JPH10327291A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JPH10327291A
JPH10327291A JP9131961A JP13196197A JPH10327291A JP H10327291 A JPH10327291 A JP H10327291A JP 9131961 A JP9131961 A JP 9131961A JP 13196197 A JP13196197 A JP 13196197A JP H10327291 A JPH10327291 A JP H10327291A
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JP
Japan
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image
recording medium
image forming
unit
feeding
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Pending
Application number
JP9131961A
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English (en)
Inventor
Masahiro Shigetomi
雅弘 重富
Kiyoshi Kimura
清 木村
Yoshihisa Kamata
義久 鎌田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙づまりや搬送不良に対して容易に対処で
き、新たな紙づまりを発生することのない画像形成装置
およびその制御方法を実現する。 【解決手段】 収容手段内の記録媒体を画像形成の処理
に合わせて搬送する搬送手段40と、搬送された記録媒
体が像担持体直前の所定の位置に達したことを検知する
検知手段44Sと、搬送手段の作動によっても記録媒体
が所定の位置に達したことが検知手段44Sにより検知
されないときに、搬送手段を再作動させることで、記録
媒体を検知手段の位置以降であって定着手段以前の位置
まで搬送するよう制御する制御手段71と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置での制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
<従来技術1>画像形成装置では、感光体上に形成した
静電潜像を現像剤によりトナー像として、このトナー像
を転写紙などの記録媒体上に転写し、記録媒体上のトナ
ー像を定着器で所定の温度により定着するようにしてい
る。そして、このような各処理に合わせて、カセットに
収容された記録媒体を搬送するように構成されている。
【0003】このような画像形成では、記録媒体の搬送
経路の各部で紙づまりや搬送不良が発生する可能性があ
る。 <従来技術2>従来は給紙を行って記録媒体がレジスト
ローラ位置に到達したことをレジストセンサで検知して
から、感光体ドラムに画像を形成するようにしていた。
【0004】しかし、画像形成の高速化のため、感光体
ドラムへの画像形成と給紙とを並行して行う装置も存在
している。これにより、画像形成開始までの待ち時間が
減って、単位時間あたりの画像形成枚数が増えるという
利点を有している。
【0005】<従来技術3>また、記録媒体の種類(普
通紙,透過記録媒体(OHT:Over Head Transparenc
y))を判別するために給紙部の途中に設けていたセン
サを、コスト削減のため、レジストセンサと共通化する
試みもなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
<従来技術1についての課題>このような紙づまりが発
生すると、装置は動作を停止し、紙づまりの発生の旨と
紙づまり箇所とを表示部に表示する。そして、表示部の
表示内容を判断して使用者が紙づまり箇所から記録媒体
を取除くようになっていた。
【0007】この場合、紙づまり箇所によって記録媒体
の取り除き方法が異なっており、使用者は取り扱い説明
書を参照しつつ、幾つかのレバーやつまみを操作する必
要があった。
【0008】また、装置によっては、紙づまりや搬送不
良が生じた記録媒体を搬送して装置外に排出するような
ものもある。しかし、このような手法によっては、記録
媒体が感光体ドラムへ巻き付いたり、定着器で新たな紙
づまりを発生する可能性も有していた。
【0009】<従来技術2についての課題>感光体ドラ
ムへの画像形成と給紙とを並行して行う装置では、画像
形成が開始された後の所定のタイミングに記録媒体がレ
ジストローラの位置に到達しない場合には、画像形成さ
れている感光体ドラムの回転が先に進んでしまうため、
プリント動作を行うことができない。すなわち、ジャム
発生として装置の動作を停止させなければならなかっ
た。
【0010】尚、この場合に、画像形成した感光体ドラ
ムを1回転させて、その間に記録媒体の再給紙を行っ
て、再びタイミングを合わせてプリント動作を行うこと
も考えられる。しかし、この場合には、画像形成途中で
クリーニングブレードを感光体ドラムから離す必要があ
り、この動作により発生する振動が感光体ドラムに形成
中の画像に悪影響を与える。従って、この手法は実用的
ではない。また、このような問題は、感光体ドラム1回
転で多色の画像形成を行うカラー画像形成装置にもあて
はまるものである。
【0011】<従来技術3についての課題>また、記録
媒体の種類によっては、定着速度を異ならせる必要があ
る。例えば、OHTなどの記録媒体では、透過性である
ことにより普通紙の場合より定着に時間を掛ける必要が
ある。
【0012】そして、近年の小型化した装置では、感光
体ドラムと定着器の間の搬送経路が記録媒体サイズより
短くなっているため、感光体ドラムでの画像形成速度を
定着速度に合わせる必要がある。
【0013】従って、画像形成開始時点では記録媒体の
種類に応じて装置の速度を決定する必要がある。しか
し、前述したように、レジストセンサで記録媒体の種類
も判別させる装置であって、高速化のために画像形成と
