JP3633901B2 - Lssdインタフェース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LSSD記憶素子に関する。特に本発明は、LSSD記憶素子を非LSSD記憶素子に接続して動作を容易にし、両タイプの記憶方法を用いる集積回路のテストを行う方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル集積回路では、論理状態(例えばHIGHまたはLOW)を一時的に記憶するラッチおよびフリップフロップのような記憶素子が集積回路内に多数含まれることがよくある。集積回路の構成要素からのデータは記憶素子に受け取られ、ラッチされるか記憶されるかして、集積回路の同じ構成要素および/または他の構成要素に出力される。例えば、既知の論理状態から集積回路を動作させるために、記憶素子に記憶されたデータを選択的に設定することはしばしば有益である。同様に、記憶素子へのビットシーケンス全体をシフトさせて集積回路をテストすることも有用である。後者の場合、2以上の記憶素子がデイジーチェーン接続され、1つの記憶素子からの出力が次の記憶素子の入力に与えられるということが続く。そして、このチェーンの記憶素子の1つがタップ、つまり制御されたテストビットにおけるシフトすべき点として選択される。同様に、ビットシーケンスを集積回路からチェーンにシフトし、同じまたは他の記憶素子で観察し、期待される出力と比較することができる。このシフトは「スキャンニング」とも呼ばれる。記憶素子のチェーンは「スキャンチェーン」と呼ばれる。
【0003】
記憶素子の通常のタイプの1つは、Muxscan記憶素子10であり、図1AではフリップフロップFFに接続されたマルチプレクサMUXとして示される。マルチプレクサMUXは、選択入力SELを介して選択可能である0と1との2つの入力、ならびに出力Oを有している。0および1の入力は、一般的には、それぞれ、データ信号DATAおよびスキャンイン信号SIに接続され、選択入力SELは一般的にはスキャンイネーブル信号SEに接続される。データ信号は、通常動作中の集積回路の既定の構成要素からの論理状態を運び、スキャンイン信号SIは、集積回路をテストする目的で、例えばテスタからの論理状態を与える。スキャンイネーブル信号SEが論理LOWのとき、マルチプレクサMUXはDATA信号を出力として選択する。スキャンイネーブル信号SEが論理HIGHのとき、マルチプレクサMUXはSI信号を出力として選択する。出力OはフリップフロップFFの入力Dに接続されている。フリップフロップFFはデータ出力Qも有している。動作時には、クロック信号CLKがアサートされると、フリップフロップFFはその入力Dのデータが何であろうと(DATA信号かSI信号のどちらかから)それをラッチし、このデータを出力Qに出力する。
【0004】
図1Bは、図1AのMuxscan記憶素子10の簡易バージョンを示している。図1AのマルチプレクサMUXおよびフリップフロップFFは、図1Aに示されている素子と機能的には同一である単一の素子に組み合わされている。
【0005】
記憶素子の他のタイプは、レベルセンシティブスキャンデザイン(Level−Sensitive Scan Design)、つまりLSSD記憶素子である。一般的に、LSSD記憶素子は非LSSD記憶素子に対して、その動作がクロック信号の正確なタイミングに依存しないという利点を有している。代わりに、LSSD記憶素子の動作は、クロック信号が生じたかどうか、つまり、ある既定の電圧レベルが得られたかどうかのみに依存し、クロック信号がいつ生じたかには依存しない。このような正確なタイミングに対する感受性のなさは、クロックスキューならびに立ち上がりまたは立ち下り時間への依存性といったタイミングに関連する問題を回避する。しかしながら、LSSD記憶素子はもっと厳しい設計上の制限を有している。例えば、LSSD記憶素子におけるそれぞれのラッチは、それ自身のクロック信号を有さねばならず、クロック信号同士は重なってはならない。
【0006】
「L2スター」と呼ばれるよく知られているLSSD記憶素子を図2に機能的に図示している。この記憶素子20は、互いに接続されているマスターラッチL1とスレーブラッチL2とを有している。ラッチL1およびL2は両方とも、クロック入力CLK1およびCLK2によってそれぞれがラッチされる入力D1およびD2のセットを有している。両方のラッチL1およびL2上の出力Qは、D1入力かD2入力のどちらかから(どちらでも最後にラッチされた方)のデータを出力する。マスターラッチL1はマスター出力信号QMを出力し、スレーブラッチL2はスレーブ出力信号QSを出力する。マスターラッチL1の入力D1は、集積回路の既定の構成要素からの論理状態を運ぶデータ信号DMに接続されており、スレーブラッチL2の対応する入力D1はもう1つのデータ信号DSに接続されている。集積回路全体への書き込みクロック信号WCLKは、DMおよびDS信号からのデータをラッチするためのラッチL1およびL2の両方のクロック入力CLK1に接続されている。マスターラッチL1の入力D2は、集積回路をテストする目的で、例えばテスタからの論理状態を運ぶスキャンイン信号SIに接続されており、スレーブラッチL2の対応する入力D2はマスターラッチL1からのマスター出力信号QMに接続されている。マスタースキャンクロックACLKはスキャンイン信号SIからのデータをラッチし、スレーブスキャンクロックBCLKはQM信号からのデータをラッチする。
【0007】
LSSD記憶素子20の動作を図3のタイミング図を参照しながら説明する。通常動作時には、マスターラッチL1およびスレーブラッチL2は、ともに独立した記憶素子として機能する。書き込みクロックWCLKがアサートされると、信号DMおよびDSに運ばれていたデータは2つのラッチL1およびL2によってラッチされ、それぞれ、出力信号QMおよびQSとして出力される。ここで、2つのスキャンクロックACLKおよびBCLKはこの時点では非アクティブであり、スキャンイン信号SIは「かまわれない」状態にあることに留意されたい。
【0008】
テスト動作あるいはスキャン動作時には、マスターラッチL1およびスレーブラッチL2は一緒に2段階シフトレジスタを構成する。マスタースキャンクロックACLKがアサートされると、スキャンイン信号SIからのデータがマスターラッチL1にラッチされ、マスター出力信号QMとして出力される。そして同じデータは、スレーブスキャンクロックBCLKがアサートされるとスレーブラッチL2によってラッチされ、スレーブ出力信号QSとして出力される。ここでスキャン機能の正常な動作のためには、2つのスキャンクロックACLKおよびBCLKは互いに重なり合ってはならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
