シートガイド本体の該走行シートに対向する側に該走行シートの搬送方向に沿って設けられた複数の側板と、
    該複数の側板を、それぞれ、該シートガイド本体に格納した位置と、該シートガイド本体から該走行シート側に向けて突出して該空気噴出孔から噴射された該加圧空気を規制する位置との間で移動させる側板移動手段とを設けた
    ことを特徴とする、枚葉印刷機のシートガイド。
  2. 該空気ダクトが、該各側板の位置に対応して該搬送経路の幅方向に複数に分割され、 該分割された複数の空気ダクトに該加圧空気を供給する加圧空気供給路がそれぞれ接続されるとともに、該加圧空気供給路のそれぞれに開度調整弁が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1記載の枚葉印刷機のシートガイド。
  3. 該シートガイド本体から該走行シート側に向けて突出した位置に移動した該側板よりも該搬送経路の幅方向外側の該空気噴出孔を遮蔽する遮蔽手段が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1記載の枚葉印刷機のシートガイド。
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