JP3643708B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に係り、特に記録紙としてのカット紙が不送り状態になったときに発生する不具合を解消するために構成された画像形成部における制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置の記録装置における記録方式として、大別して感熱式記録方式と電子写真記録方式との2方式が用いられている。近年では、記録紙としてカット紙を用いる電子写真記録方式を記録装置に採用したファクシミリ装置が普及してきている。
【0003】
この種のファクシミリ装置では、例えば送信側のファクシミリ装置からの信号を受信することにより、給紙トレーあるいは給紙カセットなどに装填されているカット紙を給紙搬送するとともに、受信データにおける画情報に基づき感光体ベルト,感光体ドラムなどの形態をなす電子写真感光体にトナー像を形成し、そのトナー像をカット紙に転写させることによって受信情報を記録する。
【0004】
電子写真感光体にトナー像を形成するためには多種の方法があるが、その1つとして、電子写真感光体の表面上に帯電器により電荷を予め加えておき、レーザ光、あるいはLED発色光などの光によって潜像を形成し、潜像部分に対してクーロン力が働く電位に帯電(正帯電)されたトナーが表面に一定量付着した現像ローラを、電子写真感光体の表面に接触させることにより、静電気力によって潜像上にトナーが載るようにトナー転移を行わせる接触現像方法がある。
【0005】
前記電子写真感光体を搭載したファクシミリ装置におけるカット紙に対する一般的な記録動作を説明すると、給紙部から給紙されたカット紙は、センサ(レジスト前センサ)によって検知された後、レジストローラによって電子写真感光体の表面に形成されたトナー像に合致するようなタイミングにて搬送される。そしてカット紙に対して、電子写真感光体と転写器とのニップにおいて電子写真感光体からトナー像が静電的に転写される。転写完了後、カット紙は定着器に搬送されてトナー像が加熱定着される。定着後のカット紙は装置外へ排紙される。
【0006】
ところで、無人状態でも信号を受信してカット紙に記録を行うことができることが前提となっているファクシミリ装置では、前記記録動作時において、何等かの原因によりカット紙が不送りになった場合、それが検知されて受信エラーとなり、受信および記録が中断してしまう。
【0007】
そこで前記のようなトラブルに対応するために、例えば特開平8−102817号公報には、記録紙としてカット紙を用いるファクシミリ装置において、受信データに基づく記録動作時に、カット紙を給紙部から記録部へ給紙する際に不送りが発生した場合、カット紙の再給紙動作を設定回数行わせるようにした制御手段を備えた構成が記載されている。
【0008】
さらに特開平8−102817号公報には、転写器として電子写真感光体とのニップにおいてカット紙に対してトナー像の転写を行う接触型の転写ローラを用いた場合の転写ローラにおけるトナー汚れ防止のために、転写ローラに転写時とは逆特性の電圧を印加するようにした制御手段を備えた構成が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平8−102817号公報に記載された構成が、すべての電子写真記録方式を採用した記録装置に適用することができるとは限らない。
【0010】
例えばトナーが表面に一定量付着した現像ローラを、電子写真感光体の表面に接触させることにより、静電気力によって潜像上にトナーが載るようにトナー転移を行わせる接触現像方法を採用している場合には、現像ローラ上において若干の逆帯電しているトナーが存在していることが多い。この場合には、電子写真感光体上の非潜像部に、その逆帯電トナーが転移することになる。
【0011】
さらに、特開平8−102817号公報に記載されているように接触型の転写ローラに対して転写時とは逆特性の電圧を印加するようにした制御手段を備える構成にあっては、前記逆帯電トナーが電子写真感光体に接触する転写ローラに転写してしまい、転写ローラを汚染させる原因となる。
【0012】
