JP3640398B2 - 情報再生表示装置及び検索表示方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は辞書、百科事典のデジタルデータをコンパクトディスクフォーマットに準拠して記録したCD−ROMディスクを再生する情報再生表示装置及び検索表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスクフォーマットに準拠して、辞書、百科事典等の出版物を、デジタルデータとして光学的にディスクに記録したいわゆるCD−ROMディスクが知られている。無論CD−ROMディスクに記録可能な情報はこの限りではないが、1枚のディスクに記録可能な総頁数が膨大であること、光学式ディスクであるためランダムアクセスが容易であること、非接触再生であるため寿命が半永久的であること等の理由から、出版物の内容を全てCD−ROMディスクに記録しておき、ユーザがCD−ROMディスクを再生可能なCD−ROM再生装置を用いて、その内容を適宜再生する用途が広まりつつある。
【0003】
またCD−ROMディスクの物理的特性(サイズ、光学的特性、トラックピッチ、変調方法等)はコンパクトディスクフォーマットに準拠しているので、CD−ROM再生装置の機構は従来のコンパクトディスクプレーヤと兼用することができ、一部専用のデータデコーダを加える程度で、容易にCD−ROMディスクとコンパクトディスクとの兼用プレーヤを提供することが出来る。
【0004】
図6は、かかるCD−ROM再生装置の一例を示すブロック図であり、光ディスクドライブ1は周知のコンパクトディスクプレーヤと同様に、ディスクに記録されている信号を読み取り、読み取られた信号をデータ処理部2に供給する。データ処理部2はCD−ROMディスクのデータを復調するものであって、復調されたデータがI/Oインターフェイス3に供給される。I/Oインターフェイス3には入力キーボード7からの操作指令信号が供給され、これらデータ、操作指令信号はI/Oインターフェイス3を介してCPU4に供給される。
【0005】
CPU4は、ROM5に格納されたプログラムに基づいて装置全体の動作を制御するもので、CPU4にはさらにオペランドを格納するためのRAM6が接続されている。またCPU4はディスクドライブ1に対して、サーチ、停止等の動作指令を与えるための制御線が接続されている。
【0006】
I/Oインターフェイス3の出力信号により、LCD、CRTディスプレイ等の表示装置10にグラフィックスビデオデータを表示させると共にこれを制御するための表示コントローラ8を設ける。この表示コントローラ8には表示すべきビデオデータを格納しておくVRAM9が接続されている。
上述の各回路に必要な電力は電源回路11から供給されている。
【0007】
以上の構成によるCD−ROM再生装置の一般的動作について説明する。まず、電源オンの状態になると、CPU4はROM5に格納されたプログラムに従って所定の初期処理をなし、表示装置10に適当なメニュー画面が表示されるように表示コントローラ8を制御する。
【0008】
次に、入力キーボード7からユーザによって任意の操作指令が与えられると、CPU4はROM5に格納されたプログラムに従って、例えばディスクドライブ1に対してサーチ指令を与え、CD−ROMディスクから所望のデータを読み出す。読み出されたデータはRAM6に一旦記憶され、CPU4がROM5のプログラムに従って必要なデータを表示コントローラ8に供給する。表示コントローラ8は表示すべきデータをVRAM9に記憶させた後、表示装置10に表示する。表示装置10に表示されたデータは、表示コントローラ8の制御のもとに、頁の送り戻し、スクロール、縮小、拡大、移動等が行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
斯るCD−ROMディスクによる例えば百科事典においては、本文データの他に画像データ音声データ等が含まれている。
【0010】
従来、本文データ中に画像項目がありこの画像データを見たいときにはキーボード7により画像項目を選択実行して、表示装置10に、この画像項目に対応する画像データの再生画像を得る様にしていた。
【0011】
従って従来は本文データ中に画像項目があり、この画像項目に対応する画像データの表示画面を得るためには時間と手間とがかかる不都合があった。
【0012】
