JP3639876B2 - 塑性加工用防錆潤滑剤組成物 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は塑性加工用防錆潤滑剤組成物に関し、詳しくは特に鋼板や表面処理鋼板の塑性加工、すなわちプレス成形、曲げ成形、引き抜き成形、しごき成形などの塑性加工において好ましく用いられる塑性加工用防錆潤滑剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、硫化エステルを含有する塑性加工用潤滑剤は優れた加工性を有していることが知られていた。したがって鋼板や表面処理鋼板のブレス成形、曲げ成形、引き抜き成形、しごき成形などの塑性加工においては、潤滑油基油に対して組成物全量基準で硫化エステルを3〜10重量%程度含有する潤滑剤が多用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、鋼板グレードの統一化動向や自動車等の車体重量軽減のために、深絞り性の比較的低い鋼板やアルミニウム合金板などの難加工性材料を、深絞りプレス部位へ適用したいという要求が高くなってきた。しかしながら、このような難加工性材料の深絞りプレス加工を行うには、塑性加工用潤滑剤に非常に高い加工性が要求される。従来公知の潤滑剤ではプレス加工の際にプレス割れが生じるなどの問題が発生し、更に高い加工性を有する塑性加工用潤滑剤の開発が望まれていた。
また一般的に硫黄を含有する添加剤は優れた加工性を有することが知られているが、同時にこのような硫黄含有添加剤は腐食性を有するものが多いため、加工性と防錆性との両立は非常に困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の課題を解決すべく研究を重ねた結果、硫化エステルを極めて多量に含有し、さらに特定性状の揮発性溶剤、鉱油系潤滑油および特定の構造の化合物を所定量配合してなる潤滑剤組成物が、極めて優れた加工性と防錆性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、特に鋼板や表面処理鋼板の塑性加工において、極めて良好な加工性と防錆性を兼ね備えた塑性加工用防錆潤滑剤組成物を提供することを目的とする。
【0005】
本発明は、組成物全量基準で、
を必須成分として配合してなる塑性加工用防錆滑潤剤組成物を提供するものである。
以下、本発明の内容をより詳細に説明する。
【0006】
本発明における(A)成分は、25℃での蒸気圧が5.0×10-6〜2.0×10-2MPaの炭化水素系溶剤である。
この炭化水素系溶剤の25℃での蒸気圧の下限は5.0×10-6MPa、好ましくは1.0×10-4MPaであり、一方、上限は2.0×10-2MPa、好ましくは5.0×10-3MPaである。25℃での蒸気圧が5.0×10-6MPa未満の場合は防錆潤滑剤塗布後の塗布被膜の乾燥性が悪く、一方、蒸気圧が2.0×10-2MPaを超える場合は防錆潤滑剤の引火性が大きくなり安全面で問題があるため、それぞれ好ましくない。
【0007】
(A)成分の炭化水素系溶剤としては、上記の蒸気圧の規定以外には特に限定されるものではなく、通常の炭化水素系溶剤として使用されている鉱油系および/または合成系炭化水素溶剤が使用できる。
鉱油系溶剤としては、具体的には例えば、原油を常圧蒸留または減圧蒸留して得られた溶剤留分を、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理を適宜組み合わせて精製した、パラフィン系、ナフテン系、アロマティック系などの溶剤留分およびこれらの混合物などが使用できる。
【0008】
また、合成系炭化水素溶剤としては、例えば、パラフィン系、ナフテン系、アロマティック系、オレフィン系合成炭化水素溶剤が使用できる。
こごいうパラフィン系合成炭化水素溶剤としては、具体的には例えば、プロピレン、プテンおよびイソブチレンなどのオレフィンを単独で、またはその混合物を重合して得られる低分子量オリゴマーを、さらにその中に含まれる二重結合を水素化して製造される、いわゆる合成イソパラフィンなどが挙げられる。
【0009】
またナフテン系合成炭化水素溶剤としては、具体的には例えば、α−メチルスチレンの2量体化やベンゼン、トルエン、キシレンのスチレンによるアルキル化により得られるジアリールアルカンをさらに核水素化することにより製造される、いわゆる合成ナフテンなどが挙げられる。
【0010】
また、アロマティック系合成炭化水素溶剤としては、具体的には例えば、プロピレンオリゴマーでベンゼンをアルキル化することによって得られるハード型アルキルベンゼンや、灯油より分離したノルマルパラフィンを脱水素化して得られるノルマルオレフィン、あるいはノルマルパラフィンを塩素化して得られる塩素化パラフィンによってベンゼンをアルキル化して製造されるソフト型アルキルベンゼンなどが挙げられる。