本発明の目的は、前記従来の問題を解決し、カット紙が不送りになった場合における不具合の発生を未然に防止することができるファクシミリ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、受信データに基づいて電子写真感光体に接触してトナー像を形成する記録手段と、給紙部に装填されたカット紙を搬送する給紙手段と、この給紙手段により転写位置に搬送されたカット紙に対して前記電子写真感光体とのニップにおいてトナー像を転写する転写手段と、前記転写位置へタイミングを取ってカット紙を搬送するレジストローラと、前記給紙手段により搬送されたカット紙をレジストローラにおける搬送上流側にて検知するレジスト前センサとを備えたファクシミリ装置において、前記記録手段の画像形成時に前記給紙手段が搬送動作を行ってカット紙が不送りになった場合に、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させ、カット紙の再搬送動作を行わせる制御を行い、かつ給紙手段による搬送開始後、前記レジスト前センサがカット紙を検知するまで、またはレジスト前センサがカット紙を検知した後の一定時間経過後までのいずれか一方の間、前記転写手段に略ゼロレベルの電圧を印加する制御を行い、かつレジスト前センサがカット紙を検知した一定時間経過後に電子写真感光体に潜像を形成するように制御を行う制御手段を備えたものである。
【0014】
前記構成によって、給紙手段の主たる駆動源であるステッピングモータにおける脱調の発生を考慮して、カット紙が不送りになった場合には、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させて給紙動作を行うことによって一層安定した給紙が行われる。さらに、前記給紙動作を繰り返している場合でも、レジスト前センサによる検知を基準にして潜像形成を行い、かつカット紙が転写位置近傍に達するまで転写手段にゼロボルトレベルの電圧を印加するため、正規現像分のトナーがカット紙のない状態で転写手段にくるようなことはなく、転写手段への正帯電トナーによる汚染が防止される。さらに電子写真感光体と転写手段が直接接触している構成であって、電子写真感光体上に逆帯電トナーが存在していても、転写ローラがゼロボルトレベルになっているため、クーロン力が弱く逆帯電トナーによる転写ローラの汚染も防止される。
【0015】
また本発明は、受信データに基づいて電子写真感光体に接触してトナー像を形成する記録手段と、給紙部に装填されたカット紙を搬送する給紙手段と、この給紙手段により転写位置に搬送されたカット紙に対して前記電子写真感光体とのニップにおいてトナー像を転写する転写手段と、前記転写位置へタイミングを取ってカット紙を搬送するレジストローラと、前記給紙手段により搬送されたカット紙をレジストローラにおける搬送上流側にて検知するレジスト前センサとを備えたファクシミリ装置において、前記記録手段の画像形成時に前記給紙手段が搬送動作を行ってカット紙が不送りになった場合に、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させ、カット紙の再搬送動作を行わせる制御を行い、かつ給紙手段による搬送開始後、前記レジスト前センサがカット紙を検知するまで、またはレジスト前センサがカット紙を検知した後の一定時間経過後までのいずれか一方の間、前記転写手段に正規転写電流レベルの電荷を印加する制御を行い、かつレジスト前センサがカット紙を検知した一定時間経過後に電子写真感光体に潜像を形成するように制御を行う制御手段を備えたものである。
【0016】
前記構成によって、給紙手段の主たる駆動源であるステッピングモータにおける脱調の発生を考慮して、カット紙が不送りになった場合には、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させて給紙動作を行うことによって一層安定した給紙が行われる。さらに、前記給紙動作を繰り返している場合でも、レジスト前センサによる検知を基準にして潜像形成を行い、かつカット紙が転写位置近傍に達するまで転写手段に正規転写電流レベルの電荷を印加するため、正規現像分のトナーがカット紙のない状態で転写手段にくるようなことはなく、転写手段への正帯電トナーによる汚染が防止される。さらに電子写真感光体と転写手段が直接接触している構成であって、電子写真感光体上に逆帯電トナーが存在していても、転写ローラが正規転写レベルになっているため、逆帯電トナーと反発するクーロン力が働くので積極的に逆帯電トナーによる転写ローラの汚染も防止される。
【0017】
