JP3633546B2 - シグナリング中継システムおよびシグナリング中継方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は複数の通信端末装置が接続された通信網における通信端末装置間のシグナリング中継システムに関し、能力に違いのある発信端末と着信端末間の通信を可能にするデータ変換装置を含み構成されたシグナリング中継システムおよびシグナリング中継方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パケット交換網におけるマルチメディアセッションの確立では、端末間で交換されるシグナリングメッセージの中に、各端末の能力情報を入れて、相手に通知する。たとえば、ITU−T(International Telecom Union)勧告H.323 は、マルチメディア通信に関するさまざまな要素を規定しており、呼制御のシグナリングを規定するH.225.0、通信を行うマルチメディアデータの種類を記述するためのH.245、動画の圧縮方法を規定するH.263、音声データの記述法を規定するG.711, G.723.1, G.729 などの規格が含まれている。ITU−T 勧告H.323 に基づくセッション確立では、ITU−T 勧告H.245 で定義されるメッセージで能力情報を通知する。また、RFC (Request For Comment)2543 で規定されるSIP (Session Initiation Protocol) では、RFC 2327で規定されるSDP (Session Description Protocol)を用いて能力情報を通知する。能力情報としては、たとえば端末が使用可能な符号化方式( コーデック) の種別などがある。
【0003】
シグナリングメッセージは、端末間で直接交換されることもあるが、多くの場合、間にシグナリング中継装置を置き、発信端末はシグナリング中継装置にメッセージを送り、シグナリング中継装置がそれを着側端末に転送する。シグナリング中継装置としては、たとえばH.323 のゲートキーパーやSIP のプロキシサーバがある。
【0004】
図6に、SIP の場合を例に基本的なシグナリングのシーケンスを示す。着信端末は、受信したINVITEメッセージで示される発信端末の能力情報を自分の能力と比較し、一致する場合にセッションを確立して通信を行うことが可能となる。図6 の(a) では、発信端末も着信端末もG.711 を使用可能な場合を示しており、発信端末からのINVITEメッセージに対して、着信端末は200 OK応答メッセージを返して、セッション確立が完了している。
【0005】
しかし、着信端末が、受信したINVITEメッセージで示される発信端末の能力情報を自分の能力と比較した結果、一致しない場合は直接通信を行うことができないため、エラー応答メッセージを発信端末に返す。図6 の(b) はこのような場合を示しており、発信端末はG.711 を使用するが着信端末はG.729 のみを使用できるため、INVITEメッセージに対してセッション確立要求を受け入れられないことを示す606 Not Acceptable応答メッセージを返している。
【0006】
このような場合に能力の異なる端末同士が通信を行うためには、送信端末から送られるマルチメディアデータを受信端末が処理可能なデータに変換するデータ変換装置を使用し、二段階のセッションを確立することにより、端末間の通信を行う方法がある。その他、端末間でアドレス方式の相違がある場合にも着信側端末は606 Not Acceptable応答メッセージを返すため、受信端末が処理可能なデータに変換するデータ変換装置を使用し、二段階のセッションを確立する必要がある。この種のデータ変換装置としては、たとえばマルチメディアデータの符号化方式を変換するトランスコーダや、アドレスを変換するアドレス変換装置が挙げられる。このような二段階のセッションを確立するためには、発信端末とデータ変換装置の間でセッションを確立するとともに、データ変換装置と着信端末の間でもセッションを確立する必要がある。
【0007】
従来のシグナリング中継装置では、着側端末からのエラー応答メッセージはそのまま発側端末に返される。従って、発信端末がデータ変換装置とセッションを確立するためには、発信端末自身がデータ変換装置の情報を管理するか、ネットワーク中の別のサーバからデータ変換装置の情報を取得するなどの処理が必要である。また、発信端末は、データ変換装置と着信端末の間のセッションを確立させるために、データ変換装置に着信端末の情報を送って、データ変換装置から着信端末に対してセッション確立要求メッセージを送信するか、着信端末にデータ変換装置の情報を送って、着信端末からデータ変換装置に対してセッション確立要求メッセージを送信する必要がある。このように、従来のシグナリング中継システムでは、能力の異なる端末間の通信に際し、端末装置の処理負荷が大きいという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題点を解決するもので、能力の異なる端末間でも端末がデータ変換装置を意識したシグナリング処理を行うことなくセッションを確立して通信を行うことができ、端末の負荷を低減化することができるシグナリング中継装置および方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
