JPH10167593A - インバータ制御装置 - Google Patents
インバータ制御装置Info
- Publication number
- JPH10167593A JPH10167593A JP8337624A JP33762496A JPH10167593A JP H10167593 A JPH10167593 A JP H10167593A JP 8337624 A JP8337624 A JP 8337624A JP 33762496 A JP33762496 A JP 33762496A JP H10167593 A JPH10167593 A JP H10167593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surge
- inverter
- circuit
- voltage
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Elevator Control (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インバータと電動機の配線間に存在するイン
ダクタンスや容量により、インバータ出力の高調波成分
が共振して発生するサージ電圧を吸収し、電動機コイル
の焼損を防止する。 【構成】 整流回路8とコンデンサ9とで構成されたサ
ージ吸収回路を電動機6の間近に設け、吸収したエネル
ギーをインバータ主回路の直流電圧部にフィードバック
する。
ダクタンスや容量により、インバータ出力の高調波成分
が共振して発生するサージ電圧を吸収し、電動機コイル
の焼損を防止する。 【構成】 整流回路8とコンデンサ9とで構成されたサ
ージ吸収回路を電動機6の間近に設け、吸収したエネル
ギーをインバータ主回路の直流電圧部にフィードバック
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータと電
動機との間に生じるサージ電圧対策として有効なもので
ある。
動機との間に生じるサージ電圧対策として有効なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、制御技術の進歩に伴って、産業機
械の電動機の多くがインバータ駆動による誘導電動機と
なり、性能の向上とともにコストの低減が大きな課題と
なっている。
械の電動機の多くがインバータ駆動による誘導電動機と
なり、性能の向上とともにコストの低減が大きな課題と
なっている。
【0003】以下、適用を交流エレベータ装置を例に記
載する。このような誘導電動機とインバータとを組み合
わせたエレベータ制御装置において、インバータと電動
機の間には、図2に示すように電線にはインダクタンス
Lが、また電線間或いは対地間には容量C1,C2 がそれ
ぞれ存在する。なお、図2において、1は三相交流電
源、2は三相交流を直流に変換するコンバータ、3はこ
のコンバータの出力を平滑する平滑コンデンサ、4はコ
ンバータ2の出力を可変電圧可変周波数の交流に変換す
るインバータ、5はACリアクトル、6はインバータ4
によって給電されエレベータのかご(図示省略)を駆動
する誘導電動機である。
載する。このような誘導電動機とインバータとを組み合
わせたエレベータ制御装置において、インバータと電動
機の間には、図2に示すように電線にはインダクタンス
Lが、また電線間或いは対地間には容量C1,C2 がそれ
ぞれ存在する。なお、図2において、1は三相交流電
源、2は三相交流を直流に変換するコンバータ、3はこ
のコンバータの出力を平滑する平滑コンデンサ、4はコ
ンバータ2の出力を可変電圧可変周波数の交流に変換す
るインバータ、5はACリアクトル、6はインバータ4
によって給電されエレベータのかご(図示省略)を駆動
する誘導電動機である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インバータと電動機の
間の配線が十分に短い場合を除いては、インバータ出力
の高調波成分が上記に示した電線のインダクタンスや電
線間或いは対地間の容量と共振し、サージ電圧を発生し
て電動機の絶縁劣化、ひいては電動機コイルの焼損を引
き起こす危険性がある。このため、従来は図2に示すよ
うにACリアクトル5を挿入してトータルインピーダン
スを変化させ、共振を回避するようにしてサージ電圧の
低減を図るようにしているが、このACリアクトルは比
較的高価であり、コストアップの要因となるという問題
があった。
間の配線が十分に短い場合を除いては、インバータ出力
の高調波成分が上記に示した電線のインダクタンスや電
線間或いは対地間の容量と共振し、サージ電圧を発生し
て電動機の絶縁劣化、ひいては電動機コイルの焼損を引
き起こす危険性がある。このため、従来は図2に示すよ
うにACリアクトル5を挿入してトータルインピーダン
スを変化させ、共振を回避するようにしてサージ電圧の
低減を図るようにしているが、このACリアクトルは比
較的高価であり、コストアップの要因となるという問題
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決することを目的としたもので、その特徴とするとこ
ろは、誘導電動機にサージ吸収回路を接続し、該サージ
吸収回路の出力をインバータ主回路の中間直流部にフィ
ードバックする構成とした点にある。
解決することを目的としたもので、その特徴とするとこ
ろは、誘導電動機にサージ吸収回路を接続し、該サージ
吸収回路の出力をインバータ主回路の中間直流部にフィ
ードバックする構成とした点にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、サージ吸収回路を電
動機の間近に設け、吸収したサージエネルギーをインバ
ータ主回路の直流電圧部にフィードバックすることによ
り、サージ電圧の発生を抑制し、電動機コイルの焼損を
防止する。
動機の間近に設け、吸収したサージエネルギーをインバ
ータ主回路の直流電圧部にフィードバックすることによ
り、サージ電圧の発生を抑制し、電動機コイルの焼損を
防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の全体構成を示す図で、7は整
流回路(三相ブリッジ)8とコンデンサ9等で構成され
たサージ吸収回路であり、R1,R2 はそれぞれ電流調整
用の抵抗である。その他図2と同一のものは同一符号に
て示している。
明する。図1は、本発明の全体構成を示す図で、7は整
流回路(三相ブリッジ)8とコンデンサ9等で構成され
たサージ吸収回路であり、R1,R2 はそれぞれ電流調整
用の抵抗である。その他図2と同一のものは同一符号に
て示している。
【0008】以上のように構成することにより、インバ
ータ4と誘導電動機6との間でサージ電圧が発生する
と、そのサージエネルギーはサージ吸収回路7で吸収さ
れ、主回路の中間直流部へと戻される。すなわち、サー
ジ電圧が発生すると抵抗R1 を介して整流回路8で整流
され、そのサージエネルギーはコンデンサ9に蓄えられ
る。そしてコンデンサ9の端子電圧が平滑コンデンサ3
の端子電圧より高くなるとそのエネルギーは抵抗R2 を
介して中間直流部へ戻される。
ータ4と誘導電動機6との間でサージ電圧が発生する
と、そのサージエネルギーはサージ吸収回路7で吸収さ
れ、主回路の中間直流部へと戻される。すなわち、サー
ジ電圧が発生すると抵抗R1 を介して整流回路8で整流