給紙とを並行する装置の場合には、記録媒体の種類が分
かった時点では画像形成が既に開始しているため、低速
で処理する必要があるOHTなどが給紙された場合には
間に合わない。
【0014】従って、小型化と高速化とを図る場合に
は、記録媒体の種類を判別するセンサを別途設ける必要
があり、コストアップを避けられない。また、センサを
共通化してコスト削減を図れば、小型化か高速化のいず
れか、若しくは、記録媒体の種類によっては画質を犠牲
にしなければならない。
【0015】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであって、第一の目的は、紙づまりや搬送不良に対し
て容易に対処でき、新たな紙づまりを発生することのな
い画像形成装置およびその制御方法を実現することを目
的とする。
【0016】また、本発明は上記した問題に鑑みてなさ
れたものであって、第二の目的は、装置の高速化を図る
ために画像形成と給紙とを並行して行う場合にも、給紙
不良で装置の動作を停止させずにプリント動作を実行可
能な画像形成装置およびその制御方法を実現することを
目的とする。
【0017】また、本発明は上記した問題に鑑みてなさ
れたものであって、第三の目的は、装置の小型化と高速
化を図りつつ、画質を犠牲にすることなく、記録媒体の
種類を判別するセンサをレジストセンサと共通化するこ
とが可能な画像形成装置およびその制御方法を実現する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、課題を解決す
る手段を構成する本発明は以下の(1)〜(8)に説明
するようなものである。
【0019】(1)請求項1記載の発明は、記録媒体を
収容する収容手段と、この収容手段内の記録媒体を画像
形成の処理に合わせて搬送する搬送手段と、この搬送手
段により搬送された記録媒体が像担持体直前の所定の位
置に達したことを検知する検知手段と、像担持体上に形
成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒
体上に転写された画像を定着させる定着手段と、前記搬
送手段の作動によっても記録媒体が所定の位置に達した
ことが前記検知手段により検知されないときに、前記搬
送手段を再作動させることで、記録媒体を前記検知手段
の位置以降であって前記定着手段以前の位置まで搬送す
るよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする
画像形成装置である。
【0020】この画像形成装置では、搬送手段の作動に
よっても記録媒体が所定の位置に達したことが検知手段
により検知されないときに、搬送手段を再作動させるこ
とで、記録媒体を検知手段の位置以降であって定着手段
以前の位置まで搬送するよう制御している。
【0021】この結果、紙づまりや搬送不良を生じた記
録媒体が転写手段近傍で停止するため、記録媒体を圧着
するローラ等も少なく、搬送経路が略直線であり、取除
くことが容易になる。
【0022】また、取除く場所が一定になるため、場所
毎に異なる操作をする必要がなくなる。そして、定着器
以前で停止させるため、定着器で新たな紙づまりを発生
する問題も生じない。
【0023】この結果、紙づまりや搬送不良に対して容
易に対処でき、新たな紙づまりを発生することのない画
像形成装置を実現できる。 (2)請求項2記載の発明は、記録媒体を収容する収容
手段と、この収容手段内の記録媒体を画像形成の処理に
合わせて搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送
された記録媒体が像担持体直前の所定の位置に達したこ
とを検知する検知手段と、像担持体上に形成された画像
を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体上に転写さ
れた画像を定着させる定着手段とを備えた画像形成装置
の制御方法であって、前記搬送手段の作動によっても記
録媒体が所定の位置に達したことが前記検知手段により
検知されないときに、前記搬送手段を再作動させること
で、記録媒体を前記検知手段の位置以降であって前記定
着手段以前の位置まで搬送するよう制御することを特徴
とする画像形成装置の制御方法である。
【0024】この画像形成装置の制御方法では、搬送手
段の作動によっても記録媒体が所定の位置に達したこと
が検知手段により検知されないときに、搬送手段を再作
動させることで、記録媒体を検知手段の位置以降であっ
て定着手段以前の位置まで搬送するよう制御している。
【0025】この結果、紙づまりや搬送不良を生じた記
録媒体が転写手段近傍で停止するため、記録媒体を圧着
するローラ等も少なく、搬送経路が略直線であり、取除
くことが容易になる。
【0026】また、取除く場所が一定になるため、場所
毎に異なる操作をする必要がなくなる。そして、定着器
以前で停止させるため、定着器で新たな紙づまりを発生
する問題も生じない。
【0027】この結果、紙づまりや搬送不良に対して容
易に対処でき、新たな紙づまりを発生することのない画
像形成装置の制御方法を実現できる。 (3)請求項3記載の発明は、画像が形成される像担持
体と、像担持体に画像を形成する画像形成手段と、記録
媒体を給送する給送手段と、この給送手段により給送さ
れた記録媒体が給送経路の所定位置に到達したことを検
知する検知手段と、記録媒体の給送及び画像形成を制御
する制御手段と、を備え、この制御手段は、前記給送手
段の作動によっても記録媒体が所定の位置に到達したこ
とが前記検知手段により検知されないときに、前記画像
形成手段による画像形成を中止し、像担持体上の画像を
消去し、前記給送手段を作動させ、中止した画像形成を
前記画像形成手段により再度実行するよう制御する、こ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0028】この画像形成装置では、給送手段の作動に
よっても記録媒体が所定の位置に到達しないときに、画
像形成を中止して像担持体上の画像を消去し、給送手段
を再作動させ、画像形成手段により画像形成を再実行す
るよう制御している。
【0029】このため、感光体ドラムへの画像形成と給