課題解決のため、請求項1に係る発明では、複数の通信端末装置が接続された通信網における通信端末装置間のシグナリング中継システムにおいて、シグナリング中継装置およびデータ変換装置を備えた構成とし、前記シグナリング中継装置は、セッション確立要求メッセージ中継時に発信端末と着信端末の能力不一致を検出した場合に対応して、前記発信端末および着信端末それぞれの能力情報を前記データ変換装置に通知し、前記発信端末と前記データ変換装置との間は前記発信端末の能力情報に従い、前記データ変換装置と前記着信端末との間は前記着信端末の能力情報に従うことでデータ変換装置を経由する二段階セッションを確立するようにする。
【0010】
請求項2に係る発明では、請求項1に記載のシグナリング中継システムにおいて、前記データ変換装置は、前記シグナリング中継装置からの通知に基づいて、前記発信端末が送信したデータを前記着信端末が受信可能なデータに変換して着信端末に転送し、また、着信端末が送信したデータを発信端末が受信可能なデータに変換して発信端末に転送する。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のシグナリング中継システムにおいて、前記シグナリング中継装置は、前記着信端末装置から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信したことにより、双方の端末装置間の能力不一致を検出して、検出に対応する前記各処理を行うようにする。
【0012】
請求項4に係る発明では、データ変換装置は、アドレス変換装置である。また、請求項5に係る発明では前記シグナリング中継装置はSIPプロキシサーバであり、前記データ変換装置はマルチメディアデータの符号化方式を変換するトランスコーダである。
テム。
【0013】
請求項6の発明では、請求項5に記載のシグナリング中継システムにおいて、前記シグナリング中継装置が、着信端末装置から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信した場合に、当該送信端末装置に能力問い合わせ要求メッセージを送信して着信端末の具体的な能力情報を取得する。
【0014】
請求項7の発明方法では、複数の端末とシグナリング中継装置とデータ変換装置とを含み構成されたシグナリング中継システムにおいて、中継装置が、発信端末のセッション確立要求メッセージを着信端末に転送し、当該着信端末からセッション確立拒否の応答メッセージを受けた場合には、前記データ変換装置に前記発信端末の能力情報とアドレス、および前記着信端末の能力情報とアドレスを通知し、前記発信端末からのセッション確立要求メッセージと前記データ変換装置の能力情報に基づいて前記着信端末に適合したセッション確立要求メッセージを生成して前記着信端末に対して再度送信し、前記着信端末からのセッション確立許容の応答メッセージと前記データ変換装置の能力情報に基づいて、前記発信端末に適合したセッション確立許容の応答メッセージを生成して前記発信端末に対して送信するようにする。
【0015】
請求項8の発明では、請求項7に記載のシグナリング中継方法において、前記シグナリング中継装置が、着信端末装置から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信したことにより、双方の端末装置間の能力不一致を検出して、検出に対応する前記各対応処理を行うようにする。
【0016】
請求項9の発明は、請求項7に記載のシグナリング中継方法において、前記シグナリング中継装置が、着信端末装置から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信した場合に、当該送信端末装置に能力問い合わせ要求メッセージを送信して着信端末の具体的な能力情報を取得するようにことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、H.323 やSIP などのマルチメディアセッション確立において、発信端末と着信端末の能力、たとえば使用可能な符号化方式などが一致しない場合に、シグナリングメッセージを中継するシグナリング中継装置(H.323 ゲートキーパーやSIPプロキシサーバ等)が、端末間で転送されるマルチメディアデータを途中で変換する、たとえば符号化変換を行うトランスコーダ等のデータ変換装置を用いた二段階のセッションを自動的に確立するためのシグナリング処理を行うことにより、端末にデータ変換装置の存在を意識させることなく、能力の異なる端末間の通信を可能にすることを特徴としている。