タイミング図からわかるように、L2スター構成は、通常動作時には両方のラッチL1およびL2を独立した記憶素子として使用する。しかしながら、スキャン動作時には、マスターラッチL1はスレーブラッチL2に出力データを与え、ラッチは独立ではない。複数のL2スター記憶素子からなるスキャンチェーンにおいて、スキャン動作の開始時にマスタースキャンクロックACLKを最初にアサートすることは、スレーブラッチL2の入力D2へ与えられる初期データビットを破壊する。また、スレーブスキャンクロックBCLKを最初にアサートすることは、続くマスターラッチL1の入力D2に与えられる初期データビットを破壊する。一例として、スキャン動作の開始時にスキャンイン信号SIがHIGHであり、マスター出力信号QMはLOWである。マスタースキャン信号ACLKがアサートされると、スキャンイン信号SIからのHIGHはマスターラッチL1にラッチされ、マスター出力信号QMはHIGHとなり、ゆえに前のLOWがスレーブラッチL2によってラッチされるよりも前にそれに取って代わってしまう。スレーブスキャンクロックBCLKが最初にアサートされても、同様の置き換わりがスキャンチェーン内の次のマスターラッチで起こる。したがって、全てのデータを捉えるためには各スキャン動作を二回実行しなければならない。一回はマスタースキャンクロックACLKが最初にアサートして、もう一回はスレーブスキャンクロックBCLKが最初にアサートしてである。
【0010】
また、L2スタータイプの記憶素子は、3つの別個のクロックWCLK、ACLKおよびBCLKを必要とするため、クロックを1つだけ必要とするMuxscan記憶素子用に設計された集積回路とは一般的には互換性を有さない。同じスキャンチェーン内で両方のタイプの記憶素子を用いるためには、2つのさらなる別個の重なり合わないスキャンクロックを提供するように集積回路を改変しなければならない。
【0011】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるLSSDインタフェースを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、LSSD記憶素子を非LSSD記憶素子に接続して動作を容易にし、また両方のタイプの記憶方法を用いた集積回路のテストを行う方法および装置に関する。
【0013】
概して、一実施形態においては、本発明は、集積回路内でレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子を非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子に接続する方法に関する。レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有している。この方法は、クロック信号を受け取り、クロック信号からマスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを発生し、マスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックをアサートする順序を制御する。
【0014】
概して、一実施形態において、本発明は、集積回路内でレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子を非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子に接続するインタフェースに関する。レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有している。このインタフェースは、テストイネーブルモジュールと、クロック発生モジュールと、テストイネーブルモジュールおよびクロック発生モジュールに接続されているマスターオブザーブモジュールとを備えている。テストイネーブルモジュールは、テストイネーブル信号を発生するように設けられており、クロック発生モジュールは、マスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを発生するように設けられている。マスターオブザーブモジュールは、テスタイネーブル信号を受け取ると、マスターラッチおよびスレーブラッチの別個の重なっていないクロックを制御することによって、マスターラッチの初期データビットを選択的にラッチするように構成されている。
【0015】
概して、一実施形態において、本発明はスキャンチェーンに関し、このスキャンチェーンは、非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子と、マスターラッチおよびスレーブラッチを有するレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子と、これら2つのラッチの間に接続されたインタフェースとを備えている。インタフェースは、マスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを生成し、かつマスターラッチおよびスレーブラッチのラッチする順番を制御するように構成されている。
【0016】
概して、一実施形態において、本発明は、集積回路内でレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子を非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子に接続するインタフェースに関する。レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有している。このインタフェースは、クロック信号を受け取る手段と、クロック信号からマスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを発生する手段と、マスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックの一方を他方の前に選択的にアサートする手段とを備えている。
【0017】
概して、一実施形態において、本発明は、集積回路内でL2スター記憶素子をMuxscan記憶素子と接続する装置に関する。L2スター記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有している。この装置は、集積回路にスキャンインされるデータをラッチするデータロックアップモジュールと、テスタイネーブル信号を発生するテストイネーブルモジュールと、マスターラッチおよびスレーブラッチのための書き込みクロックと別個の重なっていないマスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックとを発生するクロック発生モジュールと、マスタースキャンクロックをアサートする前にスレーブスキャンクロックをアサートすることによって、テスタイネーブル信号の発生に応じて、マスターラッチからの初期データビットを前記スレーブラッチに選択的にスキャンインするマスターオブザーブモジュールとを備えている。
【0018】
本発明の利点は、主として非LSSD記憶素子用に設計された集積回路内でLSSD記憶素子が非LSSD記憶素子とともに動作することを可能にすることを含む。本発明の他の利点は以下の説明および請求項から明らかとなるであろう。
【0019】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0021】