紙とを並行して行う装置において、給紙不良で装置の動
作を停止させることなく、プリント動作を実行すること
が可能になる。
【0030】(4)請求項4記載の発明は、画像が形成
される像担持体と、像担持体に画像を形成する画像形成
手段と、記録媒体を給送する給送手段と、この給送手段
により給送された記録媒体が給送経路の所定位置に到達
したことを検知する検知手段と、記録媒体の給送及び画
像形成を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置の
制御方法であって、前記給送手段の作動によっても記録
媒体が所定の位置に到達したことが前記検知手段により
検知されないときに、前記画像形成手段による画像形成
を中止し、像担持体上の画像を消去し、前記給送手段を
作動させ、中止した画像形成を前記画像形成手段により
再度実行するよう制御することを特徴とする画像形成装
置の制御方法である。
【0031】この画像形成装置の制御方法では、給送手
段の作動によっても記録媒体が所定の位置に到達しない
ときに、画像形成を中止して像担持体上の画像を消去
し、給送手段を再作動させ、画像形成手段により画像形
成を再実行するよう制御している。
【0032】このため、感光体ドラムへの画像形成と給
紙とを並行して行う装置の制御方法において、給紙不良
で装置の動作を停止させることなく、プリント動作を実
行することが可能になる。
【0033】(5)請求項5記載の発明は、画像が形成
される像担持体と、像担持体に画像を形成する画像形成
手段と、記録媒体を給送する給送手段と、この給送手段
により給送された記録媒体の種類を給送経路の所定位置
で検知する検知手段と、記録媒体の給送及び画像形成を
制御する制御手段と、を備え、この制御手段は、所定の
記録媒体であることが前記検知手段により検知されたと
きに、前記画像形成手段による画像形成を中止し、像担
持体上の画像を消去し、所定の記録媒体に合わせた画像
形成を前記画像形成手段により再度実行するよう制御す
る、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0034】この画像形成装置では、画像形成速度を変
更する必要がある所定の記録媒体であることが検知され
たときに、画像形成を中止して像担持体上の画像を消去
し、所定の記録媒体に合わせた画像形成速度で画像形成
を再実行するよう制御している。
【0035】この結果、記録媒体の種類に合わせた画像
形成が行われるようになり、装置の小型化と高速化を図
りつつ、画質を犠牲にすることなく、プリント動作を実
行できるようになる。また、記録媒体の種類に合わせて
画像形成を再実行しているので、記録媒体の種類を判別
するセンサをレジストセンサと共通位置に設けることが
可能になる。
【0036】(6)請求項6記載の発明は、上述した第
5の発明において、前記検知手段は、給送手段により給
送された記録媒体が給送経路の所定位置に到達したこと
も検知することを特徴とするものである。
【0037】この画像形成装置では、装置の小型化と高
速化を図りつつ、画質を犠牲にすることなく、プリント
動作を実行して、記録媒体の種類を判別するセンサをレ
ジストセンサと共通化することが可能になる。
【0038】(7)請求項7記載の発明は、画像が形成
される像担持体と、像担持体に画像を形成する画像形成
手段と、記録媒体を給送する給送手段と、この給送手段
により給送された記録媒体の種類を給送経路の所定位置
で検知する検知手段と、記録媒体の給送及び画像形成を
制御する制御手段と、を備えた画像形成装置の制御方法
であって、所定の記録媒体であることが前記検知手段に
より検知されたときに、前記画像形成手段による画像形
成を中止し、像担持体上の画像を消去し、所定の記録媒
体に合わせた画像形成を前記画像形成手段により再度実
行するよう制御する、ことを特徴とする画像形成装置の
制御方法である。
【0039】この画像形成装置の制御方法では、画像形
成速度を変更する必要がある所定の記録媒体であること
が検知されたときに、画像形成を中止して像担持体上の
画像を消去し、所定の記録媒体に合わせた画像形成速度
で画像形成を再実行するよう制御している。
【0040】この結果、記録媒体の種類に合わせた画像
形成が行われるようになり、装置の小型化と高速化を図
りつつ、画質を犠牲にすることなく、プリント動作を実
行できるようになる。また、記録媒体の種類に合わせて
画像形成を再実行しているので、記録媒体の種類を判別
するセンサをレジストセンサと共通位置に設けることが
可能になる。
【0041】(8)請求項8記載の発明は、上述した第
7の発明において、前記検知手段が、給送手段により給
送された記録媒体が給送経路の所定位置に到達したこと
も検知することを特徴とするものである。
【0042】この画像形成装置の制御方法では、記録媒
体の種類を判別するセンサをレジストセンサと共通化
し、装置の小型化と高速化を図りつつ、画質を犠牲にす
ることなく、プリント動作を実行することが可能にな
る。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置およびその
制御方法について図面を参照して説明する。 <機械的構成>ここでは、まず図2を参照して本発明の
実施の形態例を適用する画像形成装置の機械的な全体構
成について説明する。
【0044】尚、ここでは、画像形成装置として複写機
を例にして説明を行うが、読み取り部を有しないレーザ
プリンタのようなものであってもよい。図2は本発明の
実施の形態例で用いる画像形成装置の断面図であり、大
きく分けて、画像読取り部10、レーザ書込み部20、
画像形成部30と給紙部40とから構成される。
【0045】原稿台に載置される原稿Dの画像は、画像
読取り部10の照明ランプ11Aとミラー11Bを備え
る第1ミラーユニット11の実線位置から破線位置への
平行移動と、対向する一対のミラー12Aを備える第2
ミラーユニット12の前記第1ミラーユニット11に対
する1/2の速度の追従移動とにより露光走査される。
その露光走査されて得られた画像は投影レンズ13を介
して撮像素子14に結像され、画像処理を経て画像信号
としてメモリに一旦格納される。
【0046】次いで前記の画像信号がメモリから読み出