【0018】
図1は、本発明が適用されるシグナリング中継システムの原理的構成図を示す。図中の、1はシグナリング中継装置、2はデータ変換装置、3は発信端末、4は着信端末、11〜14は端末間を流れるマルチメディアデータ、21〜24は端末間で交換されるセッション確立のためのシグナリングメッセージ、31はシグナリング中継装置からデータ変換装置を設定するために送られるメッセージを表す。
【0019】
図1において、シグナリング中継装置1は、発信端末3と着信端末4の能力が異なることを検出した場合に、双方の端末の能力情報を表すメッセージ31をデータ変換装置2に送信する。
【0020】
データ変換装置2は、この情報に基づいて、発信端末3が送信したデータ11を着信端末4が受信可能なデータ12に変換して着信端末4に転送、また着信端末4が送信したデータ13を発信端末3が受信可能なデータ14に変換して発信端末3に転送する。
【0021】
また、シグナリング中継装置1は、発信端末3から送信されたセッション確立要求メッセージ21に対して、そのメッセージに含まれる発信端末3の能力情報をデータ変換装置2の能力情報に変更し、そのメッセージ22を着信端末4に転送する。さらに、シグナリング中継装置1は、着信端末4から送信されたセッション確立応答メッセージ23に含まれる着信端末4の能力情報をデータ変換装置2の能力情報に変更し、そのメッセージ24を発信端末3に転送する。
【0022】
図1に示す実施の形態における動作を説明する。図1において、発信端末3が送信したセッション確立要求メッセージ21は、シグナリング中継装置1を経由して、着信端末4に転送される。また、着信端末4が送信したセッション確立応答メッセージ23は、シグナリング中継装置1を経由して、発信端末3に転送される。
【0023】
発信端末3では、自分が使用可能な符号化方式やアドレス体系などの能力を前記セッション確立要求メッセージ21中に記述して、シグナリング中継装置1 に送信する。シグナリング中継装置1 は、これをそのまま着信端末4 に転送する(セッション確立要求メッセージ21中の能力情報は変更しない)。着信端末4 は、受け取ったセッション確立要求メッセージ21中の能力情報を自分の能力と比較する。比較の結果、能力が一致しない場合には、セッション確立を拒否する応答メッセージを返す(一致する場合には許容の応答メッセージを返す)。
【0024】
シグナリング中継装置1は、着信端末4 から返ってきた応答メッセージのエラーの内容から、端末間の能力が異なるためにセッション確立に失敗したことを検出する。そこで、シグナリング中継装置1は、データ変換装置2を経由した二段階のセッションを端末間で確立するために、双方の端末の能力情報を通知するメッセージ31をデータ変換装置2に送信する。なお、シグナリング中継装置1は、あらかじめデータ変換装置2の変換能力については把握しているものとする。
【0025】
それと同時に、シグナリング中継装置1は、発信端末3から送信された元々のセッション確立要求メッセージ21に対して、そのメッセージに含まれる発信端末3 の能力情報をデータ変換装置2の能力情報に変更し、この変更されたメッセージ22を着信端末4 に送信しなおす。着信端末4は、同メッセージ22に記述されたデータ変換装置2の能力情報が自分の能力と一致することから、セッション確立要求を受け入れ、それに基づいて、セッションの初期化を行い、セッション確立応答メッセージ23をシグナリング中継装置に返す。
【0026】
シグナリング中継装置1 は、着信端末4 から受け取ったセッション確立応答メッセージ23の中に含まれる着信端末4 の能力情報を、データ変換装置2 の能力情報に変更し、この変更されたメッセージ24を発信端末3 に転送する。発信端末3 は、受け取ったメッセージ24中のデータ変換装置2 の能力情報に基づいて、セッションの初期化を行う。
【0027】
データ変換装置2 は、中継シグナリング中継装置からの前記情報に基づいて、発信端末3 が送信したデータ11を着信端末4 が受信可能なデータ12に変換して、着信端末4 に転送し、また、着信端末4 が送信したデータ13を発信端末3 が受信可能なデータ14に変換して、発信端末3 に転送するようになる。
【0028】
〔第1実施例〕以下、実施例を挙げ図面を参照して本発明をより詳細に説明する。図2に、本発明をRFC 2543で規定されるSIP (Session Initiation Protocol) に適用した第1実施例のシグナリング中継システムのシステム構成図を示す。図中の、1Aはシグナリング中継装置としてのSIP のシグナリングメッセージを中継するSIPプロキシサーバ、2 Aはデータ変換装置としてのマルチメディアデータの符号化方式を変換するトランスコーダである。SIPプロキシサーバ1Aとトランスコーダ2Aの間では、ITU−T 勧告H.248 で定義されるゲートウェイ制御メッセージ31を用いて情報交換が行われる。