本発明は斯る点に鑑み、本文データ中に画像項目があるときには、これを自動的に見ることができるようにすると共に更に使い勝手が向上するようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明情報再生表示装置は例えば図1、図2及び図6に示す如く、本文データとこの本文データに関連する画像データとが記録データとして記憶された記録媒体からこの記録データを再生する再生手段1,2と、再生されたこの記録データを表示する表示手段10と、この表示手段10の少なくとも複数画面に表示されるデータ量が記憶される記憶手段9と、この再生された本文データに関連する画像データがあるか否かを検出する検出手段4と、ユーザーから所定のこの本文データの検索するための操作が入力される操作手段7と、画像のみを表示する画像検索で該当する画像に、この画像の説明を文章でするのか音声でするのかを選択させる選択肢を表示する表示制御手段8と、この操作手段7から入力されるこの本文データの検索するための操作に基づいてこの記録媒体から所定の本文データを検索するとともに検索された本文データをこの記憶手段9に記憶されるように制御し、この記憶手段9に記憶された本文データに関連する画像データがあることをこの検出手段4が検出した場合には、この本文データに関連する画像データをこの再生手段1,2が再生するように制御し、再生された画像データをこの記憶手段9に記憶されたこの本文データの所定位置に挿入した後、この所定位置以降の本文データをこの挿入された画像データに続けてこの記憶手段9にこの記憶手段9の記憶容量の範囲で記憶されるように制御し、画像検索において該当する画像に対応するこの本文データをこの記憶手段9から削除するように制御し、画像検索で該当するこの画像と共にこの表示手段10に表示されたこの画像を文章での説明を選択する選択肢が選択されたとき、この記憶手段9に記憶されているこの画像データの後にこの本文データを挿入するように制御し、画像検索で該当するこの画像と共にこの表示手段10に表示されたこの画像を音声での説明を選択する選択肢が選択されたときは、音声で説明するように制御する制御手段4とを備える情報再生表示装置である。
【0014】
また本発明CD−ROM再生装置は例えば図3、図4、図5及び図6に示す如く、キーボード入力部7と、CD−ROM再生部1,2と、表示部10と、制御部4とを備えたCD−ROM再生装置において、このキーボード入力部7から入力された検索条件に従って制御部4の制御により検索動作を行い、その結果このCD−ROM再生部1,2より得られた複数の本文データ中に画像項目が含まれている場合には、自動的に、得られた本文データに含まれる全ての画像項目の画像データを本文データ中の見出し語と共に連続的にこの表示部10に設けた表示用RAM9に書き込む様にしたものである。
【0015】
【作用】
本発明によれば検索操作を行ったときに、本文データ中に画像データがあるときには、自動的にその画像データを記憶手段9に記憶された本文データ中の所定位置に記憶するので、画像データがあるときには、自動的に表示手段10により本文データと共に画像データを見ることができる。また画像検索時にこの画像データがこの表示手段10に表示されたときにこの画像データの説明を文章でするのか音声でするのかを選択できる。
【0016】
また本発明によれば複数の本文データ中に画像項目が含まれている場合に、自動的に得られた本文データに含まれる全ての画像項目の画像データを本文データ中の見出し語と共に連続的に表示用RAM9に書き込むので、この表示用RAM9よりのデータを表示装置10に表示することにより、画像が連続的に表示され、画像をもとに検索することができる。
【0017】
【実施例】
以下図面を参照して本発明情報再生表示装置及び検索表示方法の実施例につき説明しよう。
本例のCD−ROM再生装置即ち情報再生表示装置に用いられる構成は基本的には図6に示すCD−ROM再生装置と同様である。しかしながら本例においては制御部としてのCPU4が実行するプログラムに図1及び図3に示す如き制御動作を付加したものである。
【0018】
以下、本例のCD−ROM再生装置において、CPU4が行なう制御動作を図1及び図3のフローチャートを用いて説明する。
【0019】
本例においては例えば百科事典のCD−ROMディスクを検索再生するときに入力キーボード7で検索語例えば「門類」を入力する(ステップS1 )。このときは表示装置10に該当項目一覧表示がなされる(ステップS2 )。
【0020】
次にこの該当項目一覧表示のある項目例えば「arch」を選択して、これを検索する(ステップS3 )。このときは表示用のRAMであるVRAM9には模型的に図2Aに示す如く書き込まれる。
【0021】
次にこの選択した項目の本文データ中に画像項目があるかどうかを判断し(ステップS4 )、画像項目があるときには、その画像データをこのCD−ROMディスクより検索再生し、図2Bに示す如くVRAM9において見出し語例えば「arch」の後にこのCD−ROMディスクより再生した画像データを書き込み、その後にその文章データをつなげる如くする(ステップS5 )。
【0022】
ステップS4 において、画像項目がないときには何等画像データはVRAM9に書き込まない。上述を表示用のVRAM9がいっぱいになるまで繰り返し、このVRAM9がいっぱいとなったと判断(ステップS6 )されたときに、このVRAM9の記憶内容を表示コントローラ8の制御により表示装置10に表示する(ステップS7 )。
【0023】
この場合の初め表示画面は図2Cに示す如く、検索語を頭に表示される。そのスクロールすることにより図2Dに示す如くVRAM9に書き込んだ内容を順次見ることができる。