前述したように、LSSD記憶素子は、一般的には、非LSSD記憶素子用に設計された集積回路とは互換性をもたない。同じスキャンチェーン内で両方のタイプを使用するためには、集積回路の単一のクロックを別個の重なっていないクロックに変換し、またマスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックのアサートの制御を容易にするためにインタフェースが必要である。
【0022】
図4を参照すると、スキャンチェーン40の一部分は、非LSSD記憶素子42、LSSD記憶素子44、および非LSSD記憶素子42とLSSD記憶素子44とをともに示しているように接続するLSSDインタフェース50を有している。スキャンチェーン40は、矢印で示されるスキャン方向で集積回路にデータをスキャンインし、集積回路からデータをスキャンアウトするために用いられ得る。ここでは2つの記憶素子のみを示しているが、全体のスキャンチェーン40はもちろんもっと長く、多くの非LSSD記憶素子およびLSSD記憶素子を必要に応じて有していてもよい。実際、スキャンチェーン40は、データがスキャンインされている間に、回路で生成された応答のデータがスキャンチェーン40上でスキャンアウトされ始める程の長さを通常は有しているので、スキャンインおよびスキャンアウトは典型的には同時に起こる。非LSSD記憶素子42は、例えば前述したMuxscan記憶素子であってもよく、LSSD記憶素子44は、例えばL2スターであってもよい。
【0023】
インタフェース50は、集積回路をテストするためにテスタが用いるテストパターンを生成する自動テストパターン生成器(ATPG)と呼ばれるソフトウェアツールとともに動作するように設計される。特にインタフェース50により、LSSD記憶素子44におけるマスタースキャンクロックACLK(図2参照)とスレーブスキャンクロックBCLKとのどちらをスキャンシーケンス中に最初にアサートするかをATPGが制御することが可能になる。L2スターLSSD記憶素子について、マスタースキャンクロックALCKを最初にアサートすることはマスター出力信号QMの最初のデータビットを置き換え、スレーブスキャンクロックBCLKについても同様であることを思い出してほしい。しかしながら、しばしば、L2スターにおけるマスターあるいはスレーブラッチからの最初のデータビットは、ATPGの誤り伝搬手法に基づいて、ATPGによって価値がない、あるいは重要でないと考えられ、もしくは考えることができ、スキップされることがしばしばある。別の言い方をすると、生成されたテストパターンの効率は、最初のデータビットの両方を捕捉しなければならないことの必要性を除去する。インタフェース50は、ATPGがどのビットを飛び越えて進むかを選択することを可能にする。さらに、L2スターは、その正常な動作のためには別個の書き込みクロックWCLK、ならびに重なっていないスキャンクロックALCKおよびBCLKを必要とすることを思い出してほしい。インタフェース50は、集積回路のシステムクロックからこれらのクロックを生成する。
【0024】
一実施形態では、図5を参照すると、インタフェース50は、データロックアップモジュール60、テストイネーブルモジュール70、マスターオブザーブモジュール80、およびクロック発生モジュール90を有している。データロックアップモジュール60は、例えばテスタ(図示せず)あるいは非LSSD記憶素子から入ってくるスキャンデータをラッチするように動作し、そのデータはLSSD記憶素子によって適切に受け取られ得る。テストイネーブルモジュール70は、テスタが準備状態にあることを確実にし、この準備状態をマスターオブザーブモジュール80に示すためにインタフェース50に関する信号を生成する。マスターオブザーブモジュール80は、集積回路からスキャンアウトされるデータを監視し、そのデータに基づいてスレーブスキャンクロックBCLKを最初にアサートさせ、あるいはマスタースキャンクロックACLKを最初にアサートさせる。最後にクロック発生モジュール90が、LSSD記憶素子の正常な動作に必要とされる互いに重なっていないスキャンクロックを生成する。
【0025】
各モジュールは、図示されているようにそのモジュールに入り、出て行く信号線を多数有している。モジュールを詳述する前に様々な信号線を説明することがインタフェース50を理解する上で手助けになる。全ての信号は、示されていない限りアクティブHIGHである。
【0026】
SI_N信号はスキャンイン信号であり、例えばATPGによって生成されたビットシーケンスを運ぶ。このビットシーケンスはスキャンチェーン40(図4参照)を通して集積回路にスキャンインされるべきものである。SI_N信号はテスタから直接入ってくるか、1以上の非LSSD記憶素子を通して入ってくる。
【0027】
しかしながら、非LSSDソースからLSSD記憶素子に通過したデータは、LSSD記憶素子がデータを正常に受け取ることを確実にするためには、最初にラッチされなければならない。したがってSI信号は、データロックアップモジュール40によってラッチされた後は単なるSI_N信号である。
【0028】
SO_N信号はスキャンアウト信号であり、集積回路からのビットシーケンスをスキャンチェーン40を通して運び、最後にはテスタに戻って、期待されているデータと比較される。
【0029】
CLK信号は集積回路のボード上のグローバルシステムクロックである。
【0030】
RESET信号は集積回路によって提供される信号であって、スキャンチェーン、またはその特定の部分をクリアするために用いられる。この信号がアサートされると、スキャンチェーンはLOWに一変する。
【0031】
LSSD_TE信号は、テスタが準備状態にあることを示すためにテスタによって提供されるグローバルテスタイネーブル信号である。この信号はアクティブLOWである。
【0032】
TE_LOCAL信号は、テスタがオンかオフかを示すためにテストイネーブルモジュール60から局所的に生成されるテスタイネーブル信号である。この信号はアクティブLOWである。
【0033】
MOB_CNTL信号は、マスターオブザーブモジュール80を制御するための、集積回路からの制御信号であり、このモジュールをイネーブルまたはディスエーブルにするために用いられる。デフォルトによると、この信号は通常はHIGHである。
【0034】
MOB_EN信号はマスターオブザーブモジュール80によって発せられる制御信号であり、マスターラッチの出力が「観察される」べきか、ラッチされるべきかを示す。
【0035】
MOB_OVER信号はマスターオブザーブモジュール80によって発せられる信号であり、マスターラッチオブザーブシーケンスが完了していることを示すために用いられる。この信号はアクティブLOWである。
【0036】
SE信号は集積回路によって与えられるスキャンイネーブル信号で、スキャン動作に対して集積回路の準備ができていることを示す。
【0037】
QS信号はスレーブラッチからのスレーブ出力信号である。
【0038】
WCLK信号は、通常動作中にLSSD記憶素子が用いる書き込みクロックである。
【0039】
ACLK信号は、スキャン動作中にマスターラッチが用いるマスタースキャンクロックである。
【0040】
BCLK信号は、スキャン動作中にスレーブラッチが用いるスレーブスキャンクロックである。
【0041】
以下、インタフェース50の異なるモジュールを説明する。前述したように、データロックアップモジュール60は、LSSD記憶素子に入力されるデータをラッチするように働く。データロックアップモジュール60の出力ならびにRESET信号は、NORゲート62に入力され、RESET信号がアサートされると、SI信号(これはNORゲート62の出力である)はLOWにリセットされる。
【0042】
今度は図6を参照して、しかし残る説明を通して図5も参照し続けると、いくつかの実施形態においては、データロックアップモジュール60は、図示されているように接続されている、ネガティブエッジをトリガーとするフリップフロップ64で構成される。クロックCLKのネガティブへの遷移を受けとると、フリップフロップ64は、入力Dのデータが何であってもそれをラッチし、フリップフロップ64の出力Qにこのデータを出力する。データは、クロック信号CLKの他のネガティブへの遷移を受けるまで出力Qで保持される。
【0043】
図7を参照すると、テストイネーブルモジュール70の目的は、確実にテスタを準備状態にすること、ならびに、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALにHIGHをアサートすることによってマスターオブザーブモジュール80にこのことを示すことである。テストイネーブルモジュール70は、図示されているように接続されている、第1および第2のMuxscanタイプ(図1参照)の記憶素子M1およびM2から構成されている。記憶素子M1およびM2の出力は、これらの出力が1入力に対してのみ通常の極性を有し、0入力に対しては逆極性を有することを示すように「Q1」で示されている。例えば、0入力におけるHIGHは出力Q1でLOWに反転され、これに対して1入力に対しては反転は起こらない。第1の記憶素子M1の0入力および1入力の両方はLOW、つまり0ボルトでつながれ、第2の記憶素子M2の1入力も同様である。バッファ72は第1の記憶素子M1の出力Q1を第2の記憶素子M2の0入力に接続する。そして第2の記憶素子M2の出力Q1はインバータ74に接続され、その出力はANDゲート76の1つの入力を与える。ANDゲート76のもう1つの入力はグローバルテスタイネーブル信号LSSD_TEに接続されている。記憶素子M1およびM2の両方の選択入力SELは互いにつながれており、スキャンイネーブル信号SEにもつながれている。同様に、記憶素子M1およびM2の両方のクロック入力は互いにつながれており、グローバルクロック信号CLKにもつながれている。
【0044】
動作時に、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALは、ANDゲート76の両方の入力がHIGHのときにHIGHであり、ANDゲート76の入力のどちらか、または両方がLOWのときにLOWである。2つの記憶素子M1およびM2は、通常は、ANDゲート76の記憶素子M1およびM2側にHIGHを与える。例えば、スキャンイネーブル信号SEがLOWであるとき、両記憶素子M1およびM2の0入力が制御し、Q1出力の極性反転がANDゲート76の入力に現れるHIGHを生じさせる。一方、スキャンイネーブル信号SEがHIGHであるとき、1入力が制御し、極性反転は起こらず、HIGHがやはりANDゲート76に現れる。このように、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALのアサートは、通常はANDゲート76のもう1つの入力、つまりグローバルテスタイネーブル信号LSSD_TEの論理状態に依存する。この信号は、テスタが準備状態にあるときにHIGHであり、それ以外ではLOWである。
【0045】
記憶素子M1およびM2がANDゲート76の入力にLOWを与える唯一のときは、スキャンイネーブル信号SEがHIGHからLOWになった直後の1クロックサイクルである。これを示すために、スキャンイネーブル信号SEがHIGHであり、1入力が制御し、第2の記憶素子M2の0入力でLOWを生じさせている(極性反転はない)。スキャンイネーブル信号SEがLOWに遷移した直後のクロックサイクルで、第2の記憶素子M2の0入力に現れていたLOWは出力Q1でHIGHになる(極性反転)。このHIGHは続いてインバータ76で反転され、ANDゲート76の入力に現れるLOWを生じさせる。上述の状況は1クロックサイクルの間のみ続き、その後には通常のHIGHがANDゲート76の入力に再びアサートされることに留意されたい。
【0046】
図8を参照すると、マスターオブザーブモジュール80の目的は、受け取ったスキャンデータに基づいてマスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENにHIGHをアサートすることによって、マスタースキャンクロックACLKに先立ってスレーブスキャンクロックBCLKをアサートさせることである。一実施形態において、マスターオブザーブモジュール80は、図示されているように接続されている第1、第2、第3および第4のMuxscanタイプの記憶素子F1〜F4を有する。4つの記憶素子F1〜F4の全ては0入力に対しては逆極性を示す出力Q1を有している。4つの記憶素子F1〜F4の全てはグローバルシステムクロックCLKに接続されている。第1の記憶素子F1は、記憶素子F1が受け取った入力信号に基づくマスターオブザーブモジュール80の主制御として機能する。この記憶素子は、スキャンチェーン40(図4参照)の一部としても機能し、本質的にスキャンチェーン40内のどこに設けられていてもよい。この配置の融通性によって、ATPGは効率的なテストを生成することができる。
【0047】
この実施形態では、第1の記憶素子F1は、スキャンチェーン40内のL2スター記憶素子(図2参照)に近接して配置されており、このL2スター記憶素子のスレーブ出力信号QSが第1の記憶素子F1の1入力に接続されている。ここではスレーブ出力信号QSを用いているが、スキャンチェーンの他のポイントにおける他の信号を代わりに用いてもよい。マスターオブザーブ制御信号MOB_CNTLは第1の制御素子F1の0入力に接続されている。第1の記憶素子F1の出力Q1は第2の記憶素子F2の0入力に接続されており、スキャンアウト信号SO_Nとしても用いられ得る。実際、スキャンチェーンの本質的にどのポイントがスキャンアウトデータを得るためにタップされてもよい。スキャンアウト信号SO_Nは集積回路からのテスト結果をスキャンチェーンを通して運んでおり、最後にはテスタへと達することを思い出されたい。第2の記憶素子F2の出力Q1は反転され、3入力ANDゲート82の入力の1つに接続される。第1および第2の記憶素子F1およびF2の選択入力SELは互いに接続されており、スキャンイネーブル信号SEにも接続される。
【0048】
前述したように、マスターオブザーブモジュール80は、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENをアサートする前にローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALがHIGHにアサートされることを必要とする。本実施形態では、第3および第4の記憶素子F3およびF4がローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALをラッチするように働き、3入力ANDゲート82にこの信号を与えるように働く。第3および第4の記憶素子F3およびF4の両方の選択入力SEL(および1入力)がLOWにつながれているため、0入力が制御し、極性反転が起こる。これにより、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALが、ANDゲート82の第2の入力に与えられる前に反転させられる。ここではTE_LOCAL1として示している。そして信号は再び反転され、ANDゲート82の残る入力に与えられる。ここではTE_LOCAL2として示している。第4の記憶素子F4による2回目の反転の理由は、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALがANDゲート82に達する前に、それを1クロックサイクル分遅延させることである。この遅延のより詳細な説明は、図11の説明において行う。
【0049】
動作時には、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENは、第2の記憶素子F2のQ1出力およびTE_LOCAL1信号が両方ともLOWであるときのみアサートされ、TE_LOCAL2信号はHIGHである。しかしながら、本実施形態では、第2の記憶素子F2のQ1出力は通常はHIGHである。説明すると、スキャンイネーブル信号SEがLOWであるときには、0入力が制御し、極性反転が起こり、第2の記憶素子F2の出力Q1は、マスターイネーブル制御信号MOB_CNTLが(前述したように)デフォルトでHIGHであるために、HIGHである。一方、スキャンイネーブル信号SEがHIGHであると、1入力が制御し、極性反転は起こらず、第2の記憶素子F2の出力Q1がHIGHである。このときに第1の記憶素子F1にいかなる量のデータが(スレーブ出力信号QSを通して)スキャンインされてもよいが、第2の記憶素子F2の出力Q1は、この記憶素子の1入力が5ボルトにつながれているためにHIGHのままである。
【0050】
第2の記憶素子F2の出力がLOWである唯一のときは、スキャンイネーブル信号SEがHIGHからLOWに遷移した直後の1サイクルであり、それの直後に続くサイクル中にスレーブ出力信号QSがHIGHである場合のみである。説明すると、スキャンイネーブル信号SEがHIGHであると、スレーブ出力信号QSがHIGHであれば、第2の記憶素子F2の0入力ではLOWが現れる(極性反転なし)。スキャンイネーブル信号SEがLOWに遷移した直後のクロックサイクルで、第2の記憶素子F2の0入力に現れていたLOWは出力Q1でHIGHになる(極性反転)。このサイクルの間、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALもまたHIGHであり、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENはHIGHにアサートされる。
【0051】
別の言い方をすると、スキャンイネーブルサイクルの終わりで(つまりSEがHIGHからLOWに遷移するときに)スレーブ出力信号QSがHIGHであり、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALもまたHIGHである場合のみ、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENがアサートされる。
【0052】
クロック発生モジュール90は、LSSD記憶素子の正常な動作に必要である別個の重なっていないクロック信号を生成する。クロック発生モジュール90が行う4つの主要なタスクがあり、これらのそれぞれが図9A〜9Dに分かれた論理構成要素によって示されている。
【0053】
一実施形態では、図9Aを参照すると、クロック発生モジュール90は、グローバルシステムクロックCLKから2つの別個のクロック、つまりマスターラッチクロックACLOCKおよびスレーブラッチクロックBCLOCKを生成する。これらはクロック発生モジュール90の内部にある。そして、これらの内部クロックは、以下で述べるように、スキャン動作中にマスタースキャンクロックACLKおよびスレーブスキャンクロックBCLKを生成するためにクロック発生モジュール90によって用いられる。グローバルシステムクロックCLKはインバータ92を通って第1のNORゲート94の入力の1つに与えられる。第1のNORゲート94の出力は、マスターラッチクロックACLOCKを生成する第1の遅延ブロック96に与えられる。マスターラッチクロックACLOCKは第2のNORゲート98の入力の1つに与えられ、グローバルシステムクロックCLKが残りの入力を与える。第2のNORゲート98の出力は、第2の遅延ブロック100を通して、スレーブラッチクロックBCLOCKを生成するように与えられる。スレーブラッチクロックBCLOCKは第1のNORゲート94の残りの入力に与えられる。第1および第2の遅延ブロック96および100は、2つのクロックACLOCKおよびBCLOCKが互いに重なることを防ぐべく、それぞれへの入力を遅延させるように働く。
【0054】
今度は図9Bを参照すると、クロック発生モジュール90は書き込みクロックWCLKも発生する。このクロックは主として、通常動作において集積回路によって生成されるデータをラッチするために用いられるが、スキャン動作においても同じ目的で用いられる。書き込みクロックWCLKは、4入力NORゲート104の積である。NORゲート104への入力は、リセット信号RESET、グローバルシステムクロックCLK、スキャンイネーブル信号SE、ならびに、インバータ106によって反転されたローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALである。観察によれば、NORゲート104の出力は、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALがHIGHであり、他の全ての信号がLOWであるときのみHIGHにアサートされるであろう。
【0055】
今度は図9Cを参照すると、マスターラッチクロックACLOCKはマスタースキャンクロックACLKを発生するために用いられる。マスターラッチクロックACLOCKおよびスキャンイネーブル信号SEは、ANDゲート108の入力に接続されている。ANDゲート108の出力は、NORゲート110の入力の1つを供給し、リセット信号RESETがもう1つの入力を供給する。観察によれば、マスタースキャンクロックACLKは、リセット信号RESETがLOWであり、かつ同時にスキャンイネーブル信号SEおよびマスターラッチクロックACLOCKはHIGHでない場合にのみHIGHにアサートされることがわかるであろう。
【0056】