【0029】
図2 において、発信端末3Aは音声符号化方式としてG.711 のみを、着信端末4AはG.729 のみを使用する。トランスコーダ2Aは、発信端末3Aから送信されるG.711 の音声データをG.729 に変換して、着信端末4Aに転送する。また、着信端末4Aから送信されるG.729 の音声データをG.711 に変換して、発信端末3Aに転送する。
【0030】
次に、図2と図3を用いて、本発明をSIPプロキシサーバに適用した本実施例の動作について説明する。図3は、図2のシステムにおけるSIP のシグナリングメッセージの流れを表すメッセージシーケンスチャートである。
【0031】
発信端末3Aは、セッション確立を要求するために、INVITEメッセージを送信する。INVITEメッセージは、SIPプロキシサーバ1Aを経由して、着信端末4Aに転送される。このINVITEメッセージ中には、RFC 2327で規定されるSDP (Session Description Protocol)で記述される発信端末の能力情報が含まれている。発信端末はG.711 を使用するため、符号化方式としてG.711 が記述されている。
【0032】
SIPプロキシサーバ1Aは、最初は、INVITEメッセージ中のSDP 部分は変更せずに、メッセージを着信端末4Aに転送する。着信端末4Aは、INVITEメッセージ中のSDP で示される発信端末3Aの符号化方式G.711 を自分が使用可能な符号化方式G.729 と比較するが、一致しないのでINVITE要求を受け付けられないことを表す606 Not Acceptable応答メッセージを返す。
【0033】
このメッセージを受け取ったSIPプロキシサーバ1Aは、両端末間で能力が異なることを検出するが、具体的にどのような能力が異なっているかは分からない。そこで、着信端末の具体的な能力情報を取得するために、OPTIONS メッセージを着信端末4Aに送信する。
【0034】
着信端末4Aは、OPTIONS メッセージに対して、自分自身が使用可能な符号化方式の種別などの能力情報を含む200 OK応答メッセージを、SIPプロキシサーバ1Aに返す。SIPプロキシサーバ1Aは、この応答メッセージ中のSDP で表される着信端末の能力情報から、符号化方式が一致していないことを知り、トランスコーダ2Aを用いた二段階セッションを確立するための処理を行う。
【0035】
すなわち、まず、SIPプロキシサーバ1Aはトランスコーダ2Aに対して、発信端末3Aのアドレスと発信端末の符号化方式G.711 、および着信端末4Aの符号化方式G.729 を通知し、その応答としてトランスコーダ2Aのアドレスを取得する。そして、トランスコーダ2Aのアドレスと符号化方式としてG.729 を指定したINVITEメッセージを生成して、着信端末4Aに送る。着信端末4Aは、指定された符号化方式G.729 を使用することができることから、自分のアドレスを含む200 OKメッセージをSIPプロキシサーバ1Aに返す。
【0036】
SIPプロキシサーバ1Aは、受け取った200 OKメッセージ中の着信端末4Aのアドレスを前記トランスコーダ2Aに通知する。最終的に、SIPプロキシサーバ1Aは、トランスコーダ2Aのアドレスを含み、符号化方式としてG.711 を指定した200 OKメッセージを、発信端末3Aに返す。
【0037】
これに応じて、発信端末3AはG.711 の音声データをトランスコーダ2Aに対して送信する。トランスコーダ2Aは、受信したG.711 の音声データをG.729 に変換して、着信端末4Aに転送する。一方、着信端末4AはG.729 の音声データをトランスコーダ2Aに対して送信する。トランスコーダ2Aは、着信端末4Aから受信したG.729 の音声データをG.711 に変換して、発信端末3Aに転送する。以上のようにして発信端末3Aと着信端末4A間の通信がトランスコーダ2Aを介して行われる。
【0038】
本実施例によれば、端末がデータ変換装置(トランスコーダ)を意識してシグナリング処理を行うことなく、能力の異なる端末との間でセッションを確立して通信を行うことができ、従って端末の負荷を低減化することができる。
【0039】
〔第2実施例〕次に、本発明の第2の実施例について説明する。前第1実施例では、符号化方式などの能力の相違を補う方法を示したが、アドレス方式の違いを補う方法としても、本発明を適用することができる。図4は、実施例のシステム構成図を示す。本実施例は、IP (Internet Protocol)バージョン4 (以下、IPv4と記す)のみを使用可能な端末と、IP (Internet Protocol)バージョン6 (以下、IPv6と記す)のみを使用可能な端末とが通信をする場合で、間にIPv4のパケットをIPv6のパケットに変換するアドレス変換装置を介した二段階セッションを確立する。