【0024】
この場合のスクロールは1ドットごとスクロールさせる如くし、文字が切れる位置ではスクロールが止まらないようにする。
【0025】
従って上述においては本文データ中に画像項目があるときには、自動的にその画像データを本文データの見出し語の後にVRAM9に書き込むので画像項目があるときには自動的に表示装置10により本文データと共に画像データを見ることができる利益がある。従って斯る本例によれば表示装置10で見ているときに文章のあい間に、さし絵が出てくることになり無機的な感じをやわらげることができる利益がある。
【0026】
次に本例により例えば百科事典を画像検索する場合につき図3のフローチャートを参照して説明する。
この場合は入力キーボード7により画像検索を選択を行い(ステップS8 )、その後この入力キーボード7によりある条件例えば「鳥類」「門類」等を入力する(ステップS9 )。
【0027】
このときは表示装置10に該当項目一覧が表示される(ステップS10)。この該当項目一覧よりある項目例えば「にわとり」「arch」等を選択する(ステップS11)。この選択は複数であっても良いことは勿論である。
【0028】
次にステップS12に移行し、この選択された項目の本文データ中の画像項目に対応する画像データを検索再生(ステップS12)、この検索再生した画像データを図4Aに示す如くVRAM9の見出し語例えば「arch」の次にこの画像データを書き込み、この後図4Bに示す如くこのVRAM9のこの後にある文章データを削除する如くする(ステップS13)。
【0029】
その後次の選択した項目があるかどうかを判断し(ステップS14)、次の選択した項目があるときには、上述を繰り返し、VRAM9には図4Cに示す如く、見出し語と画像データとより成るデータが順次つらなったものとなる。
【0030】
このステップS14により次の選択した項目がなくなったときには、このVRAM9に記憶した内容を表示コントローラ8の制御により表示装置10に表示する如くする(ステップS15)。この場合の表示画面は図5Aに示す如くスクロールさせることにより画像データによる画像のみがつながって出てくるものとなり、この画像により検索することができることとなり、使い勝手が良くなる利益がある。
【0031】
また本例においては、この画像検索により、検索したときに、図5Bに示す如く、表示画面の画像がコマ切れでない所で、その説明を文章と音声とのどちらで行うかを選択できる如く「文章」及び「音声」が表示される(ステップS16)。
【0032】
次にカーソルにより「文章」を選択した(ステップS17)ときには、図5Cに示す如く前に削除した文章データの表示をこの検索された画像の後に挿入する如くする(ステップS18)。次に、絵だけの元のモードへ戻るのを選択するかどうかが判断され(ステップS19)、元のモードへ戻らないときには、この検索された画像の後にその説明の文章が入った表示画像が表示装置10に表示される。
【0033】
またステップS19で絵だけの元のモードへ戻るのを選択したときにはVRAM9に挿入した文章データを削除して、その分詰めて(ステップS20)、表示装置10に表示する如くする。
【0034】
またステップS17で「文章」を選択せずに「音声」を選択した(ステップS21)ときには、表示装置10の表示画像はそのままで例えば音による説明、発音、鳴き声等が出る如くなされる。ステップS17,S21により「文章」も「音声」も選択されないときはステップS15の画像表示が表示装置10により表示される。その他は従来と同様に動作する如くする。
【0035】
尚、本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば本文データ中に画像項目があるときには、自動的にその画像データを本文データ中の見出し語と共に表示用RAM9に書き込むので、画像項目があるときには、自動的に表示装置10により本文データと画像データを見ることができる利益がある。
【0037】
また本発明によれば画像検索時にこの画像データが表示手段10に表示されたとき表示画像の説明を文章でするのか音声でするのかを選択することができ使い勝手が良くなる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CD−ROM再生装置の例の説明に供する線図である。
【図2】図1の説明に供する線図である。
【図3】本発明CD−ROM再生装置の実施例の説明に供する線図である。
【図4】図3の説明に供する線図である。
【図5】図3の説明に供する線図である。
【図6】CD−ROM再生装置の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスクドライブ
2 データ処理部
3 I/Oインターフェイス
4 CPU
7 入力キーボード
8 表示コントローラ
9 VRAM
10 表示装置
【産業上の利用分野】