また本発明において、前記制御手段は、ステッピングモータの駆動を一時停止させた場合、該ステッピングモータの相の切換えは行わず、一定の電流値にて励磁を続けるように制御を行う構成であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は本発明の第1実施形態を説明するためのファクシミリ装置の概略構成図であり、ファクシミリ装置を構成する画像形成部Aにおいて、1は所定サイズにカットされたカット紙Pが積載された給紙トレー、2は半月状をなす給紙コロ、3はカット紙Pを給紙コロ2方向へ押し上げる底板、4は、給紙コロ2と協動し、底板3によって押し上げられたカット紙Pの角部を一時的に係止して一枚ずつ分離するための分離爪、5は搬送ローラ、6はレジストローラ、7はレジスト前センサ、8は、複数のローラ9によって支持,駆動されて矢印方向に回転駆動される電子写真感光体の感光体ベルトである。
【0022】
感光体ベルト8の周囲には、除電器10,帯電器11,現像ローラ12が感光体ベルト8に接してトナー現像する現像器13,感光体ベルト8とのニップNにおいてカット紙Pを介して接触してトナー転写を行う転写ローラ14,転写後の感光体ベルト8に残留したトナーなどを除去回収するためのクリーニング器15,転写後のカット紙Pに対する像定着を行うための加熱ローラと加圧ローラから構成された定着器16などが設置されている。
【0023】
画像形成の際におけるカット紙搬送時には、図示しない給紙モータであるステッピングモータおよび給紙クラッチなどの給紙駆動装置が始動して、搬送ローラ5およびレジストローラ6を回転させる。その後、給紙コロ2に給紙クラッチを介して駆動力が伝達し、給紙コロ2を回転させる。給紙コロ2が1回転することにより給紙トレー1に積載されたカット紙Pの最上位のものが搬送ローラ5方向へ給紙されるが、このとき、カット紙Pの給紙方向における先端の角部が分離爪4に係止されており、搬送力を受けることによりカット紙P自体が有する腰の作用により、最上位のカット紙Pのみが分離爪4から離れて搬送ローラ5方向へ給紙され、さらにレジストローラ6方向へ搬送される。
【0024】
レジストローラ6に達する前にカット紙Pは、レジスト前センサ7により検知されて、感光体ベルト8に形成されているトナー像に合致するように、レジストローラ6において待機位置に保持され、かつタイミングが取られて転写ローラ14と感光体ベルト8とのニップN方向へ搬送される。
【0025】
画像形成時、感光体ベルト8は、ローラ9により回転駆動され、除電器10によって残留電荷が除去され、さらに帯電器11によって均一に帯電された後、露光位置においてレーザ光Lによって走査されて静電潜像が形成される。この潜像は現像ローラ12の周部に付着しているトナーの転移によって現像され、感光体ベルト8にトナー像が形成される。
【0026】
そしてレジストローラ6によりタイミングを取って転写ローラ4と感光体ベルト8とのニップNに搬送されてきたカット紙Pは、転写ローラ4によってトナー像が静電的に転写され、転写後、定着器16に搬送されてトナー像が定着され、排紙される。
【0027】
また、図1に示す原稿読取部Bにおいて、20は原稿セット台、21は原稿セット台20に積載された原稿Dを給紙する給紙コロ、22は分離パッドとフィードローラから構成されて原稿Dを一枚ずつ分離搬送させるための分離搬送部、23,24は搬送ローラ、25は、搬送ローラ23,24間に設置され、搬送ローラ23,24によつて搬送される原稿Dを読み取る読取センサである。
【0028】
図2は第1実施形態における制御系の主要構成を示すブロック図であり、原稿読取部Bにおける制御系は、読取センサ25などからなる読取走査部30,読取処理部31,ラインメモリ32,ラインメモリ制御部33により構成されている。また画像形成部Aにおける制御系は、記録走査部34,記録処理部35,ラインメモリ32,ラインメモリ制御部33と、現像器13により構成されている。
【0029】
原稿読取部Bにおいて、読取走査部30により読み取られた画情報は、読取処理部31を経てラインメモリ32に一旦記憶される。信号圧縮・復元部36におけるデータ圧縮モードに応じてラインメモリ32からの画情報の読み出しを行いながら冗長度を除去し、データバス37を通してRAM38に蓄積する。このRAM38は送信バッファとして利用され、画情報が通信制御部39を経てモデム40に送出される。モデム40にて変調された信号は、網制御部41を通って回線へと送り出される。
【0030】
逆に回線から受信した画情報信号は、網制御部41を通ってモデム40により変調され、かつ通信制御部39を経てデータバス37に出力され、RAM38に蓄積される。RAM38は受信バッファとして利用され、画情報が信号圧縮・復元部36にデータバス37を介してデータ復元のため順次入力される。そして画情報は、再度、ラインメモリ32から読み出されて記録処理部35を経て記録走査部34に入力する。記録走査部34は、画情報に基づいてレーザ光Lを出射して、感光体ベルト8に静電潜像を形成する。