されてレーザ書込み部20に入力されると、半導体レー
ザで発生されたレーザビームが駆動モータ21により回
転されるポリゴンミラー22により回転走査される。
【0047】投射されたレーザビームはポリゴンミラー
22の回転面の移動により反射し走査されて、fθレン
ズ23ならびにシリンドリカルレンズを経て、予め帯電
器31により電荷を付与されている感光体ドラム32の
感光面を走査露光する。この走査露光によって感光体ド
ラム32の感光面には原稿画像の静電潜像が形成され
る。従ってレーザビームによる主走査と感光体ドラム3
2の回転に伴う副走査とにより感光体ドラム32の周面
上に原稿画像の静電潜像が形成されて行く。この静電潜
像は現像器33の現像スリーブ33Aの担持する現像剤
によって反転現像されてトナー画像とされる。
【0048】一方給紙部40に装填される各給紙カセッ
ト41からは指定のサイズの転写紙Pが、給紙ソレノイ
ド41Aの作動により搬出され、搬送ローラ43を介し
て画像の転写部に向け給紙される。
【0049】給紙された転写紙Pはレジストローラ44
により前述した感光体ドラム32の周面上のトナー画像
とタイミングを調整した上で同期して転写部へと給送さ
れ、転写器34により帯電されてトナー像が転写紙に転
写される。
【0050】次いで転写紙Pは分離器35の除電作用に
より感光体ドラム32の周面より分離され、搬送ベルト
(搬送部)36を経て定着器37に搬送され、上ローラ
37Aと下ローラ37Bとの挟着で熱と圧力とによりト
ナーが溶着される。
【0051】尚、上ローラ37A及び下ローラ37Bそ
れぞれは、温度センサにより温度検出がなされており、
後述する温度制御により定着動作の際には所定の設定温
度になるように制御されている。この定着の後、搬送ロ
ーラ38を介して定着器37より排出される。
【0052】そして、定着器37から排出された転写紙
Pは排紙ローラ45を経てトレイ50の上に排紙され
る。一方転写紙Pを分離した感光体ドラム32は、クリ
ーニング装置39において圧接するブレード39Aによ
り残留トナーを除去、清掃したのち再び帯電器31によ
り電荷の付与を受けて次なる画像形成のプロセスに入
る。
【0053】尚、給紙部40と搬送部36とを合わせ
て、本発明の搬送手段を構成している。また、給紙カセ
ット41が本発明の収容手段を構成している。 <電気的構成>以上のように構成された画像形成装置
は、電気的には図1のような構成になっている。
【0054】すなわち、使用者により各種の操作,指示
及び選択がなされる操作部70、操作部70からの指示
を受けて画像形成装置全体を制御する制御手段としての
CPU71、画像形成装置の動作についての情報を表示
する表示部72、及びCPU71の指示により画像展開
などの画像処理を行う画像処理部73を備えている。
【0055】また、前述したレーザ書込み部20、画像
形成部30、給紙部40、搬送部36、及び定着器37
が、CPU71の指示により所定の動作を行うように構
成されている。
【0056】そして、レジストローラ44近傍に設けら
れ、給紙部40により転写紙Pがレジストローラ44の
位置まで給送されたことを検知する検知手段としてのレ
ジストセンサ44Sの検知結果が、CPU71に伝達さ
れるようになっている。
【0057】<紙づまり制御の処理手順>ここで、図3
のフローチャート及び図4の模式図、並びに図5及び図
6のタイムチャートを参照して紙づまり制御における処
理手順について詳細に説明する。尚、図5及び図6のタ
イムチャートでは、図3のフローチャートのステップに
対応するステップ番号が付してある。
【0058】操作部70において画像形成スタートの指
示がなされた場合、又は、外部の機器からプリント動作
の開始の指示(スタート信号など)があった場合、制御
部71は以下のような処理を行う。
【0059】まず、給紙モータをオン(図3S1)する
ことで、給紙部40と搬送部36とを一定速度で駆動す
る。そして、給紙ソレノイド41Aを一定時間だけ作動
(図3S2,S3)させるようにする。図5及び図6に
示した例では、300mSの間だけ給紙ソレノイド41
Aを作動させるようにしている。
【0060】このような給紙モータと給紙ソレノイドの
オンにより、転写紙Pが給紙カセット41から搬出され
る。そして、正常な状態であれば、一定時間(1300
mS)以内にレジストセンサ44Sの位置まで転写紙P
が給送され、レジストセンサ44Sに検知信号(Hレベ
ル)が表れる(図3S4)。
【0061】レジストセンサ44Sに検知信号が表れて
Hレベルになれば、転写,定着を実行して転写紙Pを機
外に排出する(図3S5)。また、所望のプリントが完
了するまで以上の処理を繰り返す(図3S6→S2)。
【0062】そして、プリントが完了したら、給紙モー
タをオフ(図3S7)し、本体駆動を停止(図3S8)
させて、待機状態にする。また、以上のレジストセンサ
44Sにおいて、一定時間以内に転写紙Pを検知しない
場合(検知結果=L)には、給紙部40内に転写紙Pが
留まっているため、給紙に失敗したノーフィードジャム
として以下のジャム処理シーケンスを実行する(図3S
4:NOの場合)。
【0063】まず、一旦給紙モータをオフ(図3S9)
し、メインモータのオンにより機内用紙の排出を行う
(図3S10)。これにより、既に画像形成途中になっ
ている転写紙Pが転写,定着されて機外に排出される。
【0064】次に、メインモータをオフして本体駆動を
停止させる(図3S11)。そして、給紙モータをオン
(図3S12)することで、給紙部40と搬送部36と
を一定速度で駆動する。このような給紙モータと給紙ソ
レノイドのオンにより、給紙不良や搬送不良により途中
停止していた転写紙Pがレジストローラ44方向に搬出
される。
【0065】また、この給紙モータオンと並行して、タ
イマに所定の時間をセットする(図3S13)。この場
合には、前述したレジストセンサ44Sまでの給送時間
(1300mS)と同等か、若干長めに設定しておく。
【0066】このタイマにセットされた時間内に、レジ
ストセンサ44Sにより給紙が検知されてHレベルの信
号が表れれば(図3S14:YES,図5S(d)1
4)、レジストセンサ44Sの検知から一定時間(T
a)の間給紙モータが駆動される(図3S15,図5