【0011】
またオレフィン系合成炭化水素溶剤としては、具体的には例えば、エチレン、プロピレン、ブテンおよびイソブチレンなどのオレフィンを単独で、またその混合物の形で重合することによって製造される低分子量オリゴマーなどが挙げられる。
これらの合成系炭化水素溶剤は単独で使用してもよく、また2種類以上併用してもよい。さらに鉱油系炭化水素溶剤と任意の割合で混合した混合溶剤も使用できる。
【0012】
本発明の塑性加工用防錆潤滑剤組成物における(A)成分の配合量の下限は、組成物全量基準で20重量%、好ましくは25重量%であり、一方、配合量の上限は、組成物全量基準で70重量%、好ましくは65重量%である。
(A)成分の配合量が組成物全量基準で20重量%未満の場合は防錆剤の粘度が高くなり作業性が低下し、一方、配合量が組成物全量基準で70重量%を超える場合は得られる防錆潤滑剤の被膜が薄くなり、加工性や防錆性が低下するため、それぞれ好ましくない。
【0013】
また、本発明における(B)成分は、硫黄含有量が5〜20重量%の硫化エステルである。
本発明における硫化エステルの製造方法は任意であるが、通常、油脂や1分子中に1個以上の不飽和結合を有するカルボン酸エステルと、硫黄、一塩化硫黄、二塩化硫黄、メルカプタン類などの硫黄化合物とを高温で反応させることによって得られる。この製造方法の詳細については、具体的には例えば、特開昭59−159896号公報に記載されている。
【0014】
ここでいう油脂としては、具体的には例えば、魚油、牛脂、豚脂、抹香鯨油、ラノリン油脂などの動物油脂や、トール油、亜麻仁油、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ヒマシ油、落花生油、米糖油などの植物油脂およびこれらの混合物などが好ましく用いられる。
【0015】
またここでいうカルボン酸エステルとしては、炭素数3〜20の不飽和カルボン酸、具体的には例えば、アクリル酸、プロピオル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、オレイン酸、エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、および上記動植物油脂から抽出、加水分解し、精製して得られる油脂カルボン酸などの不飽和カルボン酸の炭素数1〜20のアルキルエステル、具体的には例えば、メチル、エチル、プロピル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシルなどのアルキルエステルが好ましく用いられる。
【0016】
本発明の(B)成分としては、特に加工性に優れる点から、上記に例示したような動植物油脂の硫化物、いわゆる硫化油脂がより好ましく用いられる。
本発明の(B)成分の硫化エステルの硫黄含有量の下限は、5重量%、好ましくは8重量%であり、一方、硫黄含有量の上限は、20重量%、好ましくは15重量%である。(B)成分の硫黄含有量が5重量%未満の場合は加工性が低下し、一方、硫黄含有量が20%を超える場合は防錆性が低下するため、それぞれ好ましくない。
【0017】
本発明の塑性加工用防錆潤滑剤組成物における(B)成分の配合量の下限は、組成物全量基準で20重量%、好ましくは25重量%、一方、配合量の上限は、組成物全量基準で70重量%、好ましくは50重量%である。
(B)成分の配合量が組成物全量基準で20重量%未満の場合は加工性が低下し、一方、配合量が組成物全量基準で70重量%を超える場合は防錆潤滑剤の粘度が高くなり作業性が低下するため、それぞれ好ましくない。
【0018】
また本発明における(C)成分は、40℃での動粘度が10〜2000mm2/sの精製鉱油および/または合成油である。本発明において(C)成分には1号スピンドル油を含まない。この精製鉱油および/または合成油は、40℃における動粘度が10〜2000mm2/s、好ましくは10〜1000mm2/sのものであるが、その種類は特に限定されるものではなく、通常潤滑油の基油として使用される精製鉱油や合成油が使用できる。
【0019】
精製鉱油としては、例えば、原油を常圧蒸留および減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理を適宜組み合わせて精製したパラフィン系、ナフテン系などの油が使用できる。
【0020】