本発明は辞書、百科事典のデジタルデータをコンパクトディスクフォーマットに準拠して記録したCD−ROMディスクを再生する情報再生表示装置及び検索表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスクフォーマットに準拠して、辞書、百科事典等の出版物を、デジタルデータとして光学的にディスクに記録したいわゆるCD−ROMディスクが知られている。無論CD−ROMディスクに記録可能な情報はこの限りではないが、1枚のディスクに記録可能な総頁数が膨大であること、光学式ディスクであるためランダムアクセスが容易であること、非接触再生であるため寿命が半永久的であること等の理由から、出版物の内容を全てCD−ROMディスクに記録しておき、ユーザがCD−ROMディスクを再生可能なCD−ROM再生装置を用いて、その内容を適宜再生する用途が広まりつつある。
【0003】
またCD−ROMディスクの物理的特性(サイズ、光学的特性、トラックピッチ、変調方法等)はコンパクトディスクフォーマットに準拠しているので、CD−ROM再生装置の機構は従来のコンパクトディスクプレーヤと兼用することができ、一部専用のデータデコーダを加える程度で、容易にCD−ROMディスクとコンパクトディスクとの兼用プレーヤを提供することが出来る。
【0004】
図6は、かかるCD−ROM再生装置の一例を示すブロック図であり、光ディスクドライブ1は周知のコンパクトディスクプレーヤと同様に、ディスクに記録されている信号を読み取り、読み取られた信号をデータ処理部2に供給する。データ処理部2はCD−ROMディスクのデータを復調するものであって、復調されたデータがI/Oインターフェイス3に供給される。I/Oインターフェイス3には入力キーボード7からの操作指令信号が供給され、これらデータ、操作指令信号はI/Oインターフェイス3を介してCPU4に供給される。
【0005】
CPU4は、ROM5に格納されたプログラムに基づいて装置全体の動作を制御するもので、CPU4にはさらにオペランドを格納するためのRAM6が接続されている。またCPU4はディスクドライブ1に対して、サーチ、停止等の動作指令を与えるための制御線が接続されている。
【0006】
I/Oインターフェイス3の出力信号により、LCD、CRTディスプレイ等の表示装置10にグラフィックスビデオデータを表示させると共にこれを制御するための表示コントローラ8を設ける。この表示コントローラ8には表示すべきビデオデータを格納しておくVRAM9が接続されている。
上述の各回路に必要な電力は電源回路11から供給されている。
【0007】
以上の構成によるCD−ROM再生装置の一般的動作について説明する。まず、電源オンの状態になると、CPU4はROM5に格納されたプログラムに従って所定の初期処理をなし、表示装置10に適当なメニュー画面が表示されるように表示コントローラ8を制御する。
【0008】
次に、入力キーボード7からユーザによって任意の操作指令が与えられると、CPU4はROM5に格納されたプログラムに従って、例えばディスクドライブ1に対してサーチ指令を与え、CD−ROMディスクから所望のデータを読み出す。読み出されたデータはRAM6に一旦記憶され、CPU4がROM5のプログラムに従って必要なデータを表示コントローラ8に供給する。表示コントローラ8は表示すべきデータをVRAM9に記憶させた後、表示装置10に表示する。表示装置10に表示されたデータは、表示コントローラ8の制御のもとに、頁の送り戻し、スクロール、縮小、拡大、移動等が行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
斯るCD−ROMディスクによる例えば百科事典においては、本文データの他に画像データ音声データ等が含まれている。
【0010】
従来、本文データ中に画像項目がありこの画像データを見たいときにはキーボード7により画像項目を選択実行して、表示装置10に、この画像項目に対応する画像データの再生画像を得る様にしていた。
【0011】
従って従来は本文データ中に画像項目があり、この画像項目に対応する画像データの表示画面を得るためには時間と手間とがかかる不都合があった。
【0012】
本発明は斯る点に鑑み、本文データ中に画像項目があるときには、これを自動的に見ることができるようにすると共に更に使い勝手が向上するようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明情報再生表示装置は例えば図1、図2及び図6に示す如く、本文データとこの本文データに関連する画像データとが記録データとして記憶された記録媒体からこの記録データを再生する再生手段1,2と、再生されたこの記録データを表示する表示手段10と、この表示手段10の少なくとも複数画面に表示されるデータ量が記憶される記憶手段9と、この再生された本文データに関連する画像データがあるか否かを検出する検出手段4と、ユーザーから所定のこの本文データの検索するための操作が入力される操作手段7と、画像のみを表示する画像検索で該当する画像に、この画像の説明を文章でするのか音声でするのかを選択させる選択肢を表示する表示制御手段8と、この操作手段7から入力されるこの本文データの検索するための操作に基づいてこの記録媒体から所定の本文データを検索するとともに検索された本文データをこの記憶手段9に記憶されるように制御し、この記憶手段9に記憶された本文データに関連する画像データがあることをこの検出手段4が検出した場合には、この本文データに関連する画像データをこの再生手段1,2が再生するように制御し、再生された画像データをこの記憶手段9に記憶されたこの本文データの所定位置に挿入した後、この所定位置以降の本文データをこの挿入された画像データに続けてこの記憶手段9にこの記憶手段9の記憶容量の範囲で記憶されるように制御し、画像検索において該当する画像に対応するこの本文データをこの記憶手段9から削除するように制御し、画像検索で該当するこの画像と共にこの表示手段10に表示されたこの画像を文章での説明を選択する選択肢が選択されたとき、この記憶手段9に記憶されているこの画像データの後にこの本文データを挿入するように制御し、画像検索で該当するこの画像と共にこの表示手段10に表示されたこの画像を音声での説明を選択する選択肢が選択されたときは、音声で説明するように制御する制御手段4とを備える情報再生表示装置である。
【0014】
また本発明CD−ROM再生装置は例えば図3、図4、図5及び図6に示す如く、キーボード入力部7と、CD−ROM再生部1,2と、表示部10と、制御部4とを備えたCD−ROM再生装置において、このキーボード入力部7から入力された検索条件に従って制御部4の制御により検索動作を行い、その結果このCD−ROM再生部1,2より得られた複数の本文データ中に画像項目が含まれている場合には、自動的に、得られた本文データに含まれる全ての画像項目の画像データを本文データ中の見出し語と共に連続的にこの表示部10に設けた表示用RAM9に書き込む様にしたものである。
【0015】
【作用】
本発明によれば検索操作を行ったときに、本文データ中に画像データがあるときには、自動的にその画像データを記憶手段9に記憶された本文データ中の所定位置に記憶するので、画像データがあるときには、自動的に表示手段10により本文データと共に画像データを見ることができる。また画像検索時にこの画像データがこの表示手段10に表示されたときにこの画像データの説明を文章でするのか音声でするのかを選択できる。
【0016】
また本発明によれば複数の本文データ中に画像項目が含まれている場合に、自動的に得られた本文データに含まれる全ての画像項目の画像データを本文データ中の見出し語と共に連続的に表示用RAM9に書き込むので、この表示用RAM9よりのデータを表示装置10に表示することにより、画像が連続的に表示され、画像をもとに検索することができる。
【0017】
【実施例】
以下図面を参照して本発明情報再生表示装置及び検索表示方法の実施例につき説明しよう。
本例のCD−ROM再生装置即ち情報再生表示装置に用いられる構成は基本的には図6に示すCD−ROM再生装置と同様である。しかしながら本例においては制御部としてのCPU4が実行するプログラムに図1及び図3に示す如き制御動作を付加したものである。
【0018】
以下、本例のCD−ROM再生装置において、CPU4が行なう制御動作を図1及び図3のフローチャートを用いて説明する。
【0019】
本例においては例えば百科事典のCD−ROMディスクを検索再生するときに入力キーボード7で検索語例えば「門類」を入力する(ステップS1 )。このときは表示装置10に該当項目一覧表示がなされる(ステップS2 )。
【0020】
次にこの該当項目一覧表示のある項目例えば「arch」を選択して、これを検索する(ステップS3 )。このときは表示用のRAMであるVRAM9には模型的に図2Aに示す如く書き込まれる。
【0021】
次にこの選択した項目の本文データ中に画像項目があるかどうかを判断し(ステップS4 )、画像項目があるときには、その画像データをこのCD−ROMディスクより検索再生し、図2Bに示す如くVRAM9において見出し語例えば「arch」の後にこのCD−ROMディスクより再生した画像データを書き込み、その後にその文章データをつなげる如くする(ステップS5 )。
【0022】
ステップS4 において、画像項目がないときには何等画像データはVRAM9に書き込まない。上述を表示用のVRAM9がいっぱいになるまで繰り返し、このVRAM9がいっぱいとなったと判断(ステップS6 )されたときに、このVRAM9の記憶内容を表示コントローラ8の制御により表示装置10に表示する(ステップS7 )。
【0023】
この場合の初め表示画面は図2Cに示す如く、検索語を頭に表示される。そのスクロールすることにより図2Dに示す如くVRAM9に書き込んだ内容を順次見ることができる。
【0024】
この場合のスクロールは1ドットごとスクロールさせる如くし、文字が切れる位置ではスクロールが止まらないようにする。
【0025】