され、そのサージエネルギーはコンデンサ9に蓄えられ
る。そしてコンデンサ9の端子電圧が平滑コンデンサ3
の端子電圧より高くなるとそのエネルギーは抵抗R2 を
介して中間直流部へ戻される。
【0009】なおサージ吸収回路7から主回路の中間直
流部へのフイードバックは、図1に示すように配線をツ
イストすることにより電磁誘導ノイズの発生を抑えるよ
うにすることが望ましい。
流部へのフイードバックは、図1に示すように配線をツ
イストすることにより電磁誘導ノイズの発生を抑えるよ
うにすることが望ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、ACリアクトルに比べ
て安価な回路でサージの吸収が可能となり、コストダウ
ンを図ることができるだけでなく、ACリアクトルを挿
入した場合のように、インバータの出力波形に影響を与
えることもない。
て安価な回路でサージの吸収が可能となり、コストダウ
ンを図ることができるだけでなく、ACリアクトルを挿
入した場合のように、インバータの出力波形に影響を与
えることもない。
【図1】本発明におけるサージ対策の構成を示す図であ
る。
る。
【図2】従来のサージ対策の構成を示す図である。
1 三相交流電源 2 コンバータ 3 平滑コンデンサ 4 インバータ 5 ACリアクトル 6 誘導電動機 7 サージ吸収回路 8 整流回路 9 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 裕 大阪府茨木市庄1丁目28番10号 フジテッ ク株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換するコンバー
タと、その直流電力を任意の可変電圧・可変周波数の交
流に変換し、誘導電動機に給電するインバータとからな
るインバータ制御装置において、前記誘導電動機にサー
ジ吸収回路を接続し、該サージ吸収回路の出力をインバ
ータ主回路の中間直流部にフィードバックする構成とし
たことを特徴とするインバータ制御装置。 - 【請求項2】 サージ吸収回路を整流回路とコンデンサ
とで構成したことを特徴とする請求項1記載のインバー
タ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8337624A JPH10167593A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | インバータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8337624A JPH10167593A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | インバータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10167593A true JPH10167593A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18310413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8337624A Pending JPH10167593A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | インバータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10167593A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005170561A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータシステム |
JP2012521941A (ja) * | 2009-03-31 | 2012-09-20 | オーチス エレベータ カンパニー | 空心インダクタを備えるエレベータ回生駆動装置 |
WO2014081411A1 (en) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | West Pharmaceuticals Services, Inc. | System and method to distribute power to both an inertial device and a voltage sensitive device from a single current limited power source |
US11819666B2 (en) | 2017-05-30 | 2023-11-21 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Modular drive train for wearable injector |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP8337624A patent/JPH10167593A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005170561A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータシステム |
JP2012521941A (ja) * | 2009-03-31 | 2012-09-20 | オーチス エレベータ カンパニー | 空心インダクタを備えるエレベータ回生駆動装置 |
US8827042B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-09-09 | Otis Elevator Company | Elevator regenerative drive including an air core inductor |
WO2014081411A1 (en) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | West Pharmaceuticals Services, Inc. | System and method to distribute power to both an inertial device and a voltage sensitive device from a single current limited power source |
US9610397B2 (en) | 2012-11-20 | 2017-04-04 | Medimop Medical Projects Ltd. | System and method to distribute power to both an inertial device and a voltage sensitive device from a single current limited power source |
US11819666B2 (en) | 2017-05-30 | 2023-11-21 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Modular drive train for wearable injector |
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