また、合成油としては、例えば、ポリα−オレフィン(ポリブテン、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマーなど)、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ジエステル(ジトリデシルグルタレート、ジ2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ2−エチルヘキシルセバケートなど)、ポリオールエステル(トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネートなど)、ポリオキシアルキレングリコール、ポリフェニルエーテルなどが使用できる。これらの精製鉱油および合成油は単独でも、また2種以上組み合わせて使用してもよい。
【0021】
本発明の塑性加工用防錆潤滑剤組成物における(C)成分の配合量の下限は、組成物全量基準で2重量%、好ましくは5重量%であり、一方、配合量の上限は、組成物全量基準で20重量%である。(C)成分の配合量が組成物全量基準で2重量%未満の場合は防錆性が低下し、一方、配合量が組成物全量基準で20重量%を超える場合は加工性が低下するため、それぞれ好ましくない。
【0022】
また本発明における(D)成分は、以下の(a)〜(d)の中から選ばれる1種または2種以上の化合物である。
(a)スルフォン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはアミン塩
(b)酸化ワックス金属塩
(c)グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールおよびソルビタンの中から選ばれる1種類以上の多価アルコールと炭素数10〜22の脂肪酸の部分エステル
(d)ラノリン脂肪酸エステル
【0023】
この(a)成分は、スルフォン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはアミン塩である。
アルカリ金属としては具体的にはナトリウムやカリウムなどが挙げられ、アルカリ土類金属としては具体的には、マグネシウム、カルシウム、バリウムなどが挙げられる。またアミンとしてはアンモニア;モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノプロピルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミンなど、炭素数1〜3のアルキル基を有するアルキル;モノメタノールアミン、ジメタノールアミン、トリメタノールアミン、モノタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミンなど、炭素数1〜3のアルカノール基を有するアルカノールアミン;などが挙げられる。
【0024】
上記(a)成分は特に製造方法を限定するものではなく、任意の方法によって製造されたものが使用可能であるが、具体的には例えば、分子量100〜1500、好ましくは200〜700のアルキル芳香族化合物をスルフォン化することによって得られるアルキル芳香族スルフォン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アミン塩およびこれらの混合物などが使用できる。
【0025】
ここでいうアルキル芳香族スルフォン酸としては、一般に鉱油の潤滑油留分のアルキル芳香族化合物をスルフォン化したものやホワイトオイル製造時に副生する、いわゆるマホガニー酸などの石油スルフォン酸や、例えば洗剤の原料となるアルキルベンゼン製造プラントから副生したり、ポリオレフィンをベンゼンにアルキル化することにより得られる、直鎖状や分枝状のアルキル基を有するアルキルベンゼンをスルフォン化したもの、あるいはジノニルナフタレンなどのアルキルナフタレンをスルフォン化したものなどの合成スルフォン酸などが挙げられる。
【0026】
この(a)成分としては、上記のアルキル芳香族スルフォン酸を直接アルカリ金属塩基(アルカリ金属の酸化物や水酸化物など)、アルカリ土類塩基(アルカリ土類金属の酸化物や水酸化物など)または上述したアミン(アンモニア、アルキルアミンやアルカノールアミンなど)と反応させることにより得られる中性(正塩)スルフォネートや塩基性スルフォネートだけでなく、中性(正塩)スルフォネートを炭酸ガスの存在下でさらに過剰のアルカリ金属塩基やアルカリ土類金属基と反応させることによって製造される炭酸塩過塩基化スルフォネートや、中性(正塩)スルフォネートをアルカリ金属塩基やアルカリ土類金属塩基、およびホウ酸または無水ホウ酸などのホウ酸化合物と反応させることによって製造されるホウ酸塩過塩基化スルフォネートなどを用いることができる。
【0027】