(b)S15:Ta)。これにより、図4に示すよう
に、転写紙Pは転写器34近傍まで搬送されて停止す
る。
【0067】このように給紙モータを駆動する一定時間
(Ta)は、先端がレジストセンサ44Sを通過した記
録紙Pについて、後端がレジストセンサ44Sを通過す
ると共に、先端が定着器37に達しない位置で停止する
ような時間を、搬送距離と搬送速度とを参照して定めて
おく。
【0068】そして、このような駆動の後、紙づまりを
発生した転写紙Pが転写器34近傍で停止していること
を示す表示(ジャム位置A表示)を表示部72に表示し
て、待機状態に移る(図3S16,図5(f)S16:
異常終了A)。
【0069】また、上述したタイマにセットされた時間
内に、レジストセンサ44Sにより給紙が検知されずL
レベルの信号が続けば(図3S14:NO)、給紙部4
0に留まっている転写紙Pを搬送することができないも
のであるため、給紙モータをオフし(図3S17,図6
(b)S17)、紙づまりを発生した転写紙Pが給紙部
40で停止していることを示す表示(ジャム位置B表
示)を表示部72に表示して、待機状態に移る(図3S
18,図6(f)S18:異常終了B)。
【0070】以上説明したように、レジストセンサ44
S検知後の一定時間の給紙モータの駆動により、給紙不
良や搬送不良を生じた転写紙Pであって搬送可能なもの
は、転写器34近傍で停止する。この転写器34近傍
は、転写紙Pを圧着するローラ等も少なく、搬送経路が
略直線であり、また、装置の扉が使用者側に大きく開放
できるものが多いため、取除くことが極めて容易にな
る。また、取除く場所が一定になるため、場所毎に異な
る操作をする必要がなくなる。そして、定着器37以前
で停止させるため、新たな紙づまりを発生する問題も生
じないという効果が得られる。
【0071】<再給送・再形成制御の処理手順>ここ
で、図7のフローチャート及び図8のタイムチャートを
参照して、再給送・再形成制御における処理手順につい
て詳細に説明する。
【0072】操作部70において画像形成スタートの指
示がなされた場合、又は、外部の機器からプリント動作
の開始の指示(スタート信号など)があった場合、制御
部71は以下のような処理を行う。
【0073】まず、給紙モータをオン(図7S1)する
ことで、給紙部40と搬送部36とを一定速度で駆動す
る。そして、給紙ソレノイド41Aを一定時間だけ駆動
するようにする(図7S2,図8(a)a1)。このよ
うな給紙モータと給紙ソレノイドの駆動により、転写紙
Pが給紙カセット41から搬出される。
【0074】そして、この給紙と並行して、ほぼ同時
に、感光体ドラムへの画像形成を開始する(図7S3,
図8b1)。これにより、画像形成開始までの待ち時間
が減って、単位時間あたりの画像形成枚数を増やすこと
ができる。
【0075】そして、正常な状態であれば、給紙モータ
の駆動によって、一定時間(例えば、1300mS)以
内にレジストセンサ44Sの位置まで転写紙Pが給送さ
れ、レジストセンサ44Sに検知信号(Hレベル)が表
れる(図7S4,図8(c)c1)。
【0076】レジストセンサ44Sに検知信号が表れて
Hレベルになれば、転写,定着を実行して転写紙Pを機
外に排出する(図7S5,図8(d)d1)。また、所
望のプリントが完了するまで以上の処理を繰り返す(図
7S6→S2)。
【0077】そして、所望のプリントのすべてが完了し
たら、給紙モータをオフ(図7S7)し、本体駆動を停
止(図7S8)させて、待機状態にする。また、給紙ソ
レノイド41Aを一定時間だけ駆動し(図7S2,図8
(a)a2)、感光体ドラムへの画像形成を開始(図7
S3,図8b2)したとしても、一定時間以内に転写紙
Pを検知しない場合(レジストセンサの検知結果=L)
には、給紙部40内に転写紙Pが留まっているため、給
紙に失敗したノーフィードジャムとして以下のジャム処
理シーケンスを実行する(図7S4:NOの場合)。
【0078】まず、現在実行している画像形成を中止し
(図7S9)、感光体ドラムを1回転させつつ、感光体
ドラム上に形成途中の画像をクリーニング部により消去
する(図7S10,図8(b))。
【0079】そして、給紙モータを駆動して給紙部40
と搬送部36とを一定速度で駆動しつつ、給紙ソレノイ
ド41Aを一定時間だけ駆動するようにする(図7S1
1,図8(a)a2′)。このような給紙モータと給紙
ソレノイドの駆動により、転写紙Pが給紙カセット41
から搬出される。
【0080】そして、感光体ドラムの消去が完了した後
に、中止・消去したものと同一の画像について感光体ド
ラムへの画像形成を開始する(図7S12,図8b
2)。そして、レジストセンサ44Sに検知信号が表れ
てHレベルになっていれば(図7S4,図8(c)c
2)、転写,定着を実行して転写紙Pを機外に排出する
(図7S5,図8(d)d2)。
【0081】以上説明したように、再給紙と再画像形成
を行うことにより、給紙不良が発生したとしても、装置
を停止させずに画像形成を続行することができ、スルー
プットが大きく低下することはない。
【0082】尚、図8において、3枚めの画像形成では
給紙不良が発生せずに順調に画像形成された様子を示し
ている。 <電気的構成>また、本発明の他の実施の形態例ので
用いる画像形成装置は、電気的には図9のような構成に
なっている。
【0083】すなわち、使用者により各種の操作,指示
及び選択がなされる操作部70、操作部70からの指示
を受けて画像形成装置全体を制御する制御手段としての
CPU71、画像形成装置の動作についての情報を表示
する表示部72、及びCPU71の指示により画像展開
などの画像処理を行う画像処理部73を備えている。
【0084】また、前述したレーザ書込み部20、画像
形成部30、給紙部40、搬送部36、及び定着器37
が、CPU71の指示により所定の動作を行うように構
成されている。
【0085】また、位置・媒体種類センサ44S′が設
けられており、レジストローラ44近傍において、給紙
部40により記録媒体がレジストローラ44の位置(搬
送経路の所定位置)まで給送されたことと、給送された
記録媒体の種類を検知することも可能に構成されている
ものとする。
【0086】そして、この給紙位置・記録媒体種類セン