【0031】
画情報については、網制御部41,通信制御部39を通過させるだけであるが、通信制御情報は、通信制御部39において解読されて伝送制御,誤り制御などの実行処理が行われ、ジャーナル情報が必要な場合には不揮発性の機能を有するRAM38に記憶される。
【0032】
また網制御のための呼出信号などは網制御部41により制御される。さらに情報圧縮,復元を要しない画情報は、読取処理部31,ラインメモリ32から、直接、データバス37を経て、RAM38などの外部へ取り出されることによって画像処理あるいは画像通信が可能である。さらに画像処理された情報あるいは画像合成された情報を直接入力したり、さらに画情報への重畳を行ってラインメモリ32に記憶させて記録/再生することも可能である。ラインメモリ32は、信号圧縮・復元部36と分離して使用することができるとともに、読取走査,記録走査と無関係に圧縮した信号を復元して、ラインメモリ32経由で出力する利用形態も考えられる。
【0033】
全体のシステム制御,信号の流れの管理,通信制御,網制御の総括コントロールはMPU(マイクロ・プロセシング・ユニット)42により行われる。システム制御の主たる制御は、パネル部43によるマン−マシンのインタフェース44に関連する制御と、インタフェース45を介した機構制御部46による画像形成部Aと原稿読取部Bの機械的構成に関連する制御である。パネル部43は、パネルスイッチとパネル表示の種類と形式により、入出力端子数あるいは制御方式が大きく異なる。また機構制御部46は、画像形成部Aと原稿読取部Bのシステムあるいは機械的構成により、ドライバ,センサの種類と数量が変化し、制御の複雑さに影響する。なお、図中の47はDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)コントローラである。
【0034】
図3のタイミングチャートを参照して第1実施形態における要部の給紙動作について説明する。カット紙搬送時に給紙モータを起動させ、給紙クラッチをオンにし、給紙コロ2を回転させてカット紙に対する既述した分離給紙動作を行わせる。給紙モータの起動の時点でGNDレベルにあった転写電圧(電流)値を、ゼロボルトに設定する。そして、1回目の給紙動作によりレジスト前センサ7によりカット紙が検知されない場合(カット紙が到達しない)には給紙動作を再度行う。
【0035】
本例では、3回目の給紙動作によって正常な給紙が行われた場合を示しており(給紙クラッチの3回の継断)、正常な給紙が行われて、レジスト前センサ7がカット紙を検知(オン)してから一定時間経過t後にレーザ光Lによる感光体ベルト8に対する光書き込みを行わせる。前記時間tは、帯電器11,現像器13などのオン時間あるいは感光体ベルト8に対する各部材の設置条件などを総合的に考慮して設定される。
【0036】
そして、レジスト前センサ7がカット紙を検知(オン)すると、レジストローラ6によってカット紙は前記のようにタイミングが取られて搬送されるが、カット紙が転写ローラ14における転写位置に到達するタイミング(経過時間T)で、転写ローラ14の転写電流を正規転写電流(電圧)に変更させ、既述した転写動作を行わせる。転写ローラ14を前記のように略ゼロボルトに維持する期間は、カット紙の再搬送動作を行わせて搬送開始(給紙モータのオン)後、レジスト前センサ7がカット紙を検知するまで、またはレジスト前センサ7がカット紙を検知した後の一定時間経過後までのいずれか一方の期間とする。
【0037】
図4は本発明の第2実施形態における要部の給紙動作を説明するためのタイミングチャートであり、第2実施形態において前記第1実施形態とはMPU42における給紙動作制御構成が異なるが、他の構成は同様のものである。
【0038】
図4において、カット紙搬送時に給紙モータを起動させ、給紙クラッチをオンにし、給紙コロ2を回転させてカット紙の分離給紙動作を行わせる。この時点では帯電器11,現像器13の各バイアスは正規の値に制御されている。そして、給紙モータの起動の時点でGNDレベルにあった転写電圧(電流)値を正規転写電圧に設定する。ここで1回目の給紙動作によりレジスト前センサ7によりカット紙が検知されない場合(カット紙が到達しない)には給紙動作を再度行う。
【0039】