(a)成分のJIS K 2501な規定する過塩素酸法による全塩基価は任意であるが、通常0〜500mgKOH/g、好ましくは0〜400mgKOH/gの塩基価を有するスルフォン酸塩を用いることができる。
【0028】
また上記の(b)成分は、酸化ワックス金属塩である。
この酸化ワックス金属塩とは、石油留分の精製の際に得られるパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタムや合成により得られるポリオレフィンワックスなどのワックスを酸化することによって製造される酸化ワックスに対して、さらにナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属やマグネシウム、カルシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属の塩や塩基を反応させ、酸化ワックスが有する酸性基の一部または全部を中和して金属塩としたものであり、本発明においては特に酸化ワックスバリウム塩が好ましく用いられ、酸化パラフィンパリウム塩がより好ましく用いられる。
【0029】
(b)成分のケン化価、全酸価および金属含有量は任意であるが、組成物の貯蔵安定性や酸化安定性、水置換性およびさび止め性に優れる点から、JIS K2503に規定するケン化価が50〜100mgKOH/g、JIS K 2501に規定する全酸価が2〜20mgKOH/gおよび金属含有量2〜6重量%の性状を有するものが好ましく用いられる。
【0030】
また上記の(c)成分は、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールおよびソルビタンの中から選ばれる1種類以上の多価アルコールと炭素数10〜22の脂肪酸の部分エステルである。
なおここでいう部分エステルとは多価アルコール中の水酸基の少なくとも1個以上がエステル化されない水酸基の形のままで残っているエステルを意味する。
【0031】
ここでいう脂肪酸としては飽和脂肪酸でも不飽和脂肪酸でもよく、また直鎖状脂肪酸でも分枝状脂肪酸でもよい。具体的には例えば、デカン酸(全ての異性体を含む)、ウンデカン酸(全ての異性体を含む)、ドデカン酸(全ての異性体を含む)、トリデカン酸(全ての異性体を含む)、テトラデカン酸(全ての異性体を含む)、ペンタデカン酸(全ての異性体を含む)、ヘキサデカン酸(全ての異性体を含む)、ヘプタデカン酸(全ての異性体を含む)、オクタデカン酸(全ての異性体を含む)、ノナデカン酸(全ての異性体を含む)、エイコサン酸(全ての異性体を含む)、ヘンエイコサン酸(全ての異性体を含む)、ドコサン酸(全ての異性体を含む)などの飽和脂肪酸;デセン酸(全ての異性体を含む)、ウンデセン酸(全ての異性体を含む)、ドデセン酸(全ての異性体を含む)、トリデセン酸(全ての異性体を含む)、テトラデセン酸(全ての異性体を含む)、ペンタデセン酸(全ての異性体を含む)、ヘキサデセン酸(全ての異性体を含む)、ヘプタデセン酸(全ての異性体を含む)、オクタデセン酸(全ての異性体を含む)、ノナデセン酸(全ての異性体を含む)、エイコセン酸(全ての異性体を含む)、ヘンエイコセン酸(全ての異性体を含む)、ドコセン酸(全ての異性体を含む)などの不飽和脂肪酸;およびこれらの混合物などが挙げられる。
【0032】
(c)成分としては、具体的には例えば、グリセリンモノドデカノエート(グリセリンモノラウレート)、グリセリンモノイソラウレート、グリセリンジドデカノエート(グリセリンジラウレート)、グリセリンジイソラウレート、グリセリンモノテトラデカノエート(グリセリンモノミリステート)、グリセリンモノイソミリステート、グリセリンジテトラデカノエート(グリセリンジミリステート)、グリセリンジイソミリステート、グリセリンモノヘキサデカノエート(グリセリンモノパルミテート)、グリセリンモノイソパルミテート、グリセリンジヘキサデカノエート(グリセリンジパルミテート)、グリセリンジイソパルミテート、グリセリンモノオクタデカノエート(グリセリンモノステアレート)、グリセリンモノイソステアレート、グリセリンジオクタデカノエート(グリセリンジステアレート)、グリセリンジイソステアレート、グリセリンモノオクタデセノエート(グリセリンモノオレエート)、グリセリンモノイソオレエート、グリセリンジオクタデセノエート(グリセリンジオレエート)、グリセリンジイソオレエートなどのグリセリン部分エステル;トリメチロールエタンモノドデカノエート(トリメチロールエタンモノラウレート)、トリメチロールエタンモノイソラウレート、トリメチロールエタンジドデカノエート(トリメチロールエタンジラウレート)、トリメチロールエタンジイソラウレート、トリメチロールエタンモノテトラデカノエート(トリメチロールエタンモノミリステート)、トリメチロールエタンモノイソミリステート、トリメチロールエタンジテトラデカノエート(トリメチロールエタンジミリステート)、トリメチロールエタンジイソミリステート、トリメチロールエタンモノヘキサデカノエート(トリメチロールエタンモノパルミテート)、トリメチロールエタンモノイソパルミテート、トリメチロールエタンジヘキサデカノエート(トリメチロールエタンジパルミテート)、トリメチロールエタンジイソパルミテート、トリメチロールエタンモノオクタデカノエート(トリメチロールエタンモノステアレート)、トリメチロールエタンモノイソステアレート、トリメチロールエタンジオクタデカノエート(トリメチロールエタンジステアレート)、トリメチロールエタンジイソステアレート、トリメチロールエタンモノオクタデセノエート(トリメチロールエタンモノオレエート)、トリメチロールエタンモノイソオレエート、トリメチロールエタンジオクタデセノエート(トリメチロールエタンジオレエート)、トリメチロールエタンジイソオレエートなどのトリメチロールエタン部分エステル;トリメチロールプロパンモノドデカノエート(トリメチロールプロパンモノラウレート)、トリメチロールプロパンモノイソラウレート、トリメチロールプロパンジドデカノエート(トリメチロールプロパンジラウレート)、トリメチロールプロパンジイソラウレート、トリメチロールプロパンモノテトラデカノエート(トリメチロールプロパンモノミリステート)、トリメチロールプロパンモノイソミリステート、トリメチロールプロパンジテトラデカノエート(トリメチロールプロパンジミリステート)、トリメチロールプロパンジイソミリステート、トリメチロールプロパンモノヘキサデカノエート(トリメチロールプロパンモノパルミテート)、トリメチロールプロパンモノイソパルミテート、トリメチロールプロパンジヘキサデカノエート(トリメチロールプロパンジパルミテート)、トリメチロールプロパンジイソパルミテート、トリメチロールプロパンモノオクタデカノエート(トリメチロールプロパンモノステアレート)、トリメチロールプロパンモノイソステアレート、トリメチロールプロパンジオクタデカノエート(トリメチロールプロパンジステアレート)、トリメチロールプロパンジイソステアレート、トリメチロールプロパンモノオクタデセノエート(トリメチロールプロパンモノオレエート)、トリメチロールプロパンモノイソオレエート、トリメチロールプロパンジオクタデセノエート(トリメチロールプロパンジオレエート)、トリメチロールプロパンジイソオレエートなどのトリメチロールプロパン部分エステル;ペンタエリスリトールモノドデカノエート(ペンタエリスリトールモノラウレート)、ペンタエリスリトールモノイソラウレート、ペンタエリスリトールジドデカノエート(ペンタエリスリトールジラウレート)、ペンタエリスリトールジイソラウレート、ペンタエリスリトールトリドデカノエート(ペンタエリスリトールトリラウレート)、ペンタエリスリトールトリイソラウレート、ペンタエリスリトールモノテトラデカノエート(ペンタエリスリトールモノミリステート)、ペンタエリスリトールモノイソミリステート、ペンタエリスリトールジテトラデカノエート(ペンタエリスリトールジミリステート)、ペンタエリスリトールジイソミリステート、ペンタエリスリトールトリテトラデカノエート(ペンタエリスリトールトリミリステート)、ペンタエリスリトールトリイソミリステート、ペンタエリスリトールモノヘキサデカノエート(ペンタエリスリトールモノパルミテート)、ペンタエリスリトールモノイソパルミテート、ペンタエリスリトールジヘキサデカノエート(ペンタエリスリトールジパルミテート)、ペンタエリスリトールジイソパルミテート、ペンタエリスリトールトリヘキサデカノエート(ペンタエリスリトールトリパルミテート)、ペンタエリスリトールトリイソパルミテート、ペンタエリスリトールモノオクタデカノエート(ペンタエリスリトールモノステアレート)、ペンタエリスリトールモノイソステアレート、ペンタエリスリトールジオクタデカノエート(ペンタエリスリトールジステアレート)、ペンタエリスリトールジイソステアレート、ペンタエリスリトールトリオクタデカノエート(ペンタエリスリトールトリステアレート)、ペンタエリスリトールトリイソステアレート、ペンタエリスリトールモノオクタデセノエート(ペンタエリスリトールモノオレエート)、ペンタエリスリトールモノイソオレエート、ペンタエリスリトールジオクタデセノエート(ペンタエリスリトールジオレエート)、ペンタエリスリトールジイソオレエート、ペンタエリスリトールトリオクタデセノエート(ペンタエリスリトールトリオレエート)、ペンタエリスリトールトリイソオレエートなどのペンタエリスリトール部分エステル;ソルビタンモノドデカノエート(ソルビタンモノラウレート)、ソルビタンモノイソラウレート、ソルビタンジドデカノエート(ソルビタンジラウレート)、ソルビタンジイソラウレート、ソルビタントリドデカノエート(ソルビタントリラウレート)、ソルビタントリイソラウレート、ソルビタンモノテトラデカノエート(ソルビタンモノミリステート)、ソルビタンモノイソミリステート、ソルビタンジテトラデカノエート(ソルビタンジミリステート)、ソルビタンジイソミリステート、ソルビタントリテトラデカノエート(ソルビタントリミリステート)、ソルビタントリイソミリステート、ソルビタンモノヘキサデカノエート(ソルビタンモノパルミテート)、ソルビタンモノイソパルミテート、ソルビタンジヘキサデカノエート(ソルビタンジパルミテート)、ソルビタンジイソパルミテート、ソルビタントリヘキサデカノエート(ソルビタントリパルミテート)、ソルビタントリイソパルミテート、ソルビタンモノオクタデカノエート(ソルビタンモノステアレート)、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンジオクタデカノエート(ソルビタンジステアレート)、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリオクタデカノエート(ソルビタントリステアレート)、ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオクタデセノエート(ソルビタンモノオレエート)、ソルビタンモノイソオレエート、ソルビタンジオクタデセノエート(ソルビタンジオレエート)、ソルビタンジイソオレエート、ソルビタントリオクタデセノエート(ソルビタントリオレエート)、ソルビタントリイソオレエートなどのソルビタン部分エステル;およびこれらの混合物などが好ましく用いられ、特にモノエステルであるグリセリンモノドデカノエート(グリセリンモノラウレート)、グリセリンモノイソラウレート、グリセリンモノテトラデカノエート(グリセリンモノミリステート)、グリセリンモノイソミリステート、グリセリンモノヘキサデカノエート(グリセリンモノパルミテート)、グリセリンモノイソパルミテート、グリセリンモノオクタデカノエート(グリセリンモノステアレート)、グリセリンモノイソステアレート、グリセリンモノオクタデセノエート(グリセリンモノオレエート)、グリセリンモノイソオレエート;トリメチロールエタンモノドデカノエート(トリメチロールエタンモノラウレート)、トリメチロールエタンモノイソラウレート、トリメチロールエタンモノテトラデカノエート(トリメチロールエタンモノミリステート)、トリメチロールエタンモノイソミリステート、トリメチロールエタンモノヘキサデカノエート(トリメチロールエタンモノパルミテート)、トリメチロールエタンモノイソパルミテート、トリメチロールエタンモノオクタデカノエート(トリメチロールエタンモノステアレート)、トリメチロールエタンモノイソステアレート、トリメチロールエタンモノオクタデセノエート(トリメチロールエタンモノオレエート)、トリメチロールエタンモノイソオレエート;トリメチロールプロパンモノドデカノエート(トリメチロールプロパンモノラウレート)、トリメチロールプロパンモノイソラウレート、トリメチロールプロパンモノテトラデカノエート(トリメチロールプロパンモノミリステート)、トリメチロールプロパンモノイソミリステート、トリメチロールプロパンモノヘキサデカノエート(トリメチロールプロパンモノパルミテート)、トリメチロールプロパンモノイソパルミテート、トリメチロールプロパンモノオクタデカノエート(トリメチロールプロパンモノステアレート)、トリメチロールプロパンモノイソステアレート、トリメチロールプロパンモノオクタデセノエート(トリメチロールプロパンモノオレエート)、トリメチロールプロパンモノイソオレエート;ペンタエリスリトールモノドデカノエート(ペンタエリスリトールモノラウレート)、ペンタエリスリトールモノイソラウレート、ペンタエリスリトールモノテトラデカノエート(ペンタエリスリトールモノミリステート)、ペンタエリスリトールモノイソミリステート、ペンタエリスリトールモノヘキサデカノエート(ペンタエリスリトールモノパルミテート)、ペンタエリスリトールモノイソパルミテート、ペンタエリスリトールモノオクタデカノエート(ペンタエリスリトールモノステアレート)、ペンタエリスリトールモノイソステアレート、ペンタエリスリトールモノオクタデセノエート(ペンタエリスリトールモノオレエート)、ペンタエリスリトールモノイソオレエート;ソルビタンモノドデカノエート(ソルビタンモノラウレート)、ソルビタンモノイソラウレート、ソルビタンモノテトラデカノエート(ソルビタンモノミリステート)、ソルビタンモノイソミリステート、ソルビタンモノヘキサデカノエート(ソルビタンモノパルミテート)、ソルビタンモノイソパルミテート、ソルビタンモノオクタデカノエート(ソルビタンモノステアレート)、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノオクタデセノエート(ソルビタンモノオレエート)、ソルビタンモノイソオレエート;およびこれらの混合物などがより好ましく用いられる。