【0040】
図中の1Bはシグナリング中継装置としてのSIP のシグナリングメッセージを中継するSIPプロキシサーバ(アドレス方式:IPv4)である。発信端末3BはIPv4のみで通信可能な端末である。一方、着信端末は、SIP のシグナリングメッセージをIPv4で送受信するノード4Bと、マルチメディアデータをIPv6で送受信するノード5に分離されており、間にアドレス変換装置6を置いて、通信を行う。シグナリングメッセージを処理するIPv4ノード:4BをMGC (Media Gateway Controller) 、マルチメディアデータを処理するIPv6ノード:5をMG (Media Gateway)と呼ぶ。
【0041】
前記ノード4B(MGC)とノード5(MG)の間は、ITU−T 勧告H.248 で定義されるメッセージで、アドレス変換装置6を介して通信が行われる。また、発信端末3BとMG5の間のマルチメディアデータは、データ変換装置としてのアドレス変換装置2Bを介して転送される。
【0042】
図5は、本実施例におけるSIP シグナリングメッセージの流れを示すメッセージシーケンスチャートである。発信端末3Bから送信されたINVITEメッセージは、SIPプロキシサーバ1Bを経由して、IPv4パケットとしてMGC:4Bに転送される。INVITEメッセージを受信したMGC:4Bはメッセージ中の発信端末のアドレスがIPv4であることから、IPv6のみ使用可能なMG:5とは通信できないため、606 Not Acceptable応答メッセージを返す。
【0043】
この応答メッセージを受け取ったSIPプロキシサーバ1Bは、前実施例と同様に、OPTIONS メッセージを着信MGC:4Bに送り、その応答から着信端末であるMG:5がIPv6対応であることを検出する。そこで、SIPプロキシサーバ1Bは、アドレス変換装置2Bに対して、発信端末3BのIPv4アドレスを含むメッセージを送り、アドレス変換装置の設定を行う。その応答として、アドレス変換装置2Bは、自装置のIPv4アドレスとIPv6アドレスをSIPプロキシサーバ1Bに返す。
【0044】
次に、SIPプロキシサーバ1Bは、アドレス変換装置2BのIPv6アドレスを含むINVITEメッセージをMGC:4Bに送信する。MGC:4Bは、発信端末のアドレスがIPv6であることから、MG:5との通信が可能であると認識して、セッション確立を受け付ける200 OK応答メッセージを返す。MGC:4Bからの応答メッセージを受信すると、SIPプロキシサーバ1BはMGのIPv6アドレスをアドレス変換装置2Bに送る。その後、応答メッセージ中のIPv6アドレスをアドレス変換装置2BのIPv4アドレスに変更して、発信端末3Bに転送する。
【0045】
これにより、発信端末3Bはマルチメディアデータをアドレス変換装置2BのIPv4アドレスに対して送信する。アドレス変換装置2Bは、これをIPv6パケットに変換し、MG:5のIPv6アドレスに対して送信する。一方、MG:5は、アドレス変換装置2のIPv6アドレスに対してデータを送信し、アドレス変換装置2BがこれをIPv4パケットに変換し、発信端末3Bに転送する。
【0046】
本実施例においても、端末がデータ変換装置を意識してシグナリング処理を行うことなく、アドレス方式の異なる端末間でセッションを確立して通信を行うことができ、端末の負荷を低減化することができる。
【0047】
本発明に係るメッセージ中継方法では、上述した如くにシグナリング中継装置とデータ変換装置とを含み構成されたシグナリング中継システムにおいて、シグナリング中継装置が、発信端末のセッション確立要求メッセージをまず着信端末に転送し、当該着信端末からセッション確立拒否の応答メッセージを受けた場合には、前記データ変換装置に発信端末の能力情報とアドレス、および着信端末の能力情報とアドレスを通知し、前記発信端末からのセッション確立要求メッセージと前記データ変換装置の能力情報に基づいて前記着信端末に適合したセッション確立要求メッセージを生成して前記着信端末に対して再度送信し、前記着信端末からのセッション確立許容の応答メッセージと前記データ変換装置の能力情報に基づいて、前記発信端末に適合したセッション確立許容の応答メッセージを生成して前記発信端末に対して送信する。なお、着信端末からセッション確立許容の応答メッセージを受けた場合には、同メッセージを発信端末へと転送して以降の前記発信端末と着信端末間の通信を中継する。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、端末がデータ変換装置を意識してシグナリング処理を行うことなく、能力の異なる端末間あるいは扱うアドレス方式の異なる端末間でセッションを確立して通信を行うことができ、端末の負荷を低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるシグナリング中継システムの原理的構成図である。