サ44S′の検知結果(給送位置検知,記録媒体種類判
別結果)が、CPU71に伝達されるようになってい
る。尚、この検知結果は、2種類の結果を別々の信号で
あってもよいが、1つの信号に2種類の結果が多重した
状態であってもよい。
【0087】<記録媒体種類判別制御の処理手順>ここ
で、図10のフローチャート及び図11のタイムチャー
トを参照して、記録媒体種類判別制御における処理手順
について詳細に説明する。
【0088】この実施の形態例では、通常速度で画像形
成できる普通紙,低速で画像形成すべきOHT,通常速
度で画像形成できる普通紙,の順番で給紙される場合を
例にして説明を行う。
【0089】操作部70において画像形成スタートの指
示がなされた場合、又は、外部の機器からプリント動作
の開始の指示(スタート信号など)があった場合、制御
部71は以下のような処理を行う。
【0090】まず、給紙モータをオン(図10S1)す
ることで、給紙部40と搬送部36とを一定の通常速度
で駆動する。そして、給紙ソレノイド41Aを一定時間
だけ駆動するようにする(図10S2,図11(a)a
1)。このような給紙モータと給紙ソレノイドの駆動に
より、記録媒体が給紙カセット41から搬出される。
【0091】そして、この給紙と並行して、ほぼ同時
に、感光体ドラムへの画像形成を開始する(図10S
3,図11b1)。これにより、画像形成開始までの待
ち時間が減って、単位時間あたりの画像形成枚数を増や
すことができる。
【0092】そして、給紙モータの駆動によって、一定
時間(例えば、1300mS)以内に給紙位置・記録媒
体種類センサ44S′の位置まで記録媒体が給送され、
レジストローラ44に到達した信号と記録媒体種類を示
す信号とが検知信号として表れる(図10S4,図11
(c)c1)。
【0093】ここでは、通常速度で画像形成できる普通
紙を示す検知信号が表れているものとする。給紙位置・
記録媒体種類センサ44S′に普通紙の検知信号が表れ
ていれば、メインモータや給紙モータを通常速度で駆動
した状態(図11(d):通常)で、転写,定着を実行
して記録媒体を機外に排出する(図10S5,図11
(e)e1)。また、所望のプリントが完了するまで以
上の処理を繰り返す(図10S6→S2)。
【0094】そして、所望のプリントのすべてが完了し
たら、給紙モータをオフ(図10S7)し、本体駆動を
停止(図10S8)させて、待機状態にする。また、同
様にして、給紙モータをオン(図10S1)すること
で、給紙部40と搬送部36とを一定の通常速度で駆動
する。そして、給紙ソレノイド41Aを一定時間だけ駆
動するようにする(図10S2,図11(a)a2)。
そして、この給紙と並行して、ほぼ同時に、感光体ドラ
ムへの画像形成を開始する(図10S3,図11b
2)。
【0095】そして、給紙モータの駆動によって、一定
時間以内に給紙位置・記録媒体種類センサ44S′の位
置まで記録媒体が給送され、レジストローラ44に到達
した信号と低速用記録媒体(OHT)であることを示す
信号とが検知信号として表れる(図10S4,図11
(c)c2)。
【0096】この場合には、低速で画像形成する必要が
あるため、低速画像形成処理として以下のシーケンスを
実行する(図10S4:NOの場合)。まず、現在実行
している画像形成を中止し(図10S9)、感光体ドラ
ムを1回転させつつ、感光体ドラム上に形成途中の画像
をクリーニング部により消去する(図10S10,図1
1(b)b2の中止と消去)。
【0097】そして、感光体ドラム上の消去が完了して
回転位置が初期状態になった時点で、メインモータや給
紙モータなどの回転速度を低速に切り換える(図10S
11,図11(d)低速)。この場合、低速用の記録媒
体に適した定着速度になるように、画像形成速度や給
紙,搬送速度全体を合わせるようにする。
【0098】そして、中止・消去したものと同一の画像
について感光体ドラムへの画像形成を開始する(図10
S12,図11b2)。また、既にレジストローラ44
に到達している低速用の記録媒体について、転写,定着
を実行して記録媒体を機外に排出する(図10S13,
図11(d)e2)。
【0099】この一連の低速用の記録媒体の定着やドラ
ムクリーニングなどが完了した時点で、モータ速度を通
常に戻し、次の画像形成に備える。以上説明したよう
に、普段は通常速度で画像形成が行える状態で給紙と画
像形成とを並行して行っていて、画像形成速度を変更す
る必要がある所定の記録媒体であることがレジストロー
ラ付近で検知されたときに、画像形成を中止して像担持
体上の画像を消去し、所定の記録媒体に合わせた画像形
成速度で画像形成を再実行するよう制御することで、記
録媒体の種類に合わせた画像形成が行われるようにな
り、装置の小型化と高速化を図りつつ、画質を犠牲にす
ることなく、プリント動作を実行できるようになる。ま
た、記録媒体の種類に合わせて画像形成を再実行してい
るので、記録媒体の種類を判別するセンサをレジストセ
ンサと共通位置に設けることが可能になる。
【0100】尚、この実施の形態例では、画像形成速度
を変更する必要のある記録媒体の種類としてOHTを用
いたが、これ以外であっても普通紙と異なる種類で画像
形成速度を変更する必要のある記録媒体に適用すること
が可能である。
【0101】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば以下のような効果が得られる。 (1)請求項1記載の画像形成装置の発明では、搬送手
段の作動によっても記録媒体が所定の位置に達したこと
が検知手段により検知されないときに、搬送手段を再作
動させることで、記録媒体を検知手段の位置以降であっ
て定着手段以前の位置まで搬送するよう制御してので、
紙づまりや搬送不良を生じた記録媒体が転写手段近傍で
停止するため、記録媒体を圧着するローラ等も少なく、
搬送経路が略直線であり、取除くことが容易になる。
【0102】また、取除く場所が一定になるため、場所
毎に異なる操作をする必要がなくなる。そして、定着器
以前で停止させるため、定着器で新たな紙づまりを発生
する問題も生じない。この結果、紙づまりや搬送不良に
対して容易に対処でき、新たな紙づまりを発生すること
のない画像形成装置を実現できる。