今度は図9Dを参照すると、スレーブラッチクロックBCLOCKはスレーブスキャンクロックBCLKを発生するために用いられる。見られる通り、TE_LOCAL2信号および反転されたTE_LOCAL1信号がNORゲート112に供給され、それからの出力はマスターオブザーブオーバー信号MOB_OVERを生成する。マスターオブザーブオーバー信号MOB_OVERの目的は、以下に説明するように、不必要なBCLKのアサートを防ぐことである。この信号は、第1の3入力NANDゲート114の入力の1つに接続され、他の2つの入力は、それぞれインバータ116および118を通して、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALおよびマスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENに接続されている。第2の3入力NANDゲート120には、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_EN、反転されたローカルテスタイネーブル信号TE_LOCAL、およびインバータ122を通してスキャンイネーブル信号SEが供給されている。2つの3入力NANDゲート114および120の出力はNANDゲート124に接続されている。NANDゲート124の出力およびスレーブラッチクロックBCLOCKはANDゲート126に供給される。ANDゲート126の出力およびリセット信号RESETはORゲート128に接続されており、これの出力がスレーブスキャンクロックBCLKを生成する。
【0057】
図9Dは、以下の真理表の助けを借りると最もよく説明することができる。以下の真理表では、「0」および「1」は、それぞれ、LOWおよびHIGHを表し、Xが「かまわれない」状態を表す。
【0058】
【表1】
Figure 0003633901
1段目は、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENがHIGHであるときにスレーブスキャンクロックBCLKもまたHIGHである(もちろん、スレーブラッチクロックBCLOCKがHIGHである限り)ことを示している。これは、スレーブスキャンクロックBCLKがスキャン動作の開始時にマスタースキャンクロックACLKの前にアサートされている場合である。
【0059】
2段目は、スキャンイネーブル信号SEがHIGHであるときに、スレーブスキャンクロックBCLKがやはりHIGHであることを示している。これは、通常のスキャンニングが行われ、マスタースキャンクロックACLKおよびスレーブスキャンクロックBCLKが交互にアサートされている場合である。
【0060】
3段目は、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENおよびスキャンイネーブル信号SEが両方ともLOWであり、スレーブスキャンクロックBCLKがLOWであるべきであるがHIGHであるという不要な場合である。しかしながら4段目に示すように、スレーブスキャンクロックBCLKをLOWにするように、マスターオブザーブオーバー信号MOB_OVERをLOWにアサートすることができる。
【0061】
5段目は、ローカルテスタイネーブル信号がLOWであれば、スレーブスキャンクロックBCLKはもちろんLOWであることを示している。
【0062】
インタフェース50の動作を、図10のフローチャートを参照しながら説明する。まず、インタフェース50は、LSSD記憶素子を通して集積回路にスキャンインされるべきデータをラッチする(ST10)。次に、インタフェース50は、テスタの状況(イネーブルまたはディスエーブル等)を取得する(ST12)。そして、集積回路からのデータ(スキャンインされたデータに応じて生成されたデータ)がLSSD記憶素子に捕捉され、インタフェース50は、マスターラッチの1番目のビットを「観察する」、すなわち記憶する必要があるかを決定する(ST14)。もしyesなら、インタフェース50は、マスタースキャンクロックACLKをアサートする前にスレーブスキャンクロックBLCKをアサートする(ST16)。もしnoなら、マスタースキャンクロックACLKが最初にアサートされる(ST18)。通常、スキャンニングは、以後マスタースキャンクロックACLKおよびスレーブスキャンクロックBCLKが交互にアサートされながら進行する。
【0063】
上のインタフェース50の動作の2つの場合を図11のタイミング図に示す。タイミング図において、最初の3つの信号CLK、SEおよびLSSD_TEは、LSSDモジュール50の外部で発生される制御信号である。他の全ての信号はLSSDモジュール50によって発生される。マスタースキャンクロックACLKおよびスレーブスキャンクロックBCLKは、要求される通り、別々であり重なっていないことに留意されたい。通常、書き込みクロックWCLKは通常動作の間にアサートされるが、スキャンインされたテストデータに応じて集積回路が生成する出力データを「捕捉」もしくはラッチするために、キャプチャエッジの直前のスキャン動作中にもアサートされる。
【0064】
タイミング図のケース1は、L2スター記憶素子のマスターラッチ出力信号QM上のデータが重要であり、観察される(それゆえに「マスターオブザーブ」の表現)べき場合である。これは、スキャンイネーブル信号がHIGHからLOWに遷移したときに、その前のLSSD記憶素子のスレーブ出力信号QSがHIGHであり、すぐ後に続くクロックサイクルでローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALがHIGHであったことを意味している。データがキャプチャエッジでラッチされた後、マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENは示されているようにアサートされ、スレーブスキャンクロックBCLKはマスタースキャンクロックACLKに先立ってアサートされる。スレーブスキャンクロックBCLKのアサートされれば、マスター出力信号QMのデータはスレーブ出力信号QSにラッチされる。
【0065】
マスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENのアサートは、キャプチャエッジそのときには起こらず、データがラッチされる時間を可能にするように約半サイクル後に起こることに留意されたい。この遅延は、ローカルテスタイネーブル信号TE_LOCALに第4の記憶素子F4(図8およびその説明を参照)を通過させるためである。
【0066】
タイミング図のケース2は、L2スター記憶素子のマスターラッチ出力信号QM上のデータが重要でなく、観察される必要がない場合である。キャプチャエッジの後のマスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENのアサートはなく、マスタースキャンクロックACLKが最初にアサートされ、したがって出力信号QM上のデータを置き換える。
【0067】
まとめると、本発明のLSSDインタフェースは、LSSD記憶素子とともに用いるための別個の重なっていないクロックを発生し、スキャン動作中に記憶素子のマスタースキャンクロックを最初にアサートするか、スレーブスキャンクロックを最初にアサートするかの制御を容易にする。これにより、主として非LSSD記憶素子用に設計された集積回路がLSSDタイプの記憶素子を用いることが可能となり、ATPGツールを用いて、このような集積回路のテストを行うこともできる。
【0068】