本例では、前記と同様に3回目の給紙動作によって正常な給紙が行われた場合を示しており、正常な給紙が行われて、レジスト前センサ7がカット紙を検知(オン)してから一定時間経過t後にレーザ光Lによる感光体ベルト8に対する光書き込みを行わせる。前記時間tは、帯電器11,現像器13などのオン時間あるいは感光体ベルト8に対する各部材の設置条件などを総合的に考慮して設定される。
【0040】
レジスト前センサ7がカット紙を検知(オン)すると、レジストローラ6によってカット紙は前記のようにタイミングが取られて搬送され、カット紙に対して転写ローラ14によりトナー像の転写が行われる。
【0041】
ところで、カット紙の不送りの判定としては、前記のようにレジスト前センサ7にカット紙が到達したか否かによって行うことができるが、不送りの発生原因としては、分離給紙が適正に行われずに不送りとなった場合、あるいは給紙機構を駆動する給紙モータが正常動作を行わなかった場合なども考えられ、このように給紙自体に問題がある場合には、同じ条件にて給紙動作を繰り返しても正常な給紙が行われるとは限らない。
【0042】
そこで本発明の第3実施形態においては、給紙機構の主駆動源である給紙モータ、特に給紙モータとして多用されているステッピングモータにおける脱調、不具合の発生に対応した給紙制御を行っている。
【0043】
図5は本発明の第3実施形態における要部の給紙動作を説明するためのタイミングチャートであり、第3実施形態において第1実施形態とは給紙モータであるステッピングモータのMPU42における制御構成が異なるが、他の構成は同様のものである。
【0044】
図5において、カット紙搬送時にステッピングモータを起動させ、給紙クラッチをオンにし、給紙コロ2を回転させてカット紙の分離給紙動作を行わせる。ステッピングモータの起動の時点でGNDレベルにあった転写電圧(電流)値を、ゼロボルトに設定する。そして、1回目の給紙動作によりレジスト前センサ7によりカット紙が検知されない場合(カット紙が到達しない)には、一旦、ステッピングモータの駆動を停止させる。この場合、モータの相の切換えは行わないが、一定の電流値にて励磁を続けることが必要である。そして予め設定された時間後にステッピングモータを再度起動させ、モータ駆動が安定した一定時間後に再度給紙動作を行う。本例では、3回目の給紙動作によって正常な給紙が行われた場合を示しており、正常な給紙が行われて、レジスト前センサ7がカット紙を検知(オン)してから一定時間経過t後にレーザ光Lによる感光体ベルト8に対する光書き込みを行わせる。前記時間tは、帯電器11,現像器13などのオン時間あるいは感光体ベルト8に対する各部材の設置条件などを総合して設定される。
【0045】
そして、レジスト前センサ7がカット紙を検知(オン)すると、レジストローラ6によってカット紙は前記のようにタイミングが取られて搬送されるが、カット紙が転写ローラ14における転写位置に到達するタイミング(経過時間T)で、転写ローラ14の転写電流を正規転写電流(電圧)に変更させ、既述した転写動作を行わせる。
【0046】
このように第3実施形態では、前記のようにカット紙が不送りとなった場合、給紙機構における主たる駆動源であるステッピングモータの駆動を一時的に停止し、スローアップ動作を含む再起動を行うことにより、ステッピングモータの脱調などの不具合を調整することによって、より一層の安定した給紙を実現することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のファクシミリ装置によれば、給紙手段の主たる駆動源であるステッピングモータにおける脱調の発生を考慮して、カット紙が不送りになった場合には、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させて給紙動作を行うことによって一層安定した給紙が行われる。さらに、前記給紙動作を繰り返している場合でも、レジスト前センサによる検知を基準にして潜像形成を行い、かつカット紙が転写位置近傍に達するまで転写手段にゼロボルトレベルの電圧を印加するため、正規現像分のトナーがカット紙のない状態で転写手段にくるようなことはなく、転写手段への正帯電トナーによる汚染が防止され、また電子写真感光体と転写手段が直接接触している構成であって、電子写真感光体上に逆帯電トナーが存在していても、転写ローラがゼロボルトレベルになっているため、クーロン力が弱く逆帯電トナーによる転写ローラの汚染も防止される。
【0048】