【図2】本発明第1実施例のシグナリング中継システムのシステム構成図である。
【図3】第1実施例におけるSIP のシグナリングメッセージの流れを表すメッセージシーケンスチャートである。
【図4】本発明第2実施例のシグナリング中継システムのシステム構成図である。
【図5】第2実施例におけるSIP のシグナリングメッセージの流れを表すメッセージシーケンスチャートである。
【図6】従来のシグナリング中継における、SIP の場合の基本的なシグナリングのシーケンスを示す説明図である。
【符号の説明】
1…シグナリング中継装置
1A,1B…SIPプロキシサーバ(シグナリング中継装置)
2…データ変換装置
2A…トランスコーダ(データ変換装置)
2B…アドレス変換装置(データ変換装置)
3,3A,3B…発信端末
4,4A…着信端末
4B…着信MGC
5…MG
6…アドレス変換装置
Claims (9)
- 複数の通信端末装置が接続された通信網における通信端末装置間のシグナリング中継システムであって、シグナリング中継装置およびデータ変換装置を含み構成され、前記シグナリング中継装置は、セッション確立要求メッセージ中継時に発信端末と着信端末の能力不一致を検出した場合に対応して、前記発信端末および着信端末それぞれの能力情報を前記データ変換装置に通知し、前記発信端末と前記データ変換装置との間は前記発信端末の能力情報に従い、前記データ変換装置と前記着信端末との間は前記着信端末の能力情報に従うことでデータ変換装置を経由する二段階セッションを確立することを特徴とするシグナリング中継システム。
- 前記データ変換装置は、前記シグナリング中継装置からの通知に基づいて、前記発信端末が送信したデータを前記着信端末が受信可能なデータに変換して着信端末に転送し、また、着信端末が送信したデータを発信端末が受信可能なデータに変換して発信端末に転送することを特徴とする請求項1に記載のシグナリング中継システム。
- 前記シグナリング中継装置は、前記着信端末から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信したことにより、双方の端末装置間の能力不一致を検出して、検出に対応する前記各処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシグナリング中継システム。
- 前記データ変換装置は、アドレス変換装置である請求項1〜3のいずれか1項に記載のシグナリング中継システム。
- 前記シグナリング中継装置は、SIPプロキシサーバであり、前記データ変換装置は、マルチメディアデータの符号化方式を変換するトランスコーダである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシグナリング中継システム。
- 前記シグナリング中継装置が、着信端末から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信した場合に、当該送信端末に能力問い合わせ要求メッセージを送信して着信端末の具体的な能力情報を取得することを特徴とする請求項5に記載のシグナリング中継システム。
- 複数の端末とシグナリング中継装置とデータ変換装置とを含み構成されたシグナリング中継システムにおいて、
中継装置が、発信端末のセッション確立要求メッセージを着信端末に転送し、
当該着信端末からセッション確立拒否の応答メッセージを受けた場合に、
前記データ変換装置に前記発信端末の能力情報とアドレス、および前記着信端末の能力情報とアドレスを通知し、
前記発信端末からのセッション確立要求メッセージと前記データ変換装置の能力情報に基づいて前記着信端末に適合したセッション確立要求メッセージを生成して前記着信端末に対して再度送信し、
前記着信端末からのセッション確立許容の応答メッセージと前記データ変換装置の能力情報に基づいて、前記発信端末に適合したセッション確立許容の応答メッセージを生成して前記発信端末に対して送信する、
ことを特徴とするシグナリング中継方法。 - 前記シグナリング中継装置が、着信端末から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信したことにより、双方の端末装置間の能力不一致を検出して、検出に対応する前記各対応処理を行うことを特徴とする請求項7に記載のシグナリング中継方法。
- 前記シグナリング中継装置が、着信端末から能力不一致を表すエラー応答メッセージを受信した場合に、当該送信端末に能力問い合わせ要求メッセージを送信して着信端末の具体的な能力情報を取得することを特徴とする請求項7に記載のシグナリング中継方法。
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