従って上述においては本文データ中に画像項目があるときには、自動的にその画像データを本文データの見出し語の後にVRAM9に書き込むので画像項目があるときには自動的に表示装置10により本文データと共に画像データを見ることができる利益がある。従って斯る本例によれば表示装置10で見ているときに文章のあい間に、さし絵が出てくることになり無機的な感じをやわらげることができる利益がある。
【0026】
次に本例により例えば百科事典を画像検索する場合につき図3のフローチャートを参照して説明する。
この場合は入力キーボード7により画像検索を選択を行い(ステップS8 )、その後この入力キーボード7によりある条件例えば「鳥類」「門類」等を入力する(ステップS9 )。
【0027】
このときは表示装置10に該当項目一覧が表示される(ステップS10)。この該当項目一覧よりある項目例えば「にわとり」「arch」等を選択する(ステップS11)。この選択は複数であっても良いことは勿論である。
【0028】
次にステップS12に移行し、この選択された項目の本文データ中の画像項目に対応する画像データを検索再生(ステップS12)、この検索再生した画像データを図4Aに示す如くVRAM9の見出し語例えば「arch」の次にこの画像データを書き込み、この後図4Bに示す如くこのVRAM9のこの後にある文章データを削除する如くする(ステップS13)。
【0029】
その後次の選択した項目があるかどうかを判断し(ステップS14)、次の選択した項目があるときには、上述を繰り返し、VRAM9には図4Cに示す如く、見出し語と画像データとより成るデータが順次つらなったものとなる。
【0030】
このステップS14により次の選択した項目がなくなったときには、このVRAM9に記憶した内容を表示コントローラ8の制御により表示装置10に表示する如くする(ステップS15)。この場合の表示画面は図5Aに示す如くスクロールさせることにより画像データによる画像のみがつながって出てくるものとなり、この画像により検索することができることとなり、使い勝手が良くなる利益がある。
【0031】
また本例においては、この画像検索により、検索したときに、図5Bに示す如く、表示画面の画像がコマ切れでない所で、その説明を文章と音声とのどちらで行うかを選択できる如く「文章」及び「音声」が表示される(ステップS16)。
【0032】
次にカーソルにより「文章」を選択した(ステップS17)ときには、図5Cに示す如く前に削除した文章データの表示をこの検索された画像の後に挿入する如くする(ステップS18)。次に、絵だけの元のモードへ戻るのを選択するかどうかが判断され(ステップS19)、元のモードへ戻らないときには、この検索された画像の後にその説明の文章が入った表示画像が表示装置10に表示される。
【0033】
またステップS19で絵だけの元のモードへ戻るのを選択したときにはVRAM9に挿入した文章データを削除して、その分詰めて(ステップS20)、表示装置10に表示する如くする。
【0034】
またステップS17で「文章」を選択せずに「音声」を選択した(ステップS21)ときには、表示装置10の表示画像はそのままで例えば音による説明、発音、鳴き声等が出る如くなされる。ステップS17,S21により「文章」も「音声」も選択されないときはステップS15の画像表示が表示装置10により表示される。その他は従来と同様に動作する如くする。
【0035】
尚、本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば本文データ中に画像項目があるときには、自動的にその画像データを本文データ中の見出し語と共に表示用RAM9に書き込むので、画像項目があるときには、自動的に表示装置10により本文データと画像データを見ることができる利益がある。
【0037】
また本発明によれば画像検索時にこの画像データが表示手段10に表示されたとき表示画像の説明を文章でするのか音声でするのかを選択することができ使い勝手が良くなる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CD−ROM再生装置の例の説明に供する線図である。
【図2】図1の説明に供する線図である。
【図3】本発明CD−ROM再生装置の実施例の説明に供する線図である。
【図4】図3の説明に供する線図である。
【図5】図3の説明に供する線図である。
【図6】CD−ROM再生装置の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスクドライブ
2 データ処理部
3 I/Oインターフェイス
4 CPU
7 入力キーボード
8 表示コントローラ
9 VRAM
10 表示装置
Claims (2)
- 本文データと該本文データに関連する画像データとが記録データとして記憶された記録媒体から上記記録データを再生する再生手段と、
再生された上記記録データを表示する表示手段と、
該表示手段の少なくとも複数画面に表示されるデータ量が記憶される記憶手段と、
上記再生された本文データに関連する画像データがあるか否かを検出する検出手段と、