また、同様に、前記給紙動作を繰り返している場合でも、レジスト前センサによる検知を基準にして潜像形成を行い、かつカット紙が転写位置近傍に達するまで転写手段に正規転写電流レベルの電荷を印加するため、正規現像分のトナーがカット紙のない状態で転写手段にくるようなことはなく、転写手段への正帯電トナーによる汚染が防止され、また電子写真感光体と転写手段が直接接触している構成であって、電子写真感光体上に逆帯電トナーが存在していても、転写ローラが正規転写レベルになっているため、逆帯電トナーと反発するクーロン力が働くので積極的に逆帯電トナーによる転写ローラの汚染も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するためのファクシミリ装置の概略構成図
【図2】本発明の第1実施形態における制御系の主要構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1実施形態における要部の給紙動作を説明するためのタイミングチャート
【図4】本発明の第2実施形態における要部の給紙動作を説明するためのタイミングチャート
【図5】本発明の第3実施形態における要部の給紙動作を説明するためのタイミングチャート
【符号の説明】
1 給紙トレー
2 給紙コロ
5 搬送ローラ
6 レジストローラ
7 レジスト前センサ
8 感光体ベルト
12 現像ローラ
13 現像器
14 転写ローラ
30 読取走査部
31 読取処理部
34 記録走査部
35 記録処理部
42 MPU(制御手段)
46 機構制御部
A 画像形成部
B 原稿読取部
P カット紙

Claims (3)

  1. 受信データに基づいて電子写真感光体に接触してトナー像を形成する記録手段と、給紙部に装填されたカット紙を搬送する給紙手段と、この給紙手段により転写位置に搬送されたカット紙に対して前記電子写真感光体とのニップにおいてトナー像を転写する転写手段と、前記転写位置へタイミングを取ってカット紙を搬送するレジストローラと、前記給紙手段により搬送されたカット紙をレジストローラにおける搬送上流側にて検知するレジスト前センサとを備えたファクシミリ装置において、
    前記記録手段の画像形成時に前記給紙手段が搬送動作を行ってカット紙が不送りになった場合に、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させ、カット紙の再搬送動作を行わせる制御を行い、かつ給紙手段による搬送開始後、前記レジスト前センサがカット紙を検知するまで、またはレジスト前センサがカット紙を検知した後の一定時間経過後までのいずれか一方の間、前記転写手段に略ゼロレベルの電圧を印加する制御を行い、かつレジスト前センサがカット紙を検知した一定時間経過後に電子写真感光体に潜像を形成するように制御を行う制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 受信データに基づいて電子写真感光体に接触してトナー像を形成する記録手段と、給紙部に装填されたカット紙を搬送する給紙手段と、この給紙手段により転写位置に搬送されたカット紙に対して前記電子写真感光体とのニップにおいてトナー像を転写する転写手段と、前記転写位置へタイミングを取ってカット紙を搬送するレジストローラと、前記給紙手段により搬送されたカット紙をレジストローラにおける搬送上流側にて検知するレジスト前センサとを備えたファクシミリ装置において、
    前記記録手段の画像形成時に前記給紙手段が搬送動作を行ってカット紙が不送りになった場合に、給紙手段を駆動するステッピングモータの駆動を一時停止した後、再起動させ、カット紙の再搬送動作を行わせる制御を行い、かつ給紙手段による搬送開始後、前記レジスト前センサがカット紙を検知するまで、またはレジスト前センサがカット紙を検知した後の一定時間経過後までのいずれか一方の間、前記転写手段に正規転写電流レベルの電荷を印加する制御を行い、かつレジスト前センサがカット紙を検知した一定時間経過後に電子写真感光体に潜像を形成するように制御を行う制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 前記制御手段が、ステッピングモータの駆動を一時停止させた場合、該ステッピングモータの相の切換えは行わず、一定の電流値にて励磁を続けるように制御を行う構成であることを特徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装置。
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