【0103】(2)請求項2記載の画像形成装置の制御
方法の発明では、搬送手段の作動によっても記録媒体が
所定の位置に達したことが検知手段により検知されない
ときに、搬送手段を再作動させることで、記録媒体を検
知手段の位置以降であって定着手段以前の位置まで搬送
するよう制御しているので、紙づまりや搬送不良を生じ
た記録媒体が転写手段近傍で停止するため、記録媒体を
圧着するローラ等も少なく、搬送経路が略直線であり、
取除くことが容易になる。
【0104】また、取除く場所が一定になるため、場所
毎に異なる操作をする必要がなくなる。そして、定着器
以前で停止させるため、定着器で新たな紙づまりを発生
する問題も生じない。この結果、紙づまりや搬送不良に
対して容易に対処でき、新たな紙づまりを発生すること
のない画像形成装置の制御方法を実現できる。
【0105】(3)請求項3記載の画像形成装置の発明
では、給送手段の作動によっても記録媒体が所定の位置
に到達しないときに、画像形成を中止して像担持体上の
画像を消去し、給送手段を再作動させ、画像形成手段に
より画像形成を再実行するよう制御しているため、感光
体ドラムへの画像形成と給紙とを並行して行う装置にお
いて、給紙不良で装置の動作を停止させることなく、プ
リント動作を実行することが可能になる。
【0106】(4)請求項4記載の画像形成装置の制御
方法の発明では、給送手段の作動によっても記録媒体が
所定の位置に到達しないときに、画像形成を中止して像
担持体上の画像を消去し、給送手段を再作動させ、画像
形成手段により画像形成を再実行するよう制御している
ため、感光体ドラムへの画像形成と給紙とを並行して行
う装置の制御方法において、給紙不良で装置の動作を停
止させることなく、プリント動作を実行することが可能
になる。
【0107】(5)請求項5記載の画像形成装置の発明
では、画像形成速度を変更する必要がある所定の記録媒
体であることが検知されたときに、画像形成を中止して
像担持体上の画像を消去し、給送手段を再作動させ、所
定の記録媒体に合わせた画像形成速度で画像形成を再実
行するよう制御しているので、記録媒体の種類に合わせ
た画像形成が行われるようになり、装置の小型化と高速
化を図りつつ、画質を犠牲にすることなく、プリント動
作を実行できるようになる。また、記録媒体の種類に合
わせて画像形成を再実行しているので、記録媒体の種類
を判別するセンサをレジストセンサと共通位置に設ける
ことが可能になる。
【0108】(6)請求項6記載の画像形成装置の発明
では、上述した第5の発明において、前記検知手段は、
給送手段により給送された記録媒体が給送経路の所定位
置に到達したことも検知することを特徴とするものであ
るため、装置の小型化と高速化を図りつつ、画質を犠牲
にすることなく、プリント動作を実行して、記録媒体の
種類を判別するセンサをレジストセンサと共通化するこ
とが可能になる。
【0109】(7)請求項7記載の画像形成装置の制御
方法の発明では、画像形成速度を変更する必要がある所
定の記録媒体であることが検知されたときに、画像形成
を中止して像担持体上の画像を消去し、給送手段を再作
動させ、所定の記録媒体に合わせた画像形成速度で画像
形成を再実行するよう制御しているので、記録媒体の種
類に合わせた画像形成が行われるようになり、装置の小
型化と高速化を図りつつ、画質を犠牲にすることなく、
プリント動作を実行できるようになる。また、記録媒体
の種類に合わせて画像形成を再実行しているので、記録
媒体の種類を判別するセンサをレジストセンサと共通位
置に設けることが可能になる。
【0110】(8)請求項8記載の画像形成装置の制御
方法の発明は、上述した第7の発明において、前記検知
手段が、給送された記録媒体が給送経路の所定位置に到
達したことも検知することを特徴とするものであるた
め、装置の小型化と高速化を図りつつ、画質を犠牲にす
ることなく、プリント動作を実行して、記録媒体の種類
を判別するセンサをレジストセンサと共通化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用する画像形成装置
の電気的構成を機能ブロック毎に示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態例で使用する画像形成装置
の機械的断面構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態例の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の実施の形態例で使用する画像形成装置
の主要部の構成を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態例における各部の動作状態
を模式的に示すタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の形態例における各部の動作状態
を模式的に示すタイムチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態例の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の他の実施の形態例における各部の動作
状態を模式的に示すタイムチャートである。
【図9】本発明の更に他の実施の形態例で使用する画像
形成装置の電気的構成を機能ブロック毎に示すブロック
図である。
【図10】本発明の他の実施の形態例の処理手順を示す
フローチャートである。
【図11】本発明の他の実施の形態例における各部の動
作状態を模式的に示すタイムチャートである。
【符号の説明】 10 画像読取り部 20 レーザ書込み部 30 画像形成部 31 帯電器 32 感光体ドラム 33 現像器 34 転写部 35 分離器 36 搬送ベルト 37 定着器 40 給紙部 41 給紙カセット 41A 給紙ソレノイド 44 レジストローラ 44S レジストセンサ 44S′給紙位置・記録媒体種類センサ 50 トレイ 70 操作部 71 CPU 72 表示部 73 画像処理部 P 転写紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/00 518 G03G 15/00 518 21/00 500 21/00 500