ここで説明した実施形態は説明のためだけのものであり、当業者によって他の実施形態が導かれ得ることを理解されたい。例えば、スキャンイネーブルサイクルの終わりのスレーブ出力信号QS上のHIGHはマスターオブザーブイネーブル信号MOB_ENをアサートするために必要とされるが、他の実施形態においては、回路およびテストプログラムパラメータの設計に応じてスレーブ出力信号QSをLOWとしてもよい。また、ここで述べたインタフェース50を備えているラッチ、フリップフロップおよび別々の論理構成要素の特定の組み合わせは、限定することを意図するものではない。本発明の技術的範囲を逸脱することなくインタフェース50を構築するために、他の組み合わせおよび装置が用いられ得る。したがって、本発明の技術範囲は以下のクレームによってのみ限定される。
【0069】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0070】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば主として非LSSD記憶素子用に設計された集積回路内でLSSD記憶素子が非LSSD記憶素子とともに動作することを可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】先行技術であるMuxscan記憶素子の機能図である。
【図1B】先行技術であるMuxscan記憶素子の機能図である。
【図2】先行技術であるLSSD記憶素子の機能図である。
【図3】図2のLSSD記憶素子のタイミング図である。
【図4】スキャンチェーンの一部分のブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態のブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるデータロックアップモジュールの機能図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるテストイネーブルモジュールの機能図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるマスターオブザーブモジュールの機能図である。
【図9A】本発明の一実施形態におけるクロック発生モジュールの機能図である。
【図9B】本発明の一実施形態におけるクロック発生モジュールの機能図である。
【図9C】本発明の一実施形態におけるクロック発生モジュールの機能図である。
【図9D】本発明の一実施形態におけるクロック発生モジュールの機能図である。
【図10】本発明の一実施形態のフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態のタイミング図である。
【符号の説明】
10 Muxscan記憶素子
20 LSSD記憶素子
40 スキャンチェーン
42 非LSSD記憶素子
44 LSSD記憶素子
50 インタフェース
60 データロックアップモジュール
62 NORゲート
64 フリップフロップ
70 テストイネーブルモジュール
72 バッファ
74 インバータ
76 ANDゲート
80 マスターオブザーブモジュール
82 3入力ANDゲート
90 クロック発生モジュール
92、116、118、122 インバータ
94、98、110、112 NORゲート
96、100 遅延ブロック
104 4入力NORゲート
106 インバータ
108、126 ANDゲート
114、120 3入力NANDゲート
124 NANDゲート
128 ORゲート
F1、F2、F3、F4 Muxscan記憶素子

Claims (26)

  1. 集積回路内でレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子を非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子に接続する方法であって、前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有しており、
    クロック信号を受け取り、
    前記クロック信号から、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを発生し、
    前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための前記別個の重なっていないクロックをアサートする順序を制御することを特徴とする方法。
  2. 前記方法は、前記集積回路にデータをスキャンインすることをさらに包含することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    テスト信号を受け取り、
    前記テスト信号に基づいて、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための別個の重なっていないクロックのうちの一方を他方の前にアサートすることをさらに包含することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記方法は、前記マスタークロックおよび前記スレーブクロックのための書き込みクロックを発生することをさらに包含することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記別個の重なっていないクロックは、マスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記マスターラッチの初期データビットは、前記マスタースキャンクロックをアサートする前に前記スレーブスキャンクロックをアサートすることによって、前記スレーブラッチにラッチされることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 集積回路内でレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子を非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子と接続するインタフェースであって、前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有しており、前記インタフェースは、
    テストイネーブル信号を発生するように設けられたテストイネーブルモジュールと、
    前記マスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを発生するように設けられたクロック発生モジュールと、
    前記テストイネーブルモジュールおよび前記クロック発生モジュールに接続されており、前記テスタイネーブル信号を受け取ると、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチの前記別個の重なっていないクロックを制御することによって、前記マスターラッチの初期データビットを選択的にラッチするように構成されたマスターオブザーブモジュールと
    を備えていることを特徴とするインタフェース。
  8. 前記インタフェースは、前記集積回路にスキャンインされるデータをラッチするように構成されたデータロックアップモジュールをさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載のインタフェース。