【0033】
また上記の(d)成分は、ラノリン脂肪酸エステルである。
このラノリン脂肪酸エステルとは、羊の毛に付着するろう状物質を精製して得られるラノリン(羊毛脂)にグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビタンなどの多価アルコールを反応させ、ラノリン中に含有される脂肪酸成分の一部または全部をエステル化したものである。本発明のラノリン脂肪酸エステルのケン化価および全酸価は任意であるが、組成物の貯蔵安定性や酸化安定性、水置換性およびさび止め性に優れる点から、JIS K2503に規定するケン化価50〜220mgKOH/gおよびJIS K2501に規定する全酸価2〜10mgKOH/gの性状を有するものが好ましく用いられる。
【0034】
また、もちろんのことであるが、本発明の(D)成分としては上記(a)成分、(b)成分、(c)成分および(d)成分の中から選ばれる2種以上の化合物を任意の割合で混合した混合物も好ましく用いることができる。
本発明の塑性加工用防錆潤滑剤組成物における(D)成分の配合量の下限は、組成物全量基準で2重量%、好ましくは5重量%であり、一方、配合量の上限は、組成物全量基準で20重量%、好ましくは10重量%である。
(D)成分の配合量が組成物全量基準で2重量%未聞の場合は防錆性が低下し、一方、配合量が組成物全量基準で20重量%を超える場合は加工性が低下するため、それぞれ好ましくない。
【0035】
本発明においては上述のように、(A)〜(D)成分を所定量配合することにより、加工性に優れた塑性加工用防錆潤滑剤塑性物を得ることができるが、その各種性能をさらに高める目的で公知の潤滑油添加剤を単独で、または数種類組み合わせた形で使用することができる。
【0036】
これらの添加剤としては、具体的には例えば、トリクレジルフォスフェートなどのリン酸エステル、豚脂などの油脂、脂肪酸などに代表される潤滑性向上剤;2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−o−クレゾール)などに代表される酸化防止剤;ジエチレングリコールモノアルキルエーテルなどの湿潤剤;アクリルポリマー、パラフィンワックス、マイクロワックス、スラックワックス、ポリオレフィンワックスなどの造膜剤;脂肪酸アミン塩などの水置換剤;ジアルキルジチオリン酸亜鉛、硫化油脂、リン化合物などの極圧剤;グラファイト、フッ化黒鉛、二流化モリブデン、窒化ホウ素、ポリエチレン粉末などの固体潤滑剤;アミン、アルカノールアミン、アミド、カルボン酸などの腐食防止剤;ベンゾトリアゾール、チアジアゾールなどの金属不活性化剤;メチルシリコーン、フルオロシリコーン、ポリアクリレートなどの消包剤;などが挙げられ、これらを単独で使用してもよく、また2種類以上組み合わせて使用してもよい。これら公知の添加剤を併用する場合の含有量は任意であるが、通常、これらの公知の添加剤の合計含有量が組成物全量基準で0.1〜10重量%となるような量を添加するのが望ましい。
【0037】
本発明に係る塑性加工用防錆潤滑剤組成物は、例えば通常の鋼板や、溶融亜鉛メッキ鋼板、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛−鉄合金メッキ鋼板、電気亜鉛−ニッケル合金メッキ鋼板、二層メッキ鋼板、ターンシートなどの表面処理鋼板の塑性加工、具体的には例えば、プレス成形、曲げ成形、引き抜き成形、しごき成形などにおいて特に好ましく使用されるものである。また鋼板や表面処理鋼板の塑性加工のみでなく、アルミニウムおよびアルミニウム合金などの非鉄金属の圧延、絞り、しごき、引き抜きなどの塑性加工においても好適に用いられるものである。
【0038】
【実施例】
以下、本発明の内容を実施例および比較例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜5)
下記の(A)成分〜(D)成分を用い表1に示す組成により、本発明に係る塑性加工用防錆潤滑剤組成物を調製した。各組成物につき、以下に示す試験により性能評価を行い、その結果を表1に併記した。
【0039】
(A)成分
A:鉱油系のナフテン系炭化水素系溶剤(蒸気圧3.0×10-4MPa(@25℃))