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収容する収容手段と、 この収容手段内の記録媒体を画像形成の処理に合わせて
    搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送された記録媒体が像担持体直前
    の所定の位置に達したことを検知する検知手段と、 像担持体上に形成された画像を記録媒体に転写する転写
    手段と、 記録媒体上に転写された画像を定着させる定着手段と、 前記搬送手段の作動によっても記録媒体が所定の位置に
    達したことが前記検知手段により検知されないときに、
    前記搬送手段を再作動させることで、記録媒体を前記検
    知手段の位置以降であって前記定着手段以前の位置まで
    搬送するよう制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を収容する収容手段と、この収
    容手段内の記録媒体を画像形成の処理に合わせて搬送す
    る搬送手段と、この搬送手段により搬送された記録媒体
    が像担持体直前の所定の位置に達したことを検知する検
    知手段と、像担持体上に形成された画像を記録媒体に転
    写する転写手段と、記録媒体上に転写された画像を定着
    させる定着手段とを備えた画像形成装置の制御方法であ
    って、 前記搬送手段の作動によっても記録媒体が所定の位置に
    達したことが前記検知手段により検知されないときに、
    前記搬送手段を再作動させることで、記録媒体を前記検
    知手段の位置以降であって前記定着手段以前の位置まで
    搬送するよう制御することを特徴とする画像形成装置の
    制御方法。
  3. 【請求項3】 画像が形成される像担持体と、 像担持体に画像を形成する画像形成手段と、 記録媒体を給送する給送手段と、 この給送手段により給送された記録媒体が給送経路の所
    定位置に到達したことを検知する検知手段と、 記録媒体の給送及び画像形成を制御する制御手段と、を
    備え、 この制御手段は、前記給送手段の作動によっても記録媒
    体が所定の位置に到達したことが前記検知手段により検
    知されないときに、前記画像形成手段による画像形成を
    中止し、像担持体上の画像を消去し、前記給送手段を作
    動させ、中止した画像形成を前記画像形成手段により再
    度実行するよう制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 画像が形成される像担持体と、像担持体
    に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を給送する
    給送手段と、この給送手段により給送された記録媒体が
    給送経路の所定位置に到達したことを検知する検知手段
    と、記録媒体の給送及び画像形成を制御する制御手段
    と、を備えた画像形成装置の制御方法であって、 前記給送手段の作動によっても記録媒体が所定の位置に
    到達したことが前記検知手段により検知されないとき
    に、前記画像形成手段による画像形成を中止し、像担持
    体上の画像を消去し、前記給送手段を作動させ、中止し
    た画像形成を前記画像形成手段により再度実行するよう
    制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 画像が形成される像担持体と、 像担持体に画像を形成する画像形成手段と、 記録媒体を給送する給送手段と、 この給送手段により給送された記録媒体の種類を給送経
    路の所定位置で検知する検知手段と、 記録媒体の給送及び画像形成を制御する制御手段と、を
    備え、 この制御手段は、所定の記録媒体であることが前記検知
    手段により検知されたときに、前記画像形成手段による
    画像形成を中止し、像担持体上の画像を消去し、所定の
    記録媒体に合わせた画像形成を前記画像形成手段により
    再度実行するよう制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段は、給送手段により給送さ
    れた記録媒体が給送経路の所定位置に到達したことも検
    知することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像が形成される像担持体と、像担持体
    に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を給送する
    給送手段と、この給送手段により給送された記録媒体の
    種類を給送経路の所定位置で検知する検知手段と、記録
    媒体の給送及び画像形成を制御する制御手段と、を備え
    た画像形成装置の制御方法であって、 所定の記録媒体であることが前記検知手段により検知さ
    れたときに、前記画像形成手段による画像形成を中止
    し、像担持体上の画像を消去し、所定の記録媒体に合わ
    せた画像形成を前記画像形成手段により再度実行するよ
    う制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記検知手段により、記録媒体の種類と
    共に、給送手段により給送された記録媒体が給送経路の
    所定位置に到達したことも検知されることを特徴とする
    請求項7記載の画像形成装置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004280076A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Canon Inc 画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置のコントローラ、画像形成装置の制御方法、プログラム

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