  9. 前記クロック発生モジュールは、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための書き込みクロックをさらに発生することを特徴とする請求項7に記載のインタフェース。
  10. 前記別個の重なっていないクロックは、マスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックを含んでいることを特徴とする請求項7に記載のインタフェース。
  11. 前記マスターオブザーブモジュールは、前記マスタースキャンクロックの前に前記スレーブスキャンクロックをアサートすることによって、前記マスターラッチの初期データビットを選択的にラッチすることを特徴とする請求項10に記載のインタフェース。
  12. 前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はL2スター構成を有していることを特徴とする請求項7に記載のインタフェース。
  13. 非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子と、
    マスターラッチおよびスレーブラッチを有するレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子と、
    前記非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子と前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子との間に接続されており、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを生成し、かつ前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのラッチする順番を制御するように構成されたインタフェースと
    を備えていることを特徴とするスキャンチェーン。
  14. 前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はL2スター構成を有していることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  15. 前記非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はMuxscan構成を有していることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  16. 前記インタフェースは、前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子にスキャンインされるデータをラッチするようにさらに構成されていることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  17. 前記インタフェースは、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための書き込みクロックを発生するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  18. 前記別個の重なっていないクロックは、マスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックを含んでいることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  19. 前記ラッチする順番は、前記スレーブラッチをラッチする前に前記マスターラッチをラッチすることを含んでいることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  20. 前記ラッチする順番は、前記マスターラッチをラッチする前に前記スレーブラッチをラッチすることを含んでいることを特徴とする請求項13に記載のスキャンチェーン。
  21. 集積回路内でレベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子を非レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子に接続するインタフェースであって、前記レベルセンシティブスキャンデザイン記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有しており、前記インタフェースは、
    クロック信号を受け取る手段と、
    前記クロック信号から、前記マスターラッチおよびスレーブラッチのための別個の重なっていないクロックを発生する手段と、
    前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための別個の重なっていないクロックの一方を他方の前に選択的にアサートする手段と
    を備えていることを特徴とするインタフェース。
  22. 前記インタフェースは、前記集積回路にスキャンインされるデータをラッチする手段をさらに備えていることを特徴とする請求項21に記載のインタフェース。
  23. 前記インタフェースは、前記マスターラッチおよび前記スレーブラッチのための書き込みクロックを発生する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項21に記載のインタフェース。
  24. 前記別個の重なっていないクロックは、マスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックを含んでいることを特徴とする請求項21に記載のインタフェース。
  25. 前記マスタースキャンクロックをアサートする前に前記スレーブスキャンクロックをアサートすることにより、前記マスターラッチの初期データビットは前記スレーブラッチにラッチされることを特徴とする請求項24に記載のインタフェース。
  26. 集積回路内でL2スター記憶素子をMuxscan記憶素子と接続する装置であって、前記L2スター記憶素子はマスターラッチおよびスレーブラッチを有しており、前記装置は、
    前記集積回路にスキャンインされるデータをラッチするデータロックアップモジュールと、
    テスタイネーブル信号を発生するテストイネーブルモジュールと、
    前記マスターラッチおよびスレーブラッチのための書き込みクロックと別個の重なっていないマスタースキャンクロックおよびスレーブスキャンクロックとを発生するクロック発生モジュールと、
    前記マスタースキャンクロックをアサートする前に前記スレーブスキャンクロックをアサートすることによって、前記テスタイネーブル信号の発生に応じて、前記マスターラッチからの初期データビットを前記スレーブラッチに選択的にスキャンインするマスターオブザーブモジュールと
    を備えていることを特徴とする装置。
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