B:イソブチレンオリゴーマの水素添加物からなる合成イソパラフィン(蒸気圧3.0×10-3MPa(@25℃))
(B)成分
A:硫化豚脂(硫黄含有量13重量%)
B:硫化ラノリン油脂(硫黄含有量10重量%)
(C)成分
A:パラフィン系溶剤精製鉱油(動粘度25cSt(@40℃))
(D)成分
A:石油スルフォン酸の中性バリウム塩(全塩基価(過塩素酸法)0mgKOH/g)
B:酸化パラフィンBa塩(ケン化価65mgKOH/g、全酸価4.0mgKOH/g、Ba含有量4.0重量%)
C:ソルビタンモノオレエート
D:ラノリン脂肪酸ペンタエリスリトールエステル(ケン化価100mgKOH/g、全酸価5mgKOH/g)
【0040】
[円筒成形性試験]
以下の試験板材A〜Cの表面に試料油を2g/m2 の割合でスプレー塗油し、室温で12時間放置乾燥後、ポンチ径50mmのSKD11製工具を用い、ポンチ速度600mm/minの条件で円筒成形試験を行ってその最大のしわ押さえ力(tf)で評価した。この値が大きいほど加工性に優れていることを示す。
なお、絞り比は冷間鋼板および合金化溶融亜鉛メッキ鋼板では2.2、アルミニウム合金板では1.9とした。
試験板材
A:冷間圧延鋼板でJISグレードSPCE材(板厚0.8mm)
B:溶融メッキ法により片面当たり45g/m2 の亜鉛をメッキし、熱処理によりメッキ層を合金化した、両面合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(板厚0.8mm)
C:5000系アルミニウム合金板(板厚1.0mm)
【0041】
[極圧性試験]
JIS K2519.4.1に規定する曾田式四球法に準拠し、試料油の焼付き限界荷重(kgf/cm2 )を求めた。この値が大きいほど、極圧性に優れていることを示す。
【0042】
[さび止め性試験]
JIS K2246.4.33に規定する「塩水噴霧試験」に準拠して実施した。試験時間5時間以上錆発生が認められなかった場合(A級)を5、4〜5時間で錆発生が認められた場合を4、3〜4時間で錆発生が認められた場合を3、2〜3時間で錆発生が認められた場合を2、2時間以内に錆発生が認められた場合を1とした5段階評価法で評価した。評点が大きいほど防錆性に優れることを示す。
【0043】
(比較例1〜5)
比較のため表1に示す組成に従い、(A)成分を用いない場合(比較例1)、(B)成分を用いない場合(比較例2)、(C)成分を用いない場合(比較例3)、(D)成分を用いない場合(比較例4)および(B)成分の含有量が低い場合(比較例5)についても組成物を調製した。各組成物につき、実施例と同様にして性能評価を行い、その結果を表1に併記した。
【0044】
【表1】
【0045】
表1の性能評価の結果に示すとおり、本発明に係る実施例の塑性加工用防錆潤滑剤組成物は、加工性、極圧性およびさび止め性に優れるという、極めて良好な性能を兼ね備えている。
それに対して比較例1〜4のように、本発明の(A)〜(D)成分のどれか1成分が欠けただけでも、その性能は実施例の組成物より大きく劣り、本発明の組成物の優秀性が明らかである。
また比較例5は(B)成分の含有量が本発明の規定範囲外の場合であるが、加工性や極圧性能に劣り、本発明の目的を満足するものではない。
【0046】
【発明の効果】
本発明の塑性加工用防錆潤滑剤組成物は、特に鋼板や表面処理鋼板の塑性加工において、極めて良好な加工性と防錆性を兼ね備えているので、鋼板や表面処理鋼板のプレス成形、曲げ成形、引き抜き成形、しごき成形などの塑性加工において好ましく用いることができる。
Claims (1)
- 組成物全量基準で、
(A)25℃での蒸気圧が5.0×10-6〜2.0×10-2MPaの炭化水素系溶剤、20〜70重量%、
(B)硫黄含有量5〜20重量%の硫化エステル、20〜70重量%、
(C)40℃での動粘度が10〜2000mm2/sの精製鉱油および/または合成油(ただし1号スピンドル油を除く)、2〜20重量%、並びに
(D)以下の(a)〜(d)の中から選ばれる1種または2種以上の化合物、2〜20重量%、
(a)スルフォン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはアミン塩
(b)酸化ワックス金属塩
(c)グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールおよびソルビタンの中から選ばれる1種類以上の多価アルコールと炭素数10〜22の脂肪酸の部分エステル
(d)ラノリン脂肪酸エステル
を必須成分として配合してなる塑性加工用防錆潤滑剤組成物。
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