ユーザーから所定の上記本文データを検索するための操作が入力される操作手段と、
画像のみを表示する画像検索で該当する画像に、該画像の説明を文章でするのか音声でするのかを選択させる選択肢を表示する表示制御手段と、
該操作手段から入力される上記本文データの検索をするための操作に基づいて上記記録媒体から所定の本文データを検索するとともに検索された本文データを上記記憶手段に記憶されるように制御し、上記記憶手段に記憶された本文データに関連する画像データがあることを上記検出手段が検出した場合には、上記本文データに関連する画像データを上記再生手段が再生するように制御し、再生された上記画像データを上記記憶手段に記憶された上記本文データの所定位置に挿入した後、上記所定位置以降の本文データを上記挿入された画像データに続けて上記記憶手段に上記記憶手段の記憶容量の範囲で記憶されるように制御し、画像検索において該当する画像に対応する上記本文データを上記記憶手段から削除するように制御し、画像検索で該当する上記画像と共に上記表示手段に表示された上記画像を文章での説明を選択する選択肢が選択されたとき、上記記憶手段に記憶されている上記画像データの後に上記本文データを挿入するように制御し、画像検索で該当する上記画像と共に上記表示手段に表示された上記画像を音声での説明を選択する選択肢が選択されたときは、音声で説明するように制御する制御手段と
を備える情報再生表示装置。 - 本文データと該本文データに関連する画像データとが記録データとして記憶された記録媒体から上記本文データを入力される検索条件に基づいて検索して検索されたデータを表示手段に表示する検索表示方法において、
ユーザーが操作する操作手段から上記本文データを検索するための検索条件の入力を読み込むステップと、
該読み込まれた検索条件に基づいて上記記録媒体から所定の本文データを検索するステップと、
該検索された本文データを上記表示手段に表示するための上記表示手段の表示領域よりも大きな記憶領域を備える表示メモリに記憶するステップと、
上記検索された本文データに上記本文データに関連する画像データがあると判断される場合には、上記記録媒体から上記本文データに関連する画像データを読み出すステップと、
該読み出された画像データを上記表示メモリに記憶された上記本文データの所定の位置に挿入するステップと、
上記挿入された画像データに続けて上記本文データを上記表示メモリに記憶させるステップと、
画像のみを表示する画像検索において該当する画像に対応する上記本文データを上記記憶手段から削除するステップと、
画像検索で該当する画像に、上記画像の説明を文章でするのか音声でするのかを選択させる選択肢を表示するステップと
画像検索で該当する上記画像と共に上記表示手段に表示された上記画像を文章での説明を選択する選択肢が選択されたとき、上記記憶手段に記憶されている上記画像データの後に上記本文データを挿入するステップと、
画像検索で該当する上記画像と共に上記表示手段に表示された上記画像を音声での説明を選択する選択肢が選択されたときは音声で説明するステップと
を備える検索表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15350192A JP3640398B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 情報再生表示装置及び検索表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15350192A JP3640398B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 情報再生表示装置及び検索表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05341743A JPH05341743A (ja) | 1993-12-24 |
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ID=15563945
Family Applications (1)
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JP15350192A Expired - Fee Related JP3640398B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 情報再生表示装置及び検索表示方法 |
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-
1992
- 1992-06-12 JP JP15350192A patent/JP3640398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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