JP3636017B2 - インバータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のインバータ装置を示す回路図である。インバータ装置41は、ダイオードをブリッジ接続して成る整流回路44と、平滑コンデンサ45と、放電抵抗46と、スイッチングトランジスタを用いて構成されたスイッチング回路47と、このスイッチング回路47の入力側に接続されたサージ吸収コンデンサ48とを備えて構成されている。そして上記整流回路44の入力側に交流電源42が接続されるとともに、上記スイッチング回路47の出力側に、例えば空気調和機の圧縮機等を駆動するモータ43が接続される。
【0003】
上記インバータ装置41では、まず整流回路44で交流電源42から付与された交流が整流され、この整流が平滑コンデンサ45で直流に変換される。そしてこの直流がスイッチング回路47でスイッチングされ、モータ43を回転数可変に駆動するPWM信号が形成される。このスイッチング動作の際に発生するサージが、上記サージ吸収コンデンサ48で吸収除去されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のインバータ装置41では単一のコンデンサ48によってサージを吸収しているが、より確実にサージを吸収する回路として、CRDスナバ回路が提案されている。しかしながらCRDスナバ回路は、コンデンサ、抵抗、及びダイオードの複数部品から成るものであるため、単にサージ吸収コンデンサ48をCRDスナバ回路に替えただけでは、部品点数が増大してこれがコストアップの一因になるという問題がある。
【0005】
また上記インバータ装置41においては、平滑コンデンサ45で整流のリップルが除去され、サージ吸収コンデンサ48でサージが除去される。これらリップル及びサージは、ともに直流に重畳された交流成分であるが、リップルの周波数成分が比較的に低いものであるのに対し、サージは鋭い波形を有し高い周波数成分を含んでいる。そのためインバータ装置にはリップルを除去する回路とサージを吸収する回路との双方が必要であり、上記のコストアップを回避するために一方で他方を兼ねるような構成を採用することは困難である。
【0006】
この発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、サージを確実に除去しつつ、これがコストアップの一因となるのを回避することが可能なインバータ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1のインバータ装置は、交流を整流する整流回路4と、この整流を平滑して直流とする平滑コンデンサ5と、この直流をスイッチングするスイッチング回路7とを備えたインバータ装置において、上記直流の高電位側8と低電位側9との間にCRDスナバ回路6を設け、このCRDスナバ回路6の抵抗13を放電抵抗として成り、さらに上記CRDスナバ回路6は、上記直流の高電位側8と低電位側9との間に、順方向に向けたダイオード11とコンデンサ12とを高電位側から順に直列接続するとともに、上記コンデンサ12と並列に抵抗13を接続して成ることを特徴としている。
【0008】
このインバータ装置では、スイッチング回路7で生じるサージをCRDスナバ回路6によって確実に吸収除去できるとともに、このCRDスナバ回路6の抵抗13が放電抵抗としても機能するので、部品点数が増加するのを抑制することが可能となる。しかも、このインバータ装置では、その構成を簡素なものとすることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、この発明のインバータ装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】
図1は、上記インバータ装置を示す回路図である。このインバータ装置1には、交流電源2が接続される入力側に、ダイオードをブリッジ接続して成る整流回路4が設けられている。そしてこの整流回路4の出力端間に平滑コンデンサ5とCRDスナバ回路6とが互いに並列に設けられ、インバータ装置1の出力側にはスイッチングトランジスタを用いて構成されたスイッチング回路7が設けられている。そしてこのスイッチング回路7の出力端に、例えば空気調和機の圧縮機等を駆動するモータ3が接続される。スイッチング回路7の入力側に設けられた上記CRDスナバ回路6は、直流の高電位側8と低電位側9との間に、高電位側8から順に順方向に向けたダイオード11とコンデンサ12とを直列接続し、さらにこのコンデンサ12と並列に抵抗13を接続して構成されている。
【0013】
上記インバータ装置1では、まず整流回路4で交流電源2から付与された交流が整流される。この整流に対しては、CRDスナバ回路6のダイオード11が導通状態となる。そのためCRDスナバ回路6の抵抗13が放電抵抗として機能する。また、上記平滑コンデンサ5で整流からリップルを除去して直流を形成することになる。このようにして形成された直流は上記スイッチング回路7でスイッチングされ、モータ3を回転数可変に駆動するPWM信号が形成される。このスイッチング動作で発生するサージは、上記CRDスナバ回路6によって吸収除去される。
【0014】
上記インバータ装置では、CRDスナバ回路6を、平滑コンデンサ5よりもスイッチング回路7に近接して、その入力側に設けているので、スイッチング回路7で発生するサージを確実に吸収除去することができる。そしてこのCRDスナバ回路6の抵抗13を、平滑コンデンサ5及びCRDスナバ回路6のコンデンサ12の放電抵抗としても機能させているので、放電抵抗を別途に設ける必要がない。そのため部品点数を削減することが可能であり、CRDスナバ回路6を設けることがコストアップの一因となるのを回避することができる。
【0015】
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
【0016】
【発明の効果】
上記請求項1のインバータ装置では、CRDスナバ回路の抵抗が放電抵抗としても機能する。従ってサージを確実に除去しつつ、これがコストアップの一因となるのを回避することが可能となる。しかも、このインバータ装置では、その構成を簡素なものとして確実なコストダウンを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のインバータ装置を示す回路図である。
【図2】従来例のインバータ装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置
4 整流回路
6 CRDスナバ回路
7 スイッチング回路
8 高電位側
9 低電位側
11 ダイオード
12 コンデンサ
13 抵抗
Claims (1)
- 交流を整流する整流回路(4)と、この整流を平滑して直流とする平滑コンデンサ(5)と、この直流をスイッチングするスイッチング回路(7)とを備えたインバータ装置において、上記直流の高電位側(8)と低電位側(9)との間にCRDスナバ回路(6)を設け、このCRDスナバ回路(6)の抵抗(13)を放電抵抗として成り、さらに上記CRDスナバ回路(6)は、上記直流の高電位側(8)と低電位側(9)との間に、順方向に向けたダイオード(11)とコンデンサ(12)とを高電位側から順に直列接続するとともに、上記コンデンサ(12)と並列に抵抗(13)を接続して成ることを特徴とするインバータ装置。
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JP37395399A JP3636017B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | インバータ装置 |
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